JP2010149934A - 梱包装容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】底板とその相対向する2辺から起立する2枚の折曲側板とを有するプラスチック段ボール製の底板付側板;
相対向する2辺から2枚の折曲側板が各々垂下している枠体;
枠体の他の2辺から各々垂下しているプラスチック段ボール製の2枚の揺動側板;
枠体の折曲側板が垂下している2辺から、各折曲側板の内側で底板まで垂下しているプラスチック段ボール製の2枚の補強側板;及び
プラスチック段ボール製の蓋を有し、各折曲側板の上部、下部及び中間、各揺動側板の上部、各補強側板の上部に折目線が形成されており、箱形形状から扁平な折り畳み状態に変化する梱包装容器。
【選択図】図1
Description
しかし、上記のプラスチック段ボール製の容器は、折曲側板の中央に折目線があるため、荷重がかかったときや衝撃時に折曲側板が内側に歪み、折曲側板の折目線が内容物に接触し、損傷を与えることがある。
(2)四角形状の枠体であって、相対向する2辺から2枚の折曲側板が各々垂下している枠体;
(3)枠体の他の相対向する2辺から各々垂下して底板の残る2辺に至るプラスチック段ボール製の2枚の四角形状の揺動側板;
(4)枠体の折曲側板が垂下している相対向する2辺から、各折曲側板の内側で垂下して底板に至るプラスチック段ボール製の2枚の補強側板;及び
(5)枠体上に載置されて枠体の開口部を覆うプラスチック段ボール製の四角形状の蓋を有する梱包装容器であって;
(6)各折曲側板の上部には水平な上部内折り折目線が形成されており、各折曲側板下部と底板との境界線は更に内折り可能な下部内折り折目線を形成しており、各折曲側板の上部内折り折目線と下部内折り折目線の間には、水平な中間外折り折目線が形成されており;
(7)各揺動側板には、上部に水平な内折り折目線が形成されており;
(8)各補強側板の上部には水平な内折り折目線が形成されており、各補強側板の幅は折曲側板の幅より狭く、各折曲側板がその各側縁から、少なくとも揺動側板の内折り折目線から下端までの間隔分の幅を各補強側板で覆われることのない位置に各補強側板が取り付けられており;
(9)各揺動側板を内折り折目線で内折りし、各補強側板を内折り折目線で内折りし、底板付側板を、各折曲側板を上部内折り折目線及び下部内折り折目線で内折りし中間外折り折目線で外折りして折り畳むことにより、箱形の梱包装容器形状から扁平な折り畳み状態に変化するようにした;
ことを特徴とする梱包装容器を提供する。
また、本発明は、収容物の梱包部署で上記の箱形の組み立て状態にある梱包装容器に収容物を梱包し、収容物の使用部署に搬送し、使用部署にて収容物を取り出した後、梱包装容器を折り畳んで収容物の梱包部署に返送することを繰り返し行なうことを特徴とする梱包装容器の再使用方法を提供する。
なお、各折目線は、上記のようにプラスチック段ボールに切り込みを入れて形成することが好ましいが、その形成方法に特に制限はない。例えば、2枚のプラスチック段ボール板をちょうつがい等を用いて折曲可能に接続して形成してもよい。
図1は本発明の一態様である実施例1の梱包装容器の箱形の組み立て状態を示す斜視図であり、図2は図1の梱包装容器の折り畳み状態を示す斜視図である。図3は、図1の梱包装容器に用いられる支え板の一例を示す斜視図であり、図4は、図3に示す支え板2枚を感光性フィルムロールに装着した状態を示す断面図である。図5は、図1の梱包装容器内に、図3に示す支え板を2枚を用いて感光性フィルムロールを収容した状態を示す斜視図である。図6は、図1の梱包装容器のA−A部分断面図である。この梱包装容器は、幅420mm、長さ650mm、高さ220mmのものである。ポリプロピレン製の四角形状の枠体1の相対向する枠体短辺1aにポリプロピレン製の厚さ5mmのプラスチック段ボールからなる2枚の揺動側板2がそれぞれ取り付けられ、垂下して底板3aの側縁に至っている。各揺動側板2には、両面の両側端部に、厚さ2mm、幅40mmのポリプロピレン製の補強帯21が取り付けられている。各揺動側板2には、枠体取り付け部下部に、ポリプロピレン製の把持部2bが設けられている。各揺動側板2の枠体取り付け部から7mm下には、プラスチック段ボールを内側の外壁板を残して切断してなる水平な内折り折目線45が設けられ、各揺動側板2は内側に折り曲げ可能な構造となっている。各揺動側板2の下部には、2つの係止孔xが設けられており、下端からは、梱包装容器内側に直角に、揺動側板タブ2aが延出している。
1a 枠体短辺
1b 枠体長辺
2 揺動側板
x 係止孔
2a 揺動側板タブ
2b 把持部
3 底板付側板
3a 底板
3a′ 底板タブ
y 係止突起
3b 折曲側板
3c 折曲側板
41 上部内折り折目線
42 中間外折り折目線
43 下部内折り折目線
44、45 内折り折目線
3d 補強側板
3e 折目線
3f 板状係止部
5 蓋
51 接続部
6 支え板
7 突起部
10 ロール状物
11 巻芯
21 補強帯
22 補強体
23 リベット
24 マジックテープ(登録商標)
24a リベット
25 蓋タブ
26 マジックテープ(登録商標)
26a マジックテープ(登録商標)用リベット
27 緩衝性軟質シールシート
Claims (8)
- (1)四角形状の底板と、底板の相対向する2辺から起立する2枚の四角形状の折曲側板とを有するプラスチック段ボール製の底板付側板;
(2)四角形状の枠体であって、相対向する2辺から2枚の折曲側板が各々垂下している枠体;
(3)枠体の他の相対向する2辺から各々垂下して底板の残る2辺に至るプラスチック段ボール製の2枚の四角形状の揺動側板;
(4)枠体の折曲側板が垂下している相対向する2辺から、各折曲側板の内側で垂下して底板に至るプラスチック段ボール製の2枚の補強側板;及び
(5)枠体上に載置されて枠体の開口部を覆うプラスチック段ボール製の四角形状の蓋を有する梱包装容器において;
(6)各折曲側板の上部には水平な上部内折り折目線が形成されており、各折曲側板下部と底板との境界線は更に内折り可能な下部内折り折目線を形成しており、各折曲側板の上部内折り折目線と下部内折り折目線の間には、水平な中間外折り折目線が形成されており;
(7)各揺動側板には、上部に水平な内折り折目線が形成されており;
(8)各補強側板の上部には水平な内折り折目線が形成されており、各補強側板の幅は折曲側板の幅より狭く、各折曲側板がその各側縁から、少なくとも揺動側板の内折り折目線から下端までの間隔分の幅を各補強側板で覆われることのない位置に各補強側板が取り付けられており;
(9)各揺動側板を内折り折目線で内折りし、各補強側板を内折り折目線で内折りし、底板付側板を、各折曲側板を上部内折り折目線及び下部内折り折目線で内折りし中間外折り折目線で外折りして折り畳むことにより、箱形の梱包装容器形状から扁平な折り畳み状態に変化するようにした梱包装容器であって、
(10)各補強側板が、梱包装容器を箱形に組み立てたときに下辺から折目線を介して底板に沿って延出する板状係止部を有し、両方の板状係止部の末端が互いに当接して各補強側板を枠体から垂下した状態に保持し、各補強側板から板状係止部が延出する折目線が少なくとも180°まで展開可能な折目線である梱包装容器。 - 各折曲側板の中間外折り折目線が、上部内折り折目線と下部内折り折目線との間の中央に設けられている請求項1記載の梱包装容器。
- 蓋が、枠体の一辺に、その辺との接続部を軸として揺動可能に取り付けられている請求項1記載の梱包装容器。
- 各揺動側板と底板とが、梱包装容器を箱形に組み立てたときに各揺動側板の下部をそれぞれ底板の上記2辺に係止するための係止部を有する請求項1記載の梱包装容器。
- 各補強側板及び各折曲側板の少なくとも一方が、梱包装容器を箱形に組み立てたときに各補強側板を枠体から垂下した状態に保持する係止部を有する請求項1記載の梱包装容器。
- 枠体の揺動側板が垂下している各辺上の蓋の少なくとも2辺各々から、蓋タブが垂下しており、底板の各側縁から底板タブが起立しており、枠体の揺動側板が垂下している各辺の外面、各蓋タブの内面及び底板タブの外面に、面ファスナーが取り付けられており、梱包装容器を箱形に組み立てたときに、蓋は蓋タブ内面の面ファスナーと枠体外面の面ファスナーを貼り付けることにより枠体に固定され、梱包装容器が折り畳み状態にあるときには、蓋タブ内面の面ファスナーと底板タブ外面の面ファスナーとを貼り付けることにより折り畳み状態を固定する請求項1記載の梱包装容器。
- 枠体の蓋が取り付けられていない3辺上の蓋の3辺各々から、蓋タブが垂下しており、底板の各側縁から底板タブが起立しており、枠体の蓋が取り付けられている辺に相対向する辺の外面、各蓋タブの内面及び底板タブの外面に、面ファスナーが取り付けられており、梱包装容器を箱形に組み立てたときに、蓋は枠体との接続部と相対向する辺の蓋タブ内面の面ファスナーと前記枠体外面の面ファスナーを貼り付けることにより枠体に固定され、梱包装容器が折り畳み状態にあるときには、蓋の相対向する辺から垂下する蓋タブの内面の面ファスナーと底板タブ外面の面ファスナーとを貼り付けることにより折り畳み状態を固定する請求項3記載の梱包装容器。
- 各支え板が、相対向する2辺がロール状物の直径より大きく梱包装容器の内側の高さ以下の長さであり、他の相対向する2辺がロール状物の直径より大きく梱包装容器の内側の幅又は奥行き以下の長さである四角形であり、梱包装容器内でロール状物の外周を梱包装容器の内面に接触させずに支持する支持機構を有するものである請求項1記載の梱包装容器。
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