JPH11277866A - 表面凹凸を有する発泡体、その中間製品、それらの製造方法、及び、発泡抑制剤転写シート - Google Patents

表面凹凸を有する発泡体、その中間製品、それらの製造方法、及び、発泡抑制剤転写シート

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JPH11277866A
JPH11277866A JP10087683A JP8768398A JPH11277866A JP H11277866 A JPH11277866 A JP H11277866A JP 10087683 A JP10087683 A JP 10087683A JP 8768398 A JP8768398 A JP 8768398A JP H11277866 A JPH11277866 A JP H11277866A
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foam
foaming
suppressing
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foamable
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JP10087683A
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English (en)
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Makoto Aoyanagi
誠 青柳
Katsuya Tejima
勝弥 手嶋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡原反の表面に発泡抑制剤のパターンを形
成する工程を高速化することにより、表面凹凸を有する
高意匠性発泡体を迅速に作製する。 【解決手段】 発泡性樹脂組成物で形成された発泡原反
の表面に、画像を電気的又は光学的記録信号に基づいて
印刷版を用いずに出力するオンデマンド方式の印字手法
(熱転写、インクジェット、電子写真、静電プロッター
等)により、発泡抑制剤を所定のパターン状に付着又は
浸透させ、その後、発泡原反を発泡させて発泡体を得
る。一例として、熱可塑性樹脂及び発泡抑制剤を含有す
る発泡抑制インキ層を設けた発泡抑制剤転写シートを用
いて、発泡原反の表面に発泡抑制剤のパターンを熱溶融
転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に立体的装飾
が施された、例えば、発泡壁紙や発泡床材などの高意匠
性発泡製品、及び、その製造方法に関する。さらに詳し
くは、発泡製品の表面に、オンデマンド方式の印字手法
を利用して効率よく立体的装飾を施すことが可能な方
法、そのような方法に特に好適に利用される熱転写シー
ト、及び、そのような方法で得られる発泡製品と中間製
品に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡壁紙や発泡床材のように立体的模様
を有する印刷物或いは建築資材が、ケミカルエンボスと
言われる加工方法により製造されている。発泡性樹脂組
成物でできている発泡原反の表面に、発泡抑制剤を所定
のパターン状に被覆又は浸透させ、それから加熱などの
方法により発泡させると、発泡抑制剤が存在していない
部分は発泡して隆起するが、発泡抑制剤が存在している
部分では発泡しないままである。その結果、表面に凹凸
を有する発泡体が形成される。発泡体の表面に形成され
た凹凸は、発泡抑制剤のパターンに対応した立体的模様
となる。ケミカルエンボスにおいては、このような方法
によって立体的模様を有する印刷物或いは建築資材が製
造される。このようなケミカルエンボスの手法は、特公
昭43−28636号公報や特公昭47−29187号
公報等に記載されている。
【0003】発泡性樹脂組成物としては、例えば、ポリ
塩化ビニル樹脂と、アゾジカルボンアミドのような発泡
剤と、ナフテン酸亜鉛のような発泡促進剤を含有する組
成物が使用されている。アゾジカルボンアミドのような
発泡剤は、加熱されると分解して二酸化炭素等のガスを
発生させ、発泡性樹脂組成物中に気泡を形成する。ナフ
テン酸亜鉛のような発泡促進剤は、発泡剤の分解を促進
する触媒であり、分解温度を低下させる。一方、発泡抑
制剤としては、発泡促進剤の作用を妨害することのでき
るベンゾトリアゾール系化合物などが用いられる。この
ような発泡抑制剤を、発泡性樹脂組成物でできた発泡原
反の表面に塗布すると、発泡抑制剤を塗布した部分の発
泡温度は、これを塗布していない部分の発泡温度よりも
高くなる。そのため、発泡原反の加熱温度を、未塗布部
の発泡温度以上で、且つ、塗布部の発泡温度未満に調節
することにより、未塗布部だけを発泡させることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、グラビア印刷
やオフセット印刷などの印刷法により、発泡原反の表面
に発泡抑制剤をパターン状に塗布していた。しかしなが
ら、これらの印刷法による場合には、印刷版を作成する
ために比較的長い時間がかかり、コストもかさんでい
た。このため、開発段階での試作品の作成と評価を円滑
に行なうことができないという問題を抱えていた。
【0005】試作品を作成するかわりに、試作品の表面
デザインを再現した画像をデジタル処理により合成し、
それを静電プロッターや電子写真プリンターのようなオ
ンデマンドプリンターを利用して、迅速に出力するとい
う方法も考慮に値する。一般的な印刷物であれば、各種
のデジタル校正印刷機を用いることにより、最終製品又
は試作品の画像に良く似た画像を短時間のうちに合成し
て出力できるので、校正用原稿の作成と評価を機動的に
行なうことができる。しかしながら、表面に凹凸を有す
る発泡体は、印象や風合いなどを含めた意匠性が発泡加
工により大きく変化するので、デジタル校正印刷機等を
もってしても、最終製品又は試作品の表面デザインに良
く似た画像を合成し、評価することは不可能であった。
【0006】このため、発泡壁紙や発泡床材などの立体
的模様を有する発泡製品の開発段階においては、デザイ
ナー等の開発者は、試作品を頻繁に作成することを許さ
れておらず、もっぱらデジタル校正印刷機等で出力し
た、あまり正確に再現されているとは言えない合成画像
を参考にして開発を進めざるを得ない状況にあり、表面
凹凸の意匠性を詳細に評価することが困難であった。
【0007】また、顧客に対して発泡製品をプレゼンテ
ーションするためには、上市品又はそれに非常に近い見
本を用いてその意匠性を充分にアピールするのが望まし
い。しかしながら、そのためには、発泡抑制剤を実際に
塗布するために印刷版を作成する必要があるので、時間
的又はコスト的な障害が大きくなる。従って、プレゼン
テーションを機動的に行なうことが困難であった。
【0008】本発明は、上記の実状に鑑みて成し遂げら
れたものであり、その目的は、発泡原反の表面に発泡抑
制剤のパターンを形成する工程を高速化することによ
り、所望の高意匠性発泡体を、注文や要望に即応して迅
速に作製することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、(1)発泡性樹脂組成物で形成さ
れた発泡性部位を有する発泡原反を準備し、(2)前記
発泡原反の発泡性部位の表面に、記号、模様、絵画、写
真その他の画像を電気的又は光学的記録信号に基づいて
直接出力するオンデマンド方式の印字手法により、前記
発泡性樹脂組成物の発泡を抑制できる発泡抑制剤を所定
のパターン状に付着又は浸透させて発泡性中間製品を作
製し、(3)その後、発泡性中間製品の発泡性部位を発
泡させることを特徴とする、表面凹凸を有する発泡体の
製造方法を提供する。
【0010】上記方法によれば、あるパターンを、オン
デマンド方式のプリンターに入力して、発泡抑制剤を即
座にそのパターン通りに発泡原反の表面へ付着又は含浸
させることができる。そして、時間と手間のかかる刷版
工程を省略することができる。従って、所望の高意匠性
発泡体を、注文や要望に即応して迅速に作製することが
可能となる。
【0011】また、本発明においては、(1)(a)前
記の発泡原反と共に、(b)基材シートの一面に、熱可
塑性樹脂及び前記の発泡抑制剤を含有し且つ熱溶融性を
有する発泡抑制インキ層を少なくとも設けた発泡抑制剤
転写シートを準備し、(2)前記の発泡原反の発泡性部
位の表面に、前記の発泡抑制剤転写シートの発泡抑制イ
ンキ層を密着させて熱溶融転写を行なうことにより、発
泡抑制インキのパターンを形成して発泡性中間製品を作
製し、(3)その後、前記の発泡性部位を発泡させるこ
とを特徴とする発泡体の製造方法も提供する。
【0012】この方法は、オンデマンド方式の印字手法
の一つである熱溶融転写を行なって製造する方法であ
る。発泡性樹脂組成物としては、熱可塑性樹脂、加熱に
より分解して発泡する発泡剤、及び当該発泡剤の発泡温
度を低下させる発泡促進剤を含有する感熱性の発泡性樹
脂組成物を用いることができる。
【0013】このような感熱性の発泡性樹脂組成物を用
いる方法として、本発明においては、(1)(a)前記
の発泡原反に用いられる発泡性樹脂組成物は、熱可塑性
樹脂、加熱により分解して発泡する発泡剤、及び当該発
泡剤の発泡温度を低下させる発泡促進剤を含有してお
り、(b)前記の発泡抑制剤転写シートに設けられる発
泡抑制インキ層は、発泡抑制剤として前記発泡促進剤の
活性を妨害して発泡温度を上昇させる成分を含有してお
り、且つ、前記発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低い
溶融開始温度(好ましくは180℃以下)を有し、
(2)発泡抑制インキ層の熱溶融転写を、前記発泡性樹
脂組成物の発泡温度よりも低い加熱温度で行い、(3)
得られた発泡性中間製品の発泡性部位の発泡を、前記発
泡性樹脂組成物の発泡温度以上で且つ発泡抑制剤のパタ
ーンを形成した部分の発泡温度未満の加熱温度で行なう
ことを特徴とする発泡体の製造方法を提供する。
【0014】もし、感熱性の発泡性樹脂組成物で形成さ
れた発泡性部位の表面に、発泡性樹脂組成物の発泡温度
よりも高い転写温度で発泡抑制インキを転写すると、発
泡性部位の発泡させたくない部分が発泡してしまう。そ
こで上記方法においては、溶融開始温度が低い発泡抑制
インキ層を用いて、発泡抑制剤のパターンを形成する時
の不本意な発泡を防止する。
【0015】発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低い溶
融開始温度を有する熱可塑性樹脂を用いて発泡抑制イン
キ層を形成するか、溶融開始温度を低下させる成分を発
泡抑制インキ中に添加することによって、発泡抑制イン
キ層の溶融開始温度を発泡温度よりも低くなるように調
節できる。
【0016】上記の発泡抑制剤転写シートには、発泡抑
制インキ層と共に、熱移行性色材層を設けてもよい。感
熱性の発泡性樹脂組成物で形成された発泡性部位の表面
に可視画像を熱転写する場合には、発泡抑制インキ層と
同様に、熱移行性色材層についても発泡性樹脂組成物の
発泡温度よりも低い加熱温度で熱転写を行なう必要があ
る。そのためには、熱移行性色材層を転写できる最低温
度が、発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低くなるよう
に調節しておく。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明によれば、少なくとも下記の工程を経て表
面凹凸を有する高意匠性の発泡体を製造する。
【0018】(1) 発泡性樹脂組成物で形成された発
泡性部位を有する発泡原反を準備する。 (2) 前記発泡原反の発泡性部位の表面に、オンデマ
ンド方式の印字手法により、前記発泡性樹脂組成物の発
泡を抑制できる発泡抑制剤を所定のパターン状に付着又
は浸透させて、発泡性中間製品を作製する。 (3) 得られた発泡性中間製品の発泡性部位を発泡さ
せて、高意匠性発泡体にする。
【0019】上記の工程(1)において準備される発泡
原反とは、最終製品である発泡体に作り上げられる材料
のことであり、例えば、予備成形体、粗成形体、部品、
板材などがこれに該当する。発泡原反は、発泡性樹脂組
成物で形成された発泡性部位を有している。発泡原反
は、発泡性樹脂組成物のみで形成されていてもよいし、
支持体等の上に発泡性樹脂組成物の層が形成された複合
材料であってもよい。いずれにしても、公知の発泡原反
を使用することができる。
【0020】発泡性樹脂組成物としては、少なくとも樹
脂を含有し、何らかの加工方法、例えば加熱や化学反応
などの方法により発泡する性質を有し、発泡後には樹脂
中に気泡を多量に包含する組織構造を形成し、且つ、適
切に選択した発泡抑制剤によって当該発泡性樹脂組成物
の発泡性を阻止又は減退することができるものを使う。
【0021】通常よく用いられる樹脂組成物としては、
熱可塑性樹脂と、加熱により分解してガスを発生する発
泡剤と、発泡剤の熱分解温度(発泡温度)を降下させる
触媒として作用する発泡促進剤の混合物を用いる。ま
た、このような樹脂組成物と組み合わせて用いる発泡抑
制剤としては、発泡促進剤の作用を阻害して発泡剤の分
解温度を上昇させるものを用いることができる。発泡性
樹脂組成物用の熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリ塩
化ビニル樹脂、特に多孔質ポリ塩化ビニル樹脂を用い
る。発泡剤としては、例えば、アゾジカルボンアミド、
N,N−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、P−ト
ルエンスルホニルセミカルバジドなどを用いる。発泡促
進剤としては、例えば、ナフテン酸亜鉛などを用いる。
発泡性樹脂組成物には、発泡後の意匠性等を高めるなど
の目的で、必要に応じて着色剤、脱臭剤、蛍光剤、紫外
線遮断剤、抗菌剤などを添加してもよい。
【0022】また、発泡抑制剤としては、無水トリメリ
ット酸、1−{N,N−ビスアルキルアミノメチル}ベ
ンゾトリアゾール系化合物、及び、1−{N,N−ビス
(ヒドロキシアルキレン)アミノメチル}ベンゾトリア
ゾール系化合物よりなる群から選ばれる化合物を1種の
みで或いは2種以上を組み合わせて用いる。1−{N,
N−ビスアルキルアミノメチル}ベンゾトリアゾール系
化合物としては、例えば、1−{N,N−ビス(2−エ
チルヘキシル)アミノメチル}ベンゾトリアゾール或い
はその誘導体が好ましい。1−{N,N−ビス(ヒドロ
キシアルキレン)アミノメチル}ベンゾトリアゾールと
しては、例えば、1−{N,N−ビス(ヒドロキシエチ
レン)アミノメチル}ベンゾトリアゾール或いはその誘
導体が好ましい。
【0023】次の工程(2)においては、前記発泡原反
の発泡性部位の表面に、オンデマンド方式の印字手法に
より、上述したような発泡抑制剤を所定のパターン状に
付着又は浸透させて、発泡性中間製品を作製する。
【0024】ここでオンデマンド方式の印字手法とは、
被印字体の表面に、視覚的に認識できる情報、すなわ
ち、文字、記号、模様、絵画、写真その他の画像を、電
気的又は光学的記録信号に基づいて直接的に出力するこ
とができる印字手法のことである。また、「直接的に出
力する」とは、印刷版を用いずに出力することを意味し
ている。このようなオンデマンド方式の印字手法として
は、例えば、熱溶融転写、インクジェット印字、静電転
写(例えば電子写真方式)、静電記録(例えば静電プロ
ッター)等を例示することができる。
【0025】発泡原反の表面に、色材に代えて又は色材
と共に発泡抑制剤を添加した記録材料を用い何らかのオ
ンデマンド方式で印字することによって、当該発泡原反
の表面に、発泡抑制剤を思い通りのパターンに被覆し又
は含浸させることができる。記録材料としては、印字方
式に合わせて適切なものを用いる。具体的には、色材に
代えて又は色材と共に発泡抑制剤を添加した熱溶融性イ
ンキ、インクジェット用インキ、現像用トナー或いはそ
の他の記録材料を調製する。
【0026】それから工程(3)において、発泡抑制剤
のパターンを付した発泡性中間製品の発泡性部位を発泡
させる。発泡性部位が感熱性の発泡性樹脂組成物で形成
されている場合には、発泡性中間製品を加熱することに
よって発泡させる。発泡性中間製品を発泡させると、発
泡性部位のうちの発泡抑制剤が付着又は含浸していない
部分は発泡するが、発泡抑制剤が付着又は含浸している
部分は発泡しない。その結果、発泡によりかさが増えた
凸部と発泡抑制剤のパターン形成部に一致した未発泡の
凹部とで構成された表面凹凸を有する高意匠性発泡体が
得られる。
【0027】上記方法によれば、あるパターンをオンデ
マンド方式のプリンターに入力して、発泡抑制剤を即座
にそのパターン通りに発泡原反の表面へ付着又は含浸さ
せることができる。そして、時間と手間のかかる刷版工
程を省略することができる。従って、所望の高意匠性発
泡体を、注文や要望に即応して迅速に作製することが可
能となる。
【0028】次に、オンデマンド方式の印字手法により
発泡体を製造する好適な一態様を説明する。図1乃至図
14は、擬似タイル発泡体、すなわち、タイルのような
外見の表面を有する発泡体を、オンデマンド方式の印字
手法の一つである熱溶融転写を行なって製造するための
各工程を説明したものである。
【0029】図1は、発泡原反の一例(1)の部分的な
平面図であり、図2は、そのA−A線に沿って切断した
断面の模式図である。図2に示すように、発泡原反1
は、支持体3の一面側に、発泡性樹脂組成物で形成され
た発泡性部位2を設けたものである。発泡性部位2は、
多孔質ポリ塩化ビニル樹脂のような熱可塑性樹脂、アゾ
ジカルボンアミドのような加熱により分解して発泡する
発泡剤、及び、ナフテン酸亜鉛など発泡剤の発泡温度を
降下させる発泡促進剤の各成分を少なくとも含有する感
熱性の発泡性樹脂組成物により形成されている。
【0030】図3は、発泡原反に発泡抑制剤のパターン
を熱溶融転写するための発泡抑制剤転写シートの一例
(4)の部分的な平面図であり、図4は、そのB−B線
に沿って切断した断面の模式図である。発泡抑制剤転写
シート4の前面側には、イエロー7Y、マゼンタ7M、
及びシアン7Cの熱溶融インキ層と、発泡抑制インキ層
6が面順次に配列して設けられている。熱溶融インキ層
は、移行性色材層の一種である。また、各色材層及び発
泡抑制インキ層ごとに位置決めマーク8が設けられてい
る。図4に示したように、発泡抑制インキ層6と熱溶融
インキ層7(7Y、7M、7C)は、離型層9を介して
基材フィルム上に形成されている。また、これらの各層
の表面には、接着層10が形成されている。
【0031】発泡抑制インキ層6は、少なくとも熱可塑
性樹脂と発泡抑制剤を含有してなり、熱溶融性を有して
いる。発泡抑制インキ層の熱可塑性樹脂としては、熱溶
融転写シートの熱溶融インキ層を形成するための公知の
熱可塑性樹脂を使用できる。また発泡抑制剤としては、
無水トリメリット酸のような、発泡促進剤の活性を妨害
して発泡性樹脂組成物の発泡温度を上昇させる成分が用
いられる。
【0032】熱移行性色材層7は、色材層の材料自体が
被転写面に移行する熱溶融インキ層であってもよいし、
色材層から色材だけが昇華・遊離して被転写面に移行す
る昇華染料層であってもよい。また、位置決めマーク
8、離型層9及び接着層10は、熱溶融転写シートに従
来設けられていたものと同様のものである。
【0033】もし、感熱性の発泡性樹脂組成物で形成さ
れた発泡性部位の表面に、発泡性樹脂組成物の発泡温度
よりも高い転写温度で発泡抑制インキや熱移行性色材を
転写すると、発泡性部位の発泡させたくない部分が発泡
してしまう。このような理由により、発泡性部位が感熱
性の発泡性樹脂組成物で形成されている場合には、発泡
抑制インキ層及び熱移行性色材層を熱転写できる最低温
度を、発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低くしておく
必要がある。すなわち、発泡抑制インキ層の溶融開始温
度、熱溶融インキ層の溶融開始温度、及び、昇華染料層
の昇華開始温度などを、感熱性の発泡性樹脂組成物の発
泡温度よりも低くなるように調節する。
【0034】上述したような発泡原反1と発泡抑制剤転
写シート4を用いて発泡体を作製するには、先ず図5に
示すように、発泡原反1の発泡性部位2の表面に、発泡
抑制剤転写シート4の熱移行性色材層7の表面を、位置
決めマーク8で位置合わせしてから密着させ、サーマル
ヘッド11のような何らかの加熱手段で所定の画像状に
加熱する。この時、発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも
低い温度で熱転写を行なう。各色の色材層7Y、7M、
7Cのそれぞれについて、このような作業を行なうと、
発泡性部位2の表面に所定の画像が形成され、中間製品
が得られる。図6は、画像13が付された中間製品12
の部分的な平面図であり、図7は、そのC−C線に沿っ
て切断した断面の模式図である。図6においては、正方
形の枠を規則的に並べたパターンを有する画像が形成さ
れている。
【0035】次に、図8に示すように、得られた中間製
品12の発泡性部位2の表面に、発泡抑制剤転写シート
4の発泡抑制インキ層6の表面を、位置決めマーク8で
位置合わせしてから密着させる。それから、サーマルヘ
ッド11のような何らかの加熱手段で所定のパターン状
に加熱して、熱溶融転写を行なう。この時も、発泡性樹
脂組成物の発泡温度よりも低い温度で熱転写を行なう。
このようにして、発泡性部位2の表面に発泡抑制インキ
のパターンが形成され、発泡性中間製品が得られる。図
9は、画像13と発泡抑制インキのパターン15が付さ
れた発泡性中間製品14の部分的な平面図であり、図1
0は、そのD−D線に沿って切断した断面の模式図であ
り、図11は、そのE−E線に沿って切断した断面の模
式図である。図9においては、タイル模様の目地部分を
非発泡の凹部にすることを意図しているので、発泡抑制
剤の付着部が格子パターン状(15)に形成されてい
る。なお、この例では、先に画像を転写してから発泡抑
制剤のパターンを形成するが、その逆に、先に発泡抑制
剤のパターンを形成してから、画像の転写を行なっても
よい。
【0036】原反の表面に発泡抑制剤のパターンを形成
した後、発泡性中間製品14を加熱すると、発泡性部位
2の表面に存在していた発泡抑制剤が発泡性部位の内部
に拡散していき、発泡抑制剤のパターンの直下では発泡
促進剤の触媒作用が阻害されて、発泡温度が上昇する。
従って、発泡性中間製品14を、発泡抑制剤のパターン
から外れた領域の発泡温度以上となり、且つ、発泡抑制
剤のパターン直下の発泡温度未満となる温度に加熱する
ことによって、図12(部分平面図)、図13(F−F
模式断面図)及び図14(G−G模式断面図)に示すよ
うに、発泡によりかさが増えた凸部17と、発泡抑制剤
の格子状パターン部に一致した未発泡の凹部18とを有
する発泡体16が得られる。このようにして、可視画像
13を付された擬似タイル発泡体16が得られる。
【0037】次に、本発明の発泡抑制剤転写シートの各
構成部分について説明する。本発明の発泡抑制剤転写シ
ートは、耐熱性基材シートの一面側に、熱溶融転写が可
能な発泡抑制インキ層が設けられたものである。
【0038】[基材シート]本発明の発泡抑制剤転写を
構成する基材シートとしては、従来公知のある程度の耐
熱性と強度を有するものであればいずれのものでも良
く、例えば、0.5〜50μm、好ましくは3〜10μ
m程度の厚さのポリエチレンテレフタレートフィルム、
1,4-ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフ
ィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェ
ニレンサルファイドフィルム、ポリスチレンフィルム、
ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラ
ミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニル
アルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセ
ルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニ
ルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、
アイオノマーフィルム等の樹脂フィルム;コンデンサー
紙、パラフィン紙等の紙類;不織布;紙や不織布と樹脂
との複合体などを使用することができる。
【0039】[発泡抑制インキ層]発泡抑制インキ層
は、少なくとも熱可塑性樹脂と発泡抑制剤を含有してな
り、熱溶融性を有している。発泡抑制インキ層の熱可塑
性樹脂としては、熱溶融転写シートの熱溶融インキ層を
形成するための公知の熱可塑性樹脂を使用できる。使用
可能な熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエステル樹
脂;(メタ)アクリル樹脂;エチレンビニル樹脂、エチ
レンアクリレート共重合樹脂、エチレンアクリル酸系ア
イオノマー樹脂等のエチレン系樹脂;及び、ポリビニル
ブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルホルマ
ール等のアセタール樹脂を例示できる。発泡抑制剤とし
ては、上述したようなものの中から適切なものを選ぶ。
【0040】発泡原反の発泡性部位を感熱性の発泡性樹
脂組成物で形成した場合には、発泡性樹脂組成物の発泡
温度よりも低い温度で発泡抑制インキ層を転写しなけれ
ばならない。そのためには、発泡抑制インキの溶融開始
温度が発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低くなるよう
に調節する。ほとんどの感熱性の発泡性樹脂組成物の発
泡温度は180〜230℃程度であるから、かかる溶融
開始温度を180℃以下に調節するのが好ましく、12
0℃以下に調節するとさらに好ましい。
【0041】発泡抑制インキの溶融開始温度を低くする
には、溶融開始温度が発泡性樹脂組成物の発泡温度より
も低い熱可塑性樹脂を用いる。そのような樹脂として
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン;エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
アクリル酸エステル共重合体、エチレン−アクリル酸共
重合体等のエチレン共重合体;ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル共重合体;ポ
リ塩化ビニリデン及び塩化ビニリデン共重合体;ポリス
チレン、アクリルエステルビニル−無水マレイン酸等の
スチレン共重合体;アクリル酸エステル−ビニル等のア
クリルエステル共重合体;ポリメタクリル酸エステル共
重合体、メタクリル酸メチル−酢酸ビニル共重合体、メ
タクリル酸メチル−アクリル酸共重合体等のメタクリル
酸エステル共重合体;ポリ酢酸ビニル及び酢酸ビニル共
重合体;ビニルブチラール樹脂;ナイロン、共重合ナイ
ロン;N−アルコキシメチル化ナイロン等のポリアミド
樹脂;合成ゴム及び塩化ゴム;ポリエチレングリコー
ル;ポリビニルアルコールハイドロジンフタレート;セ
ルローズ誘導体;セルローズアセテートフタレート及び
セルローズアセテートサクシネート;シェラック;ワッ
クス等を例示できる。
【0042】また、熱可塑性樹脂の溶融開始温度が比較
的高い場合でも、発泡抑制インキ中に溶融開始温度を低
下させる添加剤、例えばワックス類等を添加することに
よって、発泡抑制インキの溶融開始温度が発泡性樹脂組
成物の発泡温度よりも低くなるように調節することがで
きる。そのようなワックスとしては、モンタンワック
ス、蜜ロウ、ライスワックス、キャンデリワックス、ラ
ノリンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリス
タリンワックス;ポリエチレンワックス;サゾールワッ
クス;酸化ワックス、アミドワックス、シリコーンワッ
クス等を例示できる。その中でも、本発明に適したもの
としては、エステル系ワックスとして、ワックス E、
ワックス KPS及びワックス BJが挙げられ、部分
ケン化エステル系ワックスとして、ワックス OP、ワ
ックス OM、ワックス V、ワックス GL3(いず
れもヘキスト社製)が挙げられる。さらには、カルナバ
ワックス、ヘキストワックス−V、ヘキストワックス2
106(いずれもヘキスト社製)、EVA 1 ワック
ス BASF(エチレン−ビニルアセテート共重合体を
主成分とするポリエチレンワックス、BASF社製)、
ダイヤカルナ 30L及び30K(三菱化成製)、ハイ
ワックス 220P、660P及び1105A(三井石
油化学社製)等が挙げられる。
【0043】配合割合としては、発泡抑制剤が10〜8
0重量部、熱可塑性樹脂が10〜90重量部、及び、ワ
ックス類が3〜50重量部の割合で発泡抑制インキに添
加するのが好ましい。
【0044】このような発泡抑制インキ層を形成するに
は、適切な熱可塑性樹脂、発泡抑制剤、その他の添加剤
をトルエン等の溶剤に溶解又は分散して、コーティング
若しくはホットメルトコーティングなどの公知の方法で
塗布すればよい。塗工量は通常0.05〜20μm、好
ましくは1〜10μmとする。
【0045】[熱移行性色材層]発泡抑制剤転写シート
に、発泡抑制インキ層と共に、イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックなどの熱移行性色材層を設けておいても
よい。熱移行性色材層は、色材層の材料自体が被転写面
に移行する熱溶融インキ層であってもよいし、色材層か
ら色材だけが昇華・遊離して被転写面に移行する昇華染
料層であってもよい。熱溶融インキ層と昇華染料層のい
ずれも、従来から公知のものを用いることができる。
【0046】発泡原反の発泡性部位を感熱性の発泡性樹
脂組成物で形成した場合には、発泡抑制インキ層の転写
温度だけでなく、熱移行性色材層の転写温度も発泡性樹
脂組成物の発泡温度未満に調節しなければならない。
【0047】熱溶融インキ層の溶融開始温度は、発泡抑
制インキ層の溶融開始温度を調節するのと同じ方法によ
り調節できる。すなわち、溶融開始温度が発泡性樹脂組
成物の発泡温度よりも低い熱可塑性樹脂を用いたり、ワ
ックス類のような溶融開始温度を低下させる添加剤を用
いればよい。発泡抑制インキ層について具体的に例示さ
れた熱可塑性樹脂や溶融開始温度を低下させるワックス
類は、熱溶融インキ層に対しても同様に使用できる。
【0048】また、昇華染料層の転写温度を発泡温度よ
りも低くするには、発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも
低い昇華温度を有する色材を用いる。
【0049】[その他の構成部分]発泡抑制剤転写シー
トには、離型層、接着層、背面層その他の任意の層を必
要に応じて設けることができる。これらの任意の層とし
ては、熱溶融転写シートや昇華熱転写シートに従来から
設けられているものを用いてよい。
【0050】
【実施例】以下において、本発明に係る湿式現像剤につ
いて、実施例を通じてさらに詳述する。
【0051】[実施例1] (1)発泡抑制剤転写シートの作製 厚さ6μmの易接着性ポリエチレンテレフタレート(P
ET)(ダイヤホイル6FK302E、三菱樹脂製)の
表面に、カルナバワックス(ヘキスト社製)を10重量
%の割合でアセトン/トルエン(1/1)混合溶媒に溶
解した塗工液を、ミヤバーを用いて単層コートし、剥離
層を形成した。剥離層の塗工量は2.2g/m2だっ
た。次に、下記組成の発泡抑制インキ層用塗工液を剥離
層上に塗布、乾燥して発泡抑制インキ層を作製した。発
泡抑制インキの塗工量は4g/m 2だった。このように
して発泡抑制剤転写シートを作製した。
【0052】〈発泡抑制インキ層用塗工液〉 ・トリメリット酸(三菱ガス化学社製):20重量部 ・ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績社
製):30重量部 ・カルナバワックス(ヘキスト社製):10重量部 ・パラフィンワックス(日本精蝋社製):30重量部 (2)中間製品の作製 上記の発泡抑制剤転写シートをリボン状に加工し、発泡
原反と重ね合せて、リボンの背面側から120℃で30
秒間、加熱し、発泡抑制剤でできたパターンを発泡原反
の表面に形成した。
【0053】(3)発泡加工 上記の中間製品をオーブン中で210℃、60秒間、加
熱した。その結果、発泡原反の表面に、発泡抑制剤のパ
ターンに対応した凹凸が形成された。
【0054】[実施例2] (1)発泡抑制剤転写シートの作製 易接着性PET上に、実施例1と同様にして剥離層と発
泡抑制インキ層を形成し、さらに発泡抑制インキ層の横
に、下記組成の色材層用塗工液を塗布、乾燥してCyイ
ンキ層を形成した。Cyインキ層の塗工量は4g/m2
だった。このようにして発泡抑制剤転写シートを作製し
た。
【0055】〈色材層用塗工液〉 ・シアン顔料 モノストラルブルーFGX(ゼネカ社
製):20重量部 ・ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績社
製):30重量部 ・カルナバワックス(ヘキスト社製):10重量部 ・パラフィンワックス(日本精蝋社製):30重量部
【0056】(2)中間製品の作製 上記の発泡抑制剤転写シートのCyインキ層部分をリボ
ン状に加工し、発泡原反と重ね合せて、リボンの背面側
から120℃で30秒間、加熱し、発泡原反の表面にシ
アンの画像を形成した。その後、上記の発泡抑制剤転写
シートの発泡抑制インキ層部分をリボン状に加工し、発
泡原反と重ね合せて、リボンの背面側から120℃で3
0秒間、加熱し、発泡抑制剤のパターンをシアン画像と
共に形成した。
【0057】(3)発泡加工 上記の中間製品をオーブン中で210℃、60秒間、加
熱した。その結果、発泡原反の表面に、発泡抑制剤のパ
ターンに対応した凹凸が形成された。シアン画像はその
ままだった。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、発泡原反の表面にオン
デマンド方式の印字手法を利用して、印刷版を用いるこ
となく、発泡抑制剤のパターンを形成することができ
る。すなわち、従来必要であった刷版工程を省略するこ
とができる。従って、種々のデザインの高意匠性発泡製
品を注文や要求に即応して製造することができる。ま
た、種々のデザインの高意匠性発泡製品を少量ずつ製造
する場合には、印刷版を作製するよりも経済的である。
【0059】特に、高意匠性の発泡製品の試作や、それ
らのプレゼンテーションのための見本作成、多品種少量
の製品上市などの要望に迅速且つ経済的に対応できる点
で利用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】発泡原反の一例を示す部分的平面図である。
【図2】図1の発泡原反のA−A断面を模式的に示した
図である。
【図3】本発明に係る発泡抑制剤転写シートの一例を示
す部分的平面図である。
【図4】図2の発泡抑制剤転写シートのB−B断面を模
式的に示した図である。
【図5】発泡原反の発泡性部位に、発泡抑制剤転写シー
トの熱移行性色材層を密着させた状態を模式的に示す断
面図である。
【図6】可視画像を付した中間製品を示す部分的平面図
である。
【図7】図6の中間製品のC−C断面を模式的に示した
図である。
【図8】中間製品の発泡性部位に、発泡抑制剤転写シー
トの発泡抑制インキ層を密着させた状態を模式的に示す
断面図である。
【図9】発泡抑制剤のパターンと可視画像を付した中間
製品を示す部分的平面図である。
【図10】図9の中間製品のD−D断面を模式的に示し
た図である。
【図11】図9の中間製品のE−E断面を模式的に示し
た図である。
【図12】表面凹凸を有する発泡体を示す部分的平面図
である。
【図13】図12の発泡体のF−F断面を模式的に示し
た図である。
【図14】図12の発泡体のG−G断面を模式的に示し
た図である。
【符号の説明】
1…発泡原反 2…発泡性部位 3…支持体 4…発泡抑制剤転写シート 5…基材シート 6…発泡抑制インキ層 7(7Y、7M、7C)…熱移行性色材層 8…位置決めマーク 9…離型層 10…接着層 11…サーマルヘッド 12…中間製品 13…画像 14…発泡性中間製品 15…発泡抑制剤のパターン 16…発泡体 17…凸部 18…凹部

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 発泡性樹脂組成物で形成された
    発泡性部位を有する発泡原反を準備し、(2) 前記発
    泡原反の発泡性部位の表面に、記号、模様、絵画、写真
    その他の画像を電気的又は光学的記録信号に基づいて直
    接出力するオンデマンド方式の印字手法により、前記発
    泡性樹脂組成物の発泡を抑制できる発泡抑制剤を所定の
    パターン状に付着又は浸透させ、(3) その後、前記
    の発泡性部位を発泡させることを特徴とする、表面凹凸
    を有する発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】 (1)(a)前記の発泡原反と共に、
    (b)基材シートの一面に、熱可塑性樹脂及び前記の発
    泡抑制剤を含有し且つ熱溶融性を有する発泡抑制インキ
    層を少なくとも設けた発泡抑制剤転写シートを準備し、
    (2) 前記の発泡原反の発泡性部位の表面に、前記の
    発泡抑制剤転写シートの発泡抑制インキ層を密着させて
    熱溶融転写を行なうことにより、発泡抑制インキのパタ
    ーンを形成し、(3) その後、前記の発泡性部位を発
    泡させることを特徴とする、請求項1に記載の発泡体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 (1)(a)前記の発泡原反に用いられ
    る発泡性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂、加熱により分解
    して発泡する発泡剤、及び当該発泡剤の発泡温度を低下
    させる発泡促進剤を含有しており、(b)前記の発泡抑
    制剤転写シートに設けられる発泡抑制インキ層は、発泡
    抑制剤として前記発泡促進剤の活性を妨害して発泡温度
    を上昇させる成分を含有しており、且つ、前記発泡性樹
    脂組成物の発泡温度よりも低い溶融開始温度を有し、
    (2) 発泡抑制インキ層の熱溶融転写を、前記発泡性
    樹脂組成物の発泡温度よりも低い加熱温度で行い、
    (3) 発泡性部位の発泡を、前記発泡性樹脂組成物の
    発泡温度以上で且つ発泡抑制剤のパターンを形成した部
    分の発泡温度未満の加熱温度で行なうことを特徴とす
    る、請求項2に記載の発泡体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記の発泡抑制インキ層が、熱可塑性樹
    脂として、前記の発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低
    い溶融開始温度を有する樹脂成分を含有していることを
    特徴とする、請求項3に記載の発泡体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記の熱可塑性樹脂が、ポリエステル樹
    脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エチレン系樹脂、
    及びアセタール系樹脂よりなる群から選ばれる少なくと
    も1種であることを特徴とする、請求項4に記載の発泡
    体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記の発泡抑制インキ層が、当該発泡抑
    制インキ層の溶融開始温度を低下させる添加剤をさらに
    含有していることを特徴とする、請求項3に記載の発泡
    体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記の溶融開始温度を低下させる添加剤
    が、ワックス類であることを特徴とする、請求項6に記
    載の発泡体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記の発泡抑制インキ層が、発泡抑制剤
    を10〜80重量部、熱可塑性樹脂を10〜90重量
    部、及び、ワックス類を3〜50重量部の割合で含有し
    ていることを特徴とする、請求項2に記載の発泡体の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 (1)(a)前記の発泡原反と共に、
    (b)前記基材シートの一面に、前記の発泡抑制インキ
    層と共に、少なくとも1色の熱移行性色材層が面順次に
    設けられている発泡抑制剤転写シートを準備し、(2)
    前記の発泡原反の発泡性部位の表面に、前記の発泡抑
    制剤転写シートの発泡抑制インキ層を密着させて熱溶融
    転写を行なうことにより、発泡抑制インキのパターンを
    形成し、(3) 発泡抑制インキのパターンを形成する
    前又は形成した後に、前記発泡原反の発泡性部位の表面
    に、前記発泡抑制剤転写シートの熱移行性色材層を密着
    させて熱転写を行ない、所定の画像を形成し、(4)
    発泡抑制インキのパターン及び画像を形成した後に、前
    記の発泡性部位を発泡させることを特徴とする、請求項
    2に記載の発泡体の製造方法。
  10. 【請求項10】 (1)(a)前記の発泡原反に用いら
    れる発泡性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂、加熱により分
    解して発泡する発泡剤、及び当該発泡剤の発泡温度を低
    下させる発泡促進剤を含有しており、(b)前記の発泡
    抑制剤転写シートに設けられる発泡抑制インキ層は、発
    泡抑制剤として前記発泡促進剤の活性を妨害して発泡温
    度を上昇させる成分を含有していると共に、前記発泡性
    樹脂組成物の発泡温度よりも低い溶融開始温度を有して
    おり、且つ、発泡抑制インキ層と共に設けられる熱移行
    性色材層は、前記発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低
    い熱転写温度を有しており、(2) 発泡抑制インキ層
    の熱溶融転写を、前記発泡性樹脂組成物の発泡温度より
    も低い加熱温度で行い、(3) 熱移行性色材層の熱転
    写も、前記発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低い加熱
    温度で行い、(4) 発泡性部位の発泡を、前記発泡性
    樹脂組成物の発泡温度以上で且つ発泡抑制剤のパターン
    を形成した部分の発泡温度未満の加熱温度で行なうこと
    を特徴とする、請求項9に記載の発泡体の製造方法。
  11. 【請求項11】 (1) 発泡性樹脂組成物で形成され
    た発泡性部位を有する発泡原反を準備し、(2) 前記
    発泡原反の発泡性部位の表面に、記号、模様、絵画、写
    真その他の画像を、電気的又は光学的記録信号に基づい
    て直接出力するオンデマンド方式の印字手法により、前
    記発泡性樹脂組成物の発泡を抑制できる発泡抑制剤を所
    定のパターン状に付着又は浸透させることを特徴とす
    る、発泡性中間製品の製造方法。
  12. 【請求項12】 (1)(a)前記の発泡原反と共に、
    (b)基材シートの一面に、熱可塑性樹脂及び前記の発
    泡抑制剤を含有し且つ熱溶融性を有する発泡抑制インキ
    層を少なくとも設けた発泡抑制剤転写シートを準備し、
    (2) 前記の発泡原反の発泡性部位の表面に、前記の
    発泡抑制剤転写シートの発泡抑制インキ層を密着させて
    熱溶融転写を行なうことにより、発泡抑制インキのパタ
    ーンを形成することを特徴とする、請求項11に記載の
    中間製品の製造方法。
  13. 【請求項13】 (1)(a)前記の発泡原反に用いら
    れる発泡性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂、加熱により分
    解して発泡する発泡剤、及び当該発泡剤の発泡温度を低
    下させる発泡促進剤を含有しており、(b)前記の発泡
    抑制剤転写シートに設けられる発泡抑制インキ層は、発
    泡抑制剤として前記発泡促進剤の活性を妨害して発泡温
    度を上昇させる成分を含有しており、且つ、前記発泡性
    樹脂組成物の発泡温度よりも低い溶融開始温度を有し、
    (2) 発泡抑制インキ層の熱溶融転写を、前記発泡性
    樹脂組成物の発泡温度よりも低い加熱温度で行うことを
    特徴とする、請求項12に記載の中間製品の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記の発泡抑制インキ層が、熱可塑性
    樹脂として、前記の発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも
    低い溶融開始温度を有する樹脂成分を含有していること
    を特徴とする、請求項13に記載の中間製品の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記の熱可塑性樹脂が、ポリエステル
    樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エチレン系樹
    脂、及びアセタール系樹脂よりなる群から選ばれる少な
    くとも1種であることを特徴とする、請求項14に記載
    の中間製品の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記の発泡抑制インキ層が、当該発泡
    抑制インキ層の溶融開始温度を低下させる添加剤をさら
    に含有していることを特徴とする、請求項13に記載の
    中間製品の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記の溶融開始温度を低下させる添加
    剤が、ワックス類であることを特徴とする、請求項16
    に記載の中間製品の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記の発泡抑制インキ層が、発泡抑制
    剤を10〜80重量部、熱可塑性樹脂を10〜90重量
    部、及び、ワックス類を3〜50重量部の割合で含有し
    ていることを特徴とする、請求項12に記載の中間製品
    の製造方法。
  19. 【請求項19】 (1)(a)前記の発泡原反と共に、
    (b)前記基材シートの一面に、前記の発泡抑制インキ
    層と共に、少なくとも1色の熱移行性色材層が面順次に
    設けられている発泡抑制剤転写シートを準備し、(2)
    前記の発泡原反の発泡性部位の表面に、前記の発泡抑
    制剤転写シートの発泡抑制インキ層を密着させて熱溶融
    転写を行なうことにより、発泡抑制インキのパターンを
    形成し、(3) 発泡抑制インキのパターンを形成する
    前又は形成した後に、前記発泡原反の発泡性部位の表面
    に、前記発泡抑制剤転写シートの熱移行性色材層を密着
    させて熱転写を行ない、所定の画像を形成することを特
    徴とする、請求項12に記載の中間製品の製造方法。
  20. 【請求項20】 (1)(a)前記の発泡原反に用いら
    れる発泡性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂、加熱により分
    解して発泡する発泡剤、及び当該発泡剤の発泡温度を低
    下させる発泡促進剤を含有しており、(b)前記の発泡
    抑制剤転写シートに設けられる発泡抑制インキ層は、発
    泡抑制剤として前記発泡促進剤の活性を妨害して発泡温
    度を上昇させる成分を含有していると共に、前記発泡性
    樹脂組成物の発泡温度よりも低い溶融開始温度を有して
    おり、且つ、発泡抑制インキ層と共に設けられる熱移行
    性色材層は、前記発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低
    い熱転写温度を有しており、(2) 発泡抑制インキ層
    の熱溶融転写を、前記発泡性樹脂組成物の発泡温度より
    も低い加熱温度で行い、(3) 熱移行性色材層の熱転
    写も、前記発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低い加熱
    温度で行なうことを特徴とする、請求項19に記載の中
    間製品の製造方法。
  21. 【請求項21】 基材シートの一面に、熱可塑性樹脂及
    び発泡性樹脂組成物の発泡を抑制できる発泡抑制剤を含
    有し、且つ、熱溶融性を有する発泡抑制インキ層を少な
    くとも設けたことを特徴とする、発泡抑制剤転写シー
    ト。
  22. 【請求項22】 前記の発泡抑制インキ層が、発泡抑制
    剤として、加熱により発泡する発泡性樹脂組成物の発泡
    温度を上昇させる成分を含有していることを特徴とす
    る、請求項21に記載の発泡抑制剤転写シート。
  23. 【請求項23】 前記の発泡抑制インキ層が、前記発泡
    性樹脂組成物の発泡温度よりも低い溶融開始温度を有し
    ていることを特徴とする、請求項22に記載の発泡抑制
    剤転写シート。
  24. 【請求項24】 前記の発泡抑制インキ層の溶融開始温
    度が、180℃以下であることを特徴とする、請求項2
    3に記載の発泡抑制剤転写シート。
  25. 【請求項25】 前記の発泡抑制インキ層が、熱可塑性
    樹脂として、前記発泡性樹脂組成物の発泡温度よりも低
    い溶融開始温度を有する樹脂成分を含有していることを
    特徴とする、請求項23又は24に記載の発泡抑制剤転
    写シート。
  26. 【請求項26】 前記の熱可塑性樹脂が、ポリエステル
    樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エチレン系樹
    脂、及びアセタール系樹脂よりなる群から選ばれる少な
    くとも1種であることを特徴とする、請求項25に記載
    の発泡抑制剤転写シート。
  27. 【請求項27】 前記の発泡抑制インキ層が、当該発泡
    抑制インキ層の溶融開始温度を低下させる添加剤をさら
    に含有していることを特徴とする、請求項21乃至24
    のいずれかに記載の発泡抑制剤転写シート。
  28. 【請求項28】 前記の溶融開始温度を低下させる添加
    剤が、ワックス類であることを特徴とする、請求項27
    に記載の発泡抑制剤転写シート。
  29. 【請求項29】 前記の発泡抑制インキ層が、発泡抑制
    剤を10〜80重量部、熱可塑性樹脂を10〜90重量
    部、及び、ワックス類を3〜50重量部の割合で含有し
    ていることを特徴とする、請求項21に記載の発泡抑制
    剤転写シート。
  30. 【請求項30】 前記基材シートの一面に、前記の発泡
    抑制インキ層と共に、少なくとも1色の熱移行性色材層
    が面順次に設けられていることを特徴とする、請求項2
    1に記載の発泡抑制剤転写シート。
  31. 【請求項31】 前記の発泡抑制インキ層が、発泡抑制
    剤として加熱により発泡する発泡性樹脂組成物の発泡温
    度を上昇させる成分を含有していると共に、前記発泡性
    樹脂組成物の発泡温度よりも低い溶融開始温度を有して
    おり、且つ、前記の熱移行性色材層が前記発泡性樹脂組
    成物の発泡温度よりも低い熱転写温度を有していること
    を特徴とする、請求項30に記載の発泡抑制剤転写シー
    ト。
  32. 【請求項32】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
    記載の方法により製造された表面凹凸を有する発泡体。
  33. 【請求項33】 請求項11乃至請求項20のいずれか
    に記載の方法により製造された発泡性中間製品。
JP10087683A 1998-03-31 1998-03-31 表面凹凸を有する発泡体、その中間製品、それらの製造方法、及び、発泡抑制剤転写シート Withdrawn JPH11277866A (ja)

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