JPH07262910A - 口金付管球 - Google Patents

口金付管球

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JPH07262910A
JPH07262910A JP7293094A JP7293094A JPH07262910A JP H07262910 A JPH07262910 A JP H07262910A JP 7293094 A JP7293094 A JP 7293094A JP 7293094 A JP7293094 A JP 7293094A JP H07262910 A JPH07262910 A JP H07262910A
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JP
Japan
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metal
tubular glass
glass bulb
bulb
metal base
Prior art date
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Pending
Application number
JP7293094A
Other languages
English (en)
Inventor
Eizo Goto
栄三 後藤
Toshimichi Suzuki
利通 鈴木
Shigeo Fujisawa
茂夫 藤澤
Masatoshi Chiba
正寿 千葉
Akihiko Tsurumaru
明彦 鶴丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7293094A priority Critical patent/JPH07262910A/ja
Publication of JPH07262910A publication Critical patent/JPH07262910A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のこの種の口金付管球においては、管状
ガラスバルブの端部に金属口金を直接に接着するもので
あり、両者の熱膨張係数の差による歪みで管状ガラスバ
ルブにクラックを生じるなど信頼性の面での問題点を生
じていた。 【構成】 本発明により、管状ガラスバルブ2の端部2
aと金属口金5とは金属口金5中で溶融常態とされた軟
質金属蝋6中に端部2aを挿入し、端部2aと金属口金
5との間隙を充填した後の固化により機械的及び電気的
な接合が行われている口金付管球としたことで、管状ガ
ラスバルブ2と金属口金5との直結的な接合をなくする
と共に軟質金属蝋6の柔軟性により歪みを緩和し課題を
解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば冷陰極蛍光灯など
管状のガラスバルブが採用され、両端の端部に金属口金
が取付けられた管球に関するものであり、詳細には前記
端部と金属口金との接合時の構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の口金付管球の構成を冷陰
極蛍光灯90の例で示すものが図6であり、管状ガラス
バルブ91の両側の端部91aからは管内の電極92に
接続するリード線93が引出されるものとされ、この端
部91aには例えば真鍮などで形成された金属口金94
がシリコン樹脂、エポキシ樹脂などの接着剤95により
接着固定されている。
【0003】また、前記リード線93は金属口金94に
設けられた孔を貫通して外側に引出され、この金属口金
94の外側でハンダ付けにより接合が行われ、これによ
り前記管状ガラスバルブ91と金属口金94とは、機械
的には前記接着剤95により接合が行われ、電気的には
ハンダ付けによりリード線93を介して接合が行われる
ものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の冷陰極蛍光灯90では、第一には前記端部91
aにはビードステムが使用されて熱溶着が行われ、この
部分には歪みも大きいものであるので口金接着時の応
力、あるいは、その後の温度変化により加わる応力など
により、この端部91aの部分にクラックを生じてリー
クの原因となる問題点を生じていた。
【0005】また第二には、上記の構成によりリード線
93も前記端部91aに極めて近い位置で金属口金94
にハンダ付けが行われるものとなるので、ハンダ付け時
には熱衝撃、事後にはフラックスによる腐食が前記端部
91aに達し易くスローリークを生じる問題点を生じて
いる。
【0006】また、第三には端部91aと金属口金94
の接合に接着剤95を使用するものであるので、エポキ
シ樹脂の場合は常温で略一昼夜、加熱硬化でも略一時間
と言うように、この接着剤95の硬化に時間を必要と
し、生産性を阻害する問題点を生じ、これらの点の解決
が課題とされるものとなっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、端部にリー
ド線を突出させた管状ガラスバルブと、該端部に被着さ
れる金属口金とで成る口金付管球において、前記端部と
前記金属口金とは金属口金中で溶融常態とされた軟質金
属蝋中に前記端部を挿入し、前記端部と前記金属口金と
の間隙を充填した後の固化により機械的及び電気的な接
合が行われていることを特徴とする口金付管球を提供す
ることで課題を解決するものである。
【0008】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1および図2に符号1で示すもの
は冷陰極蛍光灯の例で示す本発明の口金付管球であり、
この冷陰極蛍光灯1は管状ガラスバルブ2の両側の端部
2aから電極3に接続されたリード線4が引出され、更
に、この端部2aには金属口金5が被着固定されて前記
リード線4とで電気的な接続が行われるものである点は
従来例のものと同様である。
【0009】ここで、本発明においては、前記管状ガラ
スバルブ2と金属口金5との接合を軟質金属蝋6で行う
ものであり、同時にこの軟質金属蝋6によりリード線4
と金属口金5との電気的な接続も行われるものとされ
て、同一工程で機械的と電気的との双方の接続が行える
ものとされている。
【0010】図3から図5は、本発明による管状ガラス
バルブ2の端部2aと金属口金5、およびリード線4と
金属口金5との接続の状態を工程の順に示したものであ
り、先ず、金属口金5は図3に示すように開口部5aを
上向きに保持されて、内部に適量の軟質金属蝋6が投入
される。
【0011】前記軟質金属蝋6として具体的には融点が
430℃以下の所謂ハンダと称されているSn―Pb合
金が用いられ、このときには前記金属口金5との濡れ性
を確保させるために松脂などフラックスの適宜量も同時
に添加されるものとされている。尚、前記ハンダには予
めにフラックスの適宜量が添加されて商品化されたもの
もあるので、これを採用しても良い。
【0012】上記軟質金属蝋6が投入された金属口金5
はヒーター10などにより250〜300℃に加熱さ
れ、図4に示すように前記軟質金属蝋6の溶融が行われ
る。その後に図5に示すように管状ガラスバルブ2の端
部2aが前記金属口金5の開口部5aから挿入されると
共に、ヒーター10による加熱が中止される。
【0013】このようにすることで、前記端部2aと金
属口金5との間隙には溶融状態にある軟質金属蝋6が充
填され、このときに、加熱が中止されていることで前記
軟質金属蝋6は間隙に充填された形状を保ったままで固
化するものとなる。そして、固化が行われた後にも冷却
は進行するものであるので、前記軟質金属蝋6には熱膨
張係数による収縮を生じるものとなり、前記端部2aを
締付けて機械的な固定が行われるものとなる。
【0014】このとき同時に、前記リード線4も前記軟
質金属蝋6中に浸漬されて濡れを生じるものとなり、上
記の固化に伴って接合固定が行われ、この軟質金属蝋6
を介して金属口金5との電気的な接続も行われるものと
なる。従って、従来例では必要とされていたリード線4
と金属口金5とを接続するための専用の工程は不要とな
る。
【0015】尚、実際の実施に当たっては、例えば前記
端部2aの金属口金5内への挿入時に生じる熱衝撃を緩
和するために端部2a側を適宜温度に予熱する。あるい
は挿入後の冷却時に生じる熱歪みを緩和させるため徐冷
を行うなどは自在であり、更には、例えば図2にも示す
ように端部2aに径の大小を設けるなどして接合強度を
高めるなども自在である。
【0016】次いで、以上の構成とした本発明の冷陰極
蛍光灯1の作用および効果について説明を行う。先ず第
一に本発明の構成では、管状ガラスバルブ2と金属口金
5との接合時に、管状ガラスバルブ2側では接触圧で行
われ、且つ、その接触が極めて軟質な軟質金属蝋6によ
り行われているものとなっている。
【0017】このことは、従来例の接着により接合が行
われているものに比較して、過大な応力が印加されたと
きには管状ガラスバルブ2と軟質金属蝋6との間にスリ
ップを生じるなどして、金属口金5の温度変化による膨
張、収縮などによる応力が管状ガラスバルブ2の端部2
a側に直接に伝達されないものとなり、使用過程での管
状ガラスバルブ2の破損の発生を減じるものとなる。
【0018】また、管状ガラスバルブ2と接触している
ものが極めて軟質な軟質金属蝋6であることで、寒冷時
など金属口金5に収縮を生じ管状ガラスバルブ2に過大
な圧縮応力が加わる状態になったときには、軟質金属蝋
6自体が潰れなどの変形を生じてその応力を緩和するも
のとなる。
【0019】更に、高温時など金属口金5に膨張を生じ
て管状ガラスバルブ2に過大な引張り応力が加わる状態
になったときには、軟質金属蝋6の融点の低さにより、
この軟質金属蝋6が軟化して応力を緩和するものとな
り、前に述べた接触圧での作用効果と相乗されて前記管
状ガラスバルブ2の破損の防止をより一層に確実なもの
とする。
【0020】また第二に、前記リード線4は前記軟質金
属蝋6中に埋没されるので、例え前記リード線4の濡れ
性を良好とするために用いられたフラックスが残余して
いたとしても、このリード線4は直接に大気中の酸素に
触れることはなく、従って、酸化も生じることがないの
で、リード線4の酸化に起因するスローリークの発生は
防止されるものとなる。
【0021】更に第三には、前記管状ガラスバルブ2と
金属口金5との接合が軟質金属蝋6の溶融状態から固体
状態への移行時と言う極めて短時間内に行われるものと
なるので、従来例の硬化時間などが不要となり生産性が
向上する。しかも、この管状ガラスバルブ2と金属口金
5との接合工程時に同時にリード線4と金属口金5との
電気的接続も行われるものとなるので、リード線4を金
属口金5に取付ける工程は省略され一層に生産性を向上
させるものとなる。
【0022】加えて、本発明の構成によれば管状ガラス
バルブ2と金属口金5との間が接着剤に比較して圧倒的
に熱伝導性の高い軟質金属蝋6で充填されているもので
あるので、管状ガラスバルブ2から金属口金5への熱伝
導性が優れるものとなり、この実施例の冷陰極蛍光灯1
のみならず、キセノン放電灯など使用時にバルブの温度
上昇が著しい管球の冷却効果を助長するなどの用途にも
適するものとなるなど、新たな効果も生じるものとな
る。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、端
部と金属口金とは金属口金中で溶融常態とされた軟質金
属蝋中に端部を挿入し、前記端部と前記金属口金との間
隙を充填した後の固化により機械的及び電気的な接合が
行われている口金付管球としたことで、第一には管状ガ
ラスバルブの端部を従来の接着から接触に換えて金属口
金の収縮、膨張が直接に管状ガラスバルブに加わること
を避け、同時に軟質金属蝋の柔軟性により、管状ガラス
バルブの使用過程での温度変化などによる破損を防止す
るものであり、これにより口金付管球の信頼性の向上に
優れた効果を奏するものである。
【0024】また、第二には前記リード線を軟質金属蝋
中に埋没される構成とし、これによりリード線の濡れ性
を改善するためのフラックスが残余しているときにも、
このリード線を直接に大気中に触れることをなくし、酸
化によるスローリークの発生も防止して、上記と併せて
口金付管球の信頼性の一層の向上に優れた効果を奏する
ものである。
【0025】更に、第三には管状ガラスバルブと金属口
金との接合が軟質金属蝋の溶融状態から固体状態への移
行時と言う極めて短時間内に行われるものとして、従来
例の接着剤の硬化時間を不要とし、同時に管状ガラスバ
ルブと金属口金との接合工程時に同時にリード線と金属
口金との電気的接続も行われるものとして、この種の管
球の生産性の向上にも極めて優れた効果を奏するもので
ある。また、管状ガラスバルブと金属口金との間の熱伝
導性も向上させ、管状ガラスバルブの冷却性を高めるな
ど新たな効果も奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る口金付電球の一実施例を一部を
破断した状態で示す側面図である。
【図2】 同じ実施例の要部を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】 同じ実施例の管状ガラスバルブと金属口金と
の取付の第一工程を示す説明図である。
【図4】 同じく第二工程を示す説明図である。
【図5】 同じく第三工程を示す説明図である。
【図6】 従来例を一部を破断した状態で示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1……冷陰極放電灯(口金付管球) 2……管状ガラスバルブ 2a……端部 3……電極 4……リード線 5……金属口金 5a……開口部 6……軟質金属蝋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部にリード線を突出させた管状ガラス
    バルブと、該端部に被着される金属口金とで成る口金付
    管球において、前記端部と前記金属口金とは金属口金中
    で溶融常態とされた軟質金属蝋中に前記端部を挿入し、
    前記端部と前記金属口金との間隙を充填した後の固化に
    より機械的及び電気的な接合が行われていることを特徴
    とする口金付管球。
  2. 【請求項2】 前記軟質金属蝋は固相線温度が183℃
    のSn―Pbハンダであることを特徴とする請求項1記
    載の口金付管球。
JP7293094A 1994-03-18 1994-03-18 口金付管球 Pending JPH07262910A (ja)

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JP7293094A JPH07262910A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 口金付管球

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JP7293094A JPH07262910A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 口金付管球

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7839069B2 (en) 2006-02-22 2010-11-23 Panasonic Corporation Method for manufacturing direct backlight unit, fluorescent lamp and backlight unit
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JP2015072733A (ja) * 2013-10-01 2015-04-16 日本ボデーパーツ工業株式会社 ランプ

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JPS5240595U (ja) * 1975-09-16 1977-03-23

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