JP4566574B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4566574B2
JP4566574B2 JP2004036232A JP2004036232A JP4566574B2 JP 4566574 B2 JP4566574 B2 JP 4566574B2 JP 2004036232 A JP2004036232 A JP 2004036232A JP 2004036232 A JP2004036232 A JP 2004036232A JP 4566574 B2 JP4566574 B2 JP 4566574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
processing apparatus
path
unit
transport path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004036232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005228917A (ja
Inventor
善和 木村
悟史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2004036232A priority Critical patent/JP4566574B2/ja
Priority to TW093140811A priority patent/TWI255501B/zh
Priority to KR1020050006731A priority patent/KR100633809B1/ko
Priority to CNB2005100068984A priority patent/CN100338732C/zh
Publication of JP2005228917A publication Critical patent/JP2005228917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4566574B2 publication Critical patent/JP4566574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/677Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for conveying, e.g. between different workstations
    • H01L21/67739Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for conveying, e.g. between different workstations into and out of processing chamber
    • H01L21/67745Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for conveying, e.g. between different workstations into and out of processing chamber characterized by movements or sequence of movements of transfer devices
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/42Stripping or agents therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • H01L21/67028Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like
    • H01L21/6704Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like for wet cleaning or washing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67242Apparatus for monitoring, sorting or marking
    • H01L21/67276Production flow monitoring, e.g. for increasing throughput

Description

本発明は、内部に備える処理ユニットの基板への影響を排除しつつ、基板を搬送する技術に関する。
基板の製造工程においては、基板の搬送経路に沿って一連の処理を行う処理ユニットを設け、基板を当該搬送経路に沿って搬送しつつ、それらの処理ユニットによる処理を行う基板処理装置が提案されている。例えば、このような基板処理装置が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されている基板処理装置では、基板の搬送経路が1つしかなく、すべての基板が同じ経路で搬送される。したがって、搬送経路上の特定の処理ユニットによる処理を排除したい基板(当該処理を行わない基板)であっても、必ず当該処理ユニットに搬送される。そのような場合、従来の基板処理装置では、処理を望まない基板が搬送された処理ユニットは、当該基板に対して処理を行わずに搬出することにより、基板に対して予期せぬ不要な処理が行われることを防止している。
特開2000−183019公報
ところが、例えば、処理ユニットにおける処理が薬液などを用いる湿式処理である場合、処理ユニット内部の搬送手段材などに付着した薬液や、処理ユニット内の薬液雰囲気によって、例え、処理ユニットによる処理自体を行わずに搬出したとしても、本来処理する必要のない基板に薬液による影響が生じるという問題があった。すなわち、従来の装置では、処理ユニットに搬送する以上、処理不要な基板を完全に無処理搬送することは難しいという問題があった。
また、搬送経路上の処理ユニットのうち1つでも基板を搬送することができなくなると、すべての基板が搬送不能状態になり、当該処理ユニットによる処理を必要としない基板にもその影響がでるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、所定の処理が必要でない基板については、当該所定の処理を行う処理ユニットによる影響を確実に排除する基板処理装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、投入された基板を処理する基板処理装置であって、基板に対する所定の処理を行う少なくとも1つの処理ユニットと、基板を前記処理ユニットに搬入し、搬出する主搬送経路と、コンベアまたはバッファを介して基板を搬送して前記処理ユニットを迂回する副搬送経路と、前記主搬送経路と前記副搬送経路との間で基板を受け渡す搬送手段と、前記投入された基板を前記主搬送経路により搬送するか、前記副搬送経路により搬送するかを選択して、前記基板の搬送経路を決定する経路決定手段と、前記経路決定手段により決定された前記基板の搬送経路に応じて、前記搬送手段を制御する制御手段と、を備え、前記基板処理装置に複数の基板が投入されている場合であって、かつ、前記主搬送経路から排出される基板と、前記副搬送経路から排出される基板とが競合した場合に、前記制御手段は、前記主搬送経路から排出される基板を優先して処理することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る基板処理装置であって、前記搬送手段は、基板を上下方向に昇降させつつ搬送することが可能な搬送ロボットであり、前記副搬送経路は、前記主搬送経路の上部に配置されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明に係る基板処理装置であって、前記搬送手段との間で基板の受け渡しが可能であるとともに、基板を一旦蓄積するバッファ手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明に係る基板処理装置であって、前記バッファ手段は、前記処理ユニット内に同時に存在可能な最大枚数以上の枚数の基板を蓄積可能であることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1ないしのいずれかの発明に係る基板処理装置であって、前記主搬送経路は、所定方向に向かう往路と、前記所定方向とは逆に向かう復路とが連結されて併設されており、前記副搬送経路は、前記往路の途中から基板を受け取り、前記復路の途中に前記基板を払い出すことを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項の発明に係る基板処理装置であって、前記副搬送経路は、基板を一旦蓄積するとともに、前記往路に面した第1開口部と、前記復路に面した第2開口部とが設けられたバッファであることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項の発明に係る基板処理装置であって、前記副搬送経路は、基板を双方向に搬送可能であることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1ないしのいずれかの発明に係る基板処理装置であって、前記基板処理装置から払い出す基板を所定の姿勢となるように回転させる回転手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1ないしのいずれかの発明に係る基板処理装置であって、前記処理ユニットは、搬送された基板に対して、所定の処理液による処理を行うものであることを特徴とする。
請求項1ないしに記載の発明では、投入された基板を、主搬送経路により搬送するか、副搬送経路により搬送するかを選択して、基板の搬送経路を決定することにより、処理ユニットによる処理を行わない基板については、処理ユニットを迂回して搬送する。したがって、処理ユニットにおける影響を確実に排除しつつ基板を搬送することができる。また、基板処理装置に複数の基板が投入されている場合であって、かつ、主搬送経路から排出される基板と、副搬送経路から排出される基板とが競合した場合に、主搬送経路から排出される基板を優先して処理することにより、処理ユニットに搬送された基板が待たされることによって、当該基板に対する処理が必要以上に進行することを防止することができる。
請求項2に記載の発明では、副搬送経路は、主搬送経路の上部に配置されていることにより、フットプリントを抑制することができる。
請求項3に記載の発明では、搬送手段との間で基板の受け渡しが可能であるとともに、基板を一旦蓄積するバッファ手段を備えることにより、複数の基板において、搬送経路の違いに起因する搬送時間の差を吸収することできる。また、例えば処理ユニットがメンテナンス中である場合、上流において基板を退避させておくことができる。さらに、後に投入された基板を先に搬送するなど、基板の追い越し搬送を実現することができる。
請求項4に記載の発明では、バッファ手段は、処理ユニット内に同時に存在可能な最大枚数以上の枚数の基板を蓄積可能であることにより、副搬送経路を用いた追い越し搬送を確実に実現できる。
請求項に記載の発明では、副搬送経路は、主搬送経路の往路の途中から基板を受け取り、主搬送経路の復路の途中に基板を払い出すことにより、副搬送経路による基板の搬送距離が短くなる。したがって、副搬送経路により搬送される基板を高速に搬送することができる。
請求項に記載の発明では、副搬送経路は、基板を一旦蓄積するとともに、往路に面した第1開口部と、復路に面した第2開口部とが設けられたバッファであることにより、副搬送経路に基板を搬送する機構を設ける必要がない。また、主搬送経路と副搬送経路との間に別途バッファを設ける必要がない。したがって、装置構成を簡素化することができる。
請求項に記載の発明では、副搬送経路は、基板を双方向に搬送可能であることにより、副搬送経路を、往路に配置された処理ユニットを迂回する搬送経路としてのみならず、復路に配置された処理ユニットを迂回する搬送経路としても兼用することができる。
請求項に記載の発明では、基板処理装置から払い出す基板を所定の姿勢となるように回転させる回転手段を備えることにより、搬送経路の違う基板であっても、同じ姿勢に調整してから払い出すことができる。したがって、払い出される基板の姿勢を統一することができる。
請求項に記載の発明では、処理ユニットは、搬送された基板に対して、所定の処理
液による処理を行うものであることにより、従来の装置に比べて、特に効果的に処理ユニットの影響を排除することができる。

以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る基板処理装置1の構成と基板が搬送される経路を示す図である。基板処理装置1は、ベリコードリーダ10、搬送ロボット20ないし22、コンベア30,31、バッファ40,41、エッチングユニット50、剥離ユニット51、回転ユニット60、検査ユニット70、および制御部80を備えている。
なお、図1において、搬送ロボット20,21は側面図として示す。また、コンベア30とエッチングユニット50とは同一平面状に並列に図示しているが、実際はコンベア30が、エッチングユニット50の上部に配置されており、これらは二階建て構造を形成している。このようにコンベア30を配置することによって、基板処理装置1は、フットプリントの増大を防止することができる。
さらに、図示の都合上、図1では1つの制御部80のみ図示しているが、実際には、基板処理装置1は、ベリコードリーダ10、搬送ロボット20ないし22など、各構成が独立して動作可能な制御部80を有している。そして、それら複数の制御部80が互いに図示しないケーブルによって接続され、通信による情報伝達を行いつつ、独立して各構成を制御することができるように構成されている。以下、特に、ベリコードリーダ10の制御部80を制御部VCRC、搬送ロボット20ないし22の制御部80をそれぞれ制御部RBC1ないしRBC3と称し、適宜、他の制御部80と区別して説明する。
図1において、実線矢印で示す経路は主搬送経路MTRであり、破線矢印で示す経路は副搬送経路STR1,STR2である。すなわち、本実施の形態における基板処理装置1は、2つの副搬送経路STR1,STR2を有している。
基板処理装置1は、レジスト液の塗布、露光および現像処理により回路パターンがマスキングされた基板に対して、エッチング処理を行った後、レジスト膜を剥離除去し、処理結果を検査するという一連の処理を実行する装置として構成されている。
<1.1 主搬送経路>
基板処理装置1は、ベリコードリーダ10からエッチングユニット50および剥離ユニット51を経由して、さらに回転ユニット60および検査ユニット70を介してコンベア31に至る主搬送経路MTRを有している。主搬送経路MTRは、基板処理装置1が備える各処理ユニットに基板を搬入、搬出するための経路であり、従来の装置においてすべての基板が通過することとされていた経路に相当する。さらに、主搬送経路MTRは、ベリコードリーダ10からエッチングユニット50を介して剥離ユニット51に至る往路と、剥離ユニット51から回転ユニット60および検査ユニット70を経由してコンベア31に至る復路が連結された構成となっている。以下、本実施の形態における基板処理装置1の主搬送経路MTRの主な構成について説明する。
ベリコードリーダ10は、基板処理装置1に投入された基板を搬送ロボット20が受け取れる位置に保持する。また、図示しない光学系が当該基板の所定の位置に印刷されている識別コード(ベリコード(Veri Code))を読み取って、制御部VCRCが基板情報を作成する。基板情報とは、個々の基板について作成される情報の総称であって、例えば、基板識別子、処理履歴、処理予定、優先順位などの複数の情報から構成される。
制御部VCRCは、基板を所定の位置に保持する動作が完了した時点で、作成した基板情報を搬送ロボット20の制御部RBC1に送信する。
搬送ロボット20ないし22は、いずれも主搬送経路MTR上に配置されており、それぞれが基板を保持する搬送アームと、搬送アームを上下に昇降させる昇降機構と、搬送アームを水平方向に進退させる駆動機構と、これらを制御する制御部(制御部RBC1ないし制御部RBC3)とを備えている。このような構成により、搬送ロボット20ないし22は、搬送アームの可動範囲内に保持されている基板を受け取って、同じく搬送アームの可動範囲内の所定の位置に受け渡すことが可能である。すなわち、搬送ロボット20ないし22は、主搬送経路MTRと、副搬送経路STR1,STR2との間で基板を受け渡す機能を有している。
また、前述のように搬送ロボット20ないし22は、昇降機構を備えているため、基板を上下方向にも搬送することができる。したがって、本実施の形態における基板処理装置1のように、副搬送経路STR1が主搬送経路MTRの上部に設けられ、それらが二段構造となっている場合であっても、基板を受け渡すことができる。
搬送ロボット20は、主搬送経路MTRと副搬送経路STR1とが分岐する位置に配置される。搬送ロボット20の搬送アームは、制御部RBC1によって制御され、ベリコードリーダ10から受け取る基板を、コンベア30(副搬送経路STR1)またはエッチングユニット50に搬送する。
なお、搬送ロボット20は、コンベア30またはエッチングユニット50に搬送する基板を一旦バッファ40に搬送して蓄積した後、あらためてコンベア30またはエッチングユニット50に搬送することも可能である。すなわち、搬送ロボット20が基板を受け取る先はベリコードリーダ10またはバッファ40であり、基板の搬送先はコンベア30、バッファ40またはエッチングユニット50である。
搬送ロボット21は、主搬送経路MTRと副搬送経路STR1とが合流し、主搬送経路MTRと副搬送経路STR2とが分岐する位置に配置される。搬送ロボット21の搬送アームは、コンベア30またはエッチングユニット50から受け取る基板を、バッファ41(副搬送経路STR2)または剥離ユニット51に搬送する。
なお、搬送ロボット21は、剥離ユニット51に搬送する基板を一旦バッファ41に搬送して蓄積した後、あらためて剥離ユニット51に搬送することも可能である。すなわち、搬送ロボット21が基板を受け取る先はコンベア30、エッチングユニット50またはバッファ41であり、基板の搬送先はバッファ41または剥離ユニット51である。
搬送ロボット22は、主搬送経路MTRと副搬送経路STR2とが合流する位置に配置される。搬送ロボット22の搬送アームは、バッファ41または剥離ユニット51から受け取る基板を、回転ユニット60に搬送する。
なお、搬送ロボット22は、剥離ユニット51から受け取った基板を一旦バッファ41に搬送して蓄積した後、あらためて取り出して回転ユニット60に搬送することも可能である。すなわち、搬送ロボット22が基板を受け取る先はバッファ41または剥離ユニット51であり、基板の搬送先はバッファ41または回転ユニット60である。
各搬送ロボット20ないし22が、どのタイミングでどの基板を受け取り、受け取った基板をどの搬送先に搬送するかは各制御部RBC1ないしRBC3が決定するが、詳細は後述する。
バッファ40は、内部に基板を保持する複数の棚を備えており、搬送ロボット20によってアクセスすることが可能とされている。バッファ40は、搬送ロボット20によって搬送されてくる基板を前述の棚で保持することにより、基板を一旦蓄積する機能を有する。なお、図1では、バッファ40が搬送ロボット20とエッチングユニット50との間に配置されているが、搬送ロボット20によって基板の搬入・搬出が可能な位置であればバッファ40の位置はこれに限られるものではない。
エッチングユニット50は、レジスト膜などによって回路パターンがマスキングされた基板に、所定の薬液による湿式処理を行うことにより、基板を浸食して、当該基板の表面に回路パターンを形成するユニットである。なお、本実施の形態におけるエッチングユニット50は同時に最大枚数Nの基板が存在できるものとする。
剥離ユニット51は、基板の表面に付着している不要な物質(レジスト膜や酸化膜など)を除去するユニットである。例えば、基板処理装置1において、エッチングユニット50によるエッチングが終了した後には、マスキングのために形成されたレジスト膜は、後工程において不要となるため、これを除去する必要がある。
回転ユニット60は、受け取った基板を所定の角度だけ回転させる機能を有するユニットである。回転ユニット60の制御部80は、基板とともに受け取った基板情報に応じて、当該基板の姿勢を判定し、必要な角度だけ回転させることにより、当該基板の姿勢を調整する。基板処理装置1がこのような回転ユニット60を備えていることにより、搬送経路の違う基板であっても、同じ姿勢に調整してから払い出すことができる。したがって、本実施の形態における基板処理装置1は、払い出す基板の姿勢を統一することができる。
検査ユニット70は、基板処理装置1において処理された基板を検査して、その検査結果に応じて基板の良否を判定するユニットである。検査ユニット70が行う検査としては、例えば、マクロ検査やパターンマッチング検査、線幅測定検査などが該当するが、それ以外の検査が行われてもよい。
<1.2 副搬送経路>
副搬送経路STR1は、搬送ロボット20からコンベア30を介して搬送ロボット21に至る経路であり、主にエッチングユニット50を迂回する経路として構成されている。すなわち、副搬送経路STR1は、単に搬送経路の配置設計上、一旦エッチングユニット50を迂回するために設けられる経路ではなく、副搬送経路STR1により搬送される基板は、エッチングユニット50に搬送されることなく、基板処理装置1(コンベア31)から搬出される。
コンベア30は、主に、基板を略水平方向に保持する保持部材と、基板を所定の方向に搬送するための駆動機構とから構成される。コンベア30は、搬送ロボット20から受け取った基板を、破線矢印の向き(副搬送経路STR1の進行方向)に搬送し、搬送ロボット21が当該基板を受け取れる位置に停止させる。なお、コンベア30を実現する機構としては、従来よりコロ搬送機構や、シャトル搬送機構などが提案されているが、もちろんこのような機構に限られるものではない。
副搬送経路STR2は、搬送ロボット21からバッファ41を介して搬送ロボット22に至る経路であり、主に剥離ユニット51を迂回する経路として構成されている。すなわち、副搬送経路STR2により搬送される基板は、基板処理装置1において、その後も剥離ユニット51に搬送されることなく、基板処理装置1から搬出される。
図2は、バッファ41と搬送ロボット21,22とを示す側面図である。バッファ41は、バッファ40と同様に内部に基板を保持する複数の棚を備えている。バッファ41の側面には、搬送ロボット21(主搬送経路MTRの往路側)に向かって開口する複数の開口部411と、搬送ロボット22(主搬送経路MTRの復路側)に向かって開口する複数の開口部412とが設けられている。
すなわち、バッファ41のそれぞれの棚は、搬送ロボット21および搬送ロボット22のいずれからも基板の搬入・搬出が可能とされている。したがって、搬送ロボット21が搬入した基板を搬送ロボット22が搬出することによって、バッファ41は剥離ユニット51を迂回する副搬送経路STR2として機能する。
なお、バッファ41は、エッチングユニット50内に同時に存在可能な最大枚数N以上の枚数の基板を蓄積することができるように、その棚数が決定されている。これにより、基板処理装置1では、副搬送経路STR2を用いた追い越し搬送を確実に実現できる。
<1.3 動作説明>
次に、以上のような構成を備える本実施の形態における基板処理装置1の動作の一例を説明する。
まず、基板処理装置1に投入された基板は、ベリコードリーダ10によりその識別子を読み取られて基板情報が作成されるとともに、所定の位置に保持される。ベリコードリーダ10の制御部VCRCは、搬送ロボット20の制御部RBC1に当該基板の基板情報を送信することにより、基板が受け取り可能な状態になったことを伝達する。
搬送ロボット20の制御部RBC1は、制御部VCRCから基板情報を受け取ると、受け取った基板情報に応じて、その基板情報に示される基板の搬送経路を決定する。例えば、基板情報に含まれる「処理予定」に関する情報に基づいて、当該基板についてエッチングユニット50による処理が予定されているか否かを判定する。この判定結果により、当該処理が予定されている基板については主搬送経路MTRを選択して、主搬送経路MTRを当該基板の搬送経路として決定する。一方、当該処理が予定されていない基板については副搬送経路STR1を選択して、副搬送経路STR1を当該基板の搬送経路として決定する。
なお、搬送ロボット20には、基板の受け取り先としてベリコードリーダ10とバッファ40とが存在する。したがって、ベリコードリーダ10からの基板の受け取り要求と、バッファ40に蓄積されている基板を下流側に搬送するタイミングとが競合する場合がある。この場合、制御部RBC1は各基板の基板情報に含まれる「優先順位」を参照し、「優先順位」の高い方の基板を受け取るように搬送アームを制御する。また、同じ「優先順位」の基板であれば、先に投入されている基板(バッファ40に蓄積されている基板)を優先して受け取るように搬送アームを制御する。ただし、基板の搬送制御はこのようなものに限られるものではない。
さらに、制御部RBC1は、搬送アームを制御して、主搬送経路MTRが搬送経路となった基板エッチングユニット50に搬送し、副搬送経路STR1が搬送経路となった基板コンベア30に搬送する。なお、下流側に搬送する基板を、一旦バッファ40に搬送して蓄積する場合もある。
このようにして、搬送ロボット20によって主搬送経路MTRに搬送された基板は、エッチングユニット50によって薬液処理され、表面に回路パターンなどが形成される。
一方、エッチング処理を行わない基板は、副搬送経路STR1上をコンベア30によって搬送され、エッチングユニット50を迂回して搬送される。したがって、本実施の形態における基板処理装置1では、エッチング処理を行わない基板がエッチングユニット50に搬送されることがないため、そのような基板に対するエッチングユニット50による影響を確実に排除することができる。
なお、迂回させるユニットはどのような処理を行うものでもよいが、薬液を使用して湿式処理を行うエッチングユニット50では、この薬液に触れることを想定していない基板(エッチング処理を行わない基板)が搬送された場合、その基板に対する影響は大きいものとなる。したがって、本実施の形態における基板処理装置1のように湿式処理を行うユニットを備えている場合に、当該ユニットにおける処理を行わない基板を副搬送経路を用いて迂回させることは、特に効果的である。
このように、基板処理装置1に投入される基板のうち、エッチング処理を行わない基板としては、例えば、基板処理装置1に投入する前のレジストを塗布する段階で塗布不良となった基板などが想定される。すなわち、塗布不良と判定された基板に対して、エッチング処理を行うと当然形成される回路パターンは不良となる。したがって、このような基板は、塗布したレジストを除去してから塗布装置にて再処理する必要がある。しかし、エッチング処理は基板を浸食する処理であるため、エッチング処理を行った後の基板を再処理用に回復させることは困難である。そこで、基板処理装置1に投入し、エッチング処理を行わずに剥離ユニット51によって塗布不良と判定されたレジスト膜の剥離処理のみ行い、基板処理装置1から搬出された後、再び塗布処理を行うのである。すなわち、基板処理装置1をリワーク装置として使用する場合などが想定される。
制御部RBC1は、決定した搬送経路において下流側に位置する装置(コンベア30やエッチングユニット50)の制御部80から当該装置の状態を示す情報を受け取り、その情報に応じて基板を搬送する。例えば、エッチングユニット50が基板を受け取れない状態であれば、主搬送経路MTRを搬送経路とする基板については、一旦バッファ40に搬送して蓄積しておく。そして、エッチングユニット50が基板を受け取れる状態になり、エッチングユニット50の制御部80から基板を要求されたときに、当該基板をバッファ40から取り出して、エッチングユニット50に搬送する。
このように、本実施の形態における基板処理装置1ではバッファ40を備えていることにより、例えば、処理ユニットがメンテナンス中である場合などにおいて、基板を退避させておくことができる。
また、エッチングユニット50が基板を受け取れない状態であっても、ベリコードリーダ10から受け取った基板が副搬送経路STR1に搬送する基板であれば、制御部RBC1は、この基板をコンベア30に搬送するよう搬送アームを制御する。
従来の装置では、基板に対する処理にかかわらず、搬送経路が1つであったため、搬送経路上のユニットが基板を受け取れない状態になると、すべての基板が下流側に搬送できない状態となっていた。しかし、本実施の形態における基板処理装置1は、搬送経路の一部が二重化されているため、エッチングユニット50における処理を行わない基板については、処理を停滞させることなく、副搬送経路STR1を用いて下流側に搬送することができる。すなわち、エッチング処理する必要のない基板については、エッチングユニット50の処理状態の影響を排除することができる。
なお、エッチングユニット50が使用不能で回復の見込みがない場合などにおいては、制御部RBC1は、主搬送経路MTRを搬送経路として決定した基板について、搬送経路を変更して、副搬送経路STR1を搬送経路として決定することもできる。すなわち、基板処理装置1に投入された基板を速やかに搬出することができる。このように、個々の基板の搬送経路を搬送ロボット20の制御部RBC1が決定することにより、基板処理装置1は、様々な状況に応じて臨機応変に対応することが可能となる。
また、制御部RBC1は、優先度の高い基板を受け取った場合、この優先度の高い基板を優先的に搬送するように搬送アームを制御するとともに、当該基板の基板情報を搬送ロボット21の制御部RBC2に送信することにより、優先基板が搬送されることを制御部RBC2に通知する。
エッチングユニット50における処理が終了すると、エッチングユニット50の制御部80は、搬送ロボット21に処理が終了した基板の基板情報を送信することにより、エッチングユニット50に搬出可能な基板が準備されたことを通知する。また、コンベア30の制御部80は、搬送している基板がコンベア30の出口側に到達した段階で、搬送ロボット21に当該基板の基板情報を送信することにより、搬出可能な基板が準備されたことを通知する。
このような通知(基板搬送要求)を受けた際の搬送ロボット21の動作は、搬送ロボット20の動作とほぼ同様であるが、コンベア30からの通知とエッチングユニット50からの通知とがほぼ同時に行われる事態が発生する。この場合、搬送ロボット21の制御部RBC2は、エッチングユニット50からの通知を優先する。
すなわち、コンベア30とエッチングユニット50との要求が競合した場合、搬送ロボット21はエッチングユニット50に保持されている基板をコンベア30に保持されている基板よりも優先して搬出する。このような優先処理は、エッチングユニット50における処理が終了した基板と、バッファ41内に蓄積されている基板との間でも行われる。この場合も、制御部RBC2は、エッチングユニット50に保持されている基板を優先して受け取るように搬送アームを制御する。
これにより、本実施の形態における基板処理装置1は、エッチングユニット50に基板が停滞することによって、エッチングユニット50内に存在する基板に対するエッチング処理が過剰となるなどの影響がでることを防止することができる。
基板処理装置1において、搬送ロボット21の制御部RBC1が選択する主搬送経路MTRとは剥離ユニット51であり、副搬送経路STR2とはバッファ41である。搬送ロボット21が受け取った基板を、主搬送経路MTRおよび副搬送経路STR2に搬送する手法は、搬送ロボット20の場合とほぼ同様である。
すなわち、制御部RBC2は、基板情報に含まれる「優先順位」を参照することにより、競合した基板のうち優先順位の低い基板をバッファ41に蓄積しておき、優先順位の高い基板を先に下流側に搬送する。すなわち、基板処理装置1は、バッファ41を備えることによって、後に投入された基板を先に搬送するなど、基板の追い越し搬送を実現することができる。
特に、搬送ロボット20の制御部RBC1から優先基板が存在する旨の通知を受け取った場合(そのときエッチングユニット50には最大でN枚の基板が存在している)、制御部RBC1はエッチングユニット50から受け取る基板をその搬送経路にかかわらずバッファ41に搬送して蓄積し、優先基板をそれらの基板に優先して下流側に搬送する。すなわち、バッファ41が、エッチングユニット50に同時に存在することができる枚数N以上の枚数の基板を保持することができるため、基板処理装置1は、同じ搬送経路を搬送される基板についても確実に追い越し搬送することができる。
基板処理装置1において、副搬送経路STR2はバッファ41によって構成されている。すなわち、副搬送経路STR2は、基板を下流側に搬送するための機構であるのみならず、基板を蓄積するための機構としても兼用されている。したがって、バッファ41に搬送された基板は、副搬送経路STR2によって搬送する基板(搬送ロボット20においてコンベア30に搬送される基板に相当する基板)であるか、単に蓄積されて順番待ちをしている基板(搬送ロボット20においてバッファ40に搬送される基板に相当する基板)であるかを識別する必要がある。
本実施の形態における基板処理装置1の制御部RBC2は、単にバッファ41に蓄積するだけの基板については搬送ロボット22の制御部RBC3に対して基板搬送要求を行わず、副搬送経路STR2によって搬送しようとする基板(より詳しくは搬送タイミングになった基板)についてのみ当該基板搬送要求を行う。そして、副搬送経路STR2の下流側に配置される搬送ロボット22の制御部RBC3は、基板搬送要求を受け取った基板のみバッファ41から受け取って搬送する。これにより、制御部RBC3が基板搬送要求を受け取っていない基板はバッファ41内に蓄積され続け、例えば搬送ロボット21が当該基板を主搬送経路MTRに搬送しようとするときに、その基板をバッファ41から受け取ることができる。
基板処理装置1では、主搬送経路MTR(エッチングユニット50)を経由する基板と、副搬送経路STR1(コンベア30)を経由する基板との間で、搬送時間に差が生じる。したがって、基板の追い越し搬送を望まない場合であっても、搬送時間の短い搬送経路によって搬送される基板が、搬送時間の比較的長い搬送経路によって搬送される基板を追い越してしまう場合が想定される。しかし、本実施の形態における基板処理装置1は、そのような場合に後から投入された基板が搬送ロボット21に先に到着しても、当該基板をバッファ41に蓄積しておくことにより、搬送経路の違いに起因する搬送時間の差を吸収することできる。したがって、例えば、追い越し搬送を禁止する情報を基板情報に含ませておけば、基板処理装置1は、投入された順番を守って基板を排出することができる。
このようにして、搬送ロボット21により主搬送経路MTRに搬送された基板は、剥離ユニット51によって剥離処理が行われる。また、副搬送経路STR2に搬送された基板は、剥離ユニット51を迂回して下流側に搬送されるため、剥離ユニット51における処理の影響を排除することができる。
剥離ユニット51における処理が終了すると、剥離ユニット51の制御部80は、搬送ロボット22に処理が終了した基板の基板情報を送信することにより、剥離ユニット51に搬出可能な基板が準備されたことを通知する。また、搬送ロボット21の制御部RBC2は、副搬送経路STR2を搬送経路とする基板をバッファ41に受け渡した段階で、搬送ロボット22の制御部RBC3に当該基板の基板情報を送信する(基板搬送要求を送信することに相当する)ことにより、バッファ41に搬出可能な基板が準備されたことを通知する。
これらの通知を受け取ると、搬送ロボット22の制御部RBC3は、準備された基板を受け取るように搬送アームを制御する。なお、これらの通知が競合した場合は、各基板情報に含まれる「優先順位」などを参照しつつ、優先的に受け取る基板を決定する。また、搬送ロボット22は、主搬送経路MTRと副搬送経路STR2とが合流する位置に配置されているが、下流側には主搬送経路MTRしか存在しないため、制御部RBC3は受け取った基板の搬送経路を決定する必要はない。ただし、剥離ユニット51から受け取った基板よりも優先的に搬送すべき基板が存在する場合などにおいて、当該基板をバッファ41に搬送して一旦待機させる場合はある。
搬送ロボット22は、下流側に搬送する基板を回転ユニット60に搬送する。
基板処理装置1では、各基板が異なる搬送経路を搬送されるため、その搬送経路の違いから各基板の姿勢が異なる場合が生じる。図3および図4は、これら基板の姿勢の違いを説明する平面図である。図3および図4において、各角形基板Wの表面に示す黒点は、順次搬送される各基板Wの姿勢を理解しやすいように互いに対応する同じ位置を表示している。
図3に示すように、基板Wが副搬送経路STR2を搬送される場合、黒点の付されていない方向を先頭にして搬送ロボット21に受け渡された基板Wは、点Pを中心に90°回転して、バッファ41に渡される。さらに、この基板Wは、搬送ロボット22によって受け取られ、点Qを中心に90°回転して、回転ユニット60に搬送される。したがって、この場合、回転ユニット60が受け取る基板Wは、黒点が付されていない方の端部を搬送方向の先頭にした姿勢となる。
一方、図4に示すように、基板Wが主搬送経路MTRを搬送される場合、図3に示す場合と同じ向きで搬送ロボット21に受け渡された基板Wは、点Pを中心に180°回転して、剥離ユニット51に渡される。剥離ユニット51は、受け取った基板を回転させることなく順次処理して、搬送ロボット22に向けて搬出する。剥離ユニット51で処理が終了した基板Wは、搬送ロボット22によって受け取られ、点Qを中心に180°回転して、回転ユニット60に搬送される。したがって、この場合、回転ユニット60が受け取る基板Wの姿勢は、黒点が付されている方の端部を搬送方向の先頭にした姿勢となる。
本実施の形態における基板処理装置1は、回転ユニット60の制御部80によって基板とともに受け取った基板情報に応じて当該基板の姿勢を判定し、所定の姿勢となるように当該基板を回転させてから検査ユニット70に搬送する。すなわち、回転ユニット60が図3に示す姿勢で基板を受け取った場合には、基板を回転させることなく検査ユニット70に搬送する。一方、図4に示す姿勢で基板を受け取った場合は、図3に示す場合と同じ姿勢となるように、受け取った基板を180°回転させてから検査ユニット70に搬送する。
これにより、基板処理装置1は、搬送経路の違いによって搬出される基板の姿勢が異なることを防止することができる。すなわち、基板処理装置1から払い出される基板は、すべて同じ姿勢となるため、後工程の装置が基板の姿勢を考慮する必要がない。
回転ユニット60によって姿勢が調整された基板は、検査ユニット70に搬送され、所定の検査を受けた後、コンベア31に搬送されて基板処理装置1から搬出される。
以上のように、本実施の形態における基板処理装置1は、基板を処理ユニット(エッチングユニット50および剥離ユニット51)に搬入し、搬出する主搬送経路MTRと、それら処理ユニットを迂回する副搬送経路STR1,STR2とを備えることにより、処理ユニットを迂回して搬送することによって、処理ユニットにおける影響を確実に排除しつつ基板を搬送することができる。
また、副搬送経路STR1は、主搬送経路MTRの上部に配置されていることにより、フットプリントを抑制することができる。
また、搬送ロボット20ないし22によってアクセス可能であるとともに、基板を一旦蓄積するバッファ40,41を備えることにより、複数の基板において、搬送経路の違いに起因する搬送時間の差を吸収することできる。また、例えば処理ユニットがメンテナンス中である場合、上流において基板を退避させておくことができる。さらに、後に投入された基板を先に搬送するなど、基板の追い越し搬送を実現することができる。
また、バッファ41は、エッチングユニット50内に同時に存在可能な最大枚数N以上の枚数の基板を蓄積可能であることにより、副搬送経路STR1を用いた追い越し搬送を確実に実現できる。
また、主搬送経路MTRから排出される基板と、副搬送経路STR1から排出される基板とが競合した場合に、制御部80(制御部RBC1)は、主搬送経路MTRから排出される基板を優先して処理することにより、エッチングユニット50に搬送された基板が待たされることによって、エッチング処理が必要以上に進行することを防止することができる。
また、主搬送経路MTRは、所定方向に向かう往路と、所定方向とは逆に向かう復路とが連結されて併設されており、副搬送経路STR2は、往路の途中から基板を受け取り、復路の途中に基板を払い出すことにより、副搬送経路STR2による基板の搬送距離が短くなる。したがって、副搬送経路により搬送される基板を高速に搬送することができる。
また、副搬送経路STR2は、基板を一旦蓄積するとともに、往路に面した第1開口部411と、復路に面した第2開口部412とが設けられたバッファ41であることにより、副搬送経路STR2に基板を搬送する機構を設ける必要がない。また、主搬送経路MTRと副搬送経路STR2との間に別途バッファを設ける必要がないので、装置構成を簡素化することができる。
また、基板処理装置1から払い出す基板を所定の姿勢となるように回転させる回転ユニット60を備えることにより、搬送経路の違う基板であっても、同じ姿勢に調整してから払い出すことができる。したがって、払い出される基板の姿勢を統一することができる。
なお、基板処理装置1において、回転ユニット60および検査ユニット70は、迂回することのできない処理ユニットであるが、基板処理装置1がこのような処理ユニットを備えていてもよい。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、基板処理装置が複数の処理ユニットを備える例について説明したが、処理ユニットの数は1つであってもよい。
図5は、このような原理に基づいて構成した第2の実施の形態における基板処理装置2の構成と基板が搬送される経路とを示す図である。なお、基板処理装置2において、第1の実施の形態における基板処理装置1とほぼ同じ機能を有する構成については、同じ符号を用いるとともに、適宜説明を省略する。
基板処理装置2は、バッファ41の代わりにバッファ42を備えており、搬送ロボット21の下流側にコンベア32が配置されている。これにより、基板処理装置2の主搬送経路MTRは、基板を所定の方向(図5において右方向)に搬送する往路のみで構成されている。
第1の実施の形態における基板処理装置1と同様に、主搬送経路MTRと副搬送経路STR1との合流する位置に配置される搬送ロボット21は、下流側に副搬送経路STR2に該当する経路が設けられていない。そのため、搬送ロボット21の制御部RBC2は、受け取った基板の搬送経路を決定することはない。ただし、基板の追い越し搬送や、基板搬送の時間調整が必要な場合には、受け取った基板をバッファ42に搬送して、当該基板をバッファ42に一旦蓄積する。
バッファ42は、第1の実施の形態におけるバッファ41のように両面に開口する構造ではなく、バッファ40と同様の構造を有しており、搬送ロボット21によってのみアクセス可能とされている。また、コンベア32は、搬送ロボット21から受け取った基板を基板処理装置2から搬出する。
以上のような構成の基板処理装置2の動作を簡単に説明すると、まず、ベリコードリーダ10が識別コードを読み取って基板情報を作成するとともに、当該基板を所定の位置に保持する。この基板を搬送ロボット20が受け取って、第1の実施の形態において説明したように、その基板の搬送経路を決定する。

すなわち、エッチング処理が必要な基板は、主搬送経路MTR(エッチングユニット50)に搬送され、エッチング処理が不要な基板は、副搬送経路STR1(コンベア30)に搬送される。
主搬送経路MTRを搬送された基板は、エッチングユニット50によってエッチング処理された後、搬送ロボット21に受け渡される。一方、副搬送経路STR1を搬送された基板は、コンベア30の出口側に到達した後、搬送ロボット21に受け渡される。
搬送ロボット21は、必要に応じて受け取った基板をバッファ42に搬送しつつ、基板をコンベア32に搬送する。
以上のように、第2の実施の形態における基板処理装置2のように、処理ユニットが1つであっても、第1の実施の形態における基板処理装置1と同様の効果を得ることができる。すなわち、エッチング処理する必要のない基板について、エッチングユニット50の影響を排除することができる。この場合、基板処理装置2は当該基板を所定の位置に搬送処理する搬送装置として機能することとなる。
<3. 第3の実施の形態>
上記実施の形態では、基板処理装置が1つまたは2つの副搬送経路を備える例について説明したが、副搬送経路の数はさらに多くてもよい。
図6は、このような原理に基づいて構成した第3の実施の形態における基板処理装置3の構成と基板が搬送される経路とを示す図である。基板処理装置3において、第1の実施の形態における基板処理装置1と同様の機能を有する構成については同符号を付し、適宜説明を省略する。
基板処理装置3は、基板を処理する処理ユニットとして、エッチングユニット52,54および剥離ユニット53を備えている。本実施の形態における基板処理装置3は、エッチングユニット52としてアルミエッチャー、エッチングユニット54としてクロムエッチャーを備え、それぞれのエッチングユニット52,54が異なる薬液を使用してエッチング処理を行う処理ユニットとして構成されている。
副搬送経路STR3は、主にエッチングユニット52を迂回する搬送経路であり、副搬送経路STR4は、主に剥離ユニット53を迂回する搬送経路である。また、副搬送経路STR5は、主にエッチングユニット54を迂回する搬送経路である。
これらの副搬送経路STR3ないしSTR5を構成するコンベア33ないしコンベア35は、それぞれ第1の実施の形態におけるコンベア30と同様の機能および構造を有している。すなわち、入口側に受け渡された基板を出口側に向けて搬送し、出口側に配置された搬送ロボット(それぞれ搬送ロボット23,24,26)に受け渡す機能である。また、それぞれのコンベア33ないしコンベア35は、それぞれが迂回する処理ユニットの上部に配置されることにより、第1の実施の形態におけるコンベア30と同様に二段構造を形成している。
バッファ43,44は、バッファ40とほぼ同様の機能および構造を備えたバッファであり、それぞれ搬送ロボット23,26によってのみアクセス可能である。また、バッファ41は構造は第1の実施の形態におけるバッファ41と同様であって、両側に配置された搬送ロボット24,25のいずれからもアクセス可能である。ただし、バッファ41は、処理ユニットを迂回する副搬送経路として使用されるバッファではなく、主搬送経路MTRを構成する。
搬送ロボット23ないし26は、いずれも搬送ロボット20と同様の構造を有している。
搬送ロボット23は、主搬送経路MTR(エッチングユニット52)または副搬送経路STR3(コンベア33)から基板を受け取り、受け取った基板の基板情報に応じて搬送経路を決定して、主搬送経路MTRを搬送経路とする基板を剥離ユニット53に搬送し、副搬送経路STR4を搬送経路とする基板をコンベア34に搬送する。
搬送ロボット24は、主搬送経路MTR(剥離ユニット53)または副搬送経路STR4(コンベア34)から基板を受け取り、受け取った基板をバッファ41に搬送する。すなわち、搬送ロボット24は、搬送する基板の搬送経路を決定する必要はない。
搬送ロボット25は、バッファ41から基板を受け取り、受け取った基板の搬送経路を決定して、主搬送経路MTRを搬送経路とする基板をエッチングユニット54に搬送し、副搬送経路STR5を搬送経路とする基板をコンベア35に搬送する。
搬送ロボット26は主搬送経路MTR(エッチングユニット54)または副搬送経路STR5(コンベア35)から基板を受け取り、受け取った基板を検査ユニット70に搬送する。すなわち、搬送ロボット26は、搬送する基板の搬送経路を決定する必要はない。
以上のように、上記実施の形態に示した基板処理装置1,2よりもさらに多くの副搬送経路を有する基板処理装置3においても、上記実施の形態における基板処理装置1,2と同様の効果を得ることができる。
<4. 第4の実施の形態>
上記実施の形態では、副搬送経路は1方向にのみ基板を搬送するものであったが、副搬送経路はそのような機能に限定されるものではない。
図7は、このような原理に基づいて構成した第4の実施の形態における基板処理装置4の構成と基板が搬送される経路とを示す図である。基板処理装置4の構成のうち上記実施の形態と同様の機能を有する構成については同符号を付し、適宜説明を省略する。
基板処理装置4は、処理ユニットとしてエッチングユニット55および剥離ユニット56とを備える。
搬送ロボット27は、ベリコードリーダ10、コンベア36、バッファ45およびエッチングユニット55にアクセス可能な位置(図7において実線で示す位置、以下「投入位置」と称する)と、コンベア31、バッファ46および剥離ユニット56にアクセス可能な位置(図7において破線で示す位置、以下「搬出位置」と称する)との間で移動可能である。
コンベア36は、基板を搬送するための駆動機構を正逆切り換えて駆動することによって、図7における左右いずれの方向にも基板を搬送することができるように構成されている。
以下に基板処理装置4の動作について簡単に説明するが、基板処理装置4において、すべての処理(エッチング処理および剥離処理)を行う基板は、主搬送経路MTR上を順次搬送されるため説明を省略する。
エッチング処理のみ行う基板については、投入位置にある搬送ロボット27が当該基板をベリコードリーダ10から受け取って、主搬送経路MTR(エッチングユニット55)に搬送する。そして、エッチングユニット55におけるエッチング処理が終了すると、当該基板は搬送ロボット28によってエッチングユニット55から搬出され、副搬送経路STR6(コンベア36)に搬送される。
副搬送経路STR6に搬送された基板は、コンベア36によって図7において左方向に搬送され、投入位置にある搬送ロボット27によって取り出される。副搬送経路STR6から基板を受け取った搬送ロボット27は、搬出位置に移動して、当該基板をコンベア31に受け渡す。このようにして、コンベア31に受け渡された基板は、コンベア31によって基板処理装置4から搬出され、基板処理装置4における処理が終了する。
一方、剥離処理のみ行う基板については、投入位置にある搬送ロボット27が副搬送経路STR6(コンベア36)に搬送する。副搬送経路STR6に搬送された基板は、図7において右方向に搬送され、搬送ロボット28によって取り出される。副搬送経路STR6から基板を受け取った搬送ロボット28は、当該基板をバッファ41に搬送する。
バッファ41に搬送された基板は、搬送ロボット29によって取り出され、剥離ユニット56に搬送され、剥離ユニット56による剥離処理が行われる。
剥離処理が終了すると、搬出位置に搬送ロボット27が移動して、当該基板を剥離ユニット56から取り出すとともにコンベア31に受け渡す。このようにして、コンベア31に受け渡された基板は、コンベア31によって基板処理装置4から搬出され、基板処理装置4における処理が終了する。
一般的にエッチングユニット55は、洗浄装置、エッチング装置、および乾燥装置など複数の装置が所定の方向に配列されて構成される。また、剥離ユニット56においても同様に、洗浄装置、剥離装置、および乾燥装置などが所定の方向に配列されて構成される。そのため、エッチングユニット55および剥離ユニット56は、ともに所定の方向からしか基板を受け取ることができないユニットである。そして、通常は図7に示す主搬送経路MTRに沿って基板を処理することができるようにこれらの装置が配置されるため、主搬送経路MTRにおける基板の搬送方向にしか基板を受け取ることができない。したがって、例えば、剥離処理のみ行う基板であっても、搬送ロボット27が搬出位置に移動してから、剥離ユニット56に搬送することはできない。しかし、本実施の形態における基板処理装置4は、双方向に基板を搬送することが可能なコンベア36を備えているため、前述のように基板を搬送することができ、剥離処理のみ行う基板であっても、エッチングユニット55を介することなく、処理することができる。
以上のように、第4の実施の形態における基板処理装置4においても上記実施の形態における基板処理装置1ないし3と同様の効果を得ることができる。
また、副搬送経路STR6を構成するコンベア36が双方向に基板を搬送する機能を有していることにより、2つの処理ユニットを選択して使用する場合であっても、それぞれに副搬送経路を設ける必要がなく、装置構成を簡素化することができる。
なお、図7に破線で示す位置に別途搬送ロボットを配置するとともに、当該搬送ロボットと搬送ロボット27との間で基板を受け渡すためのバッファ(バッファ41と同様のバッファ)を設ける構成としてもよい。その場合、搬送ロボット27を移動させる機構およびバッファ45,46は不要となり、装置構成をより簡素化することができる。
<5. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、1つの副搬送経路によって迂回される処理ユニットの数は1つに限られるものではなく、一連の処理を行う複数の処理ユニットを同時に迂回するように構成してもよい。
また、基板のルーチングおよびスケジューリングについては上記実施の形態に示す例に限られるものではなく、基板に施す処理に応じて、他の制御手法が採用されてもよい。
また、上記実施の形態における基板処理装置1ないし4では、副搬送経路が主搬送経路とともに二階建て構造となっているとして説明したが、副搬送経路は主搬送経路とほぼ同じ高さ位置に設けられていてもよい。
図1は、本発明に係る基板処理装置1の構成と基板が搬送される経路とを示す図である。 両面に開口部を有するバッファの構造を示す図である。 基板が副搬送経路を搬送される場合における基板の姿勢を説明する図である。 基板が主搬送経路を搬送される場合における基板の姿勢を説明する図である。 第2の実施の形態における基板処理装置の構成と基板が搬送される経路とを示す図である。 第3の実施の形態における基板処理装置の構成と基板が搬送される経路とを示す図である。 第4の実施の形態における基板処理装置の構成と基板が搬送される経路とを示す図である。
符号の説明
1,2,3,4 基板処理装置
20〜29 搬送ロボット
30,32〜36 コンベア
31 コンベア
40,42〜46 バッファ
41 バッファ
411,412 開口部
50,52,54,55 エッチングユニット(処理ユニット)
51,53,56 剥離ユニット(処理ユニット)
60 回転ユニット(回転手段)
80 制御部(経路決定手段、制御手段)
VCRC 制御部
RBC1,RBC2,RBC3 制御部
MTR 主搬送経路
STR1〜STR6 副搬送経路

Claims (9)

  1. 投入された基板を処理する基板処理装置であって、
    基板に対する所定の処理を行う少なくとも1つの処理ユニットと、
    基板を前記処理ユニットに搬入し、搬出する主搬送経路と、
    コンベアまたはバッファを介して基板を搬送して前記処理ユニットを迂回する副搬送経路と、
    前記主搬送経路と前記副搬送経路との間で基板を受け渡す搬送手段と、
    前記投入された基板を前記主搬送経路により搬送するか、前記副搬送経路により搬送するかを選択して、前記基板の搬送経路を決定する経路決定手段と、
    前記経路決定手段により決定された前記基板の搬送経路に応じて、前記搬送手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記基板処理装置に複数の基板が投入されている場合であって、かつ、前記主搬送経路から排出される基板と、前記副搬送経路から排出される基板とが競合した場合に、
    前記制御手段は、前記主搬送経路から排出される基板を優先して処理することを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記搬送手段は、基板を上下方向に昇降させつつ搬送することが可能な搬送ロボットであり、
    前記副搬送経路は、前記主搬送経路の上部に配置されていることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理装置であって、
    前記搬送手段との間で基板の受け渡しが可能であるとともに、基板を一旦蓄積するバッファ手段をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項3に記載の基板処理装置であって、
    前記バッファ手段は、前記処理ユニット内に同時に存在可能な最大枚数以上の枚数の基板を蓄積可能であることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記主搬送経路は、所定方向に向かう往路と、前記所定方向とは逆に向かう復路とが連結されて併設されており、
    前記副搬送経路は、前記往路の途中から基板を受け取り、前記復路の途中に前記基板を払い出すことを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項5に記載の基板処理装置であって、
    前記副搬送経路は、基板を一旦蓄積するとともに、前記往路に面した第1開口部と、前記復路に面した第2開口部とが設けられたバッファであることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項5に記載の基板処理装置であって、
    前記副搬送経路は、基板を双方向に搬送可能であることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記基板処理装置から払い出す基板を所定の姿勢となるように回転させる回転手段をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記処理ユニットは、搬送された基板に対して、所定の処理液による処理を行うものであることを特徴とする基板処理装置。
JP2004036232A 2004-02-13 2004-02-13 基板処理装置 Expired - Fee Related JP4566574B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004036232A JP4566574B2 (ja) 2004-02-13 2004-02-13 基板処理装置
TW093140811A TWI255501B (en) 2004-02-13 2004-12-27 Substrate processing apparatus
KR1020050006731A KR100633809B1 (ko) 2004-02-13 2005-01-25 기판 처리 장치
CNB2005100068984A CN100338732C (zh) 2004-02-13 2005-02-05 基板处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004036232A JP4566574B2 (ja) 2004-02-13 2004-02-13 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005228917A JP2005228917A (ja) 2005-08-25
JP4566574B2 true JP4566574B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=34908357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004036232A Expired - Fee Related JP4566574B2 (ja) 2004-02-13 2004-02-13 基板処理装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4566574B2 (ja)
KR (1) KR100633809B1 (ja)
CN (1) CN100338732C (ja)
TW (1) TWI255501B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8960099B2 (en) 2002-07-22 2015-02-24 Brooks Automation, Inc Substrate processing apparatus
US7959395B2 (en) 2002-07-22 2011-06-14 Brooks Automation, Inc. Substrate processing apparatus
JP2008135517A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置の制御装置、制御方法および制御プログラムを記憶した記憶媒体
JP5458633B2 (ja) * 2008-06-20 2014-04-02 株式会社Ihi 処理設備及び搬送制御方法
US8602706B2 (en) 2009-08-17 2013-12-10 Brooks Automation, Inc. Substrate processing apparatus
TW201600935A (zh) * 2011-01-05 2016-01-01 Tokyo Electron Ltd 塗佈、顯像裝置,塗佈、顯像方法及記憶媒體
TWI574342B (zh) * 2015-06-12 2017-03-11 漢民科技股份有限公司 自動化處理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5679843U (ja) * 1979-11-22 1981-06-29
JPH08102458A (ja) * 1994-08-01 1996-04-16 Tokyo Electron Ltd 洗浄処理装置およびその制御方法
JPH0974126A (ja) * 1995-09-04 1997-03-18 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板搬送装置
JPH11274265A (ja) * 1998-03-26 1999-10-08 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP2004015022A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07228346A (ja) * 1993-12-22 1995-08-29 Hitachi Ltd 搬送装置、搬送処理装置及び被処理物搬送処理方法
JPH0817894A (ja) * 1994-06-27 1996-01-19 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板表面処理装置
JP2914949B1 (ja) * 1998-02-16 1999-07-05 株式会社カイジョー 基板処理装置
JP3960761B2 (ja) * 2001-07-16 2007-08-15 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置のスケジュール作成方法及びそのプログラム
JP2003188229A (ja) * 2001-12-18 2003-07-04 Hitachi Kasado Eng Co Ltd ウエハ製造システムおよびウエハ製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5679843U (ja) * 1979-11-22 1981-06-29
JPH08102458A (ja) * 1994-08-01 1996-04-16 Tokyo Electron Ltd 洗浄処理装置およびその制御方法
JPH0974126A (ja) * 1995-09-04 1997-03-18 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板搬送装置
JPH11274265A (ja) * 1998-03-26 1999-10-08 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP2004015022A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR100633809B1 (ko) 2006-10-13
TW200527527A (en) 2005-08-16
KR20050081172A (ko) 2005-08-18
CN100338732C (zh) 2007-09-19
JP2005228917A (ja) 2005-08-25
TWI255501B (en) 2006-05-21
CN1655322A (zh) 2005-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100633809B1 (ko) 기판 처리 장치
US7934880B2 (en) Coating and developing apparatus, coating and developing method, and storage medium
JP4170864B2 (ja) 基板処理装置および基板処理装置における基板搬送方法および基板処理方法
JP2009158925A (ja) 基板処理装置及びこれを用いる基板移送方法
CN107785288B (zh) 基板处理装置和基板处理方法
JP5459279B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP2010278249A (ja) 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP2015195303A (ja) 基板処理装置
JP6504266B2 (ja) 搬送システム及び搬送方法
KR20050013122A (ko) 기판들 상에 컴포넌트들을 조립하는 조립 시스템 및 방법
JP2008198914A (ja) 基板生産方法および装置
JP5183994B2 (ja) 基板処理装置
JP5337543B2 (ja) 搬送制御方法、制御装置及び搬送システム
KR20150039684A (ko) 전극 형성 장치 및 전극 형성 방법
KR102196698B1 (ko) 공정률이 개선된 카메라 모듈 제조 인라인 시스템
WO2018055818A1 (ja) 基板処理管理装置、基板処理管理方法および基板処理管理プログラム
JP2010010430A (ja) 搬送システム
JP6084241B2 (ja) 電子部品実装機器の基板搬送システム
JP2008509011A (ja) 物体を分配するためのシステム
JP2005311030A5 (ja)
JPH11354993A (ja) ワーク搬送装置
JPH11165809A (ja) 自動搬送設備
JP2006005047A (ja) 搬送システムおよび搬送方法
JP2005311030A (ja) 基板処理装置
JP2006228769A (ja) 搬送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091125

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees