JP4310565B2 - セラミックヒータ型グロープラグおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、ディーゼルエンジンの始動補助用として使用されるグロープラグに係り、特に、発熱体としてセラミックヒータを用いたセラミックヒータ型グロープラグおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
セラミックヒータとして、絶縁性セラミックス中に、高融点金属(例えばタングステン等)のコイルや導電性セラミックス等の発熱体を埋設し、または導電性セラミックスの発熱体の一部を露出させ、その発熱体の負極側のリード線を絶縁性セラミックスの側面から取り出して金属製外筒に接続するとともに、正極側のリード線を、絶縁性セラミックスの前記発熱体が埋設された位置と逆の端面側で電極取り出し金具の一端に接続し、さらに、この電極取り出し金具の他端に外部接続端子を接続するように構成したものが従来から知られている。
【0003】
ところで、近年、排気ガスの規制に対応するため、ディーゼルエンジンの燃焼方式が、副燃焼室を有するタイプから、直接噴射型、いわゆる直噴型に移行し、さらに、マルチバルブ化が行われてきている。このような直接噴射型のディーゼルエンジンに用いるグロープラグは、シリンダヘッドの壁面を通って主燃焼室に臨むため、副燃焼室を予熱するタイプに比べて全長を長くし、しかも、細径にすることが必要である。
【0004】
さらに、シリンダヘッドの強度を確保するためにシリンダヘッドの厚さを大きくする必要がある。そのため、グロープラグを装着する挿入孔が非常に細く、しかも、長くなってきており、それに合わせてグロープラグも非常に細長く形成する必要がある。
【0005】
前述のようなグロープラグの長尺化の要求に応えるとともに、セラミックヒータの全長を短縮してコストダウンを図るために、セラミックヒータを、その発熱体が埋設されている発熱部が外部に突出するようにして金属製外筒の一端側に固定するとともに、電極取り出し金具が接続されている他端側は金属製外筒の内部に位置するようにした構造のグロープラグが提案されている。
【0006】
前記構造のセラミックヒータ型グロープラグでは、セラミックヒータの、金属製外筒の内部に位置している端面側の正極側リード線と、電極取り出し金具とを接続する構成が重要なポイントになっている。
【0007】
例えば、セラミックヒータの正極側リード線が前記端面から外部に取り出されている場合には、電極取り出し金具との接続が容易であるが、実際には正極側リード線を端面から外部に取り出すことは相当困難である。セラミックヒータをホットプレス等により焼結成形する際に、前記リード線を予め外部に出た状態で焼結しようとすると、型構成が複雑になり、焼結が非常に難しくなってしまう。しかも、無理にリード線が外に出た状態で焼結成形したとしても、リード線の表面にセラミックス層が形成されたり、リード線自体が炭化してぼろぼろになりリード線としての強度や機能を発揮できないおそれがある。
【0008】
そこで、セラミックヒータの端面に接続孔を形成し、その接続孔内に電極取り出し金具の先端を挿入して、接続孔内に露出している正極側のリード線と電極取り出し金具とを接続するようにした構成が、本出願の出願人によってすでに出願されている(特願平11−173877号、特願2000ー43994号)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記各出願の発明のように、セラミックヒータの端面に接続孔を形成して、その正極側リード線と電極取り出し金具とを接続する構成は、これら両者を確実に接続できるので優れているが、さらに、他の構造により発熱体の正極側リード線と電極取り出し金具とを接続することが可能であり、このような接続構造を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明に係るセラミックヒータ型グロープラグは、発熱体を絶縁性セラミックスで保持するセラミックヒータと、このセラミックヒータが一端部内に固定されるとともに、他端部側がハウジングの内部孔に固定された金属製外筒と、この金属製外筒内に位置する前記セラミックヒータの端面側で、前記発熱体の正極側リード線に接続された電極取り出し金具とを備えており、さらに、前記セラミックヒータの端面に露出させた前記発熱体の正極側リード線と、前記電極取り出し金具の端部に固定された正極接続部材とが、ロウ付けにより接続されるとともに、金属製外筒のセラミックヒータ固定側よりも大径の電極取り出し金具側に充填され、この大径部をスエージング加工することにより高密度化された耐熱性絶縁粉体によって、前記電極取り出し金具と正極接続部材との接続部が固定されたことを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、前記セラミックヒータの端部に突出部を形成し、この突出部表面に前記正極側リード線を露出させて、前記正極接続部材をロウ付けにより接続させたことを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項3に記載の発明は、前記突出部の側面に前記正極側リード線の側面を露出させるとともに、前記正極接続部材を有底筒状に形成し、この正極接続部材を前記突出部に嵌合し、ロウ付けにより接続したことを特徴とするものである。
【0016】
また、請求項4に記載の発明は、前記セラミックヒータの端部に凹陥部を形成し、この凹陥部表面に前記正極側リード線を露出させて、前記正極接続部材をロウ付けにより接続させたことを特徴とするものである。
【0017】
また、請求項5に記載の発明は、前記セラミックヒータの端部に前記正極側リード線に接続する前記正極側リード線より大径のリード線接続部材を配置するとともに、このリード線接続部材の端面を前記セラミックヒータの端面に露出させて、前記接続部材をロウ付けにより接続させたことを特徴とするものである。
【0018】
また、請求項6に記載の発明は、前記正極側リード線の先端に折り曲げ部を形成し、この折り曲げ部の側面を前記セラミックヒータの端面に露出させたことを特徴とするものである。
【0019】
また、請求項7に記載の発明は、前記構成のセラミックヒータ型グロープラグを製造する方法であって、前記セラミックヒータの端面を機械加工して、この端面に前記発熱体の正極側リード線を露出させ、このセラミックヒータの前記端面側を、大径部と小径部を有する金属製金具の小径部側に挿入し、その後、前記正極側リード線と、金属製外筒の大径部側から挿入した前記電極取り出し金具の端部に固定された正極接続部材をロウ付けにより接続した後、金属製外筒の大径部側から耐熱性絶縁粉体を充填し、この大径部側をスエージング加工することにより耐熱性絶縁粉体を高密度化して、前記電極取り出し金具と正極接続部材との接続部を固定したことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグ(全体を符号1で示す)の縦断面図、図2はその要部の拡大図である。このグロープラグ1のハウジング2は円筒状をしており、その内部の孔4は、図の左側のセラミックヒータ固定側が中径部4a、図の右側の外部接続端子固定側が大径部4c、これら中径部4aと大径部4cの間が小径部4bである段付きの軸方向孔になっている。
【0021】
前記ハウジング2の内部孔4(段付きの軸方向孔)の中径部4a内には、セラミックヒータ6が圧入またはロウ付け等により接合された金属製外筒8が挿入され、この金属製外筒8の外周面の一部が圧入またはロウ付け等によりこのハウジング2に固定されている。金属製外筒8は、内部側の端面8aがハウジング2の内部孔4の中径部4aと小径部4bとの間の段部4dに当接して位置決めが行われる。
【0022】
セラミックヒータ6は、その本体部を構成するセラミックス絶縁体62の内部に、例えば高融点金属(例えばタングステン(W)等)をコイル状にした発熱線(発熱体)64が埋め込まれた発熱部6aを有しており、この発熱部6aが、前記金属製外筒8の先端8bから外部へ突出するとともに、この発熱部6aから遠い側の端面(後端面)6bが金属製外筒8の内部に位置している。なお、前記セラミックヒータ6の発熱体6aは、導電性セラミックスの発熱体あるいはシート状の発熱体等を用いることもできる。
【0023】
前記セラミックヒータ6の内部に埋め込まれたコイル状発熱線64の一端64aに負極側のリード線66が接続されるとともに、他端64bに正極側のリード線68が接続されている。負極側のリード線66は、金属製外筒8の内部側でセラミックス絶縁体62の外面に露出して金属製外筒8の内面にロウ付けにより電気的に接続されている。一方、正極側のリード線68は、セラミックヒータ6の前記端面6b方向に伸びており、先端68aがセラミックヒータの端面6bに露出している。この正極側リード線68の先端68aに、後に説明するように電極取り出し金具12が接続されている。
【0024】
前記のようにセラミックヒータ6の金属製外筒8内の端面6bには正極側リード線68の先端68aが露出しており、一方、電極取り出し金具12の先端12aには円板状の正極接続部材14が固定され、この正極接続部材14が前記正極側リード線68の先端68aにロウ付けにより固定されている。なお、図中の符号16は、ロウ付けしたロウ材を示している。
【0025】
前記のように、外周面に金属製外筒8が接合されるとともに、内部に埋設されたコイル状発熱線64の正極側リード線68に電極取り出し金具12が接続されたセラミックヒータ6が、シリンダヘッド(図示せず)への取付金具となる筒状のハウジング2に固定される。
【0026】
ハウジング2の大径部4c内には、外部接続端子18の外周面に一体的に固定された絶縁部材(絶縁ブッシュ)20が挿入され、ハウジング2の端部2aをかしめることにより固定されている。この外部接続端子18の外周には、綾目ローレット等の凹凸が形成され、絶縁性樹脂製の絶縁ブッシュ20が固着されている。外部接続端子18には、軸芯部を貫通する軸方向貫通穴18aが形成されており、この貫通穴18a内を前記セラミックスヒータ6の正極側リード線68に接続された電極取り出し金具(電極取り出し線)12が挿通され、その端部12bが外部側の端面18b(図1の右端)にろう付けまたはかしめ等により電気的に接続されている。さらに、ハウジング2のかしめられた端部2aの外側には、ワッシャ状の絶縁部材22を嵌合させ、アルミ製のナット24を外部接続端子18の締め付けねじ部18cに締結している。
【0027】
前記セラミックヒータ6の正極側リード線68と電極取り出し金具12との接続の手順について説明する。先ず、セラミックヒータ6の端面6bの中央部(この端面6bに先端部68aが露出している正極側リード線68を含み、外周部からは所定距離以上離れた部分)に金属Ni層を形成する。つまり、セラミックヒータ6の端面6bの前記中央部に、Niペーストを塗布した後、メタライジング処理、すなわち、950度程度の温度で焼いて、ペースト中の金属成分(Ni)を金属被膜化する処理を行う。なお、前記正極側リード線68と電極取り出し金具12の正極接続部材14とをロウ付けする際に、同時にセラミックヒータ6を金属製外筒8の内面にロウ付けにより接合するために、セラミックヒータ6の外周面にも同様の処理を行い金属Ni層を形成する。
【0028】
一方、電極取り出し金具12側には、その先端部12aに金属製(例えばステンレス鋼)の円板状の正極接続部材14を溶接またはかしめ等により固定する。
【0029】
前記のように、前記端面6bのロウ付けをする部分(中央部)と外周面とに金属被膜化処理を行ったセラミックヒータ6を、金属製外筒8内の所定位置に挿入する。このとき、セラミックヒータ6のコイル状発熱体64が埋め込まれている先端寄りの発熱部6aは、金属製外筒8の外部に突出し、前記正極側リード線68の先端68aが露出している他方側の端面(後端面)6bは、金属製外筒8の内部に位置している。次に、金属製外筒8のハウジング内部側端部8aの開口部から、電極取り出し金具12に固定された正極接続部材14を挿入し、セラミックヒータ6の端面6bの前記金属Ni層が形成された部分に仮止めする。
【0030】
その後、前記金属製外筒8の端部8aの開口部からコイル状のロウ材(銀ロウ材)を挿入して加熱することにより、セラミックヒータ6と金属製外筒8とを固定するとともに、前記電極取り出し金具12に固定されている正極接続部材14を正極側リード線68に接続する。前述のように、セラミックヒータ6の端面6bは、正極側リード線68の先端68aが露出している中心部寄りの部分には金属Ni層が形成されているが、外周側の部分はNi層が形成されていないので、この外周側の部分にはロウ材が残らない。従って、電極取り出し金具12と金属製外筒8との短絡が生ずるおそれはない。
【0031】
この実施の形態では、セラミックヒータ6のセラミックス絶縁体62に孔を開ける必要がないので、セラミックスを切削する工程等が必要なく、作業が簡単になるとともにコストダウンを図ることができる。しかも、正極側リード線68と電極取り出し金具12とを、セラミックス絶縁体62に形成した電極取り出し金具取付け孔内で接続する場合よりもセラミックヒータ6の全長を短縮することができる。
【0032】
但し、セラミックヒータ66bの端面に先端68a露出しているリード線68は極めて細いので(通常はφ0.3mm〜0.5mm程度)、電極取り出し金具12との接続部の強度に不安があり、振動等の外力によって接続部が破損するおそれがあるため、この接続部を補強することが好ましい。図3は、第2の実施の形態を示すもので、このようにセラミックヒータ6の正極側リード線68と電極取り出し金具12との接続部を補強する構成を備えたものである。なお、以下の実施の形態は、セラミックヒータ6とその外周に接合される金属製外筒8の内部以外の構成は前記第1の実施の形態と同様であるので、図示および説明は省略する。
【0033】
この第2の実施の形態は、前記第1の実施の形態と同様に、セラミックヒータ6の端面6bに露出している正極側リード線68の先端面68aに、電極取り出し金具12の先端12aに接続した金属製の円板状正極接続部材14を、ロウ付け16により接続したものを、さらに、ガラス材30Aを充填してその接続部を保持するようにしたものである。
【0034】
この第2の実施の形態では、図3(b)に示す円筒状のガラス部材30を、その内部孔30a内に電極取り出し金具12を挿通しつつ、金属製外筒8内に挿入した後、溶解、固化させて、そのガラス30Aによりセラミックヒータ6の正極側リード線68と電極取り出し金具12に固定された正極接続部材14との接続部を保持するようにした。このようにガラス30Aによって接続部を覆うことによりこの接続部を確実に保護することができる。
【0035】
図3に示す構成では、正極側リード線68と正極接続部材14との接続部をガラス30Aによって覆うことにより確実に保持することができるが、さらに、前記ガラス部材30の量を多くしてガラス30Aにより保持する距離を長くすれば、両者14,68の接続部を保持することに加えて、電極取り出し金具12をさらに確実に保持することができ、振動等によって断線することを防止することもできる。なお、前記ガラス材30Aに変えて、耐熱性の絶縁樹脂等を用いても良い。
【0036】
また、前記第1の実施の形態は、セラミックヒータ6の端面6bの外周部側には金属Ni層を形成せず、ロウ付けを行った後にその部分にロウ材が残らないようにして、電極取り出し金具12と金属製外筒8との短絡が起こらないようにしているが、金属製外筒8の外径やその他の条件等によっては端面6b上にロウ材が残ってしまうおそれもあるので、電極取り出し金具12と金属製外筒8との短絡を確実に防止できる構成にすることが望ましい。
【0037】
図4は、第3の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグ1の要部(セラミックヒータ6と金属製外筒8の部分)を示すもので、電極取り出し金具12と金属製外筒8との短絡を確実に防止できる構成にしたものである。この実施の形態の構成は、第2の実施の形態とは、セラミックヒータ6の端面6bの形状だけが異なっている。この実施の形態では、セラミックヒータ6の端面6bの正極接続部材14をロウ付けする部分、つまり、金属Ni層を形成した部分6baを平坦面とし、その外周側の部分6bbをテーパ状にすることによりその外周部分6bbよりも突出させたものである。
【0038】
このようにセラミックヒータ6の端面6bのロウ付けする部分6baを突出させたことにより、この端面6bに正極接続部材14をロウ付けするロウ材16以外のロウ材は、テーパ状の面6bbからセラミックヒータ6の外周面と金属製外筒8の内周面との隙間に流れ込んでしまうので、セラミックヒータ6の端面6b上に残ってしまうことがない。従って、正極接続部材14(電極取り出し金具12)と金属製外筒8とが短絡することを確実に防止することができる。なお、図4の構成では、ロウ付け部分6baの周囲6bbをテーパ状にしたが、テーパ状に限るものではなく、球状あるいは段付き形状等であっても良く、いずれにしてもロウ付け部分6baよりも周辺部が低くなっていて、ロウ材がセラミックヒータ6と金属製外筒8との隙間に流れ込みやすい形状であれば良い。
【0039】
図5は、第4の実施の形態を示すもので、この実施の形態も前記第3の実施の形態と同様に第2の実施の形態の構成を一部変更したものである。この実施の形態では、セラミックヒータ6の端面6bのロウ付け部分6bc(金属Ni層形成部)を、その周囲の部分6bdよりも凹陥させたものである。このように凹部6bcを形成することにより、セラミックヒータ6の端面6bの正極接続部材14とのロウ付けを行うロウ材16以外の部分は、セラミックヒータ6の外周面と金属製外筒8の内周面との隙間およびこの凹部6bc内に流れ込むので、その周囲の端面6bd上にはロウ材が残ることがなく、金属製外筒8と電極取り出し金具12との短絡が起こることがない。また、このセラミックヒータ6の端面6bの凹部6bc内に正極接続部材14とのロウ付け部分16が収容されるので、ロウ付け部分16の強度がさらに大きくなる。なお、この実施の形態では、余分なロウ材が流れ込みやすいように、凹部6bcの外径を正極接続部材14の外径よりもやや大きくしてある。
【0040】
さらに、前記第1の実施の形態の構成では、セラミックヒータ6の発熱体64に接続された正極側リード線68は極めて細いので、セラミックヒータ6の端面6bに露出している先端部68bの面積がかなり小さいため、この先端部68bに確実に正極接続部材14を接続することは困難であり、接続されない場合が生ずるおそれがある。そこで、正極側リード線68の正極接続部材14との接続面積を拡大することにより確実に接続できるようにすることが好ましい。
【0041】
図6は、第5の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグ1の要部を示すもので、前記第2の実施の形態の構成に加えて、セラミックヒータ6の正極側リード線68の先端68aに、このリード線68よりも大径のリード線接続部材40を接続したものである。
【0042】
この実施の形態のセラミックヒータ6の製造工程は以下のように行われる。先ず、正極側リード線68の先端68aに前記のようにリード線接続部材40を接続する。図6に示す構成では、リード線接続部材40のリード線68側の端部に孔を形成し、その孔内にリード線68の先端68aを挿入して接続している。次に、ホットプレスで焼結成形してセラミックヒータ6を形成し、その後、端面6bを研削、切削して前記リード線接続部材40の先端を露出させる。なお、前記リード線接続部材40は、高融点金属や導電性セラミックス等で形成される。
【0043】
この第5の実施の形態では、セラミックヒータ6の正極側リード線68側に、リード線68よりも大径のリード線接続部材40を設けたので、正極接続部材14に対する接続面積を大きくすることができるため、これら両者14,40のロウ付け部分の強度が増し、接続がより確実になる。なお、前記正極側リード線68とリード線接続部材40との接続は、図示のように、リード線接続部材40に孔を形成してリード線68の先端68aを挿入するものに限らず、両者40,68の側面同士を接触させて溶接しても良い。また、両者40,68の側面同士を接触させておけば、ホットプレスを行う際に押し付けられて両者40,68は固着されるので溶接をしなくとも良い。
【0044】
図7は、第6の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグ1の要部を示すもので、前記第5の実施の形態と同様に、セラミックヒータ6の発熱体62に接続されている正極側リード線68の先端68aの、正極接続部材14に対する接続部分の面積を拡大したものである。この実施の形態では、正極側リード線68の先端68aをコイル状に巻くことにより接続面積を拡大している。
【0045】
この構造では、正極側リード線68の先端68aをコイル状に巻いた状態で、セラミックヒータ6を焼結成形し、研削等でリード線68aを端面6bに露出させると、環状にリード線68の側面が露出する。従って、正極側リード線68側の接続面積が増大し、第5の実施の形態と同様に、電極取り出し金具12の正極接続部材14と、正極側リード線68とのロウ付けを確実に行うことができ、接続部の強度を増すことができる。なお、リード線68の先端68aをコイル状にせず、単に折り曲げて、セラミックヒータ6の端面6bにリード線68の側面が露出するようにしても、同様にリード線68側の接続面積を増大することができる。
【0046】
図8は、第7の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグ1の要部を示す図であり、第2の実施の形態の一部を変更したものである。この実施の形態では、セラミックヒータ6の端面6bの中央部に、外周部6bfよりも突出した円形の凸部6beを形成するとともに、この凸部6beの側面に、発熱体64に接続された正極側リード線68の先端部68aの側面を露出させている。一方、電極取り出し金具12の先端には、カップ状(有底円筒状)に形成した正極接続部材50を接続し、この正極接続部材50を前記セラミックヒータ6の端面6bに形成された凸部6beに嵌合させてロウ付けにより接合している。
【0047】
前記セラミックヒータ6は、焼結時に正極側リード線68を偏芯させておき、焼結成形後のセラミックヒータ6の端面6bを研削等により段付き形状にして円形凸部6beを形成し、その円形凸部6beの側面に前記リード線68の先端68aが露出するようにしている。この構成でも、リード線68の側面に正極接続部材50が接続されるため、接続面積が大きくなるので、接続をより確実にすることができる。また、カップ状の正極接続部材50をセラミックヒータ6の端部の円形凸部6beに嵌合させてロウ付けしたので、このロウ付け部分16の強度が向上する。さらに、ロウ付け部分16を端面6bから突出させたので、その周囲の部分にロウ材が残らず、電極取り出し金具12と金属製外筒8との短絡を防止することができる。
【0048】
図9は、第8の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグ1の要部を示す図であり、この形態では、図1に示す実施の形態と同様に、セラミックヒータ6の端面6bに正極側リード線68の先端68aを露出させるとともに、電極取り出し金具12の先端12aに、金属製の円板状正極接続部材14を固定し、この正極接続部材14を前記正極側リード線68にロウ付けしている。さらに、金属製外筒8内に耐熱性絶縁粉体をスエージング加工して高密度化した絶縁体70が充填されており、この絶縁体70を介して電極取り出し金具12を金属製外筒8に固定するとともに、電極取り出し金具12の正極接続部材14とセラミックヒータ6の正極側リード線68との接続部を固定したものである。
【0049】
この実施の形態の、図9に示すセラミックヒータ部分の製造手順について説明する。組付け前の金属製外筒8は、図示しないが、セラミックヒータ固定側(図9の下部)よりも電極取り出し金具側(図9の上部)が大径の段付き形状をしている。この段付き形状の金属製外筒8内にセラミックヒータ6を固定するとともに、前記第1の実施の形態等と同様にして、セラミックヒータ6の正極側リード線68と電極取り出し金具12の正極接続部材14とを接続する。
【0050】
その後、金属製外筒8の大径部側の開口部(図9の上端)から、内部の空間内に耐熱性絶縁粉体(例えば、マグネシア(MgO)等)70を充填する。次に、金属製外筒8の開口部に、ゴム製のシール部材(シリコンゴム、フッ素ゴム等)72を挿入する。このシール部材72を金属製外筒8の開口部内に挿入することにより、後の工程でスエージングを行う際に前記耐熱性絶縁粉体70がこぼれてしまうことを防止できる。また、電極取り出し金具12が金属製外筒8に接触することも防止できる。その後、金属製外筒8の端部をかしめて前記シール部材72が脱落しないようにする。
【0051】
続いて、金属製外筒8の大径部を、スエージング加工することにより、前記セラミックヒータ6が固定されている部分とほぼ同径になるように縮径する。このようにスエージング加工により金属製外筒8の外径を縮径することにより、耐熱性絶縁粉体70を高密度化して電極取り出し金具12を金属製外筒8内に固定するとともに、正極接続部材14と正極側リード線68との接続部を固定する。この構成でも、電極取り出し金具12と正極側リード線68との接続部を確実に保持することができる。また、電極取り出し金具12と金属製外筒8が短絡することを防止することができる。
【0052】
前記各実施の形態は、種々の組み合わせが可能であり、例えば、第5の実施の形態の正極側リード線68にリード線接続部材40を接続した構成や、第6の実施の形態の正極側リード線68の先端68aをコイル状に巻いた構成と、第3の実施の形態のセラミックヒータ6の端面6bをテーパ状にした構成や、第4の実施の形態のセラミックヒータ6の端面6bに凹部6bcを形成した構成とを組み合わせることが可能である。また、第8の実施の形態のスエージングにより耐熱性絶縁粉体70を高密度化した構成と、前記第3および第4の実施の形態と、さらに、前記第5および第6の実施の形態や、第7の実施の形態のセラミックヒータ6の端面6aを段付き形状にした構成とを組み合わせることもできる。可能な限りその他の構成を組み合わせることもできる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、発熱体を絶縁性セラミックスで保持するセラミックヒータと、このセラミックヒータが一端部内に固定されるとともに、他端部側がハウジングの内部孔に固定された金属製外筒と、この金属製外筒内に位置する前記セラミックヒータの端面側で、前記発熱体の正極側リード線に接続された電極取り出し金具とを備えたセラミックヒータ型グロープラグにおいて、前記セラミックヒータの端面に露出させた前記発熱体の正極側リード線と、前記電極取り出し金具の端部に固定された正極接続部材とが、ロウ付けにより接続されるとともに、金属製外筒のセラミックヒータ固定側よりも大径の電極取り出し金具側に充填され、この大径部をスエージング加工することにより高密度化された耐熱性絶縁粉体によって、前記電極取り出し金具と正極接続部材との接続部が固定されているので、セラミックヒータの正極側リード線と電極取り出し金具とを接続する際に、セラミックヒータのセラミックス絶縁体に孔を開ける必要がないので、セラミックスの切削等の工程が必要なく、コストダウンを図ることができる。しかも、セラミックヒータの全長を短縮することもできる。さらに、スエージング加工することにより耐熱性絶縁粉体を高密度化したので、電極取り出し金具と正極側リード線との接続部を確実に保持することができる。また、電極取り出し金具と金属製外筒が短絡することを防止することができる。
【0055】
さらに、請求項2に記載の発明によれば、前記セラミックヒータの端部に突出部を形成し、この突出部表面に前記正極側リード線を露出させて、前記正極接続部材をロウ付けにより接続させたことにより、電極取り出し金具と金属製外筒との短絡を確実に防止することができる。
【0056】
また、請求項3に記載の発明によれば、前記突出部の側面に前記正極側リード線の側面を露出させるとともに、前記正極接続部材を有底筒状に形成し、この正極接続部材を前記突出部に嵌合し、ロウ付けにより接続したことにより、リード線側の接続面積を大きくすることができ、確実に接続をすることができるとともに、凸部に正極接続部材を嵌合させているので、ロウ付け部分の強度が向上し、しかも、短絡を防止することができる。
【0057】
さらに、請求項4に記載の発明によれば、セラミックヒータの端部に凹陥部を形成し、この凹陥部表面に前記正極側リード線を露出させて、前記正極接続部材をロウ付けにより接続させたことにより、ロウ付け部分の強度を大きくすることができるとともに、電極取り出し金具と金属製外筒との短絡を防止することができる。
【0058】
また、請求項5に記載の発明によれば、前記セラミックヒータの端部に前記正極側リード線に接続する前記正極側リード線より大径のリード線接続部材を配置するとともに、このリード線接続部材の端面を前記セラミックヒータの端面に露出させて、前記接続部材をロウ付けにより接続させたことにより、リード線側の接続面積を大きくすることができ、確実に接続をすることができる。
【0059】
また、請求項6に記載の発明によれば、前記正極側リード線の先端に折り曲げ部を形成し、この折り曲げ部の側面を前記セラミックヒータの端面に露出させたことにより、リード線側の接続面積を大きくすることができ、確実に接続をすることができる。
【0060】
さらに、請求項7に記載の発明方法によれば、前記請求項1等に記載のセラミックヒータ型グロープラグを簡単な工程で、かつローコストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグの縦断面図である。
【図2】前記セラミックヒータの要部の拡大図である。
【図3】第2の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグの要部の縦断面図である。
【図4】第3の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグの要部の縦断面図である。
【図5】第4の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグの要部の縦断面図である。
【図6】第5の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグの要部の縦断面図である。
【図7】第6の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグの要部の縦断面図である。
【図8】第7の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグの要部の縦断面図である。
【図9】第8の実施の形態に係るセラミックヒータ型グロープラグの要部の縦断面図である。
【符号の説明】
6 セラミックヒータ
6b 端面
8 金属製外筒
12 電極取り出し金具
14 正極接続部材
62 絶縁性セラミックス
64 発熱体
68 正極側リード線
Claims (7)
- 発熱体を絶縁性セラミックスで保持するセラミックヒータと、このセラミックヒータが一端部内に固定されるとともに、他端部側がハウジングの内部孔に固定された金属製外筒と、この金属製外筒内に位置する前記セラミックヒータの端面側で、前記発熱体の正極側リード線に接続された電極取り出し金具とを備えたセラミックヒータ型グロープラグにおいて、
前記セラミックヒータの端面に露出させた前記発熱体の正極側リード線と、前記電極取り出し金具の端部に固定された正極接続部材とが、ロウ付けにより接続されるとともに、金属製外筒のセラミックヒータ固定側よりも大径の電極取り出し金具側に充填され、この大径部をスエージング加工することにより高密度化された耐熱性絶縁粉体によって、前記電極取り出し金具と正極接続部材との接続部が固定されたことを特徴とするセラミックヒータ型グロープラグ。 - 請求項1に記載のセラミックヒータ型グロープラグにおいて、
前記セラミックヒータの端部に突出部を形成し、この突出部表面に前記正極側リード線を露出させて、前記正極接続部材をロウ付けにより接続させたことを特徴とするセラミックヒータ型グロープラグ。 - 請求項2に記載のセラミックヒータ型グロープラグにおいて、
前記突出部の側面に前記正極側リード線の側面を露出させるとともに、前記正極接続部材を有底筒状に形成し、この正極接続部材を前記突出部に嵌合し、ロウ付けにより接続したことを特徴とするセラミックヒータ型グロープラグ。 - 請求項1に記載のセラミックヒータ型グロープラグにおいて、
前記セラミックヒータの端部に凹陥部を形成し、この凹陥部表面に前記正極側リード線を露出させて、前記正極接続部材をロウ付けにより接続させたことを特徴とするセラミックヒータ型グロープラグ。 - 請求項1に記載のセラミックヒータ型グロープラグにおいて、
前記セラミックヒータの端部に前記正極側リード線に接続する前記正極側リード線より大径のリード線接続部材を配置するとともに、このリード線接続部材の端面を前記セラミックヒータの端面に露出させて、前記接続部材をロウ付けにより接続させたことを特徴とするセラミックヒータ型グロープラグ。 - 請求項1に記載のセラミックヒータ型グロープラグにおいて、
前記正極側リード線の先端に折り曲げ部を形成し、この折り曲げ部の側面を前記セラミックヒータの端面に露出させたことを特徴とするセラミックヒータ型グロープラグ。 - 発熱体を絶縁性セラミックスで保持するセラミックヒータと、このセラミックヒータが一端部内に固定されるとともに、他端部側がハウジングの内部孔に固定された金属製外筒と、この金属製外筒内に位置する前記セラミックヒータの端面側で、前記発熱体の正極側リード線に接続された電極取り出し金具とを備えたセラミックヒータ型グロープラグを製造する製造方法において、
前記セラミックヒータの端面を機械加工して、この端面に前記発熱体の正極側リード線を露出させ、このセラミックヒータの前記端面側を、大径部と小径部を有する金属製金具の小径部側に挿入し、その後、前記正極側リード線と、金属製外筒の大径部側から挿入した前記電極取り出し金具の端部に固定された正極接続部材をロウ付けにより接続した後、金属製外筒の大径部側から耐熱性絶縁粉体を充填し、この大径部側をスエージング加工することにより耐熱性絶縁粉体を高密度化して、前記電極取り出し金具と正極接続部材との接続部を固定したことを特徴とするセラミックヒータ型グロープラグの製造方法。
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