JP4024379B2 - ボビン等円筒状物用保持板及び該保持板を用いた梱包方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、糸やフィルム等を紙管等の芯部に巻回してなるボビン等の円筒状物を保管、運搬するためのボビン等円筒状物用保持板、及び該保持板を用いたボビン等円筒状物の梱包方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のボビン等用保持板の代表例は、図6及び図7に示すような構造からなっている。これらの図において、1は保持板で、方形の段ボールからなり、その板面2に後述するボビン等の円筒状物4の芯部5が挿脱可能とされた保持孔3が所要数穿設されている。
【0003】
この保持板1を用いてボビン等の円筒状物4を梱包して保管、運搬するには、図8に示すように、まず、保持板1を介して円筒状物4を所要段数積み上げるとともに、積み上げた円筒状物4の上下両端面に保持板1を配設し、各保持板1の保持孔3内に円筒状物4の芯部5を挿入したものをパレット6上に載置する。芯部5には、紙管が用いられていることが多い。
【0004】
次に、パレット6を含む全体をストレッチフィルム等の外装材7で梱包した後、外側に荷造り用テープ8を掛けて梱包を完了する。この際、ストレッチフィルム等の外装材7は、通常、熱収縮させないまま使用する。
【0005】
このようにして梱包を完了したものは、フオークリフトで運搬するのが便利である。それには、フオークの先端でパレット6のフオーク挿入孔9を目掛けて外装材7を突き破り、フオークをフオーク挿入孔9に差し込んでパレット6を持ち上げ、所定位置に運搬すればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の保持板1によれば、その強度、特に曲げ強度が弱いために耐久性が小さい上、重量が大きいために取扱い性が悪く、また、往々にして保持板1の四隅の角部10により外装材7が破れるという問題があった。さらに、図8に示すように、コーナー部の外装材7が内側、即ち、円筒状物4側に窪み、その結果、外装材7が円筒状物4の表面に接触して静電気を発生することが多く、円筒状物4が糸を巻回したものの場合には糸が毛羽立ったり埃が付着し、またフィルムの場合には埃が付着し、商品価値を低下させるという問題もあった。
【0007】
本発明は、従来の保持板1を改良して、このような問題点を取り除くことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1は、コアー部の上下両面にライナー部を貼着してなる方形のハニカム板からなり、その板面にボビン等の円筒状物の芯部が挿脱可能とされた保持孔を所要数穿設するとともに、四隅のコアー部とその上下何れか一方のライナー部とに斜めに切れ目を入れて三角形状の折曲片を形成し、該折曲片を前記切れ目に沿って他方のライナー部側に折り重ね可能としたことを特徴とするボビン等円筒状物用保持板を内容とするものである。
【0009】
本発明の第2は、請求項1記載の保持板を介してボビン等の円筒状物を所要段数積み上げた後、各保持板の保持孔内に円筒状物の芯部を挿入し、次いで折曲片を折り曲げて隣り合う上部保持板のコーナー部と下部保持板のコーナー部との距離を折曲片の厚さだけ小さくした後ストレッチフィルム等の外装材で梱包することを特徴とするボビン等円筒状物の梱包方法を内容とするものである。
【0010】
【作用】
本発明の保持板を用いて円筒状物を梱包するには、まず、保持板を介して円筒状物を所要段数積み上げるとともに、最上段の円筒状物の上面と最下段の円筒状物の下面とに保持板を配設し、各保持板の保持孔内に円筒状物の芯部を挿入したものをパレット上に載置する。その際、各保持板の折曲片は下側にし、最下段の保持板の折曲片のみ上側にするのがよい。
【0011】
次に、パレットを含む全体をストレッチフィルム等の外装材で梱包した後、外側に荷造り用テープを掛けて梱包を完了する。
【0012】
本発明の保持板は、ハニカム板からなっているので、高強度と軽量性とを兼ね備えている。そのため、耐久性に優れ、繰り返し使用が可能であるとともに、取り扱いが容易である。
【0013】
また、上記のように梱包したものにおいては、保持板の四隅の角部が鈍角状になっているので、外装材が角部により破れるおそれがない。
【0014】
さらに、保持板の四隅の厚さが折曲片により倍増しているので、隣接する上部保持板のコーナー部と下部保持のコーナー部との間の距離が折曲片の厚さだけ短くなり、その分だけ外装材の円筒状物側への窪みが小さくなり、その結果、外装材が円筒状物の表面に接触し難くなり、外装材が円筒状物に接触することに起因する毛羽立ちや埃の付着が防止される。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1〜図5に基づいて説明するが、本発明は必ずしも本実施例に限定されるものでないことはいうまでもない。
【0016】
本実施例のボビン等円筒状物用保持板を図1及び図2に示す。これらの図において、11は保持板で、コアー部12の上下両面にライナー部13を貼着してなる方形のハニカム板からなり、その板面14に後述するボビン等の円筒状物18の芯部19が挿脱可能とされた保持孔15が所要数穿設されている。
【0017】
さらに、保持板11の四隅には、図3に示すように、コアー部12とその上面のライナー部13とに切れ目16が斜めに入れられて三角形状の折曲片17が形成されており、該折曲片17は、図4に示すように、下面のライナー部13側に折り重ね可能に構成されている。
【0018】
ハニカム板は、紙製が一般的であるがプラスチック製でもよい。紙製のものは、クラフト紙又はその再生紙からなるコアー部12の上下両面に同じくクラフト紙又はその再生紙からなるライナー部が貼着されたもの、コアー部12がクラフト紙又はその再生紙、ライナー部13が紙管原紙又はその再生紙からなるもの、コアー部12及びライナー部13ともに紙管原紙又はその再生紙からなるもの、等が例示されるが、いずれも段ボールに比して高強度と軽量性を兼ね備えている利点がある。特にライナー部12として紙管原紙又はその再生紙を用いると、切屑の発生がないので作業性が良好であるとともに、外観が良好で商品価値が高められる。
【0019】
また、プラスチック製のものは、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂等のプラスチック又はこれらの再生プラスチック等が例示される。
【0020】
本実施例の保持板11の使用方法は、従来の保持板1と同じである。即ち、図5に示すように、まず、保持板11を介して円筒状物18を所要段数積み上げるとともに、最上段の円筒状物18の上面と最下段の円筒状物18の下面とに保持板11を配設し、各保持板11の保持孔15内に円筒状物18の芯部19を挿入したものをパレット20上に載置する。その際、各保持板11の折曲片17は下側にし、最下段の保持板11の折曲片17のみ上面にする(図5参照)。
【0021】
次に、パレット20を含む全体を外装材21で梱包した後、外側に荷造り用テープ22を掛けて梱包を完了する。外装材21にはポリエチレン等からなるストレッチフィルムが適しており、通常、熱収縮させないまま用いるが、必要により熱収縮させてもよい。
【0022】
上記のようにして梱包したものを運搬するには、フオークリフトのフオークの先端でパレット20のフオーク挿入孔23を目掛けて外装材21を突き破り、フオークをフオーク挿入孔23に差し込んでパレット20を持ち上げ、所定位置に運搬する。
【0023】
本実施例の保持板11を用いて梱包したものにおいては、保持板11の四隅の角部24が鈍角状になっているので、従来のように外装材21が角部24により破れるということはなく、また、図5に示すように、保持板11の四隅の厚さが折曲片17により倍増しているので隣接する上下の保持板11のコーナー間の距離が折曲片17の厚さだけ小さくなっているため、外装材21の内側への窪み、即ち円筒状物側への窪みが小さくなり(尚、最下段においては、その上部の保持板の折曲片は下側に折り曲げられ、最下段の保持板の折曲片は上側に折り曲げられているので、最下段の保持板とその上部の保持板とのコーナー間の距離は折曲片の厚さの2倍だけ小さくなっている)、その結果、従来のように外装材21が円筒状物18の表面に接触するのが防止される。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のボビン等円筒状物用保持板はハニカム板からなっているので、高強度と軽量性とを兼ね備えている。そのため、耐久性に優れ、繰り返し使用が可能であるとともに、取り扱いが容易である。
【0025】
また、本発明の保持板はその四隅の角部が鈍角状になっているので、これを用いて円筒状物を梱包した場合、梱包用外装材が従来のように角部(直角)により破れることはない。尚、必要により、鈍角状部を更に鈍角としたり、円弧状としてもよいことは云うまでもない。
【0026】
さらに、本発明の保持板は、その四隅の厚さが折曲片により倍加されているので、これを用いて円筒状物を梱包した場合、上下保持板のコーナー間の距離が折曲片の厚さだけ小さくなり、その結果、梱包用外装材が従来のように円筒状物の側に窪み、円筒状物の表面に接触して汚損するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す保持板の平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明の保持板の四隅に形成した折曲片を示す拡大平面図である。
【図4】図3の折曲片を下方に折り重ねた状態を示す側面図である。
【図5】本発明の保持板を用いて梱包した複数個の円筒状物を示す正面図である。
【図6】従来の保持板の一例を示す平面図である。
【図7】図6のVII −VII 線断面図である。
【図8】従来の保持板を用いて梱包した複数個の円筒状物を示す正面図である。
【符号の説明】
1 保持板 2 板面
3 保持孔 4 円筒状物
5 芯部 6 パレット
7 外装材 8 荷造り用テープ
9 フオーク挿入孔 10 角部
11 保持板 12 コアー部
13 ライナー部 14 板面
15 保持孔 16 切れ目
17 折曲片 18 円筒状物
19 芯部 20 パレット
21 外装材 22 荷造り用テープ
23 フオーク挿入孔 24 角部

Claims (2)

  1. コアー部の上下両面にライナー部を貼着してなる方形のハニカム板からなり、その板面にボビン等の円筒状物の芯部が挿脱可能とされた保持孔を所要数穿設するとともに、四隅のコアー部とその上下何れか一方のライナー部とに斜めに切れ目を入れて三角形状の折曲片を形成し、該折曲片を前記切れ目に沿って他方のライナー部側に折り重ね可能としたことを特徴とするボビン等円筒状物用保持板。
  2. 請求項1記載の保持板を介してボビン等の円筒状物を所要段数積み上げた後、各保持板の保持孔内に円筒状物の芯部を挿入し、次いで折曲片を折り曲げて隣り合う上部保持板のコーナー部と下部保持板のコーナー部との距離を折曲片の厚さだけ小さくした後ストレッチフィルム等の外装材で梱包することを特徴とするボビン等円筒状物の梱包方法。
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