JP5500948B2 - 重量物の梱包材及び梱包材を用いた梱包ユニット - Google Patents
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Description
図5では、梱包材(3)にてコンプレッサ(6)の上下端部を保護した梱包体(4)を形成し、これを2段積み重ねて、梱包ユニット(5)を形成している。梱包ユニット(5)は結束バンド(図示せず)にて一体に結ばれてパレット(50)に載せられ、該パレット(50)にフォークリフトのフォーク(図示せず)が挿入されて、梱包ユニット(5)が搬送される。
このように、受け板(38)に重量物の平面部分が載置されて、安定した状態で、重量物が支持されるのが一般的である。
これは図6に示すように、主軸(23)を有して車両のトルクコンバータやエンジンと結合できる開口部(22)と、潤滑オイルや変速ギアを内包した本体(21)と、カバーを有する基端部(20)を具えている。トランスミッション(2)の重心Gは、基端部(20)寄りにあり、且つ開口部(22)の幅方向に沿って、主軸(23)から稍ずれている。また、開口部(22)の周部は、トランスミッション(2)と該トランスミッション(2)が載置される面との接触面積が、トランスミッション(2)の外面上で最大の平面部分を有している。
これを従来の梱包と同様に、水平面を有する開口部(22)を下向きにして、受け体(1)に載置して梱包しようとすると、以下の問題がある。
1.トランスミッション(2)は、車両に横向きにして取り付けられる。即ち、梱包状態は車両への取付け状態から90度違えている状態となり、梱包を解いて、車両へ取り付ける際に、トランスミッションを90度反転させる。トランスミッションは重量物であるから、取付け時の作業性が悪い問題がある。
また、本来、横向きにして車両に搭載されるトランスミッションを開口部(22)を下向きにして梱包すると、主軸(23)から潤滑オイルが漏れ出す虞れもある。
2.トランスミッション(2)の重心Gは、主軸(23)から開口部(22)の幅方向に沿って、稍ずれている。このため、図7に示すように、トランスミッション(2)を受け体(1)に載置して、上下に積層すると、上段の梱包体(4)に主軸(23)と重心Gのズレ長さLに起因するモーメントMが発生することがある。これでは、下位の梱包体(4)に重量物の荷重の他にモーメントMが加わるから、複数段積層された梱包体(4)(4)の負荷が、真っ直ぐ垂直に最下位の梱包体(4)に加わらない。換言すれば、複数段積層された梱包体(4)(4)の荷重が、最下位の梱包体(4)に加わる箇所が一定しない。
これでは、受け体(1)と天面パッド(30)を強度が高い材料で構成する必要があり、コスト上昇を招来する。
本発明の目的は、トランスミッションのような重量物を、該重量物が車体に取り付けられるべき姿勢にて保持する梱包材を提供することにある。
また、重量物が潤滑オイルを含有するトランスミッションである場合は、受け体(1)は、重量物を車両への取付け姿勢にて保持しているから、潤滑オイルが漏れる虞れはない。
2.従来の梱包材では、重量物の一端部に位置する平面部分が載置されており、重量物の重心を通る鉛直仮想線が重量物の前記平面部分を通る。従って、平面部分が載置面と接する箇所と重心が、載置面に沿ってずれる場合は、重量物の荷重が梱包材(3)に加わる箇所が一定しない問題があった。
本願では、重量物の重心を通る鉛直仮想線が重量物の前記平面部分と交差しない姿勢にて、重量物が受け体(1)の凹部(10)に保持されるから、たとえ重心が重量物の何れの箇所に位置しようと、重量物の荷重が梱包材(3)に加わる箇所が一定しない問題は生じない。
また、梱包材(3)で重量物を梱包した梱包体(4)を複数段積層しても、梱包体(4)(4)の荷重が真っ直ぐ垂直に、最下位の梱包体(4)に加わる。これにより、積層作業が容易になり、且つ受け体(1)を強度が高い材料で構成する必要がないから、コスト上昇も防止できる。
図1は、トランスミッション(2)を収納した受け体(1)の平面図であり、図2(a)は、天面パッドを被せて積層した受け体(1)をA方向から見た左側面図、図2(b)は天面パッドを被せて積層した受け体(1)をD方向から見た正面図である。図1では、2つの受け体(1)(1)が横並びに配列されているが、3つ以上であってもよい。
トランスミッション(2)は、図6に示す従来のものと同じであり、開口部(22)の周部に平面部分を設け、重心Gは基端部(20)寄りに位置する。トランスミッション(2)は、車両に横向きにして取り付けられる。また、基端部(20)及び本体(21)上には、ソケットやフォトカプラ等の電子部品(25)(25)が配備されている。
1つの受け体(1)は平面矩形状であって、長手方向に沿って、2つの凹部(10)(10)を形成している。受け体(1)の各凹部(10)には、トランスミッション(2)が開口部(22)を外側にして嵌められ、両トランスミッション(2)(2)は、受け体(1)の幅方向に沿って、互いに反対側を向いている。これにより、トランスミッション(2)の重心Gは、受け体(1)の幅方向の中央部寄りに位置する。また、両トランスミッション(2)(2)が互いに反対側を向いているから、受け体(1)の幅方向の両側に、略均等にトランスミッション(2)の荷重が加わる。
また、トランスミッション(2)の重心は、受け体(1)の幅方向の中央部寄りに位置するから、梱包体(4)を複数段積層した場合の荷重は、受け体(1)の幅方向の中央部寄りに位置し、これによっても、段積みを安定させることができる。
また、受け体(1)は、トランスミッション(2)を車両への取付け姿勢にて保持する。従って、トランスミッション(2)の梱包を解いて、該トランスミッション(2)を車両へ取り付ける際に、トランスミッション(2)を90度反転させる必要が無く、取付け時の作業性を改善することができる。
また、受け体(1)は、トランスミッション(2)を車両への取付け姿勢にて保持しているから、トランスミッション(2)から潤滑オイルが漏れる虞れはない。
また、基端部(20)を受ける受け体(1)の部位Eは肉厚に形成されて、トランスミッション(2)を安定して支持している。
上記例では、受け体(1)上に凹部(10)を2つ形成しているが、3つ以上でもよい。また、重量物はトランスミッション(2)に限定されない。
(2) トランスミッション
(3) 梱包材
(4) 梱包体
(5) 梱包ユニット
(10) 凹部
(11) 突起
(30) 天面パッド
Claims (5)
- 一端部に平面部分を有する重量物を、取付け相手体への取付け姿勢にて保持する受け体を設け、該受け体は重量物の重心を通る鉛直仮想線が重量物の前記平面部分と交差しない姿勢で、重量物を保持する凹部を形成しており、
前記凹部の周壁からは、重量物の外面に接する突起が突出している、
ことを特徴とする梱包材。 - 凹部は、重量物の重心部分を、受け体の幅方向の中央に寄せた姿勢で保持する、請求項1に記載の梱包材。
- 凹部は受け体上に少なくとも一対形成され、該一対の凹部は重量物を互いに反対側に向けて保持する、請求項1又は2に記載の梱包材。
- 重量物は車両用トランスミッションであり、取付け相手体は車両である、請求項1乃至3の何れかに記載の梱包材。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の梱包材に重量物を収納し、該重量物の上端部に天面パッドを被せて梱包体を構成し、該梱包体を少なくとも1段以上積層して構成される梱包ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009253881A JP5500948B2 (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | 重量物の梱包材及び梱包材を用いた梱包ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009253881A JP5500948B2 (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | 重量物の梱包材及び梱包材を用いた梱包ユニット |
Publications (2)
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JP2011098747A JP2011098747A (ja) | 2011-05-19 |
JP5500948B2 true JP5500948B2 (ja) | 2014-05-21 |
Family
ID=44190267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009253881A Active JP5500948B2 (ja) | 2009-11-05 | 2009-11-05 | 重量物の梱包材及び梱包材を用いた梱包ユニット |
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2009
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