JPH11270654A - 摩擦クラッチの締結機構および該機構を備えるディファレンシャル装置 - Google Patents

摩擦クラッチの締結機構および該機構を備えるディファレンシャル装置

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JPH11270654A
JPH11270654A JP7783098A JP7783098A JPH11270654A JP H11270654 A JPH11270654 A JP H11270654A JP 7783098 A JP7783098 A JP 7783098A JP 7783098 A JP7783098 A JP 7783098A JP H11270654 A JPH11270654 A JP H11270654A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦クラッチの締結機構の部品点数の削減と
小スペース化と共に、これにより通常のディファレンシ
ャルデフ装置と互換性を有する装置の提供を目的とす
る。 【解決手段】 電動モータ51の軸上に隣接し固定され
た第1と第2のギヤ53,55と、これらとそれぞれ噛
み合うデフケース7のボス部7d上に回転自在に支持さ
れた第3と第4のギヤ41,43と、ギヤ53,41か
らなる第1の伝動機構50aと、ギヤ55,43からな
る第2の伝動機構50bとを有し、第3と第4のギヤ4
1,43の対向面に設けられ、両伝動機構50a,50
b間の異なる減速比によりボール45を介して係合しト
ルクをスラストに変換するカム溝41a,43aと、ス
ラストを受けて多板クラッチ33を押圧して締結させる
ピストン37とを有する締結機構35を、デフケース7
の支持部ベアリング5よりも軸方向内方に備えることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差動制限機能を有
するディファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のアクチュエータとしては特公平
8−19971号公報に図4に示すものが開示されてい
る。
【0003】このアクチュエータ101は、四輪駆動車
のセンターデフの差動制限用多板クラッチ103の締結
用に適用されたものである。モータ105が回転する
と、モータ軸上の駆動ギヤ107,109から中間ギヤ
111,113を介して中空軸115,117へ回転が
伝達される。中空軸115,117へのギヤ比が僅かに
異なっているので、中空軸115,117は相互間に相
対回転を伴って回転しようとする。これにより、中空軸
115,117のフランジ状対向面部にそれぞれ形成さ
れたカム部119,121が中間のローラ123を介し
てカム作用し、中空軸115,117間にスラストが発
生する。
【0004】このスラストを利用してベアリング12
5、ピストン127を介して多板クラッチ103を押圧
し、係合させる構成であり、油圧制御に代るモータ10
5の制御によりセンターデフの差動制限を行うものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、モータ10
5がトランスファケース131の外に配置されているの
で、モータ105から中空軸115,117までの噛み
合い部品に生じる僅かな位相のズレやガタの累積により
回転方向の位相合わせが難しく、加工時に高精度加工を
要すると共に、モータ105から多板クラッチ103へ
至るまでの部品点数が多く、コスト高になる。
【0006】また、モータ105の外部配置によりデフ
装置が通常のものとの互換性がなくなるという問題があ
る。
【0007】そこで、本発明は、摩擦クラッチの締結機
構の部品点数の削減と小スペース化と共に、これにより
通常のディファレンシャル装置と互換性を有する装置の
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、摩擦クラッチを締結させ
る押圧機構と、2系統の伝動機構を介して前記押圧機構
を作動させる電動モータとを備える摩擦クラッチの締結
機構であって、前記2系統の伝動機構は、前記電動モー
タの出力軸に連結された軸上に隣接し固定された第1と
第2のギヤと他の一軸上に回転自在に隣接配置され該第
1と第2のギヤとそれぞれ噛み合う第3と第4のギヤと
を有し、第1と第3のギヤからなる第1の伝動系統と第
2と第4のギヤからなる第2の伝動系統とからなると共
に該両伝動系統の変速比間に所定の差を有し、前記押圧
機構は、互いの対向面に周方向等分に対向して形成され
係合するカム部を有する前記第3と第4のギヤと、該両
ギヤのカム部のカム作用を受けて前記摩擦クラッチを押
圧するピストンとを備えることを特徴とする。
【0009】したがって、電動モータ軸に連結された軸
上の第1と第2のギヤとカム部を有する第3と第4のギ
ヤが直接噛み合う構成であるので、前記従来例のような
中間ギヤや中空軸が不要となり、回転方向の位相合わせ
が容易になると共に構造が大幅に簡素化されて部品点数
が少なく低コストになり、小スペース化が達成される。
【0010】なお、カム部は第3、第4のギヤにそれぞ
れ直接対向形成された面カムや、第3、第4のギヤにそ
れぞれ形成されたカム溝に転動部材を介したカムを意味
する。
【0011】また、噛み合い部品が少ないので両伝動系
統のガタが少なく、カム作用すなわち摩擦クラッチの締
結作用のレスポンスが向上する。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の摩擦クラッチの締結機構であって、前記電動モータ
は、正逆回転可能に設定され、前記係合する各カム部
は、回転方向両側のカム面が異なるカム角を有すること
を特徴とする。
【0013】したがって、請求項1の発明と同等の作用
・効果が得られると共に、電動モータを正逆回転の切換
えによりカム係合によるスラストが切換えられ、摩擦ク
ラッチの締結力を2種類設定可能となるので、締結力選
定の自由度が拡大する。
【0014】請求項3に記載の発明は、デフキャリア内
に両端の支持部にて回転可能に支持されたデフケ−スに
入力されるエンジンの回転を一対の出力側部材に差動配
分する差動機構と、該差動機構の差動を制限する摩擦ク
ラッチとを備えるディファレンシャル装置において、前
記デフケ−スの支持部よりも軸方向内方に請求項1また
は2に記載の摩擦クラッチの締結機構の押圧機構と伝動
機構とを備えることを特徴とするディファレンシャル装
置。
【0015】したがって、請求項1または2に記載の摩
擦クラッチの締結機構による作用・効果が得られると共
に、該締結機構の押圧機構と伝動機構とをデフケ−スの
支持部よりも軸方向内方に備えているので、電動モータ
をデフキャリア内に収容可能となり、通常のディファレ
ンシャル装置との互換性が維持され、ディファレンシャ
ル装置の配置上有利となると共に、コストが低減され
る。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のディファレンシャル装置であって、前記差動機構はベ
ベルギヤ式の差動ギヤ機構であり、前記摩擦クラッチは
前記デフケースと少なくとも一方の出力側部材との間に
設けられる多板クラッチであることを特徴とする。
【0017】したがって、ベベルギヤ式の差動ギヤ機構
を備え、多板クラッチをデフケースと少なくとも一方の
出力部材との間に備えたディファレンシャル装置で、請
求項3の発明と同等の作用・効果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1、図2
により説明する。図1は本実施形態の摩擦クラッチの締
結機構とこれを備えたリヤディファレンシャル装置の断
面図であり、図2は要部の拡大図である。
【0019】図1に示すように、リヤディファレンシャ
ル装置1は、デフケース7の両端部にてデフキャリア3
(一部を省略して示す)にベアリング5,5を介して回
転可能に支持されている。デフケース7にはリングギヤ
9がホルト11により固定されている。リングギヤ9
は、同様にデフキャリア3にベアリング13,15を介
して回転可能に支持されたドライブピニオン17と噛み
合っている。エンジンからの駆動力はカップリング1
9、ドライブピニオン17、リングギヤ9を経てデフケ
ース7に入力される。
【0020】差動機構21はベベルギヤ式で、つぎのよ
うに構成されている。デフケース7に一体的にピニオン
シャフト23とリテーナ24が取り付けられ、デフケー
ス7と一体に回転する。ピニオンシャフト23上にはピ
ニオンギヤ25が回転可能に支持され、左右のサイドギ
ヤ27,29と噛み合っている。左右のサイドギヤ2
7,29はデフケース7と同軸に対向して配置されてい
る。そして、サイドギヤ27,29の軸心部には図示し
ない左右の出力軸がそれぞれスプライン連結される。
【0021】また、差動制限機構31は多板クラッチ
(摩擦クラッチ)式で、つぎのように構成されている。
デフケース7内の溝7aと右のサイドギヤ29の軸部2
9aとの間に多板クラッチ33が配設されている。
【0022】そして、この多板クラッチ33の締結機構
35はつぎのように構成されている。多板クラッチ33
の軸方向外方に隣接するデフケース7の壁部7bには複
数個の貫通孔7cが設けられ、壁部7bの外方から脚部
37aを貫通孔7cに貫入されたリング状のピストン3
7がデフケース7のボス部(支持部)7d上に配置され
ている。これにより、ピストン37はデフケース7と一
体的に回転する。
【0023】デフケース7のボス部7d上でピストン3
7の右隣にスラストベアリング39を介して第3と第4
のギヤ41,43が回転自在に配置され、第3と第4の
ギヤ41,43の対向面には周方向等分に複数箇所にほ
ぼV字状のカム溝41a,43a(後述)が形成され、
各々ボール(転動部材)45を挟んで互いに係合してい
る。ボール45は半径方向には移動不能に保持されてい
る。
【0024】外側の第4のギヤ43の右隣(外方)には
スラストベアリング39、プレート46がこの順に配置
され、止め輪47によりピストン37〜プレート46間
の各部材が軸方向に抜け止めされている。
【0025】また、第3と第4のギヤ41,43を駆動
する2系統の伝動機構50a,50bはつぎのように構
成されている。電動モータ51の出力軸上に固定された
第1と第2のギヤ53,55がそれぞれ第3と第4のギ
ヤ41,43と噛み合っている。第1のギヤ53と第3
のギヤ41との噛み合いにより1系統の伝動機構50a
が構成され、第2のギヤ55と第4のギヤ43との噛み
合いにより他の1系統の伝動機構50bが構成されてい
る。そして、両系統の減速比間には所定の差が設定され
ており、電動モータ51の回転時に第3と第4のギヤ4
1,43間に回転速度差が生じる。なお、電動モータ5
1はデフキャリア3内に取り付けられている。
【0026】図2は、第3と第4のギヤ41,43に形
成されたカム溝41a,43aを周方向に展開して示
す。各カム溝41a,43aにはボール45を挟んで回
転方向両側に異なるカム角度θ1 ,θ2 のカム面が形成
されている。
【0027】第4のギヤ43(カム溝43a)の回転速
度が第3のギヤ41のそれよりも僅かに速い設定の場
合、第4のギヤ43が矢印A方向(図2で上向き)に回
転するときには、回転速度の遅い第3のギヤ41は逆の
方向(図2で下向きの矢印A方向)に回転する相対速度
関係になるので、カム角度θ2 の互いのカム面が係合
し、トルクが第3と第4のギヤ41,43を相互に離反
させるスラストに変換される。
【0028】電動モータ51が逆転すると、第4のギヤ
43が矢印B方向(図2で下向き)に回転し、回転速度
の遅い第3のギヤ41は逆の方向(図2で上向きの矢印
B方向)に回転する相対速度関係になり、カム角度θ1
のカム面同士が係合する。図2では、カム角度はθ2
θ1 であるので、小さいカム角度θ2 のカム面が係合す
る場合の方がθ1 のカム面が係合する場合よりもトルク
から変換されるスラストはより大きくなる。
【0029】図3は、電動モータ51の回転方向が一方
向に限定される場合のカム溝41b,43bの形状を示
す。この場合、第4のギヤ43が矢印C方向(図3で上
向き)に回転する場合には、回転速度の遅い第3のギヤ
41は逆の方向(図3で下向きの矢印C方向)に回転す
る相対速度関係になるので、カム角度θ3 のカム面同士
が係合する。
【0030】つぎに、締結機構35を備えるリヤディフ
ァレンシャル装置1の作用を説明する。
【0031】左右のサイドギヤ27,29間に駆動抵抗
差が生じると、差動機構21の作用によりサイドギヤ2
7,29間に差動回転が生じる。このとき、電動モータ
51の回転により第1と第2のギヤ53,55とそれぞ
れ噛み合っている第3と第4のギヤ41,43間に回転
速度差が生じ,両者41,43間のカム係合により電動
モータ51から伝達されるトルクはスラストに変換され
る。
【0032】ピストン37は、第3のギヤ41からスラ
ストベアリング39を介して,この変換されたスラスト
を受けて、多板クラッチ33を左方へ押圧して締結させ
る。多板クラッチ33に生じる摩擦抵抗トルクが低速回
転側のサイドギヤに駆動トルクとして付加される。
【0033】このとき、ピストン37の押圧力は、一方
(左方)はリテーナ24を介してデフケース7に、他方
(右方)は止め輪47を介してデフケース7により受け
止められ、デフケース7外の部材には作用しない。
【0034】こうして、本実施形態によれば、両伝動機
構50a,50bがデフケース7端部の支持ベアリング
5よりも内方に配置されているので電動モータ51もデ
フキャリア3内に配置可能となり、通常のディファレン
シャル装置との互換性が維持され、ディファレンシャル
装置1の配置上有利となると共に、コストが低減され
る。
【0035】また、カム係合による変換されて生じるス
ラストがデフケース7により受け止められ、デフケース
7の支持ベアリング5,5に作用することがないため、
支持ベアリング5,5およびディファレンシャル装置1
の耐久性が向上する。
【0036】また、前記従来例と異なり、第3と第4の
ギヤ41,43を駆動する伝動機構50a,50bに中
間ギヤが不要であるので、それだけ部品点数およびコス
トを低減することができる。
【0037】また、両伝動機構50a,50bに中間ギ
ヤがないのでガタが少なく、それだけ差動制限作用のレ
スポンスが向上すると共に高精度加工を要しないので組
付け時、さらには性能における信頼性が向上する。
【0038】なお、多板クラッチ33は左右のサイドギ
ヤ27,29に背面部にそれぞれ設ける構成にしてもよ
い。
【0039】また、カム部は上記実施形態中に記載した
カム溝41a,43aとボール45を用いたものに限ら
れず、第3と第4のギヤ41,43にそれぞれ直接形成
した面カムを対向配置させてもよい。
【0040】また、差動機構21はベベルギヤ式に限ら
ず遊星ギヤ式でもよく、多板クラッチ33は2つの出力
軸間に配置されてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、電動モータ軸上のギヤと、カ
ム溝を有する第3と第4のギヤが直接噛み合う構成であ
るので、前記従来例のような中間ギヤや中空軸が不要と
なり、構造が大幅に簡素化されて部品点数が少なく低コ
ストになると共に小スペース化が達成される。
【0042】また、噛み合い部品が少ないので両伝動系
統のガタが少なく、カム係合すなわち摩擦クラッチの締
結作用のレスポンスが向上する。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明と同等の効果が得られると共に、電動モータを正
逆回転の切換えによりカム係合によるスラストが切換え
られ、摩擦クラッチの締結力を2種類設定可能となるの
で、締結力選定の自由度が拡大する。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の摩擦クラッチの締結機構による効果が
得られると共に、該締結機構の押圧機構と伝動機構とを
デフケ−スの支持部よりも軸方向内方に備えているの
で、電動モータをデフキャリア内に収容可能となり、通
常のディファレンシャル装置との互換性が維持され、デ
ィファレンシャル装置の配置上有利となると共に、コス
トが低減される。
【0045】請求項4に記載の発明によれば、ベベルギ
ヤ式の差動ギヤ機構を備え、多板クラッチをデフケース
と少なくとも一方の出力部材との間に備えたディファレ
ンシャル装置で、請求項3の発明と同等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の断面図である。
【図2】一実施形態の要部拡大図である。
【図3】一実施形態の要部の変形例を示す拡大図であ
る。
【図4】従来例の断面図である。
【符号の説明】
5 支持ベアリング 7 デフケース 7d デフケースのボス部(支持部) 21 差動機構 27,29 サイドギヤ 31 差動制限機構 33 多板クラッチ(摩擦クラッチ) 35 締結機構 37 ピストン 39 スラストベアリング 41 第3のギヤ 43 第4のギヤ 41a,43a カム溝 45 ボール(転動部材) 47 止め輪 50a,50b 伝動機構 51 電動モータ 53 第1のギヤ 55 第2のギヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦クラッチを締結させる押圧機構と、
    2系統の伝動機構を介して前記押圧機構を作動させる電
    動モータとを備える摩擦クラッチの締結機構であって、 前記2系統の伝動機構は、前記電動モータの出力軸に連
    結された軸上に隣接し固定された第1と第2のギヤと他
    の一軸上に回転自在に隣接配置され該第1と第2のギヤ
    とそれぞれ噛み合う第3と第4のギヤとを有し、第1と
    第3のギヤからなる第1の伝動系統と第2と第4のギヤ
    からなる第2の伝動系統とからなると共に該両伝動系統
    の変速比間に所定の差を有し、 前記押圧機構は、互いの対向面に周方向等分に対向して
    形成され係合するカム部を有する前記第3と第4のギヤ
    と、該両ギヤのカム部のカム作用を受けて前記摩擦クラ
    ッチを押圧するピストンとを備えることを特徴とする摩
    擦クラッチの締結機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の摩擦クラッチの締結機
    構であって、 前記電動モータは、正逆回転可能に設定され、 前記係合する各カム部は、回転方向両側のカム面が異な
    るカム角を有することを特徴とする摩擦クラッチの締結
    機構。
  3. 【請求項3】 デフキャリア内に両端の支持部にて回転
    可能に支持されたデフケ−スに入力されるエンジンの回
    転を一対の出力側部材に差動配分する差動機構と、該差
    動機構の差動を制限する摩擦クラッチとを備えるディフ
    ァレンシャル装置において、 前記デフケ−スの支持部よりも軸方向内方に請求項1ま
    たは2に記載の摩擦クラッチの締結機構の押圧機構と伝
    動機構とを備えることを特徴とするディファレンシャル
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のディファレンシャル装
    置であって、 前記差動機構は、ベベルギヤ式の差動ギヤ機構であり、 前記摩擦クラッチは、前記デフケースと少なくとも一方
    の出力側部材との間に設けられる多板クラッチであるこ
    とを特徴とするディファレンシャル装置。
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