JP2018135106A - 取付部材が取り付けられた容器、取付部材が取り付けられた容器の製造方法、及び取付構造 - Google Patents

取付部材が取り付けられた容器、取付部材が取り付けられた容器の製造方法、及び取付構造 Download PDF

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隆二 谷井
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Abstract

【課題】取付部材が高精度に取り付けられた容器を提供する。【解決手段】熱可塑性樹脂製の中空板材からなる容器本体に、取付部材30が取り付けられた容器であって、前記取付部材30は、前記中空板材を挟み込む断面略コ字状をなし、前記取付部材30を貫通して前記容器本体内に至る取付孔22a、23a、32d、33d、34dが形成されているとともに、前記取付孔22a、23a、32d、33d、34dには連結部材40が挿通されており、前記取付孔22a、23a、32d、33d、34dは、熱溶融により形成されており、前記容器本体と前記取付部材30とが前記取付孔22a、23a、32d、33d、34dの周縁部外側において熱溶着されている。【選択図】図2

Description

本発明は、取付部材が取り付けられた容器、取付部材が取り付けられた容器の製造方法、及び取付構造に関する。
加工性に優れるとともに取扱い性、耐久性にも優れることから、樹脂製の中空構造体(中空板材)を成形してなる容器が使用されている。こうした容器としては、内部に物を収納可能な容器本体に、樹脂製の各種取付部材が取り付けられたものが知られている。取付部材としては、例えば、板材の端部を被覆するための被覆部材や、板材を補強するための補強部材や、或いは、容器の運搬時に持ち手として使用するための持ち手部材といったものが挙げられる。
こうした取付部材を容器本体に取り付ける場合、取付部材と容器本体とを貫通する貫通孔を形成し、貫通孔にリベットを挿通してリベット止めすることが行われている。特許文献1には、プラスチックダンボールシートを折り曲げて形成したプラスチックダンボール容器の上端部および下端部に、樹脂製のフレーム部材を取り付けることが記載されている。フレーム部材は、プラスチックダンボールシートの厚み分の嵌入溝が形成された断面コ字状に形成され、嵌入溝をプラスチックダンボールシートに陥入した後、フレーム部材とプラスチックダンボールシート端部とが重なり合った部分の任意の位置をリベットで固定している。
また、特許文献2には、2つの樹脂製板材同士を接続するための接続構造が記載されている。ここでは、2つの樹脂製板材のそれぞれに貫通孔を形成し、それぞれの貫通孔が重ね合された状態でリベットを挿通してかしめることで2つの樹脂製板材を接合している。
特開2013−14378号公報 特開2015−44339号公報
しかし、こうした樹脂製板材に貫通孔を形成するためには、樹脂製部材をドリルでくり抜くことが通常である。そのため、貫通孔形成時に樹脂製部材由来の削りカスが発生し、発生した削りカスが貫通孔の内周面に付着することがある。また、ドリルでの貫通孔形成時には静電気が生じやすく、発生した削りカスが静電現象によって樹脂製部材により付着しやすくなる。したがって、削りカスが付着した貫通孔内にリベットを挿通すると、リベットが削りカスを挟み込むような状態となり、樹脂製部材同士の連結精度が落ちてしまうことになる。
本発明は従来のこうした課題を解決するためになされたものであり、樹脂製部材同士を高精度に取り付けることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、熱可塑性樹脂製の中空板材からなる容器本体に、取付部材が取り付けられた容器であって、前記取付部材は、前記中空板材を挟み込む断面略コ字状をなし、前記取付部材を貫通して前記容器本体内に至る取付孔が形成されているとともに、前記取付孔には連結部材が挿通されており、前記取付孔は、熱溶融により形成されており、前記容器本体と前記取付部材とが前記取付孔の周縁部外側において熱溶着されている。
上記の発明によれば、取付部材を貫通して前記容器本体内に至り連結部材が挿通される取付孔が熱溶融により形成されているため、熱可塑性樹脂由来の削りカスが発生しない。また、取付孔の内周面が凹凸になりにくい滑らかな面として形成されている。したがって、容器本体に取付部材が高精度に取り付けられた容器を得ることができる。
また、取付孔に連結部材を挿通して取付部材を容器本体に取り付けた容器では、使用中に、取付部材に外力が作用して取付部材が横ずれしたり回転したりする場合がある。そのため、長年の使用によって連結部材が挿通されている取付孔が徐々に大きくなり、連結部材が取付孔が外れてしまうことによって、取付部材が容器本体から外れてしまう場合がある。この点、上記の発明によれば、容器本体と取付部材とは取付孔の周縁部外側において熱溶着されていることから、取付部材に外力が作用したとしても取付部材が横ずれしたり回転したりすることが抑制され、取付孔の変形が抑制される。連結部材が不用意に外れることがなく、容器本体に取付部材が高精度に取り付けられた容器を得ることができる。
上記の発明において、前記取付孔は、前記容器本体と前記取付部材とを貫通する貫通孔であることが好ましい。
上記の課題を解決するため、本発明は、熱可塑性樹脂製の中空板材からなる容器本体に、熱可塑性樹脂製で断面略コ字状の取付部材が取り付けられた容器の製造方法であって、前記容器本体に、前記中空板材を挟み込むような態様で前記取付部材を組み付ける組付工程と、前記取付部材を貫通して前記容器本体内に至る取付孔を形成する取付孔形成工程と、前記取付孔に連結部材を挿通して、前記容器本体に前記取付部材を取り付ける取付工程と、を備え、前記取付孔形成工程では、加熱冶具を用いて熱可塑性樹脂を熱溶融することにより取付孔を形成し、熱溶融された熱可塑性樹脂により前記容器本体と前記取付部材とが熱溶着される。
上記の発明によれば、取付部材が組み付けられた位置で、容器本体と取付部材とに加熱冶具を用いて取付孔を形成し、形成された取付孔に連結部材を挿通して、容器本体に取付部材を取り付けている。取付孔形成工程では、加熱冶具を用いて、熱可塑性樹脂製の容器本体と取付部材とを熱溶融させて取付孔を形成しているため、熱可塑性樹脂由来の削りカスが発生せず、取付孔の内周面が凹凸になりにくい滑らかな面として形成される。したがって、取付工程での連結部材の挿通をスムーズに行うことができて、作業性が向上するとともに、容器本体に取付部材が高精度に取り付けられた容器を製造することができる。
また、加熱冶具により熱可塑性樹脂を熱溶融させて取付孔を形成しているため、取付孔の形成を迅速に行うことが可能となり、容器を大量生産することができる。
さらに、取付孔形成工程では、容器本体と取付部材とが取付孔の周縁部外側において熱溶着されることから、容器本体と取付部材とを仮固定することができる。組み付けられた取付部材が、連結部材を挿通する前に位置ずれすることが抑制される。容器本体に取付部材が高精度に取り付けられた容器を製造することができる。
上記の発明において、前記取付孔形成工程では、前記容器本体と前記取付部材とを貫通するように取付孔を形成することが好ましい。
上記の課題を解決するため、本発明は、熱可塑性樹脂製の第1部材に熱可塑性樹脂製の第2部材が取り付けられた取付構造であって、前記第1部材を貫通して前記第2部材内に至る取付孔が熱溶融により形成されており、前記取付孔に挿通された連結部材により、前記第1部材に前記第2部材が取り付けられている。
上記の発明によれば、前記第1部材を貫通して前記第2部材内に至る取付孔が熱溶融により形成されているため、熱可塑性樹脂由来の削りカスが発生せず、取付孔の内周面が凹凸になりにくい滑らかな面として形成されている。したがって、第1部材に第2部材を高精度に取り付けた取付構造となる。
本発明によれば、樹脂製部材同士が高精度に取り付けられる。
本実施形態の運搬用容器の斜視図。 本実施形態の運搬用容器に取り付けられた取付部材の一部を取り外した状態を示す斜視図。 本実施形態の中空板材について説明する図。(a)は中空板材を示す斜視図、(b)は(a)におけるβ−β線断面図、(c)は(a)におけるγ−γ線断面図。 本実施形態の中空板材の成形工程について説明する図。 本実施形態の組付工程後の運搬用容器の斜視図。 (a)〜(d)は、本実施形態の貫通孔形成工程について説明する図。 (a)〜(c)は、本実施形態の貫通孔形成工程について説明する図。 (a)、(b)は、本実施形態の取付工程について説明する図。 変更例について説明する図。
以下、本発明の取付部材が取り付けられた容器の一実施形態について、中空構造体としての中空板材で成形された運搬用容器を例に挙げて説明する。
図1及び図2に示すように、運搬用容器(以下、容器という。)は、熱可塑性樹脂製の中空板材10からなる容器本体20と、容器本体20の上縁部に取り付けられた複数の取付部材30を備えている。取付部材30は、連結部材40により容器本体20に取り付けられている。
まず、容器本体20について説明する。
図1及び図2に示すように、容器本体20は、全体として長方形板状をなす底壁部21と、底壁部21の対向する短側縁に沿って立設された一対の短側壁部22と、底壁部21の対向する長側縁に沿って立設された一対の長側壁部23とを備えた直方体形状に形成されている。こうした形状の容器本体20は、内部に六角柱状の複数のセルが並設されたハニカム構造体としての中空板材10を折り曲げ加工して形成されている。
図3(a)に示すように、本実施形態の中空板材10は、複数のセルSが並設されたコア層2の上下両面にラミネートシート3、4を熱溶着で接合することにより形成されている。図3(b)及び(c)に示すように、コア層2は、熱可塑性樹脂製のシート材であって所定形状に成形された一枚のシート材を折り畳んで形成されている。そして、コア層2は、上壁2aと、下壁2bと、上壁2a及び下壁2bの間に立設されて六角柱状の筒部を並設する中間壁2cとから構成されている。また、これら上壁2a、下壁2b、中間壁2cによって、コア層2の内部に六角柱状のセルSが区画形成されている。
コア層2の内部に区画形成されるセルSには、構成の異なる第1セルS1及び第2セルS2が存在する。図3(b)に示すように、第1セルS1は、その上端が二層構造の上壁2aによって閉塞されるとともに、同下端が一層構造の下壁2bによって閉塞されている。この二層構造の上壁2aの各層は互いに接合されている。一方、図3(c)に示すように、第2セルS2は、その上端が一層構造の上壁2aによって閉塞されるとともに、同下端が二層構造の下壁2bによって閉塞されている。この二層構造の下壁2bの各層間は互いに接合されている。また、図3(b)及び(c)に示すように、隣接する第1セルS1同士の間、及び隣接する第2セルS2同士の間は、それぞれ二層構造の中間壁2cによって区画されている。
図3(a)に示すように、第1セルS1及び第2セルS2は、X方向において第1セルS1同士又は第2セルS2同士が隣接して列を形成するように配置されている。また、X方向に直交するY方向において、第1セルS1の列と第2セルS2の列とが交互に隣接配置されている。そして、これら第1セルS1及び第2セルS2により、コア層2は、ハニカム構造を成している。
図4(a)に示すように、コア層2を構成するシート材100は、一枚の熱可塑性樹脂製のシートを所定の形状に成形することにより形成される。シート材100には、帯状をなす平面領域110及び膨出領域120がその幅方向(X方向)に交互に配置されている。膨出領域120には、上面と一対の側面とからなる断面下向溝状をなす第1膨出部121が膨出領域120の延びる方向(Y方向)の全体にわたって形成されている。なお、第1膨出部121の上面と側面とのなす角は90度であることが好ましく、その結果として、第1膨出部121の断面形状は下向コ字状となる。また、第1膨出部121の幅(上面の短手方向の長さ)は平面領域110の幅と等しく、かつ第1膨出部121の膨出高さ(側面の短手方向の長さ)の2倍の長さとなるように設定されている。
図4(a)に示すように、膨出領域120には、その断面形状が正六角形を最も長い対角線で二分して得られる台形状をなす複数の第2膨出部122が、第1膨出部121に直交するように形成されている。第2膨出部122の膨出高さは第1膨出部121の膨出高さと等しくなるように設定されている。また、隣り合う第2膨出部122間の間隔は、第2膨出部122の上面の幅と等しくなっている。なお、こうした第1膨出部121及び第2膨出部122は、シートの塑性を利用してシートを部分的に上方に膨出させることにより形成されている。また、シート材100は、真空成形法や圧縮成形法等の周知の成形方法によって1枚のシートから成形することができる。
図4(a)及び(b)に示すように、上述のように構成されたシート材100を、境界線P、Qに沿って折り畳むことでコア層2が形成される。具体的には、シート材100を、平面領域110と膨出領域120との境界線Pにて谷折りするとともに、第1膨出部121の上面と側面との境界線Qにて山折りしてX方向に圧縮する。そして、図4(b)及び(c)に示すように、第1膨出部121の上面と側面とが折り重なるとともに、第2膨出部122の端面と平面領域110とが折り重なることによって、一つの膨出領域120に対して一つのY方向に延びる角柱状の区画体130が形成される。こうした区画体130がX方向に連続して形成されていくことにより板状のコア層2が形成される。
このとき、第1膨出部121の上面と側面とによってコア層2の上壁2aが形成されるとともに、第2膨出部122の端面と平面領域110とによってコア層2の下壁2bが形成される。なお、図4(c)に示すように、上壁2aにおける第1膨出部121の上面と側面とが折り重なって二層構造を形成する部分、及び下壁2bにおける第2膨出部122の端面と平面領域110とが折り重なって二層構造を形成する部分がそれぞれ重ね合わせ部131となる。
図3(b)及び(c)に示すように、隣り合う一対の区画体130間に区画形成される六角柱状の領域が第2セルS2となるとともに、隣り合う一対の区画体130間に区画形成される六角柱状の領域が第1セルS1となる。本実施形態では、第2膨出部122の上面及び側面が第2セルS2の側壁を構成するとともに、第2膨出部122の側面と、膨出領域120における第2膨出部122間に位置する平面部分とが第1セルS1の側壁を構成する。そして、第2膨出部122の上面同士の当接部位、及び膨出領域120における上記平面部分同士の当接部位が二層構造をなす中間壁2cとなる。また、第1セルS1では、一対の重ね合わせ部131によってその上端が閉塞され、第2セルS2では、一対の重ね合わせ部131によってその下端が閉塞されている。
上記のようにして折り畳み成形されたコア層2の上面及び下面には、それぞれラミネートシート3及びラミネートシート4が熱溶着により接合されている。
図3(b)に示すように、上面のラミネートシート3は、外面側(図3(b)において上側)に配置される熱可塑性樹脂製のスキン層3aと、そのスキン層3aに接合された接着層3bとの二層構造を成しており、スキン層3aが接着層3bを介してコア層2に接合されている。すなわち、中空板材10においてコア層2とスキン層3aとの間に接着層3bが介在されている。ラミネートシート3は、例えば、共押出成形によりスキン層3a及び接着層3bが一体化された状態で製造したり、それぞれ独立して製造したスキン層3a及び接着層3bを熱溶着により接合したりすることで得られる。
図3(b)に示すように、下面のラミネートシート4は、上面のラミネートシート3と同様に、外面側(図3(b)において下側)に配置される熱可塑性樹脂製のスキン層4aと、スキン層4aに接合された接着層4bとの二層構造を成しており、スキン層4aが接着層4bを介してコア層2に接合されている。すなわち、中空板材10においてコア層2とスキン層4aとの間に接着層4bが介在されている。ラミネートシート4におけるスキン層4a及び接着層4bは、それぞれラミネートシート3におけるスキン層3a及び接着層3bと同じ厚みに形成されている。
なお、これらコア層2、スキン層3a、スキン層4aは、従来公知の熱可塑性樹脂を使用することができる。例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリロニトリルーブタジエンースチレン樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。コア層2、スキン層3a、スキン層4aを同じ材質の熱可塑性樹脂とすることにより、中空板材10での反り等が発生し難くなる。
容器本体20は、上記のようにして製造された中空板材10を、容器本体20の展開形状に切り出して折り曲げ加工することによって形成されている。ここでの展開形状とは、容器本体20の底壁部21の対向する短側縁にそれぞれ短側壁部22が連設され、底壁部21の対向する長側縁にそれぞれ長側壁部23が連設された形状を言う。切り出された中空板材10は、容器本体20における底壁部21の各短側縁、及び底壁部21の各長側縁の位置で折り曲げられた後、短側壁部22の長手方向における端縁と長側壁部23の長手方向における端縁とをそれぞれ接合することによって直方体形状の箱形状とされている。このとき、中空板材10のラミネートシート3、4が容器本体20の内外周面を構成している。また、図2に示すように、短側壁部22及び長側壁部23の上端縁では、中空板材10の側端部が露出した状態とされている。なお、図2は、容器本体20に取付部材30の一部が取り付けられた状態を示している。
図2に示すように、容器本体20の短側壁部22の上下方向中央部、かつ長手方向中央部に、運搬用容器の持ち手部分となる大きな孔24が形成されている。また、短側壁部22の両端部における上部には、断面円形状の貫通孔22aが形成され、長側壁部23の両端部における上部には、断面円形状の貫通孔23aが形成されている。なお、貫通孔22a、23aには、後に説明する連結部材40が挿通されており、貫通孔22a、23aは、特許請求の範囲で言う取付孔に相当する。
次に、取付部材30について説明する。本実施形態の取付部材30は、熱可塑性樹脂で成形されている。なお、熱可塑性樹脂製で成形された取付部材30を使用する場合、熱可塑性樹脂は従来公知のものを適宜選択して使用することができる。
図1及び図2に示すように、容器本体20の短側壁部22の上縁部には、取付部材30としての短側部材32が取り付けられている。また、容器本体20の長側壁部23の上縁部には、取付部材30としての長側部材33が取り付けられている。さらに、短側壁部22と長側壁部23との交差部分の上縁部には、それぞれ取付部材30としてのコーナー部材34が取り付けられている。また、短側壁部22の孔24には、容器を運搬する際の持ち手となる持ち手部材35が取り付けられている。
図2に示すように、短側部材32は、内側壁32aと外側壁32bと連結壁32cとを有し、内側壁32aの上縁と外側壁32bの上縁が連結壁32cにより連結された断面略コ字状の長尺状に形成されている。内側壁32aの内側面と外側壁32bの内側面との間隔は、短側壁部22の厚み(中空板材10の厚み)と同一か僅かに大きく形成されている。また、短側部材32の長さは、短側壁部22の長手方向の長さよりやや短く形成されている。短側部材32の内側壁32a及び外側壁32bの幅は、10〜30mmに形成されている。短側部材32の長手方向における両端部には、内側壁32aと外側壁32bを貫通する断面円形状の貫通孔32dが形成されている。
長側部材33も同様に、内側壁33a、外側壁33b、連結壁33cからなる断面略コ字状の長尺状に形成されている。内側壁33aの内側面と外側壁33bの内側面との間隔は、長側壁部23の厚み(中空板材10の厚み)と同一か僅かに大きく形成されており、長側部材33の長さは、長側壁部23の長手方向の長さよりやや短く形成されている。長側部材33の内側壁33a及び外側壁33bの幅は、10〜30mmに形成されている。さらに、長側部材33の長手方向における両端部には、内側壁33aと外側壁33bを貫通する断面円形状の貫通孔33dが形成されている。なお、長側部材33の厚み(連結壁33cの幅)は、短側部材32の厚み(連結壁32cの幅)と同一とされている。
コーナー部材34は、L字状に折れ曲がった内側壁34aと外側壁34bとが連結壁34cで連結されて、全体形状がL字状に形成されている。外側壁34bは、内側壁34aよりも高さ寸法が大きく形成されていて、連結壁34cは、内側壁32aの上縁と外側壁32bの上下方向中間部とを連結している、そのため、外側壁32bは連結壁34cより上方に突出した形状とされている。内側壁34aの内側面と外側壁34bの内側面との間隔は、短側部材32の厚み(連結壁32cの幅)、又は長側部材33の厚み(連結壁33cの幅)と同一か僅かに大きく形成されている。コーナー部材34は、内側壁34a及び外側壁34bの長手方向における両端部が、短側部材32及び長側部材33の方に延びて、短側部材32及び長側部材33の長手方向における両端部を覆うように取り付けられている。また、コーナー部材34の長手方向における各端部には、内側壁34aと外側壁34bを貫通する断面円形状の貫通孔34dが形成されている。
なお、短側部材32に形成された貫通孔32d、長側部材33に形成された貫通孔32d、コーナー部材34に形成された貫通孔34dには、後に説明する連結部材40が挿通されている。貫通孔32d、貫通孔32d、貫通孔34dは、特許請求の範囲で言う取付孔に相当する。
図1及び図2に示すように、容器本体20の短側壁部22では、上縁部に短側部材32とコーナー部材34が取り付けられ、短側壁部22の貫通孔22a、短側部材32の貫通孔32d、コーナー部材34の貫通孔34dが連通している。連通している貫通孔22a、貫通孔32d、及び貫通孔34dには、連結部材40が挿通されている。また、容器本体20の長側壁部23では、上縁部に長側部材33とコーナー部材34が取り付けられ、長側壁部23の貫通孔23a、長側部材33の貫通孔33d、コーナー部材34の貫通孔34dが連通している。連通している貫通孔23a、貫通孔33d、及び貫通孔34dには、連結部材40が挿通されている。
次に、連結部材40について説明する。
図1及び図2に示すように、連結部材40は、容器本体20の短側壁部22側の貫通孔22a、32d、34d、或いは、容器本体20の長側壁部23側の貫通孔23a、33d、34dに挿通して先端をかしめることにより、容器本体20に取付部材30を取り付けるためのものである。本実施形態の連結部材40は、金属製で、円盤状の頭部41と円筒状の軸部42とからなる。
頭部41は軸部42より大径に形成されている。また、軸部42は、各貫通孔22a、23a、32d、33d、34dより僅かに小径とされている。つまり、容器本体20及び取付部材30に形成される各貫通孔22a、23a、32d、33d、34dは、軸部42より僅かに大径に形成されている。軸部42の外周面は平滑面とされており、軸部42の長さは、コーナー部材34の厚みよりやや長く形成されている。
連結部材40は、頭部41がコーナー部材34の外側壁34bの外側面に係止され、軸部42が貫通孔22a、32d、34d、或いは、貫通孔23a、33d、34dに挿通されており、軸部42の先端がコーナー部材34の内側壁34aの外側面でかしめ加工されている。
次に、容器本体20に取付部材30が取り付けられた容器の製造方法について、作用とともに説明する。
本実施形態の製造方法は、容器本体20に取付部材30を組み付ける組付工程と、取付部材30が組み付けられた位置で、容器本体20と取付部材30とに貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを形成する貫通孔形成工程と、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dに連結部材を挿通して、容器本体20に取付部材30を取り付ける取付工程とを備えている。ここでの貫通孔形成工程は、特許請求の範囲で言う取付孔形成工程に相当する。
容器本体20に取付部材30を組み付ける組付工程は、容器本体20の上縁部に、取付部材30としての短側部材32、長側部材33、及びコーナー部材34を順次組み付ける工程である。
図2に示すように、まず、容器本体20の短側壁部22の上縁部に短側部材32を組み付け、長側壁部23の上縁部に長側部材33を組み付ける。短側部材32は、連結壁32cを上方に位置させた状態で、内側壁32aの内側面を容器本体20の短側壁部22の内側面に沿わせるとともに、外側壁32bの内側面を容器本体20の短側壁部22の外側面に沿わせるようにして、短側壁部22の上縁部を内外から挟み込むようにして組み付ける。短側部材32の長さは、短側壁部22の長手方向の長さよりやや短く形成されていることから、短側部材32の両端部は、短側壁部22の両端縁に接合された長側壁部23から離間した位置に組み付けることができる。そのため、短側壁部22に対して正確に位置決めしなくてもよく、また、組付け時に長側壁部23を不用意に傷付けることが抑制される。
同様にして、長側部材33を長側壁部23の上方から、長側壁部23の上端部を内外から挟み込むようにして組み付ける。この場合も、長側部材33の長さが長側壁部23の長手方向の長さよりやや短く形成されていることから、長側壁部23に対してスムーズに組み付けることができる。
続いて、短側壁部22と長側壁部23の交差部分における上端部にコーナー部材34を組み付ける。コーナー部材34は、連結壁34cを上方に位置させた状態で、内側壁34aの内側面を短側部材32の内側壁32aの内側面及び長側部材33の内側壁33aの内側面に沿わせるとともに、外側壁32bの内側面を短側部材32の外側壁32bの外側面及び長側部材33の外側壁33bの外側面に沿わせるようにして、短側部材32及び長側部材33を内外から挟み込むようにして組み付ける。
図5に示すように、組付工程を経た容器本体20は、短側壁部22の上縁部に短側部材32が組み付けられ、容器本体20の長側壁部23の上縁部に長側部材33が組み付けられ、短側壁部22と長側壁部23の交差部分には、短側部材32及び長側部材33の端部を覆うようにコーナー部材34が組み付けられている。これにより、容器本体20の上縁部に露出していた中空板材10の側端部が取付部材30で被覆された状態となる。
なお、短側壁部22の孔24には、中空板材10を挟み込むように持ち手部材35を接合する。例えば、持ち手部材35の一部を断面略コ字状に成形し、この断面コ字状の部分で中空板材10を挟み込むようにすればよい。
次に、取付部材30が組み付けられた位置で、容器本体20と取付部材30とに貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを形成する貫通孔形成工程について説明する。本実施形態の貫通孔形成工程は、容器本体20及び取付部材30を構成する熱可塑性樹脂を熱溶融させることによって貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを形成するものである。
図6及び図7に示すように、取付部材30が組み付けられた容器本体20を、貫通孔を形成するための加熱冶具50に近接した位置に固定する。例えば、図6に示すように、本実施形態では、加熱冶具50が設置された台60上に、容器本体20の壁部22、23が接触するような状態で容器本体20を支持することにより固定している。
図7に示すように、加熱冶具50は、先鋭状で断面円形状の金属製棒材で構成されており、外周面が平滑面となっている。加熱冶具50は、その軸線が台60の上面に平行となるように設置されており、軸線方向に進退可能に構成されている。さらに、台60上面からの加熱冶具50の先端の高さhは、台60上に固定された容器本体20に取り付けられたコーナー部材34に対応する箇所、具体的には、長側部材33がコーナー部材34で覆われた部分に対応する箇所に位置するように設置されている。
加熱冶具50は、容器本体20及び取付部材30を構成する熱可塑性樹脂が熱溶融する温度に加熱されている。加熱温度は、熱可塑性樹脂の分解温度より50〜100℃高い温度となるように設定されている。例えば、容器本体20及び取付部材30がポリプロピレン樹脂製である場合、加熱温度は、400〜430℃に設定されている。
図6(a)及び図7(a)に示すように、まず、加熱冶具50が設置された台60の上面に、取付部材30が組み付けられた容器本体20の短側壁部22が接触するような状態で固定する。このとき、台60の上面からの加熱冶具50の先端の高さhは、長側部材33がコーナー部材34で覆われた部分に対応する箇所に位置している。
図7(a)の矢印で示すように、加熱冶具50が容器本体20の長側壁部23に向かって移動すると、加熱冶具50によりコーナー部材34の外側壁34b、長側部材33の外側壁33b、長側壁部23、長側部材33の内側壁33a、コーナー部材34の内側壁34aの順で熱溶融される。図7(b)に示すように、熱可塑性樹脂が熱溶融されて加熱冶具50がコーナー部材34、長側部材33、長側壁部23を貫通した後、図7(b)の矢印で示すように、加熱冶具50を容器本体20から退避させる。これにより、図7(c)に示すように、長側壁部23の長手方向端縁から、加熱冶具50の先端の高さhに相当する距離の位置に、コーナー部材34の貫通孔34d、長側部材33の貫通孔33d、長側壁部23の貫通孔23aが一度に形成される。なお、図7は、加熱冶具50により形成された貫通孔22a、23a、32d、33d、34dの状態がわかりやすいように、貫通孔22a、23a、32d、33d、34d周辺の部分拡大端面図として示している。
図7(c)に示すように、加熱冶具50は先鋭状となっていることから、コーナー部材34の外側壁34bでは、熱溶融された熱可塑性樹脂の一部が加熱冶具50の先端に押されるようにコーナー部材34の外側壁34bの外側面側に移動して、コーナー部材34の外側壁34bの外側面で樹脂溜まりPとなる。また、熱溶融された熱可塑性樹脂の一部は、加熱冶具50の先端部分に付着した状態で加熱冶具50とともに移動する。
同様に、長側部材33の外側壁33bでは、熱溶融された熱可塑性樹脂の一部が加熱冶具50の先端に押し出されるように移動して、コーナー部材34の外側壁34bの内側面と長側部材33の外側壁34bの外側面との間で樹脂溜まりPとなる。同様に、容器本体20の長側壁部23では、熱溶融された熱可塑性樹脂の一部が加熱冶具50の先端に押し出されるように移動して、長側部材33の外側壁33bの内側面と容器本体20の長側壁部23の外側面との間で樹脂溜まりPとなる。同様に、長側部材33の内側壁33aでは、熱溶融された熱可塑性樹脂の一部が加熱冶具50の先端に押し出されるように移動して、容器本体20の長側壁部23の内側面と長側部材33の内側壁33aの外側面との間で樹脂溜まりPとなる。同様に、コーナー部材34の内側壁34aでは、熱溶融された熱可塑性樹脂の一部が加熱冶具50の先端に押し出されるようにコーナー部材34の内側壁34aの内側面側に移動して、コーナー部材34の内側壁34aと長側部材33の内側壁33aの外側面との間で樹脂溜まりPとなる。
本実施形態の取付部材30は、断面略コ字状に形成されており、例えば、短側部材32では、内側壁32aと外側壁32bとが連結壁32cで連結された形状とされている。そのため、内側壁32aと外側壁32bの先端部、つまり、連結壁32cで連結されていない側の端部が互いに近づくように変形し易くなる。こうした変形により、短側部材32を組み付けた際に、容器本体20の短側壁部22の内外側面と短側部材32の内外側壁32a、32bの内側面との間には僅かな隙間ができることになる。加熱冶具50による熱可塑性樹脂の熱溶融により生じた樹脂溜まりPは、こうした隙間に入るようにして形成される。これは、断面略コ字状に形成された長側部材33、コーナー部材34についても同様である。
一方、加熱冶具50がコーナー部材34の内側壁34aの外側面(容器本体20の内面側の面)に達すると、加熱冶具50の先端部分に付着した状態で加熱冶具50とともに移動した熱可塑性樹脂は、加熱状態の加熱冶具50により溶融状態から気化される。そのため、コーナー部材34の内側壁34aの外側面には、樹脂溜まりPの発生が少なくなり、貫通孔34dの周縁部は平滑状態に保持される。
なお、熱溶融された熱可塑性樹脂の一部が加熱冶具50の先端に押されるように取付部材30の外側(加熱冶具50の進行方向後ろ側)に移動して樹脂溜まりPとなることについて説明したが、加熱冶具50の進行方向後ろ側に移動する熱可塑性樹脂の量がほとんど見られない場合もある。こうした状態が、例えば、コーナー部材34の外側壁34bで生じれば、コーナー部材34の外側壁34bの外側面には、樹脂溜まりPの発生が少なくなり、貫通孔34dの周縁部は平滑状態に保持されることになる。
図7(c)に示すように、加熱冶具50が退避されて、貫通孔34d、33d、23aでの温度が低下していく状態では、容器本体20と取付部材30との間に生じた樹脂溜まりPが固化し始める。このため、貫通孔34d、33d、23aの周縁部では、容器本体20と取付部材30としてのコーナー部材34及び長側部材33とが熱溶着により接合される。
加熱冶具50は断面円形状の棒状で、外周面が平滑面となっていることから、貫通孔34d、33d、23aの内周面は凹凸になりにくい滑らかな面として形成される。
図6(a)及び(b)に示すように、容器本体20の長側壁部23側に貫通孔34d、33d、23aが形成された後、容器本体20を図6(a)の矢印で示すように90゜回転移動させ、加熱冶具50が設置された台60の上面に、長側壁部23が接触するような状態で固定する。このとき、加熱冶具50の先端は、台60の上面からの高さhの位置で、短側部材32がコーナー部材34で覆われた部分に対応する箇所に位置している。そして、図6(b)で示すように、加熱冶具50を長側壁部23に向かって移動させて、短側壁部22の長手方向端縁から加熱冶具50の先端の高さhに相当する位置に、コーナー部材34の貫通孔34d、短側部材32の貫通孔32d、短側壁部22の貫通孔22aを一度に形成する。
図6(c)及び(d)に示すように、他方の長側壁部23にも同様にして貫通孔34d、33d、23aを形成し、他方の短側壁部22にも同様にして貫通孔34d、32d、22aを形成する。
さらに、容器本体20を前後逆にした状態、図6(a)で説明すると、手前側に容器本体20の底壁部21が位置する状態で、容器本体20を台60の上面に固定し、同様にして貫通孔形成工程を行う。これにより、容器本体20の短側壁部22の長手方向における両端部において、コーナー部材34、短側部材32、短側壁部22に貫通孔34d、32d、22aが形成され、長側壁部23の長手方向における両端部において、コーナー部材34、長側部材33、長側壁部23に貫通孔34d、33d、23aが形成される。また、それぞれの貫通孔周縁部では、容器本体20とコーナー部材34及び短側部材32とが熱溶着により接合され、容器本体20とコーナー部材34及び長側部材33とが熱溶着により接合される。
次に、短側壁部22側の各貫通孔34d、32d、22a、及び長側壁部23側の各貫通孔34d、33d、23aにそれぞれ連結部材を挿通して、容器本体20に取付部材30を取り付ける取付工程について説明する。
図8(a)の矢印で示すように、容器本体20の短側壁部22の外側面側から、貫通孔34d、32d、22a内に連結部材40の軸部42を挿入する。このとき、コーナー部材34の内側壁34aの外側面には、連結部材40の軸部42先端を押圧するための押圧部材80が配置されている。配置された押圧部材80におけるコーナー部材34側の面(当接面80a)には、円形状の凹み80bが形成されている。凹み80bは、連結部材40の頭部41と略同形状に形成されている。なお、図8(a)では、挿入される前の連結部材40を二点鎖線で示し、貫通孔34d、32d、22aの途中まで挿入された状態の連結部材40を実線で示している。
図8(b)に示すように、連結部材40の頭部41を支持部材70で支持した状態で、連結部材40を貫通孔34d、32d、22a内に挿入する。連結部材40の頭部41は、軸部42より大径に形成されていることから、貫通孔34d、32d、22a内に挿入された連結部材40は、頭部41でコーナー部材34の外側壁34bの外側面に係止される。また、軸部42の長さはコーナー部材34の厚みよりやや長く形成されていることから、連結部材40の軸部42の先端は、押圧部材80に押し当てられる。これにより、軸部42先端は、押圧部材80の当接面80aの凹み80b形状に沿うように変形してかしめ加工され、短側壁部22に短側部材32及びコーナー部材34が取り付けられる。なお、図8は、貫通孔22a、23a、32d、33d、34d周辺の部分拡大端面図として示している。
貫通孔34d、32d、22aの内周面は滑らかな面として形成されていることから、連結部材40の軸部42をスムーズに挿入することができる。また、貫通孔34d、32d、22aの周縁部は熱溶融された樹脂溜まりPが固化して接合されていることから、連結部材40の軸部42を挿入する際に、貫通孔34d、32d、22aのずれが抑制され、軸部42がより正確に位置決めされる。さらに、コーナー部材34の内側壁34aの外側面には、樹脂溜まりPの発生が少なく、コーナー部材34の内側壁34aの外側面は平滑状態に保持されている。そのため、連結部材40の軸部42先端のかしめ加工された部分とコーナー部材34の内側壁34aの外側面との密着性がよくなる。これにより、容器本体20に取付部材30が高精度に取り付けられ、容器本体20に対する取付部材30の取り付け強度が向上する。
図8に示したのと同様にして、短側壁部22側の他の貫通孔34d、32d、22a、及び長側壁部23側の貫通孔34d、33d、23aにも連結部材40を挿入してかしめ加工する。
以上の工程を経て、図1に示すような容器が得られる。
上記実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)上記実施形態の容器では、容器本体20に取付部材30を接合するための連結部材40が挿通された貫通孔22a、23a、32d、33d、34dが熱溶融により形成されているため、容器本体20及び取付部材30を形成する熱可塑性樹脂由来の削りカスが発生しない。また、取付孔の内周面が凹凸になりにくい滑らかな面として形成されている。そのため、容器本体20に取付部材30が高精度に取り付けられている。
(2)上記実施形態の容器では、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dが熱溶融により形成されているため、貫通孔22a、23a、32d、33d、34d周縁部に樹脂溜まりPが発生し、樹脂溜まりPが固化して貫通孔22a、23a、32d、33d、34d周縁部同士が接合されている。そのため、貫通孔22a、23a、32d、33d、34d周縁部での接合強度が向上し、容器本体20と取付部材30との接合強度が高くなっている。
(3)上記実施形態の容器では、コーナー部材34の内側壁34aの外側面での樹脂溜まりPの発生が少なく、コーナー部材34の内側壁34aの外側面が平滑状態に保持される。そのため、連結部材40の軸部42先端のかしめ加工された部分とコーナー部材34との間に隙間が生じにくく、かしめ加工された連結部材40のガタつきが抑制される。容器本体20に取付部材30が強固に取り付けられている。
(4)上記実施形態の容器では、加熱冶具50の先端に押されるように取付部材30の外側(加熱冶具50の進行方向後ろ側)に移動した熱可塑性樹脂の量が少ないと、コーナー部材34の外側壁34bの外側面でも、樹脂溜まりPの発生が少なくなり、貫通孔34dの周縁部は平滑状態に保持されることになる。そのため、連結部材40の頭部41とコーナー部材34との間に隙間が生じにくく、かしめ加工された連結部材40のガタつきが抑制される。容器本体20に取付部材30が強固に取り付けられている。
(5)上記実施形態の容器では、容器本体20と取付部材30とは貫通孔22a、23a、32d、33d、34d周縁部同士が熱溶着されていることから、取付部材30に外力が作用したとしても、容器本体20と取付部材30との接合状態を保持することができる。取付部材30に作用する外力によって取付部材30が横ずれしたり回転したりすることが抑制され、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dが変形することが抑制される。したがって、連結部材40が不用意に貫通孔22a、23a、32d、33d、34dから外れることがなく、容器本体20に取付部材30が高精度に取り付けられた容器を得ることができる。
(6)上記実施形態の容器では、容器本体20に取付部材30が取り付けられていることにより、容器本体20を構成する中空板材10の側端部が取付部材30で被覆された状態となっている。そのため、中空板材10のハニカム構造体の内部に異物が浸入することが抑制される。
(7)上記実施形態の容器では、容器本体20が中空板材10で形成されている。そのため、軽量であり運搬用容器としての使用性に優れている。
(8)上記実施形態の容器では、コーナー部材34の外側壁34bが連結壁34cより上方に延びる形状とされている。そのため、複数の容器を上下方向に重ね合わせる場合に、コーナー部材34の外側壁34bが上方に重ね合わされた容器の位置ずれを抑制することができる。
(9)上記実施形態の容器の製造方法では、取付部材30を容器本体20に組み付ける組付工程、加熱冶具50により貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを熱溶融により形成する貫通孔形成工程、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dに連結部材40を挿通してかしめ加工する取付工程とを備えている。貫通孔形成工程では、貫通孔22a、23a、32d、33d、34d周縁部に樹脂溜まりPが発生し、樹脂溜まりPが固化して接合される。そのため、容器本体20に対して取付部材30が仮固定された状態となっており、組み付けられた取付部材30が、連結部材40を挿通する前に位置ずれすることが抑制される。容器本体20に取付部材30が高精度で取り付けられた容器を製造することができる。
(10)上記実施形態の製造方法では、貫通孔形成工程で貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを熱溶融により形成している。そのため、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dの形成を迅速に行うことが可能となる。取付部材30が取り付けられた容器を大量生産することができる。
(11)上記実施形態の製造方法では、貫通孔形成工程で貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを熱溶融により形成した後、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dに連結部材40を挿通してかしめ加工している。貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを形成した後、時間をおかずに取付工程を行えば、貫通孔形成工程で生じた樹脂溜まりPが完全に固化する前にかしめ加工を行うことができる。そのため、コーナー部材34の外側壁34bの外側面に樹脂溜まりPが生じていたとしても、かしめ加工の際に連結部材40の頭部41により完全に固化していない樹脂溜まりPが押されて変形し、連結部材40の頭部41とコーナー部材34の外側壁34bの外側面との接合強度を確保することができる。
(12)上記実施形態の容器の製造方法では、容器本体20の取付部材30としての短側部材32、長側部材33、及びコーナー部材34を組み付けた後に、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを形成している。そのため、あらかじめ容器本体20に貫通孔22a、23aを形成するとともに、あらかじめ取付部材30に貫通孔32d、33d、34dを形成し、その後に取付部材30を容器本体20に組み付ける場合に必要となる貫通孔22a、23a、32d、33d、34dの位置合わせが不要となり、組付工程での作業性が向上する。
(13)上記実施形態の容器の製造方法では、貫通孔形成工程で、外周面が平滑面の加熱冶具50を使用して貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを形成している。そのため、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dの内周面が滑らかな面となり、連結部材40を挿通する際に、貫通孔22a、23a、32d、33d、34d内周面に連結部材40が引っ掛かったりすることが抑制される。取付工程での作業性が向上する。
(14)上記実施形態の容器の製造方法では、加熱冶具50を、その先端が、台60の上面からの高さhの位置で進退移動可能となるように設置するとともに、容器本体20を台60の上面に設置し、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを形成している。また、容器本体20を台60の上面で順次回転させながら、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを形成している。そのため、容器本体20の短側壁部22或いは長側壁部23の端縁から、加熱冶具50の先端の高さhに相当する位置に貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを正確に形成することができる。
(15)上記実施形態の容器の製造方法では、取付工程で、連結部材40の頭部41と略同形状の凹み80bが形成された押圧部材80で、連結部材40の軸部42先端を押圧している。そのため、連結部材40の端部が容器の内外側面で同じ形状となり、見栄えが良くなる。外観形状に優れた容器を製造することができる。
上記実施形態は以下のように変更してもよく、また、以下の変更例を組み合わせて適用してもよい。
・ 上記実施形態では、中空板材10として、ハニカム構造のコア層2にラミネートシート3、4が一層接合されたものを使用したが、中空板材の構造はこれに限定されない。コア層2がハニカム構造体でなくてもよく、四角柱状、八角柱状等の多角形状や円柱状のセルが形成されているものであってもよい。その際、異なる形状のセルが混在していてもよい。また、各セルは隣接していなくともよく、セルとセルとの間に隙間(空間)が存在していてもよい。ラミネートシート3、4が複数層接合されていてもよい。
・ 上記実施形態では、容器本体20を内部に複数のセルを有する中空板材10で成形したがこれに限定されない。熱可塑性樹脂製の板材であれば、例えば、発泡性の板材で成形してもよい。
・ 上記実施形態では、容器本体20を中空板材10を折り曲げ加工して形成したが
これに限定されない。あらかじめ箱形状に射出成形されたものを使用してもよい。
・ 上記実施形態では、中空板材10として、一枚のシート材100を折り畳み成形してコア層2を構成するものとしたが、これに限定されない。
・ 上記実施形態では、コーナー部材34により短側部材32及び長側部材33の両端部を覆うようにしたが、これに限定されない。コーナー部材34を、短側部材32及び長側部材33を覆わない位置に取り付けてもよい。この場合、短側部材32、長側部材33、コーナー部材34のそれぞれについて、容器本体20とともに貫通孔を形成するようにすればよい。
・ 上記実施形態では、容器本体20の上縁部を覆うように取付部材30を取り付けたが取付箇所はこれに限定されない。例えば、容器本体20の下縁部に取付部材30を取り付けてもよいし、容器本体20の短側壁部22と長側壁部23との交差部分に取付部材30を取り付けてもよい。また、容器本体20の孔24に接着された持ち手部材35を、熱溶融により形成された貫通孔と連結部材40とにより取り付けるようにしてもよい。いずれの場合も、取付部材30と容器本体20とを貫通する貫通孔を熱溶融により形成して連結部材40により取り付けるようにすればよい。
・ 上記実施形態では、貫通孔22a、23a、32d、33d、34d周縁部に熱可塑性樹脂が熱溶融された樹脂溜まりPが形成されて接合されているが、樹脂溜まりPが形成されていなくてもよい。
・ 上記実施形態では、容器本体20の短側壁部22に取り付けられた短側部材32及びコーナー部材34に対して、コーナー部材34、短側部材32、及び短側壁部22を貫通する貫通孔34d、32d、22aを形成したが、これに限定されない。例えば、連結部材40が挿通されるための取付孔として、コーナー部材34の外側壁34b、短側部材32の外側壁32bを貫通し、短側壁部22内に至るような孔を形成してもよい。つまり、短側部材32の内側壁32a、コーナー部材34の内側壁34aには貫通孔32d、34dを形成しなくてもよい。この場合、連結部材40として、コーナー部材34の外側壁34b、短側部材32の外側壁32bから短側壁部22内に至る長さのものであって、短側壁部22(中空板材10)内部で係止可能なものを使用すればよい。
・ 上記実施形態では、熱可塑性樹脂で成形された取付部材30を取り付ける場合について説明したが、これに限定されない。取付部材30の一部が、例えばステンレス等の金属製であってもよい。コーナー部材34のみが金属製であってもよく、短側部材32、或いは長側部材33のみが金属製であってもよく、複数ある短側部材32、長側部材33、コーナー部材34のうち、一部のみが金属製であってもよい。
この場合、金属製の取付部材30には、あらかじめ貫通孔を形成しておき、取付部材30を組み付けた後、貫通孔が形成されていない部材ととも加熱冶具50による貫通孔形成工程による貫通孔の形成を行えばよい。金属製の取付部材30にあらかじめ形成された貫通孔は、加熱冶具50の径よりやや大径に形成しておくことが好ましい。こうすることによって、貫通孔形成工程で、あらかじめ形成された貫通孔内を加熱冶具50がスムーズに移動し、貫通孔形成工程をスムーズに行うことができる。
こうした場合であっても、貫通孔形成工程で熱溶融した熱可塑性樹脂が、金属製の取付部材30との間で樹脂溜まりPを形成し、樹脂溜まりPが冷やされることによって各部材同士を接合することができる。
・ 上記実施形態では、容器本体20に取付部材30が取り付けられた運搬用容器について説明したが、運搬用容器に限定されるものではない。収納用のみに使用される容器であってもよい。
・ 上記実施形態では、箱形状に成形された容器本体20に取付部材30を取り付ける場合について説明したが、例えば、折り畳み可能な容器本体20に取付部材30を取り付けるようにしてもよい。この場合、コーナー部材34は省略すればよい。
・ 上記実施形態では、容器本体20に取付部材30が取り付けられた容器について説明したが、容器に限定されるものではない。熱溶融によって貫通孔を形成して取り付ける構成を、熱可塑性樹脂製の複数の部材同士を取り付ける取付構造に適用してもよい。
例えば、図9に示すように、室内空間を区画するためのパーテーション90に適用することもできる。パーテーション90は、長方形状に切り出された中空板材10の周縁部に、取付部材91が取り付けられて構成されている。取付部材91は、短側部材91a、長側部材91b、中間部材91c、及びコーナー部材91dからなり、連結部材40によって中空板材10に取り付けられている。こうした板状のパーテーションへの取付構造としても、熱溶融によって貫通孔を形成する取付構造を適用することができる。
・ 上記実施形態では、容器本体20の各壁部22、23の両端部の位置にそれぞれ貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを形成したが、貫通孔の形成位置及び個数はこれに限定されない。コーナー部材34と短側部材32及び長側部材33が重なっていない部分にも貫通孔を形成して取り付けてもよいし、重なっている部分に3箇所以上の貫通孔を形成して取り付けてもよい。
・ 上記実施形態では、容器本体20の上端部に取付部材30を取り付けることにより、中空板材10の側端部を被覆するようにしたが、これに限定されない。中空板材10の側端部が露出している部分が存在していてもよい。この場合、異物の侵入抑制の観点から言えば、中空板材10の側端部ができるだけ被覆されていることが好ましいことから、露出している部分はできるだけ少ないほうがよい。
・ 上記実施形態では、加熱冶具50により、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを一箇所ずつ形成したが、これに限定されない。複数の加熱冶具50により複数箇所の貫通孔22a、23a、32d、33d、34dを同時に形成してもよい。これは、取付工程でのかしめ加工についても同様である。
・ 上記実施形態では、加熱冶具50は先鋭状で断面円形状の金属製棒材で構成したが、その形状はこれに限定されない。先端が球面状であってもよく、球面状の先端に先鋭状の突起が形成された形状であってもよい。また、断面楕円形状であってもよく断面多角形状であってもよい。加熱冶具50が断面楕円形状や断面多角形状である場合、形成された貫通孔に挿通する連結部材40として、軸部42の断面形状が加熱冶具50の断面形状に合致するようなものを使用すればよい。
・ 上記実施形態では、連結部材40として金属製のものを使用したが、これに限定されない。樹脂製のものでもよい。
・ 上記実施形態では、連結部材40の軸部42先端をかしめ加工することにより、取付部材30を取り付けるようにしたが、これに限定されない。例えば、軸部の先端に係止爪が形成された形状の連結部材を使用し、貫通孔22a、23a、32d、33d、34dに挿通後に、取付部材30の内側壁の外側面に係止爪で係止するようにしてもよい。また、連結部材40を熱可塑性樹脂で成形し、その先端を熱溶融させて取付部材30の内側壁の外側面に係止するようにしてもよい。
・ 上記実施形態では、取付工程で、連結部材40の頭部41と略同形状の凹み80bが形成された押圧部材80で、連結部材40の軸部42先端を押圧したが、押圧部材80はこれに限定されない。凹み80bの形状が、連結部材40の頭部41と略同形状でなくてもよい。
10…中空板材、20…容器本体、21…底壁部、22…短側壁部、22a…取付孔(貫通孔)、23…長側壁部、23a…取付孔(貫通孔)、30、91…取付部材、32、91a…短側部材(取付部材)、32d…取付孔(貫通孔)、33、91b…長側部材(取付部材)、33d…取付孔(貫通孔)、34、91d…コーナー部材(取付部材)、34d…取付孔(貫通孔)、40…連結部材、50…加熱冶具、91c…中間部材(取付部材)。

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂製の中空板材からなる容器本体に、取付部材が取り付けられた容器であって、
    前記取付部材は、前記中空板材を挟み込む断面略コ字状をなし、
    前記取付部材を貫通して前記容器本体内に至る取付孔が形成されているとともに、前記取付孔には連結部材が挿通されており、
    前記取付孔は、熱溶融により形成されており、
    前記容器本体と前記取付部材とが前記取付孔の周縁部外側において熱溶着されていることを特徴とする取付部材が取り付けられた容器。
  2. 前記取付孔は、前記容器本体と前記取付部材とを貫通する貫通孔である請求項1に記載の容器。
  3. 熱可塑性樹脂製の中空板材からなる容器本体に、断面略コ字状の取付部材が取り付けられた容器の製造方法であって、
    前記容器本体に、前記中空板材を挟み込むような態様で前記取付部材を組み付ける組付工程と、
    前記取付部材を貫通して前記容器本体内に至る取付孔を形成する取付孔形成工程と、
    前記取付孔に連結部材を挿通して、前記容器本体に前記取付部材を取り付ける取付工程と、
    を備え、
    前記取付孔形成工程では、加熱冶具を用いて熱可塑性樹脂を熱溶融することにより取付孔を形成し、熱溶融された熱可塑性樹脂により前記容器本体と前記取付部材とが熱溶着されることを特徴とする取付部材が取り付けられた容器の製造方法。
  4. 前記取付孔形成工程では、前記容器本体と前記取付部材とを貫通するように取付孔を形成する請求項3に記載の取付部材が取り付けられた容器の製造方法。
  5. 熱可塑性樹脂製の第1部材に熱可塑性樹脂製の第2部材が取り付けられた取付構造であって、
    前記第1部材を貫通して前記第2部材内に至る取付孔が熱溶融により形成されており、前記取付孔に挿通された連結部材により、前記第1部材に前記第2部材が取り付けられていることを特徴とする取付構造。

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