JPH11278535A - ボビン等円筒状物用保持板及び該保持板を用いた梱包方法 - Google Patents
ボビン等円筒状物用保持板及び該保持板を用いた梱包方法Info
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- JPH11278535A JPH11278535A JP10333098A JP10333098A JPH11278535A JP H11278535 A JPH11278535 A JP H11278535A JP 10333098 A JP10333098 A JP 10333098A JP 10333098 A JP10333098 A JP 10333098A JP H11278535 A JPH11278535 A JP H11278535A
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Abstract
るボビン等の円筒状物を保管、運搬するためのもので、
高強度と軽量性とを兼ね備えるとともに、円筒状物をパ
レット上に積み上げたものの梱包用外装を破るおそれが
なく、さらに、外装材が円筒状物の表面に接触して汚損
するのを防止したボビン等円筒状物用保持板を提供す
る。 【解決手段】 コアー部12の上下両面にライナー部1
3を貼着してなる方形のハニカム板からなり、その板面
14にボビン等の円筒状物18の芯部19が挿脱可能と
された保持孔15を所要数穿設するとともに、四隅のコ
アー部12とその上下何れか一方のライナー部13とに
斜めに切れ目16を入れて三角形状の折曲片17を形成
し、該折曲片17を前記切れ目16に沿って他方のライ
ナー部13側に折り重ね可能としてなることを特徴とす
る。
Description
紙管等の芯部に巻回してなるボビン等の円筒状物を保
管、運搬するためのボビン等円筒状物用保持板、及び該
保持板を用いたボビン等円筒状物の梱包方法に関するも
のである。
例は、図6及び図7に示すような構造からなっている。
これらの図において、1は保持板で、方形の段ボールか
らなり、その板面2に後述するボビン等の円筒状物4の
芯部5が挿脱可能とされた保持孔3が所要数穿設されて
いる。
4を梱包して保管、運搬するには、図8に示すように、
まず、保持板1を介して円筒状物4を所要段数積み上げ
るとともに、積み上げた円筒状物4の上下両端面に保持
板1を配設し、各保持板1の保持孔3内に円筒状物4の
芯部5を挿入したものをパレット6上に載置する。芯部
5には、紙管が用いられていることが多い。
フィルム等の外装材7で梱包した後、外側に荷造り用テ
ープ8を掛けて梱包を完了する。この際、ストレッチフ
ィルム等の外装材7は、通常、熱収縮させないまま使用
する。
オークリフトで運搬するのが便利である。それには、フ
オークの先端でパレット6のフオーク挿入孔9を目掛け
て外装材7を突き破り、フオークをフオーク挿入孔9に
差し込んでパレット6を持ち上げ、所定位置に運搬すれ
ばよい。
1によれば、その強度、特に曲げ強度が弱いために耐久
性が小さい上、重量が大きいために取扱い性が悪く、ま
た、往々にして保持板1の四隅の角部10により外装材
7が破れるという問題があった。さらに、図8に示すよ
うに、コーナー部の外装材7が内側、即ち、円筒状物4
側に窪み、その結果、外装材7が円筒状物4の表面に接
触して静電気を発生することが多く、円筒状物4が糸を
巻回したものの場合には糸が毛羽立ったり埃が付着し、
またフィルムの場合には埃が付着し、商品価値を低下さ
せるという問題もあった。
のような問題点を取り除くことを目的とする。
に、本発明の第1は、コアー部の上下両面にライナー部
を貼着してなる方形のハニカム板からなり、その板面に
ボビン等の円筒状物の芯部が挿脱可能とされた保持孔を
所要数穿設するとともに、四隅のコアー部とその上下何
れか一方のライナー部とに斜めに切れ目を入れて三角形
状の折曲片を形成し、該折曲片を前記切れ目に沿って他
方のライナー部側に折り重ね可能としたことを特徴とす
るボビン等円筒状物用保持板を内容とするものである。
介してボビン等の円筒状物を所要段数積み上げた後、各
保持板の保持孔内に円筒状物の芯部を挿入し、次いで折
曲片を折り曲げて隣り合う上部保持板のコーナー部と下
部保持板のコーナー部との距離を折曲片の厚さだけ小さ
くした後ストレッチフィルム等の外装材で梱包すること
を特徴とするボビン等円筒状物の梱包方法を内容とする
ものである。
は、まず、保持板を介して円筒状物を所要段数積み上げ
るとともに、最上段の円筒状物の上面と最下段の円筒状
物の下面とに保持板を配設し、各保持板の保持孔内に円
筒状物の芯部を挿入したものをパレット上に載置する。
その際、各保持板の折曲片は下側にし、最下段の保持板
の折曲片のみ上側にするのがよい。
ィルム等の外装材で梱包した後、外側に荷造り用テープ
を掛けて梱包を完了する。
いるので、高強度と軽量性とを兼ね備えている。そのた
め、耐久性に優れ、繰り返し使用が可能であるととも
に、取り扱いが容易である。
は、保持板の四隅の角部が鈍角状になっているので、外
装材が角部により破れるおそれがない。
り倍増しているので、隣接する上部保持板のコーナー部
と下部保持のコーナー部との間の距離が折曲片の厚さだ
け短くなり、その分だけ外装材の円筒状物側への窪みが
小さくなり、その結果、外装材が円筒状物の表面に接触
し難くなり、外装材が円筒状物に接触することに起因す
る毛羽立ちや埃の付着が防止される。
いて説明するが、本発明は必ずしも本実施例に限定され
るものでないことはいうまでもない。
1及び図2に示す。これらの図において、11は保持板
で、コアー部12の上下両面にライナー部13を貼着し
てなる方形のハニカム板からなり、その板面14に後述
するボビン等の円筒状物18の芯部19が挿脱可能とさ
れた保持孔15が所要数穿設されている。
すように、コアー部12とその上面のライナー部13と
に切れ目16が斜めに入れられて三角形状の折曲片17
が形成されており、該折曲片17は、図4に示すよう
に、下面のライナー部13側に折り重ね可能に構成され
ている。
スチック製でもよい。紙製のものは、クラフト紙又はそ
の再生紙からなるコアー部12の上下両面に同じくクラ
フト紙又はその再生紙からなるライナー部が貼着された
もの、コアー部12がクラフト紙又はその再生紙、ライ
ナー部13が紙管原紙又はその再生紙からなるもの、コ
アー部12及びライナー部13ともに紙管原紙又はその
再生紙からなるもの、等が例示されるが、いずれも段ボ
ールに比して高強度と軽量性を兼ね備えている利点があ
る。特にライナー部12として紙管原紙又はその再生紙
を用いると、切屑の発生がないので作業性が良好である
とともに、外観が良好で商品価値が高められる。
レン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂等のプラスチック又は
これらの再生プラスチック等が例示される。
の保持板1と同じである。即ち、図5に示すように、ま
ず、保持板11を介して円筒状物18を所要段数積み上
げるとともに、最上段の円筒状物18の上面と最下段の
円筒状物18の下面とに保持板11を配設し、各保持板
11の保持孔15内に円筒状物18の芯部19を挿入し
たものをパレット20上に載置する。その際、各保持板
11の折曲片17は下側にし、最下段の保持板11の折
曲片17のみ上面にする(図5参照)。
1で梱包した後、外側に荷造り用テープ22を掛けて梱
包を完了する。外装材21にはポリエチレン等からなる
ストレッチフィルムが適しており、通常、熱収縮させな
いまま用いるが、必要により熱収縮させてもよい。
には、フオークリフトのフオークの先端でパレット20
のフオーク挿入孔23を目掛けて外装材21を突き破
り、フオークをフオーク挿入孔23に差し込んでパレッ
ト20を持ち上げ、所定位置に運搬する。
のにおいては、保持板11の四隅の角部24が鈍角状に
なっているので、従来のように外装材21が角部24に
より破れるということはなく、また、図5に示すよう
に、保持板11の四隅の厚さが折曲片17により倍増し
ているので隣接する上下の保持板11のコーナー間の距
離が折曲片17の厚さだけ小さくなっているため、外装
材21の内側への窪み、即ち円筒状物側への窪みが小さ
くなり(尚、最下段においては、その上部の保持板の折
曲片は下側に折り曲げられ、最下段の保持板の折曲片は
上側に折り曲げられているので、最下段の保持板とその
上部の保持板とのコーナー間の距離は折曲片の厚さの2
倍だけ小さくなっている)、その結果、従来のように外
装材21が円筒状物18の表面に接触するのが防止され
る。
筒状物用保持板はハニカム板からなっているので、高強
度と軽量性とを兼ね備えている。そのため、耐久性に優
れ、繰り返し使用が可能であるとともに、取り扱いが容
易である。
鈍角状になっているので、これを用いて円筒状物を梱包
した場合、梱包用外装材が従来のように角部(直角)に
より破れることはない。尚、必要により、鈍角状部を更
に鈍角としたり、円弧状としてもよいことは云うまでも
ない。
さが折曲片により倍加されているので、これを用いて円
筒状物を梱包した場合、上下保持板のコーナー間の距離
が折曲片の厚さだけ小さくなり、その結果、梱包用外装
材が従来のように円筒状物の側に窪み、円筒状物の表面
に接触して汚損するおそれがない。
る。
拡大平面図である。
面図である。
状物を示す正面図である。
物を示す正面図である。
ープ 9 フオーク挿入孔 10 角部 11 保持板 12 コアー部 13 ライナー部 14 板面 15 保持孔 16 切れ目 17 折曲片 18 円筒状物 19 芯部 20 パレット 21 外装材 22 荷造り用
テープ 23 フオーク挿入孔 24 角部
Claims (2)
- 【請求項1】 コアー部の上下両面にライナー部を貼着
してなる方形のハニカム板からなり、その板面にボビン
等の円筒状物の芯部が挿脱可能とされた保持孔を所要数
穿設するとともに、四隅のコアー部とその上下何れか一
方のライナー部とに斜めに切れ目を入れて三角形状の折
曲片を形成し、該折曲片を前記切れ目に沿って他方のラ
イナー部側に折り重ね可能としたことを特徴とするボビ
ン等円筒状物用保持板。 - 【請求項2】 請求項1記載の保持板を介してボビン等
の円筒状物を所要段数積み上げた後、各保持板の保持孔
内に円筒状物の芯部を挿入し、次いで折曲片を折り曲げ
て隣り合う上部保持板のコーナー部と下部保持板のコー
ナー部との距離を折曲片の厚さだけ小さくした後ストレ
ッチフィルム等の外装材で梱包することを特徴とするボ
ビン等円筒状物の梱包方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10333098A JP4024379B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | ボビン等円筒状物用保持板及び該保持板を用いた梱包方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10333098A JP4024379B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | ボビン等円筒状物用保持板及び該保持板を用いた梱包方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11278535A true JPH11278535A (ja) | 1999-10-12 |
JP4024379B2 JP4024379B2 (ja) | 2007-12-19 |
Family
ID=14351166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10333098A Expired - Lifetime JP4024379B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | ボビン等円筒状物用保持板及び該保持板を用いた梱包方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4024379B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100648180B1 (ko) | 2005-11-14 | 2006-11-27 | 배규정 | 컨베이어 라인용 파레트의 기판 |
JP2014240302A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | 日本電気硝子株式会社 | ロービング集積物梱包体および梱包部材 |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10333098A patent/JP4024379B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100648180B1 (ko) | 2005-11-14 | 2006-11-27 | 배규정 | 컨베이어 라인용 파레트의 기판 |
JP2014240302A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | 日本電気硝子株式会社 | ロービング集積物梱包体および梱包部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4024379B2 (ja) | 2007-12-19 |
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