JP2010258202A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の配線間距離を確保すると共に、配線間距離を確保するために形成される絶縁膜をパターニング等によって形成する際に、下層配線の損傷を防ぐ。
【解決手段】本発明に係る半導体装置は、半導体基板11と、半導体基板11上に形成された第1配線1と、半導体基板11上の第1配線1との交差部において、隙間9を介して第1配線1を跨ぐように形成された第2配線2と、交差部の第2配線2下において、少なくとも第1配線1を覆うように半導体基板11上に形成された保護膜8と、交差部の第2配線2下の保護膜8上において、保護膜8の端部よりも内側に形成され、交差部の第1配線1を覆うように島状に形成された絶縁膜3と、備えている。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係る半導体装置は、半導体基板11と、半導体基板11上に形成された第1配線1と、半導体基板11上の第1配線1との交差部において、隙間9を介して第1配線1を跨ぐように形成された第2配線2と、交差部の第2配線2下において、少なくとも第1配線1を覆うように半導体基板11上に形成された保護膜8と、交差部の第2配線2下の保護膜8上において、保護膜8の端部よりも内側に形成され、交差部の第1配線1を覆うように島状に形成された絶縁膜3と、備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、半導体装置に関し、配線交差部を有する半導体装置に関する。
10GHz以上の高周波帯で動作するトランジスタ、及びそれを含む集積回路においては、トランジスタの雑音指数や利得と言った性能を確保するために、ゲート電極周りの寄生容量を極力低減する必要がある。
このような用途で使用されるトランジスタ、特に、GaAs等の化合物半導体を用いたトランジスタにおいては、動作を安定化させるために、酸化膜や窒化膜をトランジスタの保護膜として形成する。しかしながら、酸化膜や窒化膜による保護膜は、寄生容量を低減させるため、膜厚を0.2μm以下程度に薄くする必要があり、かつ、層間膜を使用しないのが一般的である。このような場合、トランジスタおよび集積回路の配線交差部は、層間膜で保持されず、配線同士が空気によって分離される、いわゆるエアブリッジ構造が広く採用されている。
エアブリッジ構造においては、配線間の機械的な振動や熱ストレス、製造工程中での外力により、上部配線が変形し、配線間が接触するという問題を抱えている。特許文献1及び特許文献2には、このような上部配線の変形により配線同士の接触を防止するための構造を有する半導体装置が開示されている。
図9は、特許文献1に開示された半導体装置の構成を示す図である。特許文献1に示された半導体装置は、半導体基板70上に紙面前後方向に延びる下層配線71が形成され、この下層配線71と交差する上層配線74が、所定の隙間73を介して下層配線71を跨ぐよう形成されている。また、下層配線71上に、絶縁膜の支柱72を設けることで、上層配線74と下層配線71の接触によるショートの発生を防止するものである。
しかしながら、特許文献1に開示された半導体装置では、配線間を部分的に支持しただけでは不十分である。具体的に説明すると、エアブリッジ形成後の裏面工程や個片化工程でウェハ表面が支持部材に接するが、これらの工程で外力が加わると、支持部材のない領域の上層配線が圧迫され、上層配線と下層配線の接触によるショートが起こることがある。
また、ショート発生に至らなくとも、配線間距離が0.1μm程度に短縮されれば、配線間容量が増加し、トランジスタの位相回りが設計からずれることにより、設計での整合条件が成立しなくなる。しかも、このような原因によって生じる上層配線の変形量はバラツキが大きいため、位相回りのずれ量がばらつく。その結果、所望の性能を得ることができず、製品歩留りの低下をもたらす。
これに対し、特許文献2には、配線間距離を確保するために下層配線71上に厚い絶縁膜75を形成すると共に、上層配線74と下層配線71との接触によって発生するショートを防止するために下層配線71及び半導体基板70上に薄い絶縁膜76を形成することが開示されている。
しかしながら、特許文献2に開示された半導体装置では、下層配線71上に形成された絶縁膜75を、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって絶縁材料を堆積させた後に、エッチングにより下層配線71と同じ形状にパターニングして形成する場合、エッチングの際に下層配線71が損傷を受け、所望の性能を得ることができないという問題を有する。
本発明に係る半導体装置の一態様は、半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第1配線と、前記半導体基板上の前記第1配線との交差部において、所定の隙間を介して前記第1配線を跨ぐように形成された第2配線と、前記交差部の前記第2配線下において、少なくとも前記第1配線を覆うように前記半導体基板上に形成された保護膜と、前記交差部の前記第2配線下の前記保護膜上において、前記保護膜の端部よりも内側に形成され、前記交差部の前記第1配線を覆うように島状に形成された絶縁膜と、を備えたことを特徴とする。
このように、エアブリッジ構造を有する半導体装置において、第2配線下の保護膜上において、保護膜の端部よりも内側に、かつ、交差部の第1配線を覆うように島状の絶縁膜を形成することで、絶縁膜を形成する際に、絶縁膜より下層の第1配線を保護膜によって保護することで、第1配線の損傷を防ぐことができる。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法の一態様は、半導体基板上に第1配線を形成し、前記半導体基板上の前記第1配線との交差部において、所定の隙間を介して前記第1配線を跨ぐように第2配線を形成し、前記交差部の前記第2配線下において、少なくとも前記第1配線を覆うように前記半導体基板上に保護膜を形成し、前記交差部の前記第2配線下の前記保護膜上において、前記保護膜の端部よりも内側に、前記交差部の前記第1配線を覆うように絶縁膜を島状に形成することを特徴とする。
このように、エアブリッジ構造を有する半導体装置において、第2配線下の保護膜上において、保護膜の端部よりも内側に、かつ、交差部の第1配線を覆うように島状の絶縁膜を形成することで、絶縁膜を形成する際に、絶縁膜より下層の第1配線を保護膜によって保護することで、第1配線の損傷を防ぐことができる。
本発明に係る半導体装置の一態様によれば、交差部の第2配線下の保護膜の内側において、第1配線及び第2配線間に発生する寄生容量を低減するための絶縁膜を形成することにより、絶縁膜を第1配線の形状に合わせて形成する際に、第1配線の損傷を防ぐことができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の最良な実施の形態に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の一部を示す平面図であり、図2は、図1におけるII−II断面図である。実施の形態1では、ゲート電極を、下層配線である第1配線とし、ソース電極を上層配線である第2配線とする。以下では、図1及び図2を参照し、実施の形態1に係る半導体装置の構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の一部を示す平面図であり、図2は、図1におけるII−II断面図である。実施の形態1では、ゲート電極を、下層配線である第1配線とし、ソース電極を上層配線である第2配線とする。以下では、図1及び図2を参照し、実施の形態1に係る半導体装置の構成について説明する。
図1に示すように、この半導体装置は、ゲート電極パッド7及びドレイン電極パッド10及びソース電極6を備えている。ドレイン電極パッド10は、ドレイン電極4に接続されている。ドレイン電極4は、紙面上下方向に延びるよう形成されている。ソース電極6は、ドレイン電極4を両側から挟みこむよう配されている。両側のソース電極6は、第2配線2によって互いに接続され、同電位が与えられる。
ゲート電極パッド7は、第1配線1を介してゲート電極5に接続されている。第1配線1は、紙面上下方向に延在するよう形成されている。ゲート電極5は、紙面左側のソース電極6とドレイン電極4との間に形成されると共に、紙面右側のソース電極6とドレイン電極4との間に形成されている。ゲート電極5は、ドレイン電極4を両側から挟みこむよう配されており、第1配線1により同電位が与えられる。
紙面上下方向に延びる第1配線1と、紙面左右方向に延びる第2配線2は、交差部において交差する。第2配線2は、交差部において所定の隙間を介して第1配線1を跨ぐよう形成されている。すなわち、本実施形態に係る半導体装置は、配線同士が隙間を介して交差するエアブリッジ構造を有している。以下では、平面図において第1配線1と第2配線2が重複する部分を交差部とする。交差部において、第1配線1と第2配線2の間には、第1配線1を覆うように、島状の絶縁膜3が形成されている。絶縁膜3は、第1配線1の上面及び側面に形成され、その厚みはほぼ均一となるよう形成される。
続いて、図2に示す断面図を用いて、更に説明を行う。前述のように、半導体基板11上に形成された第1配線1との交差部において、所定の隙間9を介して第1配線1を跨ぐように第2配線2が形成されている。
また、交差部の第2配線2下には、すなわち、配線交差部内では、少なくとも第1配線1を覆うように半導体基板11上に形成された保護膜8が形成されている。なお、図1においては、保護膜8を省略して示している。保護膜8は、半導体基板11に形成されたトランジスタ等の半導体素子を保護するよう構成されている。保護膜8は、例えばSiN膜によって構成することができる。保護膜8の膜厚は、第1配線1、保護膜8及び第2配線2によって発生する寄生容量を低減するため、膜厚を0.2μm以下とすることが好ましい。例えば、保護膜8の膜厚は、0.1μmとする。
交差部の第2配線2下の保護膜8上には、保護膜8の端部よりも内側に形成され、交差部における第1配線1を覆うようにパターニングされた島状の絶縁膜3が形成されている。すなわち、第1配線1と第2配線2との間には、保護膜8、絶縁膜3及び隙間9が介されている。
第1配線1と第2配線2との配線間距離dは、十分な隙間を確保するため、1.0μm以上であることが好ましい。なお、説明では、交差部における配線間距離dは、所定の隙間を確保するよう、絶縁膜の膜厚である2.0μm以上とする。なお、配線間距離dは、これに限定されるものではなく、絶縁膜3の厚さに応じて、任意の大きさに設定することができる。
絶縁膜3は、低誘電膜によって構成される。絶縁膜3は、第1配線1、絶縁膜3、及び第2配線2によって形成される寄生容量を低減するため、比誘電率εrが3.5以下であることが好ましい。絶縁膜3は、保護膜8よりも膜厚を厚くすることが好ましい。絶縁膜3の厚さは、配線間距離を十分稼ぎ、配線間容量が十分小さくなるように、0.5μm以上であることが好ましい。例えば絶縁膜3の厚さは、2.0μmとする。
また、絶縁膜3は、交差部よりも数μm程度外側の領域に渡って、第1配線1を覆い、かつ、トランジスタ部15には適用しない。第1配線1、絶縁膜3、及び第2配線2によって形成される寄生容量等によるトランジスタの誤動作を防ぐためである。また、絶縁膜3は、塗布型の絶縁材料によって構成することが好ましい。例えば、絶縁膜3は、比誘電率εr=2.7のベンゾシクロブテン(BCB)によって構成することができる。
次に、このように構成された半導体装置の製造方法について説明する。図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造工程を示す図である。図3(a)に示すように、はじめに、半導体基板11に形成されるトランジスタ(図示せず)のソース電極6、ドレイン電極4、ゲート電極5、第1配線1を形成した後に、トランジスタ部15の保護膜8を全面に形成する。
図3(b)に示すように、低誘電膜として、感光性を有するBCBを塗布し、露光・現像・キュア処理により、交差部の第1配線1上に、膜厚が2.0μmとなるよう絶縁膜3を形成する。この時、絶縁膜3が、交差部の第1配線1を完全に覆い、さらに、その外側へ数μm程度はみ出すようにパターニングを行う。換言すれば、交差部の保護膜8上において、保護膜8の端部よりも内側に、かつ、交差部の第1配線1を覆うように絶縁膜3を島状にパターニングする。
図4(a)に示すように、2.5μm厚のレジスト12を塗布し、絶縁膜3を保護する。その後、露光・現像によって所望のパターニングを行い、給電層形成・メッキ・ミリング・レジスト除去を含む、一般的なエアブリッジ形成工程を経て、第2配線2を含む、交差部が形成される(図4(b))。
次に、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の効果について説明する。製造工程において、第2配線2を成形する際等に、第2配線2が機械的な外力を受けた場合であっても、その直下にある絶縁膜3にて第2配線2が支持されるため、第1配線1と第2配線2間の距離が、絶縁膜3の厚みである最低限の距離以下にならないことが保証される。換言すれば、第1配線1、絶縁膜3、及び第2配線2によって生じる配線間容量が、所定の容量以上とならないことが保証される。また、絶縁膜3を、第1配線1の上面及び側面に、厚みがほぼ均一となるよう形成することで、第1配線1の上面だけでなく、側面においても配線間距離を一定以上保つことができる。
ここで、配線間容量は、電極間距離d、すなわち、第2配線2に外力が加わった場合には、絶縁膜3の厚さに依存するが、絶縁膜3の膜厚を0.5μm以上、より好ましくは2.0μm以上とすることで、その容量値を10fF以下と十分小さくすることができる。
従来技術における上層配線の変形の一要因は、製造工程中にウェハ表面と支持部材等が接触した状態で機械的な外力が加わることにある。そのため、製造工程中の外力次第で、第2配線2の変形量が大きくばらつく。配線間容量は、近似的にはその配線間距離dに反比例するため、第2配線2の変形量ばらつきは、すなわち配線間容量のばらつきを引き起こす。
その結果、実施の形態1に示すように、ゲート-ソース間が交差する場合はゲート-ソース間容量Cgsのばらつきを生じ、トランジスタのS11位相(∠S11)ばらつきを生じる。また、ドレイン-ソース間が交差する場合はドレイン-ソース間容量Cdsのばらつきにより、S22位相(∠S22)ばらつきを生じる。
ここで、配線間容量の配線間距離依存性を図5に示す。配線間距離dは、本来2μm程度であるが、製造工程のばらつきにより0.1μm程度となることもある。その結果、配線間容量は約100fF増大する。これは、トランジスタの∠S11(f=30GHz)の変化量として、30°の増大に相当する。これが∠S11ばらつきの主要因となる。
これに対し、本発明においては、配線間に絶縁膜3を導入するため、配線間容量は大きくなるが、図6に示す通り、絶縁膜3の比誘電率εr<3.0とし、絶縁膜3の膜厚を1μm以上とすることで、付加される容量値を20fF以下と小さくすることができる。また、絶縁膜3の膜厚を2.0μm以上とすれば、容量値10fF以下と十分小さくすることができる。なお、絶縁膜3の比誘電率εrは、3.5以下であれば、容量値を十分小さくすることができる。
また、本実施の形態1では、絶縁膜3によって第2配線2が支持されるため、第1配線1と第2配線2間の距離、及び配線間容量が不変となる。すなわち、この結果、トランジスタの∠S11および∠S22の位相も不変となる。そのため、本実施の形態1に係る半導体装置においては、配線間距離を確保することで、ばらつき要因を減少させ、∠S11および∠S22の位相ばらつきを大幅に抑制することができることとなる。
図7は、(a)本発明および(b)従来技術におけるトランジスタの∠S11分布(f=30GHz)を示す図である。なお、この配線部の容量増大は、トランジスタ部15ではなく、トランジスタ部15の外部における容量増大として現われるため、必要となる整合回路のパラメータが変わるだけであり、増幅器としての特性の劣化を招くことはない。
また、本発明に係る半導体装置によれば、交差部の第2配線2下の保護膜8の内側において、絶縁膜3を形成することにより、絶縁膜3を第1配線1の形状に合わせてパターニングする際に、第1配線1を保護膜3によって保護することができる。これによって、第1配線1の損傷を防ぎ、製品歩留まりを向上させることができる。
また、特許文献2に開示された半導体装置においては、絶縁膜は、SiO2やSi3N4によって構成されている。ここで、SiO2やSi3N4は、通常、CVD法によりウェハ全面に形成され、トランジスタ部15にもこの厚みの絶縁膜が形成されることになる。そのため、下層配線である第1配線1上のみ絶縁膜を残し、トランジスタ部15の絶縁膜を除去しようとすると、ドライエッチング等で除去することになり、トランジスタ部15に損傷を与えることとなる。
これに対し、本実施の形態1に係る半導体装置では、絶縁膜3を、感光性の塗布材料とすることで、絶縁膜3をパターニングする際に、エッチングを行う必要がないため、トランジスタ部15の損傷を防ぐことができる。これによって製品歩留まりを向上させることができる。
なお、実施の形態1においては、交差部において、ソース電極とゲート電極の関係を逆としてもよい。すなわち、ソース電極を下層配線とし、ゲート電極を上層配線とすることもできる。
[実施の形態2]
次に、図8を用いて本発明の実施の形態2に係る半導体装置について説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置のトランジスタ部15周辺の平面図である。実施の形態2では、ドレイン電極を下層配線である第1配線21とし、ソース電極を上層配線である第2配線22としている。
次に、図8を用いて本発明の実施の形態2に係る半導体装置について説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置のトランジスタ部15周辺の平面図である。実施の形態2では、ドレイン電極を下層配線である第1配線21とし、ソース電極を上層配線である第2配線22としている。
第1配線21と第2配線22が直交する配線交差部内においては、第1配線21は、トランジスタ部15の保護膜8(例えばSiN膜)で覆われている。また、第1配線21は、絶縁膜3によって覆われている。絶縁膜3は、例えば、低誘電膜であるBCB(比誘電率εr〜2.7)によって構成することができる。
なお、絶縁膜3の厚さは、例えば2.0μmとする。ここで、絶縁膜2は、交差部よりも数μm程度外側の領域に渡って、第1配線21を覆い、かつ、トランジスタ部15には適用しないものとする。
なお、製造方法や効果については、実施の形態と略同一であるため、説明を省略するものとする。なお、実施の形態2において、ソース電極を下層配線である第1配線とし、ドレイン電極を上層配線である第2配線としても良い。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 第1配線
2 第2配線
3 絶縁膜
4 ドレイン電極
5 ゲート電極
6 ソース電極
7 ゲート電極パッド
8 保護膜
9 隙間
10 ドレイン電極パッド
11 半導体基板
12 レジスト
15 トランジスタ部
21 第1配線
22 第2配線
70 半導体基板
71 下層配線
72 支柱
73 隙間
74 上層配線
75,76 絶縁膜
2 第2配線
3 絶縁膜
4 ドレイン電極
5 ゲート電極
6 ソース電極
7 ゲート電極パッド
8 保護膜
9 隙間
10 ドレイン電極パッド
11 半導体基板
12 レジスト
15 トランジスタ部
21 第1配線
22 第2配線
70 半導体基板
71 下層配線
72 支柱
73 隙間
74 上層配線
75,76 絶縁膜
Claims (22)
- 半導体基板と、
前記半導体基板上に形成された第1配線と、
前記半導体基板上の前記第1配線との交差部において、隙間を介して前記第1配線を跨ぐように形成された第2配線と、
前記交差部の前記第2配線下において、少なくとも前記第1配線を覆うように前記半導体基板上に形成された保護膜と、
前記交差部の前記第2配線下の前記保護膜上において、前記保護膜の端部よりも内側に形成され、前記交差部の前記第1配線を覆うように島状に形成された絶縁膜と、を備えた半導体装置。 - 前記絶縁膜は、塗布型材料である
請求項1に記載の半導体装置。 - 前記絶縁膜は、前記第1配線の上面及び側面において均一の厚さに形成されている
請求項1又は2に記載の半導体装置。 - 前記絶縁膜の端部は、前記第1配線の端部よりも外側に形成された
請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記絶縁膜は、前記保護膜より厚い
請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記絶縁膜は、0.5μm以上の膜厚を有する
請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記保護膜は、0.2μm以下の膜厚を有する
請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記交差部における前記第1配線と前記第2配線との距離は、1.0μm以上である
請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記第1配線及び前記第2配線は、いずれか一方がゲート電極であり、他方がソース電極である
請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記第1配線及び前記第2配線は、いずれか一方がドレイン電極であり、他方がソース電極である
請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記絶縁膜の比誘電率は、3.5以下である
請求項1乃至10のうちいずれか1項に記載の半導体装置。 - 半導体基板上に第1配線を形成し、
前記半導体基板上の前記第1配線との交差部において、隙間を介して前記第1配線を跨ぐように第2配線を形成し、
前記交差部の前記第2配線下において、少なくとも前記第1配線を覆うように前記半導体基板上に保護膜を形成し、
前記交差部の前記第2配線下の前記保護膜上において、前記保護膜の端部よりも内側に、前記交差部の前記第1配線を覆うように絶縁膜を島状に形成する
半導体装置の製造方法。 - 前記絶縁膜を塗布により形成する
請求項12に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記絶縁膜を、感光性を備えた絶縁材料を露光・現像することで形成する
請求項12又は13に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記絶縁膜の端部は、前記第1配線の端部よりも外側に形成された
請求項12乃至14のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記絶縁膜は、前記保護膜より厚い
請求項12乃至15のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記絶縁膜は、0.5μm以上の膜厚を有する
請求項12乃至16のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記保護膜は、0.2μm以下の膜厚を有する
請求項12乃至17のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記交差部における前記第1配線と前記第2配線との距離は、1.0μm以上である
請求項12乃至18のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第1配線及び前記第2配線は、いずれか一方がゲート電極であり、他方がソース電極である
請求項12乃至19のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第1配線及び前記第2配線は、いずれか一方がドレイン電極であり、他方がソース電極である
請求項12乃至19のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記絶縁膜の比誘電率は、3.5以下である
請求項12乃至21のうちいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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