JP2005153983A - 細長いゴム製品を梱包するケース - Google Patents

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Hirobumi Kakimoto
博文 柿本
Osamu Kiso
治 木曽
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Abstract

【課題】細長いゴム製品を破損や変形を生じることなく保管および運搬することができ、開梱後の再封緘を防止し、かつ、廃棄にあたっての分別作業を要しないケースを提供する。
【解決手段】ケース1の底板2の短辺に正面板3、背面板4を、長辺に一対の側面板5、6を連設し、一方の側面板5に折天板7を、他方の側面板6に折曲山部8を連設し、正面板に製品押え板14を、背面板に製品押え板15を連設する。折曲山部に係止穴18を複数個設け、天板の対応する位置に係止舌片19を連設し、係止舌片の天板との境界部分には切り込み20を設け、隣接する部分から先端に向けてその両側部21を曲線状またはテーパ状とし、天板にミシン目状スリット22を設け、長尺延長部10および長尺延長部12の自由端側に、切り込み23、24を設け相互に係止させて、側面板とともに一方の側面を形成し、係止舌片19を係止穴18に挿入して係止させてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は段ボール素材を使用したケースで、特には、細長いゴム製品を梱包する目的に使用されて、ケースが縦長であって、ケースの高さが縦・横の寸法に比べ相対的にかなり低い、薄厚の直方体状のケースに関するものである。
細長いゴム製品は、ゴム自体が剛性が低いことに起因して、その長さ方向に亘って連続して支持しないと、支持されない部分が垂れ下がり、形状が容易に変化するという特徴を有する。このような特徴のため、ゴム製品の梱包は意外と困難で、従って運搬も困難であり、工場のオートメーション化に支障をきたすという問題点があった。
特に細長いゴム製品を多数梱包する場合は、人が運搬する重さを考えると1ケース当り20kgが限度である点と、梱包のしやすさおよび在庫保管時の積重ね等を考慮すると、どうしても薄厚直方体ケースを使用せざるを得ない。この時、細長いゴム製品は両端を持って水平にすると中央が垂れるが、梱包した場合も長手方向の中央付近は下方に重量がかかる事になり、薄厚直方体ケースは応力が集中する長手方向側面を補強せざるを得ない。又、在庫保管および輸送時には必然的に多段に積み重ねざるを得ないので、ケースの変形、破損を防ぐ上でも長手方向側面の補強が必要となる。
高さが充分ある一般的なサイズの、段ボール素材を使用したケースでは、側面を補強することに換えて、天板および底板の中央部を粘着テープで貼り側面はホッチキスや接着剤で止める構成とすることが可能であるが、高さの低い薄厚ケースで特に高さが50mm以下の場合は、接着剤やホッチキス針による封緘では接合部付近が弱くなり、それがケース破損の原因となるという懸念があった。
そこで、細長いゴム製品の梱包ケースに用いられる薄厚の直方体ケースにおいて、その側面を補強する具体的方策としては、L字型段ボールをホッチキスで止めてエンドレス状として側面内周に配設したり、合板、プラスチック等の別素材で長手方向側面を補強することが広く一般に行われ、さらに、隅部内側に段ボールを直角に位置させて、長手方向側面を段ボール素材を二重に重ねた構造として補強すると共に、底板は一枚物として天板の中央で粘着テープにより封緘することも行われてきた。
ところが近年、環境問題が声高に叫ばれるようになり、このようなケースのリサイクルを図るためには、ケースを廃棄するにあたって、ケースに使用されている、ホットメルトを始めとする接着剤、粘着テープやホッチキス針等を始めとする封緘材等の、段ボール素材以外の物はケースから外して、分別処理する必要があり、ゴム製品のユーザーも、これらの分別処理に多大の労力を要することとなった。
また、このような構成のケースでは、分別処理だけではなく、開梱作業自体も大変に手間がかかることも問題であった。
このような分別処理の作業を軽減する目的で、ゴム製品の在庫保管および輸送を無梱包化することが提唱されたが、無梱包は大量に定期的に納入するというような条件が伴わないと実用的ではなく、無梱包にする事でかえって割高となることもあり、ユーザーにとって不利益となる事も多い。
ところが、分別処理を要しないように、段ボール素材のみでケースを構成すると、品質検査、数量検査を終えたゴム製品を梱包して封緘した後、在庫保管および運搬中に、開梱した後、再度簡単に梱包して封緘できてしまうため、例えば盗難によりゴム製品の数量が減ったり、ゴム製品の品質が劣化し汚損したりすることにより、納品に対するユーザーの信頼性を損ねるおそれがあった。
さらに、段ボール素材のみでケースを構成すると、輸送時の車両振動等により、ケース内のゴム製品がバウンドして自然に開梱してしまったり、ケースの係り止め部の固定が甘いためにケースが変形しやすくなるという問題点も懸念された。
特に開梱後の再封緘を防止する構造は従来のケースでは見られないものであった。
この発明は、従来技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、細長いゴム製品を破損や変形を生じることなく保管および運搬することができ、開梱後の再封緘を防止して納品の信頼性を高め、輸送時の自然開梱を防止し、開梱作業を容易にし、かつ、廃棄にあたっての分別作業を要しない、細長いゴム製品を梱包するケースを提供することにある。
本発明に係る、細長いゴム製品を梱包するケースは、一枚のケース素材のみで構成され、ケース1の高さがケース1の縦横寸法に比べて、充分に低い平たい形状の直方体状の、細長いゴム製品を梱包するケース1であって、ケース1を構成する長方形状の底板2の短辺に、折曲線L2を介して、正面板3、背面板4を連設し、底板2の長辺に一対の側面板5、6を連設し、一方の側面板5に折曲線L5を介して天板7を連設し、他方の側面板6に折曲線L6を介して前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅を有する折曲山部8を連設し、折曲山部8に折曲線L8を介して側面内板9を連設するとともに、正面板3の天板7側に折曲線L3を介して長尺延長部10を連設し、正面板3の側面板5側に折曲線L3を介して短尺延長部11を連設し、背面板4の天板7側に折曲線L4を介して長尺延長部12を連設し、背面板4の側面板5側に折曲線L4を介して短尺延長部13を連設し、正面板3に折曲線L3を介して製品押え板14を連設し、背面板4に折曲線L4を介して製品押え板15を連設し、底板2の側面板6よりの折曲線L2から前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅だけ離隔させて、前記幅とほぼ同じ幅の嵌合穴16を複数個設け、側面内板9の折曲線L8に対向する辺には、前記嵌合穴16と対応する位置に、嵌合突起17を設け、前記折曲山部8に前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅を有する係止穴18を複数個設け、天板7の折曲線L5に対向する辺には、前記係止穴18と対応する位置に、折曲線L7を介して係止舌片19を連設し、係止舌片19の天板7との境界部分には、天板7の長さ方向両側から延びる前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅を有する切り込み20を設け、係止舌片19の、天板7の長さ方向の最大長さを係止穴18の長さよりもやや長くし、係止舌片19は、切り込み20に隣接する部分から先端に向けて徐々にその長さを短くするようその両側部21を曲線状またはテーパ状とし、天板7に折曲線L7を跨ぐ形態のミシン目状スリット22を設け、長尺延長部10および長尺延長部12の自由端側に、相互に係止する形態にて切り込み23、24を設け、底板2に対して正面板3および背面板4を、折曲線L2を直角に折り曲げて、正面および背面を形成し、長尺延長部10および12をそれぞれ折曲線L3、L4を直角に折り曲げて、それぞれの切り込み23、24を相互に係止させて、前記側面板5とともに、一方の側面を形成し、短尺延長部11および13をそれぞれ折曲線L3、L4を直角に折り曲げて、さらに、折曲線L2、L6、L8を直角に折り曲げて、短尺延長部11および13を側面板6および側面内板9により挟持して、嵌合突起17を嵌合穴16に嵌合させて、他方の側面を形成し、製品押え板14、15を、それぞれ折曲線L3、L4を直角に折り曲げて、製品押さえを形成し、天板7を折曲線L2、L5を直角に折り曲げて、係止舌片19を、係止穴18に挿入して係止させてなる。
このような構成によれば、ケース1の一方の側面およびその隅部を、側面板5と長尺延長部10および12とからなるケース素材の二重構造として補強し、かつ、ケースの他方の側面を、その隅部においては側面板6と短尺延長部11、13と側面内板9とからなるケース素材の三重構造とし、隅部以外においては側面板6と側面内板9とからなるケース素材の二重構造とすることにより十分に補強して、細長いゴム素材をその長さ方向全体に亘って均等に支持することが可能となり、ゴム製品の変形および破損を防ぐことができるとともに、ケース1自体の破損および変形も防止できる。あわせて、このようにケース1の側面を補強して、その荷重負担能力を十分なものとすることにより、在庫保管時にケースを多段に積重ねることも可能にしている。
また、前記係止舌片19の両側部を曲線状又はテーパー状とすることにより、係止舌片19の係止穴18への挿入を容易なものとし、係止舌片19の付け根の両側に切り込み20を設け、係止舌片19の長さを係止穴18の長さより長くすることにより、係止された後は、切り込み20へ折り込み山部8のケース素材が嵌合して、係止舌片19の係止をより強固なものとして自然開梱を防止してケース強度を高めると共に、係止舌片19が、底板1の垂直方向から見て、上、下又はくの字状に両端が変形し、変形した部分が抜け止めとして働くので、一担係止された係止舌片19は容易に抜けなくすることができる。なお切れ込み20はこの変形を助長する役目も果たしており、梱包作業をより容易なものとしている。
これらのことにより、一旦係止した係止舌片19を無理に抜こうとすると、係止舌片19の付け根の折曲線L7に跨って設けられたミシン目状スリット穴22にそって、天板7から係止舌片19が容易に破断分離されて二度と封緘出来ないので、在庫保管中や輸送中に意図しない開梱があった場合には、それを運搬者やユーザーが容易に把握することができ、納品の信頼性を高めることができる。また、開梱時には、前記ミシン目状スリット穴22を用いて意図的に天板7と係止舌片19とを破断分離させることにより、ケースを開梱することができ、開梱作業をより短時間にて行うことが出来る。
さらに、ケース1を一枚のケース素材のみから構成することにより、従来用いていた、接着剤や、ホッチキス針、接着テープ等の封緘材、合板、プラスチック等の補強材を廃して、ケースを廃棄するにあたってそれらの分別処理を不要なものとして、廃棄作業時間を大幅に削減することができる。
本発明のケース素材は、板紙、両面段ボール紙、複面段ボール紙、プラスチック段ボールが使用出来るが、環境問題を考慮してケースのリサイクル化を図るためには、板紙や段ボール紙を使用することが好ましい。本発明では細長い形状のゴム製品を梱包、輸送する事を前提としている為、製品が衝撃等で破損する虞れはないので特に衝撃保護の上での厚みは必要ないが、側面の補強や係止舌片の付け根の切り込みによるケース素材同士の嵌合による係止部に必要な強度を持たせるためには、ある程度の厚みがある方が望ましい。
以下に、本発明の実施の形態を、図面に示すところに基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態たる細長いゴム製品を梱包するケースを展開して示す略式平面図である。
図2は、本発明の一実施形態たる細長いゴム製品を梱包するケースを示す略式斜視図である。
図中1はケースを示し、ケース1は一枚のケース素材のみを図1に示す形態にて打抜き加工して構成され、組み立てると、図2に示すように、ケース1の高さがケース1の縦横寸法に比べて、充分に低い平たい形状の直方体状をなすものである。
ケース1を構成する長方形状の底板2の短辺に、折曲線L2を介して、正面板3、背面板4を連設し、底板2の長辺に一対の側面板5、6を連設し、一方の側面板5に折曲線L5を介して天板7を連設し、他方の側面板6に折曲線L6を介して前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅を有する折曲山部8を連設し、折曲山部8に折曲線L8を介して側面内板9を連設する。
正面板3の天板7側に折曲線L3を介して長尺延長部10を連設し、正面板3の側面板5側に折曲線L3を介して短尺延長部11を連設し、背面板4の天板7側に折曲線L4を介して長尺延長部12を連設し、背面板4の側面板5側に折曲線L4を介して短尺延長部13を連設し、正面板3に折曲線L3を介して製品押え板14を連設し、背面板4に折曲線L4を介して製品押え板15を連設し、底板2の側面板6よりの折曲線L2から前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅だけ離隔させて、前記幅とほぼ同じ幅の嵌合穴16を複数個、ここでは三個設け、側面内板9の折曲線L8に対向する辺には、前記嵌合穴16と対応する位置に、三個の嵌合突起17を設ける。
さらに、前記折曲山部8に前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅を有する係止穴18を複数個、ここでは二個設け、天板7の折曲線L5に対向する辺には、前記係止穴18と対応する位置に、折曲線L7を介して二個の係止舌片19を連設し、係止舌片19の天板7との境界部分には、天板7の長さ方向両側から延びる前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅を有する切り込み20を設け、係止舌片19の、天板7の長さ方向の最大長さMを係止穴18の長さNよりもやや長くし、係止舌片19は、切り込み20に隣接する部分から先端に向けて徐々にその長さを短くするようその両側部21を曲線状またはテーパ状とし、天板7に折曲線L7を跨いで、天板7の自由端同士をつなぐ形態のミシン目状スリット22を設け、長尺延長部10および長尺延長部12の自由端側に、相互に係止する形態にて切り込み23、24を設ける。
以上述べたような形状を有するケース素材を、底板2に対して正面板3および背面板4を、折曲線L2を直角に折り曲げて、正面および背面を形成し、長尺延長部10および12をそれぞれ折曲線L3、L4を直角に折り曲げて、それぞれの切り込み23、24を相互に係止させて、一方の側面を形成し、短尺延長部11および13をそれぞれ折曲線L3、L4を直角に折り曲げて、さらに、折曲線L2、L6、L8を直角に折り曲げて、短尺延長部11および13を側面板6および側面内板9により挟持して、嵌合突起17を嵌合穴16に嵌合させて、他方の側面を形成し、製品押え板14、15を、それぞれ折曲線L3、L4を直角に折り曲げて、製品押さえを形成し、天板7を折曲線L2、L5を直角に折り曲げて、係止舌片19を、係止穴18に挿入して係止させて、図2に示すような、ケース1を構成する。ただし、図2は係止舌片19を係止穴18に未だ挿入せず、天板7を開いた状態を示す。
図3は図2に示すケースの一方の側面の要部を示す略式拡大図である。
図中4は背面板を示し、背面板4に連設された長尺延長部12と、図示しない正面板3に連接した長尺延長部10の、それぞれの自由端部分に設けた切り込み23、24を、図に示すように相互に嵌合させて、外側の側面板5とともに、ケースの側面をケース素材の二重構造とすることができる。これにより一方の側面および隅部を補強することができる。
図4は、図2に示すケースの他方の側面の要部をケースの高さ方向から見て示す略式拡大図である。
図中4は背面板を示し、背面板4に連設された短尺延長部13を、側面板6と折曲山部8および側面内板9により挟持して、側面内板9に設けた図示しない嵌合突起17を嵌合穴18に嵌合して、側面の隅部近傍は三重構造とし、それ以外の側面は二重構造としている。折曲山部8には係止穴18を設けている。これにより他方の側面および隅部も補強することができる。
図5は、図2に示すケースの係止舌片と係止穴との嵌合態様を示す部分略式拡大図である。
図中7は天板を示し、天板7に設けられた係止舌片19は、折曲山部8に設けられた係止穴18に挿入され、係止舌片19の付け根に設けられた切り込み20に、係止穴19近傍の折曲山部8が嵌合され、係止されている。
本発明に係る細長いゴム製品を梱包するケースの、ケース自体の変形破壊を防止する効果、輸送時の意図しない開梱を防止する効果、開梱・製品取り出し・ケース破棄処理時間の短縮効果を評価する目的で、以下の試験を行った。
ケース素材として、Bフルート段ボール紙を用いて、それを図1に展開図で示す形態に打ち抜き加工し、折曲線に沿って折り込み、ケースを組立てて、ケース内に6mm厚×40mm幅×910mm長さの細長いゴム製品を100本詰め、天板を閉じて封緘した。前記方法にて100ケース梱包し、パレット上に25段積みし在庫保管を一ヶ月間行い、ケースの変形の有無をチェックした。
さらに、このケースをパレット上在庫のままの状態で福山−東京−名古屋−大阪−福山の経路で輸送テストを行いケースの変形、破損あるいは意図しない自然開梱等の異常を各経路毎にチェックを行った。その結果を表1に示す。
Figure 2005153983
次に輸送テスト後に、ケースの開梱、ゴム製品の取り出し、ケース破棄処理の為の展開・積み重ねの作業を、作業員A、B、C、Dに各々5ケースずつ処理させて、その所要時間を各々測定して、作業員毎の1ケース当りの平均所要時間および作業員全体の1ケース当りの平均所要時間を計算で求めた。その結果を、従来の粘着テープを封緘材として使用したケースの結果と併せて、表2に示す。
Figure 2005153983
表1に示したとおり、本発明に係る細長いゴム製品を梱包するケースによれば、ゴム製品を梱包したのち、在庫保管期間中において、ゴム製品の荷重およびケースの多段の積重ねにより、ケースに変形および破損等の異常が生じることはなく、前記輸送テスト後においても、ケースの変形、破損および意図しない自然開梱等の異常が生じることもなかった。これらのことにより、ケース側面を二重構造として補強することによりケース自体の強度が十分に保たれており、かつ、係止舌片の形状および寸法を前述したものとすることにより、運搬中の意図しない自然開梱を十分に防止できていることがわかる。
また、表2に示すように、開梱、製品取り出し、ケース展開・積み重ねのいずれの測定項目においても、各作業員間の所要時間のばらつきが少なく、かつ、全体の平均所要時間も短くなっており、本発明に係る細長いゴム製品を梱包するケースによれば、ケースを一枚のケース素材のみ、つまり一枚の段ボール紙により構成し、係止舌片の付け根にミシン目状スリットを設けることにより、粘着テープ等の封緘材を用いる従来のケースに比して、開梱作業および破棄作業の所要時間も大幅に短縮できることが分かる。
本発明の一実施形態たる細長いゴム製品を梱包するケースを展開して示す略式平面図である。 本発明の一実施形態たる細長いゴム製品を梱包するケースを示す略式斜視図である。 図2に示すケースの一方の側面の要部を示す略式拡大図である。 図2に示すケースの他方の側面の要部をケースの高さ方向から見て示す略式拡大図である。 図2に示すケースの係止舌片と係止穴との嵌合態様を示す部分略式拡大図である。
符号の説明
1 ケース
2 底板
3 正面板
4 背面板
5 側面板
6 側面板
7 天板
8 折曲山部
9 側面内板
10 長尺延長部
11 短尺延長部
12 長尺延長部
13 短尺延長部
14 製品押え板
15 製品押え板
16 嵌合穴
17 嵌合突起
18 係止穴
19 係止舌片
20 切り込み
21 両側部
22 ミシン目状スリット穴
23 切り込み
24 切り込み
L2〜L8 折曲線

Claims (1)

  1. 一枚のケース素材のみで構成され、ケース(1)の高さがケース(1)の縦横寸法に比べて、充分に低い平たい形状の直方体状の、細長いゴム製品を梱包するケース(1)であって、
    ケース(1)を構成する長方形状の底板(2)の短辺に、折曲線(L2)を介して、正面板(3)、背面板(4)を連設し、底板(2)の長辺に一対の側面板(5)、(6)を連設し、一方の側面板(5)に折曲線(L5)を介して天板(7)を連設し、他方の側面板(6)に折曲線(L6)を介して前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅を有する折曲山部(8)を連設し、折曲山部(8)に折曲線(L8)を介して側面内板(9)を連設するとともに、
    正面板(3)の天板(7)側に折曲線(L3)を介して長尺延長部(10)を連設し、正面板(3)の側面板(5)側に折曲線(L3)を介して短尺延長部(11)を連設し、背面板(4)の天板(7)側に折曲線(L4)を介して長尺延長部(12)を連設し、背面板(4)の側面板(5)側に折曲線(L4)を介して短尺延長部(13)を連設し、
    正面板(3)に折曲線(L3)を介して製品押え板(14)を連設し、背面板(4)に折曲線(L4)を介して製品押え板(15)を連設し、
    底板(2)の側面板(6)よりの折曲線(L2)から前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅だけ離隔させて、前記幅とほぼ同じ幅の嵌合穴(16)を複数個設け、
    側面内板(9)の折曲線(L8)に対向する辺には、前記嵌合穴(16)と対応する位置に、嵌合突起(17)を設け、
    前記折曲山部(8)に前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅を有する係止穴(18)を複数個設け、
    天板(7)の折曲線(L5)に対向する辺には、前記係止穴(18)と対応する位置に、折曲線(L7)を介して係止舌片(19)を連設し、
    係止舌片(19)の天板(7)との境界部分には、天板(7)の長さ方向両側から延びる前記ケース素材の厚みとほぼ同じ幅を有する切り込み(20)を設け、
    係止舌片(19)の、天板(7)の長さ方向の最大長さを係止穴(18)の長さよりもやや長くし、係止舌片(19)は、切り込み(20)に隣接する部分から先端に向けて徐々にその長さを短くするようその両側部(21)を曲線状またはテーパ状とし、
    天板(7)に折曲線(L7)を跨ぐ形態のミシン目状スリット(22)を設け、
    長尺延長部(10)および長尺延長部(12)の自由端側に、相互に係止する形態にて切り込み(23)、(24)を設け、
    底板(2)に対して正面板(3)および背面板(4)を、折曲線(L2)を直角に折り曲げて、正面および背面を形成し、
    長尺延長部(10)および(12)をそれぞれ折曲線(L3)、(L4)を直角に折り曲げて、それぞれの切り込み(23)、(24)を相互に係止させて、前記側面板(5)とともに、一方の側面を形成し、
    短尺延長部(11)および(13)をそれぞれ折曲線(L3)、(L4)を直角に折り曲げて、さらに、折曲線(L2)、(L6)、(L8)を直角に折り曲げて、短尺延長部(11)および(13)を側面板(6)および側面内板(9)により挟持して、嵌合突起(17)を嵌合穴(16)に嵌合させて、他方の側面を形成し、
    製品押え板(14)、(15)を、それぞれ折曲線(L3)、(L4)を直角に折り曲げて、製品押さえを形成し、
    天板(7)を折曲線(L2)、(L5)を直角に折り曲げて、係止舌片(19)を、係止穴(18)に挿入して係止させてなる細長いゴム製品を梱包するケース。
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