JP2002158082A - セラミックヒーター装置 - Google Patents

セラミックヒーター装置

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JP2002158082A
JP2002158082A JP2001098402A JP2001098402A JP2002158082A JP 2002158082 A JP2002158082 A JP 2002158082A JP 2001098402 A JP2001098402 A JP 2001098402A JP 2001098402 A JP2001098402 A JP 2001098402A JP 2002158082 A JP2002158082 A JP 2002158082A
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ceramic heater
ceramic
metal
rear end
heater
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JP2001098402A
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English (en)
Inventor
Masahito Taniguchi
雅人 谷口
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程の簡略化を図りかつ電気的接続の信
頼性を高め、セラミックヒーターの小型化による同装置
のコストを低減する。 【解決手段】 金属製筒状体3内に、セラミックヒータ
ー2を先端2aが筒状体3の先端3aから突出させて固
定し、本体4内に筒状体3を固定してなるセラミックヒ
ーター装置1で、セラミックヒーター2は、ヒーター後
端2c寄りの側面に、一対の端子11を備える。端子1
1に通電用リード15、16を接合し、ヒーター後端2
cを筒状体3の後端3cから突出させず、リード15、
16を筒状体3に接触させずヒーター2を筒状体内に圧
入して固定した。筒状体3内のヒーター2後端側にガラ
ス30を充填してリード接合部を固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックヒータ
ー装置に関し、詳しくはディーゼルエンジンの始動促進
用などに使用されるグロープラグ或いは石油ファンヒー
ターの着火用ヒーターなどに使用されるセラミックヒー
ター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15及び図16は、この種のセラミッ
クヒーター装置の一例としてディーゼルエンジン用のセ
ラミックグロープラグ71を示したものである。このも
のは、金属製筒状体73の内側(円柱状の空孔)に、丸
棒(円柱)状のセラミックヒーター72を、ヒーター先
端72aが金属製筒状体(以下、単に筒状体ともいう)
73の先端73aから突出するように固定し、これらを
筒状の金属製本体74内に、その先端73aが金属製本
体74の先端74aから突出するようにして固定されて
いる。このものの組立ては、セラミックヒーター72を
筒状体73の内側に隙間嵌めし、その隙間に加熱した溶
融ロウ(図示せず)を流し込み、流し込まれた溶融ロウ
による筒状体73の熱膨張及び冷却収縮を利用してセラ
ミックヒーター72を締め付けて筒状体73に気密状に
固定する。そして、セラミックヒーター72が一体化さ
れた筒状体73を本体74に同様に隙間嵌めし、同隙間
に溶融ロウを流し込んでロウ付けすることで組立てられ
ていた。
【0003】また、同図に示したように、従来のセラミ
ックヒーター72は、絶縁性セラミックからなるセラミ
ック基体75の先端72a寄り部位に、導電性セラミッ
クからなり、折り返し状(U字状)に形成されたセラミ
ック発熱体(以下単に発熱体とも言う)76を埋設して
形成されていた。そして、この発熱体のU字の両端部
(両脚の端部)76cには、通電用リード(以下、単に
リードともいう)15、16と接合(接続)するための
中継線78、79の一端部が夫々接続され、セラミック
基体75中に埋設されている。一方、この各中継線7
8、79はその他端部をセラミックヒーター72の後端
72c寄りの側面に露出させて一対の接合用端子(以
下、単に端子ともいう)とし、これにリード15、16
をロウ材で接合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造のもの
においては、セラミックヒーター72を金属製筒状体7
3に隙間嵌めして溶融ロウを流し込んで固定するため、
ヒーター72の外周面を研磨した後、その表面にガラス
を塗布、焼き付けする必要があった。また、筒状体73
の内周面にはロウとの濡れ性を高める必要があることか
ら、ニッケルメッキなどのメッキをかけていた。このよ
うに従来のヒーター装置71においては、その構造ない
し組立て上から製造工程が複雑となるため、コストの増
大を招いていた。その上に、金属製筒状体73とセラミ
ックヒーター72とが基本的に隙間嵌めによって組立て
られていたため、グロープラグとして使用される場合に
は、両者の熱膨張係数の相違により、金属製筒状体73
が大きく膨張し、セラミックヒーター72との間で弛緩
が生じ、気密不良を生じることがあった。
【0005】また、グロープラグとして使用されるヒー
ター装置71においては、エンジンヘッドの副燃焼室な
どの空間にセラミックヒーター72の先端72a側が露
出するように取付けられることから、通電時の抵抗発熱
のほか、エンジンの燃焼中、常時著しい温度変化及び爆
風(熱衝撃)に晒されている。一方、発熱体76とリー
ド15、16を接続する中継線78、79は通常その線
径が1mm以下と細く、したがってこの中継線の端部の
なす端子にロウ材で接合(ロウ付け)されたリード1
5、16との接合(接続)面積は極めて小さい。しか
も、このような中継線78、79は、W(タングステ
ン)などの高融点金属からなるのが普通である。
【0006】加えて、前記構造のセラミックヒーター7
2は、セラミック発熱体76に接続された中継線78、
79が、セラミック基体75中に埋設状にされた状態で
焼成されて製造される。したがって、中継線をなす金属
(タングステン)とセラミックの熱膨張係数の著しい相
違に基づき、その焼成過程で中継線78、79には残留
(引張り)応力が発生する。したがって、その後の使用
過程で受ける前記した熱衝撃などに起因して断線を招く
危険性があるといった問題があった。
【0007】さらに、このような従来のセラミックヒー
ター72は、金属製筒状体73内に固定した上で本体7
4に固定される。このため、セラミック発熱体76を埋
設しているセラミックヒーター72の後端72c寄りの
接合用端子は、筒状体73の後端73cから突出させな
いといけない。というのは、セラミック基体75の側面
に露出させた中継線78、79の端部を端子とし、その
端子にリード15、16を接合するため、同端子が位置
するセラミック基体75の後端75c側が金属製筒状体
73から突出していないと、その接合が困難だからであ
る。したがって、このようなセラミックヒーター72
は、その後端72cの突出分、それ自体の長さが長くな
り、セラミック材料を余分に要していた。
【0008】本発明は、上記した従来のグロープラグな
どのセラミックヒーター装置のもつ各種の問題点に鑑み
てなされたもので、製造工程の簡略化を図りかつ電気的
接続の信頼性を高めると共に、セラミックヒーターの小
型化による同装置のコストの低減を図ることをその目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1に記載の発明は、金属製筒状体内に、棒状
のセラミックヒーターを、ヒーター先端が該金属製筒状
体の先端から突出するように固定し、金属製本体内に、
該金属製筒状体をその先端が該金属製本体の先端から突
出するように固定してなるセラミックヒーター装置にお
いて、前記セラミックヒーターは、該金属製筒状体内に
圧入して固定されていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項1に記載のセラミックヒー
ター装置によれば、セラミックヒーターが金属製筒状体
内に圧入されて固定されているため、従来のようなロウ
材での接合工程を要しないし、金属製筒状体へのメッキ
工程が不要となる。したがって、セラミックヒーター装
置の製造工程の簡略化が図られ、コストの低減が図られ
る。本発明において、セラミックヒーターの筒状体内へ
の圧入は常温でされる場合に限られない。より強い締り
嵌めを得たい場合には、筒状体を高温にして圧入する焼
き嵌めとしてもよいし、逆にセラミックヒーターを低温
にして圧入する冷し嵌めとしてもよい。
【0011】上記手段においては請求項1に記載のよう
に、前記セラミックヒーターは、ヒーター後端を前記金
属製筒状体の後端から突出させないようにするとよい。
このようにすれば、セラミックヒーター自体の長さを短
くできるため、小型化ないしそれによる同装置のコスト
の低減を図ることができるためである。
【0012】また、上記いずれの手段においても、請求
項3に記載のように、前記セラミックヒーターは、導電
性セラミックからなるセラミック発熱体を、絶縁性セラ
ミックからなるセラミック基体中に、先端側で折り返し
状として埋設し、ヒーター後端寄りの側面に、前記セラ
ミック発熱体に通電用の一対の端子を備えているものと
するのが好ましい。
【0013】そして、請求項4に記載の発明は、前記セ
ラミックヒーターは、該セラミックヒーターの端子に通
電用リードが接合され、該通電用リードの少なくとも一
方が前記金属製筒状体に接触していないことを特徴とす
る請求項1、2又は3記載のセラミックヒーター装置で
ある。ここで、該通電用リードの少なくとも一方が前記
金属製筒状体に接触していない、としたのは、接地型グ
ロープラグとして具体化する場合には、陰極側の端子は
金属製筒状体にリードを介して電気的に接続されている
ことが好ましいためである。
【0014】そして請求項5に記載の発明は、前記金属
製筒状体内に、絶縁性封止材が、該金属製筒状体と前記
セラミックヒーターとの間の気密を保持するように充填
されていることを特徴とする請求項2、3又は4記載の
セラミックヒーター装置である。このような請求項5に
記載の発明によれば、絶縁性封止材が充填されて気密の
保持がされているため高度の気密性が保持される。
【0015】さらに、請求項6に記載の発明は、前記金
属製筒状体内に、絶縁性封止材が、該金属製筒状体と前
記セラミックヒーターとの間の気密を保持しかつ前記通
電用リードの前記端子への接合部を埋設状に固定するよ
うに充填されていることを特徴とする請求項2、3又は
4記載のセラミックヒーター装置。このような請求項6
に記載の発明によれば、絶縁性封止材が充填されて気密
の保持がされているため高度の気密性が保持されること
に加えて、端子に接合されたリードは絶縁性封止材にて
固定されているため、その接合の熱衝撃などによる剥離
(分離)の防止作用がある。
【0016】上記の課題を解決するために請求項7に記
載の発明は、金属製筒状体内に、棒状のセラミックヒー
ターを、ヒーター先端が該金属製筒状体の先端から突出
するように固定し、金属製本体内に、該金属製筒状体を
その先端が該金属製本体の先端から突出するように固定
してなるセラミックヒーター装置において、前記セラミ
ックヒーターは、導電性セラミックからなるセラミック
発熱体を、絶縁性セラミックからなるセラミック基体中
に、先端側で折り返し状として埋設し、ヒーター後端寄
りの側面に、前記セラミック発熱体に通電用の一対の端
子を備えると共に、該端子の少なくとも一方に通電用リ
ードが接合され、ヒーター後端を前記金属製筒状体の後
端から突出させないで、しかも前記一方の通電用リード
が該金属製筒状体に接触することなく前記セラミックヒ
ーターが該金属製筒状体内に圧入して固定され、さら
に、該金属製筒状体内に、絶縁性封止材が、該金属製筒
状体と前記セラミックヒーターとの間の気密を保持しか
つ前記通電用リードの前記端子への接合部を埋設状に固
定するように充填されていることにある。
【0017】本発明の請求項7に記載のセラミックヒー
ター装置によれば、セラミックヒーターが金属製筒状体
内に圧入されて固定されているため、従来のようなロウ
材での接合工程を要しないし、金属製筒状体へのメッキ
工程が不要となる。したがって、セラミックヒーター装
置の製造工程の簡略化が図られ、コストの低減が図られ
る。そして、絶縁性封止材が充填されて気密の保持がさ
れているため高度の気密性が保持される。また、端子に
接合されたリードは絶縁性封止材にて固定されているた
め、その接合の熱衝撃などによる剥離(分離)の防止作
用がある。さらに、ヒーター後端が金属製筒状体の後端
から突出していないことから、セラミックヒーター自体
の長さを短くできるため、小型化ないしそれによる同装
置のコストの低減を図ることができる。
【0018】請求項8記載の発明は、前記セラミックヒ
ーターは、その後端寄りの側面に、前記セラミック発熱
体の両端部を露出させ、その露出しているセラミック発
熱体表面を通電用の一対の端子とし、該端子に通電用リ
ードをロウ材で接合した請求項3〜7に記載のセラミッ
クヒーター装置である。
【0019】このように、セラミックヒーターの後端寄
りの側面に露出させたセラミック発熱体表面を端子と
し、この端子に、通電用リードを接合する構造としたこ
とで、端子を例えばセラミックヒーターの軸線方向に長
く形成する(露出させる)ことなどにより、リードとの
接合面積を容易に大きくできる。しかも、セラミックと
熱膨張係数が著しく相違する高融点金属からなる中継線
を用いてないことから、中継線の断線の危険もない。し
たがって、電気的接続の信頼性が一層高いセラミックヒ
ーター装置となすことができる。なお通電用リードは、
端子に活性ロウで接合するのが好ましい。銀ロウなどの
通常のロウで接合する場合には、端子に蒸着、メッキ法
などにより使用するロウが濡れるように金属化しておけ
ばよい。
【0020】そして、請求項9に記載の発明は、前記セ
ラミックヒーターの後端寄りの側面が細く形成され、そ
の細く形成された後端寄りの側面に一対の端子を備えて
いる請求項1〜8に記載のセラミックヒーター装置であ
る。このようにすれば、金属製筒状体を直管としても通
電用リードが接触しないように構成できるためである。
【0021】なお、上記いずれの発明のセラミックヒー
ター装置においても、前記端子は、セラミックヒーター
の後端寄りの側面が研削されてなるものとするのが製造
工程の簡易化が図られるため好ましい。本発明における
絶縁性封止材は、ガラス又はセメントなどの無機質系の
接着剤でもよいが、グロープラグとして具体化する場合
にはガラスとするのが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図5に基いて詳細に説明する。図中1は、セラミック
ヒーター装置(本例ではディーゼルエンジン用のグロー
プラグ)であり、略円柱状のセラミックヒーター2と、
このセラミックヒーター2の半球状の先端2a側を突出
させて外周面2bを覆う金属製筒状体3と、さらにその
金属製筒状体3の外周面3bを覆いセラミックヒーター
2を保持するように形成された本体4などからなり、次
のように構成されている。
【0023】すなわち、セラミックヒーター2は、絶縁
性セラミックからなるセラミック基体5中に、略U字状
に形成された導電性セラミックからなるセラミック発熱
体6を、U字状の折り返し部7aを先端側にして鋳ぐる
み状に埋設した構造とされている。このセラミック発熱
体6は、セラミックヒーター2の先端2a寄りの折り返
し部7aから後端2c寄り部位まで延びるように形成さ
れている。なお、図3、4に示したように、セラミック
発熱体6の各脚部9の横断面が楕円形をなしているの
は、後述するように、未焼成段階では同脚部9の横断面
は円形であるが、セラミック発熱体6の両脚間を狭める
方向にホットプレスして同時焼成するためである。
【0024】このようなセラミックヒーター2は、本例
ではその先端2aを除き、外周面2bを覆うように、円
筒状をなす金属製(例えばSUS430製)の筒状体3
中に圧入され、締り嵌め状態とされている(図10参
照)。また、セラミックヒーター2の後端2cが金属製
筒状体3の後端3cより突出せず、引っ込むように金属
製筒状体3中に圧入されている。なお、本形態では金属
製筒状体3はその内、外径が3.5mm、5mmとさ
れ、セラミックヒーター2の外径が3.5mmとされて
いる。ただし、本例における圧入締め代は常温で0.0
3mmに設定されている。
【0025】そして金属製筒状体3は、その後端3c寄
り部位(図1、2上側)の外周面3bを介して、本体4
の先端寄り部位(図1、2下側)の内周面4dが若干縮
径された縮径部14に内挿され、固定されている。な
お、金属製筒状体3の外周面3bと本体4の縮径部14
の内周面4dとの間は、両者を隙間嵌めし例えば溶融し
た銀ロウを流し込んでロウ付けして固定されている。そ
して、このような金属製筒状体3はその先端3aが本体
4から所定量突出され、本例では突出するセラミックヒ
ーター2の先端2a寄り中ほどを超える部位まで覆って
いる。
【0026】さて次に、セラミックヒーター2における
セラミック発熱体6と通電用リード15、16との接合
構造について詳細に説明する。本形態ではセラミックヒ
ーター2の後端2c(図1、2上方端部)寄り部位であ
り、セラミック発熱体6の両脚9の端部(後端)6c寄
り部位の対向する両外側面が、セラミックヒーター2の
軸線Gと平行にかつ同方向に一定長さにわたって露出す
るように、セラミック基体5及びセラミック発熱体6が
平面状に研削され、研削されて露出したセラミック発熱
体6の両脚の表面を一対の端子11としている。なお、
端子11の軸線G方向に沿う長さ及び幅は、本例ではそ
れぞれ6mm及び3mmとされているが、この大きさは
通電用リード15、16との接合に適切な強度が得られ
るように同リード15、16の幅などを考慮して設定す
ればよい。また本形態では、両端子11は、セラミック
ヒーター2の軸線と略平行な平面とされている。
【0027】このようなセラミックヒーター2をなすセ
ラミック発熱体6の両脚の露出面を端子11とし、それ
ぞれニッケル製の帯板からなる通電用リード(幅1.5
mm、厚さ0.4mm)15、16をその各端部15
a、16aを介して例えば活性ロウで接合されている。
そして、金属製筒状体3の後端3c寄りの内周面3dと
セラミックヒーター2の後端2c寄りとの間にはガラス
30が、溶融固化されて充填されている。なお、一方の
リード16の他端部16bが、軸線Gに沿って本体4の
上端部に内外に貫通状に内挿された通電用の金属軸17
の端部に溶接され、別のリード15の他端部15bが金
属軸17の外側にガラスシール材で絶縁を保持して外嵌
された端子接合用の通電用リード管18にロウ付けされ
ている(図1参照)。
【0028】なお、図1、2に示したように、本体4の
外周面には、図示しないシリンダヘッドの取付け部(ネ
ジ穴)への取付け用ネジ部12を備えると共に、このネ
ジ部12の上にはねじ込み用六角部13を備えている。
そして、通電用の金属軸17を内嵌した通電用リード管
18は、その外側にガラスシール材を介してリング19
を固定し、そのリング19を本体4のねじ込み用六角部
13の内周面側に形成された拡径部に嵌合するように配
置され、金属軸等が位置決めされている。金属軸等は、
本体4の後端部4cを内側に折り曲げるようにカシメら
れて固定され、さらに絶縁リング20を介して固定リン
グ21をリード管18の外周面に上から圧入されてセラ
ミックヒーター装置1として組み立てられている。因み
に本形態では非接地式(両絶縁タイプ)のグロープラグ
とされているが、接地型とする場合には、陰極の通電用
リード15の他端部15bを金属製筒状体3の例えば後
端3c部に溶接又はロウ付けしておけばよい。
【0029】このような本形態におけるセラミックヒー
ター装置1は、セラミックヒーター2の金属製筒状体3
への固定をロウ材での接合によることなく圧入としたた
め、セラミックヒーター2の外周面にガラスを塗布する
工程、ロウ材での接合工程、及び金属製筒状体3へのメ
ッキ工程が不要となることから、製造工程の簡略化が図
られる。その結果、製造コストの低減が図られる。ま
た、本例では金属製筒状体3の後端3c寄り内周面3d
とセラミックヒーター2の後端2c寄りの間にガラス3
0が充填されている。このため、セラミックヒーター2
の金属製筒状体3への圧入による気密封止を強力にバッ
クアップするため、高い気密性が保持されている。
【0030】しかも、端子11に接合されたリード1
5、16の周りはガラス30で固められていることか
ら、リード15、16の同端子11、11からの剥離
(分離)防止が図られている。この結果、振動や冷熱環
境下においても電気的接続の信頼性が高いものとされて
いる。そして、リード15、16は固化したガラス30
中に埋設されているためにふらつきがないので、金属製
筒状体3との絶縁が確実とされている。さらに、従来は
金属製筒状体にセラミックヒーターが隙間嵌めされて、
その隙間にロウ材が流し込まれて封止されていたため、
金属製筒状体3が温度上昇によって膨張することで緩み
が生じ、シール性が低下する危険性があった。これに対
し、本発明では金属製筒状体3にセラミックヒーター2
が圧入による締り嵌め構造とされているため、そうした
危険性の低減が図られている。
【0031】加えて本形態におけるセラミックヒーター
装置1は、セラミック発熱体6と通電用リード15、1
6との接合のために、従来のように細い高融点金属を中
継線として使用していない。すなわち、通電用リード1
5、16をセラミック発熱体6に直接接合した構造とし
たため、通電用リード15、16の端子11におけるリ
ード接合面積を大きく確保できるため、基本的にその接
合強度も高い。
【0032】また、セラミック基体5中に埋設された中
継線がないことから、セラミックヒーター2の製造過程
における中継線の残留応力に基くその断線の危険といっ
た問題もない。したがって、過酷な熱衝撃環境下でグロ
ープラグとして使用されても、断線し難く、電気的接続
の信頼性が高いセラミックヒーター装置1となすことが
できる。そして、本形態では、2つの端子11を平面と
しかつ互いに平行に配置したことから、その端子11を
研削により容易に形成できる。
【0033】ここで、このようなグロープラグをなすセ
ラミックヒーター2の製法について図6〜8に基いて説
明する。U字状をなすように未焼成のセラミック発熱体
(横断面円形のもの)26を形成する。一方、この未焼
成のセラミック発熱体26の両脚の各軸線を含む仮想平
面を合わせ面とし、この未焼成のセラミック発熱体を挟
むことでセラミックヒーター形状をなすように2分割さ
れた形の絶縁性セラミックからなる未焼成セラミック
(セラミック基体5の未焼成割型)25を別途プレス成
形しておく。図6に示したように、2つの未焼成割型2
5の合わせ面側のU字状凹部27に、未焼成のセラミッ
ク発熱体26を配置して挟み込み、図7に示したように
一体化して未焼成セラミックヒーター22とする。次い
で、図8に示したように、セラミック発熱体6の両脚間
を狭める方向にホットプレスして同時焼成する。こうし
て得られた焼成体は、先端の半球部を除いて円柱状のも
のであるが、その後、外周面を研磨し、図7中の2点鎖
線で示した部位、つまりセラミック発熱体の両脚の後端
寄りの対向する外側部分のセラミック基体及びセラミッ
ク発熱体を平面研削し、セラミック発熱体を露出させ
る。
【0034】こうして形成されたセラミックヒーター2
は、図9に示したように、セラミック発熱体の両脚の露
出面を端子11として、本形態では、金属製筒状体3に
圧入する前に、ニッケルからなる2本の通電用リード1
5、16をその一端部を活性ロウ(例えば90Cu−5
Si−3Pb−2Ti)で真空中、1080℃で接合す
る。こうしてリード15、16を接合したセラミックヒ
ーター2の外周面に滑剤を塗布した後に、その先端2a
から金属製筒状体3内に例えば直径方向の圧入代0.0
3mmにて軸線方向に圧入する(図10参照)。なお、
滑剤としては、二硫化モリブデンを使用したが、カルボ
ン酸を含有する脂肪酸ナトリウム等でもよい。
【0035】次に、図11に示したように、金属製筒状
体3の後端3c寄りの内側に、例えばPbO−B
系ガラス粉末(軟化点340℃)を充填し、400℃の
窒素雰囲気中で10分間保持する。こうすることで、金
属製筒状体3とセラミックヒーター2との間でガラス3
0が溶融し、その後固化して充填される。なお、要すれ
ばその後、例えばセンタレス研磨にて金属製筒状体3の
外周面を研磨する。
【0036】そして、接合されたリード15、16のう
ちの一方16の他端部を通電用の金属軸17の端部に溶
接し、他方15の他端部を金属軸17の外側にガラスシ
ール材で絶縁を保持して外嵌された端子接合用の通電用
リード管18に溶接する。こうして金属製筒状体3を外
嵌したセラミックヒーター2及び金属軸17等を組み付
けた主要部品を、前記したように本体4内に隙間嵌めし
てロウ付けする。ただし、ロウ付けに代えて例えば直径
における圧入代を0.02mm程度として軸線方向に圧
入にしてもよい。そして、最後に本体4の後端4cをカ
シメ、さらに絶縁リング20を介して固定リング21を
圧入することでセラミックヒーター装置1として組み立
てられる。
【0037】さて次に、本発明の第2の実施形態につい
て図12及び図13に基づいて詳細に説明する。ただ
し、本形態のセラミックヒーター装置41は上記第1の
形態の一部改良とでも言うべきものであり、改良部以外
の本質的相違はないので、相違点を中心に説明し、同一
の部位には同一の符号を付し、適宜その説明を省略す
る。
【0038】すなわち、本形態では、セラミックヒータ
ー42の後端2cが金属製筒状体3の後端3cより突出
しないように構成されていることに加えて、セラミック
ヒーター42が、金属製筒状体3の内周面3dのうち、
金属製本体4の先端4aより後端寄り(図12上)にお
いて接触していないように前記形態よりも短く構成され
ている。すなわち、金属製筒状体3の内周面3dのう
ち、本体4の先端4aよりやや下の位置(先端寄り位
置)から上方の内径をその下方より若干拡径したもので
ある。つまり、図12中P−P線より上方の金属製筒状
体3の内径を、それより下方の内径より若干大きくし
(図12、13参照)、端子11に対応する部位のみな
らず、端子11相互間に連なるセラミック基体5の外周
面5sも金属製筒状体3の内周面3dに接触しないよう
にし、その状態の下で金属製筒状体3の後端3c寄りの
内周面3d側にガラス30を充填したものである。ま
た、このような金属製筒状体3の形状にすることで、セ
ラミックヒーター42の抜け止め効果もある。つまり、
セラミック基体5とガラス30との濡れ性は良好で熱膨
張係数の差も少ないため、エンジンでの使用中でも剥離
を生じることはないが、金属製筒状体3とガラス30と
は剥離を生じる可能性もある。しかし、このような剥離
を生じても、金属製筒状体3の内周面3dのうちの上方
が拡径されているため、その拡径部に存在するガラス3
0が抜け止め作用をなすことから、セラミックヒーター
42の落下を生じることはない。
【0039】このような本形態では金属製筒状体3を熱
膨張係数の小さいインコロイ903(Ni37.8−C
o15−NbI2.69−Ti1.47−Fe)製と
し、セラミックヒーター42は、その端子11にリード
15、16を接合後、金属製筒状体3を加熱し、直径で
の圧入代0.05mmにて軸線方向に押し込み、圧入し
たものである。また、リード15、16は幅1.5m
m、厚さ0.4mmの帯板状の42アロイ(42Ni−
Fe合金)製とし、95Au−3Ni−2Tiの活性ロ
ウにて1050℃で30分間保持して端子11に接合し
た。そして、ガラス30はPbO−B−Al
系ガラス粉末(軟化点440℃)を金属製筒状体3の
後端3c内側に充填し、その後500℃の窒素雰囲気中
で10分間保持して溶融、固化したものである。
【0040】本形態においては、セラミックヒーター4
2の長さが前記形態よりもさらに短いため、一層のコス
ト低減と、セラミックヒーター装置の小型化も図られ
る。その上、セラミックヒーター42の金属製筒状体3
との接触面積を減らせることができるため、昇温特性の
向上及び省電力化が図られる。
【0041】しかも、セラミックヒーター42に爆風な
どの外力が作用して、セラミックヒーター42に金属製
本体4の先端4aを固定端として曲げ力が作用しても、
本形態ではセラミックヒーター42が、金属製筒状体3
の内周面3dのうち、その固定端つまり金属製本体4の
先端4aより後端寄り部位において接触していない。し
たがって、セラミックヒーター42には、本体4の先端
4aに位置する金属製筒状体3及びガラス30を介して
その外力に基づく応力を受けるため、セラミックヒータ
ー42の割れ、ないし断線の発生防止に効果がある。
【0042】ここで、前記した第1形態及び第2形態
(試料 No.1、2)の2種のグロープラグを振動試
験機にかけてリードの端子からの剥離を含む断線数を試
験した。ただし、試料数は各形態(試料 No.1、
2)とも10個であり、試験条件は、0〜1000Hz
の全領域に対し、300Gの加速度を印加し、5000
サイクルに及ぶ耐久試験とした。比較例は、図15、1
6に示した従来の構造のもので、セラミック発熱体76
と通電用リードを接合する中継線(直径0.4mmのタ
ングステン線)78、79をセラミック基体(絶縁性セ
ラミック)75内に埋設し、その中継線端部をセラミッ
クヒーター72の後端72cの側面に露出させてなる端
子に、ニッケル製のリード15、16を銀ロウで接合
し、その接合部の周りにはガラスのないものである。結
果は表1に示した通りである。
【0043】なお、いずれの試料もセラミックヒーター
のセラミック基体をなす絶縁性セラミックは、例えば窒
化珪素を主成分とするもの(Si:85質量%、
希土類酸化物:10質量%、SiO:5質量%)であ
り、セラミック発熱体は、例えば窒化珪素及びタングス
テンカーバイト(WC)を主成分とするものであり、W
C:50質量%、Si:44質量%、希土類酸化
物:4質量%、SiO :2質量%とした。
【0044】
【表1】
【0045】表1より、比較例では、試料10個中の4
個に断線が見られたのに対し、本発明品(試料No.1
及び2)ではこのような断線の発生は0であった。な
お、断線には通電用リードと端子との剥離(分離)が3
個含まれていた。
【0046】次に前記試験におけるのと同じ試料で冷熱
サイクル評価を試験した。ただし、各試料を気相の冷熱
試験機にかけ、−65℃(1時間)/+500℃(1時
間)を5000サイクルに及ぶ耐久試験をし、その後、
通電試験をして通電特性を調査した。結果は表2に示し
た通りである。
【0047】
【表2】
【0048】表2より、比較例では、試料10個中の8
個に断線が見られた。そして、断線のなかった2個につ
いての通電特性の試験では2個とも抵抗値が増大してお
り、断線又は接続部の剥離の危険が予見された。これに
対し、本発明品(試料No.1及び2)では断線も見ら
れず、通電特性にも問題がみられなかった。
【0049】次に前記と同じ試料で同じ冷熱サイクル評
価を試験し、その後、セラミックヒーターと金属製筒状
体との間の封止(気密)特性を調査した。結果は表3に
示した通りである。
【0050】
【表3】
【0051】表3より、比較例では、試料10個中の9
個に封止特性の低下が見られた。これに対し、本発明品
(試料No.1及び2)ではいずれも封止特性に問題が
みられなかった。
【0052】さて次に本発明の第3の実施形態について
図14に基づいて詳細に説明する。ただし、本形態のセ
ラミックヒーター装置51は前記した第1の形態の変形
とでも言うべきものであり、本質的相違はないので相違
点を中心に説明し、同一の部位には同一の符号を付し、
適宜その説明を省略する。
【0053】すなわち、前記各形態では、セラミックヒ
ーターの後端寄り側面に、導電性セラミックからなりU
字状に形成されたセラミック発熱体の両脚の両外側面を
露出させて端子としたが、本形態では次のようである。
すなわち、セラミックヒーター52は、セラミック基体
5の先端2a寄り部位に、折り返し状(U字状)に形成
されたセラミック発熱体6を埋設して構成されている
が、この発熱体6のU字の両脚9の端部には、通電用の
通電用リード15、16へ接合するための中継線58、
59の一端部が夫々接合され、セラミック基体5中に埋
設されている。一方、この各中継線58、59はその他
端部をセラミックヒーター52の後端2c寄りの側面に
露出させて接合用端子11、11とされ、これに通電用
リード15、16をロウ材で接合したものである。そし
て、金属製筒状体3の後端3c寄りの内周面側にガラス
30が充填され、通電用リード15、16の周りを固め
ている。
【0054】本形態では、高融点金属からなる中継線5
8、59を用いたものであるが、その端部をヒーター後
端2c寄り側面に露出させて端子11、11とし、これ
に接合したリード15、16の周りをガラス30で固定
しているため、その各リードの同端子からの分離防止効
果が高い。
【0055】上記においてセラミックヒーターは、導電
性セラミックからなる発熱体のものとしたが、本発明に
おいて発熱体はこのものに限定されるものではない。ま
た、導電性セラミックで形成する場合でも、セラミック
ヒーター装置の用途などに応じて適宜の材質、組成とす
ればよい。また、セラミック基体をなす絶縁性セラミッ
クについても、同様にセラミックヒーター装置の用途な
どに応じて適宜の材質、組成の絶縁性セラミックで形成
すればよい。なお、前記の各形態では、セラミックヒー
ター装置としてグロープラグを例示したが、その適用例
はこれに限定されるものではない。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のセラミックヒーター装置によれば、セラミックヒータ
ーの金属製筒状体への固定が圧入によるため、従来のよ
うなロウ材での接合工程を要しないし、金属製筒状体へ
のメッキ工程が不要となる。したがって、セラミックヒ
ーター装置の製造工程の簡略化が図られ、コストの低減
が図られる。
【0057】そして、ヒーター後端が金属製筒状体の後
端から突出していないものでは、セラミックヒーター自
体の長さを短くできるため、コストの低減を図ることが
できる。また、このものにおいて金属製筒状体の内側の
うち、その後端側に絶縁性封止材が充填されているもの
では、高度の気密性が保持される。さらに、端子に接合
されたリードが絶縁性封止材にて固定されているもので
は、その接合の熱衝撃などによる剥離(分離)の防止作
用があり、電気的接続の信頼性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセラミックヒーター装置の第1実
施形態の正面縦断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図2のA−A線拡大断面図。
【図4】図2のB−B線拡大断面図。
【図5】図2のC−C線拡大断面図。
【図6】第1実施形態に用いたセラミックヒーターの製
造過程を説明する分解斜視図。
【図7】一体化した未焼成セラミックヒーターの断面
図。
【図8】未焼成セラミックヒーターのホットプレス状態
の説明図。
【図9】セラミックヒーターの正面図。
【図10】Aはセラミックヒーターに金属製筒状体を圧
入する説明用正面縦断面図、Bは圧入後の正面縦断面
図。
【図11】図10において金属製筒状体の後端寄り内周
面にガラスを充填した図。
【図12】本発明に係る第2実施形態の要部拡大正面縦
断面図。
【図13】図12のD−D線拡大断面図。
【図14】本発明に係る第3実施形態の要部拡大正面縦
断面図。
【図15】従来のセラミックヒーター装置の正面縦断面
図。
【図16】図15の要部拡大図。
【符号の説明】
1、41、51 セラミックヒーター装置 2、42、52 セラミックヒーター 2a セラミックヒーターの先端 2b セラミックヒーターの外周面(側面) 2c セラミックヒーターの後端 3 金属製筒状体 3a 金属製筒状体の先端 3c 金属製筒状体の後端 3d 金属製筒状体の内周面 4 金属製本体 4a 金属製本体の先端 5 セラミック基体 6、7、8 セラミック発熱体 6c セラミック発熱体の端部 11 端子 15、16 通電用リード G セラミックヒーターの軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/10 H05B 3/10 A 3/14 3/14 B

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製筒状体内に、棒状のセラミックヒ
    ーターを、ヒーター先端が該金属製筒状体の先端から突
    出するように固定し、金属製本体内に、該金属製筒状体
    をその先端が該金属製本体の先端から突出するように固
    定してなるセラミックヒーター装置において、 前記セラミックヒーターは、該金属製筒状体内に圧入し
    て固定されていることを特徴とするセラミックヒーター
    装置。
  2. 【請求項2】 前記セラミックヒーターは、ヒーター後
    端を前記金属製筒状体の後端から突出させていないこと
    を特徴とする請求項1記載のセラミックヒーター装置。
  3. 【請求項3】 前記セラミックヒーターは、導電性セラ
    ミックからなるセラミック発熱体を、絶縁性セラミック
    からなるセラミック基体中に、先端側で折り返し状とし
    て埋設し、ヒーター後端寄りの側面に、前記セラミック
    発熱体に通電用の一対の端子を備えていることを特徴と
    する請求項1又は2記載のセラミックヒーター装置。
  4. 【請求項4】 前記セラミックヒーターは、該セラミッ
    クヒーターの端子に通電用リードが接合され、該通電用
    リードの少なくとも一方が前記金属製筒状体に接触して
    いないことを特徴とする請求項1、2又は3記載のセラ
    ミックヒーター装置。
  5. 【請求項5】 前記金属製筒状体内に、絶縁性封止材
    が、該金属製筒状体と前記セラミックヒーターとの間の
    気密を保持するように充填されていることを特徴とする
    請求項2、3又は4記載のセラミックヒーター装置。
  6. 【請求項6】 前記金属製筒状体内に、絶縁性封止材
    が、該金属製筒状体と前記セラミックヒーターとの間の
    気密を保持しかつ前記通電用リードの前記端子への接合
    部を埋設状に固定するように充填されていることを特徴
    とする請求項2、3又は4記載のセラミックヒーター装
    置。
  7. 【請求項7】 金属製筒状体内に、棒状のセラミックヒ
    ーターを、ヒーター先端が該金属製筒状体の先端から突
    出するように固定し、金属製本体内に、該金属製筒状体
    をその先端が該金属製本体の先端から突出するように固
    定してなるセラミックヒーター装置において、 前記セラミックヒーターは、導電性セラミックからなる
    セラミック発熱体を、絶縁性セラミックからなるセラミ
    ック基体中に、先端側で折り返し状として埋設し、ヒー
    ター後端寄りの側面に、前記セラミック発熱体に通電用
    の一対の端子を備えると共に、該端子の少なくとも一方
    に通電用リードが接合され、ヒーター後端を前記金属製
    筒状体の後端から突出させないで、しかも前記一方の通
    電用リードが該金属製筒状体に接触することなく前記セ
    ラミックヒーターが該金属製筒状体内に圧入して固定さ
    れ、 さらに、該金属製筒状体内に、絶縁性封止材が、該金属
    製筒状体と前記セラミックヒーターとの間の気密を保持
    しかつ前記通電用リードの前記端子への接合部を埋設状
    に固定するように充填されていることを特徴とするセラ
    ミックヒーター装置。
  8. 【請求項8】 前記セラミックヒーターは、その後端寄
    りの側面に、前記セラミック発熱体の両端部を露出さ
    せ、その露出しているセラミック発熱体表面を通電用の
    一対の端子とし、該端子に通電用リードをロウ材で接合
    した請求項3〜7に記載のセラミックヒーター装置。
  9. 【請求項9】 前記セラミックヒーターの後端寄りの側
    面が細く形成され、その細く形成された後端寄りの側面
    に一対の端子を備えている請求項1〜8に記載のセラミ
    ックヒーター装置。
  10. 【請求項10】 前記端子は、セラミックヒーターの後
    端寄りの側面が研削されてなる請求項1〜9に記載のセ
    ラミックヒーター装置。
  11. 【請求項11】 前記絶縁性封止材がガラスである請求
    項5〜10に記載のセラミックヒーター装置。
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