JP6238260B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関するものである。
特許文献1には、上羽根および下羽根という、回動する二つの風向変更羽根を有する空気調和機が開示されている。二つの風向変更羽根は互いにリンクアームで接続されており、二つの風向変更羽根はそれぞれが、回動可能に設けられている。二つの風向変更羽根は、冷房時は、直列に並び、暖房時は、並列に並ぶ。
特許第5128697号公報
しかしながら、特許文献1に開示の空気調和機では、運転停止状態では、二つの風向変更羽根が直列に並んで、装置ボディの外面を構成する。このため、二つの風向変更羽根それぞれが、ボディ外面に要求される意匠的な条件に制約されることとなり、風向制御に適した形状の風向変更羽根が全く得られない問題が生じ得る。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、風向制御に適した形状の少なくとも一つの羽根が容易に得られる、空気調和機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の空気調和機は、吸込口および吹出口を有する本体と、前記本体内に設けられた送風部と、前記本体内に設けられた熱交換部とを備えた空気調和機であって、第1羽根および第2羽根がそれぞれ可動に支持されており、前記第1羽根は、運転時、前記吹出口を開き、運転停止時、前記吹出口を閉じており、前記第2羽根は、運転停止時、前記本体内に収納されており、運転時には、前記吹出口の外方へ移動する。
本発明によれば、風向制御に適した形状の少なくとも一つの羽根が容易に得られる。
本発明の実施の形態1を示す空気調和機の、部屋内から見たときの設置状態を示す図である。 図1の空気調和機の内部構造を側方から示す図である。 図1の空気調和機の内部構造を側方から示す図である。 図1の空気調和機の内部構造を側方から示す図である。 本発明の実施の形態2に関する、図1と同態様の図である。 本実施の形態2に関する、図2と同態様の図である。 本実施の形態2に関する、図3と同態様の図である。 本実施の形態2に関する、図4と同態様の図である。 本発明の実施の形態3に関する、図1と同態様の図である。 本実施の形態3に関する、図1と同態様の図である。 本発明の実施の形態3に関する、図2と同態様の図である。 本発明の実施の形態3に関する、図3と同態様の図である。 本発明の実施の形態3に関する、図4と同態様の図である。 本発明の実施の形態4における空気調和機の、部屋内から見たときの設置状態を示す図である。 図14の空気調和機の内部構造を側方から示す図である。 図14の空気調和機の内部構造を側方から示す図である。 図14の空気調和機の内部構造を側方から示す図である。 図14の空気調和機の内部構造を側方から示す図である。
以下、本発明に係る空気調和機(室内機)の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。また、室外機については、既存のものを用いることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機の部屋から見たときの設置概要図である。図2〜図4は、図1の空気調和機の内部構造を側方から示す図である。なお、図2は、空気調和機の運転停止時の状態を示し、図3は、水平吹き運転時(正面吹き時)の状態を示し、図4は、下吹き運転時(縦吹き時)の状態を示す。
図1に図示されるように、空気調和機(室内機)100は、本体1によって、空気調和機100の外郭が構成されている。空気調和機100は、壁掛け型であり、空調対象空間である部屋11の壁11aに設置されている。また、空気調和機100は、一般家庭の部屋に設置されることに限定されるものではなく、たとえば施設のビルの一室や倉庫などに設置されていてもよい。
本体1は、箱状をなしており、部屋11の壁11aに対面する背面1cと、背面1cの反対側である前面1aと、上面1bと、下面1dと、左右一対の側面1eとを含んでいる。
本体1の上部を構成する上面1bには、室内空気を空気調和機100内に吸い込むためのグリル型の吸込口2bが形成されている。また、前面1aには、前面グリル6が取り付けられ、前面グリル6の本体高さ方向でいう中央部には、吸込口2aが開口している。吸込口2aは、前面グリル6を、横幅方向に延びている。吸込口2aの下流側には、導風壁6aが設けられている。吸込口2aの下流側の流路の前面側は、前面グリル6の裏面で形成され、吸込口2aの下流側の流路の背面側は、導風壁6aで形成されている。導風壁6aは、吸込口2aの上方の前面グリル6から背面側に延び且つ下方に延びている。
本体1の下部を構成する下面1dには、調整された空気を室内に供給するための吹出口3が形成されている。厳密には、吹出口3は、下面1dの前部のエリアと、前面1aの下部のエリアとにまたがって、形成されている。前面1aの下部は、前面1aの大部分である中央部および上部とほぼ同じ前向きの面であるが、前面1aの中央部および上部よりも僅かに下向きに傾いている。
本体1の内部には、羽根車8aを有する貫流ファン(送風部)8と、ガイドウォール10とが配置されている。貫流ファン8は、吸込側風路E1及び吹出側風路E2の間に配置され、吸込口2a、2bから空気を吸い込み、吹出口3へと空気を吹き出す。ガイドウォール10は、貫流ファン8の後方から下方にわたって延びており、貫流ファン8から放出された空気を吹出口3に導く。
さらに、本体1の内部には、吸込口2a、2bから吸い込まれる空気中の塵埃などを除去するフィルタ(通風抵抗体)5と、冷媒の温熱又は冷熱を空気に伝達して空調空気を生成する熱交換器(熱交換部、通風抵抗体)7と、吸込側風路E1及び吹出側風路E2を区画するスタビライザー9とが配置されている。
ガイドウォール10は、スタビライザー9の下面側と協働して、吹出側風路E2を構成するものである。ガイドウォール10は、貫流ファン8から吹出口3にかけて渦巻き面を形成している。
フィルタ5は、たとえば網目状に形成され、吸込口2a、2bから吸い込まれる空気中の塵埃などを除去するものである。フィルタ5は、吸込口2a、2bから吹出口3までの風路のうち、吸込口2a、2bの下流側であって熱交換器7の上流側に設けられている。また、フィルタ5は、熱交換器7の上方から前方にわたって延びている。
熱交換器7(室内熱交換器)は、冷房運転時において、蒸発器として機能して空気を冷却し、暖房運転時において、凝縮器(放熱器)として機能して空気を加温するものである。この熱交換器7は、吸込口2a、2bから吹出口3までの風路(本体1内部の中央部)のうち、フィルタ5の下流側であって貫流ファン8の上流側に設けられている。なお、図2では、熱交換器7の形状は、貫流ファン8の前部及び上部を取り囲むような形状をしているが、あくまでも一例であり、特に限定されるものではない。
熱交換器7は、圧縮機、室外熱交換器、及び絞り装置などを有する周知の態様でよい室外機に接続されて冷凍サイクルを構成しているものとする。また、熱交換器7には、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されるクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器が用いられている。
スタビライザー9は、吸込側風路E1と吹出側風路E2とを区画するもので、図2に図示されるように熱交換器7の下側に設けられている。吸込側風路E1は、スタビライザー9の上方に位置し、吹出側風路E2は、スタビライザー9の下方に位置している。
スタビライザー9は、吸込側流路E1と吹出側流路E2とを分離する舌部9aと、熱交換器7から滴下される水滴を一時貯水するドレンパン9bと、吹出口3の吹出風路3aの上壁面(前面側壁面)であるディフューザー3a1とを有する。
吹出風路3aには、上下風向ベーン4aと、左右風向ベーン4bとが設けられている。左右風向ベーン4bは、上下風向ベーン4aと、貫流ファン8との間に回動可能に設けられている。上下風向ベーン4aは、貫流ファン8から吹き出された空気の方向のうちの上下方向を調整するものであり、左右風向ベーン4bは、貫流ファン8から吹き出された空気の方向のうちの左右方向を調整するものである。
上下風向ベーン4aは、第1羽根4a1と、第2羽根4a2と、第3羽根4a3とを含んでいる。これら第1羽根4a1、第2羽根4a2および第3羽根4a3は、それぞれ、個別の駆動源を有しており、個別に回動される。
第1羽根4a1は、運転停止時、吹出口3のうち下面1dの前部のエリアを閉じており、装置ボディの外面を構成している。つまり、第1羽根4a1は、風向制御部と本体外郭意匠部として兼用されている。第1羽根4a1の、運転停止時における上面(風路側面)は、凸形状に形成されている。また、第1羽根4a1は、回動可能に設けられており、第1羽根4a1の回動軸は、吹出風路3a内の下部のガイドウォール寄りに位置している。
第3羽根4a3は、運転停止時、吹出口3のうち前面1aの下部のエリアを閉じており、装置ボディの外面を構成している。つまり、第3羽根4a3もまた、風向制御部と本体外郭意匠部として兼用されている。
第2羽根4a2は、運転停止時、吹出風路3a内に収納されており、第1羽根4a1と貫流ファン8との間、且つ、第3羽根4a3と貫流ファン8との間に配置されている。より詳細には、運転停止時、第2羽根4a2の全体が、本体1内に収納されている。一方、運転時には、第2羽根4a2は吹出口3から外方へ移動し、つまり、第2羽根4a2の一部または第2羽根4a2の全体が、吹出口3から外にせり出す。すなわち、第2羽根4a2は、風向制御部として機能し、本体外郭意匠部としては機能しない。
また、後に詳しく説明するが、端的には、第2羽根4a2は、水平吹き時(正面吹き時)は、図3に示されるように、第1羽根4a1と直接に並び、下吹き時(縦吹き時)は、図4に示されるように、第1羽根4a1と並列に並ぶ。また、第3羽根4a3は、水平吹き時も下吹き時も共に、第2羽根4a2とほぼ並行に並ぶ。
また、第2羽根4a2の回動軸は、吹出口3内の上部且つスタビライザー寄りに位置している。そして、第2羽根4a2は、水平吹き時、吹き出し流れの進行方向でいう第1羽根4a1の前に移動し、第1羽根4a1と直列に並ぶ。なお、この第1羽根4a1と第2羽根4a2との直列配置は、図3のような側面視において、第1羽根4a1の上流端Aと第2羽根4a2の下流端Bとを結ぶ仮想線Vよりも、第2羽根4a2の上流端Cが、下方に位置するような状態(仮想線Vに対して本体1から離れる側に位置する状態)であることを要する。これにより、第1羽根4a1および第2羽根4a2は、水平吹き時は、第1羽根4a1および第2羽根4a2それぞれの弦長よりも長い仮想弦長を有した1枚の仮想羽根となり、下吹き時は、個々の弦長を有した2枚の個別の羽根として機能する。すなわち、羽根自体を交換することなく風向により羽根弦長が変化する態様が得られているといえる。
また、水平吹き時、直列に配置された第1羽根4a1と第2羽根4a2との間には、隙間20が確保される。特に、本実施の形態1では、直列に並んだとき、第1羽根4a1の上面(本体側の面)が上向きの凸形状(本体に向けて凸形状)であり、第2羽根4a2の下面(本体と反対側の面)が下向きの凸形状(本体と反対側に向けて凸形状)であるように、第1羽根4a1および第2羽根4a2がそれぞれ回動して移動する。
また、第2羽根4a2は、図4に示されるように、下吹き時は、吹出口3よりも部分的に外に出ると共に、図3に示されるように、水平吹き時には、吹出口3から完全に外へ出る(第2羽根4a2の全体が吹出口3から外に出る)。
一方、第2羽根4a2は、下吹き時、第1羽根4a1と第3羽根4a3との間の位置に移動し、且つ、これら第1羽根4a1と第3羽根4a3とほぼ平行な姿勢に移動する。すなわち、第2羽根4a2は、下吹き時、第1羽根4a1と並列に並ぶ。また、このとき、第2羽根4a2における第1羽根4a1と対向する面が、第1羽根4a1に向けて出っ張る凸形状であり、第1羽根4a1における第2羽根4a2と対向する面が、第2羽根4a2に向けて出っ張る凸形状であるように、第1羽根4a1および第2羽根4a2がそれぞれ回動して移動する。
以上のような構成を有する空気調和機においては、次のような効果が得られる。第2羽根4a2は、運転停止時、吹出風路3a内に収納されており、運転時には、吹出口3から外にせり出す。このため、第2羽根4a2は、ボディ外面に要求される意匠的な条件に制約されることなく、風向制御に適した形状を有することができ、風向制御に適した形状の少なくとも一つの風向制御羽根が確実に確保されることとなる。また、本体の外面の意匠の評価としては、運転停止時、外観観察において開閉部として認識できる部分は少ないほど好ましいところ、本実施の形態1では、3枚の羽根を用いておりながら、運転停止時は2枚分の開閉部だけが視認できる意匠を提供することができる。また、運転停止時の開閉部の外縁からは埃等の本体内部への侵入が少なからず懸念されるところ、本実施の形態1では、3枚の羽根を用いておりながら、運転停止時の開閉部を2枚分で抑えることで、好ましくない埃等の本体内部への侵入を抑制することも期待できる。
また、第2羽根4a2は、第1羽根4a1と直列に並ぶ。よって、第1羽根4a1および第2羽根4a2は、水平吹き時は、第1羽根4a1および第2羽根4a2それぞれの弦長よりも長い仮想弦長を有した1枚の仮想羽根となり、下吹き時は、個々の弦長を有した2枚の個別の羽根として機能する。すなわち、羽根自体を交換することなく風向により羽根弦長が変化する態様が得られているといえる。このように個々の羽根の弦長よりも長い仮想弦長を有した仮想羽根が得られるので、水平吹き時、貫流ファンから下向きに放出された空気の流れを、長い仮想弦長を活用して、大きく前方へと転向させることができ、風向制御性を大きく向上させることができる。
また、水平吹き時、直列に配置された第1羽根4a1と第2羽根4a2との間には、隙間20が確保される。このように隙間20が確保された状態で第1羽根4a1と第2羽根4a2とが直列配置されるので、冷房時の風は、第1羽根4a1通過後、第2羽根4a2との隙間20から第2羽根4a2の上下面の両方に流れ、第2羽根4a2の両面での温度差が小さくなるので、結露が抑制され、品質を向上させることができる。特に、本実施の形態1では、直列に並んだとき、第1羽根4a1の上面(本体側の面)が上向きの凸形状(本体に向けて凸形状)であり、第2羽根4a2の下面(本体と反対側の面)が下向きの凸形状(本体と反対側に向けて凸形状)であるように、第1羽根4a1および第2羽根4a2がそれぞれ回動して移動する。このような第1羽根4a1および第2羽根4a2の面の反りの方向の作用によって、さらに、第1羽根4a1と第2羽根4a2との間に気流が流れやすくなっており、結露の抑制効果はより高いものとなっている。
また、第2羽根4a2は、図4に示されるように、下吹き時は、吹出口3よりも部分的に外に出ると共に、図3に示されるように、水平吹き時には、吹出口3から完全に外へ出る(第2羽根4a2の全体が吹出口3から外に出る)。このため、吹出口3から出た第2羽根4a2の部分では、本体1の側面1eの側方からの流れの抑え込み作用から解放されるので、風向制御が行いやすいという利点が得られる。
また、第2羽根4a2は、下吹き時、第1羽根4a1と並列に並ぶ。さらに、第2羽根4a2における第1羽根4a1と対向する面が、第1羽根4a1に向けて出っ張る凸形状であり、第1羽根4a1における第2羽根4a2と対向する面が、第2羽根4a2に向けて出っ張る凸形状であるように、第1羽根4a1および第2羽根4a2がそれぞれ回動して移動する。このため、暖房時、第1羽根4a1と第2羽根4a2との間を流れる気流は、第1羽根4a1の凸形状と第2羽根4a2の凸形状とで囲まれた領域を流れるので、徐々に縮流されることで、剥離渦が抑制された後、さらに、徐々に拡大流れとなることで、流れの乱れが抑制される。よって、総括的にみて、気流の直進性が向上し、気流の床面到達距離が延長されて、利用者の足元まで暖房できる効果が増大する。
実施の形態2.
次に、図5〜図8を参照しながら、本発明の実施の形態2について説明する。図5は、本発明の実施の形態2に関する、図1と同態様の図である。図6は、本実施の形態2に関する、図2と同態様の図である。図7は、本実施の形態2に関する、図3と同態様の図である。図8は、本実施の形態2に関する、図4と同態様の図である。なお、本実施の形態2は、以下に説明する部分以外の構成は、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
本実施の形態2の空気調和機200においては、本体1の下面1dにのみ、吹出口203が設けられている。すなわち、吹出口203は、本体1の前面1aには開口していない。
空気調和機200には、上下風向ベーン204aが設けられており、上下風向ベーン204aは、上記実施の形態1における第1羽根4a1と第2羽根4a2とを含んでおり、上記実施の形態1における第3羽根4a3に相当する部材は含まれていない。
このような本実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様な利点が得られている。さらに、本実施の形態2では、吹出口が本体の下面にのみ開口し前面には開口していないので、本体内部の機能部品から生じる騒音(例えば貫流ファンの駆動モータ音、貫流ファンの風切音、熱交換器内の冷媒流通音)が前方に向けて直接漏れることが抑制されており、意匠的な条件に制約されない羽根による風向制御性の向上と、騒音抑制との両立が図られている。また、上述したように第2羽根が本体外にせり出し第1羽根と直列的に並ぶので、本体の前面に吹出口を有しない態様でも好適な水平吹きが可能であり、騒音抑制と快適性との両立も図ることができる。
実施の形態3.
次に、図9〜図13を参照しながら、本発明の実施の形態3について説明する。図9および図10は、本発明の実施の形態3に関する、図1と同態様の図である。特に、図9は、下吹き運転時(縦吹き時)の状態を示し、図10は、水平吹き運転時(正面吹き時)の状態を示す。図11は、本実施の形態3に関する、図2と同態様の図である。図12は、本実施の形態3に関する、図3と同態様の図である。図13は、本実施の形態3に関する、図4と同態様の図である。なお、本実施の形態3は、以下に説明する部分以外の構成は、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
本実施の形態3の空気調和機300において、吹出口303は、下面1dの前部のエリアと、前面1aの下部のエリアとにまたがって、形成されている。上下風向ベーン304aは、第1羽根4a1と、第2羽根4a2と、シャッタ4a4とを含んでいる。これら第1羽根4a1、第2羽根4a2およびシャッタ4a4は、それぞれ、個別の駆動源を有している。第1羽根4a1および第2羽根4a2は、上記実施の形態1と同様なものである。
一方、シャッタ4a4は、吹出口303における、前面1aの下部のエリアを開閉するものである。シャッタ4a4は、本体1の前面1aの延びる方向に沿って延びている。シャッタ4a4は、運転停止時、装置ボディの前面下部の外面を構成しており、本体外郭意匠部として機能する。
また、シャッタ4a4は、本体1の前面1aの延びる方向に沿って移動し、つまり、上下にスライドする。シャッタ4a4は、水平吹き運転時は、上方にスライドして、面1aの下部のエリアの吹出口303を開放し、貫流ファン8から吹き出された空気が前方に向けて流れることを許容する。一方、シャッタ4a4は、下吹き運転時は、下方にスライドして、面1aの下部のエリアの吹出口303を閉じると共に、貫流ファン8から吹き出された空気が、下方に流れるようにガイドする。
このような本実施の形態3においても、上述した実施の形態1と同様な利点が得られている。さらに、本実施の形態3でも、吹出口が本体の下面にのみ開口し前面には開口していないので、本体内部の機能部品から生じる騒音が前方に向けて直接漏れることが抑制されており、意匠的な条件に制約されない羽根による風向制御性の向上と、騒音抑制との両立が図られている。また、上述したように第2羽根が本体外にせり出し第1羽根と直列的に並ぶので、本体の前面に吹出口を有しない態様でも好適な水平吹きが可能であり、騒音抑制と快適性との両立も図ることができる。
実施の形態4.
次に、図14〜図18を参照しながら、本発明の実施の形態4について説明する。図14は、本発明の実施の形態4における空気調和機の部屋から見たときの設置概要図である。図15〜図18は、図14の空気調和機の内部構造を側方から示す図である。なお、図15は、空気調和機の運転停止時の状態を示し、図16は、上吹き運転時(縦吹き時)の状態を示し、図17は、水平吹き運転時(正面吹き時)の状態を示し、図18は、下吹き運転時(縦吹き時)の状態を示す。なお、本実施の形態4は、以下に説明する部分以外の構成は、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
空気調和機400は、床置き型であり、空調対象空間である部屋11の床11bに設置されている。空気調和機400は、後述する吸込口402c、ドレンパン409bおよび第3羽根4a5を除き、フィルタ5、熱交換器7、貫流ファン8、スタビライザー9、ガイドウォール10、第1羽根4a1および第2羽根4a2が、上記実施の形態1の空気調和機の構成と、上下逆に設けられている。
図14に図示されるように、空気調和機(室内機)400は、本体1によって、空気調和機400の外郭が構成されている。本体1は、箱状をなしており、部屋11の壁11aに対面する背面1cと、背面1cの反対側である前面1aと、上面1bと、下面1dと、左右一対の側面1eとを含んでいる。
前面1aの下部には、室内空気を空気調和機400内に吸い込むためのグリル型の吸込口402cが形成されている。また、前面1aには、前面グリル6が取り付けられ、前面グリル6の本体高さ方向でいう上寄りの部分には、吸込口2aが開口している。吸込口2aは、前面グリル6を、横幅方向に延びている。吸込口2aの下流側には、導風壁6aが設けられている。吸込口2aの下流側の流路の前面側は、前面グリル6の裏面で形成され、吸込口2aの下流側の流路の背面側は、導風壁6aで形成されている。導風壁6aは、吸込口2aの上方の前面グリル6から背面側に延び且つ上方に延びている。
本体1の上面1bには、調整された空気を室内に供給するための吹出口3が形成されている。厳密には、吹出口3は、上面1bの前部のエリアと、前面1aの上部のエリアとにまたがって、形成されている。
本体1の内部には、羽根車8aを有する貫流ファン(送風部)8と、ガイドウォール10とが配置されている。貫流ファン8は、吸込側風路E1及び吹出側風路E2の間に配置され、吸込口402c、2aから空気を吸い込み吹出口3から空気を吹き出す。ガイドウォール10は、貫流ファン8の後方から上方にわたって延びており、貫流ファン8から放出された空気を吹出口3に導く。
さらに、本体1の内部には、吸込口402c、2aから吸い込まれる空気中の塵埃などを除去するフィルタ(通風抵抗体)5と、冷媒の温熱又は冷熱を空気に伝達して空調空気を生成する熱交換器(熱交換部、通風抵抗体)7と、吸込側風路E1及び吹出側風路E2を区画するスタビライザー9とが配置されている。
ガイドウォール10は、スタビライザー9の上面側と協働して、吹出側風路E2を構成するものである。ガイドウォール10は、貫流ファン8から吹出口3にかけて渦巻き面を形成している。
フィルタ5は、たとえば網目状に形成され、吸込口402c、2aから吸い込まれる空気中の塵埃などを除去するものである。フィルタ5は、吸込口402c、2aから吹出口3までの風路のうち、吸込口402c、2aの下流側であって熱交換器7の上流側に設けられている。また、フィルタ5は、熱交換器7の下方から前方にわたって延びている。
熱交換器7(室内熱交換器)は、冷房運転時において、蒸発器として機能して空気を冷却し、暖房運転時において、凝縮器(放熱器)として機能して空気を加温するものである。この熱交換器7は、吸込口402c、2aから吹出口3までの風路(本体1内部の中央部)のうち、フィルタ5の下流側であって貫流ファン8の上流側に設けられている。なお、図15では、熱交換器7の形状は、貫流ファン8の前部及び下部を取り囲むような形状をしているが、あくまでも一例であり、特に限定されるものではない。
熱交換器7は、圧縮機、室外熱交換器、及び絞り装置などを有する周知の態様でよい室外機に接続されて冷凍サイクルを構成しているものとする。また、熱交換器7には、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されるクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器が用いられている。
スタビライザー9は、吸込側風路E1と吹出側風路E2とを区画するもので、図15に図示されるように熱交換器7の上側に設けられている。吸込側風路E1は、スタビライザー9の下方に位置し、吹出側風路E2は、スタビライザー9の上方に位置している。
スタビライザー9は、吸込側流路E1と吹出側流路E2とを分離する舌部9aと、吹出口3の吹出風路3aの下壁面(前面側壁面)であるディフューザー3a1とを有する。また、熱交換器7の下方には、熱交換器7から滴下される水滴を一時貯水するドレンパン409bが設けられている。
吹出風路3aには、上下風向ベーン4aが設けられている。上下風向ベーン4aは、第1羽根4a1と、第2羽根4a2と、第3羽根4a5とを含んでいる。これら第1羽根4a1、第2羽根4a2および第3羽根4a5は、それぞれ、個別の駆動源を有しており、個別に回動される。
第1羽根4a1は、運転停止時、吹出口3のうち上面1bの前部のエリアを閉じており、装置ボディの外面を構成している。つまり、第1羽根4a1は、風向制御部と本体外郭意匠部として兼用されている。第1羽根4a1の、運転停止時における下面(風路側面)は、凸形状に形成されている。また、第1羽根4a1は、回動可能に設けられており、第1羽根4a1の回動軸は、吹出風路3a内の上部のガイドウォール寄りに位置している。
第3羽根4a5は、運転停止時、吹出口3のうち前面1aの上部のエリアを閉じており、装置ボディの外面を構成している。つまり、第3羽根4a5もまた、風向制御部と本体外郭意匠部として兼用されている。
第2羽根4a2は、運転停止時、吹出風路3a内に収納されており、第1羽根4a1と貫流ファン8との間、且つ、第3羽根4a5と貫流ファン8との間に配置されている。より詳細には、運転停止時、第2羽根4a2の全体が、本体1内に収納されている。一方、第2羽根4a2は、運転時には、吹出口3から外にせり出す。すなわち、第2羽根4a2は、風向制御部として機能し、本体外郭意匠部としては機能しない。
また、後に詳しく説明するが、端的には、第2羽根4a2は、水平吹き時(正面吹き時)は、図17に示されるように、第1羽根4a1と直接に並び、上吹き時(縦吹き時)は、図16に示されるように、第1羽根4a1と並列に並ぶ。さらに、図18に示されるように、下吹き時(縦吹き時)には、第1羽根4a1と第2羽根4a2とが前後に並ぶ。
第3羽根4a5は、上吹き時には、運転停止時と同じ位置および姿勢にある。第3羽根4a5は、水平吹き時には、上吹き時と同じ姿勢であり且つ上吹き時より上昇することでスタビライザー9と協働して空気を第2羽根4a2の下面に向けてガイドする。第3羽根4a5は、下吹き時には、吹出口3の前面1aの上部のエリアを開放する。このとき、第3羽根4a5は、第3羽根4a5の前部が第3羽根4a5の後部よりも下方に位置するように、傾いている。これにより、第3羽根4a5は、出口3の前面1aの上部のエリアを通過する空気を、下方に向けてガイドする。
また、第2羽根4a2の回動軸は、吹出口3内の下部のスタビライザー寄りに位置している。そして、第2羽根4a2は、水平吹き時、吹き出し流れの進行方向でいう第1羽根4a1の前に移動し、第1羽根4a1と直列に並ぶ。なお、この第1羽根4a1と第2羽根4a2との直列配置は、図17のような側面視において、第1羽根4a1の上流端Aと第2羽根4a2の下流端Bとを結ぶ仮想線Vよりも、第2羽根4a2の上流端Cが、上方に位置するような状態(仮想線Vに対して本体1から離れる側に位置する状態)であることを要する。これにより、第1羽根4a1および第2羽根4a2は、水平吹き時は、第1羽根4a1および第2羽根4a2それぞれの弦長よりも長い仮想弦長を有した1枚の仮想羽根となり、下吹き時は、個々の弦長を有した2枚の個別の羽根として機能する。すなわち、羽根自体を交換することなく風向により羽根弦長が変化する態様が得られているといえる。
また、水平吹き時、直列に配置された第1羽根4a1と第2羽根4a2との間には、隙間20が確保される。特に、本実施の形態1では、直列に並んだとき、第1羽根4a1の下面(本体側の面)が下向きの凸形状(本体に向けて凸形状)であり、第2羽根4a2の上面(本体と反対側の面)が上向きの凸形状(本体と反対側に向けて凸形状)であるように、第1羽根4a1および第2羽根4a2がそれぞれ回動して移動する。
また、第2羽根4a2は、図16に示されるように、上吹き時は、吹出口3よりも部分的に外に出ると共に、図17に示されるように、水平吹き時には、吹出口3から完全に外へ出る(第2羽根4a2の全体が吹出口3から外に出る)。
一方、第2羽根4a2は、上吹き時、第1羽根4a1と第3羽根4a5との間の位置に移動し、且つ、これら第1羽根4a1と第3羽根4a5とほぼ平行な姿勢に移動する。すなわち、第2羽根4a2は、上吹き時、第1羽根4a1と並列に並ぶ。また、このとき、第2羽根4a2における第1羽根4a1と対向する面が、第1羽根4a1に向けて出っ張る凸形状であり、第1羽根4a1における第2羽根4a2と対向する面が、第2羽根4a2に向けて出っ張る凸形状であるように、第1羽根4a1および第2羽根4a2がそれぞれ回動して移動する。
以上のような構成を有する空気調和機においても、実施の形態1と同様、次のような効果が得られる。第2羽根4a2は、運転停止時、吹出風路3a内に収納されており、運転時には、吹出口3から外にせり出す。このため、第2羽根4a2は、ボディ外面に要求される意匠的な条件に制約されることなく、風向制御に適した形状を有することができ、風向制御に適した形状の少なくとも一つの風向制御羽根が確実に確保されることとなる。また、本体の外面の意匠の評価としては、運転停止時、外観観察において開閉部として認識できる部分は少ないほど好ましいところ、本実施の形態1では、3枚の羽根を用いておりながら、運転停止時は2枚分の開閉部だけが視認できる意匠を提供することができる。また、運転停止時の開閉部の外縁からは埃等の本体内部への侵入が少なからず懸念されるところ、本実施の形態1では、3枚の羽根を用いておりながら、運転停止時の開閉部を2枚分で抑えることで、好ましくない埃等の本体内部への侵入を抑制することも期待できる。
また、第2羽根4a2は、第1羽根4a1と直列に並ぶ。よって、第1羽根4a1および第2羽根4a2は、水平吹き時は、第1羽根4a1および第2羽根4a2それぞれの弦長よりも長い仮想弦長を有した1枚の仮想羽根となり、上吹き時は、個々の弦長を有した2枚の個別の羽根として機能する。すなわち、羽根自体を交換することなく風向により羽根弦長が変化する態様が得られているといえる。このように個々の羽根の弦長よりも長い仮想弦長を有した仮想羽根が得られるので、水平吹き時、貫流ファンから上向きに放出された空気の流れを、長い仮想弦長を活用して、大きく前方へと転向させることができ、風向制御性を大きく向上させることができる。
また、水平吹き時、直列に配置された第1羽根4a1と第2羽根4a2との間には、隙間20が確保される。このように隙間20が確保された状態で第1羽根4a1と第2羽根4a2とが直列配置されるので、冷房時の風は、第1羽根4a1通過後、第2羽根4a2との隙間20から第2羽根4a2の上下面の両方に流れ、第2羽根4a2の両面での温度差が小さくなるので、結露が抑制され、品質を向上させることができる。特に、本実施の形態1では、直列に並んだとき、第1羽根4a1の下面(本体側の面)が下向きの凸形状(本体に向けて凸形状)であり、第2羽根4a2の上面(本体と反対側の面)が上向きの凸形状(本体と反対側に向けて凸形状)であるように、第1羽根4a1および第2羽根4a2がそれぞれ回動して移動する。このような第1羽根4a1および第2羽根4a2の面の反りの方向の作用によって、さらに、第1羽根4a1と第2羽根4a2との間に気流が流れやすくなっており、結露の抑制効果はより高いものとなっている。
また、第2羽根4a2は、図16に示されるように、上吹き時は、吹出口3よりも部分的に外に出ると共に、図17に示されるように、水平吹き時には、吹出口3から完全に外へ出る(第2羽根4a2の全体が吹出口3から外に出る)。このため、吹出口3から出た第2羽根4a2の部分では、本体1の側面1eの側方からの流れの抑え込み作用から解放されるので、風向制御が行いやすいという利点が得られる。
また、第2羽根4a2は、上吹き時、第1羽根4a1と並列に並ぶ。さらに、第2羽根4a2における第1羽根4a1と対向する面が、第1羽根4a1に向けて出っ張る凸形状であり、第1羽根4a1における第2羽根4a2と対向する面が、第2羽根4a2に向けて出っ張る凸形状であるように、第1羽根4a1および第2羽根4a2がそれぞれ回動して移動する。このため、第1羽根4a1と第2羽根4a2との間を流れる気流は、第1羽根4a1の凸形状と第2羽根4a2の凸形状とで囲まれた領域を流れるので、徐々に縮流されることで、剥離渦が抑制された後、さらに、徐々に拡大流れとなることで、流れの乱れが抑制される。よって、総括的にみて、気流の直進性が向上し、気流の到達距離が延長されて、室内全体に空気調和の効果が行き渡りやすいという利点がある。
さらに、本実施の形態4では、上吹き時および水平吹き時には、吹出口が本体の上面にのみ開口し前面には開口していないので、本体内部の機能部品から生じる騒音(例えば貫流ファンの駆動モータ音、貫流ファンの風切音、熱交換器内の冷媒流通音)が前方に向けて直接漏れることが抑制されており、意匠的な条件に制約されない羽根による風向制御性の向上と、騒音抑制との両立が図られている。また、上述したように第2羽根が本体外にせり出し第1羽根と直列的に並ぶので、吹出口を本体の上面だけ開口させた状態でも、
好適な水平吹きが可能であり、騒音抑制と快適性との両立も図ることができる。また、本実施の形態4の床置きタイプによれば、上吹き、水平吹き、下吹きが可能であり、吹出範囲が広い空気調和機能を提供することができる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
1 本体、2a、2b、402c 吸込口、3、203 吹出口、4a1 第1羽根、4a2 第2羽根、7 熱交換器(熱交換部)、8 貫流ファン(送風部)、20 隙間、100、200、300、400 空気調和機。

Claims (5)

  1. 吸込口および吹出口を有する本体と、
    前記本体内に設けられた送風部と、
    前記本体内に設けられた熱交換部とを備えた空気調和機であって、
    第1羽根および第2羽根がそれぞれ可動に支持されており、
    前記第1羽根は、運転時、前記吹出口を開き、運転停止時、前記吹出口を閉じており、
    前記第2羽根は、運転停止時、前記本体内に収納されており、運転時には、前記吹出口の外方へ移動し、
    正面吹き時、前記第1羽根と前記第2羽根とは直列に並び、
    正面吹き時、側面視において、前記第2羽根の上流端が、前記第1羽根の上流端と前記第2羽根の下流端とを結ぶ仮想線よりも、前記本体から離れる側に位置する、
    空気調和機。
  2. 正面吹き時には、前記第2羽根の全体が、前記吹出口から外に出る、
    請求項1の空気調和機。
  3. 正面吹き時、前記第1羽根と前記第2羽根との間には、隙間が確保される、
    請求項1または2の空気調和機。
  4. 前記第1羽根における本体側の面が、本体に向けて凸形状であり、前記第2羽根における本体と反対側の面が、本体と反対側に向けて凸形状である、
    請求項1〜3の何れか一項の空気調和機。
  5. 縦吹き時、前記第1羽根と前記第2羽根とは並列に並び、
    縦吹き時、前記第2羽根における前記第1羽根と対向する面が、前記第1羽根に向けて出っ張る凸形状であり、前記第1羽根における前記第2羽根と対向する面が、前記第2羽根に向けて出っ張る凸形状である、
    請求項1〜の何れか一項の空気調和機。
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