JP5865529B1 - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒の漏洩をより早く検知できる空気調和装置を提供することを目的とする。【解決手段】室内機1は、筐体111と、筐体111の内部において室内熱交換器7が配置される上部空間115bと、筐体111の内部において上部空間115bよりも下方に設けられた下部空間115aと、下部空間115aに配置された室内送風ファン7fと、下部空間115aに配置され、室内送風ファン7fを覆うとともに吹出開口部108a及び吸込開口部108bが形成されたファンケーシング108と、冷媒検知手段99と、を備えており、吹出開口部108aは、上部空間115bと連通しており、冷媒検知手段99は、下部空間115aに設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和装置に関する。
従来、空気調和装置に用いられる冷媒として、不燃性であるR410AのようなHFC冷媒が用いられている。このR410Aは、従来のR22のようなHCFC冷媒と異なり、オゾン層破壊係数(以下「ODP」と称す)がゼロであるため、オゾン層を破壊することはない。ところが、R410Aは、地球温暖化係数(以下「GWP」と称す)が高いという性質を有している。そのため、地球の温暖化防止の一環として、R410AのようなGWPが高いHFC冷媒から、GWPが低い冷媒へと変更する検討が進められている。
そのような低GWPの冷媒候補として、自然冷媒であるR290(C;プロパン)やR1270(C;プロピレン)のようなHC冷媒がある。しかしながら、R290やR1270は、不燃性であるR410Aとは異なり、強燃レベルの可燃性(強燃性)を有している。そのため、R290やR1270を冷媒として用いる場合には、冷媒漏洩に対する注意が必要である。
また、低GWPの冷媒候補として、組成中に炭素の二重結合を持たないHFC冷媒、例えば、R410AよりもGWPが低いR32(CH;ジフルオロメタン)がある。
また、同じような冷媒候補として、R32と同様にHFC冷媒の一種であって、組成中に炭素の二重結合を有するハロゲン化炭化水素がある。かかるハロゲン化炭化水素として、例えば、HFO−1234yf(CFCF=CH;テトラフルオロプロペン)やHFO−1234ze(CF−CH=CHF)がある。なお、組成中に炭素の二重結合を持つHFC冷媒は、R32のように組成中に炭素の二重結合を持たないHFC冷媒と区別するために、オレフィン(炭素の二重結合を持つ不飽和炭化水素がオレフィンと呼ばれる)の「O」を使って、「HFO」と表現されることが多い。
このような低GWPのHFC冷媒(HFO冷媒を含む)は、自然冷媒であるR290のようなHC冷媒ほど強燃性ではないものの、不燃性であるR410Aとは異なり、微燃レベルの可燃性(微燃性)を有している。そのため、R290と同様に冷媒漏洩に対する注意が必要である。これより以降、微燃レベル以上(例えば、ASHRAE34の分類で2L以上)の可燃性を有する冷媒のことを「可燃性冷媒」と称する。
可燃性冷媒が室内へ漏洩した場合、室内の冷媒濃度が上昇し、可燃濃度域が形成されてしまう可能性がある。
特許文献1には、熱交換器に接続された冷媒配管が収納される機械室内のドレンパン近傍に、可燃性冷媒を検知する冷媒検知手段が配置された空気調和装置の室内機が記載されている。この空気調和装置の室内機では、機械室内の冷媒配管からの漏洩冷媒は、機械室内に配置された冷媒検知手段により検知でき、また熱交換器からの漏洩冷媒もドレンパンを伝って機械室内に導かれ、同様に、機械室内に配置された冷媒検知手段により検知できる。
特許文献2には、可燃性冷媒を用いた空気調和装置において、室内機の外表面に可燃性冷媒を検知する冷媒検知手段を備え、室内機は床置形になっており、冷媒検知手段は室内機の下部に設けられている空気調和装置が記載されている。この空気調和装置では、室内機につながる延長配管から室内へ可燃性冷媒が漏洩した場合や、室内機内部で漏洩した可燃性冷媒が室内機の筺体の隙間を通して室内機の外部へ流出した場合に、漏洩冷媒をその冷媒検知手段によって検知できる。
特許第3744330号公報 特許第4599699号公報
しかしながら、特許文献1に記載された空気調和装置では、室内機の筺体には、熱交換器を通過した調和空気を室内へ吹き出すための風路が形成されている。これにより、熱交換器からの漏洩冷媒の一部は、吹出口から筐体外へ漏れ出てしまうため、漏洩冷媒の全量がドレンパンを伝って機械室内に導かれる訳ではない。したがって、冷媒検知手段で漏洩冷媒を検知するまでに時間が掛かり、漏洩冷媒を拡散させるための送風機の起動等の対応が遅くなってしまう場合があるという問題点があった。
同様に、特許文献2に記載された空気調和装置でも、室内機の筐体には、熱交換器を通過した調和空気を室内へ吹き出すための風路が形成されている。これにより、漏洩冷媒の一部は吹出口から筐体外へ漏れ出てしまうため、漏洩冷媒の全量が冷媒検知手段の配置された場所に導かれる訳ではない。したがって、冷媒検知手段で漏洩冷媒を検知するまでに時間が掛かり、漏洩冷媒を拡散させるための送風機の起動等の対応が遅くなってしまう場合があるという問題点があった。
本発明は、上述のような問題点の少なくとも1つを解決するためになされたものであり、冷媒の漏洩をより早く検知できる空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、冷媒配管を介して冷媒を循環させる冷凍サイクルと、少なくとも前記冷凍サイクルの圧縮機及び室外熱交換器を収容する室外機と、少なくとも前記冷凍サイクルの室内熱交換器を収容し、前記冷媒配管の一部である延長配管を介して前記室外機と接続される室内機と、を有する空気調和装置であって、前記冷媒は、大気圧下で空気よりも大きい密度を有しており、前記室内機は、筐体と、前記筐体の内部において前記室内熱交換器が配置される上部空間と、前記筐体の内部において前記上部空間よりも下方に設けられた下部空間と、前記下部空間に配置されたファンと、前記下部空間に配置され、前記ファンを覆うとともに吹出開口部及び吸込開口部が形成されたファンケーシングと、冷媒検知手段と、を備えており、前記吹出開口部又は前記吸込開口部の一方は、前記上部空間と連通しており、前記冷媒検知手段は、前記下部空間に設けられており、前記室内熱交換器と前記延長配管との間は、継手部を介して接続されており、前記筐体の前面には前面開口部が形成されており、前記筐体は、少なくとも、前記前面開口部の下部に対して着脱可能に取り付けられる第1前面パネルと、前記前面開口部のうち前記下部よりも上方の部分に対して着脱可能に取り付けられる第2前面パネルと、を備えており、前記継手部は、前記上部空間に配置されており、かつ前記第1前面パネルの上端よりも下方に設けられているものである。
本発明によれば、室内熱交換器で万一冷媒の漏洩が生じた場合、冷媒検知手段の周囲の冷媒濃度を速やかに高めることができるため、冷媒の漏洩をより早く検知することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の概略構成を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内機1の外観構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内熱交換器7及びその周辺部品の構成を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置において制御部30で実行される冷媒漏洩検知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の第1変形例に係る室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1の第1変形例に係る室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1の第2変形例に係る室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1の第2変形例に係る室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る空気調和装置の概略構成を示す冷媒回路図である。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の寸法の関係や形状等が実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、空気調和装置は、冷媒を循環させる冷凍サイクル40を有している。冷凍サイクル40は、圧縮機3、冷媒流路切替装置4、室外熱交換器5(熱源側熱交換器)、減圧装置6、及び室内熱交換器7(負荷側熱交換器)が冷媒配管を介して順次環状に接続された構成を有している。また、空気調和装置は、例えば室内に設置される室内機1と、例えば室外に設置される室外機2と、を有している。室内機1と室外機2との間は、冷媒配管の一部である延長配管10a、10bを介して接続されている。
冷凍サイクル40を循環する冷媒としては、例えば、R32、HFO−1234yf、HFO−1234ze等の微燃性冷媒、又は、R290、R1270等の強燃性冷媒が用いられている。これらの冷媒は単一冷媒として用いられてもよいし、2種以上が混合された混合冷媒として用いられてもよい。
圧縮機3は、吸入した低圧冷媒を圧縮し、高圧冷媒として吐出する流体機械である。冷媒流路切替装置4は、冷房運転時と暖房運転時とで冷凍サイクル40内の冷媒の流れ方向を切り替えるものである。冷媒流路切替装置4としては、例えば四方弁が用いられる。室外熱交換器5は、冷房運転時には凝縮器として機能し、暖房運転時には蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器5では、内部を流通する冷媒と、後述する室外送風ファン5fにより送風される空気(外気)との熱交換が行われる。減圧装置6は、高圧冷媒を減圧して低圧冷媒とするものである。減圧装置6としては、例えば開度を調節可能な電子膨張弁などが用いられる。室内熱交換器7は、冷房運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器として機能する熱交換器である。室内熱交換器7では、内部を流通する冷媒と、後述する室内送風ファン7fにより送風される空気との熱交換が行われる。ここで、冷房運転とは、室内熱交換器7に低温低圧の冷媒を供給する運転のことであり、暖房運転とは、室内熱交換器7に高温高圧の冷媒を供給する運転のことである。
室外機2には、圧縮機3、冷媒流路切替装置4、室外熱交換器5及び減圧装置6が収容されている。また、室外機2には、室外熱交換器5に外気を供給する室外送風ファン5fが収容されている。室外送風ファン5fは、室外熱交換器5に対向して設置されている。室外送風ファン5fを回転させることで、室外熱交換器5を通過する空気流が生成される。室外送風ファン5fとしては、例えばプロペラファンが用いられている。室外送風ファン5fは、当該室外送風ファン5fが生成する空気流において、例えば室外熱交換器5の下流側に配置されている。
室外機2には、冷媒配管として、ガス側(冷房運転時)の延長配管接続バルブ13aと冷媒流路切替装置4とを繋ぐ冷媒配管、圧縮機3の吸入側に接続されている吸入配管11、圧縮機3の吐出側に接続されている吐出配管12、冷媒流路切替装置4と室外熱交換器5とを繋ぐ冷媒配管、室外熱交換器5と減圧装置6とを繋ぐ冷媒配管、及び、減圧装置6と液側(冷房運転時)の延長配管接続バルブ13bとを繋ぐ冷媒配管、が配置されている。延長配管接続バルブ13aは、開放及び閉止の切替えが可能な二方弁で構成されており、その一端にフレア継手が取り付けられている。また、延長配管接続バルブ13bは、開放及び閉止の切替えが可能な三方弁で構成されており、その一端に真空引きの際(冷凍サイクル40に冷媒を充填する前作業の際)に使用するサービス口14aが取り付けられ、他の一端にフレア継手が取り付けられている。
吐出配管12には、冷房運転時及び暖房運転時のいずれにおいても、圧縮機3で圧縮された高温高圧のガス冷媒が流れる。吸入配管11には、冷房運転時及び暖房運転時のいずれにおいても、蒸発作用を経た低温低圧の冷媒(ガス冷媒又は二相冷媒)が流れる。吸入配管11には、低圧側のフレア継手付きのサービス口14bが接続されており、吐出配管12には、高圧側のフレア継手付きのサービス口14cが接続されている。サービス口14b、14cは、空気調和装置の据付け時や修理時の試運転の際に圧力計を接続して、運転圧力を計測するために使用される。
室内機1には、室内熱交換器7が収容されている。また、室内機1には、室内熱交換器7に空気を供給する室内送風ファン7fが設置されている。室内送風ファン7fを回転させることで、室内熱交換器7を通過する空気流が生成される。室内送風ファン7fとしては、室内機1の形態によって、遠心ファン(例えば、シロッコファン、ターボファン等)、クロスフローファン、斜流ファン、軸流ファン(例えば、プロペラファン)などが用いられる。本例の室内送風ファン7fは、当該室内送風ファン7fが生成する空気流において室内熱交換器7の上流側に配置されているが、室内熱交換器7の下流側に配置されていてもよい。
また、室内機1には、室内から吸い込まれる室内空気の温度を検出する吸込空気温度センサ91、室内熱交換器7の冷房運転時の入口部(暖房運転時の出口部)の冷媒温度を検出する熱交換器入口温度センサ92、室内熱交換器7の二相部の冷媒温度(蒸発温度又は凝縮温度)を検出する熱交換器温度センサ93等が設けられている。さらに、室内機1には、後述する冷媒検知手段99が設けられている。これらのセンサ類は、室内機1又は空気調和装置全体を制御する制御部30に検出信号を出力するようになっている。
室内機1の冷媒配管のうちガス側の室内配管9aにおいて、ガス側の延長配管10aとの接続部には、延長配管10aを接続するための継手部15a(例えば、フレア継手)が設けられている。また、室内機1の冷媒配管のうち液側の室内配管9bにおいて、液側の延長配管10bとの接続部には、延長配管10bを接続するための継手部15b(例えば、フレア継手)が設けられている。
制御部30は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート等を備えたマイコンを有している。制御部30は、後述する操作部26との間で相互にデータ通信を行うことができるようになっている。本例の制御部30は、操作部26からの操作信号やセンサ類からの検出信号等に基づき、室内送風ファン7fの動作を含む室内機1又は空気調和装置全体の動作を制御する。制御部30は、室内機1の筐体内に設けられていてもよいし、室外機2の筐体内に設けられていてもよい。
次に、空気調和装置の冷凍サイクル40の動作について説明する。まず、冷房運転時の動作について説明する。図1において、実線矢印は、冷房運転時の冷媒の流れ方向を示している。冷房運転では、冷媒流路切替装置4によって冷媒流路が実線で示すように切り替えられ、室内熱交換器7に低温低圧の冷媒が流れるように冷媒回路が構成される。
圧縮機3から吐出された高温高圧のガス冷媒は、冷媒流路切替装置4を経てまず室外熱交換器5へと流入する。冷房運転では、室外熱交換器5は凝縮器として機能する。すなわち、室外熱交換器5では、内部を流通する冷媒と、室外送風ファン5fにより送風される空気(外気)との熱交換が行われ、冷媒の凝縮熱が送風空気に放熱される。これにより、室外熱交換器5に流入した冷媒は、凝縮して高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、減圧装置6に流入し、減圧されて低圧の二相冷媒となる。低圧の二相冷媒は、延長配管10bを経由して室内機1の室内熱交換器7に流入する。冷房運転では、室内熱交換器7は蒸発器として機能する。すなわち、室内熱交換器7では、内部を流通する冷媒と、室内送風ファン7fにより送風される空気(室内空気)との熱交換が行われ、冷媒の蒸発熱が送風空気から吸熱される。これにより、室内熱交換器7に流入した冷媒は、蒸発して低圧のガス冷媒又は二相冷媒となる。また、室内送風ファン7fにより送風される空気は、冷媒の吸熱作用によって冷却される。室内熱交換器7で蒸発した低圧のガス冷媒又は二相冷媒は、延長配管10a及び冷媒流路切替装置4を経由して圧縮機3に吸入される。圧縮機3に吸入された冷媒は、圧縮されて高温高圧のガス冷媒となる。冷房運転では、以上のサイクルが繰り返される。
次に、暖房運転時の動作について説明する。図1において、点線矢印は、暖房運転時の冷媒の流れ方向を示している。暖房運転では、冷媒流路切替装置4によって冷媒流路が点線で示すように切り替えられ、室内熱交換器7に高温高圧の冷媒が流れるように冷媒回路が構成される。暖房運転時には、冷媒は冷房運転時とは逆方向に流れ、室内熱交換器7は凝縮器として機能する。すなわち、室内熱交換器7では、内部を流通する冷媒と、室内送風ファン7fにより送風される空気との熱交換が行われ、冷媒の凝縮熱が送風空気に放熱される。これにより、室内送風ファン7fにより送風される空気は、冷媒の放熱作用によって加熱される。
図2は、本実施の形態に係る空気調和装置の室内機1の外観構成を示す正面図である。図3は、室内機1の内部構造(前面パネルを外した状態)を模式的に示す正面図である。図4は、室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。図4における左方は、室内機1の前面側(室内側)を示している。本実施の形態では、室内機1として、空調対象空間となる室内の床面に設置される床置形の室内機1を例示している。なお、以下の説明における各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、原則として、室内機1を使用可能な状態に設置したときのものである。
図2〜図4に示すように、室内機1は、縦長の直方体状の形状を有する筐体111を備えている。筐体111の前面下部には、室内の空気を吸い込む吸込口112が形成されている。本例の吸込口112は、筐体111の上下方向において中央部よりも下方であり、床面近傍の位置に設けられている。筐体111の前面上部、すなわち吸込口112よりも高さの高い位置には、吸込口112から吸い込まれた空気を室内に吹き出す吹出口113が形成されている。本例の吹出口113は、筐体111の上下方向における中央部よりも上方に設けられている。筐体111の前面のうち、吸込口112よりも上方で吹出口113よりも下方には、操作部26が設けられている。操作部26は、通信線を介して制御部30に接続されており、制御部30との間で相互にデータ通信が可能となっている。操作部26では、ユーザの操作により室内機1(空気調和装置)の運転開始操作、運転終了操作、運転モードの切替え、設定温度及び設定風量の設定などが行われる。操作部26には、情報をユーザに報知する表示部や音声出力部等が設けられていてもよい。
筐体111は中空の箱体であり、筐体111の前面には前面開口部が形成されている。筐体111は、前面開口部に対して着脱可能に取り付けられる第1前面パネル114a、第2前面パネル114b及び第3前面パネル114cを備えている。第1前面パネル114a、第2前面パネル114b及び第3前面パネル114cは、いずれも略長方形平板状の外形状を有している。第1前面パネル114aは、筐体111の前面開口部の下部に対して着脱可能に取り付けられている。第1前面パネル114aには、上記の吸込口112が形成されている。第2前面パネル114bは、第1前面パネル114aの上方に隣接して配置されており、筐体111の前面開口部の上下方向における中央部に対して着脱可能に取り付けられている。第2前面パネル114bには、上記の操作部26が設けられている。第3前面パネル114cは、第2前面パネル114bの上方に隣接して配置されており、筐体111の前面開口部の上部に対して着脱可能に取り付けられている。第3前面パネル114cには、上記の吹出口113が形成されている。
筐体111の内部空間は、送風部となる下部空間115aと、下部空間115aの上方に位置し、熱交換部となる上部空間115bと、に大まかに分けられている。下部空間115aと上部空間115bとの間は、仕切部20によって仕切られている。仕切部20は、例えば、平板状の形状を有しており、概ね水平に配置されている。仕切部20には、下部空間115aと上部空間115bとの間の風路となる風路開口部20aが少なくとも形成されている。下部空間115aは、第1前面パネル114aを筐体111から取り外すことによって前面側に露出するようになっており、上部空間115bは、第2前面パネル114b及び第3前面パネル114cを筐体111から取り外すことによって前面側に露出するようになっている。すなわち、仕切部20が設置されている高さは、第1前面パネル114aの上端(又は第2前面パネル114bの下端)の高さと概ね一致している。ここで、仕切部20は、後述するファンケーシング108と一体的に形成されていてもよいし、後述するドレンパンと一体的に形成されていてもよいし、ファンケーシング108及びドレンパンとは別体として形成されていてもよい。
下部空間115aには、吸込口112から吹出口113に向かう空気の流れを生じさせる室内送風ファン7fが配置されている。本例の室内送風ファン7fは、不図示のモータと、モータの出力軸に接続され、複数の翼が周方向に等間隔で配置された羽根車107と、を備えたシロッコファンである。羽根車107の回転軸(モータの出力軸)は、筐体111の奥行方向とほぼ平行になるように配置されている。室内送風ファン7fの羽根車107は、渦巻状のファンケーシング108で覆われている。本例のファンケーシング108及び室内送風ファン7fは、下部空間115aの奥側(背面側)、すなわち吸込口112から離間した位置に配置されている。ファンケーシング108は、例えば筐体111とは別体で形成されている。ファンケーシング108の渦巻中心付近には、送風空気を吸い込む吸込開口部108bが形成されている。吸込開口部108bは、吸込口112に対向するように配置されている。また、ファンケーシング108の渦巻の接線方向には、送風空気を吹き出す吹出開口部108aが形成されている。吹出開口部108aは、上方を向くように配置されており、仕切部20の風路開口部20aを介して上部空間115bに接続されている。言い換えれば、吹出開口部108aは、風路開口部20aを介して上部空間115bと連通している。吹出開口部108aの開口端と風路開口部20aの開口端との間は、直接繋がっていてもよいし、ダクト部材等を介して間接的に繋がっていてもよい。ファンケーシング108は仕切部20よりも下方に配置されているため、ファンケーシング108の内部は下部空間115aの一部である。下部空間115aのうち少なくともファンケーシング108の内部は、風路空間81の一部を構成する。ここで、風路空間81とは、筐体111の内部空間であって、吸込口112から吹出口113に向かう空気の風路となる空間、又は当該空間と連通した空間のことである。
本実施の形態では、吹出開口部108a及び風路開口部20aを通る風路は、下部空間115aと上部空間115bとの間を筐体111内部で連通させる実質的に唯一の経路である。
また、下部空間115aには、例えば制御部30などを構成するマイコン、各種電気部品、基板などが収容される電気品箱25が設けられている。
上部空間115bは、室内送風ファン7fにより生じる空気の流れにおいて下部空間115aよりも下流側に位置している。上部空間115b内の風路空間81には、室内熱交換器7が配置されている。室内熱交換器7の下方には、室内熱交換器7の表面で凝縮した凝縮水を受けるドレンパン(図示せず)が設けられている。ドレンパンは、仕切部20の一部として形成されていてもよいし、仕切部20とは別体として形成されて仕切部20上に配置されていてもよい。
仕切部20のうち、室内配管9a、9b及び延長配管10a、10b近傍の一部には、上部空間115b側が凹となりかつ下部空間115a側が凸となる容器状の凹部130が形成されている。凹部130内の空間は、上部空間115bの一部であるが、第1前面パネル114aの上端(第2前面パネル114bの下端)の高さよりも低くなっている。凹部130の前面側には開口部が形成されており、当該開口部には、ねじ等を用いて着脱可能な蓋131が設けられている。蓋131が取り外されると、凹部130内の空間が開口部を介して前面側に露出する。一方、蓋131が取り付けられると、凹部130の前面側は密閉される。
継手部15a、15bは、凹部130内の空間に配置されている。すなわち、継手部15a、15bは、第1前面パネル114aの上端よりも下方に配置されている。これにより、第1前面パネル114aを取り外し、さらに蓋131を取り外すことによって、継手部15a、15bを前面側に露出させることができるようになっている。
ファンケーシング108の内部であって、室内送風ファン7fよりも上方(例えば、羽根車107よりも上方)には、冷媒の漏洩を検知するための冷媒検知手段99が設けられている。冷媒検知手段99は、例えば、当該冷媒検知手段99の周囲の空気中における冷媒濃度を検知し、検知信号を制御部30に出力する。制御部30では、冷媒検知手段99からの検知信号に基づき、冷媒の漏洩の有無が判定される。
冷媒検知手段99としては、ガスセンサ(例えば、半導体式ガスセンサ、熱線型半導体式ガスセンサ等)が用いられる。
図5は、室内熱交換器7及びその周辺部品の構成を模式的に示す正面図である。図5に示すように、本例の室内熱交換器7は、所定の間隔を空けて並列して配置された複数枚のフィン70と、複数枚のフィン70を貫通し、内部に冷媒を流通させる複数の伝熱管71と、を有するプレートフィンチューブ型の熱交換器である。伝熱管71は、複数枚のフィン70を貫通する長い直管部を具備する複数のヘアピン管72と、複数のヘアピン管72同士を連通させる複数のUベント管73と、から構成されている。ヘアピン管72とUベント管73との間は、ろう付け部W(接合部の一例)によって接合されている。図5では、ろう付け部Wを黒丸で示している。なお、伝熱管71の本数は、1本であってもよいし複数本であってもよい。また、1本の伝熱管71を構成するヘアピン管72の本数は、1本であってもよいし複数本であってもよい。
ガス側の室内配管9aには、円筒状のヘッダー主管61が接続されている。ヘッダー主管61には、複数のヘッダー枝管62が枝分かれして接続されている。複数のヘッダー枝管62のそれぞれには、伝熱管71の一方の端部71aが接続されている。液側の室内配管9bには、複数の室内冷媒枝管63が枝分かれして接続されている。複数の室内冷媒枝管63のそれぞれには、伝熱管71の他方の端部71bが接続されている。これらの室内配管9aとヘッダー主管61との間、ヘッダー主管61とヘッダー枝管62との間、ヘッダー枝管62と伝熱管71との間、室内配管9bと室内冷媒枝管63との間、及び、室内冷媒枝管63と伝熱管71との間は、ろう付け部W(接合部の一例)によって接合されている。
図3及び図4に戻り、本実施の形態では、室内熱交換器7のろう付け部W(ここでは、室内配管9a、ヘッダー主管61、ヘッダー枝管62、室内冷媒枝管63、室内配管9b等の周辺部品のろう付け部Wを含む)は、上部空間115b内の風路空間81に配置されている。また、室内配管9aと延長配管10aとの間を接続する継手部15a、及び室内配管9bと延長配管10bとの間を接続する継手部15bも同様に、上部空間115b内の風路空間81に配置されている。
図6は、制御部30で実行される冷媒漏洩検知処理の一例を示すフローチャートである。この冷媒漏洩検知処理は、空気調和装置の運転中及び停止中を含む常時、又は空気調和装置の停止中のみに、所定の時間間隔で繰り返して実行されるものである。
図6のステップS1では、制御部30は、冷媒検知手段99からの検知信号に基づき、冷媒検知手段99の周囲の冷媒濃度の情報を取得する。
次に、ステップS2では、冷媒検知手段99の周囲の冷媒濃度が予め設定された閾値以上であるか否かを判定する。冷媒濃度が閾値以上であると判定した場合にはステップS3に進み、冷媒濃度が閾値未満であると判定した場合には処理を終了する。
ステップS3では、室内送風ファン7fの運転を開始する。室内送風ファン7fが既に運転している場合には、そのまま運転を継続する。ステップS3では、操作部26に設けられている表示部や音声出力部等を用いて、冷媒の漏洩が生じたことをユーザに報知するようにしてもよい。
以上のように、この冷媒漏洩検知処理では、冷媒の漏洩が検知された場合(すなわち、冷媒検知手段99で検知される冷媒濃度が閾値以上である場合)、室内送風ファン7fの運転が開始される。これにより、漏洩冷媒を拡散させることができるため、冷媒濃度が室内で局所的に高くなってしまうのを抑制することができる。
上述のとおり、本実施の形態では、冷凍サイクル40を循環する冷媒として、例えば、R32、HFO−1234yf、HFO−1234ze、R290、R1270等の可燃性冷媒が用いられている。このため、万一室内機1で冷媒の漏洩が生じた場合、室内の冷媒濃度が上昇して可燃濃度域が形成されてしまうおそれがある。
これらの可燃性冷媒は、大気圧下(例えば、温度は室温(25℃))において空気よりも大きい密度を有している。したがって、室内の床面からの高さが比較的高い位置で冷媒の漏洩が生じた場合には、漏洩した冷媒は下降中に拡散し、冷媒濃度が室内空間で均一化するため、冷媒濃度は高くなりにくい。これに対し、室内の床面からの高さが低い位置で冷媒の漏洩が生じた場合には、漏洩した冷媒が床面付近の低い位置に留まるため、冷媒濃度が局所的に高くなりやすい。これにより、可燃濃度域が形成される可能性が相対的に高まってしまう。
空気調和装置の運転中には、室内機1の室内送風ファン7fの運転によって空気が室内に吹き出される。このため、万一可燃性冷媒が室内に漏洩したとしても、漏洩した可燃性冷媒は、吹き出される空気によって室内で拡散するため、室内に可燃濃度域が形成されない。しかしながら、空気調和装置の停止中には、室内機1の室内送風ファン7fも停止しているため、漏洩冷媒を拡散させることはできない。したがって、漏洩冷媒の検知は、空気調和装置の停止中にこそ必要となる。
室内機1において冷媒の漏洩が生じるおそれがあるのは、室内熱交換器7のろう付け部W(ここでは、周辺部品のろう付け部Wを含む)及び継手部15a、15bである。本実施の形態では、室内熱交換器7(ろう付け部W)及び継手部15a、15bが、上部空間115b内の風路空間81、すなわち、下部空間115a内に配置されるファンケーシング108よりも上方の風路空間81に配置されている。また、ファンケーシング108の吹出開口部108aは、仕切部20の風路開口部20aに接続されている。このため、空気調和装置の停止中(すなわち、室内送風ファン7fの停止中)に、ろう付け部W又は継手部15a、15bで冷媒の漏洩が生じたとすると、上部空間115bに漏洩した冷媒のほぼ全量が、筐体111内部の他の経路に迂回することなく、風路開口部20a及び吹出開口部108aを介してファンケーシング108内に流れ落ちる。したがって、ろう付け部W又は継手部15a、15bで冷媒の漏洩が生じた場合には、ファンケーシング108の内部における冷媒濃度を速やかに高めることができる。本実施の形態では、冷媒検知手段99がファンケーシング108の内部に配置されているため、冷媒検知手段99の周囲の冷媒濃度を速やかに高めることができ、冷媒の漏洩をより早く、かつ、より確実に検知することができる。これにより、室内送風ファン7fを起動して室内に可燃濃度域が形成されるのを抑制したり、冷媒の漏洩をユーザに報知したりする対応も、より早く、かつ、より確実に行うことができる。特に、床置形の室内機1の場合、室内への冷媒の漏洩が生じる位置が床面付近の低い位置となりやすく、漏洩した冷媒が床面付近の低い位置に留まって可燃濃度域を形成しやすいため、特に効果的である。
また、本実施の形態では、ろう付け部W及び継手部15a、15bのいずれで冷媒の漏洩が生じたとしても、漏洩した冷媒の全量をファンケーシング108内に流入させることができる。このため、ファンケーシング108内に1つの冷媒検知手段99が設けられていれば、冷媒漏洩の可能性がある複数箇所のそれぞれに冷媒検知手段99を設けるまでもなく、冷媒の漏洩をより早く、かつ、より確実に検知することができる。したがって、冷媒検知手段99の個数を削減することができるため、室内機1及びそれを含む空気調和装置の製造原価を削減することができる。
また、ファンケーシング108内には、複数の翼を備えた室内送風ファン7f(羽根車107)が設けられているため、ファンケーシング108内に流れ落ちた冷媒は、室内送風ファン7fの複数の翼の表面に衝突するとともに、複数の翼によって区画された複数の流路に分流しながら下方に流れ落ちる。このため、ファンケーシング108内に流れ落ちた冷媒が室内送風ファン7fにまで達すると、空気中への拡散によって冷媒濃度が低下する。本実施の形態では、冷媒検知手段99が室内送風ファン7fよりも上方に配置されているため、拡散される前の高濃度の冷媒を検知することができる。
また、本実施の形態では、継手部15a、15bは、上部空間115b内に配置されているが、第1前面パネル114aの上端よりも下方に配置されている。このため、継手部15a、15bは、第1前面パネル114a及び蓋131を取り外すことによって前面側に露出するようになっている。また、電気品箱25も、第1前面パネル114aの上端よりも下方に配置されている。したがって、本実施の形態では、第2前面パネル114bを取り外さなくても電気配線及び冷媒配管の接続や取外しを行うことができるため、室内機1の据付け、修理又は撤去等の作業を容易に行うことができる。また、凹部130に蓋131が取り付けられた通常の使用状態では、凹部130の前面側が密閉される。このため、継手部15a、15bで冷媒の漏洩が生じた場合には、漏洩した冷媒のほぼ全量を、筐体111内部の他の経路に迂回させることなく、風路開口部20a及び吹出開口部108aを介してファンケーシング108内に流入させることができる。
図7は、本実施の形態の第1変形例に係る室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。図8は、室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。図7及び図8に示すように、本変形例では、冷媒検知手段99がファンケーシング108の吹出開口部108a(例えば、吹出開口部108aの開口端近傍、仕切部20の風路開口部20aの開口端近傍等)のろう付け部W及び継手部15a、15b寄りに設けられている。
第1変形例の構成によれば、図3及び図4等に示した構成と同等の効果が得られることに加えて、冷媒検知手段99がファンケーシング108の内部ではなく開口部(例えば、吹出開口部108a)に設けられているので、冷媒検知手段99の取付け作業時にファンケーシング108の内部まで手を入れる必要がなくなり、冷媒検知手段99の取付け性をより改善できるという効果が得られる。また、冷媒検知手段99は、吹出開口部108aのろう付け部W及び継手部15a、15b寄りに設けられているので、冷媒の漏洩をより早く検知できるという効果が得られる。
図9は、本実施の形態の第2変形例に係る室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。図10は、室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。図9及び図10に示すように、本変形例では、冷媒検知手段99がファンケーシング108の吸込開口部108b(例えば、吸込開口部108bの開口端近傍、吸込開口部108bの開口端と吸込口112との間の空間等)の下方寄りに設けられている。
第2変形例の構成では、上部空間115bから筐体111(吸込口112)外へ至る漏洩冷媒の流出経路において、冷媒検知手段99が室内送風ファン7f(羽根車107(翼))の後流側に設けられている。しかしながら、室内送風ファン7f(羽根車107(翼))での拡散により冷媒濃度が低下するのは、吸込開口部108bから下部空間115a、更には吸込口112から筐体111外に流出した後のことであるので、第2変形例の構成によれば、図3及び図4等に示した構成と同等の効果が得られる。また、第2変形例の構成によれば、第1変形例と同様に、冷媒検知手段99がファンケーシング108の内部ではなく開口部(例えば、吸込開口部108b)に設けられているので、冷媒検知手段99の取付け作業時にファンケーシング108の内部まで手を入れる必要がなくなり、冷媒検知手段99の取付け性をより改善できるという効果が得られる。さらに、冷媒検知手段99は、吸込開口部108bの下方寄りに設けられているので、大気圧下で空気より密度の大きい冷媒をより確実に検知できるという効果が得られる。
なお、本実施の形態では、筐体111の下部に吸込口112が形成され、それより上方に吹出口113が形成された構成を例に挙げたが、吸込口112及び吹出口113の上下関係は逆であってもよい。すなわち、筐体111の下部空間115a側に吹出口113(下開口部)が形成され、上部空間115b側に吸込口112(上開口部)が形成された構成であってもよい。この構成の場合、室内熱交換器7が配置される上部空間115bは、送風空気の流れにおいて、室内送風ファン7f及びファンケーシング108が配置される下部空間115aよりも上流側となる。また、この構成の場合、ファンケーシング108は、吸込開口部108bが上部空間115bと連通し、吹出開口部108aが吹出口113(下開口部)に対向するように設けられる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る空気調和装置について説明する。図11は、本実施の形態に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。図12は、室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。なお、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11及び図12に示すように、本実施の形態の冷媒検知手段99は、下部空間115aのうち、吸込開口部108bと吸込口112との間の空間(すなわち、下部空間115aのうちファンケーシング108の外部)に設けられている。すなわち、本実施の形態では、上記実施の形態1の第2変形例と同様に、冷媒検知手段99が、漏洩冷媒の流出経路において室内送風ファン7fの下流側に設けられている。なお、冷媒検知手段99の配置位置は、当該空間のうちの下方寄りであることが望ましい。
上部空間115b(ろう付け部W又は継手部15a、15b)で漏洩した冷媒は、ファンケーシング108を介して、下部空間115aにその全量が流入する。その後、漏洩冷媒は、吸込口112を介して下部空間115aから筐体111外に流出する。上述のように、室内送風ファン7f(羽根車107(翼))での拡散により冷媒濃度が低下するのは、吸込開口部108bから下部空間115a、更には吸込口112から筐体111外に流出した後のことである。このため、冷媒検知手段99の配置位置は、ファンケーシング108の内部、吹出開口部108a又は吸込開口部108bに限られる必要はなく、下部空間115a内であればよい。特に、下部空間115aのうち吸込開口部108bと吸込口112との間の空間は、漏洩冷媒の主な流出経路となり得るため、冷媒検知手段99の配置位置として好適である。
また、冷媒検知手段99は、吸込開口部108bと吸込口112との間の空間のうち、吸込開口部108bの開口下端108b1と同一高さ又はそれより下方に設けられるのが望ましい。それは、本実施の形態では大気圧下で空気よりも密度の大きい冷媒が用いられるため、吸込開口部108bの開口下端108b1付近から流出した漏洩冷媒は、吸込開口部108bと吸込口112との間の空間の下方に流れ落ちるからである。
さらに、冷媒検知手段99は、吸込開口部108bと吸込口112との間の空間のうち、吸込口112の開口下端112aと同一高さ又はそれより下方に設けられるのが望ましい。ここで、本実施の形態では、開口下端112aは筐体111の底面部111aよりも上方に設けられている。下部空間115aの底部において、吸込開口部108bの開口下端108b1と吸込口112の開口下端112aとの間には、上方が開口した小容積の凹部が形成される。本実施の形態では大気圧下で空気よりも密度の大きい冷媒が用いられるため、当該凹部には、漏洩冷媒のごく一部が筐体111外に流出せずに滞留する。したがって、当該凹部内に冷媒検知手段99が設けられることによって、冷媒の漏洩をより確実に検知することができる。なお、当該凹部に滞留する冷媒量はごく少量であり、かつ当該凹部には電気品等の着火源がないため、万一の着火懸念はない。
なお、継手部15a、15bの配置位置は、冷媒検知手段99よりも上方であれば、上部空間115bではなく下部空間115aであってもよい。冷媒は大気圧下で空気よりも大きい密度を有しているので、継手部15a、15bが下部空間115aのうち冷媒検知手段99よりも上方に配置されていても、上記と同様に冷媒の漏洩をより確実に検知することができる。
また、本実施の形態によれば、上記実施の形態1の第1変形例及び第2変形例と同様に、冷媒検知手段99の取付け作業時にファンケーシング108の内部まで手を入れる必要がなくなるため、冷媒検知手段99の取付け性をより改善できるという効果が得られる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る空気調和装置について説明する。図13は、本実施の形態に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。図14は、室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。なお、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図13及び図14に示すように、本実施の形態の室内機1は、仕切部20が平板状の形状を有しており、図3及び図4等に示したような凹部130が仕切部20に形成されていない点で、実施の形態1の室内機1と異なっている。ただし、本実施の形態では、実施の形態1と同様に、継手部15a、15bは上部空間115bに配置されている。なお、図13及び図14では、ファンケーシング108の内部であって室内送風ファン7fよりも上方に冷媒検知手段99が設けられているが、冷媒検知手段99は、図7〜図12に示したような位置に設けられていてもよい。本実施の形態によっても、実施の形態1又は2と同様の効果が得られる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る空気調和装置について説明する。図15は、本実施の形態に係る空気調和装置の室内機1の内部構造を模式的に示す正面図である。図16は、室内機1の内部構造を模式的に示す側面図である。なお、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図15及び図16に示すように、本実施の形態では、ファンケーシング108の吹出開口部108aの側壁の一部に、冷媒配管(室内配管9a、9b及び延長配管10a、10b)の一部を内包するように膨出した膨出部132が形成されている。膨出部132の前面側には開口部が形成されており、当該開口部には、ねじ等を用いて着脱可能な蓋133が設けられている。蓋133が取り外されると、膨出部132内の空間が開口部を介して前面側に露出する。一方、蓋133が取り付けられると、膨出部132の前面側は密閉される。膨出部132は、ファンケーシング108の他の部分と同様に、下部空間115a内に位置している。
継手部15a、15bは、膨出部132内の空間に配置されている。膨出部132内の空間は、ファンケーシング108内の空間の一部であり、かつ下部空間115aの一部である。すなわち、継手部15a、15bは、第1前面パネル114aの上端よりも下方に配置されている。これにより、第1前面パネル114aを取り外し、さらに蓋133を取り外すことによって、継手部15a、15bを前面側に露出させることができるようになっている。また、継手部15a、15bは、室内送風ファン7fの羽根車107(翼)及び冷媒検知手段99よりも上方に配置されている。なお、図15及び図16では、ファンケーシング108の内部であって室内送風ファン7fよりも上方に冷媒検知手段99が設けられているが、冷媒検知手段99は、図7〜図12に示したような位置に設けられていてもよい。
本実施の形態では、ろう付け部Wで冷媒の漏洩が生じた場合、実施の形態1と同様に、漏洩冷媒のほぼ全量がファンケーシング108を介して下部空間115aに流入する。また、継手部15a、15bがファンケーシング108内に設けられているため、継手部15a、15bで冷媒の漏洩が生じた場合にも、漏洩冷媒のほぼ全量がファンケーシング108を介して下部空間115aに流入する。したがって、冷媒検知手段99が下部空間115aに設けられることによって、冷媒の漏洩をより早く、かつ、より確実に検知することができる。
以上説明したように、上記実施の形態に係る空気調和装置は、冷媒配管を介して冷媒を循環させる冷凍サイクル40と、少なくとも冷凍サイクル40の圧縮機3及び室外熱交換器5を収容する室外機2と、少なくとも冷凍サイクル40の室内熱交換器7を収容し、冷媒配管の一部である延長配管10a、10bを介して室外機2と接続される室内機1と、を有する空気調和装置であって、冷媒は、大気圧下で空気よりも大きい密度を有しており、室内機1は、筐体111と、筐体111の内部において室内熱交換器7が配置される上部空間115bと、筐体111の内部において上部空間115bよりも下方に設けられた下部空間115aと、下部空間115aに配置された室内送風ファン7fと、下部空間115aに配置され、室内送風ファン7fを覆うとともに吹出開口部108a及び吸込開口部108bが形成されたファンケーシング108と、冷媒検知手段99と、を備えており、吹出開口部108a又は吸込開口部108bの一方(本例では、吹出開口部108a)は、上部空間115bと連通しており、冷媒検知手段99は、下部空間115aに設けられているものである。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、冷媒検知手段99は、下部空間115aのうち、ファンケーシング108の内部、吹出開口部108a又は吸込開口部108bに設けられていてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、冷媒検知手段99は、下部空間115aのうち、室内送風ファン7fよりも上方に配置されていてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、筐体111には、吸込口又は吹出口の一方となる下開口部(本例では、吸込口112)と、下開口部よりも上方に配置され、吸込口又は吹出口の他方となる上開口部(本例では、吹出口113)と、が設けられており、冷媒検知手段99は、下部空間115aのうち、吹出開口部108a又は吸込開口部108bの他方(本例では、吸込開口部108b)と下開口部との間の空間に設けられていてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、冷媒検知手段99は、吹出開口部又は吸込開口部の他方(本例では、吸込開口部108b)と下開口部(本例では、吸込口112)との間の空間のうち、吹出開口部又は吸込開口部の他方(本例では、吸込開口部108b)の開口下端108b1と同一高さ又はそれより下方に設けられていてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、下開口部(本例では、吸込口112)の開口下端112aは、筐体111の底面部111aよりも上方に設けられていてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、冷媒検知手段99は、下開口部(本例では、吸込口112)の開口下端112aと同一高さ又はそれより下方に設けられていてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、室内機1は、上部空間115bと下部空間115aとを仕切る仕切部20をさらに備えており、仕切部20には、上部空間115bと下部空間115aとの間の風路となる風路開口部20aが形成されており、吹出開口部又は吸込開口部の一方(本例では、吹出開口部108a)は、風路開口部20aを介して上部空間115bと連通していてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、室内熱交換器7と延長配管10a、10bとの間は、継手部15a、15bを介して接続されており、継手部15a、15bは、上部空間115bに配置されていてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、室内熱交換器7と延長配管10a、10bとの間は、継手部15a、15bを介して接続されており、継手部15a、15bは、室内送風ファン7f及び冷媒検知手段99よりも上方に設けられていてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、筐体111の前面には前面開口部が形成されており、筐体111は、少なくとも、前面開口部の下部に対して着脱可能に取り付けられる第1前面パネル114aと、前面開口部のうち当該下部よりも上方の部分に対して着脱可能に取り付けられる第2前面パネル114bと、を備えており、継手部15a、15bは、第1前面パネル114aの上端よりも下方に設けられていてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、室内熱交換器7は、冷媒の流路の一部となる管同士の接合部(例えば、ろう付け部W)を有していてもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、冷媒検知手段99の検知信号に基づいて室内送風ファン7fを制御する制御部30をさらに有しており、制御部30は、冷媒の漏洩を検知した場合には室内送風ファン7fを運転させるものであってもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、室内機1は、室内の床面に設置される床置形であってもよい。
また、上記実施の形態に係る空気調和装置において、冷媒は可燃性冷媒であってもよい。
その他の実施の形態.
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、室内送風ファン7fとしてシロッコファンを例に挙げたが、室内送風ファン7fとしては、ターボファン、クロスフローファン、軸流ファン(例えば、プロペラファン)又は斜流ファンを用いることもできる。例えば、室内送風ファン7fとして軸流ファンを用いる場合には、円筒状のファンケーシングが用いられる。ファンケーシングの軸方向端部は、ベルマウス状に形成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、室内熱交換器7(ろう付け部W)及び継手部15a、15bがいずれも上部空間115b内に配置された構成を例に挙げたが、少なくとも室内熱交換器7が上部空間115b内に配置されていれば、継手部15a、15bは下部空間115aに配置されていてもよい。この構成によれば、少なくともろう付け部Wで冷媒の漏洩が生じた場合に、冷媒の漏洩をより早く、かつ、より確実に検知することができる。
また、上記実施の形態では、筐体111の下部に吸込口112が形成され、それより上方に吹出口113が形成された構成を例に挙げたが、吸込口112及び吹出口113の上下関係は逆であってもよい。すなわち、筐体111の下部空間115a側に吹出口113が形成され、上部空間115b側に吸込口112が形成された構成であってもよい。この構成の場合、室内熱交換器7が配置される上部空間115bは、送風空気の流れにおいて、室内送風ファン7f及びファンケーシング108が配置される下部空間115aよりも上流側となる。ファンケーシング108は、吸込開口部108bが上部空間115bと連通するように設けられる。この構成によっても、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態において、風路空間81には、漏洩した冷媒の滞留部となる凹部(上方が開口した凹部)が存在しない方が望ましい。また、このような凹部が存在する場合には、凹部の容積は小さい方が望ましい。
また、上記実施の形態では、冷媒として可燃性冷媒を例に挙げたが、大気圧下で空気よりも密度の大きい冷媒であれば、冷媒の燃焼性によらず、冷媒の漏洩をより早く、かつ、より確実に検知することができる。
また、上記の各実施の形態や変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
1 室内機、2 室外機、3 圧縮機、4 冷媒流路切替装置、5 室外熱交換器、5f 室外送風ファン、6 減圧装置、7 室内熱交換器、7f 室内送風ファン、9a、9b 室内配管、10a、10b 延長配管、11 吸入配管、12 吐出配管、13a、13b 延長配管接続バルブ、14a、14b、14c サービス口、15a、15b 継手部、20 仕切部、20a 風路開口部、25 電気品箱、26 操作部、30 制御部、40 冷凍サイクル、61 ヘッダー主管、62 ヘッダー枝管、63 室内冷媒枝管、70 フィン、71 伝熱管、71a、71b 端部、72 ヘアピン管、73 Uベント管、81 風路空間、91 吸込空気温度センサ、92 熱交換器入口温度センサ、93 熱交換器温度センサ、99 冷媒検知手段、107 羽根車、108 ファンケーシング、108a 吹出開口部、108b 吸込開口部、108b1 開口下端、111 筐体、111a 底面部、112 吸込口、112a 開口下端、113 吹出口、114a 第1前面パネル、114b 第2前面パネル、114c 第3前面パネル、115a 下部空間、115b 上部空間、130 凹部、131、133 蓋、132 膨出部、W ろう付け部。

Claims (14)

  1. 冷媒配管を介して冷媒を循環させる冷凍サイクルと、
    少なくとも前記冷凍サイクルの圧縮機及び室外熱交換器を収容する室外機と、
    少なくとも前記冷凍サイクルの室内熱交換器を収容し、前記冷媒配管の一部である延長配管を介して前記室外機と接続される室内機と、を有する空気調和装置であって、
    前記冷媒は、大気圧下で空気よりも大きい密度を有しており、
    前記室内機は、
    筐体と、
    前記筐体の内部において前記室内熱交換器が配置される上部空間と、
    前記筐体の内部において前記上部空間よりも下方に設けられた下部空間と、
    前記下部空間に配置されたファンと、
    前記下部空間に配置され、前記ファンを覆うとともに吹出開口部及び吸込開口部が形成されたファンケーシングと、
    冷媒検知手段と、
    を備えており、
    前記吹出開口部又は前記吸込開口部の一方は、前記上部空間と連通しており、
    前記冷媒検知手段は、前記下部空間に設けられており、
    前記室内熱交換器と前記延長配管との間は、継手部を介して接続されており、
    前記筐体の前面には前面開口部が形成されており、
    前記筐体は、少なくとも、前記前面開口部の下部に対して着脱可能に取り付けられる第1前面パネルと、前記前面開口部のうち前記下部よりも上方の部分に対して着脱可能に取り付けられる第2前面パネルと、を備えており、
    前記継手部は、前記上部空間に配置されており、かつ前記第1前面パネルの上端よりも下方に設けられている空気調和装置。
  2. 前記継手部は、前記冷媒検知手段よりも上方に設けられている請求項に記載の空気調和装置。
  3. 前記継手部は、前記ファンよりも上方に設けられている請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 冷媒配管を介して冷媒を循環させる冷凍サイクルと、
    少なくとも前記冷凍サイクルの圧縮機及び室外熱交換器を収容する室外機と、
    少なくとも前記冷凍サイクルの室内熱交換器を収容し、前記冷媒配管の一部である延長配管を介して前記室外機と接続される室内機と、を有する空気調和装置であって、
    前記冷媒は、大気圧下で空気よりも大きい密度を有しており、
    前記室内機は、
    筐体と、
    前記筐体の内部において前記室内熱交換器が配置される上部空間と、
    前記筐体の内部において前記上部空間よりも下方に設けられた下部空間と、
    前記下部空間に配置されたファンと、
    前記下部空間に配置され、前記ファンを覆うとともに吹出開口部及び吸込開口部が形成されたファンケーシングと、
    冷媒検知手段と、
    を備えており、
    前記吹出開口部又は前記吸込開口部の一方は、前記上部空間と連通しており、
    前記冷媒検知手段は、前記下部空間のうち、前記ファンよりも上方に配置されている空気調和装置。
  5. 前記冷媒検知手段は、前記下部空間のうち、前記ファンケーシングの内部、前記吹出開口部又は前記吸込開口部に設けられている請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  6. 前記筐体には、吸込口又は吹出口の一方となる下開口部と、前記下開口部よりも上方に配置され、前記吸込口又は前記吹出口の他方となる上開口部と、が設けられており、
    前記冷媒検知手段は、前記下部空間のうち、前記吹出開口部又は前記吸込開口部の他方と前記下開口部との間の空間に設けられている請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  7. 前記冷媒検知手段は、前記吹出開口部又は前記吸込開口部の他方と前記下開口部との間の空間のうち、前記吹出開口部又は前記吸込開口部の他方の開口下端と同一高さ又はそれより下方に設けられている請求項に記載の空気調和装置。
  8. 前記下開口部の開口下端は、前記筐体の底面部よりも上方に設けられている請求項又は請求項に記載の空気調和装置。
  9. 前記冷媒検知手段は、前記下開口部の開口下端と同一高さ又はそれより下方に設けられている請求項に記載の空気調和装置。
  10. 前記室内機は、前記上部空間と前記下部空間とを仕切る仕切部をさらに備えており、
    前記仕切部には、前記上部空間と前記下部空間との間の風路となる風路開口部が形成されており、
    前記吹出開口部又は前記吸込開口部の一方は、前記風路開口部を介して前記上部空間と連通している請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  11. 前記室内熱交換器は、前記冷媒の流路の一部となる管同士の接合部を有している請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  12. 前記冷媒検知手段の検知信号に基づいて前記ファンを制御する制御部をさらに有しており、
    前記制御部は、前記冷媒の漏洩を検知した場合には前記ファンを運転させるものである請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  13. 前記室内機は、室内の床面に設置される床置形である請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  14. 前記冷媒は可燃性冷媒である請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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