JP2736785B2 - 歯車式変速機のリバース構造 - Google Patents

歯車式変速機のリバース構造

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JP2736785B2
JP2736785B2 JP63189371A JP18937188A JP2736785B2 JP 2736785 B2 JP2736785 B2 JP 2736785B2 JP 63189371 A JP63189371 A JP 63189371A JP 18937188 A JP18937188 A JP 18937188A JP 2736785 B2 JP2736785 B2 JP 2736785B2
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    • F16H3/087Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears
    • F16H3/091Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears including a single countershaft
    • F16H3/0915Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears including a single countershaft with coaxial input and output shafts

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯車式変速機のリバース構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
歯車式変速機において、クラッチを介して原動機に連
結された入力軸と、駆動系に連結された出力軸と、クラ
ッチから入力軸に入力されたトルクが一対の歯車を介し
て伝達されるカウンタ軸と、入力軸のトルクを出力軸に
直接に、或いは、カウンタ軸を含む伝達経路を介して出
力軸に伝達するように構成された変速歯車機構とを備え
た構成となっているものがある。
この形式の歯車式変速機は、例えば特開昭60−44640
号に開示されている。かかる歯車式変速機では、入力軸
と出力軸とが一対の歯車を介して常時トルク伝達状態に
あり、カウンタ軸と出力軸との間に変速歯車機構が介設
され、4速変速段を除く前進段では、入力軸のトルクが
この変速歯車機構を介して出力軸に伝達されるようにな
っている。また、この変速機は、カウンタ軸とアイドラ
軸とが常時トルク伝達状態にあり、アイドラ軸と出力軸
とを選択的にトルク伝達状態にすることによりリバース
用トルクを出力軸に伝達するように構成されている。な
お、この変速機の4速変速段では、入力軸と出力軸とが
直結される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この形式の変速機では、入力軸とカウ
ンタ軸とが常時トルク伝達状態にあるので、トルク伝達
を必要としないニュートラル時においてもカウンタ軸は
回転されている。このため、カウンタ軸のイナーシャが
常時、変速歯車機構の負荷となっていた。
また、このようにイナーシャが多い分だけ、例えば、
ニュートラルから他の変速段への変速操作に必要とされ
る操作力が多く必要であった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その
第1の目的は、歯車式変速機において、変速機の構造を
複雑化させることなく、ニュートラル時にカウンタ軸へ
のトルク伝達を切断でき、以て変速操作力を軽減するこ
とにある。
本発明は又、歯車式変速機において、変速機の構造を
複雑化することなく、同期装置の変速操作力を軽減する
とともに、部品点数を増やすことなくして後進段におけ
る減速比を大きくすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の第1の目的を達成するために、本発明による
歯車式変速機のリバース構造は、クラッチを介して原動
機に連結された入力軸と、 該入力軸と同軸に配置され且つ被駆動系に連結された出
力軸と、 前記入力軸に平行に配置されたカウンタ軸および後進段
用のアイドラ軸と、 入力軸と一体回転するように支持された入力ギアと、 該入力ギアと噛合し、カウンタ軸上で支持され該カウン
タ軸と同期装置を介して連結若しくは切り離され、回転
するカウンタギアと、 前記カウンタ軸と一体回転するように支持されたカウ
ンタドライブギアと、 前記カウンタドライブギアと噛合し、前記出力軸と一
体回転するように支持されたドライブギアと、 前記カウンタギアと噛合し、前記アイドラ軸と一体回
転するように支持された入力側リバースギアと、 前記アイドラ軸と一体回転するように支持された出力
側リバースギアと、 該出力側リバースギアと噛合し、前記出力軸にトルク
伝達するように支持されたリバースドライブギアとを備
え、 前記カウンタギアが連結された際には、前進用のトル
ク伝達経路が構成され、前記カウンタギアが切り離され
た場合には、後進用のトルク伝達経路が構成され得るよ
うにしていることを特徴とする。
本発明は又、第2の目的を達成するために、上記歯車
式変速機のリバース構造において、前記前進用カウンタ
ギアと、このカウンタギアに噛み合い且つ前記入力軸に
一体回転するように支持された前進用ギアとによって、
1速の変速段が形成されるように構成した。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づき、本発明の実施例について詳
細に説明する。
第1図は、本発明による歯車式変換機の実施例を示す
断面図であり、第2図は第1図に示す歯車式変速機の構
成を概略的に示すスケルトン図である。
変速機の全体構成 第1図に示す変速機1は、フロントエンジン・リアド
ライブ(FR)方式の車両に取付けられる歯車式の手動変
速機である。増速機5がミッションケース2のエンジン
(図示せず)側に取付けられており、増速機5の前方
(第1図で左側)には、運転席からの操作によってエン
ジンのクランク軸と変速機1との連結を断続するための
クラッチ9(外径を破線にて概略して示す)が配置され
る。クラッチのドライブ軸3が増速機5の軸受54によっ
てケーシング55に支持され、その後端部分がケーシング
55を貫通して増速機5内に延びている。
一方、増速機5の後方(第1図で右側)には、ミッシ
ョンケース2内に延びる入力軸10が連結され、入力軸10
の後方には、出力軸30が入力軸10と同心状に配置されて
いる。ミッションケース2内には又、入力軸10及び出力
軸30と平行にカウンタ軸20及びリバース用アイドラ軸40
が配置されている。第1図ではアイドラ軸40は展開して
示してある。
増速機5は遊星歯車機構として構成され、リングギア
51がドライブ軸3の後端部分に一体に形成された、リン
グギア51と噛合するピニオンギア52がミッションケース
2に回転自在に支持され、ピニオンギア52と噛合するサ
ンギア53が入力軸10にスプライン結合している。
入力軸10は、その前端部分が軸受19によってミッショ
ンケース2に回転自在に支持され、その後端部分が出力
軸30に相対回転可能に支持されている。入力軸10には、
1速用ギア11、2速用ギア12が一体に形成され、また、
その後端部分に5速用クラッチギア15がスプライン結合
している。入力軸10には又、3速用ギア13及び4速用ギ
ア14がニードルベアリングを介して相対回転可能に支持
されている。
入力軸10の下方にはカウンタ軸20がミッションケース
2内に架設され、このカウンタ軸20は軸受27、28、29に
よってミッションケース2に回転自在に支持されてい
る。このカウンタ軸20には、1速用カウンタギア21及び
22速用カウンタギア22がニードルベアリングを介して相
対回転可能に支持され、また3速用カウンタギア23及び
24速用カウンタギア24が一体に形成されている。カウン
タ軸20には又、その後端部分にカウンタドライブギア25
がスプライン結合している。
入力軸10の後方には入力軸10と同心状に配置された出
力軸30は、軸受38、39によってミッションケース2に回
転自在に支持され、この出力軸30には、その前端部分に
リバースドライブギア36がニードルベアリングを介して
相対回転可能に支持され、またその略中央部分にドライ
ブギア35がスプライン結合している。出力軸30の後端部
分は変速機1の後方に延び、ユニバーサルジョイント
(図示せず)を介して推進軸(図示せず)に連結され、
後輪駆動系に駆動トルクを出力するようになっている。
変速機1には又、アイドラ軸40がリバースシフト用と
して設けられ、このアイドラ軸40は軸受48、49によって
ミッションケース2に回転自在に支持されている。アイ
ドラ軸40には、その前端部分にカウンタリバースギア41
が、またその後端部分にカウンタリバースギア46が一体
に形成されている。
入力軸10上の1速用乃至4速用ギア11、12、13、14
と、カウンタ軸20上の1速用乃至4速用カウンタギア2
1、22、23、24とは、夫々対応する変速機のギア同士が
常時噛合している。また、カウンタ軸20上のカウンタド
ライブギア25と出力軸30上のドライブギア35とは常時噛
合している。
また、アイドラ軸40上に形成されたカウンタリバース
ギア41が1速用カウンタギア21と常時噛合しており、同
じくアイドラ軸40上に形成されたカウンタリバースギア
46が出力軸36上のリバースドライブギア36と常時噛合し
ている(なお、前述の如くアイドラ軸40は展開して示し
てある)。
変速機1には又、入力軸10とカウンタ軸20との間のト
ルクの伝達を遮断したり、或いは入力軸10とカウンタ軸
20との間のトルクの伝達経路を変速操作に応じて選択す
るために、入力軸10上の3速用ギア13と4速用ギア14と
の間に同期装置61が、また、カウンタ軸20上の2速用カ
ウンタギア21と2速用カウンタギア22との間には同期装
置71が夫々設けられている。同期装置61は、入力軸にス
プライン結合されたクラッチハブ62と、クラッチハブ63
の外周にスプライン連結したスリーブ63と、同期リング
64、64と、3速用ギア13及び4速用ギア14に夫々一体的
に形成されたギアスプライン13a、14aとから構成され、
スリーブ63がストライキングロッド上のシフトフォーク
(図示せず)と係合している。この同期装置61は、運転
席からのシフト操作によるシフトフォークの移動によっ
てスリーブ63がクラッチハブ62上を軸線方向に摺動され
てギアスプライン13a又はギアスプライン14aのいずれか
と噛み合い、これによって入力軸10と3速用ギア13又は
4速用ギア14とを選択的に連結するよに機能する。また
同期装置71は、カウンタ軸20にスプライン結合されたク
ラッチハブ72と、クラッチハブ72の外周にスプライン連
結したスリーブ73と、インナリング、アウタリング及び
コーンリングからなるダブルコーン式同期リング74、74
と、1速用カウンタギア21及び2速用カウンタギアに夫
々一体的に形成されたギアスプライン21a、22aとから構
成され、スリーブ63がストライシングロッド上のシフト
フォーク(図示せず)と係合している。同期装置71も
又、同期装置61と同様に、運転席からのシフト操作によ
るストライキングロッドのシフトフォークの移動によっ
て、スリーブ73がクラッチハブ72上を軸線方向に摺動さ
れてギアスプライン21a又はギアスプライン22aのいずれ
かと噛み合い、これによってカウンタ軸20と1速用カウ
ンタギア21又は2速用カウンタギア22とを選択的に連結
するように機能する。
また、入力軸10の後端部分にスプライン結合した5速
用クラッチギア15と、出力軸30の前端部分に支持された
リバースドライブギア36との間には、同期装置81が設け
られている。同期装置81は、出力軸30に一体に形成され
たクラッチハブ82と、クラッチハブ82の外周にスプライ
ン連結されたスリーブ83と、同期リング84、84と、リバ
ースドライブギア36に一体的に形成されたギアスプライ
ン36aとから構成され、スリーブ83と係合するストライ
キングロッド上のシフトフォーク(図示せず)の移動に
よって、出力軸30と5速用ギア15或いはリバースドライ
ブギア36との選択的な連結がなされるようになってい
る。
変速機1は上記のように構成されているが、ここで第
2図を参照して、変速機1の作動を説明する。
変速機の作動 エンジンのトルクTがクラッチ9を介してドライブ軸
3から増速機5に伝達される。増速機5は、第1図に示
す遊星歯車機構として構成されており、ドライブ軸9の
回転速度Vは増速機5によって増速されて入力軸10に伝
えられ、入力軸10は回転速度V1(V1>V)で回転する。
この結果、ドライブ軸9のトルクTは増速機5によって
低減され、トルクT1(T1<T)として入力軸10に伝達さ
れる。
変速機1は、同期装置61、71、81のスリーブ63、73、
83が、図示の如く隣接するギアスプラインのいずれにも
噛み合っていない中立位置にある場合、即ち変速機1が
ニュートラルになっている場合には、入力軸10上の1速
用ギア11、2速用ギア12及び5速用クラッチギア15のみ
が回転する。1速用及び2速用ギア11、12はカウンタ軸
20上の1速用カウンタギア21及び2速用カウンタギア22
を夫々回転させる。しかしながら、カウンタギア21、22
はカウンタ軸20に連結されていないため、入力軸10のト
ルクはカウンタ軸20に伝達されず、従ってカウンタ軸20
は回転しない。なお、5速用クラッチギア15はいかなる
ギアとも常時噛合しておらず、従って空転している。
1速用カウンタギア21は又、カウンタリバースギア41
と常時噛合しており、従って、1速用ギア11はカウンタ
ギア21を介してカウンタリバースギア41を回転させる。
これによって、入力軸10のトルクがアイドラ軸40に常時
伝達されている。アイドラ軸40に伝達されたトルクは更
に、アイドラ軸40と一体的に回転するカウンタリバース
ギア46を介して、カウンタリバースギア46と常時噛合し
且つ出力軸30に支4持されたリバースドライブギア36を
1速用ギア11とは逆方向に回転させる。しかしながら、
リバースドライブギア36は、同期装置81が中立位置にあ
り、動力伝達状態にないため、アイドラ軸40のトルクは
出力軸30に伝達されず、従って、出力軸30も又回転して
いない。
これに対し、同期信号61、71、81のスリーブ63、73、
83のいずれかが運転席からの操作によって軸線方向に移
動され、隣接するギアスプライン13a、14a,21a、22a、
の何れかと噛み合うと、入力軸10のトルクT1がカウンタ
軸20を介して出力軸30に伝達される。例えば、同期装置
71のスリーブ73が1速用カウンタギア21の側に移動され
て、カウンタギア21に形成されたギアスプライン21aと
噛み合うと、カウンタギア21とカウンタ軸20とが、ギア
スプライン21a、スリーブ73、クラッチハブ72を介して
一体的に連結される。カウンタギア21は入力軸10上の1
速用ギア11と常時噛合しており、この結果、入力軸10の
トルクT1はカウンタ軸20に伝達される。この動力伝達経
路においては、ギア12とカウンタギア22のギア比に相応
した変速(ここでは減速)が行われ、入力軸10からカウ
ンタ軸20に伝達されるトルクは増大する。カウンタ軸20
に伝達されたトルクはカウンタ軸20の後端部分にスプラ
イン結合したカウンタドライブギア25から出力軸30にス
プライン結合したドライブギア35を介して出力軸30に伝
達され、更に出力軸30からトルクT′として後輪駆動系
に出力される。スリーブ73aが2速用カウンタギア22の
側に移動された場合にも又、入力軸10のトルクT1がカウ
ンタ軸20を介して出力軸30に伝達され、トルクT′とし
て後輪駆動系に出力される。この場合、1速段の変速比
とは異なる2速用ギア12及び2速用カウンタギア22の変
速比により、トルクT′が1速段にもおけるトルクT′
より小さいことはいうまでもない。
また、同期装置61のスリーブ73が3速用ギア13又は4
速用ギアの側に移動された場合には、上記同期信号71の
場合と同様にして入力軸10と3速用ギア13又は4速用ギ
ア14とが一体的に連結される。入力軸10のトルクT1は、
3速用ギア13又は4速用ギア14と、3速用カウンタギア
23及び4速用カウンタギア24とを介してカウンタ軸20に
伝達される。カウンタ軸20に伝達されたトルクは更に、
カウンタドライブギア25とドライブギア35とを介して出
力軸30に伝達され、トルクT′として出力軸30から後輪
駆動系に出力される。
一方、同期装置81のスリーブ83が5速用クラッチギア
15の側に移動し、スリーブ83とクラッチギア15とが噛み
合うと、入力軸10と出力軸30とがスリーブ83及びクラッ
チハブ82を介して一体的に連結され、入力軸10と出力軸
30とが直結状態となる。従って、入力軸10と出力軸30と
は5速変速段では変速用歯車を介さずに連結され、同一
の回転速度V1で回転する。しかしながら、入力軸10の回
転速度V1は増速機5によって既に増速されているため、
変速機1における5速変速段はオーバードライブのシフ
ト状態となる。かくして、変速機1では、オーバードラ
イブのシフト状態で入力軸10と出力軸30とが直結され、
入力軸10のトルクT1が出力軸30を介して、そのままトル
クT′として出力軸30から後輪駆動系に出力されること
になる。
また、同期装置81のスリーブ83がリバースドライブギ
ア36の側に移動して、ギアスプライン36aに噛み合った
場合、リバースドライブギア36と出力軸30とが一体的に
連結され、入力軸10のトルクT1は、入力軸10上の1速用
ギア11によって常時逆方向に回転されているリバースド
ライブギア36から出力軸30にトルクT′として伝達され
る。即ち、入力軸10のトルクは、1速用ギア11、1速用
カウンタギア21、カウンタリバースギア41、アイドラ軸
40、カウンタリバースギア46及びリバースドライブギア
36を介して出力軸30に伝達され、更に出力軸30から後輪
駆動系に出力される。
このように、変速機1においては、ドライブ軸3の回
転速度Vが増速機3によって増速されて入力軸10に伝え
られるため、入力軸10と出力軸30とを直結状態に連結さ
せることによってオーバードライブのシフト状態が得ら
れる。また、変速機1では、増速機3がドライブ軸3の
回転速度Vを増速して入力軸10に伝える(V1)ため、入
力軸1のトルクT1が低減される。この結果、変速機の入
力トルク自体を低下することができる。
更に、このように構成された変速機1は、従来の変速
機と異なり、入力軸10とカウンタ軸20との間に変速歯車
機構を介設しており、このため、ニュートラル状態にお
いてカウンタ軸を空転させない。この結果、変速歯車機
構に対するカウンタ軸の等価イナーシャを軽減すること
ができ、同期装置61、71、81の操作力を低減することが
できる。また、入力軸10が増速機5を介してクラッチ3
のドライブ軸3に連結されているため、クラッチ3の遮
断時におけるドライブ軸3の等価イナーシャをも軽減す
ることができる。
また、カウンタ軸20に支持された前進段カウンタギア
にカウンタリバースギア41を常時噛合させることによっ
て入力軸10のトルクをアイドラ軸40に伝達しているた
め、格別のトルク伝達手段を設けることなくして、リバ
ース用トルク伝達経路を確保することができる。加え
て、本実施例における変速機1では、カウンタリバース
ギア41を、最も変速比(減速比)大きい変速段を構成す
る1適用カウンタギア21と噛合させているため、リバー
スシフト状態における減速比を大きくすることができ
る。
なお、上記実施例においては、増速機5が遊星歯車機
構として構成されているが、増速機5の構成として遊星
歯車機構に代えて変身ギア機構を採用しても良い。
以上、本発明のFR方式の車両に取付けられる変速機に
ついて説明したが、本発明は、フロントエンジン・フロ
ントドライブ(FF)方式の車両に取付けられる歯車式変
速機等の各種の歯車式変速機にも極めて容易に適用する
ことができることはいうまでもない。
〔効 果〕
請求項1に記載された歯車式変速機によれば、変速機
の構造を複雑化させることなく、ニュートラル時にカウ
ンタ軸へのトルク伝達を切断でき、以て変速操作力を軽
減することが可能となる。
また、請求項2に記載された歯車式変速機では更に、
部品点数を増やすことなくして後進段における減速比を
大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるリバース構造を備えた歯車式変
速機の実施例を示す断面図であり、第2図は、第1図に
示す歯車式変速機の構成を概略して示すスケルトン図で
ある。 1……変速機、2……ミッションケース、 3……ドライブ軸、5……増速機、 10……入力軸、 11〜14……1速用乃至4速用ギア、 15……5速用クラッチギア、 20……カウンタ軸、 21〜24……1速用乃至4速用カウンタギア、 25……カウンタドライブギア、 30……出力軸、 35……ドライブギア、 36……リバースドライブギア、 40……アイドラ軸、 41、46……カウンタリバースギア、 51……リングギア、 52……ピニオンギア、 53……サンギア、 61、71、81……同期装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−44640(JP,A) 特開 昭62−75155(JP,A) 特開 昭51−127967(JP,A) 特開 昭59−17045(JP,A) 特開 昭61−140655(JP,A) 特開 昭54−120361(JP,A) 実開 昭48−61281(JP,U) 実開 平1−146044(JP,U) 特公 昭48−36464(JP,B1) 特公 昭33−5368(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチを介して原動機に連結された入力
    軸と、 該入力軸と同軸に配置され且つ被駆動系に連結された出
    力軸と、 前記入力軸に平行に配置されたカウンタ軸および後進段
    用のアイドラ軸と、 入力軸と一体回転するように支持された入力ギアと、 該入力ギアと噛合し、カウンタ軸上で支持され該カウン
    タ軸と同期装置を介して連結若しくは切り離され、回転
    するカウンタギアと、 前記カウンタ軸と一体回転するように支持されたカウン
    タドライブギアと、 前記カウンタドライブギアと噛合し、前記出力軸と一体
    回転するように支持されたドライブギアと、 前記カウンタギアと噛合し、前記アイドラ軸と一体回転
    するように支持された入力側リバースギアと、 前記アイドラ軸と一体回転するように支持された出力側
    リバースギアと、 該出力側リバースギアと噛合し、前記出力軸にトルク伝
    達するように支持されたリバースドライブギアとを備
    え、 前記カウンタギアが連結された際には、前進用のトルク
    伝達経路が構成され、前記カウンタギアが切り離された
    場合には、後進用のトルク伝達経路が構成され得るよう
    にしていることを特徴とする歯車式変速機のリバース構
    造。
  2. 【請求項2】前記カウンタギアと、該カウンタギアに噛
    み合い且つ前記入力軸に一体回転するように支持された
    前進用ギアとによって、1速の変速段が形成されること
    を特徴とする請求項(1)記載の歯車式変速機のリバー
    ス構造。
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