JP2576248Y2 - 段積みした巻テープの荷崩れ防止構造 - Google Patents

段積みした巻テープの荷崩れ防止構造

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JP2576248Y2
JP2576248Y2 JP1992054115U JP5411592U JP2576248Y2 JP 2576248 Y2 JP2576248 Y2 JP 2576248Y2 JP 1992054115 U JP1992054115 U JP 1992054115U JP 5411592 U JP5411592 U JP 5411592U JP 2576248 Y2 JP2576248 Y2 JP 2576248Y2
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義和 足立
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Murazumi Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、段積みした巻テープの
荷崩れ防止構造に関するもので、更に詳しくは、テープ
類を心部に巻回してなる巻テープを1個又は2個以上重
ねたものを荷造りし、荷造りした巻テープを複数段に横
積みし輸送・保管するときに、巻テープの荷崩れを防止
する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオ、オーデイオ等の磁気
テープやメタルテープ等のテープ類を輸送・保管すると
きの荷造りは、図5及び図6に示すように、まず、これ
らのテープ類1を心部2に巻回して巻テープ3となし、
巻テープ3の1個又は2個以上重ねたものの心部2の中
空孔4に支軸5を挿通し、支軸5の両端に設けた一対の
八角形の側板6により緩衝板7を介して巻テープ3を透
き間なく挾持し、最後に両側板6の外側に梱包用バンド
8を掛けて全体を緊締することにより、巻テープ3を荷
造りしていた。
【0003】そして、荷造りした巻テープ3は、ベニヤ
板や段ボール等の敷き板9を介してパレット10上に複
数段に横積みし、運送・保管していた。側板6は、木、
発泡スチロール等からなり、緩衝板7とともに、輸送・
保管の際にテープ類1が竹の子状に側方に滑り出すのを
防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の段
積み方法によれば、段積みした巻テープ3が輸送・保管
中にずれたり荷崩れするおそれがあり、また、段積みに
敷き板9のような副資材を必要とするので、段積みに手
間が掛かる上に省資源や廃棄物公害の面から好ましいも
のではなかった。本考案は、従来の段積み方法を改良し
て、上述のような問題点を取り除くことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の段積みした巻テープの荷崩れ防止構造はテ
ープ類を心部に巻回してなる巻テープの1個又は2個以
上重ねたものの両端面を一対の多角形の側板により挾持
して荷造りした巻テープにおいて、前記側板の少なくと
も一対の対向辺の外側面に対向辺に沿って2列に且つ同
一ピッチで交互に設けた凸部と凹部とからなり、一方の
列は他方の列に対して1ピッチだけずらせて形成され、
前記凸部と凹部とは互いに嵌合可能な形状を有する係止
部を形成し、荷造りした巻テープを複数段に横積みし、
上下段の係止部どうしを嵌合させて巻テープの荷崩れを
防止した構成となっている。
【0006】また、前記のように側板に直接係止部を形
成する代わりに、側板の少なくとも一対の対向辺に沿っ
て枕部材を取り付け、これら両枕部材の外側面に対向辺
に沿って2列に且つ同一ピッチで交互に設けた凸部と凹
部とからなり、一方の列は他方の列に対して1ピッチだ
けずらせて形成され、前記凸部と凹部とは互いに嵌合可
能な形状を有する係止部を形成してもよい。
【0007】
【作用】上記構成の側板を用いて荷造りした巻テープを
複数段に横積みし、上下段の係止部どうしを嵌合させる
と、これらの係止部は上下段の側板が互いにずれるのを
防止するので、巻テープが荷崩れするおそれは無くな
る。そして、荷造りが容易になるとともに、従来の敷き
板のような副資材が不要になる。また、係止部を形成し
た枕部材を用いると、側板の製作が容易になるととも
に、枕部材は従来の側板にも適用することができるので
便利である。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図3に基い
て説明する。図1及び図2は、磁気テープやメタルテー
プ等のテープ類を輸送・保管するために荷造りした梱包
をパレット上に段積みした状態を示す。
【0009】図1及び図2において、巻テープ11は、
テープ類12を心部13に巻回してなり、複数個重ねた
もの(テープ類12の幅が広い場合には1個)の心部1
3の中空孔14に支軸15を挿通し、支軸15の嵌設し
た一対の側板16により緩衝板17を介して巻テープ1
1を透き間なく挾持し、最後に両側板16の外側に梱包
用バンド18を十字状に掛けて全体を緊締することによ
り1梱包として荷造りされている。
【0010】側板16は、緩衝板17とともに、輸送・
保管の際にテープ類12が竹の子状に側方に滑り出すの
を防止するもので、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレンテレフタレート等の硬質合成樹脂を八角形に
ブロー成形してなる中空体である。側板16の外形寸法
は緩衝板17の外径よりも大きく形成され、表面に複数
個の補強用凹部19が形成されている。また、側板16
の左右一対の対向辺の外側面には荷作り用バンド溝20
が形成されるとともに、上下一対の対向辺の外側面には
互いに嵌合可能で且つ同一の形状を有する係止部21が
形成されている。側板16はその中央部に設けた支軸孔
22に支軸15の両端部が挿入されて、巻テープ11を
支持している。
【0011】前記係止部21は、図3に示すように、対
向辺の外側面に対向辺に沿って2列に、且つ同一ピッチ
Pで交互に設けた凸部23と凹部24とからなってい
る。一方の列は他方の列に対して1ピッチPだけずらせ
て形成され、各凸部23と各凹部24とは互いに嵌合可
能な形状を有している。なお、各列中央の凸部23の中
央側端部を一部切り欠いて荷作り用バンド溝25が形成
されている。このように構成した係止部21は、すべて
互いに嵌合可能で且つ同一の形状を有するので、側板1
6は1種類のみを製作すればよく、しかもこの側板16
を組み付けた巻テープ11の梱包には上下左右の方向性
が無くなる。
【0012】上記のように荷造りした巻テープ11の梱
包は、図1及び図2に示すように、係止部21を上下に
してパレット26上に複数段に横積みし、上下段の係止
部21どうしを嵌合させる。これらの係止部21は上下
段の側板16が互いにずれるのを防止するので、巻テー
プ11の梱包が輸送・保管中に荷崩れするおそれは無く
なる。段積みに際しては、梱包どうしを直接段積みして
従来の敷き板のような副資材を用いないので、段積みは
極めて容易である。
【0013】なお、本実施例では、係止部21を側板1
6に一体的に形成したが、他の実施例として、図4に示
すように、係止部21を有する枕部材27を側板16に
設けてもよい。この枕部材27は、逆凹字形の断面形状
を有する棒状の取付け部28の上面に係止部21を形成
してなるもので、中段の側板16には上下一対の対向辺
に、最上段の側板16には下辺に、最下段の側板16に
は上辺にそれぞれ取り付ける。
【0014】そして、枕部材27の取付けは、図示のよ
うに、取り付け部28を側板16の上辺又は下辺に両面
接着テープ29等の適当な手段を介して嵌合させて接着
するか、または凹凸等の構造を利用して物理的に着脱自
在に固定してもよい。枕部材27は、側板16の製作を
容易にするだけでなく、従来の側板にも適用することが
できるので非常に便利である。
【0015】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、巻テー
プの荷造りに用いる側板の少なくとも一対の対向辺に互
いに嵌合可能な形状を有する係止部を形成し、荷造りし
た巻テープの梱包を複数段に横積みして上下段の係止部
どうしを嵌合させる構成としたので、巻テープの梱包が
輸送・保管中に互いにずれて荷崩れするのを防止するこ
とができる。また、梱包の段積みには、梱包どうしを直
接段積みして、梱包の間に敷き板のような副資材を用い
ないので、段積みが容易になる上に、省資源や廃棄物公
害の面からも好ましい。
【0016】なお、係止部を有する枕部材を側板の上辺
又は下辺に取り付ける構成にすると、側板の製作が容易
になるのみならず、従来の側板にも適用可能となるので
便利であり、且つ適用範囲が広がるので本考案の有用性
が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す段積みした巻テープの
荷崩れ防止構造の一部切欠き正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】上記実施例における係止部の拡大斜視図であ
る。
【図4】本考案の他の実施例を示す枕部材の拡大斜視図
である。
【図5】従来の巻テープ梱包の段積み状態の一例を示す
一部切欠き正面図である。
【図6】図5の側面図である。
【符号の説明】
11 巻テープ 12 テープ類 13 心部 16 側板 21 係止部 27 枕部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ類を心部に巻回してなる巻テープ
    の1個又は2個以上重ねたものの両端面を一対の多角形
    の側板により挾持して荷造りした巻テープにおいて、前
    記側板の少なくとも一対の対向辺の外側面に対向辺に沿
    って2列に且つ同一ピッチで交互に設けた凸部と凹部と
    からなり、一方の列は他方の列に対して1ピッチだけず
    らせて形成され、前記凸部と凹部とは互いに嵌合可能な
    形状を有する係止部を形成し、荷造りした巻テープを複
    数段に横積みし、上下段の係止部どうしを嵌合させて巻
    テープの荷崩れを防止したことを特徴とする段積みした
    巻テープの荷崩れ防止構造。
  2. 【請求項2】 側板の少なくとも一対の対向辺に沿って
    枕部材を取り付け、これら両枕部材の外側面に対向辺に
    沿って2列に且つ同一ピッチで交互に設けた凸部と凹部
    とからなり、一方の列は他方の列に対して1ピッチだけ
    ずらせて形成され、前記凸部と凹部とは互いに嵌合可能
    な形状を有する係止部を形成したことを特徴とする請求
    項1記載の段積みした巻テープの荷崩れ防止構造。
JP1992054115U 1992-07-08 1992-07-08 段積みした巻テープの荷崩れ防止構造 Expired - Lifetime JP2576248Y2 (ja)

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JP4515147B2 (ja) * 2004-05-13 2010-07-28 三甲株式会社 ロール状物運搬用ホルダ
JPWO2014069475A1 (ja) * 2012-10-31 2016-09-08 キョーラク株式会社 ロール体用支持部材
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