JP3473190B2 - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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JP3473190B2
JP3473190B2 JP16834895A JP16834895A JP3473190B2 JP 3473190 B2 JP3473190 B2 JP 3473190B2 JP 16834895 A JP16834895 A JP 16834895A JP 16834895 A JP16834895 A JP 16834895A JP 3473190 B2 JP3473190 B2 JP 3473190B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用の自動変速機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】全長を短縮することのできる自動変速機
として、入力軸と出力軸とを互いに平行に配置し、入力
軸から入力された駆動力を、これら入力軸と出力軸との
間に設けられた歯車機構によって増減速して出力軸に伝
達するよう構成された自動変速機が知られている。その
一例が特開昭60−205048号公報に記載されてい
る。
【0003】その構成を説明すると、入力軸と同一軸線
上に第1の遊星歯車機構が配置されるとともに、出力軸
と同一軸線上に第2の遊星歯車機構が配置されており、
入力軸と第1の遊星歯車機構における2つの回転要素と
の間には、それぞれクラッチが設けられ、また他の1つ
の回転要素とカウンターギヤ対との間にクラッチが設け
られている。このカウンターギヤ対は、前記の回転要素
と出力軸との間でトルクを伝達するものであり、これと
は異なる第2のカウンターギヤ対が、第1の遊星歯車機
構の所定の回転要素と第2の遊星歯車機構の所定の回転
要素との間に配置されている。
【0004】さらに第2の遊星歯車機構の所定の回転要
素が出力軸に常時連結され、この回転要素と第2のカウ
ンターギヤ対が連結されている回転要素との間にクラッ
チが配置されている。そして各遊星歯車機構の所定の回
転要素を選択的に固定するブレーキが設けられている。
【0005】したがって上記の自動変速機では、第1の
遊星歯車機構における入力要素および固定要素ならびに
出力要素を適宜に切り換えることができるうえに、第1
の遊星歯車機構と第2の遊星歯車機構との回転要素との
連結状態を切り換えることができるので、後進段を含む
複数の変速段に設定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の自動変速機で
は、第1遊星歯車機構の所定の回転要素に入力軸を連結
するとともに、他の所定の回転要素を第1のカウンター
ギヤ対に連結し、さらに他の回転要素を固定すれば、こ
の第1の遊星歯車機構のみによって変速段を設定でき、
また第1遊星歯車機構の2つの回転要素を互いに連結す
れば、入力軸の駆動力をそのまま出力軸に伝達すること
ができる。しかしながら他の変速段を設定する場合に
は、第1の遊星歯車機構の回転要素と第2の遊星歯車機
構の回転要素とをクラッチおよびカウンターギヤ対を介
して連結し、これら2つの遊星歯車機構をその変速段の
設定に関与させるように構成されている。
【0007】そのために上記のように構成された自動変
速機では、いずれか一方の遊星歯車機構によって設定さ
れる変速段の変速比を変更するべく、その遊星歯車機構
のギヤ比(サンギヤの歯数とリングギヤの歯数との比)
を変更すると、両方の遊星歯車機構が関与する変速段の
変速比も変化してしまう。すなわち上記従来の自動変速
機は、シンプソン型遊星歯車機構を2軸に分割して配置
した構造であるから、特定の変速段の変速比のみを変更
することが困難であり、変速比の設定の自由度に劣る不
都合があった。
【0008】この発明は、上記の事情を背景としてなさ
れたものであり、小型軽量でしかも変速比の設定の自由
度の高い自動変速機を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、入力軸と、該入力軸に対して平行に
配置された出力軸と、入力軸と同一軸線上に配置された
第1遊星歯車機構と、該第1遊星歯車機構の所定の回転
要素と入力軸とを選択的に連結する第1クラッチと、第
1遊星歯車機構の出力部材となる回転要素と前記出力軸
との間でトルク伝達する常時噛合した第1カウンターギ
ヤ対と、第1遊星歯車機構のいずれかの回転要素を所定
の固定部と他の回転要素とに選択的に連結する第1連結
機構と、前記出力軸と同一軸線上に配置されるとともに
いずれかの回転要素が前記出力軸に連結された第2遊星
歯車機構と、前記入力軸に連結されたドライブギヤとこ
のドライブギヤに常時噛合するとともに前記出力軸と同
一軸線上に配置されたドリブンギヤとからなる第2カウ
ンターギヤ対と、前記出力軸および第2遊星歯車機構と
同一軸線上に配置されるとともに第2遊星歯車機構の他
のいずれかの回転要素と前記ドリブンギヤとを選択的に
連結する第2クラッチと、前記第2遊星歯車機構の回転
要素を所定の固定部と他の回転要素とに選択的に連結す
る第2連結機構とを備えていることを特徴とするもので
ある。
【0010】またこの発明では、前記入力軸上に、その
入力側の端部から、前記第1クラッチ、前記第1カウン
ターギヤ対のうちの一方のギヤ、前記第1遊星歯車機
構、第1連結機構、第2カウンターギヤ対のうちの一方
のギヤの順に配列し、出力軸上における第1カウンター
ギヤ対の他方のギヤと第2カウンターギヤ対の他方のギ
ヤとの間に、第1カウンターギヤ対側から、前記第2遊
星歯車機構、前記第2連結機構、前記第2クラッチの順
に配列することができる。
【0011】
【作用】この発明の自動変速機では、入力軸と同一軸線
上に配置されている第1の遊星歯車機構は、第1クラッ
チを介して入力軸に連結されるとともに、第2の連結機
構によって所定の回転要素を固定し、もしくは他の回転
要素に連結することにより所定の変速状態に設定され、
さらに第1のカウンターギヤ対を介して出力軸に連結さ
れる。その場合、第2クラッチは解放されていて、入力
軸から第2遊星歯車機構にトルクが伝達されることがな
く、第1遊星歯車機構の変速作用のみで変速段が設定さ
れる。また第2の遊星歯車機構は、第2のカウンターギ
ヤ対および第2クラッチを介して入力軸に連結されると
ともに、第2の連結機構によって所定の回転要素を固定
しもしくは他の回転要素に連結することにより所定の変
速状態に設定され、かつ出力軸に連結されている。その
場合、第1クラッチは解放されていて、入力軸から第1
遊星歯車機構にトルクが伝達されることがなく、第2遊
星歯車機構の変速作用のみで変速段が設定される。し
がって各遊星歯車機構は、入力軸に対して個別に連結さ
れるとともに、それぞれ独立して所定の変速状態に設定
され、さらに各遊星歯車機構から個別に出力軸に対して
駆動力が伝達される。このようにこの発明の自動変速機
では、両方の遊星歯車機構が関与して設定される変速段
がないので、一方の遊星歯車機構のギヤ比を変更して
も、第2の遊星歯車機構によって設定される変速段の変
速比に影響が生じることがない。そのためこの発明によ
れば、変速比の設定の自由度が向上する。
【0012】また入力軸上および出力軸上でのギヤや遊
星歯車機構あるいは連結機構ならびにクラッチなどを上
述した順序で配列すれば、各遊星歯車機構同士あるいは
各クラッチ同士が、軸線方向に互いにずれて位置し、半
径方向でオーバーラップしないので、入力軸と出力軸と
の間隔を狭くして自動変速機の全体としての外径を小さ
くすることができる。
【0013】
【実施例】つぎにこの発明を実施例に基づいて説明す
る。図1はこの発明の基本的な構成を説明するための概
念図であって、入力軸1から出力軸2に動力を伝達する
経路としてA,Bの二つの動力伝達経路が設けられてい
る。先ず、動力伝達経路Aについて説明すると、入力軸
1と同一軸線上に第1クラッチ3と第1遊星歯車機構4
とが配置されている。この第1クラッチ3としては、通
常の自動変速機で採用されている多板クラッチを採用す
ることができる。また遊星歯車機構4は、サンギヤとリ
ングギヤとこれらに噛合しているピニオンを回転自在に
保持するキャリヤとを3要素とするものであって、その
いずれかの回転要素を他の回転要素と固定部5とに選択
的に連結する連結機構6が設けられている。さらにこの
遊星歯車機構4における所定の出力要素と出力軸2との
間にカウンターギヤ対7が設けられている。
【0014】また動力伝達経路Bは、出力軸2と同一軸
線上に配置されたクラッチ8および遊星歯車機構9なら
びにカウンターギヤ対10を主体として構成されてい
る。すなわちクラッチ8は、入力軸1からの駆動力を遊
星歯車機構9に選択的に伝達するものであって、前述し
た第1のクラッチ3と同様に、多板クラッチを採用する
ことができる。このクラッチ8の入力側の要素と前記入
力軸1との間にカウンターギヤ対10が配置されてい
る。
【0015】また遊星歯車機構9は、前記第1の遊星歯
車機構4と同様に、サンギヤとリングギヤとこれらのギ
ヤに噛合したピニオンを保持するキャリヤとを3要素と
するものであって、所定の回転要素が出力軸2に連結さ
れている。またこの遊星歯車機構9における他の所定の
回転要素を、更に他の回転要素と所定の固定部5とに選
択的に連結する連結機構11が設けられている。
【0016】したがって第1クラッチ3を係合させれ
ば、入力軸1の駆動力は、第1の遊星歯車機構4および
カウンターギヤ対7を介して出力軸2に伝達される。そ
の場合、第1の連結機構6によって遊星歯車機構4にお
ける所定の回転要素を固定部5に連結し、あるいは他の
回転要素に連結すれば、第1の遊星歯車機構4が、増減
速状態あるいは直結状態に設定される。
【0017】すなわちクラッチ3を介して伝達された駆
動力は、遊星歯車機構4によって増減速された後、カウ
ンターギヤ対7によって変速されて出力軸2に伝達され
る。あるいは入力軸1からの駆動力がそのままカウンタ
ーギヤ対7に伝達され、ここで変速された後、出力軸2
に伝達される。したがって動力伝達経路Aによって駆動
力を伝達する場合には、連結機構6の連結状態に応じて
2つの変速段を設定することができる。
【0018】これに対して第2クラッチ8を係合させれ
ば、カウンターギヤ対10で変速された駆動力が第2ク
ラッチ8を介して遊星歯車機構9に入力され、ここから
出力軸2に出力される。その場合、連結機構11により
遊星歯車機構9における所定の回転要素を固定部5に連
結し、あるいは他の回転要素に連結すれば、遊星歯車機
構9が増減速状態になり、あるいは直結状態になる。そ
のためカウンターギヤ対10で変速された駆動力が遊星
歯車機構9によって増減速されて出力軸2に出力され、
あるいはそのまま出力軸2に出力される。
【0019】したがって動力伝達経路Bを介して駆動力
を伝達する場合には、カウンターギヤ対10のギヤ比お
よび遊星歯車機構9のギヤ比(サンギヤの歯数とリング
ギヤの歯数との比)に応じた変速比に設定され、あるい
はカウンターギヤ対10のギヤ比に応じた変速比に設定
される。すなわち連結機構11の連結状態に応じて2つ
の変速段が設定される。
【0020】図2は、この発明の一実施例をより具体化
して示すスケルトン図であって、ここに示す例は、遊星
歯車機構4,9としてダブルピニオン型の遊星歯車機構
を使用したものである。すなわち入力軸1の軸線方向で
のほぼ中間部にダブルピニオン型の遊星歯車機構4が同
心円上に配置されており、そのサンギヤ4S を形成して
あるサンギヤ軸12が入力軸1の外周側に回転自在に配
置されている。またサンギヤ4S と同心円上にリングギ
ヤ4R が配置されており、サンギヤ4S に噛合したピニ
オン4P とリングギヤ4R に噛合したピニオン4P とが
互いに噛合し、さらにこれらのピニオン4P がキャリヤ
4C によって回転自在に保持されている。
【0021】前述した第1クラッチ3は、入力軸1と前
記サンギヤ軸12との間に設けられている。すなわち第
1クラッチ3は多板クラッチであって、そのクラッチド
ラムが入力軸1に連結される一方、クラッチハブが前記
サンギヤ軸12の一端部に連結されている。また前記遊
星歯車機構4におけるリングギヤ4R が出力要素であっ
て、このリングギヤ4R が第1のカウンターギヤ対7に
おけるドライブギヤ7aに一体回転するよう連結されて
いる。なお、このドライブギヤ7aは、第1クラッチ3
と遊星歯車機構4との間に配置されており、軸受13に
よって回転自在に保持されている。
【0022】また遊星歯車機構4を挟んでカウンタード
ライブギヤ7aとは反対側の箇所に同期連結機構6が配
置されている。すなわち前記キャリヤ4C と一体のキャ
リヤ軸14の端部にクラッチハブ15が取り付けられて
おり、その外周にキー(図示せず)を介してハブスリー
ブ16が軸線方向へ移動可能に係合している。このクラ
ッチハブ15を挟んだ左右両側にシンクロナイザリング
を備えたスプラインピース17,18が配置されてお
り、一方のスプラインピース17は、ケーシングなどの
固定部5に一体化され、ここに連結機構K3 が形成され
ている。また他方のスプラインピース18は、前記サン
ギヤ軸12に一体化され、ここに連結機構K4 が形成さ
れている。したがってキャリヤ4C はこの同期連結機構
6によって固定部5に連結されて固定され、あるいはサ
ンギヤ4S に一体回転するよう連結される。
【0023】一方、前記出力軸2と同一軸線上に中間軸
19が回転自在に配置されており、その出力軸2側の端
部の外周にダブルピニオン型の遊星歯車機構9が同一軸
線上に配置されている。この遊星歯車機構9は前述した
第1の遊星歯車機構4とほぼ同一の構成であって、回転
要素の一つであるサンギヤ9S が前記中間軸19に一体
化されており、またリングギヤ9R が第1のカウンター
ギヤ対7におけるドリブンギヤ7bに一体化されてい
る。
【0024】中間軸19のうち、出力軸2とは反対側の
端部にクラッチ8が配置されている。このクラッチ8は
前記第1のクラッチ3と同様に多板クラッチであって、
そのクラッチドラムが中間軸19に一体化されている。
そしてこのクラッチ8のクラッチハブと前記入力軸1と
の間に第2のカウンターギヤ対10が配置されている。
すなわち、入力軸1にドライブギヤ10aが取り付けら
れて、またドリブンギヤ10bがクラッチハブに一体化
されている。
【0025】このクラッチ8と前記遊星歯車機構9との
間には同期連結機構11が設けられている。この同期連
結機構11はキャリヤ9C を所定の固定部5に連結して
固定し、あるいはサンギヤ9S に選択的に連結するもの
であって、キャリヤ9C にクラッチハブ20が取り付け
られるとともに、その外周部にキー(図示せず)を介し
てハブスリーブ20aが軸線方向に移動自在に係合して
いる。このクラッチハブ20の左右両側にシンクロナイ
ザリングを備えたスプラインピース21,22が配置さ
れている。
【0026】その一方のスプラインピース21は所定の
固定部5に一体化され、ここに連結機構K1 が形成され
ている。また他方のスプラインピース22は前記中間軸
19に一体化され、ここに連結機構K3 が形成されてい
る。すなわち、この同期連結機構11はキャリヤ9C を
固定部5に連結して固定し、あるいはサンギヤ9S に一
体回転可能に連結するよう構成されている。
【0027】さらに前記入力軸1および中間軸19と平
行にリバース軸23が配置されている。このリバース軸
23と前記サンギヤ軸12にとの間には、第3のカウン
ターギヤ対24が配置されている。すなわちサンギヤ軸
12にドライブギヤ24aが一体的に取り付けられると
ともに、このドライブギヤ24aに噛合しているドリブ
ンギヤ24bがリバース軸23上に回転自在に保持され
ている。またリバース軸23と中間軸19との間に第4
のカウンターギヤ対25が配置されている。すなわち、
リバース軸23上には前記ドリブンギヤ24bに対して
相対回転可能にかつ同一軸線上にリバースドライブギヤ
25aが配置されている。このリバースドライブギヤ2
5aに常時噛合しているリバースドリブンギヤ25bが
中間軸19に一体的に取り付けられている。
【0028】そしてリバース軸23上のドリブンギヤ2
4bとドライブギヤ25aとを選択的に連結する連結機
構K5 が設けられている。その連結機構K5 としては、
軸線方向に移動することにより、ドリブンギヤ24bの
スプラインとドライブギヤ25aのスプラインとに係合
し、あるいはその係合を解除するスリーブ26を採用す
ることができる。
【0029】なお、図2において符号27は出力軸2に
取り付けた出力ギヤを示し、この出力ギヤ27はフロン
トデファレンシャルなどの作動装置28のリングギヤ2
9に噛合している。
【0030】上記の自動変速機によればクラッチおよび
連結機構を図3に示すように係合させることにより、前
進4段、後進1段の変速段を設定することができる。な
お図3において○は係合状態あるいは連結状態を示し、
また空欄は解放状態あるいは非連結状態を示す。以下各
変速段について説明する。
【0031】前進第1速は、出力軸2と同一軸線上のク
ラッチ8を係合させるとともに、これに隣接する同期連
結機構11のハブスリーブ20aを図の右方向にスライ
ドさせて連結機構K1 を連結状態とし、キャリヤ9C を
所定の固定部5に連結することにより設定される。すな
わち入力軸1の駆動力はカウンターギヤ対10を介して
クラッチ8に伝達され、ここから中間軸19を介して遊
星歯車機構9のサンギヤ9S に伝達される。
【0032】この遊星歯車機構9においてはキャリヤ9
C が同期連結機構11を介して固定されているから、サ
ンギヤ9S が駆動されることにより、リングギヤ9R お
よびこれに一体化してあるドリブンギヤ7bがサンギヤ
9S に対して減速されてサンギヤ9S と同方向に回転す
る。すなわち入力軸1の駆動力はカウンターギヤ対10
によって等速で、または増速されてサンギヤ9S に伝達
される。またこのサンギヤ9S の駆動力は遊星歯車機構
9において減速されて、出力軸2に伝達される。すなわ
ち前進第1速においてはカウンターギヤ対10および遊
星歯車機構9によって動力が増減速されて所定の変速比
が達成される。
【0033】前進第2速は、入力軸1と同一軸線上に配
置してあるクラッチ3を係合させるとともに、これと同
一軸線上の連結機構K3 によりキャリヤ4C を所定の固
定部5に連結して設定される。すなわち入力軸1の駆動
力はクラッチ3を介してサンギヤ軸12およびサンギヤ
4S に伝達される。一方、同期連結機構6においてはス
リーブ16が図2の右方向にスライドさせられてクラッ
チハブ15とスプラインピース17とが連結されている
から、キャリヤ4C およびキャリヤ軸14が所定の固定
部5に連結されてキャリヤ4C が固定されている。
【0034】したがって遊星歯車機構4においてはキャ
リヤ4C を固定した状態でサンギヤ4S が駆動されるた
めにリングギヤ4R はサンギヤ4S に対して減速させら
れサンギヤ4S と同方向に回転する。このリングギヤ4
R にはカウンターギヤ対7のドライブギヤ7aが一体化
されているから、リングギヤ4R の駆動力はこのカウン
ターギヤ対7を介して出力軸2に伝達される。したがっ
て前進第2速では、入力軸1の駆動力が遊星歯車機構4
によって減速されるとともに、さらにカウンターギヤ対
7によって増速されて出力軸2に伝達され、これら遊星
歯車機構4およびカウンターギヤ対7のギヤ比に応じて
所定の変速比が達成される。
【0035】前進第3速は、出力軸2と同一軸線上のク
ラッチ8を係合するとともに、これに隣接する連結機構
K2 のハブスリーブ20aを図2の左方向にスライドさ
せてクラッチハブ20と中間軸19側のスプラインピー
ス22とを連結することにより設定される。すなわち連
結機構K2 は、遊星歯車機構9におけるキャリヤ9Cと
サンギヤ9S とを連結することになるから、この遊星歯
車機構9はその全体が一体となって回転する状態に設定
される。
【0036】したがって入力軸1からカウンターギヤ対
10およびクラッチ8を介して中間軸19に伝達された
駆動力はそのままドリブンギヤ7bおよび出力軸2に伝
達される。そのためこの前進第3速の変速比はカウンタ
ーギヤ対10のギヤ比によって定まる値となる。
【0037】前進第4速は、入力時1と同一軸線上のク
ラッチ3を係合させるとともに、これと同一軸線上に配
置されている連結機構K4 におけるハブスリーブ16を
図2の左方向にスライドさせてキャリヤ軸14のクラッ
チハブ15をサンギヤ軸12のスプラインピース18に
係合させて、キャリヤ4C とサンギヤ4S とを一体化さ
せる。したがって、入力軸1の駆動力はクラッチ3を介
して遊星歯車機構4のサンギヤ4S とキャリヤ4C とに
伝達され、したがって、この遊星歯車機構4の全体が一
体回転する。
【0038】すなわち遊星歯車機構4が増減速作用をし
ないために入力軸1の駆動力はそのままカウンターギヤ
対7のドライブギヤ7aに伝達される。そして駆動力は
さらにこのカウンターギヤ対7を介して出力軸2に伝達
される。したがってこの前進第4速の変速比はカウンタ
ーギヤ対7のギヤ比によって定まる値となる。
【0039】さらに後進段は、入力軸1と同一軸線上の
クラッチ3を係合させて、第3のカウンターギヤ対24
を介してリバース軸23上のドリブンギヤ24bに駆動
力を伝達する。さらに連結機構K5 によってこのドリブ
ンギヤ24bとドライブギヤ25aとを連結一体化す
る。したがって、駆動力はこのドリブンギヤ24bから
ドライブギヤ25aおよびドリブンギヤ25bを介して
中間軸19に伝達される。
【0040】一方、この中間軸19上の同期連結機構1
1はそのハブスリーブ20aを図2の右方向にスライド
させてキャリヤ9C を所定の固定部5に連結している。
したがって中間軸19に伝達された駆動力は、遊星歯車
機構9によって減速されてドリブンギヤ7bを経て出力
軸2に伝達される。この場合、入力軸1から中間軸19
への駆動力の伝達は第3のカウンターギヤ対24および
第4のカウンターギヤ対25を介して行われるから、中
間軸19は前進段とは反対方向になる。そしてその駆動
力はこれら2つのカウンターギヤ対24,25によって
増減速される。
【0041】さらにこの中間軸19の駆動力は遊星歯車
機構9によって減速されて出力軸2に伝達される。その
ため出力軸2は前進段の場合とは反対方向に回転すると
ともに、その回転数は第3のカウンターギヤ対24およ
び第4のカウンターギヤ対25のギヤ比ならびに遊星歯
車機構9のギヤ比によって定まる変速比で変速された回
転数になる。
【0042】したがって、上述した自動変速機では第1
速および第3速を、出力軸2側の遊星歯車機構9および
この遊星歯車機構9に駆動力を伝達するカウンターギヤ
対10によって設定し、また第2速および第4速を、入
力軸1側の遊星歯車機構4およびこれに連結してあるカ
ウンターギヤ対7によって設定することになる。すなわ
ち各遊星歯車機構4,9は、それぞれ独立して異なる変
速段を設定することになるから、いずれか一方の遊星歯
車機構4,9におけるギヤ比を変更したとしても、他方
の遊星歯車機構によって設定される変速段の変速比に影
響を及ぼすことがない。その結果、上記の自動変速機に
よれば各遊星歯車機構4,9のギヤ比の選択の制約要件
が少なくなるために、各変速段の変速比の選択の自由度
が拡大する。
【0043】また上記の自動変速機においては各遊星歯
車機構4,9が減速作用を行っている際の半径方向の荷
重(ラジアル力)が、サンギヤとリングギヤとの間にお
いて相殺されるから、入力軸や中間軸あるいは出力軸2
に作用するラジアル力が小さくなる。その結果、上記の
自動変速機においては入力軸1や出力軸2あるいは中間
軸19を特に大径とする必要がなく、またこれらの軸を
支持する軸受を大型のものにする必要がないので、自動
変速機の小型軽量化を図ることができる。
【0044】図4にこの発明をより具体化した例を示し
てある。コンバータハウジング30の内部に油圧ポンプ
31が取り付けられおり、その内周側に固定軸32が挿
入されている。入力軸1はこの固定軸32の内周側に回
転自在に挿入されている。
【0045】ポンプハウジングはボス部33を備えてお
り、このボス部33の外周側にクラッチドラム34が回
転自在に嵌合させられている。このクラッチドラム34
は入力軸1の外周部にスプライン嵌合するとともに、油
圧サーボピストン35に内蔵してある。
【0046】入力軸1は軸線方向において2分割されて
おり、その先端側の部分は後端側の部分の先端部に挿入
されて一体化され、また他方の端部はケーシング5の端
部に取り付けたエンドカバー37に軸受38を介して支
持されている。この入力軸1の外周側にサンギヤ軸12
が回転自在に嵌合させられており、このサンギヤ軸12
の端部にクラッチ3におけるクラッチハブがスプライン
嵌合させられている。またこのクラッチハブの外周側に
カウンターギヤ対7におけるドライブギヤ7aが、回転
自在に嵌合させられている。なお、このドライブギヤ7
aはケーシング5の内周部に形成したサポート部39に
軸受13を介して回転自在に支持されている。
【0047】遊星歯車機構4を挟んでドライブギヤ7a
とは反対側の部分に、ケーシング5の内周面にスプライ
ン嵌合させた固定プレート40が取り付けられており、
スプラインピース17がこの固定プレート40に一体化
されている。このスプラインピース17は、従来の手動
変速機における同期連結装置のスプラインピースと同様
な構造であって、テーパ面にシンクロナイザリングを有
するとともに、外周面にスプラインを備えている。
【0048】またこのスプラインピース17に対してク
ラッチハブ15を挟んだ反対側には、第3のカウンター
ギヤ対24におけるドライブギヤ24aに一体化させた
スプラインピース18が配置されている。このスプライ
ンピース18は前述したスプラインピース17と同様な
構造であって、テーパ部にシンクロナイザリングを有す
るとともに、外周面にスプラインを備えている。
【0049】出力軸2の一端部は、コンバータハウジン
グ30に軸受41を介して回転自在に支持されている。
この出力軸2の端部には、中間軸19の一端部が回転自
在に挿入されており、この中間軸19の他方の端部はエ
ンドカバー37に軸受42を介して回転自在に支持され
ている。この中間軸のエンドカバー37側の端部にドリ
ブンギヤ10bが回転自在に嵌合させられており、これ
に隣接する箇所にクラッチ8が設けられている。
【0050】すなわちこのクラッチ8は、入力軸1にお
ける同期連結機構6のほぼ外周側に位置しており、同期
連結機構6の外周側の空間部を利用してクラッチ8が配
置されている。このクラッチ8のクラッチドラムは、中
間軸19と一体のドリブンギヤ25bに一体化させられ
ており、このクラッチドラムの内側に油圧サーボピスト
ン43が前後動自在に保持されている。またこのクラッ
チ8のクラッチハブはドリブンギヤ10bに一体化され
ている。
【0051】さらに第4のカウンターギヤ対25におけ
るドリブンギヤ25bを挟んでクラッチ8とは反対側に
同期連結機構11が配置されている。したがってこの同
期連結機構11は入力軸1側の遊星歯車機構4の外周側
に位置している。そのため、径の比較的大きい遊星歯車
機構4が、外径の比較的小さい同期連結機構11の外周
側の空間を利用して配置されている。この同期連結機構
11におけるクラッチハブはキャリヤ9C に一体化され
ており、このクラッチハブ20を挟んだ一方に配置され
ているスプラインピース22がドリブンギヤ25bに一
体化されている。またこれとは反対側のスプラインピー
ス21がケーシング36に固定してある固定プレート4
4に一体化されている。これらのスプラインピース2
1,22はシングルコーンタイプの同期連結装置におけ
るものと同様な構造であって、テーパ部にシンクロナイ
ザリングが遊嵌されるとともに外周面にスプラインを備
えている。
【0052】また出力軸2と同一軸線上に配置してある
遊星歯車機構9は、前記入力軸1側の遊星歯車機構4に
対して軸線方向へずれて配置されている。したがって両
者が半径方向でオーバーラップすることによる外径の増
大が回避されている。さらにカウンターギヤ対7におけ
るドリブンギヤ7bは、この遊星歯車機構9に隣接して
配置されるとともに、ケーシング5の内周側に軸受45
を介して回転自在に保持されている。
【0053】図4に示す構成においてはリバース軸23
はケーシング5に固定されており、その外周側にドリブ
ンギヤ24bとドライブギヤ25aとが回転自在に取り
付けられている。
【0054】なお、図4において、符号36はパーキン
グギヤを示し、また図1および図2に付した符号と同一
の符号は同一の部材を示している。
【0055】なお、上述した実施例ではダブルピニオン
型の遊星歯車機構を使用した例について説明したが、こ
の発明は上記の実施例に限定されないのであって、シン
グルピニオン型の遊星歯車機構を使用することもでき
る。また連結機構として同期連結機構を採用したので、
引摺りトルクを低減することができるが、この発明はこ
れに限らず、多板クラッチを連結機構として採用しても
よい。したがって、連結機構を設ける位置は上述した実
施例で示した位置に限定されない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
入力軸と同一軸線上に配置した遊星歯車機構と出力軸と
同一軸線上に配置した遊星歯車機構とのそれぞれが互い
に独立して異なる変速段を設定するように作用するか
ら、いずれか一方の遊星歯車機構のギヤ比を変更しても
他の遊星歯車機構によって設定される変速段の変速比に
影響を及ぼすことがない。そのためこの発明によれば、
遊星歯車機構の変速比を適宜に設定することができ、そ
のため変速段の変速比の選択の自由度が従来になく拡大
する。またカウンターギヤ対を介してトルクを伝達する
際にラジアル力が発生するものの、遊星歯車機構におい
てトルクを伝達している状態ではラジアル力が遊星歯車
機構の内部で相殺され、したがってこの発明においては
入力軸や出力軸に作用するラジアル力が低減され、その
結果、その軸径を小さくし、あるいは軸受径を小さくし
て装置の小型軽量化を図ることが可能となる。
【0057】また請求項2に記載したようにギヤや遊星
歯車機構あるいは連結機構などを入力軸および出力軸上
に配列すれば、互いに平行に配列される入力軸と出力軸
との間隔を狭くすることができるので、自動変速機の外
径の増大を防止して小型・軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための概念図で
ある。
【図2】そのスケルトン図である。
【図3】各変速段を設定するためのクラッチおよび連結
機構の係合・解放状態を示す図である。
【図4】この発明の一実施例をより具体化して示す断面
図である。
【符号の説明】
1 入力軸 2 出力軸 3,8 クラッチ 4,9 遊星歯車機構 5 固定部 6,11 連結機構 7,10 カウンターギヤ対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−187491(JP,A) 特開 昭60−205048(JP,A) 特開 昭62−266253(JP,A) 特開 昭62−80329(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 3/00 - 3/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸と、 該入力軸に対して平行に配置された出力軸と、 入力軸と同一軸線上に配置された第1遊星歯車機構と、 該第1遊星歯車機構の所定の回転要素と入力軸とを選択
    的に連結する第1クラッチと、 第1遊星歯車機構の出力部材となる回転要素と前記出力
    軸との間でトルク伝達する常時噛合した第1カウンター
    ギヤ対と、 第1遊星歯車機構のいずれかの回転要素を所定の固定部
    と他の回転要素とに選択的に連結する第1連結機構と、前記出力軸と同一軸線上に配置されるとともにいずれか
    の回転要素が前記出力軸に連結された第2遊星歯車機構
    と、 前記入力軸に連結されたドライブギヤとこのドライブギ
    ヤに常時噛合するとともに前記出力軸と同一軸線上に配
    置されたドリブンギヤとからなる第2カウンターギヤ対
    と、 前記出力軸および第2遊星歯車機構と同一軸線上に配置
    されるとともに第2遊星歯車機構の他のいずれかの回転
    要素と前記ドリブンギヤとを選択的に連結する第2クラ
    ッチと、 前記第 2遊星歯車機構の回転要素を所定の固定部と他の
    回転要素とに選択的に連結する第2連結機構とを備えて
    いることを特徴とする自動変速機。
  2. 【請求項2】 前記入力軸上には、その入力側の端部か
    ら、前記第1クラッチ、前記第1カウンターギヤ対のう
    ちの一方のギヤ、前記第1遊星歯車機構、第1連結機
    構、第2カウンターギヤ対のうちの一方のギヤの順に配
    列されており、また出力軸上における第1カウンターギ
    ヤ対の他方のギヤと第2カウンターギヤ対の他方のギヤ
    との間には、第1カウンターギヤ対側から、前記第2遊
    星歯車機構、前記第2連結機構、前記第2クラッチの順
    に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の自
    動変速機。
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