JPH0517488Y2 - - Google Patents

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JPH0517488Y2
JPH0517488Y2 JP1984141983U JP14198384U JPH0517488Y2 JP H0517488 Y2 JPH0517488 Y2 JP H0517488Y2 JP 1984141983 U JP1984141983 U JP 1984141983U JP 14198384 U JP14198384 U JP 14198384U JP H0517488 Y2 JPH0517488 Y2 JP H0517488Y2
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shaft
output shaft
turbine
bush
transmission
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、自動変速機に関し、更に詳細には、
エンジンの出力が入力され、摩擦締結装置を介し
て変速操作する自動変速機に関する。 (従来の技術) 自動変速機に使用される上記摩擦締結装置と
は、例えばクラツチ、ブレーキ等を指し、これら
は作動圧油により作動されるものである。このた
め自動変速機内には上記作動圧油の供給、排出の
ための油路が必要であり、例えば特開昭55−
40340号公報に開示されたトルクコンバータにお
いては、同軸に配置されたオイルポンプ駆動軸
と、インプツトシヤフトとの間に、ロツクアツプ
制御用の油路を設けている。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記のように単にオイルポンプ
駆動軸とインプツトシヤフトとの間に油路を形成
すると、この駆動軸とインプツトシヤフトは、そ
れらの間の間隙によつてたわみが生じ、このため
シール性が悪化するという問題と両軸の支持が不
確実であることによる軸の振れの問題とがあつ
た。 (問題点を解決するための手段) 本考案に係る自動変速機は、トルクコンバータ
に連結され両端部が変速機ケースに支持された変
速機入力軸としてのタービンシヤフトと、該ター
ビンシヤフト上に同軸状に配置されトルクコンバ
ータを介して入力されたエンジン出力を複数の摩
擦締結装置の作動状態を切換え変速して出力する
多段変速歯車装置と、該多段変速歯車装置とトル
クコンバータとの間に上記タービンシヤフトと同
軸状に配置されベアリングを介して変速機ケース
に回転自在に支持された変速機出力軸としてのア
ウトプツトシヤフトとを備えた自動変速機におい
て、上記多段変速歯車装置のプラネタリギヤユニ
ツトと上記アウトプツトシヤフトとの間に上記タ
ービンシヤフトとプラネタリギヤユニツトの所定
の回転要素とを断接するクラツチ装置がクラツチ
ドラムをタービンシヤフトにスプライン結合する
とともにアウトプツトシヤフト端部に摺接した状
態で配設され、上記タービンシヤフトとアウトプ
ツトシヤフトとの間に上記クラツチ装置の作動圧
油のための通路が形成され、上記タービンシヤフ
トの軸方向中間部における上記アウトプツトシヤ
フトとの間の上記作動圧油のための通路内に上記
タービンシヤフトを上記アウトプツトシヤフトの
多段変速歯車装置側端部位置にて該アウトプツト
シヤフトに支持する円環状のブツシユが配置さ
れ、かつ該ブツシユの周面に上記シヤフトの軸方
向に延びる複数本の溝が形成されていることを特
徴とする。この場合、前記ブツシユの隣り合う2
本の溝によつて形成される凸部は断面略台形形状
に形成されていることが好ましい。 (考案の効果) 以上の構造の本考案の自動変速機においては、
上述のようにタービンシヤフトとアウトプツトシ
ヤフトとの間にブツシユを設けたことにより、上
記タービンシヤフトのたわみの発生ひいてはシー
ル性の悪化を防止し、かつこのブツシユに軸方向
に延びる溝を設け、上記タービンシヤフトとアウ
トプツトシヤフトとの間およびこの溝を作動圧油
のための油路としたので、特別に油路を形成する
必要がなく、構造が簡単でかつコンパクトにな
る。また、アウトプツトシヤフトはベアリングを
介して変速機ケースにセンタリングされた状態で
確実に支持されており、タービンシヤフトをこの
アウトプツトシヤフトに支持することにより振れ
を確実に防止することができる。 (実施例) 以下、添付図面を参照しつつ本考案の好ましい
実施例による自動車の自動変速機について説明す
る。 第1図は、本考案の実施例による自動車の自動
変速機を概略的に示す骨子図、第2図は、第1図
に示した多段変速歯車装置の構造を詳細に示した
軸方向断面図である。 この第1図および第2図において符号1は、入
力軸であるエンジン(図示せず)のクランク軸を
示し、このクランク軸1と同軸にトルクコンバー
タ2および多段変速歯車装置10がエンジン側か
ら順次配置されている。上記トルクコンバータ2
は、ポンプ3、タービン4およびステータ5を備
えており、ポンプ3は、クランク軸1に固定され
ている。ステータ5は、一方向クラツチ6を介し
て上記多段変速歯車装置10のケース11と一体
の固定軸7上で回転する。上記一方向クランチ6
は、ステータ5をポンプ3と同方向の回転は許す
が、逆転は許さない作用をなすものである。 多段変速歯車装置10は、基端が上記クランク
軸1に固定され、先端が該多段変速歯車装置の中
央を貫通して延び、該装置の側壁に配置されたオ
イルポンプPを駆動するため、該ポンプに連結さ
れた中央軸12を備えている。この中央軸12の
外方には、基端が上記トルクコンバータ2のター
ビン4に連結され、先端が上記多段変速歯車装置
10の上記側壁まで延び、この側壁に回転自在に
支持された中空のタービンシヤフト13が設けら
れている。タービンシヤフト13は両端部を変速
機ケースに支持されている。このタービンシヤフ
ト13上記には、ラビニヨ型プラネタリギヤユニ
ツト14が設けられており、このプラネタリギヤ
ユニツト14は、小径サンギヤ15、この小径サ
ンギヤ15のエンジンから遠い側の側方に配置さ
れた大径サンギヤ16、ロングピニオンギヤ1
7、シヨートピニオンギヤ18およびリングギヤ
19からなつている。このプラネタリギヤユニツ
ト14のエンジンから遠い側の側方には、第一お
よび第二のクラツチ装置20,21が並列して配
置されている。上記第一のクラツチ装置20は、
第一のワンウエイクラツチ22を介して上記小径
サンギヤ15とタービンシヤフト13の間の動力
伝達を断続するものである。一方、上記第二のク
ラツチ装置21は、上記第一のクラツチ装置20
と並列で上記小径サンギヤ15とタービンシヤフ
ト13の間の動力伝達を断続するものである。上
記第二のクラツチ装置21の半径方向外方には、
第一のブレーキ装置23が配置されている。この
第一のブレーキ装置23は、バンドブレーキであ
り、上記大径サンギヤ16に連結されたブレーキ
ドラム23aとこのブレーキドラムに掛けられた
ブレーキバンド23bを有する。上記第一のクラ
ツチ装置20の半径方向外方であつて、かつ上記
第一のブレーキ装置23の側方には、第三のクラ
ツチ装置24が配置されており、この第三のクラ
ツチ装置24は、上記第一のブレーキ装置23の
ブレーキドラム23aを介して上記大径サンギヤ
16とタービンシヤフト13の間の動力伝達の断
続を行なうものである。 上記プラネタリギヤユニツト14の半径方向外
方には、該プラネタリギヤユニツト14のキヤリ
ア14aと多段変速歯車装置10のケース10a
とを係脱する第二のブレーキ装置25が配置され
ている。上記第一および第二のブレーキ装置23
および25の間には、該第二ブレーキ装置25と
並列で上記キヤリア14aとケース10aとを係
脱する第二のワンウエイクラツチ装置26が配置
されている。上記プラネタリギヤユニツト14の
エンジン側の側方には、該プラネタリギヤユニツ
トのキヤリア14aと上記タービンシヤフト13
の間の動力伝達を断続する第四のクラツチ装置2
7が配置されている。この第四のクラツチ装置2
7のエンジン側の側方には、リングギヤ19に連
結されたアウトプツトギヤ28が配置されてお
り、このギヤ28はアウトプツトシヤフト28a
に取り付けられている。このアウトプツトシヤフ
ト28aはベアリング40を介して変速機ケース
に支持されている。なお、図中符号29は、ター
ビンシヤフト13とクランクシヤフト1をトルク
コンバータ2を介さずに直結するためのロツクア
ツプクラツチを示す。 多段変速歯車装置10の機能 以上説明した構造の多段変速歯車装置10は、
それ自体で前進4段、後進1段の変速段を有し、
第一、第二、第三および第四のクラツチ装置2
0,21,24および27、および第一および第
二のブレーキ装置23および25を適宜作動させ
ることにより所要の変速段を得ることができる。
以上の構成において、各変速段とクラツチ、ブレ
ーキの作動関係を下表に示す。
【表】
【表】 ブツシユ30 タービンシヤフト13とアウトプツトシヤフト
28aの間には、第3図に特に明瞭に示されてい
るようにテフロン製のブツシユ30が配設されて
いる。このブツシユ30は、第4図に示したよう
に円環状をなしており、その外周面には、軸方向
に延びる8本の溝31が周方向に等間隔をおいて
形成されている。上記タービンシヤフト13とア
ウトプツトシヤフト28aの間の間隙および上記
溝31は、第4のクラツチ装置27等の作動圧油
のための油路32をなしている。なお、上記ブツ
シユ30の隣り合う2本の溝31によつて形成さ
れるランド33は、第4図に示されているよう
に、角が面取りされた台形形状としてタービンシ
ヤフト13とアウトプツトシヤフト28aの間の
相対回転運動を妨げないようにするのが望まし
い。 以上説明したように、本考案の自動変速機にお
いては、タービンシヤフトは両端部を変速機ケー
スに支持されているとともに、タービンシヤフト
とアウトプツトシヤフトの間に設けられたブツシ
ユを介して、ベアリングにより変速機ケースに確
実に支持されているアウトプツトシヤフトに支持
されているので、タービンシヤフトの振れが防止
でき、シール部材の損傷を防止できるとともに、
このブツシユに軸方向に延びる溝を設けて、作動
圧油の油路としたので、回転軸間の圧油の供給を
スムースに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例による自動車の自動
変速機の基本構成を説明する骨子図、第2図は、
第1図に示した多段変速歯車装置の構造を詳細に
示した軸方向断面図、第3図は、第1図に示した
多段変速歯車装置の主要部を拡大して示した断面
図、第4図は、第3図に示したブツシユの正面図
である。 1……クランク軸、2……トルクコンバータ、
10……多段変速歯車装置、12……中央軸、1
3……タービンシヤフト、14……プラネタリギ
ヤユニツト、15……小径サンギヤ、16……大
径サンギヤ、17……ロングピニオンギヤ、18
……シヨートピニオンギヤ、19……リングギ
ヤ、20……第一のクラツチ装置、21……第二
のクラツチ装置、23……第一のブレーキ装置、
24……第三のクラツチ装置、25……第二のブ
レーキ装置、26……第二のワンウエイクラツ
チ、27……第四のクラツチ装置、28……アウ
トプツトギヤ、28a……アウトプツトシヤフ
ト、30……ブツシユ、31……溝、32……油
路、33……ランド、40……ベアリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) トルクコンバータに連結され両端部が変速機
    ケースに支持された変速機入力軸としてのター
    ビンシヤフトと、 該タービンシヤフト上に同軸状に配置されト
    ルクコンバータを介して入力されたエンジン出
    力を複数の摩擦締結装置の作動状態を切換え変
    速して出力する多段変速歯車装置と、 該多段変速歯車装置とトルクコンバータとの
    間に上記タービンシヤフトと同軸状に配置され
    ベアリングを介して変速機ケースに回転自在に
    支持された変速機出力軸としてのアウトプツト
    シヤフトとを備えた自動変速機において、 上記多段変速歯車装置のプラネタリギヤユニ
    ツトと上記アウトプツトシヤフトとの間に上記
    タービンシヤフトとプラネタリギヤユニツトの
    所定の回転要素とを断接するクラツチ装置がク
    ラツチドラムをタービンシヤフトにスプライン
    結合するとともにアウトプツトシヤフト端部に
    摺接した状態で配設され、 上記タービンシヤフトとアウトプツトシヤフ
    トとの間に上記クラツチ装置の作動圧油のため
    の通路が形成され、 上記タービンシヤフトの軸方向中間部におけ
    る上記アウトプツトシヤフトとの間の上記作動
    圧油のための通路内に上記タービンシヤフトを
    上記アウトプツトシヤフトの多段変速歯車装置
    側端部位置にて該アウトプツトシヤフトに支持
    する円環状のブツシユが配置され、かつ該ブツ
    シユの周面に上記シヤフトの軸方向に延びる複
    数本の溝が形成されていることを特徴とする自
    動変速機。 (2) 前記ブツシユの隣り合う2本の溝によつて形
    成される凸部が断面略台形形状に形成されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の自動変速機。
JP1984141983U 1984-09-19 1984-09-19 Expired - Lifetime JPH0517488Y2 (ja)

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JPS6155537U JPS6155537U (ja) 1986-04-14
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