JP3581461B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3581461B2
JP3581461B2 JP29082595A JP29082595A JP3581461B2 JP 3581461 B2 JP3581461 B2 JP 3581461B2 JP 29082595 A JP29082595 A JP 29082595A JP 29082595 A JP29082595 A JP 29082595A JP 3581461 B2 JP3581461 B2 JP 3581461B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
board
electrical
case
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29082595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09134136A (ja
Inventor
武志 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP29082595A priority Critical patent/JP3581461B2/ja
Publication of JPH09134136A publication Critical patent/JPH09134136A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3581461B2 publication Critical patent/JP3581461B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の室内に設けられ、車両の走行速度やエンジンの回転数を表示する車両用表示装置に係り、特に表示部及びこの表示部に近接配置される制御用基板の配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車、路線バスあるいはトラックといった車両には、この車両の走行速度やエンジンの回転数といった車両に関する情報を表示する車両用表示装置が設けられている。
そして、この車両用表示装置には、例えば、情報の表示位置を遠方とすることにより、運転時において、運転者における前方視界と表示情報の光路差を減少させ運転者による視認性を向上させた反射式の表示装置がある。
【0003】
以下、図3を参照して、従来の反射式表示装置について説明する。図3は、この反射式表示装置の内部構造を説明する断面図である。同図において、10はメータ本体、20はメータフードである。
同図に示すように、このメータ本体10は、メータケース11、表示器12、反射板13、ハーフミラー14、表板15、放熱板16´及び電設基板部17から構成されている。
【0004】
メータケース11は、その内部空間にメータ本体10を構成する各構成部材を収容する箱状体として形成されている。
表示器12は、正面視略長方形をした平板状の蛍光表示管(VFD)などが適用され、車両に関する情報、例えばガソリンなど燃料の残量、車両の走行速度、エンジンの回転数及びエンジンの冷却水の温度を表示する各種表示領域を備えている。
【0005】
反射板13は、表示器12の上方側(同図における上方側)であってこの表示器12に対向するよう配置されている。そして、この反射板13は、表示器12からの光すなわち上述した各種車両の状態に関する表示情報を反射する。
ハーフミラー14は、前記表示器12と反射板13の間に傾斜して配設され、表示器12からの光を透過するとともに反射板13からの光を前方(同図における右側)すなわち運転者側に反射する反射部材として構成されている。
【0006】
表板15は、ハーフミラー14の前方側に配された略透明のスモーク材により構成された板状部材で、メータケース11の一部分を構成している。この表板15は、メータケース11の内部空間に塵あるいは埃などが入らないように封止するとともに外光の反射を防止する。
放熱板16´は、上記表示器12の背面側に隣接し、その背面全域を覆うように取り付けられた金属製板状部材として構成されている。この放熱板16´は、表示器12から発生した熱を放熱する放熱部材として機能する。
【0007】
電設基板部17は、上記表示器12の背面側に配設され、バッテリ(不図示)からの電源電圧(例えば12V,24V)を所定の電圧(例えば5V)に変換する電源部分を含む制御機構及び上述した車両情報を検出する各種センサ機構からの検出信号に基づいて表示器12に対する駆動信号を生成する表示機構(いずれも不図示)が実装された基板として構成されている。
【0008】
メータフード20は、このメータ本体10の上部に前方に向けて突出するよう配設され、外光を遮ることにより表示器12からの表示情報の視認性を向上させるものである。
【0009】
次に、図4及び図5を参照して、上述した車両用表示装置の内部機構、すなわち表示器12、放熱板16´及び電設基板部17の構成について説明する。
これらの図は、この反射式表示装置の内部に配設される表示機構並びに制御機構の配置を説明する図で、図4は内部機構の全体構成を示す斜視図、図5は内部機構の断面図である。
【0010】
これらの図に示すように、表示器12は、正面視略長方形の平板状をした部材として構成され、この表示器12の背面に隣接して配設された放熱板16´は、その長辺側の端部16b´が平面部16a´に対して側面視略L字状に折り返されている。そして、この端部16b´が放熱部として機能している。
【0011】
電設基板部17は、上記表示機構を構成する電子素子群17eが実装された第1の基板17a及び上記制御機構を構成する電子素子群17fが実装された第2の基板17bから構成され、これらの第1の基板17a及び第2の基板17bは、上記放熱板16´を構成する平面部16a´の背面側に互いに平行に配設されている。
【0012】
より詳細には、これらの第1の基板17a及び第2の基板17bは、柱状のスペーサ17i及び17jにより所定間隔に固定され、第1の基板17a上に設けられたコネクタ17gと、第2の基板17b上に設けられたコネクタ17hと、これらコネクタ17g及び17h間に配設された接続ケーブル17cにより電気的に接続されている。
【0013】
さらに、上述したスペーサ17i及び17jの下端は、上記メータケース11の底面部(図3における下側面)にネジなどにより接合されている。
一方、上述した表示器12は、上記電設基板部17を構成する第1の基板17a上に実装されている。すなわち、この表示器12は、表示器12から延出された2組のリード線群12c及び12cにより、上記第1の基板17a上に実装されている。
【0014】
また、このように第1の基板17a及び第2の基板17bを表示器12の背面側に配設した場合において、外部との接続部がこれらの基板上に配置することができない場合には、図4に示すように、外部との接続部が設けられたコネクタ基板17dを別途用意し、このコネクタ基板17dを介して外部との接続を行うようにしていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述した構成を有する従来装置においては、図3にて説明したように、電設基板部17を表示器12の背面側に配設するように構成していたので、この表示器12の背面側に電設基板部17を収容し得る容積の空間を設けなければならず、装置が大型化するとともにその設計の自由度が制限されてしまっていた。
【0016】
また、上記電設基板部17にあっては、限られた空間内に収容する必要があるため、フラットICやチップ素子などを第1の基板上に実装し、電源を構成するコンデンサ素子やトランスといった比較的大容積の電子素子を第2の基板上に実装するなどして電設基板部17が占有する容積を極力小さいものとする構成としていたが、この場合、実装する電子素子の配置が制限されてしまっていた。
【0017】
さらに、表示器12と電設基板部17とが近接配置されているので、表示器12からの熱により電設基板部17の誤動作あるいは損傷を防止するため、放熱板16´を配設するなど熱対策を講じる必要があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、上記電設基板部17に係るレイアウトに自由度を持たせることにより、装置の小型化を実現するとともに容易に熱対策を行えるように構成することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明によりなされた車両用表示装置は、図1及び図2に示すように、車両の状態に関する車両情報を表示する平板状の表示器(12)と、前記表示器(12)に近接配置され前記表示器(12)に電気信号を供給する平板状の電設基板(18a)と、前記表示器(12)と前記電設基板(18a)とを収容するケース(11)とを有し、前記表示器(12)からの情報を所定の光路で導くことにより、前記表示器(12)からの車両情報を表示する車両用表示装置において、前記電設基板(18a)を、前記表示器(12)からの表示情報の光路範囲外に、前記表示器(12)との延在方向が交差するように、且つ、前記ケース(11)内の後壁面(11b)とこの後壁面(11b)の前方に設けられた見返し板(11e)との間の空間であるデッドスペース内に配設し、前記表示器(12)を保持する基部(16a)と、該基部(16a)の両端に形成されて前記表示器(12)及び前記電設基板(18a)のいずれの延在方向に対しても交差する方向に延在する側板(16b)とを有する、熱伝導性材により構成した保持部材(16)を用いて、前記ケース(11)の内部に収容された前記表示器(12)と前記電設基板(18a)とを組み付けたことを特徴としている。(請求項1)
【0021】
また、前記電設基板(18a)を装置のケース部(11)に沿って隣接配置するとともに前記電設基板(18a)の開放領域に外接コネクタ(18c)を配設し、当該外接コネクタ(18c)を前記ケース部(11)に形成された開口(11a)よりケース部(11)の外部に露出させるように構成したことを特徴としている。(請求項2
【0022】
また、前記表示器(12)の背面側に第2の電設基板(18f)を設け、当該第2の電設基板(18f)を前記保持部材(16)を用いて前記表示器(12)の延在方向に平行となるように配設し、当該第2の電設基板(18f)に、前記電設基板(18a)に実装不能で、かつ、前記表示器(12)に分離接続可能な電子素子(18g)を実装したことを特徴としている。(請求項3
【0023】
上記請求項1の構成において、表示器(12)に電気信号を供給するための各種電子素子が実装された電設基板(18a)は、平板状部材として構成された表示器(12)に対して、その光路範囲外の位置にて、互いの延在方向が交差するように配設されている。
これにより、この電設基板(18a)を装置におけるデッドスペースに配置するなどその配置に関する自由度を持たせることができ、装置を小型に構成することができる。
【0024】
そして、この請求項1に記載された電設基板(18a)を組み付ける場合、表示器(12)を保持する保持部材(16)を用いてこの電設基板(18a)の組み付けを行う。
このように、表示器(12)を保持する保持部材(16)を電設基板(18a)の組み付け用の部材として兼用することにより、装置の構成を簡単にすること並びに装置を小型化することができる。
また、電設基板(18a)を最も熱源に近接した表示器(12)の背面より移動した位置に配設することにより、装置の熱対策を容易に行うことができる。
【0025】
さらに、この請求項1に記載された保持部材(16)に関し、この保持部材(16)を熱伝導性材により構成し、この保持部材(16)により表示器(12)からの熱を放熱する。
このように、保持部材(16)を表示器(12)からの熱を放熱する放熱部材として兼用することにより、装置の構成が一層簡単になり、より装置を小型化することができる。
【0026】
また、上記請求項2の構成によれば、外接コネクタ(18c)を設けた電設基板(18a)を装置の外装部品であるケース部(11)に隣接配置し、この配設状態において、上記外接コネクタ(18c)を上記ケース部(11)に設けられた開口(11a)から装置外部に露出するように位置付けている。
このように、電設基板(18a)をケース部(11)に隣接させ、外接コネクタ(18c)を装置外部に露出するように配置することにより、外接コネクタ(18c)を電設基板(18a)上に直接実装することが可能となり、部品点数を削減することができる。
【0027】
同時に、ケース部(11)に沿って電設基板を(18a)を配設しているので、電設基板(18a)による空間の占有容積を小さく抑えることができ、装置を小型化することができる。
なお、この外接コネクタ(18c)は、電設基板(18a)の空き領域を利用して配設するように構成しているので、一層、占有容積の削減ができる。
【0028】
また、上記電設基板(18a)は、必ずしも1枚である必要はなく、上記請求項3に示すように、別基板すなわち第2の電設基板(18b)をさらに設けて分割し、この第2の電設基板(18b)を表示器(12)の背面に、保持部材(16)を利用して配設するようにしてもよい。
このように、電設基板を複数の電設基板(18a、18f)から構成することにより、電設基板(18a)に搭載不能な比較的大きな容積の電子素子(18g)を第2の電設基板(18f)に搭載することができる。これにより、設計の自由度が増し装置の小型化を実現することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の具体例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した反射式表示装置の内部構造を説明する断面図で、先に説明した図3に相当する図である。まず、この図1を参照して、反射式表示装置の構成について説明する。なお、以後の説明において、先に説明したものと同一部には同一符号を付して示し、その詳細な説明を省略することにする。
【0030】
同図に示すように、例示した反射式表示装置は、メータ本体10とこのメータ本体10の上部に配設されたメータフードとから概略構成され、さらにメータ本体10は、メータケース11、表示器12、反射板13、ハーフミラー14、表板15、放熱板16及び電設基板部18から構成されている。
【0031】
これらのメータケース11乃至表板15は、上述した従来装置と同様な構成を有している。すなわち、メータケース11は、その内部空間にメータ本体10を構成する各構成部材を収容する箱状体として形成され、表示器12は、正面視略長方形をした平板状のVFDなどが適用されている。
そして、反射板13は、表示器12の上方側にこの表示器12に対向するよう配置され、ハーフミラー14は、前記表示器12と反射板13の間に傾斜して配設され、表示器12からの光を透過するとともに反射板13からの光を運転者側(同図における右側)に反射する。
【0032】
また、表板15は、ハーフミラー14の前方側に配された略透明のスモーク材により構成された板状部材で、メータケース11の一部分を構成し、このメータケース11の内部空間に塵あるいは埃などが入らないように封止するとともに外光の反射を防止する。
【0033】
そして、この具体例における従来装置との差異は、放熱板16及び電設基板部18の構成にある。以下、図2を参照し、この部分について詳細に説明することにする。同図は、表示器12、放熱板16及び電設基板部18の構成すなわち主要部を説明する斜視図である。
【0034】
同図に示すように、表示器12は正面視長方形の板状部材として構成された表示部12aを有し、この表示部12aの正面側には、上述した車両に関する情報を表示する領域が設けられている。
すなわち、この表示部12aの表面には、ガソリンなど燃料の残量を表示する領域12a、車両の走行速度を表示する領域12a、エンジンの回転数を表示する領域12a、及びエンジンの冷却水の温度を表示する領域12aが形成されている。
【0035】
そして、この表示部12aの正面側には、この表示部12aの周縁部を囲繞するようにシールド部材12bが配設されている。このシールド部材12bは、金属製部材として構成され、表示部12aが発生するノイズ成分をシールドするために設けられている。
【0036】
また、この表示器12の背面側及び側面には、この表示器12を囲うとともに表示器12を保持する金属製の放熱板16が配設されている。
より詳細には、この放熱板16は、表示器12の背面側に配置され、表示器12の背面側全域を覆うとともに表示器12自身を保持する長方形板状の基部16aと、この基部16aの長辺方向両端部であって短辺方向の一端側より、この基部16aと略直交方向に立ち上がるように形成された側板16bと、基部16aの短辺方向の他端側であって長辺方向中間位置より延出形成された一対の取付片16dと、同じく基部16aの短辺方向の他端側であって長辺方向両端位置より延出形成された一対の取付片16eとを有している。
【0037】
そして、上記側板16bの先端部は正面視略L字状に屈曲され、この屈曲部が取付片16cを形成している。また、上記一対の取付片16dは側面視階段状に屈曲されている。さらに、取付片16c、取付片16d及び取付片16eのいずれも、その先端部に取付ネジなどが挿通される孔が形成されている。
【0038】
電設基板部18は、主基板18aと副基板18fとから概略構成されている。主基板18aは、従来装置における制御機構及び表示機構並びに外接コネクタ(図4における17dに相当)を実装する基板として構成された長方形状の基板として構成され、一方、副基板18fは、上記主基板18aにその大きさの関係で実装不能とされた電源に関する機構が搭載される基板として構成されている。
【0039】
より詳細には、主基板18aの表面には、符号18bで示す比較的その厚さが薄いフラットICやチップ素子といった制御関連素子、あるいはコネクタ18dなどが配設され、その背面側には、外部機器との接続を行うための外接コネクタ18cが配設されている。そして、この主基板18aは、上述した放熱板16の取付片16cを介して取り付けられており、表示器12に対してその延在方向が略直交するように位置付けられている。
なお、この取付片16cを介して主基板18aを取り付けるにあたり、上記シールド部材12bの取り付け片12bも共に取り付ける構成とし、部品点数の削減を図っている。
【0040】
また、上述した例では、外接コネクタ18cは主基板18aの背面側に取り付けられているが、同図に点線で示すように、この外接コネクタ18cを主基板18a上における空所(同図における長手方向端部)へ配置してもよい。
このように、外接コネクタ18cを主基板18aの空所である背面あるいは周縁部といった主基板18aの空き領域を利用して配設しているので、占有容積の削減ができる。
【0041】
一方、副基板18fの表面には、符号18gで示す比較的大容積のコンデンサやトランスといった電源関連素子が実装されている。そして、この副基板18fは、放熱板16に対し、取付片16dを介してその裏面が表示器12の裏面側に対峙するように反転した状態、すなわち電源関連素子18gの実装面が同図において下方を向いた状態に取り付けられている。
【0042】
なお、この副基板18fは、同図からも判るように、主基板18aにおける短辺方向の他端側に偏倚して取り付けられている。従って、この副基板18fの取り付け状態にあってもこの放熱板16の背面側には物体が存在しないので、その放熱効果を損なうことはない。
【0043】
また、上述した具体例では、電設基板部18を主基板18aと副基板18fとから構成し主基板18aに実装できなかった電源関連素子18gを副基板18f上に実装する構成を例示したが、この電源関連素子18gが主基板18a上に実装可能であれば、副基板18fは必ずしも必要ではない。
しかしながら、この具体例のように、電設基板18を複数の主基板18a、副基板18cから構成することにより、主基板18aに搭載不能な比較的大きな容積の電子素子を副基板18fに搭載することができる。これにより、設計の自由度が増し装置の小型化を実現することができる。
【0044】
そして、このようにして取り付けられた主基板18aと副基板18fとは接続ケーブル18iを介して電気的に接続されている。より詳細には、主基板18aに実装されたコネクタ18eと、副基板18fに実装されたコネクタ18h間を接続ケーブル18iを介して接続している。
【0045】
以上の構成を有する主要部すなわち表示器12、放熱板16及び電設基板部18を表示装置に組み込む場合には、図1に示すように、放熱板16の基部16aをメータケース11の底面11c上に位置付けるとともに電設基板部18の主基板18aをメータケース11の後壁面11bに沿って位置付ける。
【0046】
このように、主基板18aをメータケース11の後壁面11bに移動して配置し、基部16aをメータケース11の底面11c上に位置付けることにより、主基板18aに対し表示器12からの熱が作用しにくくなるとともに表示器12をケース本体11、すなわち装置外部に近接した位置に配置することができ、外気が取り入れ易くなるなど、装置の熱対策を容易に行うことができる。
【0047】
そして、この組込状態において、副基板18fに実装された電源関連素子18gはケース本体11の底面に形成された凹部11dに配置されている。
一方、この組込状態において、主基板18aの背面に実装された外接コネクタ18cは、後壁面11bに設けられた開口11aを介して装置外部に露出されている。
【0048】
このように、ケース11詳細には後壁面11に沿って、電設基板18を構成する主基板18aを配設しているので、この主基板18aによる空間の占有容積を小さく抑えることができ、装置を小型化することができる。
また、同図からも判るように、この主基板18aは、見返し板11eと後壁面11b間の空間に配設されている。この空間は従来デッドスペースとされていた空間であったので、このように互いの延在方向が交差するように配設することによりデッドスペースの有効活用ができ、装置を小型化に構成することができる。
【0049】
なお、上述した具体例においては、表示器12と主基板18aとを互いの平面が直交するように配設していたが、この配設角度は必ずしも直交方向でなくてもよく、上記表示器12からの光路範囲外(同図に一点鎖線で示す)にあれば斜方向に交差するように配設してもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。
すなわち、表示部に電気信号を供給するための各種電子素子が実装された電設基板と、平板状部材として構成された表示部とを、その光路範囲外の位置にて、互いの延在方向が交差するように配設しているので、この電設基板を上記表示器の装置におけるデッドスペースに配置するなど、その配置に関する自由度を持たせることができ、装置を小型に構成することができる。
【0051】
また、表示部を保持する保持部材を電設基板の組み付け用の部材として兼用するように構成しているので、装置の構成を簡単にすること並びに装置を小型化することができる。
【0052】
また、電設基板を最も熱源に近接した表示部の背面より移動した位置に配設することにより、装置の熱対策を容易に行うことができる。
【0053】
また、保持部材を表示部からの熱を放熱する放熱部材として兼用するように構成したので、より装置を小型化することができる。
【0054】
また、電設基板をケース部に隣接させ、外接コネクタを装置外部に露出するように配置するように構成しているので、外接コネクタを電設基板上に直接実装することが可能となり、部品点数を削減することができる。
【0055】
また、ケース部に沿って電設基板をを配設しているので、電設基板による空間の占有容積を小さく抑えることができ、装置を小型化することができる。
また、この外接コネクタは、電設基板の空き領域を利用して配設する構成としているので、占有容積の削減ができる。
【0056】
また、電設基板を複数の電設基板から構成することにより、電設基板に搭載不能な比較的大きな容積の電子素子を第2の電設基板に搭載することができる。これにより、設計の自由度が増し装置の小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した反射式表示装置の内部構造を説明する断面図である。
【図2】本発明を適用した反射式表示装置の主要部の構成を説明する斜視図である。
【図3】従来の反射式表示装置の内部構造を説明する断面図である。
【図4】従来の反射式表示装置の主要部の構成を説明する斜視図である。
【図5】従来の反射式表示装置の主要部の構成を説明する側面図である。
【符号の説明】
10 メータ本体
11 メータケース
12 表示器
12a 表示部
12b シールド部材
16 放熱板
16a 基部
16b 側板
16c、16d、16e 取付片
18 電設基板部
18a 主基板
18b 制御関連素子
18c 外接コネクタ
18d、18e コネクタ
18f 副基板
18g 電源関連素子
18h コネクタ
18i 接続ケーブル

Claims (3)

  1. 車両の状態に関する車両情報を表示する平板状の表示器と、前記表示器に近接配置され前記表示器に電気信号を供給する平板状の電設基板と、前記表示器と前記電設基板とを収納するケースとを有し、前記表示器からの情報を所定の光路で導くことにより、前記表示器からの車両情報を表示する車両用表示装置において、
    前記電設基板を、前記表示器からの表示情報の光路範囲外に、前記表示器との延在方向が交差するように、且つ、前記ケース内の後壁面とこの後壁面の前方に設けられた見返し板との間の空間であるデッドスペース内に配設し、
    前記表示器を保持する基部と、該基部の両端に形成されて前記表示器及び前記電設基板のいずれの延在方向に対しても交差する方向に延在する側板とを有する、熱伝導性材により構成した保持部材を用いて、前記ケースの内部に収容された前記表示器と前記電設基板とを組み付けたことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記電設基板を装置のケース部に沿って隣接配置するとともに前記電設基板の開放領域に外接コネクタを配設し、当該外接コネクタを前記ケース部に形成された開口よりケース部の外部に露出させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
  3. 前記表示器の背面側に第2の電設基板を設け、当該第2の電設基板を前記保持部材を用いて前記表示器の延在方向に平行となるように配設し、
    当該第2の電設基板に、前記電設基板に実装不能で、かつ、前記表示器に分離接続可能な電子素子を実装したことを特徴とする請求項2記載の車両用表示装置。
JP29082595A 1995-11-09 1995-11-09 車両用表示装置 Expired - Fee Related JP3581461B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29082595A JP3581461B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29082595A JP3581461B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 車両用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09134136A JPH09134136A (ja) 1997-05-20
JP3581461B2 true JP3581461B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=17760979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29082595A Expired - Fee Related JP3581461B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3581461B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4751179B2 (ja) * 2005-10-31 2011-08-17 矢崎総業株式会社 表示装置
JP4849378B2 (ja) * 2006-07-20 2012-01-11 日本精機株式会社 車両用計器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0771904B2 (ja) * 1989-10-20 1995-08-02 シン―ツエン・ルウ ヘッドアップ表示装置
JP2549734Y2 (ja) * 1991-09-02 1997-09-30 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JPH06135261A (ja) * 1992-10-28 1994-05-17 Toyota Motor Corp 車両用表示装置
JPH0650953U (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 いすゞ自動車株式会社 車両用表示装置
JP2602014Y2 (ja) * 1993-03-11 1999-12-20 株式会社カンセイ 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP2598606Y2 (ja) * 1993-05-13 1999-08-16 矢崎総業株式会社 車両用表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09134136A (ja) 1997-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5311398A (en) Housing for motor vehicle electronic system
JP6153078B2 (ja) 車両用表示装置
CA2954343C (en) Display unit for vehicle and display control unit
KR950003003B1 (ko) 계기장치
JP2019171892A (ja) 車両用表示装置
US8212960B2 (en) Display apparatus
JP4431956B2 (ja) 表示装置
JP4887906B2 (ja) 車載用電子機器
EP2297551B1 (en) On vehicle display device
JP6023575B2 (ja) 車両用計器装置
JP3581461B2 (ja) 車両用表示装置
JP7202202B2 (ja) 表示装置及びプリント回路基板
JP5277127B2 (ja) 計器装置
JP3773732B2 (ja) 液晶表示装置及びこれを用いた電気・電子機器
JP5196290B2 (ja) 表示装置
TWI324698B (en) Liquid crystal display device
JP2001073829A (ja) エンジン一体型制御装置、及びそれに用いられる回路体
JP2019175949A (ja) 電子機器、撮像装置、および移動体
JP4805953B2 (ja) 電気的な構成ユニットを備えた機能装置
JP2019111929A (ja) 車両用表示装置
JP4184627B2 (ja) 車載用電子機器
EP4311978A1 (en) Display
JP7474028B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ
JP6614442B2 (ja) 車両用計器
JPH11119691A (ja) 車両用計器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120730

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees