JPH11119691A - 車両用計器 - Google Patents

車両用計器

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JPH11119691A
JPH11119691A JP27759997A JP27759997A JPH11119691A JP H11119691 A JPH11119691 A JP H11119691A JP 27759997 A JP27759997 A JP 27759997A JP 27759997 A JP27759997 A JP 27759997A JP H11119691 A JPH11119691 A JP H11119691A
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JP
Japan
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lamp
lamp housing
housing
vehicle
display
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JP27759997A
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Yuji Aono
裕至 青野
光一 ▲高▼尾
Koichi Takao
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られたスペースの中で車両の各種情報を、
内容を落とさずしかも視認性よく表示させることができ
る車両用計器を提供すること。 【解決手段】 従来と同様の情報表示を行わせるのに必
要な電気素子の実装スペースを配線基板13の実装面1
3a上に確保しつつ、表示面15aの表示面積を小さく
した蛍光表示管15を配線基板13の実装面13aに実
装した状態で生じる、車幅方向Xにおける両側部寄りの
余剰スペースに、左右のウォーニングユニット17,1
9のランプハウジング17a,19aを実装する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両の走
行速度計やエンジン回転数計等の計器に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の室内には、車両の走行状態に関連
する情報を表示する計器として、走行速度計やエンジン
回転数計、燃料計、水温計等が集約化されたコンビネー
ションメータが設けられるが、このコンビネーションメ
ータは、従来は専ら、運転者が車両を安全に走行させる
ための、純粋な技術的情報として利用されている。
【0003】しかし近頃では、カーナビゲーションシス
テム等、運転者と助手席の同乗者とがそれぞれ視認する
可能性がある情報、或は、主に助手席の同乗者が視認
し、運転者も場合によって視認することがある情報を表
示する装置類の普及等もあって、これまで運転者が独占
していた車両の各種情報を、純粋な技術情報としてはも
とより、一種のサービス情報として、同乗者も共有でき
るようにすることが試みられている。
【0004】また、このような試みは、計器を運転者だ
けでなく同乗者にも視認できるように、例えば車幅方向
におけるダッシュボードの略中間といった箇所に配置す
るようになることから、運転席の前方に配置するという
今までの計器の概念を打ち破り、特に車両内装系の自由
度を向上させて車両毎に独自性を出すことができる点か
らしても、非常に有用である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車幅方向に
おけるダッシュボードの略中間箇所に限らず、同乗者に
も視認できる箇所に計器の配置を変えるに当たっては、
今までの運転席の前方のように同乗者の視界中ではそれ
ほど目立たない箇所に配置するのに比べると、間違いな
く計器の存在が目立つようになり、しかも、運転者にと
っては技術的情報であることから機能面が重視されるの
に対して、同乗者にはサービス情報的要素が強く、機能
面よりもデザイン面が重視されることから、今までの計
器と同じようには行かない可能性がある。
【0006】つまり、今までのコンビネーションメータ
と同じくらいの表示面積を確保するのは、ダッシュボー
ドの目立ち易い箇所の上面に今までとは違う凹凸を付け
なければ収まらなくなってしまうことや、今まで何もな
かったダッシュボード箇所に大きな計器が配置されるこ
とで威圧感を感じてしまうことからして、困難にならざ
るを得ない。
【0007】従って、車両の各種情報を同乗者も共有で
きるように計器の配置を変えるには、表示内容を今まで
通り充実させ且つ必要な大きさで表示させつつ、計器全
体としての表示面積を如何にして小さくするかが、重要
な課題となる。
【0008】また、車両の各種情報を運転者が独占して
視認できるように配置される従来通りの車両用計器にお
いても、必要に応じて計器の小型化を図る場合には、上
述したのと同様の課題が生じる。
【0009】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、限られたスペースの中で車両の各種情
報を、内容を落とさずしかも視認性よく表示させること
ができる車両用計器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明の車両用計器は、車両の走行
速度等の表示を行う主表示部と、前記車両の各種ウォー
ニング表示等を行う副表示部とを備え、前記主表示部
に、前記走行速度等が表示される表示面が設けられてい
ると共に、この表示面の背後に配置される電気配線用の
基板をさらに備え、前記副表示部に、前記ウォーニング
表示用のランプが収容されるランプハウジングが設けら
れた車両用計器において、前記基板上であって前記表示
面の側方の基板部分に、前記ランプハウジングを配置し
たことを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器は、前記基板部分と、前記ランプハウジングのうち
前記基板部分に配置された状態で該基板部分に臨むラン
プハウジング箇所とのうち少なくとも一方にコネクタが
設けられており、前記ランプハウジングを前記基板部分
に配置した状態で、前記コネクタと、該コネクタに接続
される配線素子とを介して、前記ランプと前記基板とが
電気的に接続されるものとした。
【0012】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
用計器は、前記主表示部が収容され前端に開口が形成さ
れた主ハウジングをさらに備え、前記ランプハウジング
が、前記基板部分に配置された状態で前記主ハウジング
の開口縁のうち前記基板部分に対応する開口縁部分に接
合されるものとした。
【0013】また、請求項4に記載した本発明の車両用
計器は、前記ランプハウジングの側面に、該ランプハウ
ジングの内部と外部とを連通する放熱孔が形成されてお
り、前記基板部分に前記ランプハウジングが配置された
状態で該ランプハウジングの側面と前記主ハウジングの
側面との間に、該主ハウジングの外部と連通する放熱通
路が画成されるものとした。
【0014】さらに、請求項5に記載した本発明の車両
用計器は、前記ランプハウジングを前記基板部分に配置
した状態で、前記主ハウジングの前記開口と前記ランプ
ハウジングの前面とが、前記表示面を覆う透光性の前面
カバーにより遮蔽されるものとした。
【0015】請求項1に記載した本発明の車両用計器に
よれば、電気素子等の削減よりも比較的容易な主表示部
のコンパクト化によって生じる表示面の側方の基板部分
上のスペースを有効利用し、この基板部分上のスペース
にランプハウジングを配置することで、ランプハウジン
グの分だけ車両用計器の正面寸法、つまり、表示面積
を、表示内容を落とさず必要な視認性を確保した上で小
さくすることが可能となる。
【0016】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器によれば、ランプハウジングを表示面の側方の基板
部分上に配置する組付作業の際に、コネクタと配線素子
とによりランプと基板とを電気的に接続させる配線作業
を同時に行うことが可能となる。
【0017】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
用計器によれば、ウォーニング表示用のランプがランプ
の基部を残してランプハウジングの外部から内部に挿
入、収容される場合に、ランプハウジングの外部に突出
するランプの基部を主ハウジングの開口から内部に収容
させて、車両用計器全体としての奥行き寸法がかさむの
を防止することが可能となる。
【0018】しかも、ランプハウジングの外面に沿って
フレキシブル配線基板を配設し、ランプハウジングの外
面とランプハウジングの外部に突出するランプの基部と
により、ランプと基板との電気的接続に用いるフレキシ
ブル配線基板を挟み込んで、ランプとフレキシブル配線
基板との電気的接続を確保する場合に、このフレキシブ
ル配線基板をランプハウジングとこれが接合される主ハ
ウジングの開口縁部分とで挟み込むことで、フレキシブ
ル配線基板をランプハウジングの外面に対して位置決め
固定することが可能となる。
【0019】また、請求項4に記載した本発明の車両用
計器によれば、ランプハウジングに収容されるランプが
発する熱をランプハウジングの側面の放熱孔からランプ
ハウジングの外部に放出するに当たり、ランプハウジン
グを主ハウジングの開口縁部分に接合した際に、放出し
た熱が主ハウジングの側面とランプハウジングの側面と
の間に画成される放熱通路から主ハウジングの外部にさ
らに放出されることとなり、ランプハウジングから放出
したランプの熱が主ハウジングの内部にこもるのを防止
することが可能となる。
【0020】さらに、請求項5に記載した本発明の車両
用計器によれば、表示面を覆う透光性の前面カバーによ
り、主ハウジングの開口と、表示面の側方の基板部分に
配置したランプハウジングの前面とが遮蔽されることか
ら、前面カバーにより表示面を覆った状態において、主
表示部と副表示部とを一体化した表示部であるが如く組
み付け、視認させることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用計器の実施
形態を図面に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明の一実施形態に係る車両用計
器が設けられた車内の要部斜視図であり、図1中引用符
号1で示す本実施形態の車両用計器は、車両のダッシュ
ボード3であって運転席5と助手席7との丁度中間、つ
まり車両の車幅方向Xにおける中間の箇所に、運転席5
に座った運転者(図示せず)と助手席7に座った同乗者
(図示せず)との双方から、斜め下の方向で見えるよう
に配置されている。
【0023】そして、本実施形態の車両用計器1は、図
2に分解斜視図で示すように、主ハウジング11、配線
基板13、蛍光表示管15、左右のウォーニングユニッ
ト17,19、並びに、前面カバー21等を備えてい
る。
【0024】前記主ハウジング11は、車幅方向Xの方
が車両の上下方向Yよりも相対的に長い横長の略矩形状
に形成されていて、前端に開口11aが形成されてお
り、主ハウジング11の背面11bには複数の放熱孔1
1cが貫設されていて、主ハウジング11の上面11d
から背面11bにかけてと、下面11eから背面11b
にかけてとにも、複数の放熱孔11fが各々貫設されて
いて、主ハウジング11の上面11dには、その車幅方
向Xの略全長に亘って凹部11gが形成されている。
【0025】前記配線基板13(基板に相当)は、硬質
の樹脂材料等により主ハウジング11内に収容可能な外
形で形成されており、配線基板13の実装面13aのう
ち車幅方向Xにおける両側部には、左右のウォーニング
ユニット17,19との電気接続用のコネクタ13b,
13cが各々実装されている。
【0026】前記蛍光表示管15(主表示部に相当)
は、車両の走行速度やエンジン回転数、シフトレンジや
オド、トリップの各走行距離、燃料残量等の情報をその
表示面15a上にデジタル表示するもので、個別の情報
毎に表示素子を設けて構成するのに比べて、表示内容や
表示サイズを変えずに表示面15aの表示面積が小さく
なるように構成されており、配線基板13の実装面13
aに、車幅方向Xにおける両側部に各々スペースを残す
ようにして実装されている。
【0027】前記左ウォーニングユニット17は、ラン
プハウジング17aとレンズシート17rとを有してい
る。
【0028】前記ランプハウジング17aは、図3に一
部を切り欠いた拡大斜視図に示すように、前方に開口1
7bを有する有底状の箱形に形成されており、ランプハ
ウジング17aの内部は、縦横2方向の隔壁17c,1
7dにより複数のランプ収容室17eに区画されてい
る。
【0029】そして、各ランプ収容室17eの底面を構
成するランプハウジング17aの背面17fには、図4
に拡大正面図で示すように、各ランプ収容室17eに1
つずつランプ挿入孔17gが形成されており、また、縦
隔壁17cと横隔壁17dとが十字型に交差する背面1
7f箇所には、この交差箇所を中心とする円形を全体で
呈するように、略扇形の放熱孔17hが4つ形成されて
いる。
【0030】また、ランプハウジング17aの側面17
jから背面17kにかけても、複数の放熱孔17mが各
々形成されている。
【0031】このように構成された左ウォーニングユニ
ット17のランプハウジング17aは、図5に車両用計
器1の縦断面図で示すように、背面17fにランプハウ
ジング17aの外側から当て付けたフレキシブル配線基
板23を挿通して、ランプ挿入孔17gから各ランプ収
容室17eにランプ17nを挿入、収容することで、ラ
ンプ17nの基部17pと背面17fによりフレキシブ
ル配線基板23が挟持されると共に、フレキシブル配線
基板23の不図示の導電パターンとランプ17nの基部
17pの接点(図示せず)とが接触し、両者が電気的に
接続されるように構成されている。
【0032】前記レンズシート17r(ランプハウジン
グの前面に相当)は、図6に左ウォーニングユニット1
7の正面図で示すように、例えば、透明の樹脂板上に着
色層を積層し、その上からウォーニングシンボル17s
が意匠抜きで複数形成された黒色不透過層を積層するこ
とで、ランプハウジング17aの開口17bにはめ込み
可能に形成されており、開口17bにはめ込んだ状態
で、レンズシート17rの各ウォーニングシンボル17
sが、ランプハウジング17aの各ランプ収容室17e
に対応する箇所に配置されるように構成されている。
【0033】上述した構成の左ウォーニングユニット1
7は、いずれかのランプ17nが点灯することで、その
ランプ17nが収容されたランプ収容室17eに対応す
るレンズシート17rのウォーニングシンボル17s
が、ランプ17nの光により透過照明されて、ウォーニ
ングシンボル像が発光表示されるように構成されてい
る。
【0034】そして、左ウォーニングユニット17は、
図2に示すように、ランプハウジング17aの背面17
fから突設された位置決めピン17tを配線基板13の
実装面13aの位置決め孔13dに挿入することで、実
装面13aの側部寄り部分上に位置決めされ、且つ、こ
の配線基板13が主ハウジング11に収容された状態で
は、図5に示すように、ランプハウジング17aの背面
17fの上縁部分が主ハウジング11の上面11dの凹
部11gの縁部に当て付いて、フレキシブル配線基板2
3の周縁部がランプハウジング17aと主ハウジング1
1とで挟持されるように構成されている。
【0035】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態においては、凹部11gの縁部が、請求項中のラン
プハウジングが配設される基板部分に対応する主ハウジ
ングの開口縁部分に相当している。
【0036】尚、主ハウジング11に収容された配線基
板13の実装面13a上に位置決めされたランプハウジ
ング17aのランプ17nと、配線基板13との電気的
接続は、図2に示すように、フレキシブル配線基板23
の端子部23aを実装面13aのコネクタ13bに差し
込むことで行われる。
【0037】また、主ハウジング11に収容された配線
基板13の実装面13a上にランプハウジング17aを
位置決めした状態では、図7に前面カバー21を除く車
両用計器1の組付状態の斜視図で示すように、主ハウジ
ング11の側面11hとランプハウジング17aの側面
17jとの間に、主ハウジング11の内部と外部とを連
通する放熱通路11jが画成され、この放熱通路11j
とランプハウジング17aの側面17jの放熱孔17m
とにより、ランプ17nの放熱経路が形成される。
【0038】そして、図面を用いた詳細な説明は省略す
るものの、右ウォーニングユニット19は、左ウォーニ
ングユニット17と略同様に構成されている。
【0039】尚、図2及び図7中19aは右ウォーニン
グユニット19のランプハウジング、19fはランプハ
ウジング19aの背面、19jはランプハウジング19
aの側面、19mは放熱孔、19rはレンズシート、1
9tは配線基板13の実装面13aに対する位置決めピ
ン、25は、ランプハウジング19a内の不図示のラン
プと配線基板13とを電気的に接続するためのフレキシ
ブル配線基板、25aはフレキシブル配線基板25の端
子部を各々示す。
【0040】そして、本実施形態においては、左右のウ
ォーニングユニット17,19が請求項中の副表示部に
各々相当し、フレキシブル配線基板23,25が請求項
中の配線素子に相当している。
【0041】前記前面カバー21は、図2に示すよう
に、透光性の樹脂板等により、主ハウジング11の開口
11aに対応する寸法の横長略矩形状に形成されてい
て、見返し枠22の前部開口22cに取着されており、
この前面カバー21の表面には、所定角度範囲内で照射
された光の反射を防止する反射防止膜(図示せず)が、
車外から入射する外光の運転席5や助手席7側への反射
を防止する目的で形成されている。
【0042】上述した見返し枠22は、図5に示すよう
に、開口11aを塞ぐように主ハウジング11に取着さ
れる。
【0043】そして、図7に示す状態に配線基板13と
左右のウォーニングユニット17,19が組み付けられ
た主ハウジング11に、その開口11aを覆うように前
面カバー21を見返し枠22ごと組み付けることで、図
8に組付状態の車両用計器1の斜視図で示すように、見
返し枠22が、左右のウォーニングユニット17,19
のランプハウジング17a,19aの上面17v,19
vを露出させた状態で、主ハウジング11の上面11d
の凹部11gを含めて開口11aの全体を塞ぎ、前面カ
バー21が、蛍光表示管15の表示面15aと左右のウ
ォーニングユニット17,19のレンズシート17r,
19rとを覆うように構成されている。
【0044】尚、本実施形態の車両用計器1では、運転
席5や助手席7側への外光の反射を防止するために、前
面カバー21の表面に反射防止膜を形成したことから、
従来の一般的な車両用計器が備えている前面カバーの上
方の遮光用フードが省略されている。
【0045】上述のように構成された本実施形態の車両
用計器1では、従来と同様の情報表示を行わせるのに必
要な電気素子の実装スペースを配線基板13の実装面1
3a上に確保しつつ、表示面15aの表示面積を小さく
した蛍光表示管15を配線基板13の実装面13aに実
装した状態で生じる、車幅方向Xにおける両側部寄りの
余剰スペースに、左右のウォーニングユニット17,1
9のランプハウジング17a,19aを実装する構成と
したため、車両用計器1全体の寸法が小型化され、従っ
て、図1に示すように、ダッシュボード3の車幅方向X
における中間箇所に配置した場合であっても、ダッシュ
ボード3の特に上面に凹凸を設けることなく収めること
ができる。
【0046】また、本実施形態の車両用計器1では、主
ハウジング11の前端の開口11aから配線基板13の
実装面13a上に、左右のウォーニングユニット17,
19のランプハウジング17a,19aを実装でき、し
かも、ランプハウジング17a,19aの背面17f,
19fに当て付けたフレキシブル配線基板23,25の
端子部23a,25aを実装面13aのコネクタ13
b,13cに差し込むことで、ランプハウジング17a
のランプ17nやランプハウジング19aの不図示のラ
ンプと配線基板13とが電気的に接続されることから、
左右のウォーニングユニット17,19の組付の際にそ
れらの電気的接続作業を同時に行うことができる。
【0047】さらに、本実施形態の車両用計器1では、
主ハウジング11の内部に収容された配線基板13の実
装面13aに、左右のウォーニングユニット17,19
のランプハウジング17a,19aを実装した状態で、
ランプハウジング17a,19aの背面17f,19f
と主ハウジング11の上面11dの凹部11gとの間
で、フレキシブル配線基板23,25の周縁部を挟持す
る構成としたので、フレキシブル配線基板23,25の
周縁部をランプハウジング17a,19aの背面17
f,19fに密着するように当て付けた状態に保持する
ことができる。
【0048】同じく、主ハウジング11の内部に収容し
た配線基板13の実装面13aに、左右のウォーニング
ユニット17,19のランプハウジング17a,19a
を実装することで、ランプハウジング17a,19aの
背面17f,19fから突出するランプ17nの基部1
7pが主ハウジング11の内部に収容されるので、この
基部17pの分だけ車両用計器1全体の奥行き寸法が増
してしまうのを防ぐことができる。
【0049】また、本実施形態の車両用計器1では、主
ハウジング11の内部に収容した配線基板13の実装面
13aに、左右のウォーニングユニット17,19のラ
ンプハウジング17a,19aを実装することで、主ハ
ウジング11の側面11hとランプハウジング17a,
19aの側面17j,19jとの間に、主ハウジング1
1の内部と外部とを連通する放熱通路11jが画成さ
れ、この放熱通路11jとランプハウジング17a,1
9aの側面17j,19jの放熱孔17m,19mとに
より、ランプハウジング17a内のランプ17nやラン
プハウジング19a内の不図示のランプの放熱経路が形
成される構成とした。
【0050】このため、車両用計器1を組み付けた状態
で、ランプハウジング17a,19aの側面17j,1
9jの放熱孔17m,19mから放出された熱が主ハウ
ジング11の内部にこもるのを防ぐことができる。
【0051】しかも、本実施形態の車両用計器1では、
ランプハウジング17aの内部に挿通したランプ17n
の基部17pや、ランプハウジング19aの内部に挿通
した不図示のランプの基部が、背面17f,19fから
後方に各々突出するが、これらランプハウジング17
a,19aを、主ハウジング11の内部に収容した配線
基板13の実装面13aに実装することで、主ハウジン
グ11の開口11aから内部にランプ17nの基部17
pが収められるので、車両用計器1全体の奥行き寸法が
かさむのを防ぐことができる。
【0052】さらに、本実施形態の車両用計器1では、
配線基板13の実装面13a上に実装した蛍光表示管1
5や左右のウォーニングユニット17,19のランプハ
ウジング17a,19aを、前面カバー21で覆う構成
としたので、蛍光表示管15の表示面15a上に発光表
示される走行情報の表示像と、左右のウォーニングユニ
ット17,19により発光表示されるウォーニングシン
ボル像とが、一体の表示部により表示されているかのよ
うに視認されるように、これらを組み付けることができ
る。
【0053】尚、本実施形態では、ランプハウジング1
7aのランプ17nやランプハウジング19aの不図示
のランプと配線基板13との電気的接続を、ランプハウ
ジング17a,19aの背面17f,19fに当て付け
たフレキシブル配線基板23,25の端子部23a,2
5aと、配線基板13の実装面13aのコネクタ13
b,13cとにより行う構成としたが、この構成は省略
してもよい。
【0054】或は、ランプハウジング17a,19aの
背面17f,19fにコネクタを設け、配線基板13側
からフレキシブル配線基板やフラットケーブル等の配線
を延出させて、この配線の端子部をランプハウジング1
7a,19aのコネクタに差し込む構成としてもよく、
配線基板13の実装面13aのコネクタ13b,13c
に加えて、ランプハウジング17a,19aの背面17
f,19fにコネクタを設け、両コネクタ間をフラット
ケーブル等の配線で接続するように構成してもよい。
【0055】また、本実施形態で採用した、ランプハウ
ジング17a,19aの背面17f,19fと主ハウジ
ング11の上面11dの凹部11gとの間で、フレキシ
ブル配線基板23,25の周縁部を挟持する構成と、主
ハウジング11の側面11hとランプハウジング17
a,19aの側面17j,19jとの間に、主ハウジン
グ11の内部と外部とを連通する放熱通路11jを画成
して、ランプハウジング17a,19aの側面17j,
19jの放熱孔17m,19mから放出された熱を主ハ
ウジング11の外部に放出させる構成のうち、一方又は
両方を省略してもよい。
【0056】さらに、本実施形態で採用した、蛍光表示
管15や左右のウォーニングユニット17,19のラン
プハウジング17a,19aを単一の前面カバー21で
覆う構成と、ランプハウジング17a,19aの背面1
7f,19fから突出するランプ17nの基部17pを
主ハウジング11の内部に収容する構成のうち、一方又
は両方は省略してもよい。
【0057】また、本実施形態では、蛍光表示管15の
車幅方向Xにおける両側に左右の各ウォーニングユニッ
トが各々配置される構成を例に取って説明したが、蛍光
表示管15の車幅方向Xにおける一側にのみウォーニン
グユニットが配置される場合にも、本発明は適用可能で
ある。
【0058】さらに、本実施形態では、車両のダッシュ
ボード3であって運転席5と助手席7との丁度中間、つ
まり車両の車幅方向Xにおける中間の箇所に配置された
車両用計器1を例に取って説明したが、本発明は、運転
席5の運転者と助手席7の同乗者とが共有して視認でき
る箇所に配置される車両用計器に限らず、表示部分のコ
ンパクト化が必要となる車両用計器の全般に広く適用可
能であることは言うまでもない。
【0059】また、本実施形態では、前面カバー21の
表面に反射防止膜が形成されており、その代わりに遮光
用のフードが省略された車両用計器1を例に取って説明
したが、本発明は、フードが設けられていて前面カバー
の表面に反射防止膜が形成されていない車両用計器につ
いても適用可能であるのは勿論のことである。
【0060】そして、本発明は、本実施形態のように、
車両の走行情報をデジタル式で発光表示する車両用計器
に限らず、指針と文字板とにより車両の走行情報をアナ
ログ式で表示する非発光式(夜間を除く)の車両用計器
にも適用可能であることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の車両用計器によれば、車両の走行速度等の表示
を行う主表示部と、前記車両の各種ウォーニング表示等
を行う副表示部とを備え、前記主表示部に、前記走行速
度等が表示される表示面が設けられていると共に、この
表示面の背後に配置される電気配線用の基板をさらに備
え、前記副表示部に、前記ウォーニング表示用のランプ
が収容されるランプハウジングが設けられた車両用計器
において、前記基板上であって前記表示面の側方の基板
部分に、前記ランプハウジングを配置する構成とした。
【0062】このため、電気素子等の削減よりも比較的
容易な主表示部のコンパクト化によって生じる表示面の
側方の基板部分上のスペースを有効利用し、この基板部
分上のスペースにランプハウジングを配置することで、
ランプハウジングの分だけ車両用計器の正面寸法、つま
り、表示面積を、表示内容を落とさず必要な視認性を確
保した上で小さくすることができる。
【0063】また、請求項2に記載した本発明の車両用
計器によれば、前記基板部分と、前記ランプハウジング
のうち前記基板部分に配置された状態で該基板部分に臨
むランプハウジング箇所とのうち少なくとも一方にコネ
クタが設けられており、前記ランプハウジングを前記基
板部分に配置した状態で、前記コネクタと、該コネクタ
に接続される構成とした。
【0064】このため、ランプハウジングを表示面の側
方の基板部分上に配置する組付作業の際に、コネクタと
配線素子とによりランプと基板とを電気的に接続させる
配線作業を同時に行うことができる。
【0065】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
用計器によれば、前記主表示部が収容され前端に開口が
形成された主ハウジングをさらに備え、前記ランプハウ
ジングが、前記基板部分に配置された状態で前記主ハウ
ジングの開口縁のうち前記基板部分に対応する開口縁部
分に接合される構成とした。
【0066】このため、ウォーニング表示用のランプが
ランプの基部を残してランプハウジングの外部から内部
に挿入、収容される場合に、ランプハウジングの外部に
突出するランプの基部を主ハウジングの開口から内部に
収容させて、車両用計器全体としての奥行き寸法がかさ
むのを防止することができる。
【0067】しかも、ランプハウジングの外面に沿って
フレキシブル配線基板を配設し、ランプハウジングの外
面とランプハウジングの外部に突出するランプの基部と
により、ランプと基板との電気的接続に用いるフレキシ
ブル配線基板を挟み込んで、ランプとフレキシブル配線
基板との電気的接続を確保する場合に、このフレキシブ
ル配線基板をランプハウジングとこれが接合される主ハ
ウジングの開口縁部分とで挟み込むことで、フレキシブ
ル配線基板をランプハウジングの外面に対して位置決め
固定することができる。
【0068】また、請求項4に記載した本発明の車両用
計器によれば、前記ランプハウジングの側面に、該ラン
プハウジングの内部と外部とを連通する放熱孔が形成さ
れており、前記基板部分に前記ランプハウジングが配置
された状態で該ランプハウジングの側面と前記主ハウジ
ングの側面との間に、該主ハウジングの外部と連通する
放熱通路が画成される構成とした。
【0069】このため、ランプハウジングに収容される
ランプが発する熱をランプハウジングの側面の放熱孔か
らランプハウジングの外部に放出するに当たり、ランプ
ハウジングを主ハウジングの開口縁部分に接合した際
に、放出した熱が主ハウジングの側面とランプハウジン
グの側面との間に画成される放熱通路から主ハウジング
の外部にさらに放出されることとなり、ランプハウジン
グから放出したランプの熱が主ハウジングの内部にこも
るのを防止することができる。
【0070】さらに、請求項5に記載した本発明の車両
用計器によれば、前記ランプハウジングを前記基板部分
に配置した状態で、前記主ハウジングの前記開口と前記
ランプハウジングの前面とが、前記表示面を覆う透光性
の前面カバーにより遮蔽される構成とした。
【0071】このため、表示面を覆う透光性の前面カバ
ーにより、主ハウジングの開口と、表示面の側方の基板
部分に配置したランプハウジングの前面とが遮蔽される
ことから、前面カバーにより表示面を覆った状態におい
て、主表示部と副表示部とを一体化した表示部であるが
如く組み付け、視認させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用計器が設けら
れた車内の要部斜視図である。
【図2】図1の車両用計器の分解斜視図である。
【図3】図1の左ウォーニングユニットのランプハウジ
ングの一部を切り欠いた拡大斜視図である。
【図4】図3のランプハウジングの拡大正面図である。
【図5】図1の車両用計器の拡大縦断面図である。
【図6】図2の左ウォーニングユニットの正面図であ
る。
【図7】図2の前面カバーを除く車両用計器の組付状態
を示す斜視図である。
【図8】図2の車両用計器の組付状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車両用計器 11 主ハウジング 11a 開口 11h 主ハウジング側面 11j 放熱通路 13 配線基板(基板) 13a 実装面(基板部分) 13b,13c コネクタ 15 蛍光表示管(主表示部) 15a 表示面 17 左ウォーニングユニット(副表示部) 17a,19a ランプハウジング 17f,19f ランプハウジング背面 17j,19j ランプハウジング側面 17m,19m 放熱孔 17n ランプ 17r,19r レンズシート(ランプハウジング前
面) 19 右ウォーニングユニット(副表示部) 21 前面カバー 23,25 フレキシブル配線基板(配線素子)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行速度等の表示を行う主表示部
    と、前記車両の各種ウォーニング表示等を行う副表示部
    とを備え、前記主表示部に、前記走行速度等が表示され
    る表示面が設けられていると共に、この表示面の背後に
    配置される電気配線用の基板をさらに備え、前記副表示
    部に、前記ウォーニング表示用のランプが収容されるラ
    ンプハウジングが設けられた車両用計器において、 前記基板上であって前記表示面の側方の基板部分に、前
    記ランプハウジングを配置した、 ことを特徴とする車両用計器。
  2. 【請求項2】 前記基板部分と、前記ランプハウジング
    のうち前記基板部分に配置された状態で該基板部分に臨
    むランプハウジング箇所とのうち少なくとも一方にコネ
    クタが設けられており、前記ランプハウジングを前記基
    板部分に配置した状態で、前記コネクタと、該コネクタ
    に接続される配線素子とを介して、前記ランプと前記基
    板とが電気的に接続される請求項1記載の車両用計器。
  3. 【請求項3】 前記主表示部が収容され前端に開口が形
    成された主ハウジングをさらに備え、前記ランプハウジ
    ングは、前記基板部分に配置された状態で前記主ハウジ
    ングの開口縁のうち前記基板部分に対応する開口縁部分
    に接合される請求項1又は2記載の車両用計器。
  4. 【請求項4】 前記ランプハウジングの側面には、該ラ
    ンプハウジングの内部と外部とを連通する放熱孔が形成
    されており、前記基板部分に前記ランプハウジングが配
    置された状態で該ランプハウジングの側面と前記主ハウ
    ジングの側面との間には、該主ハウジングの外部と連通
    する放熱通路が画成される請求項3記載の車両用計器。
  5. 【請求項5】 前記ランプハウジングを前記基板部分に
    配置した状態で、前記主ハウジングの前記開口と前記ラ
    ンプハウジングの前面とは、前記表示面を覆う透光性の
    前面カバーにより遮蔽される請求項3又は4記載の車両
    用計器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012123167A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Yazaki Corp 表示装置
JP2014164217A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012123167A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Yazaki Corp 表示装置
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