JP3028125B2 - セラミックグロープラグの接合構造 - Google Patents

セラミックグロープラグの接合構造

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JP3028125B2
JP3028125B2 JP3124664A JP12466491A JP3028125B2 JP 3028125 B2 JP3028125 B2 JP 3028125B2 JP 3124664 A JP3124664 A JP 3124664A JP 12466491 A JP12466491 A JP 12466491A JP 3028125 B2 JP3028125 B2 JP 3028125B2
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ceramic heater
ceramic
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関、特にディ
ーゼル機関の始動時に使用されるグロープラグの、セラ
ミックヒーター体と金具の接合構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関、特にディーゼル機関の
始動時に使用されるグロープラグの、セラミックヒータ
ー体と金具の接合においては、金具内にセラミックヒー
ター体を挿入すると共に、上記セラミックヒーター体を
構成する外筒の表面に高温時にろう付け面が酸化してろ
う材の流動を損ねないようにするために、ろう付け面の
酸化を防止するフラックスを塗布し、更に、上記金具の
上端面に円周状に銀ろうを挿嵌して、高周波により銀ろ
うを溶融させて、この高周波により溶融した銀ろうを金
具と外筒の間に流入させ、密閉性を保持しつつ一体に接
合してなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいて、高周波により銀ろうを溶融させて、
この高周波により溶融した銀ろうを金具と外筒の間に流
入させ、密閉性を保持しつつ一体に接合してなるセラミ
ックヒーター体の接合構造の場合、セラミックヒーター
体を構成する外筒と金具を銀ろうによって接合する際
に、この銀ろうを溶融させるために高周波を使用するの
で、必要となる金具上端面の銀ろうばかりではなく、セ
ラミックヒーター体を構成する外筒自体も高温となるの
で、この高温となった外筒の膨張により、セラミックヒ
ーターを密閉性を維持すると共に、固持するために外筒
との間に充填されている銀ろうが変形することから、上
記外筒とセラミックヒーターとの固着性が低下し、ディ
ーゼル機関の燃焼室おける気密性が損なわれるため、金
具と外筒を接合するにあたっては、厳格な温度管理が必
要となる欠点がある。
【0004】また、高周波によって溶融する銀ろうの流
動性を確保するために、セラミックヒーター体を構成す
る外筒の外周面や金具の内周面にろう付け面の酸化防止
を目的とするフラックスの塗布、さらに上記外筒と金具
とを接合する銀ローを、外筒と金具との間に挿入する作
業等は、手作業によって行なう必要があることから、作
業工程の増加につながり、セラミックグロープラグ製造
にあたっての作業性の低下につながるものである。
【0005】そこで、この発明は上記従来のものの持つ
欠点を改善するものであり、セラミックヒーター体を構
成し、セラミックヒーターを固持する外筒と金具との接
合を簡単に、しかも確実に行えるようにしてなるもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、セラミック
ヒーターを銀ろうと共に固持する外筒と金具とを、電子
ビーム溶接又はレーザー溶接によって局部的に加熱し、
一体に接合してなるものである。
【0007】
【作用】以上の構成を具えるので、セラミックヒーター
体を構成する外筒と金具とを、電子ビーム溶接又はレー
ザー溶接によって加熱することにより、溶接に必要な部
分だけを局部的に加熱、接合することができることとな
り、高周波による銀ろう付けのものとは異なり外筒全体
を加熱することがなくなるので、外筒の熱膨張も最小限
のものとすることが可能となり、セラミックヒーターと
外筒の間に充填される銀ろうの変形を最小限にすること
ができ、セラミックヒーターと外筒との間の固着力の低
下を損ねることなく、気密性自体も十分に確保し得るも
のである。
【0008】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)は、この発明の実施例であるセラミックグロ
ープラグであり、このセラミックグロープラグ(1)
は、一端を端子(3)とすると共に、この端子(3)
を、リードコイル(5)と接続し、リードコイル(5)
の他端をセラミックヒーター(4)の端部で発熱体に接
続されたリード線と銀ろう(7)にて接合し、更に他端
をセラミックヒーター(4)のリード線と充填した銀ろ
う(7)を介して金属製の外筒(6)により固持される
セラミックヒーター(4)と一体に構成してなるセラミ
ックヒーター体(2)と、ディーゼル機関への取付にあ
たって使用されるネジ部(9)を有する金具(8)から
構成されるものである。
【0009】そして、セラミックヒーター(4)を銀ろ
う(7)と共に固持する外筒(6)と金具(8)との嵌
合部を、図2に示すように、電子ビーム溶接又はレーザ
ー溶接によって、局部的に加熱することにより、外筒
(6)の周囲に溶接部(12)を設けながら、一体に接
合してなるものである。
【0010】この発明が以上の構成を具えるので、セラ
ミックヒーター体(2)を構成する外筒(6)と金具
(8)とを、電子ビーム溶接又はレーザー溶接によって
金具(8)の上面部(10)のみを加熱することによ
り、溶接に必要な部分だけを局部的に加熱、接合するこ
とができることとなり、高周波による銀ろう付けのもの
とは異なり外筒(6)全体を加熱することがなくなるの
で、外筒(6)の熱膨張も最小限のものとすることが可
能となり、セラミックヒーター(4)と外筒(6)の間
に充填される銀ろう(7)の変形を最小限のものとする
ことができこととなり、セラミックヒーター(4)と
外筒(6)の固着力の低下を損ねることなく、気密性自
体も十分に確保しつつ、外筒(6)と金具(8)の一体
的な接合を得ることができるものである。
【0011】また、図3に示すように、金具(8)の先
端を異なる金属からなるものとする場合には、金具先端
部(11)を銀ろう(7)によってセラミックヒーター
体(2)を構成する外筒(6)の表面に接合させると共
に、その金具先端部(11)と金具(8)との接合をも
含めて、その側周に溶接部(12)を周設しつつ、電子
ビーム溶接又はレーザー溶接によって金具(8)の溶接
と共に一体にすることとしたものである。
【0012】なお、セラミックヒーター(4)は図2に
示すように、窒化珪素等の非酸化物系セラミック内部に
タングステン又はタングステンを主体とする合金等から
なる高融点金属線を埋設して一体に焼結したもの、又は
導電性セラミックの発熱体を非酸化物系セラミックに埋
設して焼結したもの、更には導電性セラミックの発熱体
の一端をセラミックに保持するようにして構成されたセ
ラミックヒーター等であってもよい。
【0013】
【発明の効果】以上のとおり、セラミックヒーター体を
構成する外筒を金具に対して、電子ビーム溶接又はレー
ザー溶接によって局部的に加熱し、一体に接合すること
により、セラミックヒーターを外筒に固持するために必
要である銀ろうに対して、溶接時の熱による外筒の熱膨
張によって発生する銀ろうの変形を防ぐことができるの
で、セラミックヒーターの外筒に対する固着力を低下さ
せることなく、金具内の気密性を確実に維持することが
できる優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるセラミックグロープラ
グの部分断面図である。
【図2】この発明の実施例の要部拡大断面図である。
【図3】この発明のその他の実施例における要部拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 セラミックグロープラグ 2 セラミックヒーター体 3 端子 4 セラミックヒーター 5 リードコイル 6 外筒 7 銀ろう 8 金具 9 ネジ部 10 上面部 11 金具先端部 12 溶接部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックヒーターを銀ろうと共に固持
    する外筒と金具とを、電子ビーム溶接又はレーザー溶接
    によって局部的に加熱し、一体に接合してなるセラミッ
    クグロープラグの接合構造
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FR2869391B1 (fr) 2004-04-27 2006-07-14 Siemens Vdo Automotive Sas Bougie de prechauffage comportant un capteur de pression

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