JPH11273845A - パイプヒータ - Google Patents
パイプヒータInfo
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- JPH11273845A JPH11273845A JP7760798A JP7760798A JPH11273845A JP H11273845 A JPH11273845 A JP H11273845A JP 7760798 A JP7760798 A JP 7760798A JP 7760798 A JP7760798 A JP 7760798A JP H11273845 A JPH11273845 A JP H11273845A
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- sleeve
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Abstract
るとともに、接着部分をなくしてコストの低減を図り、
気密性を高めて高い信頼性を確保する。 【解決手段】 耐熱性無機物からなる外装スリーブ11
に、両端に中継端子14を介してリード線15を接合し
た空芯コイル状の抵抗素子13を挿入する。中継端子1
4には弾性を有する位置決め部材12が係合しており、
外装スリーブ11の所定の位置でその弾性により外装ス
リーブ11の内壁に固定される。外装スリーブ11の内
部には、粉末状充填材16が抵抗素子を埋めるように充
填され、外装スリーブ11の両端は、封止材18で封止
される。
Description
給水管の凍結防止に用いられるパイプヒータに関するも
のである。
下、パイプヒータと称する)は、図5および図6に示し
たように構成されている。図5,図6において、1はセ
ラミックスリーブで、両端にブッシング2a,2bが設
けられている。3はセラミックスリーブ1内に挿入され
た空芯コイル状の抵抗素子で、その両端には中継端子4
a,4bを介して耐熱性のリード線5がそれぞれ接合さ
れている。6は抵抗素子3を埋めるようにセラミックス
リーブ1の内部に充填された粉末状充填材、例えばジル
コンサンド粉末である。7はリード線5の外径と略同じ
か若干小さい内径を有するグロメットで、ブッシング2
aをリード線5の適切な位置に設定してその後端をグロ
メット7で押さえることにより、中継端子4aをセラミ
ックスリーブ1に対して位置決めする役目を果たす。8
は、抵抗素子3をセラミックスリーブ1に挿入した後、
セラミックスリーブ1の両端を封止する封止材である。
aと中継端子4bとはその形状が異なる。つまり、中継
端子4aは平面が略十字状をしており、中継端子4bは
T字状をしている。そして、中継端子4aの方は、横方
向に突出した直線部の長さがセラミックスリーブ1の内
径よりわずかに短く、したがって、セラミックスリーブ
1の内部に挿入される。一方、中継端子4bの方は、横
方向に突出した直線部の長さがセラミックスリーブ1の
内径よりわずかに長く、したがって、セラミックスリー
ブ1の内部には入らない。
異なるものである。つまり、ブッシング2aは単なる段
付きブッシングであるが、ブッシング2bは段付きの小
径部の対向部分にスリットが入っており、このスリット
に中継端子4bの横方向に突出した直線部が係合するよ
うになっている。
を説明する。まず、両端に中継端子4a,4bを介して
リード線5が接合された抵抗素子3をセラミックスリー
ブ1内に挿入し、中継端子4aからの距離を設定してグ
ロメット7でリード線5に係止したブッシング2aを、
その小径部外周に接着剤9を塗布してセラミックスリー
ブ1の一端に装着する。次に、ブッシング2aが接着剤
9により、セラミックスリーブ1に固着された後、中継
端子4bの横方向に突出した直線部をスリットに係合さ
せたブッシング2bを、その小径部外周に接着剤9を塗
布してセラミックスリーブ1の他端に装着する。さら
に、ブッシング2bが接着剤9によりセラミックスリー
ブ1に固着された後、ブッシング2bとリード線5との
隙間から粉末状充填材を流し込み、抵抗素子3を埋める
ようにセラミックスリーブ1内に充填する。最後に、セ
ラミックスリーブ1の両端を封止材8で封止してパイプ
ヒータが完成する。
は、中継端子4a,4bが決められた位置に固定される
ので、抵抗素子3の長さが一定となり、かつコイルのピ
ッチを均等にすることができるため、製品間のばらつき
のないパイプヒータを得ることができる。
来の構成のパイプヒータは、部品点数が多く、かつセラ
ミックスリーブ1に対するブッシング2a,2bの接着
および硬化工程に多大の時間を要するため、材料コスト
を含む製造コストが高くなるという問題があり、また、
その接着部分の気密性が、接着剤9の塗布量(塗布面
積)のばらつきにより大きく左右されて、信頼性の低下
を招くという問題があった。
解消するものであり、部品点数を少なくするとともに、
接着部分をなくしてコストの低減を図り、気密性を高め
て高い信頼性を確保するようにしたパイプヒータを提供
することを目的とする。
に、本発明のパイプヒータは、耐熱性無機物からなる外
装スリーブと、前記外装スリーブの内部に挿入され、前
記外装スリーブの両端からそれぞれ引き出された耐熱性
リード線が両端に接合された空芯コイル状の抵抗素子
と、前記抵抗素子を埋めるように前記外装スリーブの内
部に充填された粉末状充填材とを備えてなるパイプヒー
タであって、前記外装スリーブの両端における前記抵抗
素子と前記リード線の接合部は、中継端子を介してそれ
ぞれ接合されるとともに、前記中継端子は弾性を有する
位置決め部材に係合しており、前記位置決め部材は、前
記外装スリーブの端部から所定の距離だけ挿入された位
置でその弾性により前記外装スリーブの内壁に圧接して
固定され、固定された前記位置決め部材と前記外装スリ
ーブの端部との間に封止材が充填されていることを特徴
とするものである。
しては、(不透明な)石英管を使用することができる。
また、中継端子は、平面が略十字状のものを使用し、外
装スリーブと同一方向の一方の直線部に抵抗素子とリー
ド線が溶接され、横方向に突出した他方の直線部は、前
記外装スリーブの内径よりわずかに短くして、略U字型
に形成された弾性を有する位置決め部材の両側に切り欠
かれた切欠部に係合するようにしている。
てリード線が接合された抵抗素子を外装スリーブ内に挿
入し、中継端子に係合させた弾性を有する位置決め部材
を、その弾性に抗して両端間を収縮させた状態で外装ス
リーブ内に挿入し、所定の位置に固定すれば、抵抗素子
の長さを一定とし、かつコイルのピッチを均等にするこ
とができる。
減少し、しかも接着剤で固着する部分がないので、製造
コストを大幅に低減し、信頼性の向上を図ることができ
る。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明
の一実施の形態におけるパイプヒータを示したものであ
り、11は耐熱性無機物からなる外装スリーブで、ここ
では石英管を使用する。13は外装スリーブ11内に挿
入された空芯コイル状の抵抗素子で、その両端には中継
端子14を介して耐熱性のリード線15がそれぞれ接合
されている。12は外装スリーブ11において中継端子
14を位置設定して固定する位置決め部材で、弾性を有
する金属板、例えばリン青銅からなっている。16は抵
抗素子3を埋めるように外装スリーブ11の内部に充填
された粉末状充填材、例えばジルコンサンド粉末であ
る。18は、抵抗素子13を外装スリーブ11に挿入し
た後、外装スリーブ11の両端を封止する封止材であ
る。
のを使用する理由は、(1)抵抗素子の中心部と外周部
との温度勾配をできるだけ小さくし、長さ方向の温度を
均一にすること。(2)パイプヒータとしての熱効率を
高めるために、外装スリーブの内面と抵抗素子とをでき
るだけ近づけること、(3)ガラス繊維等を用いた有芯
の場合、高温時はその芯部が600℃程度になり、芯部
の熱膨張によるストレスが抵抗素子にかかって断線する
おそれがある等のためである。
明する。図2に示したように、両端に中継端子14を介
してリード線15が接合された抵抗素子13を外装スリ
ーブ11内に挿入する。ここで、中継端子14に位置決
め部材12を係合させる。すなわち、図3に示したよう
に、中継端子14は、平面が略十字状のものを使用し、
太い一方の直線部20には抵抗素子13とリード線15
が溶接部21で溶接され(別々に異なる位置に溶接され
てもよい)、横方向に突出した他方の直線部22は外装
スリーブ11の内径よりわずかに短くしている。一方、
位置決め部材12は、略U字型に形成された弾性を有す
る金属板(ここではリン青銅)からなっており、そのU
字型の両側に切欠部23が設けられている。そこで、中
継端子14の横方向に突出した直線部22を位置決め部
材12の切欠部23に嵌め込むことにより、中継端子1
4と位置決め部材12とを係合させることができる。
部材12を、その弾性に抗して両端に圧力を加えて収縮
させ、その状態で、図4に示したように、外装スリーブ
11内に挿入する。そして、図示しない治具などを使用
して位置決め部材12を外装スリーブ11の所定の位置
まで挿入すると、位置決め部材12は、その弾性により
外装スリーブ11の内壁に圧接し、固定される。外装ス
リーブ11の両端においてこの作業を行うと、中継端子
14は位置決めされ、抵抗素子13の長さも決定され
る。
て、固定された位置決め部材12と外装スリーブ11の
端部との間に封止材を充填して硬化させた後、外装スリ
ーブ11の他端から粉末状充填材16を流し込む。この
充填材の粉末粒度は抵抗素子の抵抗線の太さに比べて小
さいものを使用し、外装スリーブ11に振動を加えなが
ら充填すると、抵抗素子13のコイルピッチを均等な状
態にして粉末状充填材を充填することができる。最後
に、外装スリーブ11の他端に封止材を充填し、硬化さ
せて、パイプヒータを完成させる。
ば、(表1)に示したように、従来のものに比べて種類
を別にした部品点数が大幅に減少し、しかも、接着剤で
固着する箇所がなくなり、その部分の工数が削減され
る。したがって、材料コストを含む製造コストが大幅に
低減され、また、固着箇所がなくなるので、気密性の問
題がなくなり、信頼性を著しく向上することができる。
として、石英管の外に、セラミックパイプを用いてもよ
いことは言うまでもない。また、中継端子や位置決め部
材の形状、材質等に関しては、本発明の趣旨に合致する
ものであれば、どのようなものでもよい。
従来のものに比較して部品点数が減少し、しかも接着剤
で固着する部分がないので、製造コストを大幅に低減す
るとともに、信頼性を向上することができるという効果
を奏する。
構成図
分解斜視図
組立断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 耐熱性無機物からなる外装スリーブと、
前記外装スリーブの内部に挿入され、前記外装スリーブ
の両端からそれぞれ引き出された耐熱性リード線が両端
に接合された空芯コイル状の抵抗素子と、前記抵抗素子
を埋めるように前記外装スリーブの内部に充填された粉
末状充填材とを備えてなるパイプヒータであって、 前記外装スリーブの両端における前記抵抗素子と前記リ
ード線の接合部は、中継端子を介してそれぞれ接合され
るとともに、前記中継端子は弾性を有する位置決め部材
に係合しており、前記位置決め部材は、前記外装スリー
ブの端部から所定の距離だけ挿入された位置でその弾性
により前記外装スリーブの内壁に圧接して固定され、固
定された前記位置決め部材と前記外装スリーブの端部と
の間に封止材が充填されていることを特徴とするパイプ
ヒータ。 - 【請求項2】 耐熱性無機物からなる外装スリーブは、
石英管からなることを特徴とする請求項1記載のパイプ
ヒータ。 - 【請求項3】 中継端子は、平面が略十字状をしてお
り、外装スリーブと同一方向の一方の直線部に抵抗素子
とリード線が溶接され、横方向に突出した他方の直線部
は、前記外装スリーブの内径よりわずかに短く、略U字
型に形成された弾性を有する位置決め部材の両側に切り
欠かれた切欠部に係合していることを特徴とする請求項
1記載のパイプヒータ。
Priority Applications (1)
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JP07760798A JP3969683B2 (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | パイプヒータ |
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JP2002151234A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-24 | Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd | ヒータ素子 |
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KR101710831B1 (ko) * | 2016-04-04 | 2017-02-28 | 김수영 | 열선히터 및 이의 제조방법 |
CN114501701A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-05-13 | 无锡恒业电热电器有限公司 | 一种高性能便捷式防爆管道电加热器 |
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-
1998
- 1998-03-25 JP JP07760798A patent/JP3969683B2/ja not_active Expired - Fee Related
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