JP2007078285A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内空間の気流が快適な状態の空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】本空気調和機の室内機は、室内機本体の下方部に、空気を下方に向かって吹出しエアーカーテンを形成するエアーカーテン空気吹出口を室内機本体の長手方向に沿って設けるとともに、室内空気吸込口をエアーカーテン空気吹出口よりも室内機本体の背面側に設ける。
【選択図】 図１

Description

本発明は空気調和機の室内機に係り、特に室内機本体の下方部にエアーカーテン空気吹出口を設けた空気調和機の室内機に関する。
従来の壁掛けタイプのエアコンは、ユニットの前面と上部から空気を吸込み、ユニットの下方部より、熱交換した空気を吹出す構成であった。吹出グリルにより風向をコントロールするものの、暖房時に暖かい空気が、部屋の天井部にたまりやすく快適性が充分ではなかった（特許文献１参照）。
特開平９−２５０７７３号公報
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、室内空間の気流が快適な状態の空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る空気調和機の室内機は、室内空気吸込口及び空調空気吹出口が設けられた室内機本体内に、熱交換器及び室内送風機を配置した空気調和機の室内機において、前記室内機本体の下方部に、空気を下方に向かって吹出しエアーカーテンを形成するエアーカーテン空気吹出口を室内機本体の長手方向に沿って設けるとともに、前記室内空気吸込口を前記エアーカーテン空気吹出口よりも室内機本体の背面側に設けたことを特徴とする。
本発明に係る空気調和機の室内機によれば、室内空間の気流が快適な状態の空気調和機の室内機を提供することができる。
以下、本発明に係る空気調和機の室内機の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
図１は本発明に係る空気調和機の室内機の設置状態を示す概念図である。
図１に示すように、本発明の空気調和機の室内機１は、室内空気吸込口２及び空調空気吹出口３が設けられた室内機本体４を備え、この室内機本体４内には、熱交換器５及び室内送風機６を配置している。
また、室内機本体４の下方部に、エアーカーテン空気吹出口７を室内機本体４の長手方向に沿って設け、エアーカーテン空気吹出口７に対向して設けたエアーカーテン発生送風機８により、エアーカーテン空気吹出口７から図中点線で示すように空気を下方に向かって吹出しエアーカーテンを形成する。室内空気吸込口２をエアーカーテン空気吹出口７よりも室内機本体４の背面側に設けている。なお、図中実線矢印は調和空気の流れを示し、符号９は連絡配管である。
エアーカーテン発生送風機８は、多翼ファンであっても、横流ファンでもよく、また、エアーカーテン発生送風機を設けず、室内機本体内に通風路を設け、室内送風機により、エアーカーテン空気を吹出すようにしてもよい。
エアーカーテン空気吹出口７はノズル形状なし、吹出し流れを薄い層にして、流速を速めている。この吹出し流の方向は、エアコンの吸込み流れとは反対方向であり、この吹出し流のエアーカーテン効果により、室内機本体に吸込まれる空気は、部屋の床に近い部分の層から吸込むことができる。
暖房運転時には、部屋の床に近い部分まで暖かい空気が降りてきて、部屋全体の暖房感が増す。
また、冷房運転時には、冷房時の空気は、自然に下方に降下するが、さらに下方に引っ張られ冷房効果がます。
上記のように本実施形態の空気調和機の室内機によれば、エアーカーテンにより、床面に近い位置の空気を下から吸込み、室内機本体内にて熱交換された空気を上から吹出すことにより、室内空間の気流が快適な状態を実現する。
なお、上記実施形態では、室内機本体の下方部に、エアーカーテン空気吹出口を室内機本体の長手方向に沿って設ける例で説明したが、図２に示すように、エアーカーテン空気吹出口７に加えて、エアーカーテン空気吹出口７ａを室内機本体４の側面下方にも設けてもよい。
また、図３に示すように、空調空気吹出口３に加えて、空調空気吹出口３ａを室内機本体４の側面上方にも設けてもよい。
本発明に係る空気調和機の室内機の設置状態を示す概念図。 本発明に係る空気調和機の室内機に用いられる室内機本体の他の実施形態の概念図。 本発明に係る空気調和機の室内機に用いられる室内機本体の他の実施形態の概念図。
符号の説明
１…空気調和機の室内機、２…室内空気吸込口、３…空調空気吹出口、４…室内機本体、５…熱交換器、６…室内送風機、７…エアーカーテン空気吹出口、８…エアーカーテン発生送風機。

Claims (3)

  1. 室内空気吸込口及び空調空気吹出口が設けられた室内機本体内に、熱交換器及び室内送風機を配置した空気調和機の室内機において、前記室内機本体の下方部に、空気を下方に向かって吹出しエアーカーテンを形成するエアーカーテン空気吹出口を室内機本体の長手方向に沿って設けるとともに、前記室内空気吸込口を前記エアーカーテン空気吹出口よりも室内機本体の背面側に設けたことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. エアーカーテン空気吹出口を室内機本体の側面下方にも設けることを特徴とする請求項１に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記室内送風機とは別個に、エアーカーテン空気吹出口に空気を送風する送風機を室内機本体内に配置したことを特徴とする請求項１または２に記載の空気調和機の室内機。
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