JP2004218877A - 送風装置 - Google Patents

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JP2004218877A
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Shigeki Tomita
茂樹 富田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0043Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
    • F24F1/0057Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in or on a wall

Abstract

【課題】送風口での風速分布に対応して、より確実に風向制御を行うことが可能な送風装置を提供する。
【解決手段】左右風向変更板12は風速の大きい中央部で奥行き幅が長く、風速が小さい上下側は相対的に幅を短くし、長辺側の通風抵抗と短辺側の通風抵抗が均衡し吹出口3から室内に吹出される風は、左右風向変更板12の向き方向に従い確実に左右に風向変更され室内に吹き出され快適空間を実現するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右風向変更羽根を有する送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の壁掛形空気調和機の送風回路における左右方向の風向変更機構について図3を用いて説明する。吹出口51に配設された左右変更羽根52は、送風回路を構成するエアガイダー55とスタビライザー57との間に略垂直に位置し、その下辺は送風回路を構成するエアガイダー55上で左右に回動する際にエアガイダー55に接触しない様にエアガイダー55に沿った形状で造形されている。このような送風回路では、左右風向変更羽根52の面方向の風速分布(53の矢印)はエアガイダー55に近傍側で相対的に大きく、スタビライザー57側で相対的に小さくなる。
【0003】
送風ファン56から送り出される送風が、エアガイダー55に誘導され吹出口51より吹出される際に風向を左右に制御できるようにするため、左右変更羽根52はエアカイダー55の先端部近傍に配置されているとともに、送風流れの抵抗に成らぬよう左右変更羽根52をエアガイダー55対しほぼ垂直に取り付けられている。また左右変更羽根52に取り付けられる連結棧(図示せす)も送風流れの抵抗に成らぬよう構成されている(特許文献1参照)。
【0004】
また従来の床置形空調機は図4に示すように、1は空気調和機本体で、前面下部に設けられた本体吸込口2、前面上部に設けられた本体吹出口3、本体背面を形成するリアパネル4、本体前面のフロントパネル5等で構成されている。6はリアパネル4の下部に取り付けられたケーシングで、このケーシング6の内部に一端がリアパネル4で支持されたモータ7が収納されると共に、モータ7の他端、軸の先端にはファン8が装着されている。6aは本体吸込口2に対向するケーシング吸込口、6bは本体内上部に向かって開口するケーシング吹出口、9はケーシング6の上方にリアパネル4側に傾斜して配設された熱交換器である。
【0005】
10は本体背面内側壁に沿って流れる風を熱交換器9側に偏向される突起形状の偏向ガイドである。吹出口3において、11は吹出口3の幅方向ほぼ全幅に設けられた吹出風の上下方向に風向を変更する上下風向変更板、12は吹出口3の縦方向ほぼ全長に設けられた左右方向に風向を変更する左右風向変更板で、壁掛けタイプのように吹出口に風回路を構成する傾斜したエアガイダーも具備しないので矩形状で造形されていた(例えば特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−148348号公報
【特許文献2】
特開平8−200722号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の壁掛形空気調和機に具備される送風回路の吹出し口での左右方向の風向変更羽根2は、風回路を構成するエアガイダー5上で左右に回動するためエアガイダー5に面する側の辺長さは短く、エアガイダー5沿って吹き出される風の左右風向変更角度は小さいものとなっている。
【0008】
また上記床置形空調機の構成では、偏向ガイド10によって熱交換器9側へ極力均一に風を吹き込ませるように工夫されているが、かえって風の流れに乱れを生じてしまい騒音の原因となっていた。また上記偏向ガイド10を装備するには工数・材料費がかかるという課題を有していた。
【0009】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、吹出口に配設された左右風向変更羽根の上部と下部の長さに差を設け吹出口から吹き出す風の左右への変更をより確実に行うことのできる風向手段を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、左右風向変更羽根の面方向の速度分布に応じての、その風速分布の高い部分の奥行き幅を長くし、相対する部分の幅は短く成るように変化させた形状を有するように構成した送風装置を提供するものである。
【0011】
上記左右風向変更羽根の奥行き幅変化による傾斜によって、吹出口から吹き出す風の左右への変更が確実に実施でき、温度ムラがない快適な室内空間が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における、床置形空気調和機の縦断面図である。図において、符号1〜12は従来の床置形空気調和機と同一のものであり、その説明は省略する。
【0014】
図1において、ファン8からユニット背面に沿って上方に送り出される空気は矢印の方向に送出されて熱交換器に9を通過する。左右風向変更板12の送風上流側の辺部は、矢印で示される左右風向変更羽根の面方向の風速分布に対応した形状に形成されており、風速分布の大きい中央部付近でその奥行き幅が最大となるように形成されており、送風の主流が確実に風向変更されるものである。また風速が相対的に小さい上・下側は短辺側の左右風向変更板12でロス無く風向変更される。このため左右風向変更板12の長辺側の通風抵抗と短辺側の通風抵抗が均衡し吹出口3から室内に吹出される風は、左右風向変更板12の向き方向に従い確実に左右に風向変更され室内に吹き出される。
【0015】
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2における、壁掛形空気調和機の縦断面図である。同図において、送風ファン26から送り出される送風が、エアガイダー25に誘導され吹出口21より吹出されるため、スタビライザー27に比べエアガイダー25側の風速が大きい。このエアガイダー25側に位置する左右変更羽根22を上下羽根24に干渉しない位置まで長くするので、エアガイダー25に沿って吹出される風は確実に風向変更され室内に吹き出される。
【0016】
【発明の効果】
上記から明らかなように、本発明は、風向変更羽根の面方向の速度分布の高い側の長さを長くし相対する側を短くするもので、この構成によれば、吹出口から室内に吹き出される風は左右風向変更板により確実に左右に風向変更し室内に吹き出し快適空間を実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す床置形空調機室内機の断面模式図
【図2】本発明の実施形態2を示す壁掛形空調機室内機の断面模式図
【図3】従来の壁掛形空調機室内機の断面模式図
【図4】従来の床置形空調機室内機の断面模式図
【符号の説明】
1 本体
2 本体吸込口(吸込口)
3 本体吹出口(吹出口)
6 ケーシング
8 ファン(送風機)
12 上下風向変更板
13 左右風向変更板

Claims (2)

  1. 少なくとも送風ファンと、送風回路と、この送風回路の吹出し口において左右方向の風向を制御する少なくとも一枚の左右風向変更羽根とを有する送風装置であって、前記左右風向変更羽根は前記送風口での左右風向変更羽根の面方向の速度分布に対応して送風の流れ方向の奥行き幅を徐々に変化させた形状を有することを特徴とする送風装置。
  2. 左右風向変更羽根はその面方向の速度分布の高い方で、その送風流れの方向に長くなるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の送風装置。
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