JP2890458B2 - 遊星歯車式変速装置の回転軸支持構造 - Google Patents

遊星歯車式変速装置の回転軸支持構造

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JP2890458B2 JP1116297A JP11629789A JP2890458B2 JP 2890458 B2 JP2890458 B2 JP 2890458B2 JP 1116297 A JP1116297 A JP 1116297A JP 11629789 A JP11629789 A JP 11629789A JP 2890458 B2 JP2890458 B2 JP 2890458B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/20Transmissions using gears with orbital motion
    • F16H2200/2002Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears
    • F16H2200/201Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears with three sets of orbital gears

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  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遊星歯車式変速装置の回転軸支持構造に係
り、特に自動車等の車輌に用いられる自動変速機に組込
まれる遊星歯車式変速装置の回転軸支持構造に係る。
[従来の技術] 自動車等の車輌に用いられる自動変速機に組込まれる
遊星歯車装置には、一つの回転軸、例えば中間軸の外周
に少なくとも二つの中空の中間軸が重合する回転軸構造
を有しているものがあり、これは、例えば、本願出願人
と同一の出願人による特願昭63−241780号、特願平1−
25320号等に於て既に提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来一般に、中間軸の如き回転軸が同心的に重合配置
される場合、最内周に位置する回転軸が両端にて歯車ケ
ースより回転可能に支持され、これより外周にある回転
軸は全て一つ内側にある回転軸の外周面より回転可能に
支持されている。この場合、全ての回転軸が互いに隣接
する回転軸間に配置された軸受を介して最内周の回転軸
により歯車ケースより支持されることになり、各軸受部
のラジアル方向のがたつきや各部品毎の寸法公差、ばら
つきによるがたつきが内側の回転軸より外側の回転軸へ
向うに従い累積的に増加することになる。これは、それ
らの回転軸及び該回転軸に組付けられている回転部材の
回転アンバランスを増加することになり、振動、騒音を
増大する原因になる。またこれは、軸受部材、回転軸間
或いは回転軸と歯車ケースとの間に配置されるオイルシ
ールリングに不当な荷重を与えることになり、これらの
耐久性を低下させることになる。
また回転軸のラジアル方向のがたつきが大きいと、相
対回転している回転部材間の有害な接触を避けるため
に、各回転軸の回転部材間のラジアル方向の間隙を大き
く設定する必要が生じることがある。これはそれら回転
部材の直径を大きくすることになり、結果として歯車列
全体が大型化し、また重量が増大するようになる。この
ことは、スペース的な問題からして、車輌用自動変速機
を車輌に搭載する場合、大きい問題になる。
本発明は、上述の如き不具合に鑑み、各軸受部のラジ
アル方向のがたつきや部品毎の寸法公差、ばらつきによ
るがたつきが外側の回転軸に累積しないようにし、各回
転軸を歯車ケースより大きいラジアル方向のがたつきを
有することなく適切に支持する回転軸支持構造を提供す
ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上述の如き目的は、本願発明によれば、少なくとも一
つの遊星歯車装置とクラッチ及びブレーキの群から選択
された少なくとも二つの摩擦係合装置とが一つの回転中
心軸線に沿って同心に整合して組合された遊星歯車式変
速機構を有する遊星歯車式変速装置の回転軸支持構造に
して、 前記遊星歯車式変速機構を内包する歯車ケースと、前
記回転中心軸線に同心に整合した第一の回転軸と、前記
回転中心軸線に同心に整合し前記第一の回転軸の周りに
同心に配置された中空の第二の回転軸と、前記回転中心
軸線に同心に整合し前記第二の回転軸の周りに同心に配
置された中空の第三の回転軸とを含み、 前記歯車ケースは前記遊星歯車式変速機構の周りを囲
む実質的に筒状の外周壁部と、両端壁部と、前記外周壁
部の軸線方向中間部より前記回転中心軸線へ向けて半径
方向内向きに延在する環状の隔壁部と、該隔壁部の内周
縁に沿って前記回転中心軸線に同心に軸線方向に延在す
るスリーブ部とを有し、前記隔壁部の軸線方向両側には
前記二つの摩擦係合装置の各一つのためのサーボ装置が
配置されており、 前記第一の回転軸はその両端部にて前記歯車ケースの
前記両端壁部より回転可能に支持され、前記第三の回転
軸は前記歯車ケースの前記スリーブ部より回転可能に支
持され、前記第二の回転軸は前記第一の回転軸と前記第
三の回転軸のいずれか一方より回転可能に支持されてい
ることを特徴とする遊星歯車式変速装置の回転軸支持構
造によって達成される。
[発明の作用及び効果] 上述の如き構成によれば、最内周の回転軸と最外周の
回転軸の二つの回転軸が各々個別に歯車ケースより支持
されることになり、各回転軸間の軸受部のラジアル方向
のがたつきや各部品毎の寸法公差、ばらつきによるがた
つきが累積的に増加して最外周の回転軸に及ぶことがな
く、各回転軸に於けるラジアル方向のがたつきが低減す
るようになる。これにより各回転軸の回転アンバランス
が低減し、振動、騒音が増大したり、軸受部材、オイル
シールリングに不当な荷重が作用することが回避され、
これらの耐久性が向上するようになる。また各回転軸の
ラジアル方向のがたつきの低減により、相対回転してい
る回転部材間の有害な接触を避けるためのラジアル方向
の間隙を大きくとる必要がなくなり、歯車列全体を小型
化することが可能になる。
又上記の如き歯車ケースの構成によれば、前記隔壁部
と前記スリーブ部との組合せにより前記第三の回転軸に
対し半径方向外側から軸線方向に拡がりをもった安定し
た支持を与えることができると同時に、前記隔壁部の両
側に残された二つの環状空間をクラッチやブレーキのサ
ーボ装置の安定した組付け空間として利用することがで
きる。
[実施例] 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳
細に説明する。
第1図及び第2図は本発明による回転軸支持構造を備
えた遊星歯車装置の一つの実施例を示している。これら
の図に於て、10は歯車ケースを示しており、歯車ケース
10は、一端を端壁12より閉じられ、他端の開口を該歯車
ケースに対し着脱可能なエンドキャップ14により閉じら
れるようになっている。
歯車ケース10内には軸線方向に互いに隔置された二つ
の円盤状のインタメディエイトケース16、18が各々固定
されており、これにより歯車ケース10内は三つの室10a
と10bと10cとに分割されている。これら三つの室10a、1
0b、10cには各々遊星歯車装置の構成要素が配設され、
その組付けは室10aの側より順に行われるようになって
いる。
エンドキャップ14はラジアル軸受32により入力軸20を
回転可能に支持し、端壁12はラジアル軸受33により入力
軸20と同心位置にて出力軸22を回転可能に支持してい
る。入力軸20と出力軸22は、各々中空軸受部21及び23を
有しており、該中空軸受部間にてラジアル軸受34及び35
により第一の中間軸24を同心に回転可能に支持してい
る。第一の中間軸24の外周には中空の第二の中間軸26が
回転可能に、更に第二の中間軸26の外周には中空の第三
の中間軸28及び第四の中間軸30が各々回転可能に重合し
ている。
第二の中間軸26は、軸方向に見て中間部に位置するス
プライン58よりサンギヤ82の側にて二分割され、二つの
軸部材26aと26bより構成されている。
軸部材26bは、軸部材26aとの接続端にて拡径され、そ
の拡径部27の内周側にドグクラッチ状の凹凸嵌合部29を
有し、軸部材26aは軸部材26bとの接続端に凹凸嵌合部29
と噛合する凹凸嵌合部25を有しており、軸部材26aの接
続端が軸部材26bの拡径部27内に挿入されることによ
り、凹凸嵌合部25と29が互いに嵌合するようになってい
る。これにより軸部材26aと26bは抜差し可能に回転力伝
達関係をもって互いに連結されることになる。
第二の中間軸26はその全体をラジアル軸受36より第一
の中間軸24より回転可能に支持されている。これに対し
第三の中間軸28はラジアル軸受37によりインタメディエ
イトケース18に固定された固定スリーブ19より回転可能
に支持され、また第四の中間軸30はラジアル軸受38によ
りインタメディエイトケース16に固定された固定スリー
ブ17より回転可能に支持され、第三の中間軸28と第二の
中間軸26との間及び第四の中間軸30と第二の中間軸26と
の間には各々間隙39が存在している。
室10cには第一の遊星歯車機構40が配置されている。
第一の遊星歯車機構40は、第一の中間軸24の外周に回転
可能に設けられたサンギヤ42と、サンギヤ42と同心のリ
ングギヤ44と、サンギヤ42とリングギヤ44とに噛合する
プラネタリピニオン46と、軸48によりプラネタリピニオ
ン46を回転可能に担持するキャリヤ50とを有し、キャリ
ヤ50はスプライン52により第一の中間軸24の一端部にス
プライン嵌合している。
リングギヤ44は第一クラッチ100によって入力軸20と
選択的に回転力伝達関係に連結されるようになってい
る。
第一クラッチ100は、リングギヤ44と一体の連結部材5
5に連結された内側クラッチ部材101と入力軸20に連結さ
れた外側クラッチ部材103との間に多板クラッチ部102を
有し、油圧サーボ室104の油圧によりサーボピストン106
が図にて右方へ移動することにより係合するようになっ
ている。
サンギヤ42は、連結部材54によって第二クラッチ110
と連結され、第二クラッチ110により入力軸20に選択的
に回転力伝達関係に連結されるようになっている。
第二クラッチ110は、第一のクラッチ100の外側クラッ
チ部材103に連結された内側クラッチ部材111と連結部材
54に連結された外側クラッチ部材113との間に多板クラ
ッチ部112を有し、油圧サーボ室114の油圧によりサーボ
ピストン116が図にて右方へ移動することにより係合す
るようになっている。
室10aには第二の遊星歯車機構60と第三の遊星歯車機
構80とが配設されている。第二の遊星歯車機構60は、第
三の中間軸28の一端部に一体に成形されたサンギヤ62
と、サンギヤ62と同心のリングギヤ64と、サンギヤ62と
リングギヤ64とに噛合するプラネタリピニオン66と、軸
68によってプラネタリピニオン66を回転可能に担持した
キャリヤ70とを有し、キャリヤ70は、一方にて第二の中
間軸26の一端部に設けられたスプライン72にて第二の中
間軸26にスプライン嵌合し、また他方にてワンウェイク
ラッチ170のアウタレース174と結合している。リングギ
ヤ64は連結部材74によって出力軸23と連結されている。
ワンウェイクラッチ170は、インナレース172にてイン
タメディエイトケース18と一体の固定スリーブ19に固定
連結され、アウタレース174を第一ブレーキ160によって
歯車ケース10に選択的に固定されるようになっている。
第一ブレーキ160は、アウタレース174とインタメディ
エイトケース18との間に多板ブレーキ部162を有し、油
圧サーボ室164の油圧によりサーボピストン166が図にて
右方へ移動することにより係合するようになっている。
第三の遊星歯車機構80は、第二の中間軸26の一端部に
一体成形されたサンギヤ82と、サンギヤ82と同心のリン
グギヤ84と、サンギヤ82とリングギヤ84とに噛合するプ
ラネタリピニオン86と、軸88によりプラネタリピニオン
86を回転可能に担持したキャリヤ90とを有し、キャリヤ
90は上述の連結部材74によって出力軸22に連結され、リ
ングギヤ84はフランジ31によって第一の中間軸24の一端
部に連結されている。これにより第一の中間軸24は第一
の遊星歯車機構40のキャリヤ50と第三の遊星歯車機構80
のリングギヤ84とを互いに連結することになる。
第二の中間軸26はサンギヤ82が設けられている側とは
反対側の端部、即ち図にて左端部にて第三クラッチ120
により連結部材54と選択的に回転力伝達関係に連結され
るようになっている。
第三クラッチ120は、スプライン56により第二の中間
軸26の他端部にスプライン嵌合した内側クラッチ部材12
1と連結部材54に掛合した外側クラッチ部材123との間に
多板クラッチ部122を有し、油圧サーボ室124の油圧によ
りサーボピストン126が図にて左方へ移動することによ
り係合するようになっている。
また第二の中間軸26は中間部にスプライン58を有し、
スプライン58にはワンウェイクラッチ180のインナレー
ス182がスプライン嵌合している。
ワンウェイクラッチ180は、アウタレース184にて第四
クラッチ130により第四の中間軸30及びもう一つのワン
ウェイクラッチ190或いは第五クラッチ140によって第三
の中間軸28、換言すれば第三の遊星歯車機構60のサンギ
ヤ72に回転力伝達関係をもって連結されるようになって
いる。
第四のクラッチ130は、アウタレース184と第四の中間
軸30に連結された外側クラッチ部材133との間に多板ク
ラッチ部132を有し、油圧サーボ室134の油圧によりサー
ボピストン136が図にて右方へ移動することにより係合
するようになっている。
第四の中間軸30は、スプライン59にてスプライン嵌合
した連結部材79により第三クラッチ120の外側クラッチ
部材123、連結部材54を介して第二クラッチ110の外側ク
ラッチ部材113に連結されている。
ワンウェイクラッチ190は、そのインナレース192をス
プライン76により第三の中間軸28の端部にスプライン結
合され、アウタレース194にて第四クラッチ130のバック
アッププレート135によってその外側クラッチ部材133に
連結されている。
第五クラッチ140は、アウタレース194と外側クラッチ
部材143との間に多板クラッチ部142を有し、油圧サーボ
室144の油圧によりサーボピストン146が図にて左方へ移
動することにより係合するようになっている。外側クラ
ッチ部材143はスプライン76にスプライン嵌合した連結
部材78によって第三の中間軸28、即ちサンギヤ62に連結
されている。
第五クラッチ140の外側クラッチ部材143にはブレーキ
ドラム145が固定され、ブレーキドラム145はバンドブレ
ーキとして構成された第二ブレーキ200により歯車ケー
ス10に選択的に固定されるようになっている。
上述の如き構成よりなる遊星歯車装置は、クラッチ10
0、110、120、130、140とブレーキ160、200が第1表に
示されている如き組合せにて係合することにより、前進
五段と後進一段を選択的に達成する。尚、第1表に於て
○印は当該クラッチ、ブレーキ或いはワンウェイクラッ
チがエンジンドライブ状態時に於て係合されることを示
し、◎印は当該クラッチ或いはブレーキが係合されれば
エンジンブレーキ作用が得られることを示し、△印は当
該クラッチ或いはワンウェイクラッチが係合されてもよ
いことを示している。
尚、上述の如き構成よりなる遊星歯車装置の作用につ
いてより詳細な説明が必要であるならば、本願出願人と
同一の出願人による特願平1−25320号の明細書を参照
されたい。
上述の如き構成によれば、第一の中間軸24はラジアル
軸受34、入力軸20、ラジアル軸受32及びラジアル軸受3
5、出力軸22、ラジアル軸受33を介して歯車ケース10及
びエンドキャップ14より回転可能に支持され、第二の中
間軸26はラジアル軸受36により第一の中間軸24より回転
可能に支持されるが、最外周にある第三の中間軸28と第
四の中間軸30は各々ラジアル軸受37、38により歯車ケー
ス10と一体のインタメディエイトケース16、18の固定ス
リーブ17、19より回転可能に直接的に支持されることに
なるから、ラジアル軸受32、34、36のラジアル方向のが
たつきやそれら軸受部の寸法公差、ばらつきによるがた
つきが第三の中間軸28及び第四の中間軸30の支持部に及
ぶことがない。
これにより特に第三の中間軸28及び第四の中間軸30の
ラジアル方向の回転変動が減少し、第三の中間軸28、第
四の中間軸30及びこれらに取付けられている回転部材の
回転アンバランスが低減するようになる。
またこの実施例に於ては、第三の中間軸28はバンドブ
レーキとしての第二ブレーキ200のブレーキ反力の影響
を受けるが、第三の中間軸28と第二の中間軸26との間に
は間隙39が存在していて該両者は直接的には連繋してい
ないので、この反力の影響が第二の中間軸26に及ぶこと
がない。これによりこ第二の中間軸26、更には第一の中
間軸24の軸受荷重が低減するようになる。
本発明による回転軸支持構造は上述の如き構成よりな
る遊星歯車装置の中間軸支持構造にのみ適用されるもの
ではなく、本発明による回転軸は、例えば第3図乃至第
9図に示されている如き構成よりなる遊星歯車装置の中
間軸に適用されてもよい。尚、第3図乃至第9図に対応
する部分に於て、第2図に対応する部分は第2図に付し
た符号と同一の符号により示されている。
第3図に示された実施例に於ては、ワンウェイクラッ
チ180と第三クラッチ130とが省略されている。また第二
遊星歯車機構60のリングギヤ64が第三の遊星歯車機構80
のキャリヤ90と連結され、該キャリヤ90が出力軸22と連
結され、第三の遊星歯車機構80のサンギヤ82がワンウェ
イクラッチ210或いは該ワンウェイクラッチと並列に設
けられた第六クラッチ220によって第二の遊星歯車機構6
0のキャリヤ70と選択的に連結されるようになってい
る。またサンギヤ82が第三ブレーキ230によって選択的
に歯車ケース10に対し固定されるようになっている。
この実施例に於ては、本発明による回転軸支持構造
は、第一の中間軸24と第二の中間軸26と第三の中間軸28
及び第四の中間軸30の支持構造として上述の実施例と同
様に適用される。
第4図に示された実施例に於ては、第一の遊星歯車機
構40がピニオン46aと46bとを有するダブルピニオン式の
遊星歯車機構として構成され、そのキャリヤ50が第一ク
ラッチ100により入力軸20に選択的に連結され、サンギ
ヤ42が連結部材54と連結され、リングギヤ44が第一の中
間軸24に連結されている。
この実施例に於ても、本発明による回転軸支持構造
は、第一の中間軸24と第二の中間軸26と第三の中間軸28
及び第四の中間軸40との支持構造として上述の実施例と
同様に適用される。
第5図に示された実施例に於ては、第4図に示された
実施例と同様に第一の遊星歯車機構40がダブルピニオン
式の遊星歯車機構として構成され、第二の遊星歯車機構
60と第三の遊星歯車機構80の各構成要素の接続関係が第
3図に示されたそれと同じになっている。
この実施例に於ても、本発明による回転軸支持構造は
第一の中間軸24と第二の中間軸26と第三の中間軸28及び
第四の中間軸40との支持構造として上述の実施例と同様
に適用される。
尚、第4図及び第5図に示された遊星歯車装置の作用
について説明が必要であるならば、本願出願人と同一の
出願人による特願平1−25319号の明細書を参照された
い。
第6図に示された実施例に於ては、第三の遊星歯車機
構80がピニオン86aと86bとを有するダブルピニオン式の
遊星歯車機構として構成されている。第二の遊星歯車機
構60のリングギヤ64と第三の遊星歯車機構80のキャリヤ
90とが第一の中間軸24に連結され、第二の遊星歯車機構
60のキャリヤ70が第一ブレーキ160によって歯車ケース1
0に選択的に固定されるようになっていると共にワンウ
ェイクラッチ210或いは該ワンウェイクラッチと並列に
設けられた第六クラッチ220によって第三の遊星歯車機
構80のサンギヤ82に選択的に連結されるようになってい
る。またサンギヤ82は第三ブレーキ230によって選択的
に歯車ケース10に対し固定されるようになっている。そ
して第三の遊星歯車機構80のリングギヤ84が出力軸22に
連結されている。
この実施例に於ても、本発明による回転軸支持構造
は、第一の中間軸24と第二の中間軸26と第三の中間軸28
及び第四の中間軸40との支持構造として上述の実施例と
同様に適用される。
尚、第6図に示された遊星歯車装置の作用について説
明が必要であるならば、本願出願人と同一の出願人によ
る特願平1−63385号の明細書を参照されたい。
第7図に示された実施例に於ては、第二の遊星歯車機
構60のリングギヤ64と第三の遊星歯車機構80のリングギ
ヤ84とが共に第一の中間軸24に連結され、第三の遊星歯
車機構80のキャリヤ90が出力軸20に連結されている。そ
の他の構造は第6図に示された実施例と同じになってい
る。
尚、第7図に示された遊星歯車装置の作用について説
明が必要であるならば、本願出願人と同一の出願人によ
る特願平1−25321号の明細書を参照されたい。
この実施例に於ても、本発明による回転軸支持構造
は、第一の中間軸24と第二の中間軸26と第三の中間軸28
及び第四の中間軸40との支持構造として上述の実施例と
同様に適用される。
第8図に示された実施例に於ては、第7図に示された
実施例に於ける第一の遊星歯車機構40がピニオン46aと4
6bとを有するダブルピニオン式の遊星歯車機構として構
成され、この第一の遊星歯車機構40の各構成要素の接続
関係は第4図に示された実施例のそれと同じになってい
る。
この実施例に於ても、本発明による回転軸支持構造
は、第一の中間軸24と第二の中間軸26と第三の中間軸28
及び第四の中間軸40との支持構造として上述の実施例と
同様に適用される。
尚、第8図に示された遊星歯車装置の作用について説
明が必要であるならば、本願出願人と同一の出願人によ
る特願平1−25322号の明細書を参照されたい。
第9図に示された実施例に於ては、第三の遊星歯車装
置80がピニオン86a、86bを有するダブルピニオン式の遊
星歯車機構として構成され、キャリヤ90が第一の中間軸
24に連結され、サンギヤ82が第二の中間軸26に連結さ
れ、リングギヤ84が出力軸22に連結されている。
この実施例に於ても、本発明による回転軸支持構造
は、第一の中間軸24と第二の中間軸26と第三の中間軸28
及び第四の中間軸40との支持構造として上述の実施例と
同様に適用される。
尚、第9図に示された遊星歯車装置の作用について説
明が必要であるならば、本願出願人と同一の出願人によ
る特願平1−58406号の明細書を参照されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回転軸支持構造を備えた遊星歯車
装置の一つの実施例を示す半断面図、第2図は第1図に
示された遊星歯車装置のスケルトン図、第3図乃至第9
図は各々本発明による回転軸支持構造が適用され得る遊
星歯車装置の他の例を示すスケルトン図である。 10……歯車ケース、12……端壁,14……エンドキャップ,
16、18……インタメディエイトケース,19……固定スリ
ーブ,20……入力軸,21……中空軸受部,22……出力軸,23
……中空軸受部,24……第一の中間軸,25……凹凸嵌合
部,26……第二の中間軸,26a、26b……軸部材,27……各
系医,28……第二の中間軸,29……凹凸嵌合部,30……第
四の中間軸,31……フランジ,32〜38……ラジアル軸受,3
9……間隙,40……第一の遊星歯車機構,42……サンギヤ,
44……リングギヤ,46……プラネタリピニオン,48……
軸,50……キャリヤ,52……スプライン,54、55……連結
部材,56、58、59……スプライン,60……第二の遊星歯車
機構,62……サンギヤ,64……リングギヤ,66……プラネ
タリピニオン,68……軸,70……キャリヤ,72……スプラ
イン,74……連結部材,76……スプライン,78、79……連
結部材,80……第三の遊星歯車機構,82……サンギヤ,84
……リングギヤ,86……プラネタリピニオン,88……軸,9
0……キャリヤ,100……第一クラッチ,101……内側クラ
ッチ部材,102……多板クラッチ部,103……外側クラッチ
部材,104……油圧サーボ室,106……サーボピストン,110
……第二クラッチ,111……内側クラッチ部材,112……多
板クラッチ部,113……外側クラッチ部,114……油圧サー
ボ室,116……サーボピストン,120……第三クラッチ,121
……内側クラッチ部材,122……多板クラッチ部,123……
外側クラッチ部材,124……油圧サーボ室,126……サーボ
ピストン,130……第四クラッチ,132……多板クラッチ
部,133……外側クラッチ部材,140……第五クラッチ,142
……多板クラッチ部,143……外側クラッチ部材,144……
油圧サーボ室,146……サーボピストン,160……第一ブレ
ーキ,162……多板ブレーキ部,170……ワンウェイクラッ
チ,172……インナレース,174……アウタレース,180……
ワンウェイクラッチ,182……インナレース,190……ワン
ウェイクラッチ,192……インナレース,194……アウタレ
ース,200……第二ブレーキ,210……ワンウェイクラッ
チ,220……第六クラッチ,230……第三ブレーキ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 3/00 - 3/78 F16H 57/00 - 57/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つの遊星歯車装置(60)とク
    ラッチ及びブレーキの群から選択された少なくとも二つ
    の摩擦係合装置(140,160)とが一つの回転中心軸線に
    沿って同心に整合して組合された遊星歯車式変速機構を
    有する遊星歯車式変速装置の回転軸支持構造にして、 前記遊星歯車式変速機構を内包する歯車ケース(10,12,
    14,18,19)と、前記回転中心軸線に同心に整合した第一
    の回転軸(24)と、前記回転中心軸線に同心に整合し前
    記第一の回転軸の周りに同心に配置された中空の第二の
    回転軸(26)と、前記回転中心軸線に同心に整合し前記
    第二の回転軸の周りに同心に配置された中空の第三の回
    転軸(28)とを含み、 前記歯車ケースは前記遊星歯車式変速機構の周りを囲む
    実質的に筒状の外周壁部(10)と、両端壁部(12,14)
    と、前記外周壁部の軸線方向中間部より前記回転中心軸
    線へ向けて半径方向内向きに延在する環状の隔壁部(1
    8)と、該隔壁部の内周縁に沿って前記回転中心軸線に
    同心に軸線方向に延在するスリーブ部(19)とを有し、
    前記隔壁部(18)の軸線方向両側には前記二つの摩擦係
    合装置(140,160)の各一つのためのサーボ装置(143,1
    46,166)が配置されており、 前記第一の回転軸(24)はその両端部にて前記歯車ケー
    スの前記両端壁部(12,14)より回転可能に支持され、
    前記第三の回転軸(28)は前記歯車ケースの前記スリー
    ブ部(19)より回転可能に支持され、前記第二の回転軸
    (26)は前記第一の回転軸と前記第三の回転軸のいずれ
    か一方より回転可能に支持されていることを特徴とする
    遊星歯車式変速装置の回転軸支持構造。
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