JPH0350070Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350070Y2
JPH0350070Y2 JP20330783U JP20330783U JPH0350070Y2 JP H0350070 Y2 JPH0350070 Y2 JP H0350070Y2 JP 20330783 U JP20330783 U JP 20330783U JP 20330783 U JP20330783 U JP 20330783U JP H0350070 Y2 JPH0350070 Y2 JP H0350070Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging material
transmission
storage
stored
long sides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20330783U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60106990U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20330783U priority Critical patent/JPS60106990U/ja
Publication of JPS60106990U publication Critical patent/JPS60106990U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0350070Y2 publication Critical patent/JPH0350070Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は緩衝包装材に関し、特に自動車用等
のトランスミツシヨンを収容効率良く、しかも緩
衝性良好に収納保護できるものを提供しようとし
ている。
自動車用等のトランスミツシヨンは非常に複雑
な形状で且つ嵩ばる物品であつて、輸送あるいは
保管の際の保護包装が面倒なものであつた。
従来は、例えば発泡ポリスチレン等の発泡体か
らなる包装材にトランスミツシヨンの外形に対応
した凹部を形成し、この凹部内にトランスミツシ
ヨンを収納していた。
ところが、上記包装材は1個または1組の包装
材内に1個のトランスミツシヨンを収納する個別
包装を行なう構造のものであつた。
そして、包装材自体は通常直方体その他の比較
的単純な形状であるから、嵩ばるトランスミツシ
ヨンを収納した場合には、無駄な空間が非常に多
くなり、収容効率が悪いとともに、包装材のコス
トも高くついていた。
また、コンテナ等で輸送する場合には、上記個
別用の包装材を多数集積して、コンテナの内形に
対応させて収容していた。
しかし、多数の包装材を1個づつ荷積みしたり
荷降しするのは非常に手間がかかり、荷崩れも起
し易く、取扱いが面倒なものであつた。
そこで、この考案においては、複数個のトラン
スミツシヨンを1組の包装材内に収容効率良く、
しかも緩衝性良好に収納でき、コンテナ輸送時等
の取扱いも容易なものを提供するものであり、そ
の構成としては、全体が合成樹脂の発泡体にて形
成された上部包装材と下部包装材とからなり、収
納物品として、ラツパ状拡開部と、この拡開部の
後端から後方へ突出した先細部と、上記拡開部の
片側側方下部に設けた、比較的奥行きのない張出
部とを有するトランスミツシヨンを、上下の包装
材間に挟装するものであり、略矩形厚板状をなす
下部包装材の上面には、両長辺に沿つてそれぞれ
複数個の収納凹部が対称的に並設され、両長辺で
対向する位置に設けた一対の収納凹部は、一方の
収納凹部の、トランスミツシヨンの先細部を収納
する部分が、他方の収納凹部の、張出部を収納す
る部分と対峙するように形成して、複数個のトラ
ンスミツシヨンの拡開部が各々両長辺端面側に交
互に配置されるよう収納可能となし、下部包装材
より幅の狭い略矩形厚板状をなす上部包装材の下
面には、両長辺に沿つて各々複数個の収納凹部を
形成して、下部包装材に収納した各トランスミツ
シヨンの拡開部前端を除く中央部分を収納可能に
なし、さらに下部包装材の下面には、上部包装材
の側方にはみ出し上部包装材より上方に突出する
トランスミツシヨンの拡開部前端上部が、前記下
部包装材上面の収納凹部とは直交する方向に収納
可能な収納凹部を、長手方向に沿つて複数個形成
していることを特徴としている。
次いで、この考案の実施態様について、図を参
照しながら以下に例示する。
まず、収納物品となるトランスミツシヨンTの
形状を説明すると、第1図に示すように、前部に
大径のラツパ状拡開部aを設け、この拡開部aの
後端には略同軸上に比較的小径の柱状をなす先細
部bを設け、さらに拡開部aの片側側下部には、
比較的小さな張出部cを設けている。
なお、トランスミツシヨンTの細部形状につい
ては、図示したもの以外にも、機種によつて若干
の相違はある。
上記のようなトランスミツシヨンTを収納す
る、この考案の包装材としては、第2図以下に示
すように、下部包装材1と上部包装材2の2種類
の包装材を組合せて用い、何れの包装材1,2も
発泡ポリスチレン等の発泡体にて成形されてい
る。
上部包装材1は、第2図に示すように、全体が
略矩形の厚板状をなし、その上面には、相対向す
る両長辺に沿つて、各々2個づつ計4個の収納凹
部10を下方へ凹入形成している。
各収納凹部10は、トランスミツシヨンTの略
下半分を収納できる対応形状に形成されており、
トランスミツシヨンTの拡開部aが各長辺の端面
側に配置され、拡開部aの前面が外方側を向くよ
うにして収納される。そして、収納凹部10の一
端11は長辺端面に開放した形状になつている。
従つて、下部包装材1の上面形状において、両
長辺に沿つて各々2個の収納凹部10が対称的に
並設されることになり、両長辺で対向する位置に
設けた収納凹部10,10は、後方へ突出した先
細部bの収納部12と比較的奥行のない張出部c
の収納部13とが互いに対峙することになり、下
部包装材1のスペースを効率良く利用できること
になる。
また、第3図に示す下部包装材1の下面におい
て、両短辺の端部および中央には、トランスミツ
シヨンTの拡開部aの上端一部を、前記上面の収
納凹部10と直交する方向に収納できる収納凹部
14が上方へ凹入形成されている。この収納凹部
14のうち、両短辺の端のものは端部15が開放
され、トランスミツシヨンTの拡開部aが短辺外
方側を向くようにして収納される。
次に、上部包装材2は、第5図に示すように、
全体が前記下部包装材1よりも少し幅が狭い略矩
形の厚板状に形成されており、下部包装材1の上
方で幅方向の略中央に載置して使用する。
上部包装材2の下面には、下部包装材2と同
様、相対向する両長辺に沿つて、各々2個づつ計
4個の収納凹部20を上方へ凹入形成している。
この収納凹部20は、トランスミツシヨンTの
略上半分を収納できる対応形状に形成されている
が、拡開部aの前端は収納凹部20の側方にはみ
出して外部へ露出するようになつており、従つて
拡開部a後方から先細部b側のトランスミツシヨ
ンT中央部分のみをこの収納凹部20に収納する
ようになつている。なお、収納凹部20の長辺側
端21は開放して形成されている。
また、収納凹部20側方にはみ出したトランス
ミツシヨンTの拡開部a上端は、上部包装材2の
上面より上方に少し突出して収納されるようにな
つている(第6図および第7図参照)。
以上に述べた下部包装材1および上部包装材2
を形成する発泡体としては、ポリスチレンのほ
か、ポリエチレン、ポリプロピレン、その他の各
種合成樹脂からなる発泡体が使用できる。
また、1組の包装材1,2に収納するトランス
ミツシヨンTの個数は、図示したもののほか、2
個あるいは6個以上等自由に変更することがで
き、収納個数に応じて、各包装材1,2に形成す
る収納凹部10,14,20の個数を増減する。
次に、上記包装材1,2の使用方法について、
第6図以下によつて説明する。
まず、この考案の包装材1,2は、下部包装材
1と上部包装材2とを各1個づつ1組に組合せた
ものを1単位にして使用し、1組の両包装材1,
2の中間に、図の場合4個のトランスミツシヨン
Tを挾装状態で収納するものである。従つて、各
トランスミツシヨンTは収納凹部10,20内で
拡開部aの前面を包装材1,2の長辺端面から外
方へ向けた状態で収納され、且つ拡開部aの上端
が上部包装材2の上方へ突出した状態になる(第
6図および第7図参照)。
そして、図示した使用例の場合、上記1組の略
矩形をなす包装材1,2を2組横に並べて、全体
を略正方形に組合せ、さらに上記2組の包装材
1,2の上部に順次組合せた包装材1,2を積み
重ねて、複数段(図では3段)の包装材1,2で
全体を大きな直方体状に組み上げている(第7図
参照)。
特に、各段毎の包装材1,2の積み重ねの際に
は、下段の2組の包装材1,2の並び方と、上段
の2組の包装材1,2の並び方を、丁度直交して
互い違いに積み重ねるようにし、下段の上部包装
材2よりも上方に突出したトランスミツシヨンT
の拡開部a上端が、上段の下部包装材1下面に形
成した収納凹部14に合致して収納されるように
なつている。
但し、最上段の包装材1,2については、上部
包装材2より上方に突出したトランスミツシヨン
Tの拡開部aを収納保護するために、補助包装材
3を使用している。
この補助包装材3は、各包装材1,2と同材質
の発泡体からなり、下面に4個の収納凹部30を
形成し、前記トランスミツシヨンTの拡開部a一
部を収納でき、拡開部aが上方に突出しないよう
にしている。
なお、補助包装材3の代わりに、下部包装材1
のみを最上段に積み重ねても、同様の効果があ
る。
上記包装材1,2の配置、即ち、積み重ね段
数、および各段において並べる組数は、全体を収
容するコンテナ等の内形に応じて自由に変更でき
る。
以上のごとく構成されたこの考案の緩衝包装材
によれば、合成樹脂の発泡体からなる上下の包装
材1,2間にトランスミツシヨンTを挾装して、
緩衝性良好に保護できるものである。
特に、ラツパ状拡開部aを有するトランスミツ
シヨンTの複雑な形状に対応して、トランスミツ
シヨンTの拡開部aを包装材1,2の両長辺外方
に向けて収納し、両側のトランスミツシヨンT
が、拡開部aに連設された先細部bと張出部cと
を対峙させて収納されるので、非常に収納効率良
くコンパクトに収納することができる。
しかも、トランスミツシヨンTを収納した発装
材1,2を上下に積み重ねて使用する際には、上
部包装材1の上方に突出するトランスミツシヨン
Tの拡開部a上端を、上段の下部包装材2下面に
収納することができる。
これは、上部包装材1を拡開部aの上端まで完
全に収納できる部厚いものに形成する必要がな
く、包装材の体積を小さく製造でき、材料コスト
の低減に有効である。また、積み重ねた包装材
1,2の各段が、拡開部a上端と下部包装材2下
面の収納凹部14とで互に嵌合連結され、各段の
包装材同士が横方向にずれたり荷崩れするのを防
ぐため、積み重ね状態の保管あるいは取扱いが非
常に行ない易くなる。
従つて、従来非常に嵩ばり、包装が難かしかつ
たトランスミツシヨンTを、収容効率よく、且つ
緩衝性良好に保護包装できるとともに、取扱いも
容易で製造コストも安価である等種々の優れた実
用的効果を発揮できるものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施態様を例示するものであ
り、第1図はトランスミツシヨンの斜視図、第2
図は下部包装材の斜視図、第3図は下面側から見
た斜視図、第4図は前図−線断面図、第5図
は上部包装材の下面側から見た斜視図、第6図は
上下の包装材を組合せた状態の平面図、第7図は
前図−線断面図、第8図は使用状態の斜視
図、第9図は正面図、第10図は前図−線断
面図である。 1……下部包装材、10……収納凹部、14…
…下面収納凹部、2……上部包装材、20……収
納凹部、T……トランスミツシヨン、a……ラツ
パ状拡開部、b……先細部、c……張出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 全体が合成樹脂の発泡体にて形成された上部
    包装材と下部包装材とからなり、収納物品とし
    て、ラツパ状拡開部と、この拡開部の後端から
    後方へ突出した先細部と、上記拡開部の片側側
    方下部に設けた、比較的奥行きのない張出部と
    を有するトランスミツシヨンを、上下の包装材
    間に挟装するものであり、略矩形厚板状をなす
    下部包装材の上面には、両長辺に沿つてそれぞ
    れ複数個の収納凹部が対称的に並設され、両長
    辺で対向する位置に設けた一対の収納凹部は、
    一方の収納凹部の、トランスミツシヨンの先細
    部を収納する部分が、他方の収納凹部の、張出
    部を収納する部分と対峙するように形成して、
    複数個のトランスミツシヨンの拡開部が各々両
    長辺端面側に交互に配置されるよう収納可能に
    なし、下部包装材より幅の狭い略矩形厚板状を
    なす上部包装材の下面には、両長辺に沿つて
    各々複数個の収納凹部を形成して、下部包装材
    に収納した各トランスミツシヨンの拡開部前端
    を除く中央部分を収納可能になし、さらに下部
    包装材の下面には、上部包装材の側方にはみ出
    し上部包装材より上方に突出するトランスミツ
    シヨンの拡開部前端上部が、前記下部包装材上
    面の収納凹部とは直交する方向に収納可能な収
    納凹部を、長手方向に沿つて複数個形成してい
    ることを特徴とする緩衝包装材。 2 下部包装材の上面および上部包装材の下面に
    両長辺に沿つて2個づつ計4個の収納凹部を形
    成している上記実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の緩衝包装材。
JP20330783U 1983-12-27 1983-12-27 緩衝包装材 Granted JPS60106990U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20330783U JPS60106990U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 緩衝包装材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20330783U JPS60106990U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 緩衝包装材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60106990U JPS60106990U (ja) 1985-07-20
JPH0350070Y2 true JPH0350070Y2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=30765719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20330783U Granted JPS60106990U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 緩衝包装材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60106990U (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4659302B2 (ja) * 2001-09-14 2011-03-30 櫻護謨株式会社 配管類の結合金具
JP5500948B2 (ja) * 2009-11-05 2014-05-21 積水化成品工業株式会社 重量物の梱包材及び梱包材を用いた梱包ユニット
JP5501019B2 (ja) * 2010-02-16 2014-05-21 積水化成品工業株式会社 長尺部材の梱包体
JP2011207493A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Sekisui Plastics Co Ltd ワークの梱包体ユニットおよびその梱包方法
JP5630896B2 (ja) * 2010-03-31 2014-11-26 積水化成品工業株式会社 柱状物品の梱包材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60106990U (ja) 1985-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4413737A (en) Shipping pallet and a package formed therefrom
USRE32344E (en) Shipping pallet and a package formed therefrom
US6010007A (en) Thermoformed fragility packaging
US4840276A (en) Cone package
KR0139921B1 (ko) 권취롤용 단부벽
CA2539522C (en) Nestable lid for packaging systems
US4042107A (en) Returnable roll shipping container
EP0138281B1 (en) Stackable carrier or crate for goods or articles
US5415289A (en) Carrying package of pancake reels and method of recovering the package after use
JPH0350070Y2 (ja)
JPH04114859A (ja) パレット及び該パレットを用いた梱包方法
JP2003312648A (ja) 梱包用仕切構造体および梱包箱
JPH0825581B2 (ja) 碍子の梱包容器
JP2576248Y2 (ja) 段積みした巻テープの荷崩れ防止構造
JP6691413B2 (ja) 集合包装容器及びその積層体
JPS63626Y2 (ja)
JPS6231430Y2 (ja)
JPH0352713Y2 (ja)
JP2584340Y2 (ja) トランクリッドの包装用支持材
KR100654153B1 (ko) 포장용 상자, 괘선형성방법 및 포장용 상자의 제조 방법
JPS6335950Y2 (ja)
JP3957488B2 (ja) 梱包体
JPH0536823Y2 (ja)
WO1993011048A1 (en) Nestable container
JPS6129642Y2 (ja)