JPH11268557A - 車両用計器装置 - Google Patents

車両用計器装置

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JPH11268557A
JPH11268557A JP10071081A JP7108198A JPH11268557A JP H11268557 A JPH11268557 A JP H11268557A JP 10071081 A JP10071081 A JP 10071081A JP 7108198 A JP7108198 A JP 7108198A JP H11268557 A JPH11268557 A JP H11268557A
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JP
Japan
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visor
fixed
fixing
display unit
holder
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Pending
Application number
JP10071081A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Azuma
政利 東
Mitsugi Kobayashi
貢 小林
Minoru Takebe
実 竹部
Masao Itagaki
正男 板垣
Katsuhiro Tachikawa
勝弘 太刀川
Hitoshi Nonomura
均 野々村
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報表示ユニットとこの情報表示ユニットに
近接して位置する指針駆動ユニットとを有する車両用計
器装置の情報表示ユニットの改良構造を提供する。 【解決手段】 車両用計器装置100は、フロントカバ
ー200と、このフロントカバー200を前面に固定
し、かつ、後方の不要個所が前方から見えないように隠
し、更に、所定の空間を構成するバイザ300と、この
バイザ300の後方部に固定されて所定の電気回路を形
成し、かつ、バイザ300との間で前記空間を構成し、
更に、構成部品の組み付け基準部品となるプリント配線
板400と、このプリント配線板400の後面を覆うよ
うにプリント配線板400を介してバイザ300側に固
定されるリヤカバー500と、プリント配線板400に
固定される情報表示ユニットたる液晶表示ユニット60
0と、指針駆動ユニットたる補助計器ユニット700及
び速度計ユニット800とから構成される。液晶表示ユ
ニット600は、表示本体たる液晶モジュール610
と、この液晶モジュール610の後端を3点支持により
固定する樹脂製のホルダ620とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報表示ユニット
と指針駆動ユニットとを有する車両用計器装置に関し、
特に情報表示ユニットの改良構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両を取り巻く環境変化に応じ
て、運転者へ提供される運転操作を補助する各種情報の
種類及び量が急激に増加している。例えば、走行速度,
走行距離及び任意区間距離,燃料残量,冷却水温度等の
車両情報に加えて、現在位置や目的地点を地図上に表示
するナビゲーション情報あるいは電波信号により送信さ
れる道路交通情報等がある。これらの多くの情報を運単
車へ効率良く伝えることを目的として、文字板上を指針
が回転移動して値を指示する指針駆動ユニットと共に液
晶パネル等の画像表示可能な情報表示ユニットを一体に
組み込んだ車両用計器装置が提案されている(例えば、
特開平9−226415号,同229720号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】斯かる装置は、インス
トルメントパネルにブラケットを介して装着される下ケ
ース(ロアハウジング)と、下ケースに装着されて指針
駆動ユニット,情報表示ユニット,異常警報や状況表示
を行うワーニングユニットあるいは必要な電気配線が印
刷により形成されで前記各構成部品へ電気信号を供給す
るプリント配線板等の各種構成部品の収納空間を形成す
る上ケース(アッパハウジング)と、上ケースに装着さ
れる透明樹脂からなるフロントカバーとを有しており、
情報表示ユニットと指針駆動ユニットとが近接して位置
することから、周囲からの振動や温度等の影響を受けや
すく、反対に周囲へノイズ等の影響を与える可能性のあ
る情報表示ユニットについて、十分な対策を講じる必要
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、透光性のフロントカバーと、このフロント
カバーを前面に固定し、かつ、後方の不要個所が前方か
ら見えないように隠し、更に、所定の空間を構成するバ
イザと、このバイザの後方部に固定されて所定の電気回
路を形成し、かつ、前記バイザとの間で前記空間を構成
し、更に、構成部品の組み付け基準部品となる硬質基板
製のプリント配線板と、このプリント配線板の後面を覆
うように前記プリント配線板を介して前記バイザ側に固
定される樹脂製のリヤカバーと、前記プリント配線板に
固定される情報表示ユニットと、この情報表示ユニット
に近接して位置する指針駆動ユニットとから構成された
ものであって、前記情報表示ユニットは、表示本体と、
この表示本体の後端を3点支持により固定する樹脂製の
ホルダとから成るものである。
【0005】また、本発明は、透光性のフロントカバー
と、このフロントカバーを前面に固定し、かつ、後方の
不要個所が前方から見えないように隠し、更に、所定の
空間を構成するバイザと、このバイザの後方部に固定さ
れて所定の電気回路を形成し、かつ、前記バイザとの間
で前記空間を構成し、更に、構成部品の組み付け基準部
品となる硬質基板製のプリント配線板と、このプリント
配線板の後面を覆うように前記プリント配線板を介して
前記バイザ側に固定される樹脂製のリヤカバーと、前記
プリント配線板に固定される情報表示ユニットと、この
情報表示ユニットに近接して位置する指針駆動ユニット
とから構成されたものであって、前記情報表示ユニット
は、表示本体と、この表示本体の後端を3点支持により
固定する樹脂製のホルダとから成り、前記ホルダは、前
記表示本体の後方が開放状態にある額縁形状であるもの
である。
【0006】また、本発明は、前記情報表示ユニット
が、表示本体とこの表示本体を収納しつつ前記表示本体
の後端を3点支持により固定する3個の取付部を有する
樹脂製のホルダとから成り、前記取付部の高さ寸法によ
り前記情報表示ユニットの表示面を前記指針駆動ユニッ
トの表示面とは異なる角度で固定可能とするものであ
る。
【0007】また、本発明は、透光性のフロントカバー
と、このフロントカバーを前面に固定し、かつ、後方の
不要個所が前方から見えないように隠し、更に、所定の
空間を構成するバイザと、このバイザの後方部に固定さ
れて所定の電気回路を形成し、かつ、前記バイザとの間
で前記空間を構成し、更に、構成部品の組み付け基準部
品となる硬質基板製のプリント配線板と、このプリント
配線板の後面を覆うように前記プリント配線板を介して
前記バイザ側に固定される樹脂製のリヤカバーと、前記
プリント配線板に固定される情報表示ユニットと、この
情報表示ユニットに近接して位置する指針駆動ユニット
とから構成されたものであって、前記情報表示ユニット
は、表示本体と、この表示本体の後端を3点支持により
固定する樹脂製のホルダと、前記表示本体と前記ホルダ
との間に位置して少なくとも前記表示本体の下方を被
い、かつ、電気的なアースラインへつながる金属導電製
の遮蔽板とから成るものである。
【0008】また、本発明は、前記遮蔽板には、この遮
蔽板を前記ホルダに仮止めする仮止部を一体形成したも
のである。
【0009】また、本発明は、前記遮蔽板には、この遮
蔽板を取付部材により前記ホルダに設けた取付部に固定
する固定部を一体形成したものである。
【0010】また、本発明は、前記遮蔽板には、この遮
蔽板を取付部材により前記ホルダに設けた取付部に固定
する固定部を一体形成し、前記取付部材により電気的な
アースラインへつながる配線部材を同時に前記遮蔽板へ
固定するものである。
【0011】また、本発明は、透光性のフロントカバー
と、このフロントカバーを前面に固定し、かつ、後方の
不要個所が前方から見えないように隠し、更に、所定の
空間を構成するバイザと、このバイザの後方部に固定さ
れて所定の電気回路を形成し、かつ、前記バイザとの間
で前記空間を構成し、更に、構成部品の組み付け基準部
品となる硬質基板製のプリント配線板と、このプリント
配線板の後面を覆うように前記プリント配線板を介して
前記バイザ側に固定される樹脂製のリヤカバーと、前記
プリント配線板に固定される情報表示ユニットと、この
情報表示ユニットに近接して位置する指針駆動ユニット
とから構成されたものであって、前記情報表示ユニット
は、表示本体と、この表示本体の後端を3点支持により
固定する樹脂製のホルダと、前記表示本体と前記ホルダ
との間に位置して少なくとも前記表示本体の下方を被
い、かつ、電気的なアースラインへつながる金属導電製
の遮蔽板とから成り、この遮蔽板には、この遮蔽板を前
記ホルダに仮止めする仮止部と前記遮蔽板及び電気的な
アースラインへつながる配線部材を取付部材により同時
に前記ホルダに設けた取付部に固定する固定部とを一体
形成し、前記ホルダには、前記配線部材の位置を規定す
るストッパ部を一体形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】車両用計器装置100は、透光性
のフロントカバー200と、このフロントカバー200
を前面に固定し、かつ、後方の不要個所が前方から見え
ないように隠し、更に、所定の空間を構成するバイザ3
00と、このバイザ300の後方部に固定されて所定の
電気回路を形成し、かつ、バイザ300との間で前記空
間を構成し、更に、構成部品の組み付け基準部品となる
硬質基板製のプリント配線板400と、このプリント配
線板400の後面を覆うようにプリント配線板400を
介してバイザ300側に固定される樹脂製のリヤカバー
500と、プリント配線板400に固定される情報表示
ユニットたる液晶表示ユニット600と、この液晶表示
ユニット600に近接して位置する指針駆動ユニットた
る補助計器ユニット700及び速度計ユニット800と
から構成されたものであって、液晶表示ユニット600
は、表示本体たる液晶モジュール610と、この液晶モ
ジュール610の後端を3点支持により固定する樹脂製
のホルダ620とから成る。
【0013】これにより、3個の取付部624による3
点支持構成で液晶モジュール610が固定されるため、
液晶モジュール610の取付面は確実かつ容易に平面を
維持し、製造ラインにおける組み立て性が向上する。
【0014】また、車両用計器装置100は、透光性の
フロントカバー200と、このフロントカバー200を
前面に固定し、かつ、後方の不要個所が前方から見えな
いように隠し、更に、所定の空間を構成するバイザ30
0と、このバイザ300の後方部に固定されて所定の電
気回路を形成し、かつ、バイザ300との間で前記空間
を構成し、更に、構成部品の組み付け基準部品となる硬
質基板製のプリント配線板400と、このプリント配線
板400の後面を覆うようにプリント配線板400を介
してバイザ300側に固定される樹脂製のリヤカバー5
00と、プリント配線板400に固定される液晶表示ユ
ニット600と、この液晶表示ユニット600に近接し
て位置する補助計器ユニット700及び速度計ユニット
800とから構成されたものであって、液晶表示ユニッ
ト600は、表示本体たる液晶モジュール610と、こ
の液晶モジュール610の後端を3点支持により固定す
る樹脂製のホルダ620とから成り、ホルダ620は、
液晶モジュール620の後方が開放状態にある額縁形状
である。
【0015】これにより、液晶モジュール610を周囲
の環境から保護するため、及び/又は、液晶モジュール
610からの電波によるラジオ等の周囲装置への影響を
押さえると共に、液晶モジュール610の後方が開放状
態にあることから通気性を高めて高温になりやすい液晶
モジュール610を自然冷却することができる。
【0016】特に、液晶表示ユニット600が、液晶モ
ジュール620とこの液晶モジュール610を収納しつ
つ液晶モジュール610の後端を3点支持により固定す
る3個の取付部624を有する樹脂製のホルダ620と
から成り、取付部624の高さ寸法により液晶表示ユニ
ット610の表示面を補助計器ユニット700及び速度
計ユニット800の表示面とは異なる角度で固定可能と
する。
【0017】これにより、取付部624の高さ寸法によ
り液晶モジュール610の表示面を補助計器ユニット7
00及び速度計ユニット800の表示面とは異なる角度
で固定可能し、ホルダ620の変更のみにより、同一車
種であってもグレードや仕向地等の違いにより前記設置
角度が異なる仕様に対応可能でき、その他の構成部品の
共用を可能とし、これによりコスト低減を図れる。
【0018】また、車両用計器装置100は、透光性の
フロントカバー200と、このフロントカバー200を
前面に固定し、かつ、後方の不要個所が前方から見えな
いように隠し、更に、所定の空間を構成するバイザ30
0と、このバイザ300の後方部に固定されて所定の電
気回路を形成し、かつ、バイザ300との間で前記空間
を構成し、更に、構成部品の組み付け基準部品となる硬
質基板製のプリント配線板400と、このプリント配線
板400の後面を覆うようにプリント配線板400を介
してバイザ300側に固定される樹脂製のリヤカバー5
00と、プリント配線板400に固定される液晶表示ユ
ニット600と、この液晶表示ユニット600に近接し
て位置する補助計器ユニット700及び速度計ユニット
800とから構成されたものであって、液晶表示ユニッ
ト600は、表示本体たる液晶モジュール610と、こ
の液晶モジュール610の後端を3点支持により固定す
る樹脂製のホルダ620と、液晶モジュール610とホ
ルダ620との間に位置して少なくとも液晶モジュール
610の下方を被い、かつ、電気的なアースラインへつ
ながる金属導電製の遮蔽板630とから成る。
【0019】これにより、遮蔽板630が液晶モジュー
ル610を周囲の環境から保護するため、及び/又は、
液晶モジュール610からの電波によるラジオ等の周囲
装置への影響を押さえることができる。
【0020】特に、遮蔽板630には、この遮蔽板63
0をホルダ620に仮止めする仮止部632を一体形成
したものである。
【0021】これにより、他に専用の固定部材を必要と
せずにホルダ620に対する位置関係が決まり、形状の
簡素化と部品点数の削減ができる。
【0022】特に、遮蔽板630には、この遮蔽板63
0を取付部材たるビス900によりホルダ620に設け
た取付部626に固定する固定部631を一体形成した
ものである。
【0023】これにより、他に専用の固定部材を必要と
せずに遮蔽板630をホルダ620に固定することがで
き、形状の簡素化と部品点数の削減ができる。
【0024】特に、遮蔽板630には、この遮蔽板63
0をビス900によりホルダ620に設けた取付部62
6に固定する固定部631を一体形成し、ビス900に
より電気的なアースラインへつながる配線部材であるコ
ード660を同時に遮蔽板630へ固定する。
【0025】これにより、遮蔽板630をビス900で
ホルダ620へ固定すると同時に遮蔽板630の電気的
接続も完了するため、作業が容易となるばかりか、専用
の固定部材を別途独立に設ける必要がなく部品点数の削
減ができる。
【0026】また、車両用計器装置100は、透光性の
フロントカバー200と、このフロントカバー200を
前面に固定し、かつ、後方の不要個所が前方から見えな
いように隠し、更に、所定の空間を構成するバイザ30
0と、このバイザ300の後方部に固定されて所定の電
気回路を形成し、かつ、バイザ300との間で前記空間
を構成し、更に、構成部品の組み付け基準部品となる硬
質基板製のプリント配線板400と、このプリント配線
板400の後面を覆うようにプリント配線板400を介
してバイザ300側に固定される樹脂製のリヤカバー5
00と、プリント配線板400に固定される液晶表示ユ
ニット600と、この液晶表示ユニット600に近接し
て位置する補助計器ユニット700及び速度計ユニット
800とから構成されたものであって、液晶表示ユニッ
ト600は、液晶モジュール810と、この液晶モジュ
ール610の後端を3点支持により固定する樹脂製のホ
ルダ620と、液晶モジュール610とホルダ620と
の間に位置して少なくとも液晶モジュール610の下方
を被い、かつ、電気的なアースラインへつながる金属導
電製の遮蔽板630とから成り、この遮蔽板630に
は、この遮蔽板630をホルダ620に仮止めする仮止
部632と遮蔽板630及び電気的なアースラインへつ
ながるコード660をビス900により同時にホルダ6
20に設けた取付部626に固定する固定部631とを
一体形成し、ホルダ620には、コード660の位置を
規定するストッパ部626を一体形成した。
【0027】これにより、遮蔽板630により液晶モジ
ュール610を周囲の環境から保護するため、及び/又
は、液晶モジュール610からの電波によるラジオ等の
周囲装置への影響を押さえることができ、遮蔽板630
をビス900でホルダ620へ固定すると同時に遮蔽板
630の電気的接続も完了するため、作業が容易となる
ばかりか、専用の固定部材を別途独立に設ける必要がな
く部品点数の削減ができ、ストッパ部626によりビス
900を締める時にコード660が一緒に回転すること
を防いでコード660の位置を規定するため専用の周り
止め部材を別途独立に設ける必要がなくなり、部品点数
の削減ができる。
【0028】
【実施例】本発明を、図1〜図13に示した実施例に基
づき説明するが、図1及び図2を中心としつつ必要に応
じて他の図面を加えながら説明する。
【0029】車両用計器装置100は、ゴミ等の異物の
進入を防ぐ略透明(透光性)な樹脂製のフロントカバー
200、このフロントカバー200を前面に固定し、後
方の不要個所が前方から見えないように隠し、プリント
配線板400との間の空間に後述する各種構成部品を収
納する樹脂製のバイザ300、このバイザ300の後方
部に固定されて所定の電気回路を形成すると共に前記構
成部品の組み付け基準部品となる硬質基板製のプリント
配線板400、このプリント配線板400の後面であっ
て周囲から保護すべき個所のみを覆うようにプリント配
線板400を介してバイザ300側と固定される樹脂製
のリヤカバー500、プリント配線板400の略中央部
に設置されてバイザ300の表示窓部311から各種情
報を外部へ表示する情報表示ユニットたる液晶表示ユニ
ット600、この液晶表示ユニット600の正面視左側
に位置するようにプリント配線板400に固定されてバ
イザ300の表示窓部312から燃料残量と冷却水温度
を表示する指針駆動ユニットたる補助計器ユニット70
0、液晶表示ユニット600の正面視右側に位置するよ
うにプリント配線板400に固定されてバイザ300の
表示窓部313から走行速度等を表示する指針駆動ユニ
ットたる速度計ユニット800等の各種構成部品から成
り、液晶表示ユニット600が空間を構成するバイザ
と、このバイザ300とプリント配線板400とで構成
される空間における重量バランス上の略中央個所に位置
し、この液晶表示ユニット600を挟んで近接して補助
計器ユニット700と速度計ユニット800とが位置す
ることにより、車両用計器装置100の左右の重量バラ
ンスが略均等となるように考慮されている。なお、各構
成部品の取り付けを行うに当たっては、取付部材として
ビス900を用いているが、説明に必要な場合を除いて
図面では省略している。
【0030】図3及び図4を加えてフロントカバー20
0を説明すると、フロントカバー200は、上方が手前
に進入している傾斜形状となっていて、周囲にはバイザ
300の上部外側に位置するボス部321及び下部に位
置する固定部322にビス900で固定される貫通穴2
11を有する突出部221及び貫通穴212を有する取
付部222と、バイザ300に固定した状態でバイザ3
00のフード部320の先端部を外側から覆う折返部2
31とが樹脂の一体成型にて形成してある。このフロン
トカバー200は、穴211,212及び各種ノブ64
1,642用貫通穴241の断面形状における一内周面
方向と折返部231の折返し方向とが平行となるように
設計することにより(図4の一点鎖線参照)、フロント
カバー200用の金型を前型250と後型260との2
種類で済ませることができ、製造コストの低減を図れ
る。すなわち、金型の抜き方向が前後方向のみとなるよ
うにフロントカバー200の形状を決めることにより、
前型250と後型260との2種類で済み、金型の設計
及びフロントカバー200の製造が容易となる。
【0031】また、フロントカバー200の折返部23
1の端部は、バイザ300のフード部320の端部とは
当接しないように折返部231の先端は上方へ向かって
いる。これにより、折返部231とフード部320との
当接面積は少なくなり、走行中における両者の接触によ
る異音の発生やその接触から生じるフロントカバー20
0やバイザ300の粉が車両用計器装置100の内部に
侵入することに起因するゴミ不良等の発生を抑えてい
る。
【0032】図5〜図7を加えてバイザ300を説明す
ると、バイザ300は、開口部である表示窓311〜3
14を有する平板上の見返部310と、この見返部31
0の前方に位置して円筒形のボス321を有する筒状の
フード部320と、見返部310の後方に位置して液晶
表示ユニット600,補助計器ユニット700及び速度
計ユニット800等の構成部品を収納する筒状の収納部
330とが一体に形成してある。また、フード部320
の上面には、ボス部321をフード部320の上面に沿
わせて前方へ突出形成するためにボス部321と連結し
た断面袋状の袋部322が一体に設けてあり、ボス部3
21の直径寸法と袋部322の高さ寸法とは略同一であ
り、この袋部322は、ボス部321を補強すると共に
フード部320の歪み防止も行い得て、しかも、車両側
の取付部(図示しない)に固定されることで車両用計器
装置100を車両へ固定する硬質金属製の装着部材34
0を取り付ける取付個所を兼ねている。すなわち、車両
側の取付部に固定される装着部材340を袋部322に
後方からフード部320の伸張方向に沿う挿入方向にて
配設し、前記挿入方向へ進むビス900の締め付けによ
り装着部材340を袋部322に固定している。
【0033】この装着部材340は、後端341が上方
へ垂直に折れて先端342が若干上方へ曲がっている略
平板形状であり、袋部322の開口している後方からそ
の先端342を挿入し(図7(A)(B)(C)参
照)、その後端341が袋部322の後端と当たるまで
押し込む。その際、袋部322の下部内部に設けた突起
323が装着部材340の下面と当接することにより装
着部材340は袋部322の内部で上方へ弾発的に位置
決め保持され、後端341をビス900にて袋部322
に固定することで取り付けが完了する(図7(D)
(E)参照)。この構成により、袋部322の上面から
装着部材340をビス等で固定する必要がなくなり、こ
のバイザ300も、フード部320,収納部330及び
袋部322の伸張方向を一致するように設計することに
より、バイザ300用の金型を前型350と後型360
との2つで済ませることができ、製造コストの低減を図
れる。すなわち、金型の抜き方向が前後方向のみとなる
ようにバイザ300の形状を決めることにより、前型3
50と後型360との2種類で済み、金型の設計及びバ
イザ300の製造が容易となる。
【0034】また、バイザ300は、最初に全体を見返
部310の表示色にて塗装し、その後、見返部310部
分のみをマスキングして他の部分を所定の色で塗装する
ことにより二色成型等の高価な製造方法を用いなくて済
み、製造コストの低減を図れる。
【0035】図8を加えてプリント配線板400とリヤ
カバー500とを説明すると、プリント配線板400
は、抵抗,トランジスタ,コネクタ等の各種電子部品や
印刷回路パターン(何れも図示しない)を設けると共
に、液晶表示ユニット600,補助計器ユニット700
及び速度計ユニット800の取り付け基準部品となって
それらをビス900で固定するものである。前記印刷回
路パターンの一部には小規模なフレキシブル配線部材4
10の一端側がコネクタ420に接続されており、その
他端側は舌片部となってプリント配線板400の後方に
固定されたリヤカバー500の後面側へ引き回された
後、リヤカバー500に設けた凹部510内へ配設され
る。このリヤカバー500の凹部510は、車両側から
引き回し配線されるコードに設けられた雄コネクタ(図
示しない)が挿入される雌コネクタの役割を有し、その
雄コネクタの端子とフレキシブル配線部材410の他端
側で露出している配線パターン411とが接触すること
により電気的接続が行われる。車両は、同一車種であっ
てもグレードや仕向地等の違いにより液晶表示ユニット
600における表示項目や速度計ユニット800の指示
特性等に差異を有し、これに対応するため、プリント配
線板400の前記印刷回路パターンを全ての車種に対応
できる構成にて用意しておき、適用車種に応じた配線パ
ターン411を有する小規模なフレキシブル配線部材4
10を適宜選択して用いることにより、プリント配線板
400やリヤカバー500等の他の部品を共通使用する
ことができ、しかもフレキシブル配線部材410が小規
模で済むことで、コスト低減を図れる。
【0036】なお、リヤカバー500の凹部510が雌
コネクタの役割を有するとしても、プリント配線板40
0に他のコネクタを装着して使用することを排除するも
のではなく、併用することが本発明の趣旨に反するもの
ではないことは言うまでもなく、本実施例によれば、そ
れらコネクタの使用数量を削減でき、やはり部品を共通
使用とコスト低減を可能とする。
【0037】図9,図10を加えて液晶表示ユニット6
00を説明すると、情報表示ユニットたる液晶表示ユニ
ット600は、例えばTFT液晶パネル,駆動回路基板
及び照明用照明部材(何れも図示しない)を内蔵した表
示本体たる箱型の液晶モジュール610と、この液晶モ
ジュール610の後端を支持して固定する液晶モジュー
ル610の後方が開放状態にある額縁形状の樹脂製のホ
ルダ620と、液晶モジュール610を周囲の環境から
保護するため、及び/又は、液晶モジュール610から
の電波によるラジオ等の周囲装置への影響を押さえるた
めに、液晶モジュール610の側方や下方等の必要個所
を覆うアルミ等の金属導電製の遮蔽板630とを有して
いる。また、ホルダ620は、各種警報や表示を行う筒
状の小部屋が一列(実施例では横方に一列配置)に連続
してその内部に照明部材たるランプ430,431を配
置するワーニングボックス621が一体形成されてい
る。更に、ホルダ620は、オドメータ及びトリップメ
ータとなる距離表示ユニット850の表示切換やリセッ
トを行うためのトリップノブ641を支持する支持部6
22や車両用計器装置100の照明輝度を調節するため
のイルミノブ642を支持する支持部623も一体形成
されている。このホルダ620は、傾斜状態で液晶モジ
ュール610を配置することにより液晶モジュール61
0の表示視認性が最適となるように配置して、かつ、液
晶モジュール610の後方が開放状態にあることから通
気性を高めて高温になりやすい液晶モジュール610を
自然冷却する働きを有する。なお、651は、ワーニン
グボックス621の前面に接着剤により固定される所定
の意匠が施されたカラーレンズであり、このワーニング
ボックス621の表示は、バイザ300の見返部310
に設けた開口部である表示窓314から表示される。
【0038】液晶表示ユニット600は、まず、ホルダ
620の枠部625上に液晶モジュール610,遮蔽板
630を固定し、トリップノブ641やイルミノブ64
2をセットして、リヤカバー500及びプリント配線板
400の後方からのビス900による螺着により、ホル
ダ620,プリント配線板400及びリヤカバー500
の3つの構成部品をサンドイッチ状に一体固定する。す
なわち、ビス900(図5参照)によりホルダ620の
後方から3個所の取付部624を貫通して液晶モジュー
ル610を固定する。この際、液晶モジュール610
は、車両用計器装置100の取り付け状態に応じて最も
見やすくなるように前面が6度上方へ傾斜する設置角度
に設定されている。これにより、ホルダ620の取付部
624の高さ寸法の設定により、液晶モジュール610
の前記設置角度を任意に設定することができ、すなわ
ち、取付部624の高さ寸法により液晶モジュール61
0の表示面を補助計器ユニット700及び速度計ユニッ
ト800の表示面とは異なる角度で固定可能とするもの
で、ホルダ620の変更のみにより、同一車種であって
もグレードや仕向地等の違いにより前記設置角度が異な
る仕様に対応可能でき、その他の構成部品の共用を可能
とし、これによりコスト低減を図っている。また、3個
の取付部624による3点支持構成で液晶モジュール6
10が固定されるため、液晶モジュール610の取付面
は確実かつ容易に平面を維持し、製造ラインにおける組
み立て性が向上する。
【0039】また、液晶モジュール610から引き出さ
れた配線部材(図示しない)をプリント配線板400の
所定個所に接続することによりプリント配線板400と
液晶モジュール610との電気的接続を行う。また、ト
リップノブ641やイルミノブ642は、プリント配線
板400に設けられたスイッチやボリューム(何れも図
示しない)と連結されると共に、その先端はバイザ30
0の穴部315及びフロントカバー200の穴部241
を介して見返部310及びフロントカバー200を貫通
して車両用計器100の前方へ突出するようになってお
り、トリップノブ641のプッシュ操作により前記スイ
ッチを介して距離表示ユニット850の表示を制御し、
イルミノブ642の回転操作により前記ボリュームを介
して車両用計器装置100のランプ430,431の発
光強度を制御できる。
【0040】遮蔽板630は、側端に設けたフランジ状
の固定部631をホルダ620のボス状の取付部626
にビス900で固定されるが、この際、プリント配線板
400の電気的なアースラインにつながる配線部材であ
るコード660を共締め固定して、液晶モジュール61
0からのノイズを逃がす構成となっており、遮蔽板63
0をビス900でホルダ620へ固定すると同時に遮蔽
板630の電気的接続も完了するため、作業が容易とな
るばかりか、専用の固定部材を別途独立に設ける必要が
なく部品点数の削減が可能となる。すなわち、遮蔽板6
30は、後端に設けた爪状の仮止部632をホルダ62
0の後方で折り曲げて遮蔽板630をホルダ620へ予
め仮止めしておくことにより、他に専用の固定部材を必
要とせずにホルダ620に対する位置関係が決まり、形
状の簡素化と部品点数の削減を可能とする。なお、遮蔽
板630は、仮止部632を前端にも設け、それを液晶
モジュール610の前方で折り曲げて遮蔽板630を液
晶モジュール610へ仮止めすれば、ホルダ620及び
液晶モジュール610に対する位置関係が決まり、形状
の簡素化と部品点数の削減を可能とするばかりか、一層
強固に仮止めできることは言うまでもない。
【0041】なお、液晶モジュール610,遮蔽板63
0及びホルダ620全体をビスやクリップ等の固定手段
により固定することを排除するものではなく、併用する
ことが本発明の趣旨に反するものではないことは言うま
でもなく、本実施例によれば、それら固定手段の使用数
量を削減でき、やはり形状の簡素化と部品点数の削減を
可能とする。
【0042】そして、ホルダ620には、ビス900を
締める時にコード660が一緒に回転することを防いで
コード660の位置を規定するための一対のリブから成
るストッパ部627が設けてある。これにより、専用の
周り止め部材を別途独立に設ける必要がなくなり、部品
点数の削減が可能となる。
【0043】なお、遮蔽板630は、液晶モジュール6
10が発散する熱を吸収して周囲雰囲気中へ放射するフ
ィン状の放熱部を一体に形成し、この放熱部を車両用計
器装置100の外部へ臨ませる構成にすることで、放熱
構造を付加することもできる。これにより、専用の放熱
対策を講じる必要がなくなり、部品点数の削減が可能と
なる。
【0044】図11,図12を加えて指針駆動ユニット
たる補助計器ユニット700と速度計ユニット800と
を説明すると、補助計器ユニット700と速度計ユニッ
ト800とは、夫々クロスコイル式やステッピングモー
タ式等の指針駆動式の計器本体710,810と、その
前方に位置するアクリル樹脂等の樹脂からなる導光体7
20,820と、その前方に位置する薄いシート状の文
字板730,830と、計器本体710,810から導
光体720,820及び文字板730,830を貫通し
て前方へ突出する回転軸711,811の先端に固定さ
れる指針740,840とから成る。斯かるユニット7
00(800)は、まず導光体720(820)に計器
本体710(810)をビス900で固定し、導光体7
20(820)に設けた位置決めピン721(821)
を文字板730(830)に設けた穴状の位置決め部7
31(831)に合わせた後に両面テープ等の接着部材
にて固定する。次に、回転軸711(811)の先端に
指針740(840)を固定する。次に、文字板730
(830)を貫通した導光体720(820)の位置決
めピン721(821)をバイザ300の見返部310
の後面に設けた窪み状の位置決め部315に合わせてユ
ニット700(800)を見返部310の後面に配置す
る。最後に、バイザ300の収納部330の後端にプリ
ント配線板400を固定すると同時にプリント配線板4
00の後方からビス900によりユニット700(80
0)をプリント配線板400に固定するもので、この
際、ビス900によりユニット700(800)とプリ
ント配線板400の回路パターンとの電気的接続が同時
に達成される。従って、導光体720(820)に設け
た位置決めピン721(821)により、文字板730
(830)だけでなく、補助計器ユニット700(速度
計ユニット800)全体の位置決めが可能となり、組み
付け作業性を向上させることができる。
【0045】補助計器ユニット700には、中央部にギ
ヤポジションを表示するべくATインジケータボックス
750が位置している。このATインジケータボックス
750は、筒状の小部屋751が縦列にて連続して内部
に照明部材752を配置する樹脂製であり、ビス900
にてプリント配線板400に固定される(図5参照)。
そして、補助計器ユニット700の文字板730には、
ATインジケータボックス750に対応した意匠が形成
されているが、その一部の表示、例えばローポジション
を示す「1」及びセカンドポジションを示す「2」の表
示部分は、通常時は見えにくく表示時のみ視認できるよ
うに他の表示部分とは異なってスモーク印刷等の特別印
刷処理が施されている。従って、ATインジケータボッ
クス750の表示は、導光体720及び文字板730を
透過した照明部材752の光により行われるもので、導
光体720に所定の着色を施すことにより、ATインジ
ケータボックス750の小部屋751毎に個別のカラー
レンズを用意する必要がなく、部品点数の削減に伴う製
造コストの低減を図れる。
【0046】これは、同一車種であってもグレードや仕
向地等の違いにより「1」から表示する仕様と「2」か
ら表示する仕様とに共通して対応可能とするもので、前
述の通り、適用車種に応じた配線部材410を適宜選択
して用いることにより、「1」を表示させる仕様である
か否かでの共用を可能とし、これにより文字板730や
ATインジケータボックス750等を共通使用すること
ができ、コスト低減を図っている。すなわち、「1」か
ら表示させる仕様の場合には、前記照明部材の点灯によ
りスモークを透して「1」の発光表示を行うことができ
「2」を発光表示する場合にも同様である。また、
「1」を表示せずに「2」から表示する仕様の場合に
は、前記照明部材の点灯によりスモークを透して「2」
の発光表示を行うことができ、常時「1」の表示は前方
からは見えない。これにより、本構成を採用しない場合
に考えられる不具合、すなわち、「1」が見えているの
に発光表示されない場合の故障ではないかと言う運転者
の不必要な心配を回避することができ、以って、運転操
作への集中を促進させられる。
【0047】速度計ユニット800には、下部に走行距
離や任意区間距離を表示する距離表示ユニット850が
位置している。この距離表示ユニット850は、樹脂製
の筒状ケース851内に液晶パネル852が収納され、
ケース851をプリント配線板400に固定すると共に
液晶パネル852に接続された配線部材(図示しない)
をプリント配線板400の所定個所に接続することによ
りプリント配線板400と液晶パネル852との電気的
接続を行うようになっている。そして、トリップノブ6
41の操作により、適宜表示を切換えることができ、こ
の表示は、文字板830に設けた窓部832から表示さ
れる。
【0048】図13を加えて照明部材について説明する
と、車両用計器装置100の夜間時照明,距離表示ユニ
ット850の昼夜時照明及びATインジケータボックス
ボックス750での選択表示、更に、ワーニングボック
ス621での表示用として、プリント配線板400の後
方からバヨネット結合により装着された複数のランプ4
30,431にて行うが、このランプ430,431は
使用目的に応じてワット数が異なる。しかしながら、ラ
ンプ430,431のワット数は電球のフィラメントの
変更のみで、外見状は区別がつきにくい。そこで、ワッ
ト数の異なるランプ430,431を複数近接配置する
場合、ワット数の同じランプ430,431を見かけ上
分かりやすい配置、例えば、直線的な一列配置とし、例
えばランプ430とランプ431とを区別しやすいよう
にずらして配置している。これにより、取り付けるラン
プ430,431を取り違える危険性が少なくなり、製
造に当たって便利である。
【0049】このような構成において、液晶表示ユニッ
ト600は、例えば車両に設けたGPS装置や放送受信
装置(何れも図示しない)からの信号に基づき現在位置
や目的地点を地図上に表示するナビゲーション情報ある
いは電波信号により送信される道路交通情報等の車両走
行に関する情報を表示するばかりか、ビデオカメラから
の信号により車両走行とは係わりのない情報を表示可能
とするため、プリント配線板400にはオーディオビジ
ュアルジャック(AV端子)440を備えている。この
AV端子440を車両用計器装置100の前面側である
バイザ300の前端下方まで引き出して液晶表示ユニッ
ト600での表示内容を切換えるスイッチたるAVセレ
クタ(図示しない)と近接配置する。AVセレクタは、
入力信号をプッシュスイッチの操作により切換えるもの
で、イルミノブ642及びこれにより操作されるボリュ
ームを回転操作とプッシュ操作の両方の操作により所定
の出力信号を出力する構成とすることにより、AVセレ
クタをイルミノブ642と兼用することができる。従っ
て、AV端子440をイルミノブ642の近傍個所に設
置することで、AV端子440の接続及びAVセレクタ
の切換えが簡単に行えて便利であり、このように兼用す
ることで部品点数の削減に伴う製造コストの低減を図れ
る。
【0050】勿論、AVセレクタをトリップノブ641
と兼用することも可能であるが、一般的にトリップノブ
641は、プッシュ操作にて表示の切換を行うが、この
トリップノブ641に、同様なプッシュ操作にて入力信
号を切換えるAVセレクタを兼用させることは動作を誤
る危険性があり、AVセレクタとは異なる回転操作にて
操作を行うイルミノブ642と兼用する方が望ましい。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、情報表示ユニットと指
針駆動ユニットとを有する車両用計器装置において、情
報表示ユニットの構造の形状や部品点数の簡素化に貢献
し、よって、安価にて製造を可能とする車両用計器装置
を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の正面図。
【図2】 同上実施例の分解斜視図。
【図3】 同上実施例のフロントカバーの要部断面図。
【図4】 同上実施例のフロントカバーの製造方法を説
明する要部断面図。
【図5】 同上実施例の略中央部で切断した要部断面
図。
【図6】 同上実施例のバイザの製造方法を説明する要
部断面図。
【図7】 同上実施例の装着部材を固定する際の説明
図。
【図8】 同上実施例のプリント配線板とリヤカバーと
の要部背面図。
【図9】 同上実施例の液晶表示ユニットの分解斜視
図。
【図10】 同上実施例の液晶表示ユニットの分解斜視
図。
【図11】 同上実施例の補助計器ユニットと速度計ユ
ニットの分解斜視図。
【図12】 同上実施例の補助計器ユニットと速度計ユ
ニットの要部断面図。
【図13】 同上実施例の要部背面図。
【符号の説明】
100 車両用計器装置 200 フロントカバー 300 バイザ 400 プリント配線板 500 リヤカバー 600 液晶表示ユニット(情報表示ユニット) 610 液晶モジュール(表示本体) 620 ホルダ 621 ワーニングボックス 624 取付部 625 枠部 626 取付部 627 ストッパ部 630 遮蔽板 631 固定部 632 仮止部 660 コード(配線部材) 700 補助計器ユニット(指針駆動ユニット) 800 速度計ユニット(指針駆動ユニット) 900 ビス(取付部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板垣 正男 新潟県長岡市藤橋1丁目190番地1 日本 精機株式会社アールアンドデイセンター内 (72)発明者 太刀川 勝弘 新潟県長岡市藤橋1丁目190番地1 日本 精機株式会社アールアンドデイセンター内 (72)発明者 野々村 均 新潟県長岡市藤橋1丁目190番地1 日本 精機株式会社アールアンドデイセンター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性のフロントカバーと、このフロン
    トカバーを前面に固定し、かつ、後方の不要個所が前方
    から見えないように隠し、更に、所定の空間を構成する
    バイザと、このバイザの後方部に固定されて所定の電気
    回路を形成し、かつ、前記バイザとの間で前記空間を構
    成し、更に、構成部品の組み付け基準部品となる硬質基
    板製のプリント配線板と、このプリント配線板の後面を
    覆うように前記プリント配線板を介して前記バイザ側に
    固定される樹脂製のリヤカバーと、前記プリント配線板
    に固定される情報表示ユニットと、この情報表示ユニッ
    トに近接して位置する指針駆動ユニットとから構成され
    たものであって、前記情報表示ユニットは、表示本体
    と、この表示本体の後端を3点支持により固定する樹脂
    製のホルダとから成ることを特徴とする車両用計器装
    置。
  2. 【請求項2】 透光性のフロントカバーと、このフロン
    トカバーを前面に固定し、かつ、後方の不要個所が前方
    から見えないように隠し、更に、所定の空間を構成する
    バイザと、このバイザの後方部に固定されて所定の電気
    回路を形成し、かつ、前記バイザとの間で前記空間を構
    成し、更に、構成部品の組み付け基準部品となる硬質基
    板製のプリント配線板と、このプリント配線板の後面を
    覆うように前記プリント配線板を介して前記バイザ側に
    固定される樹脂製のリヤカバーと、前記プリント配線板
    に固定される情報表示ユニットと、この情報表示ユニッ
    トに近接して位置する指針駆動ユニットとから構成され
    たものであって、前記情報表示ユニットは、表示本体
    と、この表示本体の後端を3点支持により固定する樹脂
    製のホルダとから成り、前記ホルダは、前記表示本体の
    後方が開放状態にある額縁形状であることを特徴とする
    車両用計器装置。
  3. 【請求項3】 前記情報表示ユニットが、表示本体とこ
    の表示本体を収納しつつ前記表示本体の後端を3点支持
    により固定する3個の取付部を有する樹脂製のホルダと
    から成り、前記取付部の高さ寸法により前記情報表示ユ
    ニットの表示面を前記指針駆動ユニットの表示面とは異
    なる角度で固定可能とすることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の車両用計器装置。
  4. 【請求項4】 透光性のフロントカバーと、このフロン
    トカバーを前面に固定し、かつ、後方の不要個所が前方
    から見えないように隠し、更に、所定の空間を構成する
    バイザと、このバイザの後方部に固定されて所定の電気
    回路を形成し、かつ、前記バイザとの間で前記空間を構
    成し、更に、構成部品の組み付け基準部品となる硬質基
    板製のプリント配線板と、このプリント配線板の後面を
    覆うように前記プリント配線板を介して前記バイザ側に
    固定される樹脂製のリヤカバーと、前記プリント配線板
    に固定される情報表示ユニットと、この情報表示ユニッ
    トに近接して位置する指針駆動ユニットとから構成され
    たものであって、前記情報表示ユニットは、表示本体
    と、この表示本体の後端を3点支持により固定する樹脂
    製のホルダと、前記表示本体と前記ホルダとの間に位置
    して少なくとも前記表示本体の下方を被い、かつ、電気
    的なアースラインへつながる金属導電製の遮蔽板とから
    成ることを特徴とする車両用計器装置。
  5. 【請求項5】 前記遮蔽板には、この遮蔽板を前記ホル
    ダに仮止めする仮止部を一体形成したことを特徴とする
    請求項4に記載の車両用計器装置。
  6. 【請求項6】 前記遮蔽板には、この遮蔽板を取付部材
    により前記ホルダに設けた取付部に固定する固定部を一
    体形成したことを特徴とする請求項4又は請求項5に記
    載の車両用計器装置。
  7. 【請求項7】 前記遮蔽板には、この遮蔽板を取付部材
    により前記ホルダに設けた取付部に固定する固定部を一
    体形成し、前記取付部材により電気的なアースラインへ
    つながる配線部材を同時に前記遮蔽板へ固定することを
    特徴とする請求項4又は請求項5に記載の車両用計器装
    置。
  8. 【請求項8】 透光性のフロントカバーと、このフロン
    トカバーを前面に固定し、かつ、後方の不要個所が前方
    から見えないように隠し、更に、所定の空間を構成する
    バイザと、このバイザの後方部に固定されて所定の電気
    回路を形成し、かつ、前記バイザとの間で前記空間を構
    成し、更に、構成部品の組み付け基準部品となる硬質基
    板製のプリント配線板と、このプリント配線板の後面を
    覆うように前記プリント配線板を介して前記バイザ側に
    固定される樹脂製のリヤカバーと、前記プリント配線板
    に固定される情報表示ユニットと、この情報表示ユニッ
    トに近接して位置する指針駆動ユニットとから構成され
    たものであって、前記情報表示ユニットは、表示本体
    と、この表示本体の後端を3点支持により固定する樹脂
    製のホルダと、前記表示本体と前記ホルダとの間に位置
    して少なくとも前記表示本体の下方を被い、かつ、電気
    的なアースラインへつながる金属導電製の遮蔽板とから
    成り、この遮蔽板には、この遮蔽板を前記ホルダに仮止
    めする仮止部と前記遮蔽板及び電気的なアースラインへ
    つながる配線部材を取付部材により同時に前記ホルダに
    設けた取付部に固定する固定部とを一体形成し、前記ホ
    ルダには、前記配線部材の位置を規定するストッパ部を
    一体形成したことを特徴とする車両用計器装置。
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