JPH11274411A - マイクロ波・ミリ波回路装置とその製造方法 - Google Patents

マイクロ波・ミリ波回路装置とその製造方法

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JPH11274411A
JPH11274411A JP10072516A JP7251698A JPH11274411A JP H11274411 A JPH11274411 A JP H11274411A JP 10072516 A JP10072516 A JP 10072516A JP 7251698 A JP7251698 A JP 7251698A JP H11274411 A JPH11274411 A JP H11274411A
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microwave
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millimeter wave
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    • H01P1/10Auxiliary devices for switching or interrupting
    • H01P1/15Auxiliary devices for switching or interrupting by semiconductor devices
    • HELECTRICITY
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    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コプレーナ型配線を有するマイクロ波・ミリ
波回路装置とその製造方法に関し、安定な動作を行うこ
とができ、かつ製造原価を低くすることのできるコプレ
ーナ配線を有するマイクロ・ミリ波回路装置を提供す
る。 【解決手段】 誘電体領域を有する誘電体基板と、前記
誘電体基板上に形成された接地導体接続用配線および回
路素子と、前記回路素子に電気的に接続され、前記誘電
体基板上で前記接地導体接続用配線の一部と立体的に交
差する配線と、前記配線を介して分離され、前記接地導
体接続用配線の一部によって電気的に接続され、前記誘
電体基板上で前記配線とコプレーナ配線を構成する複数
個の接地導体層パターンとを有し、前記接地導体接続用
配線は、前記接地導体層パターンを接続する前記一部の
少なくとも一方の外側に長さ10μm以上の延長部を有
し、前記回路素子の特性変動に対する前記コプレーナ配
線の設計変更に対応可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波・ミリ
波回路装置とその製造方法に関し、特にコプレーナ型配
線を有するマイクロ波・ミリ波回路装置とその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ・ミリ波等の高周波帯域で用い
られる半導体集積回路装置として、モノリシックマイク
ロ波・ミリ波回路装置(MMIC)が知られている。送
信、受信等においては、高い周波数を用いることが望ま
れるが、信号処理などにおいては、さほど高い周波数で
の動作は必要でない。そこで、特に高い周波数で動作を
する回路単位をそれぞれICチップ化し、回路基板上に
ボンディングする方法が採用されている。MMICは、
多くはこのようなICチップとして作成される。
【0003】半導体中のキャリアの移動度は、半導体材
料によって制限される。一般的に、GaAs、InPな
どの化合物半導体中のキャリアの移動度は、Si中のキ
ャリアの移動度よりも高い。従って、高周波ICを作成
する材料としては、化合物半導体がSiよりも適してい
る。
【0004】高周波帯域で動作する半導体素子として
は、付随容量が少ないほうが望ましい。化合物半導体
は、Crドープ、酸素イオン注入等により、半絶縁性領
域を形成できる。従って、pn分離を用いず、誘電体分
離を行った半導体素子を得ることができる。従って、化
合物半導体を用いることにより、付随容量の極めて低い
半導体装置を作成することができる。
【0005】ミリ波帯の回路装置として、例えば77G
Hzレーダ装置がある。レーダ装置全体を化合物半導体
上に作成すると、送受信アンテナの専有面積が大きく、
広い面積の化合物半導体基板を必要とし、装置全体のコ
ストが非常に高いものになってしまう。製造価格を低減
するためには、安価な材料の誘電体基板を用い、その上
にアンテナを形成し、高周波動作の必要な回路部分のみ
を化合物半導体で作成したMMICで作成し、アンテナ
を形成した基板上に結合することが望ましい。
【0006】化合物半導体基板の比誘電率は、一般的に
10以上である。このような高比誘電率の基板上に形成
された配線を伝播する信号の波長は、短くなる。77G
Hzの周波数では、例えばコプレーナ線路を伝播する信
号波長は、およそ1.6mmとなる。
【0007】化合物半導体基板上に形成された半導体能
動素子は、性能の向上と共にその幾何学的寸法が小さく
なる傾向を有する。このような半導体素子における小さ
な形状の変化は、半導体能動素子の入出力インピーダン
スに大きな変化をもたらす。
【0008】作成した半導体能動素子の入出力インピー
ダンスが設計値と異なる場合、周辺の回路素子、特に整
合回路の寸法に修正が必要となる。半導体集積回路装置
を初めから作りなおすとすれば、任意の設計変更が可能
であるが、一旦半導体素子等を作成した半導体基板は廃
棄せねばならない。このため、製造原価が高くなってし
まう。
【0009】コプレーナ配線においては、接地用導体と
信号配線とが同一平面上に配置される。従って、接地用
導体は信号配線によって分割されることになる。する
と、接地用導体上の電位を一定に保つことが困難にな
る。特に、接地用導体自身がインピーダンスを発生する
ような幅と長さを有する場合、接地用導体上の電位が不
安定になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安定
な動作を行うことができ、かつ製造原価を低くすること
のできるコプレーナ配線を有するマイクロ・ミリ波回路
装置を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、このようなコプレー
ナ配線を有するマイクロ・ミリ波回路装置の製造方法を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の1観点によれ
ば、誘電体領域を有する誘電体基板と、前記誘電体基板
上に形成された接地導体接続用配線および回路素子と、
前記回路素子に電気的に接続され、前記誘電体基板上で
前記接地導体接続用配線の一部と立体的に交差する配線
と、前記配線を介して分離され、前記接地導体接続用配
線の一部によって電気的に接続され、前記誘電体基板上
で前記配線とコプレーナ配線を構成する複数個の接地導
体層パターンとを有し、前記接地導体接続用配線は、前
記接地導体層パターンを接続する前記一部の少なくとも
一方の外側に長さ10μm以上の延長部を有し、前記回
路素子の特性変動に対する前記コプレーナ配線の設計変
更に対応可能であるマイクロ波・ミリ波回路装置が提供
される。
【0013】複数個の接地導体層パターンを接地導体接
続用配線によって電気的に接続することにより、接地導
体層パターンの電位を安定化することができる。
【0014】いったん作成した配線と接地導体層パター
ンを除去し、新たな配線と接地導体層パターンを作成す
ることにより、回路装置の修正を行い、且つ一旦作成し
た誘電体基板上の半導体素子やキャパシタ素子等の回路
素子を再利用することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0016】図3は、本発明の実施例によって作成され
るMMICの等価回路図を示す。図中左方に示す入力パ
ッドP1は、線路L1を介してキャパシタC1の一方の
電極に接続される。キャパシタC1の他方の電極は、十
字型分岐部CB1、線路L2を介して、トランジスタT
r1のゲート電極に接続される。トランジスタTr1
は、例えば高電子移動度トランジスタ(HEMT)で構
成される。
【0017】トランジスタTr1のソース電極は接地さ
れ、ドレイン電極は線路L3、T字型分岐部TB1を介
して、キャパシタC2の一方の電極に接続される。キャ
パシタC2の他方の電極は、T字型分岐部TB2、TB
3、線路L4を介して、トランジスタTr2のゲート電
極に接続される。トランジスタTr2は、例えばHEM
Tで構成される。
【0018】トランジスタTr2のソース電極は接地さ
れ、ドレイン電極は線路L5、十字型分岐部CB2を介
してキャパシタC3の一方の電極に接続される。キャパ
シタC3の他方の電極は、線路L6を介して出力パッド
P2に接続される。このようにして、高周波信号が2段
増幅されて伝達される主信号配線が形成される。キャパ
シタc1、C2、C3は直流成分を遮断する。
【0019】トランジスタTr1、Tr2のゲート電極
に対するバイアス電圧を与えるため、図中上方のゲート
バイアスパッドP3から直流電圧が印加される。ゲート
バイアスパッドP3は、線路L11によって2つの線路
L11a、L11bに分岐される。なお、線路L11の
分岐部分と接地との間には、抵抗R11、キャパシタC
11の直列接続が接続され、低周波成分を吸収する。線
路L11中には、進行方向がほぼ直角に屈曲する屈曲部
LCを設けてもよい。
【0020】左側の線路L11aは、十字型交差部CB
11、線路L12を介して高周波信号が通過する線路で
ある主信号配線中に設けられた十字型交差部CB1の1
つに接続される。
【0021】なお、十字型交差部CB11と接地との間
には、キャパシタC12と抵抗R12の直列接続および
キャパシタC13が接続され、主信号配線から進入する
高周波成分およびそれ以外の高周波成分を吸収ないし低
減させる。このような構成により、ゲートバイアスパッ
ドP3に印加された直流バイアスが、トランジスタTr
1のゲート電極に印加される。
【0022】右側の線路L11bは、十字型交差部CB
12、線路L13を介して主信号配線中のT字型分岐部
TB3に接続される。十字型交差部CB12と接地との
間には、抵抗R14とキャパシタC14の直列接続、お
よびキャパシタC15が接続される。これらの構成によ
り、主信号配線から進入する高周波成分およびそれ以外
の高周波成分を吸収ないし低減させる。
【0023】トランジスタTr1、Tr2のドレイン電
極に直流バイアス電圧を印加するため、図中下方のドレ
インバイアスパッドP4から直流バイアスがトランジス
タTr1、Tr2のドレイン電極に供給される。ドレイ
ンバイアスパッドP4は、線路L21、十字型交差部C
B21、CB22、線路L22、L23を介して主信号
配線中の分岐部TB1、CB2に接続される。線路L2
1の分岐部は、抵抗R21、キャパシタC21の直列接
続を介して接地される。
【0024】十字型交差部CB21は、抵抗R22、キ
ャパシタC22の直列接続を介して接地されると共に、
キャパシタC23を介して接地され、主信号配線の高周
波成分およびそれ以外の高周波成分を吸収ないし低減さ
せる。十字型交差部CB21は、線路L22を介してT
字型分岐部TB1に接続され、線路L3を介してトラン
ジスタTr1のドレイン電極にドレインバイアスを供給
する。
【0025】また、十字型交差部CB22は、抵抗R2
4、キャパシタC24の直列接続を介して接地されると
共に、キャパシタC25を介して接地される。この構成
により、主信号配線から進入する高周波成分およびそれ
以外の高周波成分が吸収ないし低減される。十字型分岐
部CB22は、線路L23を介して十字型交差部CB2
に接続され、線路L5を介してトランジスタTr2のド
レイン電極にドレインバイアス電圧を与える。
【0026】トランジスタTr1の入力側インピーダン
ス整合のため、十字型交差部CB1にはオープンスタブ
OS1が接続されている。オープンスタブOS1は屈曲
部LCを有していてもよい。
【0027】トランジスタTr1の出力と、トランジス
タTr2の入力との間には、段間整合のためオープンス
タブOS2がT字型分岐部TB2に接続されている。ま
た、トランジスタTr2の出力側には、整合のための線
路L7と特定周波数短絡用のキャパシタC4の直列接続
が十字型分岐部CB2に接続されている。また、線路L
2、L5は、入力側および出力側の反射位相調整用配線
となる。
【0028】このような高周波回路において、作成した
トランジスタTr1、Tr2の特性が、設計時の特性か
らずれた場合には、オープンスタブOS1、OS2およ
び線路L7の主信号配線に対する接続位置やその長さ等
を変更する必要が生じる。
【0029】また、同一の回路構成で異なる周波数の動
作をさせようとした場には、線路の各定数を修正する必
要も生じる。
【0030】以下、図3に示す高周波回路を、設計変更
を許容できる構成で実現するためのMMICの構造およ
び製造方法を説明する。
【0031】図1は、化合物半導体基板上に図3に示す
高周波回路を実現する半導体集積回路装置の平面構成例
を示す。図中、図3と同一の参照符号は、対応する構成
部分を示す。図中中央部分を水平方向に横切るように、
主信号配線が形成されている。
【0032】主信号配線は、左側の入力パッドP1から
線路L1、キャパシタC1、十字型分岐部CB1、線路
L2、HEMTで構成されるトランジスタTr1、線路
L3、T字型分岐部TB1、キャパシタC2、T字型分
岐部TB2、TB3、線路L4、HEMTで構成される
トランジスタTR2、線路L5、十字型分岐部CB2、
キャパシタC3、線路L6を介して出力パッドP2に接
続される。
【0033】図中上部のゲートバイアス供給パッドP3
は、線路L11を介して分岐され、その左側部分は十字
型分岐部CB11、線路L12を介して主信号配線の十
字型分岐部CB1に接続されている。十字型分岐部CB
11には、抵抗R12、キャパシタC12の直列接続が
接続されると共に、キャパシタC13が接続される。
【0034】線路L11の分岐部には、パッドP3と対
向する位置に抵抗R11、キャパシタC11の直列接続
が接続され、低周波成分を低減する。線路L11の右側
部分は、十字型分岐部CB12、線路L13を介してT
字型分岐部TB3に接続されている。十字型分岐部CB
12には、抵抗R14、キャパシタC14の直列接続お
よびキャパシタC15が接続されている。
【0035】ドレインバイアス供給パッドP4は、線路
L21を介して分岐され、両側の十字型分岐部CB2
1、CB22に接続されている。十字型分岐部CB2
1、CB22は、線路L22、L23を介して主信号配
線のT字型分岐部TB1および十字型分岐部CB2に接
続されている。
【0036】十字型分岐部CB21には、抵抗R22、
C22の直列接続およびキャパシタC23が接続されて
いる。十字型分岐部CB22には、抵抗R24、キャパ
シタC24の直列接続およびキャパシタC25が接続さ
れている。線路L21の分岐部には、ドレインバイアス
供給パッドP4と対向するように抵抗R21、キャパシ
タC21の直列接続が接続されている。
【0037】主信号配線上の十字型分岐部CB1にはオ
ープンスタブOS1が接続され、T字型分岐部TB2に
はオープンスタブOS2が接続されている。十字型分岐
部CB2には、線路L7およびキャパシタC4が接続さ
れている。
【0038】このような構成により、図3の等価回路が
実現される。なお、主信号配線およびバイアス電圧供給
線路の両側には、接地導体層パターンが配置されてい
る。接地導体層パターンは、配線によって分離され、G
P1、GP2、GP3、GP4、GP5、GP6の6つ
の部分に分割されている。
【0039】互いに分離された接地導体層パターンは、
その電位が不安定になりやすい。また、オープンスタブ
や線路とキャパシタの直列接続などの構成を受け入れる
ために、接地導体層パターンには切り欠き部が形成され
る。切り欠き部が細く長い場合には、その両側の接地導
体パターン層の電位が不安定となりやすい。特に、接地
導体層自体がインピーダンスを持つような幅と長さを持
つ場合、電位が不安定になりやすい。
【0040】接地導体層の各部分の電位を安定化するた
めに、誘電体基板の主要領域上に、接地導体接続用配線
GWが分布して形成され、クロスハッチで示したコンタ
クト部GCにより隣接する接地導体層GP間に接続され
る。この接地導体接続用配線GWは、半導体領域内に形
成されるトランジスタ等の半導体素子および誘電体領域
上に形成されるキャパシタの製造プロセスを利用して作
成される。
【0041】図2は、半導体領域を有する誘電体基板内
に半導体素子、抵抗素子、キャパシタ等を作成するバル
ク工程を終了した時点での誘電体基板の平面構成を概略
的に示す。
【0042】誘電体基板SUBは、例えばGaAs半導
体基板上にエピタキシャル層を形成し、半導体領域が不
要な部分には酸素イオン注入を行って半絶縁性の誘電体
領域とすることによって形成する。残った半導体領域内
に半導体素子、すなわちトランジスタTrおよび抵抗R
を作成し、誘電体領域上にキャパシタCおよび上述の接
地導体接続用配線GWを作成する。
【0043】なお、図中ULで示す領域は、トランジス
タTrや抵抗Rのコンタクト領域へのオーミック電極作
成プロセスと同時に形成された導体層のパターンを示
す。また、破線で示す円形パターンPLは、コプレーナ
配線形成後、その上に作成されるフリップチップ用導体
柱の配置される位置を示す。
【0044】図示した構成においては、接地導体接続用
配線GWは、図中水平方向に延在するX方向配線部GW
XとY方向に延在するY方向配線部GWYとを含む。X
方向配線部GWXは、GWX1〜GWX6の6組が配置
され、Y方向配線部GWYは、GWY1〜GWY5の5
組が示されている。これらの接地導体接続用配線部の配
置および数は、必要に応じて種々に変更することができ
る。
【0045】図2に示す回路素子Tr、R、Cは、その
特性が設計値がずれることがある。図2の誘電体基板上
にコプレーナ配線を作成し、回路特性を測定した時に、
設計値からのずれが判る。設計変更の必要が生じた場
合、表面のコプレーナ配線を除去し、修正した新たなコ
プレーナ配線を形成する。この時、線路の配置、長さ等
を調整しても、接地導体接続用配線が再利用できるよう
に、接地導体接続用配線の長さ、配置等を選択してお
く。このようにしてパラメータの変化に対応できるよう
にする。
【0046】回路素子の特性のずれにおいては、特に、
トランジスタTr1、Tr2の特性変動が重要である。
接地導体接続用配線は、回路素子のSパラメータをYパ
ラメータに変換した時、その値が例えば約20%変動し
ても、その変動を修正できる線路配置を可能とするよう
に選択される。たとえば、必要な長さよりも両側に10
μm以上長く形成する。また、主信号配線から分岐した
線路に接続されるキャパシタC4は、線路L7のX方向
位置を変化できるように、主信号配線に平行な辺の長さ
が主信号配線に直交する辺の長さよりも長くなるように
設計される。
【0047】配線によって分離される接地導体層パター
ン間は、接地導体接続用配線GWによって相互に電気的
に接続される。各配線を挟む接地導体層パターン間にお
いて、接地導体接続用配線間の距離は、主信号配線を伝
達される高周波信号の波長の約1/4以下になるように
接地導体接続用配線が配置される。
【0048】さらに、配線の分岐部周辺においては接地
導体層パターンの電位が不安定となりやすいため、分岐
部の中心位置から主信号配線上の信号の波長λの約1/
8以下の位置で接地導体接続用配線が配線を介して分離
された接地導体層パターン間を電気的に接続する。
【0049】図2の構成においては、X方向接続用配線
GWX3、GWX4が主信号配線の両側にλ/8以下の
所定距離を隔てて配置され、各分岐部から分岐する配線
の両側に配置される接地導体層パターンを電気的に接続
可能としている。
【0050】図4〜6は、図1〜3に示すMMICを製
造するためのプロセスを示す概略断面図である。図1に
おける破線X−XおよびY−Yを示す部分で例示する。
なお、図1、2においては、HEMTがダブルゲートを
有する構成を示しているが、簡単化のためHEMTはシ
ングルゲートを有する構成として説明する。
【0051】図4(A)に示すように、GaAs基板1
0の上に、トランジスタを作成するためのエピタキシャ
ル層11を成長し、さらにその上に低抵抗n+ 型GaA
s層15をエピタキシャルに成長する。なお、トランジ
スタを形成するためのエピタキシャル層11は、ノンド
ープGaAsバッファ層12の上に、ノンドープInG
aAsの電子走行層13を重ね、その上にn型InGa
Pの電子供給層14を重ねた構成である。
【0052】HEMTの代わりにMESFETを作成す
る場合には、電子走行層13と電子供給層14をまとめ
て1つのチャネル層で置換する。例えば、n型GaAs
層で構成する。
【0053】図4(B)に示すように、上方よりGaA
s基板10に達するように酸素イオンをイオン注入し、
半絶縁性領域17a、17b、17cを作成する。半絶
縁性領域17aは、キャパシタをその上に作成する領域
である。半絶縁性領域17bは、その上に接地導体接続
用配線と主信号配線とが立体交差するエアーブリッジ領
域を形成する配線形成領域である。半絶縁性領域17c
は、HEMTの分離領域である。
【0054】図4(C)に示すように、基板全面上に絶
縁層としてSiON層19を例えばCVDにより作成す
る。このSiON層19は、その上に配置される導電層
の絶縁を確実にするものであり、絶縁性が得られるのに
十分な厚さであればよい。なお、図4(B)で作成され
た半絶縁性領域17の絶縁性が十分なものであれば、絶
縁層19を省略することも可能である。
【0055】絶縁層19を作成した後、その上に例えば
厚さ約1μmのAu層21を作成する。Au層21の上
にレジストパターンを形成し、ミリングを行うことによ
り所望形状のAu層21a、21bのみを残す。その後
レジストパターンは除去する。Au層は、例えばスパッ
タリングにより作成することができる。なお、左側に示
すAu層21aは、キャパシタの下部電極を構成し、右
側に示すAu層21bは、接地導体接続用配線を構成す
る。
【0056】図4(D)に示すように、基板全面上に絶
縁層として窒化シリコン膜22を堆積する。その上に、
Au層23を例えば厚さ約1μm形成する。Au層23
の上にレジストパターンを形成し、不要部分をミリング
することにより、キャパシタ上部電極23を形成する。
その後レジストパターンは除去する。このようにして、
半絶縁性領域17a、17bの上にキャパシタ構造、接
地導体接続用配線が作成される。さらにレジストパター
ンを形成し、不要部分の窒化シリコン層22をエッチン
グにより除去する。
【0057】図5(A)に示すように、半絶縁性領域1
7によって囲まれた半導体領域表面を露出させた後、ウ
エハ全面にAuGeとNiの合金層25を厚さ約0.2
μmスパッタリング、真空蒸着等によって形成する。合
金層25の上にレジストパターンを形成し、合金層25
をパターニングし、レジストパターンを除去し、熱処理
を行ってオーミック電極25を作成する。図中左側の1
対のオーミック電極25は、抵抗素子の端子となる電極
であり、図中右側の1対のオーミック電極25は、HE
MTのソース電極およびドレイン電極を構成する。
【0058】図5(B)に示すように、ウエハ全面上に
SiON層26をCVD等によって堆積する。その後S
iON層26上にレジスト層を形成し、HEMTのゲー
ト電極を作成する領域に対応した開孔を形成し、開孔を
介してその下のSiON層26をドライエッチング等に
より異方的にエッチングする。その後、形成された開孔
27からSiON層26の下のn+ 型GaAs層14を
等方的ドライエッチング、ウエットエッチング等により
等方的にエッチする。このようにして、開孔27を有す
るSiON層26および開孔27両側でSiON層26
下方にサイドエッチにより堀り拡げられた空洞部が形成
される。
【0059】図5(C)に示すように、HEMTのショ
ットキゲート電極を構成する金属層28、例えばAl
層、を真空蒸着により堆積し、レジストマスクを用いて
パターニングすることにより、HEMT用のゲート電極
28を作成する。ゲート電極28は、n+ 型GaAs層
14からエアーギャップによって分離される。
【0060】その後、光CVD等により基板全面上にS
iN層29を堆積する。基板全面上にレジストパターン
を形成してSiN層29、SiON層26を貫通する開
口部30をエッチングにより形成する。開孔部30内に
は、オーミック電極25、キャパシタ上部電極23が露
出する。
【0061】以上のプロセスにより、バルク工程が終了
する。バルク工程により、トランジスタ、抵抗等の半導
体素子およびキャパシタが作成される。
【0062】図6(A)に示すように、ウエハ全面上に
レジスト層を形成し、露光現像することにより、レジス
トパターン31を作成する。レジストとしては、例えば
商品名PMER PGE−900のポジレジストを用い
る。レジストパターン31は、バルク工程で作成した電
極部に対応する開口を有する。
【0063】レジストパターン31を作成した後、メッ
キの種子層としてAuTi合金等の金属層32を真空蒸
着等により形成する。金属層32は、開孔部を含めてウ
エハ全面上に堆積する。
【0064】図6(B)に示すように、さらに厚いメッ
キ層を形成するためのレジスト層33を塗布し、露光現
像することにより厚いレジストパターン33を形成す
る。このレジストは、例えば商品名OFPR800LB
のポジレジストであり。レジスト層33の厚さは望まし
いメッキ層を形成するのに十分大きな厚さとする。
【0065】その後、メッキ用の種子層32を利用して
電解メッキを行うことにより、例えば厚さ約6μmのA
u層34をメッキする。
【0066】なお、Au層34が平坦な表面を有する如
くに図示するが、実際のメッキ工程は下地表面形状に影
響され、メッキ層は下地表面の凹凸にならった凹凸を有
する。
【0067】図6(C)に示すように、レジスト層33
を剥離剤により剥離し、その下に露出したAu層32を
ミリングにより除去し、露出したレジスト層31を更に
剥離剤により剥離する。このようにして、図示の構成が
得られる。
【0068】図中左側に示すメッキAu層34aは、キ
ャパシタの上部電極23と抵抗素子のオーミック電極2
5をエアーブリッジを介して接続している。図中中央に
示すメッキAu層34bは、抵抗のオーミック電極25
と接続され、接地導体接続用配線21bと立体的に交差
し、図中右方に延在して配線を構成する。図中右方に示
すメッキAu層34cは、HEMTのソース/ドレイン
電極25に接続された配線層を構成する。
【0069】なお、上述のプロセスを説明するための断
面図においては、キャパシタの構成を簡略化して示した
が、キャパシタの構成においては、下部電極に対するコ
ンタクト領域も形成する。
【0070】図7(A)は、キャパシタのより具体的な
構成例を概略的に示す。図7(A)において、キャパシ
タの下部電極21aの上に、キャパシタ誘電体層22が
形成され、その上にキャパシタ上部電極23が形成され
ている。キャパシタ上部電極23の上に、SiON層2
6、SiN層29の積層絶縁層が形成され、積層絶縁層
を貫通して開孔部30が形成されている。
【0071】開孔部30は、上部電極を露出する領域お
よび下部電極を露出する領域を有する。このような構成
の上に、配線層を堆積し、パターニングすることにより
下部電極に対する配線および上部電極に対する配線をそ
れぞれ独立に作成することができる。
【0072】図7(B)は、接地導体接続用配線と配線
との立体交差部の構成を概略的に示す。酸素イオンをイ
オン注入した半絶縁性領域17の上に、SiON層19
が形成され、その上にストライプ状の接地導体接続用配
線21bが形成されている。ストライプ状接地導体接続
用配線21bを覆うように、SiON層26とSiN層
29の積層からなる絶縁層が形成され、その上に厚いメ
ッキ層のコプレーナ配線34が形成される。
【0073】積層絶縁層26、29の所要部分に開孔が
形成され、配線34aを挟んで対向する接地導体層34
bを接地導体接続用配線21bが接続する。配線34a
の位置を変更する場合には、コプレーナ配線34a、3
4bを一旦除去した後、位置を変えて新たにコプレーナ
配線を形成する。接地導体接続用配線のコンタクト孔が
新たに必要な場合には、ホトリソグラフィープロセスを
用いて新たなコンタクト孔を形成する。
【0074】このような構成により、同一の接地導体接
続用配線21bを用い、異なる位置にコプレーナ配線を
作成することができる。
【0075】図7(C)は、配線の屈曲部LCの平面パ
ターンを示す。図1の構成では、オープンスタブOS1
が屈曲部LCを有する。高周波信号用の配線を直角に曲
げる場合、破線で示すように外側辺も直角に曲げると反
射が生じる。理論的に、角部を対角線方向の長さD1の
1/6削除すると、反射が消滅する旨の報告がある。本
発明者は実験の結果、D1の1/6の削除では反射は消
滅せず、D1の約1/2、45度の角度で削除すること
により、実効的に反射が消滅することを見い出した。
【0076】図8は、バルク工程で作成される回路素子
と、その上に形成され、その位置を変更することが可能
なコプレーナ配線との関係を概略的に示す斜視図であ
る。
【0077】図中左方には、キャパシタCが形成され、
その隣に抵抗Rが形成されている。キャパシタCと抵抗
Rとは配線Lによって接続されている。図中中央部に
は、接地導体接続用配線GWが横方向に延在し、その上
方にエアーブリッジを介して配線Lが形成されている。
配線Lは、HEMT等のトランジスタTrの電流端子に
接続されている。
【0078】トランジスタTrのゲート電極は、図中右
上方に引き出され、他の配線Lに接続されている。この
配線Lは、他の接地導体接続用配線GWとエアーブリッ
ジを介して立体的に交差している。接地導体接続用配線
GWは、図中水平方向に長く延在し、配線Lの位置を水
平方向に移動してもそのまま利用することができる。
【0079】図6(C)に示すように、コプレーナ配線
を形成した後、再び基板表面上に厚いレジストパターン
を形成し、図1に示すようなフリップチップボンディン
グピラーをメッキで形成する。図7には、このようなピ
ラーPLも示されている。
【0080】図1において、各信号端子P1、P2には
信号入出力用のピラーPLI、PLOが形成され、バイ
アス電圧印加端子P3、P4にはバイアス電圧印加用ピ
ラーPLG、PLDが形成される。接地用導体層パター
ンGP1、GP2、GP5、GP6には、周辺部に沿っ
て接地用ピラーPLGが形成される。中央部の接地導体
層パターンGP3、GP4は、接地導体接続用配線によ
ってその周辺の接地導体層パターンに接続される。
【0081】能動素子であるトランジスタTr1、Tr
2の安定な動作を確保するためには、その両側の接地導
体層パターン上にピラーを配置することが好ましい。図
示の構成においては、トランジスタTrの両側にピラー
PL1、PL2が形成され、トランジスタTr2の両側
にはピラーPL3、PL4が形成される。各ピラーPL
の寸法は、直径約40μm〜80μmであり、高さは2
0μm以上である。フリップチップボンディングの強度
を考慮すると、ピラーの高さは1mm以下とすることが
好ましく、500μm以下がさらに好ましい。
【0082】トランジスタTrの両側に配置するピラー
PL1〜PL4は、トランジスタの中心位置から100
μm〜200μmの範囲に配置することが好ましい。ピ
ラーPLを近づけ過ぎると、能動素子とピラーとの間の
電磁結合が強くなり、能動素子の性能を劣化させてしま
う。ピラーを能動素子から離し過ぎると、能動素子周辺
の接地導体層パターンの電位を十分安定化させることが
難しくなる。より好ましくは、能動素子周辺のピラー
は、能動素子から約125μm離して配置する。
【0083】チップ周辺に配置したピラーは、好ましく
はほぼ等間隔になるように配置する。フリップチップボ
ンディングの強度を増強するために、周辺に接着剤を塗
布する場合があるが、この場合隣接するピラー間の距離
が均一で、かつ適切であれば接着剤がチップ中央部に進
入することを防止することができる。
【0084】電流/電圧端子となるパッド上のピラー
は、パッドの外側部分に35μm〜45μmの距離を残
すように形成する。すなわち、パッドの外側部分には3
5μm〜45μmの長さのピラーの無いプローブ接触面
積が形成される。このプローブ接触面積を用い、プロー
ブをパッドに接触させ、MMICの特性をテストするこ
とができる。例えば、GGB社製ピコプローブモデル1
20高周波プローブを用い、MMICの特性を測定する
ことができる。
【0085】高周波信号の通過するパッドP1、P2
は、主信号配線側で主信号配線と同一の幅を有し、ピラ
ーに近づくに従ってその幅が増大している。ピラーの存
在する領域では、パッドP1、P2はピラーPLI、P
LOよりも広い幅を有する。
【0086】直流バイアス電圧を印加するパッドPL
G、PLDは、高周波信号を印加する必要が無いため、
幅を徐々に増大する必要は無く、図示のように矩形状の
パッドを配線に接続すれば良い。なお、これらのパッド
も徐々に幅を増大するようにしても良い。
【0087】プローブによるテストの結果、形成したM
MICが不良品となった場合、その原因を究明して配線
の設計変更を行う。一旦作成したコプレーナ配線をミリ
ングに、エッチング等より除し、設計変更したコプレー
ナ配線を形成する。
【0088】図9(A)に示すように、半導体能動素子
などミリングによって悪影響を受ける部品の上に、レジ
ストパターン51を作成する。
【0089】図9(B)に示すように、レジストパター
ン51をミリングマスクとし、アルゴンイオン等のミリ
ングにより露出している領域上のコプレーナ配線34を
除去する。なお、レジストパターン51で覆われている
領域においては、配線34が残留する。その後レジスト
パターン51は除去する。
【0090】図9(C)に示すように、基板上に新たな
レジストパターン52を作成する。このレジストパター
ンは、設計変更された配線の形状に従うものである。レ
ジストパターン52に覆われていない基板上に、新たな
配線54を作成する。このようにして、設計変更された
コプレーナ配線を作成することができる。なお、先に形
成した配線34が残留している領域においては、配線層
の全厚さは、新たな配線のみを有する領域の配線層の厚
さと較べ約2倍となる。
【0091】配線層の厚さも変化させる場合もあり得る
が、そのような場合でも先に形成した配線と新たに形成
した配線の両者を含む配線の全厚さは、新たに形成した
配線のみを有する領域の配線層の厚さの約50%以上と
なる。
【0092】上述の実施例における接地導体接続用配線
によって、高周波回路の特性がどのように改善されるか
の測定を行った。
【0093】図10(A)は、サンプルの形状を概略的
に示す。配線60は、直線上に配置され、その中間点6
1からほぼ直交方向に分岐したオープンスタブ62が形
成されている。配線60、62の周辺には、所定ギャッ
プを介して接地導体層パターン63、64が形成されて
いる。
【0094】これらの配線、接地導体層パターンの下
に、接地導体接続用配線65、66、67が埋め込ま
れ、配線60、62と立体交差し、コンタクト部71、
72、73、74でその上に配置された接地導体63、
64、64、63に接続されている。なお、点61から
接地導体接続用配線65、67までの距離は約200μ
mであり、点61から接地導体接続用配線66までの距
離は約125μmである。また、オープンスタブ62の
端部は、点61から500μmの位置まで延在してい
る。
【0095】図10(B)は、接地導体接続用配線が有
る場合と無い場合の入出力の反射係数を比較したグラフ
である。また、図10(C)は、入出力反射係数および
透過係数をdB表示したグラフである。
【0096】これらのグラフから明らかなように、接地
導体接続用配線65、66、67で隣接する接地導体間
を電気的に接続した場合、入出力反射係数はより理想的
な曲線に近づく。
【0097】さらに、接地導体層パターンは、どの程度
の幅を有することが望ましいかを調べた。幅20μmの
配線の両側に20μmの間隔を置いて接地導体ストライ
プを配置し、接地導体ストライプの幅を種々変化させて
特性インピーダンスを調べた。
【0098】
【表1】
【0099】〔表1〕からわかるように、接地導体パタ
ーンの幅を配線幅の約6倍以上とすれば、特性インピー
ダンスはほぼ理想値に近い値となる。
【0100】なお、接地導体接続用配線の形態は種々に
変更することが可能である。図11は、格子状に配置し
た接地導体接続用配線を用いた場合の構成を示す平面図
である。作成するMMIC回路自体は、図1に示したも
のと同様である。接地導体接続用配線GWは、X方向に
延在するストライプと、Y方向に延在するストライプと
を含み、両者で格子状配置を実現している。なお、接地
導体接続用配線の重複する部分は単一金属層で形成され
ている。また、キャパシタと重複する部分においては、
キャパシタの下部電極(または上部電極)と接地導体接
続用配線は同一金属層で形成される。
【0101】以上、2段増幅器を例にとって説明した
が、MMICの種類は2段増幅器に限らない。
【0102】図12は、周波数逓倍器のMMICの構成
を概略的に示す。入力パッドP1に接続された入力側線
路L1は、中間にキャパシタC31、T字型分岐TB3
1、TB32を有する。入力側線路LIは、半導体能動
素子であるHEMTで構成されたトランジスタTrのゲ
ート端子に接続される。トランジスタTrのドレイン端
子は、出力側線路LOを介して出力パッドP2に接続さ
れる。出力側線路LOには、T字型分岐TB33、TB
34、キャパシタC34が接続されている。
【0103】ゲートバイアス印加パッドP3は、ゲート
バイアス線路LB1を介してT字型分岐TB31に接続
されている。ゲートバイアス線路LB1の中間には、キ
ャパシタC35が接続されている。ドレインバイアス印
加パッドP4は、線路LD1を介してT字型分岐TB3
5に接続されている。ドレインバイアス線路LD1の中
間には、キャパシタC36が接続されている。以上の構
成において、キャパシタC31、C34、C35、C3
6は、直流成分をカットする。
【0104】T型分岐TB32にはオープンスタブOS
31が接続されている。T字型分岐TB33には、キャ
パシタC32が線路を介して接続されている。また、T
字型分岐TB34には、キャパシタC33が線路を介し
て接続されている。これらの構成は、トランジスタTr
の入力側および出力側において、反射係数等を調整し、
特定周波数を短絡するためのものである。
【0105】トランジスタTrは、その非線形特性を用
い、入力高周波を周波数変換する。例えば、入力パッド
P1に38GHzの信号が入力され、出力パッドP2に
76GHzの信号が出力される。
【0106】接地導体接続用配線GWは、水平(X)方
向に配置された多数のストライプ状配線と、必要部分の
みに配置された垂直(Y)方向のストライプ状線路とを
含む。この構成においては、主信号配線中に配置された
T字型分岐TBの水平方向位置を調整することにより、
回路の高周波特性を調整する。
【0107】図13は、ミキサとして機能するMMIC
の構成を概略的に示す。図中右側に示されたパッドRF
inは、高周波信号が印加される入力パッドである。入
力LOinは、局部発振信号が入力されるパッドであ
る。例えば、RFinに76GHzの信号が印加され、
LOinには76.01GHzの信号が印加される。こ
のら2つの入力信号が組み合わされて2つのトランジス
タTr3、Tr4に印加される。トランジスタTr3、
Tr4の出力は、キャパシタC47、C48を介して出
力パッドIF1、IF2に供給される。
【0108】ゲートバイアスパッドVG1、VG2に
は、それぞれトランジスタTr3、Tr4のゲート電極
にバイアス電圧を与える。符号C41〜C50は、直流
成分カット用のキャパシタを示す。出力IF1、IF2
には、それぞれ10MHzの逆相の信号が出力される。
【0109】本実施例においては、接地導体接続用配線
GWは、多数の垂直方向のストライプ状配線と、必要部
分のみに配置された水平方向のストライプ状配線によっ
て構成されている。
【0110】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、半
導体基板の代わりに誘電体基板を用い、その表面に抵抗
等の回路素子と接地導体接続配線を形成し、その上にコ
プレーナ配線を形成してもよい。
【0111】その他、種々の変更、改良、組み合わせが
可能なことは当業者に自明であろう。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
必要な長さ以上の接地導体接続用配線をあらかじめ基板
上に作成しておくことにより、コプレーナ配線形成後設
計変更が必要となった場合にコプレーナ配線を除去し、
位置を変更したコプレーナ配線を作成することができ
る。基板上に予め形成した回路素子を再利用することが
できるため、コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるMMICの構成を概略的
に示す平面図である。
【図2】図1のMMICを作成する工程においてバルク
工程終了後の半導体基板表面の構成を示す平面図であ
る。
【図3】図1の回路の等価回路である。
【図4】本発明の実施例によるMMICの製造方法の主
要工程を示す概略断面図である。
【図5】本発明の実施例によるMMICの製造方法の主
要工程を示す概略断面図である。
【図6】本発明の実施例によるMMICの製造方法の主
要工程を示す概略断面図である。
【図7】図4〜図6の工程における一部拡大断面図およ
び図1の一部拡大平面図である。
【図8】本発明の実施例によるMMICの一部拡大斜視
図である。
【図9】本発明の実施例による配線再作成工程を概略的
に示す断面図である。
【図10】本発明の実施例の効果を検証するための実験
を説明するための概略平面図およびグラフである。
【図11】本発明の他の実施例によるMMICの平面構
成を概略的に示す平面図である。
【図12】本発明の他の実施例によるMMICの平面構
成を概略的に示す平面図である。
【図13】本発明の他の実施例によるMMICの平面構
成を概略的に示す平面図である。
【符号の説明】
G 接地導体層パターン GW 接地導体接続用配線 L 線路(配線) CB 十字型分岐部 TB T字型分岐部 OS オープンスタブ PL ピラー

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体領域を有する誘電体基板と、 前記誘電体基板上に形成された接地導体接続用配線およ
    び回路素子と、 前記回路素子に電気的に接続され、前記誘電体基板上で
    前記接地導体接続用配線の一部と立体的に交差する配線
    と、 前記配線を介して分離され、前記接地導体接続用配線の
    一部によって電気的に接続され、前記誘電体基板上で前
    記配線とコプレーナ配線を構成する複数個の接地導体層
    パターンとを有し、前記接地導体接続用配線は、前記接
    地導体層パターンを接続する前記一部の少なくとも一方
    の外側に長さ10μm以上の延長部を有し、前記回路素
    子の特性変動に対する前記コプレーナ配線の設計変更に
    対応可能であるマイクロ波・ミリ波回路装置。
  2. 【請求項2】 前記接地導体接続用配線の前記延長部
    は、前記一部よりも広い面積を有する請求項1記載のマ
    イクロ波・ミリ波回路装置。
  3. 【請求項3】 前記接地導体接続用配線は、前記誘電体
    基板内で2方向以上に沿うラインの配列または格子の形
    状に形成されている請求項1記載のマイクロ波・ミリ波
    回路装置。
  4. 【請求項4】 前記配線は高周波信号を入力から出力へ
    伝達するための主信号配線と前記主信号配線に接続され
    た補助配線とを含み、 前記接地導体接続用配線は、配線を介して分離されてい
    る隣接導体層パターンを、主信号配線を伝播する高周波
    信号の波長の約1/4以下の間隔で、相互に電気的に接
    続する請求項1記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  5. 【請求項5】 前記誘電体基板は半導体領域を有し、前
    記回路素子は、 前記半導体領域内に形成された半導体素子と、 前記誘電体領域上に形成されたキャパシタ素子とを含む
    請求項1記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  6. 【請求項6】 前記配線は、高周波信号を入力から出力
    へ伝達するための主信号配線と、前記主信号配線に接続
    された補助配線とを含み、前記接地導体接続用配線は前
    記補助配線と立体交差する部分を有する請求項5記載の
    マイクロ波・ミリ波回路装置。
  7. 【請求項7】 前記接地導体接続用配線は、配線を介し
    て分離されている接地導体層パターンを、主信号配線を
    伝播する高周波信号の波長の約1/4以下の間隔で、相
    互に電気的に接続する請求項6記載のマイクロ波・ミリ
    波回路装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記誘電体基板上の対向する位
    置に配置された入力パッドと出力パッドを有し、前記主
    信号配線は、前記入力パッド、前記出力パッド、前記半
    導体素子、前記キャパシタ素子の少なくとも1つを電気
    的に接続し、前記接地導体接続用配線は前記主信号配線
    から一定距離隔てられ、前記主信号配線に沿って配置さ
    れた部分を有する請求項7記載のマイクロ波・ミリ波回
    路装置。
  9. 【請求項9】 前記配線は、前記主信号配線と前記補助
    配線とが接続される分岐部を有し、前記接地導体接続用
    配線は前記分岐部から前記波長の約1/8以下の距離の
    位置で前記配線を介して隔てられている一対の接地導体
    層パターンを電気的に接続する分岐用部分を有する請求
    項7記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  10. 【請求項10】 前記分岐用部分は、前記補助配線と立
    体交差する請求項9記載のマイクロ波・ミリ波回路装
    置。
  11. 【請求項11】 前記補助配線は、前記主信号配線にバ
    イアス電圧を印加するための複数のバイアス用配線と前
    記主信号配線の高周波特性を調整するための調整用配線
    とを含み、前記複数のキャパシタ1つは前記調整用配線
    に接続され、該調整用配線に接続される側の辺の長さ
    が、該調整用配線の長さ方向に沿う辺の長さよりも大で
    ある請求項7記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  12. 【請求項12】 前記補助配線は、前記主信号配線にバ
    イアス電圧を印加するするための複数のバイアス用配線
    と前記主信号配線の高周波特性を調整するための複数の
    調整用配線とを含み、前記調整用配線の少なくとも1つ
    はほぼ直角に屈曲する屈曲部を有し、該屈曲部の外側辺
    はほぼ直角に延在する配線が作るであろう角部を、対角
    線の方向に約1/2切り欠き、ほぼ直交する外側辺と約
    45度の角度を形成する辺部分を有する請求項7記載の
    マイクロ波・ミリ波回路装置。
  13. 【請求項13】 前記半導体素子はオーミック電極を有
    し、前記複数のキャパシタ素子の各々は下部電極と該下
    部電極の上に誘電体絶縁膜を介して形成した上部電極を
    有する請求項5記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  14. 【請求項14】 前記接地導体接続用配線は、前記キャ
    パシタの上部電極、下部電極の少なくとも一方と同一の
    層から形成された導電体層を含む請求項13記載のマイ
    クロ波・ミリ波回路装置。
  15. 【請求項15】 さらに、前記誘電体基板周辺部上に配
    置され、導電性材料で形成され、前記配線と接続された
    複数のパッドと、 前記パッドの各々の上に配置され、導電性材料で形成さ
    れる第1のピラーと、を有する請求項5記載のマイクロ
    波・ミリ波回路装置。
  16. 【請求項16】 前記パッドは、前記第1のピラーより
    外側に長さ35μm〜45μmのプローブ接触用領域を
    有する請求項15記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  17. 【請求項17】 前記パッドのうち高周波信号の通過す
    るパッドは配線と接続される端部で配線と同一の幅を有
    し、外側に向かって徐々に幅が増加する部分を有する請
    求項15記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  18. 【請求項18】 前記第1のピラーは、直径40μm〜
    80μm、高さ20μm以上を有する請求項15記載の
    マイクロ波・ミリ波回路装置。
  19. 【請求項19】 さらに、前記接地導体層パターン上、
    前記半導体素子の中心から100μm〜200μmの距
    離に配置され、導電性材料で形成された第2のピラーを
    有する請求項15記載のマイクロ波・ミリ波回路装置。
  20. 【請求項20】 半導体領域と誘電体領域とを有する導
    電体基板と、 前記半導体領域内に形成された半導体素子と、 前記誘電体領域上に形成された接地導体接続用配線およ
    びキャパシタ素子と、 前記半導体素子、前記キャパシタ素子に電気的に接続さ
    れ、前記誘電体基板上で前記接地導体接続用配線の一部
    と立体的に交差する配線と、 前記配線を介して分離され、前記接地導体接続用配線の
    一部によって電気的に接続され、前記誘電体基板上で前
    記配線とコプレーナ配線を構成する複数個の接地導体層
    パターンとを有し、前記配線の前記半導体素子に接続さ
    れる部分は前記配線の厚さの平均値よりも50%以上大
    きい厚さを有するモノリシックマイクロ波・ミリ波集積
    回路装置。
  21. 【請求項21】 誘電体領域を有する誘電体基板上に接
    地導体接続用配線および回路素子を形成する工程と、 前記回路素子に電気的に接続され、前記誘電体基板上で
    前記接地導体接続用配線の一部と立体的に交差する配線
    と、前記配線を介して分離され、前記接地導体接続用配
    線の一部によって電気的に接続された複数個の接地導体
    層パターンとを含むコプレーナ配線を前記誘電体基板上
    に形成する工程と、 前記回路素子の特性を測定する工程と、 前記コプレーナ配線の少なくとも一部を除去する工程
    と、 設計変更しコプレーナ配線を形成する工程とを含むマイ
    クロ波・ミリ波回路装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記接地導体接続用配線は、前記誘電
    体基板内で2方向以上に沿うラインの配列または格子の
    形状に形成されている請求項21記載のマイクロ波・ミ
    リ波回路装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記配線は高周波信号を入力から出力
    へ伝達するための主信号配線と前記主信号配線に接続さ
    れた補助配線とを含み、 前記接地導体接続用配線は、配線を介して分離されてい
    る隣接導体層パターンを、主信号配線を伝播する高周波
    信号の波長の約1/4以下の間隔で、相互に電気的に接
    続する請求項21記載のマイクロ波・ミリ波回路装置の
    製造方法。
  24. 【請求項24】 前記誘電体基板は半導体領域を有し、
    前記回路素子は、前記半導体領域内に形成された半導体
    素子と、前記誘電体領域上に形成されたキャパシタ素子
    とを含み、前記接地導体接続用配線は前記キャパシタ素
    子と同一工程を用いて形成される請求項21記載のマイ
    クロ波・ミリ波回路装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 さらに、 前記配線および前記接地導体層パターンの上に導電体の
    ピラーを形成する工程を含む請求項21記載のマイクロ
    波・ミリ波回路装置の製造方法。
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