JPH11274265A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH11274265A
JPH11274265A JP10079321A JP7932198A JPH11274265A JP H11274265 A JPH11274265 A JP H11274265A JP 10079321 A JP10079321 A JP 10079321A JP 7932198 A JP7932198 A JP 7932198A JP H11274265 A JPH11274265 A JP H11274265A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板処理装置を平面的に小さな装置にする。 【解決手段】 基板処理装置は、基板に対して一連の処
理を行うための装置であって、多段オーブン20aと、
旋回ロボットとを備えている。多段オーブン20aは、
搬入用及び搬出用コンベア室21,26と加熱室25a
等とが上下方向に重ねられたものである。搬入用及び搬
出用コンベア室21,26は、基板の搬入あるいは搬出
のための室である。加熱室25a等は、基板に対して処
理を施す室である。旋回ロボットは、搬入用及び搬出用
コンベア室21,26と加熱室25a等との間で基板の
移動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に対して一連
の処理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置またはプラズマ表示装置用
のガラス基板(FPD基板)や半導体ウエハ等の製造プ
ロセスにおいては、基板の表面にレジスト膜を形成して
露光・現像を行う基板処理装置が必要である。この基板
処理装置の中には、複数の処理ユニットを接続して一貫
した処理を可能にした装置(インラインシステム)があ
り、例えばフォトリソグラフィ工程では、露光機と接続
してレジスト塗布前洗浄からレジスト塗布・露光・現像
までを連続して行えるようにしたコータ/デベロッパ装
置がある。
【0003】このような基板処理装置が、例えば特許公
報(特許番号第2519096号)に開示されている。
この基板処理装置は、回転式洗浄ユニット(スピンスク
ラバ)、回転式塗布ユニット(スピンコータ)、回転式
現像ユニット(スピンデベロッパ)、加熱ユニット、露
光機などの処理部を有し、キャリッジ(搬送ロボット)
が各処理部に基板を搬入・搬出する。ここでは、キャリ
ッジに基板を保持するピンセットが取り付けられてお
り、キャリッジが水平方向に動いて各処理部間を移動
し、ピンセットにより各処理部に基板を搬出入する。
【0004】また、本願出願人も、特許出願(特願平0
9−312963号)の基板処理装置を提案している。
この基板処理装置は、水平方向に移動しない旋回ロボッ
トにより各処理部に基板を搬入・搬出するもので、受渡
部を介して基板が旋回ロボット等で搬送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各基板処理装置で
は、キャリッジが移動するためのスペースや基板を受け
渡すための受渡部のスペースが必要となり、基板処理装
置の設置に必要な平面的なスペースが大きくなる。この
占有スペースの問題は、限られたクリーンルームのスペ
ースに設置しなければならない基板処理装置にあって
は、重要な問題である。
【0006】本発明の課題は、基板処理装置を平面的に
小さな装置にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る基板処理
装置は、基板に対して一連の処理を行うための装置であ
って、多段処理部と、ロボットとを備えている。多段処
理部は、搬送室と処理室とが上下方向に重ねられたもの
である。搬送室は、基板の搬入あるいは搬出のための室
である。処理室は、基板に対して処理を施す室である。
ロボットは、搬送室と処理室との間で基板の移動を行
う。
【0008】従来は、基板を搬入あるいは搬出するため
の場所がロボットの近傍に設けられており、この場所を
利用して基板を搬送している。これに対し、本発明で
は、基板の搬入あるいは搬出のための場所である搬送室
を処理室に重ねている。すなわち、搬送室と処理室とを
上下に重ねて配置することで、従来設けられていた基板
を搬入あるいは搬出するためのロボット近傍の場所(ス
ペース)を他の目的に使ったり省略することができる。
このスペースを詰めていけば、機能や性能を低下させる
ことなく、基板処理装置を平面的に小さな装置とするこ
とができる。
【0009】請求項2に係る基板処理装置は、請求項1
に記載の装置において、多段処理部は上下方向に重ねら
れた複数の処理室を有している。ここでは、搬送室と複
数の処理室とを上下に重ねているので、よりスペース効
率が向上し、より基板処理装置の占有スペースを小さく
することができる。請求項3に係る基板処理装置は、請
求項1に記載の装置において、搬送室は基板を搬送する
搬送手段を有している。
【0010】ここでは、搬送手段を働かせることによ
り、基板を多段処理部に搬入したり多段処理部から搬出
したりできる。請求項4に係る基板処理装置は、請求項
1に記載の装置において、ロボットは基板保持アームを
有している。基板保持アームは、上下方向に移動可能で
あり、搬送室及び処理室に進入及び退出が可能である。
【0011】ここでは、ロボットが、基板保持アームに
よって基板を保持して、基板を搬送室及び処理室の間で
移動させる。請求項5に係る基板処理装置は、請求項1
に記載の装置において、別処理部をさらに備えている。
別処理部は、多段処理部に隣接しており、搬送室と概ね
同じ高さに位置するものである。
【0012】ここでは、別処理部と多段処理部の搬送室
とが概ね同じ高さに位置しているので、別処理部と多段
処理部との間の基板の搬送をスムーズに行わせることが
できる。例えば、多段処理部での処理を終えた基板を搬
送室に移動させれば、隣の別処理部への搬送は、何らか
の搬送手段(コンベア搬送手段やスライダー搬送手段
等)で基板を平行移動させるだけで済む。
【0013】請求項6に係る基板処理装置は、請求項1
に記載の装置において、多段処理部は前記搬送室を複数
有している。ここでは、複数の搬送室を多段処理部に設
けるため、例えば、搬入専用の搬送室と搬出専用の搬送
室とを別個に設けることができる。これにより、ある基
板の搬出前に多段処理部へ別の基板を搬入することも可
能となり、また、多段処理部の前処理部の搬送路と多段
処理部の後処理部の搬送路とが異なる場合にも、搬入専
用の搬送室を前処理部の搬送路に対応させ、搬出専用の
搬送室を後処理部の搬送路に対応させることができる。
【0014】なお、複数の搬送室を多段に配置すること
で、多段処理部の平面的なスペースの増大を抑えること
ができる。請求項7に係る基板処理装置は、基板に対し
て一連の処理を行うための装置であって、多段処理部
と、ロボットとを備えている。多段処理部は、バッファ
室と処理室とが上下方向に重ねられたものである。バッ
ファ室は、基板の一時保管のための室である。処理室
は、基板に対して処理を施す室である。ロボットは、バ
ッファ室と処理室との間で基板の移動を行う。
【0015】従来は、基板を一時的に保管するための場
所がロボットの近傍に設けられており、この場所を利用
して各処理部での処理の時間差等を吸収している。これ
に対し、本発明では、基板の一時保管のための場所であ
るバッファ室を設け、これを処理室に重ねている。すな
わち、バッファ室と処理室とを上下に重ねて配置するこ
とで、従来設けられていた基板を一時的に保管するため
のロボット近傍の場所(スペース)を他の目的に使った
り省略することができる。このスペースを詰めていけ
ば、機能や性能を低下させることなく、基板処理装置を
平面的に小さな装置とすることができる。
【0016】請求項8に係る基板処理装置は、請求項7
に記載の装置において、多段処理部は上下方向に重ねら
れた複数の処理室を有している。ここでは、搬送室と複
数の処理室とを上下に重ねているので、よりスペース効
率が向上し、より基板処理装置の占有スペースを小さく
することができる。請求項9に係る基板処理装置は、請
求項7に記載の装置において、バッファ室は基板を載置
する載置手段を複数有している。
【0017】ここでは、バッファ室に複数の載置手段を
設けているため、バッファ室内に複数の基板を保管する
ことができる。請求項10に係る基板処理装置は、請求
項7に記載の装置において、ロボットは基板保持アーム
を有している。基板保持アームは、上下方向に移動可能
であり、バッファ室及び処理室に進入及び退出が可能で
ある。
【0018】ここでは、ロボットが、基板保持アームに
よって基板を保持して、基板をバッファ室及び処理室の
間で移動させる。請求項11に係る基板処理装置は、所
定位置にある基板を各処理部に搬送して一連の処理を行
った後に基板を所定位置に戻す装置であって、行きライ
ンと帰りラインとから成る。この基板処理装置は、第1
多段処理部と、ロボットとを備えている。第1多段処理
部は、行きラインあるいは帰りラインに含まれるもの
で、通過室と処理室とが上下方向に重ねられている。通
過室は、基板の通過のための室である。処理室は、基板
に対して処理を施す室である。ロボットは、第1多段処
理部の処理室への基板の移動を行う。
【0019】この基板処理装置は、行きラインと帰りラ
インとを有しており、各処理を終えた基板を元の場所に
戻す装置である。このような装置の場合、レイアウト
上、あるいは類似の処理部に関する設備を集約したりす
る関係上、帰りラインの途中に行きラインでの処理で使
用する処理部が配置されたり、行きラインの途中に帰り
ラインでの処理で使用する処理部が配置されたりするこ
とがある。こうしたレイアウトのときには、これらの処
理部を回避するようにして基板が搬送される。この回避
は、旋回ロボットと受渡部との組み合わせや平面上を移
動するロボット等により行われる。
【0020】これに対し、本発明では、通過室と処理室
とを上下方向に重ねた第1多段処理部を備えているた
め、例えばこれを帰りラインの途中に配置して行きライ
ンでの処理に第1多段処理部の処理室を使用するとした
場合でも、帰りラインを搬送されている基板が、第1多
段処理部を回避することなく、通過室を通過することが
できる。これにより、第1多段処理部を回避する基板の
搬送に関する手間を省くことができ、装置コストや搬送
時間を抑えることができる。
【0021】請求項12に係る基板処理装置は、請求項
11に記載の装置において、第2多段処理部をさらに備
えている。第2多段処理部は、行きラインあるいは帰り
ラインに含まれるもので、搬送室と処理室とが上下に重
ねられている。搬送室は、基板の搬入あるいは搬出のた
めの室である。処理室は、基板に対して処理を施す室で
ある。ロボットは、第1多段処理部の処理室、第2多段
処理部の処理室、及び第2多段処理部の搬送室の間で基
板の移動を行う。
【0022】ここでは、ロボットのアクセスにより、第
1及び第2多段処理部の処理室を使って一連の処理を基
板に施すことができる。なお、第1多段処理部の通過室
は、単に基板を通過させるだけの室であるため、ロボッ
トのアクセスがない。請求項13に係る基板処理装置
は、請求項12に記載の装置において、第2多段処理部
は、基板の搬入のための第1搬送室と基板の搬出のため
の第2搬送室とを有している。ロボットは、第1多段処
理部の処理室、第2多段処理部の処理室、第2多段処理
部の第1搬送室、及び第2多段処理部の第2搬送室の間
で基板の移動を行う。
【0023】ここでは、第2多段処理部の第1搬送室に
搬入されてきた基板をロボットによって第1及び第2多
段処理部の各処理室に移動させて処理を施し、各処理を
終えた基板を第2多段処理部の第2搬送室に移動させて
搬出する。請求項14に係る基板処理装置は、請求項1
2又は13に記載の装置において、行きラインと帰りラ
インとは概ね平行に配置されている。第1多段処理部
は、行きライン及び帰りラインの一方に含まれるもので
ある。第2多段処理部は、行きライン及び帰りラインの
他方に含まれるものである。ロボットは、第1及び第2
多段処理部に隣接して設けられており、第1及び第2多
段処理部の処理室及び搬送室にアクセスが可能である。
【0024】ここでは、例えば第1多段処理部を帰りラ
インに第2多段処理部を行きラインに配置した場合、第
1及び第2多段処理部の処理室を使用する一連の処理を
行きラインにおいて行うことができる一方、帰りライン
を搬送される基板が第1多段処理部を回避することなく
第1多段処理部の通過室を通過することができる。そし
て、ロボットを第1及び第2多段処理部の両処理部に隣
接させるレイアウトとしているため、ロボットの水平移
動は必要なく、ロボットは旋回することで両処理部にア
クセスできる。
【0025】請求項15に係る基板処理装置は、請求項
12から14のいずれかに記載の装置において、第1及
び第2多段処理部は、基板に対して加熱を行う加熱室を
含む多段オーブンである。ここでは、第1及び第2多段
処理部が多段オーブンであり、これらを近接させれば計
器やユーティリティを集中させることができる。
【0026】請求項16に係る基板処理装置は、請求項
15に記載の装置において、洗浄処理部をさらに備えて
いる。洗浄処理部は、第1及び第2多段処理部の処理室
における処理の前に、基板に洗浄処理を含む処理を施
す。ここでは、基板に洗浄処理を施した後に、多段オー
ブンである第1及び第2多段処理部で加熱等の処理を行
う。
【0027】請求項17に係る基板処理装置は、請求項
16に記載の装置において、洗浄処理部は、連続的に搬
送される基板に対して処理を行う処理部である。また、
第1及び第2多段処理部の少なくとも一方はバッファ室
を有している。バッファ室は、基板の一時保管のための
室であり、処理室、通過室、あるいは搬送室と上下方向
に重ねられている。
【0028】ここでは、洗浄処理部において基板が連続
的に処理されるため、制御の困難性を和らげるために、
バッファ室を第1及び第2多段処理部の少なくとも一方
に設けている。バッファ室は処理室、通過室、あるいは
搬送室と上下方向に重ねて配置されており、バッファ室
のための新たなスペースは必要ない。請求項18に係る
基板処理装置は、請求項14に記載の基板処理装置にお
いて、第1多段処理部と第2多段処理部とはロボットを
挟んで対向するように配置されている。また、この基板
処理装置は、請求項14に記載の基板処理装置におい
て、第3多段処理部と、第4多段処理部と、第2ロボッ
トとをさらに備えている。第3多段処理部は、行きライ
ン及び帰りラインのうち第1多段処理部と同じラインに
含まれる処理部であり、第1多段処理部に隣接して設け
られる。この第3多段処理部は、基板の搬入のための第
1搬送室と、基板の搬出のための第2搬送室と、基板に
対して処理を施す処理室とが上下方向に重ねられたもの
である。第4多段処理部は、行きライン及び帰りライン
のうち第2多段処理部と同じラインに含まれる処理部で
あり、第2多段処理部に隣接して設けられる。第4多段
処理部と第3多段処理部とは対向するように配置され
る。この第4多段処理部は、基板の通過のための通過室
と、基板に対して処理を施す処理室とが上下方向に重ね
られたものである。第2ロボットは、第1及び第2多段
処理部の間のロボットとは別個に設けられるロボットで
あり、第3及び第4多段処理部の間に設けられる。この
第2ロボットは、第3及び第4多段処理部の処理室及び
各搬送室にアクセスが可能である。
【0029】ここでは、例えば第1及び第3多段処理部
が行きラインに第2及び第4多段処理部が帰りラインに
含まれている場合、行きラインで行う一連の処理を第3
及び第4多段処理部の各処理室に第2ロボットで基板を
運んで行わせ、帰りラインで行う一連の処理を第1及び
第2多段処理部の各処理室にロボットで基板を運んで行
わせることができる。行きラインでは使用しない第1多
段処理部が行きラインに、帰りラインでは使用しない第
4多段処理部が帰りラインに含まれているが、これらの
第1及び第4多段処理部にはそれぞれ通過室があるた
め、基板は、これらの第1及び第4多段処理部を平面的
に迂回することなく、通過室を通過することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】[第1実施形態] <構成>本発明の基板処理装置の一実施形態(第1実施
形態)を図1に示す。基板処理装置は、複数の処理ユニ
ットを接続して一貫した処理を可能にしたコータ/デベ
ロッパ装置であって、露光機50、タイトラー60、及
びエッジ露光機70と接続し、フォトリソグラフィ工程
においてレジスト塗布前洗浄からレジスト塗布・露光・
現像までを連続して行えるようにするものである。
【0031】基板処理装置は、主として、インデクサー
部2、洗浄ユニット10、脱水ベークユニット20a,
20b、レジスト塗布ユニット30、プリベークユニッ
ト40a,40b、現像ユニット80、及びポストベー
クユニット90a,90b、空冷ユニット99の各処理
部と、旋回ロボット4a〜4eとを備えている。インデ
クサー部2から露光機50までの行きラインには、洗浄
ユニット10、ポストベークユニット90b、脱水ベー
クユニット20a、レジスト塗布ユニット30、プリベ
ークユニット40a等が配置される。露光機50からの
帰りラインには、プリベークユニット40b、現像ユニ
ット80、脱水ベークユニット20b、ポストベークユ
ニット90a、空冷ユニット99等が配置される。ま
た、旋回ロボット4eの近傍には、露光機50に対して
基板を受け渡す際の受け渡し場所あるいは一時的な待避
場所となるバッファ部8a〜8cが設けられている。こ
の基板処理装置はユニカセット方式であり、インデクサ
ー部2に載置されたカセット3からガラス基板(以下、
基板という。)を取り出して各処理部へ送り出し、各処
理工程を終えた基板を同じカセット3に収納する。カセ
ット3からの取り出し及びカセット3への収納は、基板
を保持して旋回可能なアームを備えカセット3の列に沿
って移動可能なインデクサーロボット2aによって行
う。
【0032】洗浄ユニット10は、連続枚葉式の処理部
であって、搬入部12、洗浄部13、液滴除去部14、
及び搬出部15からなる。また、搬入部12の上部に
は、UVオゾン洗浄室11が設けられている。すなわ
ち、洗浄ユニット10の上にUVオゾン洗浄室11が重
ねられている。UVオゾン洗浄室11から搬入部12ま
ではインデクサーロボット2aにより基板を搬送する。
搬入部12から搬出部15までは、コンベアによって基
板を搬送しつつ、洗浄や液滴除去等の処理を行う。洗浄
部13では、純水あるいは薬液を用いたブラシ,超音
波,高圧スプレー等による洗浄が行われる。なお、コン
ベアはクリーンルーム内に対応した発塵性の少ないロー
ラコンベアを採用している。
【0033】脱水ベークユニット20a,20bは、静
止式の処理室、コンベア室(搬送室)、及び通過室が多
段に積み上げられたユニットである。図3に脱水ベーク
ユニット20a,20bの構成を示す。脱水ベークユニ
ット20aは、下から、冷却室(CP)25a、搬入用
コンベア室(IN C/V)21、搬出用コンベア室
(OUT C/V)26、冷却室(CP)25c、密着
強化室(AP)24の順で多段に室が重ねられたユニッ
トである。脱水ベークユニット20bは、旋回ロボット
4bを挟んで脱水ベークユニット20aと反対側の帰り
ラインに配置されており、下から、冷却室(CP)25
b、通過室(THROUGH C/V)27、バッファ
室(BF)22、2つの加熱室(HP)23a,23b
の順で多段に室が重ねられたユニットである。バッファ
室22内には、複数の基板を保管することができるよう
に、複数の載置部22aが設けられている。搬入用コン
ベア室21、搬出用コンベア室26、及び通過室27に
は、それぞれコンベアが配備されている。脱水ベークユ
ニット20aの搬入用コンベア室21の高さレベルは、
洗浄ユニット10の搬出部15の高さレベルと同じであ
る。
【0034】レジスト塗布ユニット30は、枚葉式の処
理部であって、搬入部31、スピンコータ部32、レベ
リング処理部33、エッジリンス部34、及び搬出部3
5からなる。搬入部31の高さレベルは、脱水ベークユ
ニット20aの搬出用コンベア室26の高さレベルと同
じである。搬入部31から搬出部35までは、基板を隣
接する処理部へ順送りしてゆくスライダー5a〜5dに
よって基板を搬送する。スライダー5a〜5dについて
は後に詳述する。
【0035】プリベークユニット40a,40bは、静
止式の処理室及び搬送室が多段に積み上げられたもので
ある。図4にプリベークユニット40a,40bの構成
を示す。プリベークユニット40aは、下から、冷却室
(CP)43a、空室、搬入用コンベア室(IN C/
V)41、冷却室(CP)43b、加熱室(HP)42
aの順で多段に室が重ねられたユニットである。プリベ
ークユニット40bは、旋回ロボット4cを挟んでプリ
ベークユニット40aと反対側の帰りラインに配置され
ており、下から、冷却室(CP)43c、通過室(TH
ROUGH C/V)44、空室、2つの加熱室(H
P)42b,42cの順で多段に室が重ねられたユニッ
トである。搬入用コンベア室41及び通過室44には、
それぞれコンベアが配備されている。プリベークユニッ
ト40aの搬入用コンベア室41の高さレベルは、レジ
スト塗布ユニット30の搬出部35の高さレベルと同じ
である。
【0036】現像ユニット80は、連続枚葉式の処理部
であって、搬入部81、現像部82、水洗部83、乾燥
部84、及び搬出部85からなる。搬入部81から搬出
部85までは、コンベアによって基板を水平方向に搬送
する。搬入部81の高さレベルは、プリベークユニット
40aの通過室44の高さレベルと同じである。ポスト
ベークユニット90a,90bは、静止式の処理室、搬
送室、及び通過室が多段に積み上げられたユニットであ
る。図5にポストベークユニット90a,90bの構成
を示す。ポストベークユニット90aは、下から、冷却
室(CP)94b、搬入用コンベア室(IN C/V)
91、搬出用コンベア室(OUTC/V)95、2つの
加熱室(HP)93b,93cの順で多段に室が重ねら
れたユニットである。ポストベークユニット90bは、
旋回ロボット4aを挟んで反対側の行きラインに配置さ
れており、下から、冷却室(CP)94a、通過室(T
HROUGH C/V)96、バッファ室(BF)9
2、空室、加熱室(HP)93aの順で多段に室が重ね
られたユニットである。バッファ室92内には、複数の
基板を保管することができるように、複数の載置部92
aが設けられている。搬入用コンベア室91、搬出用コ
ンベア室95、及び通過室96には、それぞれコンベア
が配備されている。ポストベークユニット90aの搬入
用コンベア室91の高さレベルは、脱水ベークユニット
20bの通過室27、現像ユニット80の搬出部85、
及びプリベークユニット40bの通過室44の高さレベ
ルと同じである。また、ポストベークユニット90aの
搬出用コンベア室95の高さレベルは、空冷ユニット9
9の高さレベルと同じである。
【0037】旋回ロボット4a〜4eは、旋回すること
はできるが水平方向に移動するような機構は有していな
い、いわゆるクラスタタイプのロボットである。この旋
回ロボット4a〜4eは、図2に示すように、それぞ
れ、旋回と昇降が可能な胴部101と、胴部101から
延びるアーム部102と、アーム部102の先端に装着
され基板を保持する保持部103とを有している。旋回
ロボット4a〜4eは、多段に重ねて積み上げられた各
処理室、コンベア室、及び通過室に対して旋回と昇降の
動作をして正対し、アーム部102の進退及び胴部10
1の上下動により基板の取り替えまたは受渡しの動作を
して基板を移動させる。例えば、脱水ベークユニット2
0a,20b間に配置された旋回ロボット4bは、図2
において実線及び点線で示すように態様を変えることが
できる。
【0038】スライダー5a〜5dは、矩形運動により
基板の位置を一方向に対して所定距離だけスライドさせ
るものであり、レジスト塗布ユニット30の各部間に設
けられている。例えば、搬入部31とスピンコータ部3
2との間に配置されるスライダー5aは、図6の点線で
示す位置に移動し両腕を広げて搬入部31から基板をす
くい上げる。そして、スピンコータ部32に水平移動し
て基板を下ろす。
【0039】<基板処理>次に、基板処理装置による基
板の処理について、順に説明する。インデクサー部2に
おいてインデクサーロボット2aによりカセット3から
取り出された基板は、まず、UVオゾン洗浄室11に運
ばれ、紫外線の照射によって表面の有機汚染物が酸化分
解される。この処理を終えた基板は、インデクサーロボ
ット2aによって搬入部12に移される。基板は、搬入
部12から洗浄部13へと運ばれ、ロールブラシによる
スクラブ洗浄、超音波スプレー洗浄、及び高圧ジェット
スプレーによる純水での洗浄が行われる。ここでの洗浄
は、例えばアルカリ洗浄液等を用いて処理するものであ
ってもよい。この後、基板は、液滴除去部14におい
て、エアーナイフにより表面に残留する純水の液滴が飛
ばされる。
【0040】洗浄ユニット10での処理を終えて搬出部
15に移された基板は、コンベアによってポストベーク
ユニット90bの通過室96を通過して運ばれ、脱水ベ
ークユニット20aの搬入用コンベア室21に入る。脱
水ベークユニット20a,20bにおいては、基板は旋
回ロボット4aによって各処理室に運ばれる。搬入用コ
ンベア室21に搬送されてきた基板は、加熱室23a,
23bのうち空いているところに運ばれる。ここで基板
は、ホットプレートによって加熱されて水分が取り除か
れる。なお、このとき、後段の露光機50におけるマス
クチェンジやスピンコータ部32の装置洗浄等を行う際
等においては、基板は適宜バッファ室22で一時保管さ
れた後、加熱室23a,23bへ運ばれる。次に基板は
密着強化室24に運ばれる。密着強化室24では、レジ
スト膜と基板との密着性向上を目的として、基板に対し
て加熱を施しつつHMDS(ヘキサメチルジシラザン)
を蒸気状にして塗布する。この後、基板は、さらに冷却
室25a,25b,25cのうちいずれかに運ばれ、ク
ールプレートによって冷却される。このようにレジスト
塗布処理の前処理として脱水ベークが行われた基板は、
搬出用コンベア室26へ運ばれ、そこからコンベアでレ
ジスト塗布ユニット30の搬入部31に運ばれる。
【0041】レジスト塗布ユニット30では、まずスラ
イダー5aによって基板がスピンコータ部32に運ば
れ、基板に対してレジスト(塗布液)の塗布が行われ
る。スピンコータ部32は、レジスト供給系、スピンモ
ータ、カップ等により構成されており、水平にした基板
上にレジストを滴下し基板を回転させることによって基
板上に均一なレジスト膜を形成させる。レジスト膜が形
成された基板は、スライダー5bによりレベリング処理
部33に運ばれて、レジスト膜のレベリング及び乾燥処
理が行われる。この後、基板はスライダー5cによって
エッジリンス部34に移される。エッジリンス部34で
は、基板端面のレジスト膜が剥がれて発塵してしまうこ
とを防止するために、基板表面の周辺や端面部分のレジ
ストを溶剤により取り除く処理が行われる。これらのレ
ジスト塗布に関する各処理を終えた基板は、スライダー
5dによって搬出部35に運ばれる。
【0042】搬出部35から搬出部35に隣接するプリ
ベークユニット40aの搬入用コンベア室41に運ばれ
た基板は、旋回ロボット4cによって、加熱室42a,
42b,42cのいずれかに移される。ここでは、基板
上のレジスト膜中の残留溶剤の蒸発と基板の密着性強化
を目的として、加熱処理が行われる。その後基板は冷却
室43a,43b,43cのいずれかで冷却され、旋回
ロボット4cにより多段受渡部9に運ばれる。
【0043】さらに基板は、旋回ロボット4d,4eに
より露光機50に移され、露光処理が施される。具体的
には、基板上のレジストに対し原画上にあるパターンを
感光させる処理が施される。露光された基板は、露光機
50から旋回ロボット4eにより取り出されて、バッフ
ァ部8cを介して、旋回ロボット4dに保持される。な
お、露光機50への搬入,搬出の際には、基板はもし必
要があればバッファ部8a,8b,8cにおいて一時的
に保管される。
【0044】次に基板は、旋回ロボット4dからタイト
ラー60及びエッジ露光機70に移されて、それぞれ印
字焼き付け、エッジ露光が行われる。エッジ露光では、
基板上のディスプレイ部を除く基板周辺のレジストを除
去すべく露光処理される。ここではエッジ露光機70を
この位置に配しているが、必要に応じて、ここに裏面露
光ユニットを配してもよい。また、タイトラー60の代
わりに裏面露光ユニットを配しても良い。これらの処理
を終えた基板は、旋回ロボット4dによって多段受渡部
9に移されて、図示しないスライダーによってコンベア
部79に載せられる。そして、基板はコンベア部79か
らプリベークユニット40bの通過室44を通って現像
ユニット80の搬入部81に搬送される。
【0045】現像ユニット80において、基板は搬入部
81から搬出部85へとコンベアによって搬送される。
そして、現像部82においては、ノズルより噴霧状の現
像液を基板表面にシャワー状にかけるスプレー現像、ま
たは基板上に現像液たまりを形成するパドル現像が行わ
れる。水洗部83,乾燥部84においては、現像後の基
板に対して洗浄及び乾燥が行われる。これらの処理を終
えた基板は、搬出部85からプリベークユニット20b
の通過室27を通ってポストベークユニット90aの搬
入用コンベア室91にコンベアで運ばれる。
【0046】ポストベークユニット90a,90bで
は、基板上のレジスト膜中または表面に残留した現像液
やリンス液を蒸発除去し、レジストの硬化及び基板との
密着性強化を目的とした熱処理を行う。具体的には、加
熱室93a,93b,93cのいずれかのホットプレー
トによって基板を加熱し、冷却室94a,94bのいず
れかのクールプレートによって基板を冷却する。ここで
も、加熱室及び冷却室を複数設けているのは、十分な加
熱、冷却時間を得るためである。また、適宜バッファ室
92に基板が一時的に保管される。これらの処理が施さ
れた基板は、搬出用コンベア室95に移され空冷ユニッ
ト99に運ばれる。そして、空冷ユニット99で空冷さ
れた基板は、インデクサーロボット2aによって元のカ
セット3に収容される。
【0047】<装置の特徴>まず、ここでは、多段オー
ブンである脱水ベークユニット20a,20b、プリベ
ークユニット40a,40b、及びポストベークユニッ
ト90a,90bに、搬入用及び搬出用コンベア室2
1,26,41,91,95やバッファ室22,92を
組み込んでいる。このため、基板を搬入あるいは搬出す
るためにロボット近傍のスペースに従来設けられていた
受渡部や基板の一時保管のためのバッファ部をなくすこ
とができる。これらのスペースを詰めることで、本基板
処理装置の設置に必要な床面積は小さくなっている。
【0048】さらに、多段オーブンである脱水ベークユ
ニット20b、プリベークユニット40b、及びポスト
ベークユニット90bには、基板を通過させるための通
過室27,44,96が組み込まれている。この基板処
理装置は、互いに概ね平行に配置される行きラインと帰
りラインとを有している。そして、レイアウト上、帰り
ラインの途中に行きラインでの脱水ベーク処理で使用す
る脱水ベークユニット20bが配置され、行きラインの
途中に帰りラインでのポストベーク処理で使用するポス
トベークユニット90bが配置されている。しかし、上
記のように、これらのユニット20b,90bに通過室
27,96を組み込んでいるため、これらのユニット2
0b,90bを平面的に回避して基板を搬送する必要が
なく、装置コストや搬送時間が抑えられている。また、
行きラインと帰りラインとの対向する位置に同じ処理を
行う多段オーブンの2つのユニット(例えば、脱水ベー
クユニット20a,20b)を配しているため、1つの
処理(例えば、脱水ベーク)を行うためのロボットは、
これらの2つのユニットの間に旋回可能なものを1つ配
置すれば良く、水平移動の機能を持たせる必要がない。
【0049】また、ここでは、搬入用コンベア室と搬出
用コンベア室とを別個に、例えば脱水ベークユニット2
0aにおいて、搬入用コンベア室21と搬出用コンベア
室26とを別個に多段に設けており、これで、洗浄ユニ
ット10の基板搬送中心線とレジスト塗布ユニット30
の基板搬送中心線とがずれていることに対応している。
また、洗浄ユニット10の制御に合わせて搬入用コンベ
ア室21のコンベアを駆動させ、レジスト塗布ユニット
30の制御に合わせて搬出用コンベア室26のコンベア
を駆動させている。このように、前工程である洗浄と後
工程であるレジスト塗布との制御がリンクしていないと
きにも、搬入用コンベア室21と搬出用コンベア室26
とを別個に設けているため、制御のずれを吸収すること
ができる。
【0050】また、ここでは、搬入用コンベア室あるい
は搬出用コンベア室と隣接するユニットとの基板を搬送
する位置が同じ高さにある。例えば、洗浄ユニット10
の基板搬送の高さ位置と脱水ベークユニット20aの搬
入用コンベア室21の高さ位置とは一致しており、レジ
スト塗布ユニット30の基板搬送の高さ位置と脱水ベー
クユニット20aの搬出用コンベア室26の高さ位置と
は一致している。このため、ユニット間の基板の搬送が
スムーズに短時間で行える。
【0051】[第2実施形態]本発明の基板処理装置の
一実施形態(第2実施形態)を図7に示す。この基板処
理装置は、露光の前処理を行う装置であって、レジスト
塗布前洗浄からレジスト塗布までの処理を行う。この基
板処理装置では、インデクサー部2、洗浄ユニット1
0、脱水ベークユニット20a,20b、レジスト塗布
ユニット30、プリベークユニット40a,40bの各
処理部と、旋回ロボット4b,4cとが図7に示すよう
に配置されている。ここでは、第1実施形態と同一又は
同様なものの符号は同一符号を付し、各処理部について
は第1実施形態と同一又は同様であるため説明を省略す
る。
【0052】図7に示すようなレイアウトの基板処理装
置においても、脱水ベークユニット20a,20b及び
プリベークユニット40a,40bに搬入用及び搬出用
コンベア室やバッファ室を組み込んでいるため、基板を
搬入あるいは搬出するためにロボット近傍のスペースに
従来設けられていた受渡部や基板の一時保管のためのバ
ッファ部をなくすことができ、本基板処理装置の設置に
必要な床面積は小さくなっている。
【0053】また、プリベークユニット40bに通過室
44を組み込んでいるため、プリベークユニット40b
を回避して基板を搬送する必要がなくなり、装置コスト
や搬送時間が抑えられている。 [第3実施形態]本発明の基板処理装置の一実施形態
(第3実施形態)を図8に示す。この基板処理装置は、
露光の後処理を行うための装置であって、露光機50、
タイトラー60、及びエッジ露光機70と接続し、基板
の現像を行う。
【0054】この基板処理装置では、インデクサー部
2、基板を搬送するスライダー部110、現像ユニット
80、及びポストベークユニット90a,90bの各処
理部と、旋回ロボット4a,4d,4eとが図8に示す
ように配置されている。ここでは、第1実施形態と同一
又は同様なものの符号は同一符号を付し、各処理部につ
いては第1実施形態と同一又は同様であるため説明を省
略する。
【0055】図8に示すようなレイアウトの基板処理装
置においても、ポストベークユニット90a,90bに
搬入用及び搬出用コンベア室やバッファ室を組み込んで
いるため、基板を搬入あるいは搬出するためにロボット
近傍のスペースに従来設けられていた受渡部や基板の一
時保管のためのバッファ部をなくすことができ、本基板
処理装置の設置に必要な床面積は小さくなっている。
【0056】また、ポストベークユニット90bに通過
室96を組み込んでいるため、ポストベークユニット9
0bを回避して基板を搬送する必要がなくなり、装置コ
ストや搬送時間が抑えられている。 [第4実施形態]本発明の基板処理装置の一実施形態
(第4実施形態)を図9に示す。この基板処理装置は、
図1に示す第1実施形態の装置から洗浄ユニット10、
脱水ベークユニット20a,20b、及び空冷ユニット
99を省いたものである。予め洗浄処理が施された基板
を処理する際に適用される装置である。
【0057】
【発明の効果】本発明では、搬送室と処理室とを上下に
重ねて配置した多段処理部を採用したため、基板処理装
置が平面的に小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による基板処理装置の
平面図。
【図2】旋回ロボットの概略図。
【図3】脱水ベークユニットの横断面図。
【図4】プリベークユニットの横断面図。
【図5】ポストベークユニットの横断面図。
【図6】スライダーの動作図。
【図7】本発明の第2の実施形態による基板処理装置の
平面図。
【図8】本発明の第3の実施形態による基板処理装置の
平面図。
【図9】本発明の第4の実施形態による基板処理装置の
平面図。
【符号の説明】
4a〜4e 旋回ロボット 10 洗浄ユニット(別処理部) 20a,20b 脱水ベークユニット(第1,第2多段
処理部あるいは第3,第4多段処理部) 21 搬入用コンベア室(搬送室) 22 バッファ室 22a 載置部(載置手段) 23a,23b 加熱室(処理室) 24 密着強化室(処理室) 25a,25b 冷却室(処理室) 26 搬出用コンベア室(搬送室) 27 通過室 30 レジスト塗布ユニット(別処理部) 40a,40b プリベークユニット(第1,第2多段
処理部あるいは第3,第4多段処理部) 80 現像ユニット(別処理部) 90a,90b ポストベークユニット(第1,第2多
段処理部) 101 胴部 102 アーム部(基板保持アーム) 103 保持部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に対して一連の処理を行うための基板
    処理装置であって、 基板の搬入あるいは搬出のための搬送室と基板に対して
    処理を施す処理室とが上下方向に重ねられた多段処理部
    と、 前記搬送室と前記処理室との間で基板の移動を行うロボ
    ットと、を備えた基板処理装置。
  2. 【請求項2】前記多段処理部は上下方向に重ねられた複
    数の処理室を有している、請求項1に記載の基板処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記搬送室は前記基板を搬送する搬送手段
    を有している、請求項1に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】前記ロボットは、上下方向に移動可能で前
    記搬送室及び前記処理室に進入及び退出が可能な基板保
    持アームを有している、請求項1に記載の基板処理装
    置。
  5. 【請求項5】前記多段処理部に隣接し前記搬送室と概ね
    同じ高さに位置する別処理部をさらに備えた、請求項1
    に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】前記多段処理部は前記搬送室を複数有して
    いる、請求項1に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】基板に対して一連の処理を行うための基板
    処理装置であって、 基板の一時保管のためのバッファ室と基板に対して処理
    を施す処理室とが上下方向に重ねられた多段処理部と、 前記バッファ室と前記処理室との間で基板の移動を行う
    ロボットと、 を備えた基板処理装置。
  8. 【請求項8】前記多段処理部は上下方向に重ねられた複
    数の処理室を有している、請求項7に記載の基板処理装
    置。
  9. 【請求項9】前記バッファ室は前記基板を載置する載置
    手段を複数有している、請求項7に記載の基板処理装
    置。
  10. 【請求項10】前記ロボットは、上下方向に移動可能で
    前記バッファ室及び前記処理室に進入及び退出が可能な
    基板保持アームを有している、請求項7に記載の基板処
    理装置。
  11. 【請求項11】所定位置にある基板を各処理部に搬送し
    て一連の処理を行った後に基板を前記所定位置に戻す、
    行きラインと帰りラインとから成る基板処理装置であっ
    て、 前記行きラインあるいは前記帰りラインに含まれ、基板
    の通過のための通過室と基板に対して処理を施す処理室
    とが上下方向に重ねられた第1多段処理部と、 前記第1多段処理部の処理室への基板の移動を行うロボ
    ットと、を備えた基板処理装置。
  12. 【請求項12】前記行きラインあるいは前記帰りライン
    に含まれ、基板の搬入あるいは搬出のための搬送室と基
    板に対して処理を施す処理室とが上下方向に重ねられた
    第2多段処理部をさらに備え、 前記ロボットは、前記第1多段処理部の処理室、前記第
    2多段処理部の処理室、及び前記第2多段処理部の搬送
    室の間で基板の移動を行う、請求項11に記載の基板処
    理装置。
  13. 【請求項13】前記第2多段処理部は、基板の搬入のた
    めの第1搬送室と基板の搬出のための第2搬送室とを有
    しており、 前記ロボットは、前記第1多段処理部の処理室、前記第
    2多段処理部の処理室、前記第2多段処理部の第1搬送
    室、及び前記第2多段処理部の第2搬送室の間で基板の
    移動を行う、請求項12に記載の基板処理装置。
  14. 【請求項14】前記行きラインと前記帰りラインとは概
    ね平行に配置され、 前記第1多段処理部は前記行きライン及び前記帰りライ
    ンの一方に含まれ、 前記第2多段処理部は前記行きライン及び前記帰りライ
    ンの他方に含まれ、 前記ロボットは、前記第1及び第2多段処理部に隣接し
    て設けられ、前記第1及び第2多段処理部の処理室及び
    搬送室にアクセスが可能である、請求項12又は13に
    記載の基板処理装置。
  15. 【請求項15】前記第1及び第2多段処理部は、基板に
    対して加熱を行う加熱室を含む多段オーブンである、請
    求項12から14のいずれかに記載の基板処理装置。
  16. 【請求項16】前記第1及び第2多段処理部の処理室に
    おける処理の前に基板に洗浄処理を含む処理を施す洗浄
    処理部をさらに備えた、請求項15に記載の基板処理装
    置。
  17. 【請求項17】前記洗浄処理部は、連続的に搬送される
    基板に対して処理を行う処理部であり、 前記第1及び第2多段処理部の少なくとも一方は、前記
    処理室、前記通過室、あるいは前記搬送室と上下方向に
    重ねられている基板の一時保管のためのバッファ室を有
    している、請求項16に記載の基板処理装置。
  18. 【請求項18】前記第1多段処理部と前記第2多段処理
    部とは前記ロボットを挟んで対向するように配置されて
    おり、 前記行きライン及び前記帰りラインのうち前記第1多段
    処理部と同じラインに含まれ、前記第1多段処理部に隣
    接して設けられ、基板の搬入のための第1搬送室と、基
    板の搬出のための第2搬送室と、基板に対して処理を施
    す処理室とが上下方向に重ねられた第3多段処理部と、 前記行きライン及び前記帰りラインのうち前記第2多段
    処理部と同じラインに含まれ、前記第2多段処理部に隣
    接して前記第3多段処理部と対向するように設けられ、
    基板の通過のための通過室と、基板に対して処理を施す
    処理室とが上下方向に重ねられた第4多段処理部と、 前記第3及び第4多段処理部の間に設けられ、前記第3
    及び第4多段処理部の処理室及び各搬送室にアクセスが
    可能である、前記ロボットとは別の第2ロボットと、を
    さらに備えた請求項14に記載の基板処理装置。
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