JP2019111929A - 車両用表示装置 - Google Patents

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竜一 赤佐
Ryuichi Akasa
竜一 赤佐
和博 有馬
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Abstract

【課題】 表示器に圧力を加えることなく、表示器を支持固定することができる車両用表示装置を提供することができる。【解決手段】 車両情報を表示面21aに表示する表示器21と金属製のシールド部材211とを有する表示ユニット20と、表示ユニット20の表示面21a側に接着され表示面21aを視認可能とする透光部221aを有する表示板22と、表示ユニット20を制御する制御手段を実装し表示器21に駆動信号を出力する回路基板31と、回路基板31上に配設され表示板22を支持するケース体34と、を備え、シールド部材211と回路基板31とは、初期的に流動性を有し、後に固化する接着部材35により接着される。【選択図】 図2

Description

本開示は、自動二輪車等の車両用表示装置に関し、例えば、回路基板を備えた車両用計器に好適である。
特許文献1に開示されるように、カバープレートと表示器とを光硬化型接着剤で接着した構造の車両用表示装置において、車両による振動を防止すると共に、車両内外の電子機器からの電磁波ノイズにより表示出力が誤動作することを防止する目的として、液晶表示器をシールド部材で覆い、シールド部材と回路基板との間に、弾性及び導電性の緩衝部材を挟持し、この緩衝部材を位置決め部で所定位置に保持するものが知られている。
特開2016−37173号公報
しかしながら、シールド部材と回路基板との間に緩衝部材を挟持したとしても、部品の寸法バラツキによる僅かな高さ違いにより表示器に僅かでも圧力が加わると、光硬化型接着剤で接着した表示器の表示面に圧力が加わり、表示に悪影響を及ぼすといった問題点があった。
そこで本開示の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであり、カバープレートと表示器とを光硬化型接着剤で接着した構造の車両用表示装置において、表示器に圧力を加えることなく、表示器を支持固定することができる車両用表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本開示に係る車両用表示装置1は、車両情報を表示面21aに表示する表示器21と金属製のシールド部材211とを有する表示ユニット20と、前記表示ユニット20の前記表示面21a側に接着され前記表示面21aを視認可能とする透光部221aを有する表示板22と、前記表示ユニット20を制御する制御手段を実装し前記表示器21に駆動信号を出力する回路基板31と、前記回路基板31上に配設され前記表示板22を支持するケース体34と、を備え、前記シールド部材211と前記回路基板31とは、初期的に流動性を有し、後に固化する接着部材35により接着されることを特徴とする。
本開示は、カバープレートと表示器とを光硬化型接着剤で接着した構造の車両用表示装置において、表示器に圧力を加えることなく、表示器を支持固定することができる車両用表示装置を提供することができる。
本開示の第1の実施形態に係る車両用表示装置の正面図。 図1に示す車両用表示装置のA−A線の沿った断面図。 図2に示す車両用表示装置の分解図であり、上部ユニットを示す図。 図2に示す車両用表示装置の分解図であり、表示ユニットを示す図。 図2に示す車両用表示装置の分解図であり、回路基板ユニットを示す図。 図2に示す車両用表示装置の分解図であり、収容体を示す図。 同上実施形態の接地接続構造を示す拡大断面図。 第2の実施形態の接地接続構造を示す拡大断面図。 第3の実施形態の接地接続構造を示す拡大断面図。(a)接着部材の充填中の状態を示す図。(b)接着部材の充填の完了状態を示す図。
本開示の実施形態について図1乃至9を参照して説明するが、本開示はこれら実施形態に限定されるものではなく、本開示を逸脱することなく種々の変更が可能である。
第1の実施形態に係る車両用表示装置1は、図1に示す外形をなし、車両(例えば、自動二輪)に搭載され、所定の計測量(車両速度など)を表示する計器装置として構成されている。尚、以下では、車両用表示装置1の構成の理解を容易にするために、各部材に対して、車両用表示装置1から車両運転席に着座したユーザーを見る方向を「表」、その反対側を「裏」として、各部材を適宜説明する(図2の両端矢印参照)。
車両用表示装置1は、図2に示すように、上部ユニット10と、表示ユニット20と、回路基板ユニット30と、収容体40と、を備える。尚、図3乃至6は、図2のように車両用表示装置1を組み付ける前の各構成10,20,30,40を示す図である。
(上部ユニット10)
上部ユニット10は、図2,3に示すように、見返し部材11と、透過パネル12と、を備える。
見返し部材11は、黒色のPP(ポリプロピレン)樹脂などの不透過性の合成樹脂からなり、図1乃至3に示すように筒状に形成され、内側にシボが設けられた立壁11aで文字板22の外周を覆い、表示面21aや警告表示部221cを露出し、それ以外の所要領域を隠蔽する。また、見返し部材11は、収容体40とで文字板22とケース体34とを挟持し、収容体40の収容体突起44bに見返し係止片11bが係止されることで固定される。立壁11aのシボ面は、表示面21aや警告表示部221cからの照明の映り込みを防止している。
透過パネル12は、透明のPMMA(アクリル)樹脂などの透過性の合成樹脂からなり、図2,3に示すように、見返し部材11の見返し突起11cに透過パネル係止片12aが係止されることで固定されて前面を覆うものである。
(表示ユニット20)
表示ユニット20は、図2,4に示すように、表示器21と、文字板22と、透光層23と、を備える。
表示器21は、例えば、TFT(Thin Film Transistor)型の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)からなり、所定の計測量(例えば、車両速度)を報知するための画像を表示面21aに表示する。第1の実施形態では、表示器21として汎用のモジュール化された液晶ディスレイが採用されており、表示器21は、裏側に向かって突出し、ネジ切孔(図示せず)を要する4個の金属製のボス体21b(図2,4)を有している。尚、表示器21は、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)などであってもよい。
また、表示器21には、裏面に金属性の板状のシールド部材211と、回路基板212が設けられる。シールド部材211は、後述する導電経路にて接地することによって、静電気又はノイズが、周辺の電子部品に悪影響を及ぼさないようにグランドへ導くことができ、表示器21の裏面を覆うように設けられる。尚、表示器21は、液晶ディスプレイの駆動回路やバックライトを有しており、これら電子部品が発する熱をシールド部材211によって、伝熱又は放熱する作用も期待できる。回路基板212は、TFTの駆動信号を送信するための配線パターンが形成されている。
文字板22は、表示器21の表側に位置し、透明板220と、遮光部221と、を有する。
透明板220は、例えば、透明の無機ガラスからなり約2mmの厚さの平面状に形成されている。遮光部221は、透明板220の裏面に形成された遮光性印刷層からなる。透明板220の裏面には、遮光部221が形成されていない部分があり、その部分により、表示器21の表示面21aを透視可能とする窓部(透光部)221aが形成されている。
また、遮光部221の一部には、いわゆる抜き文字状に所定の警告情報を報知するためのアイコン、記号などからなる警告表示部221cが形成されている。つまり、警告表示部221cは一部が透光性を有している。図1に示すように、窓部221aは矩形状に形成され、警告表示部221cは窓部221aの両隣に位置している。
また、文字板22の遮光部221の裏面側には、黒色の両面接着テープ22aが取り付けられている。この両面接着テープ22aは、ケース体34の表側端部と当接する。この構成により、表示器21に振動が生じても、文字板22がケース体34から浮き上がることを防止し、文字板22に生じる歪みを低減する。
透光層23は、透明光学粘着(OCA:Optical Clear Adhesive)シートから構成されており、文字板22の裏面と、表示器21の表示面21aとの間に隙間なく重ね合わされて、接着されている。
(回路基板ユニット30)
回路基板ユニット30は、図2,5に示すように、回路基板31と、これらの回路基板31を保持するケース体34と、接着部材35と、を備える。回路基板31は、各々、プリント配線が形成された基板に各種電子部品が実装されたプリント回路板からなる。
回路基板31は、表示器21の裏側に位置し、表示器21と電気的に接続されている。具体的には、回路基板31の基板裏面にはコネクタ(図示せず)が実装されており、このコネクタと、表示器21の裏面側に設けられた可撓性基板(図示せず)によって、回路基板31と表示器21とは電気的に接続されている。可撓性基板は、例えばフレキシブルプリント基板(FPC:Flexible Printed Circuits)やフレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)などを適用でき、この場合、回路基板31と回路基板212とにコネクタ接続されている。
また、図2に示すように、回路基板31の表側には警告表示部221cを照明する光源31bが実装されている。光源31bは、例えばLED(発光ダイオード:Light Emitting Diode)からなり、車両用表示装置1の表裏方向において警告表示部221cと対向する位置に設けられ、表側に向けて光を出射する。
また、回路基板31には、車両用表示装置1の動作を制御する制御手段31a(マイクロコンピュータなどの駆動制御回路)が実装されている(例えば、基板の裏側に実装されている)。この制御手段31aは、車両のECU(Electronic Control Unit)(図示せず)と電気的に接続されており、ECUから取得した車両に関する各種情報に基づいて、表示器21に車両速度などを示す画像を表示させる。また、例えば、光源31bも制御手段31aの制御のもとで発光動作を行う。
また、回路基板31には、各種電子部品の他、収容体40の裏側へ露出し、車両用表示装置1と外部とを接続するための外部接続用コネクタ(図示せず)が実装されている。この外部接続用コネクタは、回路基板31の裏側に実装されており、収容体40の底部41(図2,6)に設けられた開口部(図示せず)から車両用表示装置1の外部に露出している。この外部接続用コネクタにより、車両用表示装置1はECUなどの外部装置と接続可能になっている。
ケース体34は、白色のPPなどの樹脂から不透明に形成され、回路基板31を保持する。具体的には、回路基板31は、図2,5に示すように、ネジSなどの固定手段によりケース体34に裏側から固定されている(保持されている)。
また、ケース体34は、表示器21を収納する凹部343と、光源31bが発した光を文字板22へと導くライトガイド344と、を有して形成されている。凹部343は、図2に示すように、凹状に形成されており、表示器21を裏側から覆い、表示面21a以外の部分を概ね囲むように表示器21を収納する。表示面21aの法線方向において、表示器21と凹部343の間には隙間部Gが形成されており、表示器21と凹部343とは当接しない。従って、表示器21は、文字板22に透光層23を介して、宙吊り状に支持されることになる。
ライトガイド344は、図2に示すように、凹部343に隣接して形成される筒状部であり、光源31bが発した光を文字板22側へ反射して導く。例えば、ライトガイド344は、光源31bと、その表側に位置する警告表示部221cとを結ぶ線を囲むように形成されている。光源31bが発した光は、このように形成されたライトガイド344の内面で効率的に反射されつつ文字板22へと到達し、警告表示部221cを照明し発光させる。
また、ケース体34は、側壁部345と、フランジ部346と、を有する。側壁部345は、ケース体34の外周側に向かう面を有する壁である。側壁部345には、動作時の表示器21などから発生する熱を逃がすための放熱孔(図示せず)が複数、形成されている。
フランジ部346は、側壁部345の表側の端部からケース体34の外周側に向かって突出するように形成されている部分であり、収容体40に形成された後述する段部44aに嵌められる。これにより、ケース体34は、収容体40に表側から載置されるように配置される。
接着部材35は、接着性のエポキシ樹脂材料からなり、初期的に液状で流動性を有し、後に自然乾燥により固化する常温硬化性の接着剤である(後に熱を加えて固化する熱硬化性の接着剤であってもよい)。また、接着部材35は、銀粉(導電性物質)を高充填した電導性接着剤からなるものである。接着部材35は図5に示すように、回路基板ユニット30の状態の時にケース体34に注入されており、その後、表示ユニット20が組み付けられて、図2,7に示すように、表示器21と回路基板31との間に介在して設けられる。また、接着部材35は、凹部343に形成された位置決め部347に収容されて位置決めされる。
また、接着部材35は、表示器21と回路基板31とに対して接着状態を維持できるので、シールド部材211と回路基板31のグランド接続された銅箔パターンである表側グランド電極311(図7参照)との導電状態を保つことができる。
尚、表示器21は上記のように宙吊り状に設けられることや、文字板22を突き上げて浮き上がらせない程度の小さなテンションにて保持することが望ましく、通常、設計が困難であるが、接着部材35は、硬化後の熱膨張力や収縮率も小さいので、表示器21の表示面21aに加わる圧力を低減することができる。尚、流動性の接着剤に限らず、ゲル状の接着剤を適用することもできる。
位置決め部347は、表面が開口した半球形状に形成された御椀形状部347aと、御椀形状部347aの底面に回路基板31を視認可能に形成された孔部347bと、御椀形状部347aの表側端部に外部へ張り出すようにフランジ状に形成された鍔部347cと、を有する。鍔部347cは、回路基板31の面方向においてシールド部材211との間に隙間部Hを有する。
接着部材35は、回路基板31に両面接着テープ22aの貼られたケース体34を載置し、ケース体34をネジSで固定した後、位置決め部347に前面から注入され(図5の状態)、その後、表示ユニット20が載置された後に固化することによって、シールド部材211と回路基板31とを接着する(図2の状態)。
(収容体40)
収容体40は、図2,6に示すように、例えば黒色のABS(アクリロニトリル ブタジエン スチレン)などの樹脂から遮光性を有して形成されている。また、収容体40は、前述した底部41と、底部41の端部から表側に向かって立つ壁部42と、を有し、表側に向かって開口する箱状に形成されている。つまり、収容体40は、壁部42の表側端部に囲まれる開口部43を有する。このように形成された収容体40の内部に回路基板ユニット30は配置される。
また、壁部42の表側端部には、開口部43の外周側に突出する突出部44が設けられている。突出部44の開口部43側には、開口部43を囲む段部44aが形成されている。段部44aの外面に設けられた収容体突起44bが、見返し係止片11bに嵌まることで、ケース体34は収容体40に配置される。このようにして、回路基板ユニット30は収容体40の内部に位置する。
斯かる車両用表示装置1は、車両情報を表示する表示器21と、シールド部材211とを有する表示ユニット20と、この表示ユニット20を制御する制御手段31aを実装し表示器21に駆動信号を出力する回路基板31と、を備え、シールド部材211と回路基板31の表側グランド電極311との間に接着部材35を挟持することで、シールド部材211を接地する。
従って、シールド部材211の接地構造を得るために、位置決め部347内に接着部材35を充填するだけで良いため、組付け性が良好である。また、接着性を有する接着部材35によって、車両が振動しても、接地状態を保持できるため、導電状態を保持しノイズによる悪影響を防止できる。また、この場合、回路基板31の表側グランド電極311と、接地したシールド部材211との間に、制御手段31aが設けられるため、ノイズ影響を低減した状態で表示器21を駆動できる。
また、回路基板31は、孔部347bに対向する位置に、孔部347bより小さい貫通穴310を有する。このように形成されることにより、位置決め部347に表側から接着部材35が注入されると、位置決め部347にあった空気は、御椀形状部347aにより上下に逃げ易くなる。これにより、位置決め部347に接着部材35を充填でき密着性を確保することができる。
また、このように形成されることにより、回路基板ユニット30に表示ユニット20を組み付けた時に、位置決め部347に注入された接着部材35は、隙間部Hと貫通穴310から押し出され、その後固化するので、透光層23で接着した表示器21の表示面21aに加わる圧力を低減することができる。また、隙間部Hに押し出された接着部材35は、鍔部347cにより、固化する前に回路基板31の表側に垂れ落ちることを防止することができる。
従来、文字板22と表示器21を接着固定しない仕様においては、表示器21はボス体21bを回路基板31に接地し、回路基板31の裏側からネジ(図示せず)で固定し、表示器21の固定及びグラウンドをしていた。本実施形態の表示器21は、このような仕様における表示器21を流用しているためボス体21bを有する。しかしながら、車両の振動などにより表示器21が裏面側へ動こうとした場合に、金属製のボス体21bが回路基板31に接触すると異音を生じる虞がある。
そこで、ボス体21bと回路基板31との間に隙間部Hよりも僅かに大きい隙間部Iを設けた。これにより、隙間部Hに接着部材35が充填されているため、ボス体21bが回路基板31に接触しないので、表示器21が位置決め部347に接触して発生する異音を防止することができる。尚、位置決め部347は樹脂製であるため、表示器21との異音は無視できる程度に小さくすることができる。
本開示の第2の実施形態は、図8に示すように、位置決め部347はボス体21bに対向する位置に形成され、ボス体21bはこの位置決め部347の内側に収容される。このように形成されることにより、ボス体21bの底面及び側面が接着部材35により接着することができ、回路基板31に支えられ、表示器21が車両の振動等により斜めに傾き難くなる。更に、ボス体21bの下の回路基板31のスペースを有効活用することができ、ボス体21b以外の回路基板31の面上に接着部材35を配置するスペースが不要となるので、実装面積も増加することができる。
また、ボス体21bを介して、シールド部材211を回路基板31に接地することができるので、導電状態を保持しノイズによる悪影響を防止できる。また、位置決め部347に注入された接着部材35は、隙間部Hと貫通穴310から押し出されるので、透光層23で接着した表示器21の表示面21aに加わる圧力を低減することができる。
本開示の第3の実施形態は、図9に示すように、位置決め部347は、裏面側が開口した半球形状に形成された御椀形状部347dと、御椀形状部347dの底面にシールド部材211を視認可能に形成された孔部347eと、孔部347eの表側端部に外部へ張り出すようにフランジ状に形成された鍔部347fと、を有する。鍔部347cは、回路基板31の面方向においてシールド部材211との間に隙間部Jを有する。
また、回路基板31は、孔部347eに対向する位置に貫通穴314と、回路基板31の表面側と貫通穴314の内側に跨るように形成されたグランド電極315と、回路基板31の裏面側に貫通穴314を取り巻くように円弧上形成されたグランド電極312と、グランド電極312の上に半田が突状に盛られて形成された半田部313と、を有する。
第1の実施形態では、接着部材35は、回路基板ユニット30の状態の時に位置決め部347に注入されていたが、本開示の第3の実施形態では、回路基板ユニット30の状態の時に位置決め部347に注入されていない。接着部材35は、図9(a)に示すように、回路基板ユニット30と表示ユニット20は互いを組み付けられた後に逆さにされ、治具90により回路基板31の裏面側から貫通穴314を通って位置決め部347に注入される。
図9(b)に示すように、注入され接着部材35は、隙間部Jから押し出され、その後、固化するので、透光層23で接着した表示器21の表示面21aに加わる圧力を低減することができる。また、隙間部Jに押し出された接着部材35は、鍔部347fにより、固化する前に逆さ状態から戻されても、回路基板31の表側に垂れ落ちることを防止することができる。また、回路基板31の裏面側にはみ出した接着部材35は、半田部313によりそれ以上広がることを防止することができる。
また、グランド電極315は貫通穴314の内側にも形成されているので、シールド部材211を回路基板31に確実に接地することができ、導電状態を保持しノイズによる悪影響を防止できる。
尚、本開示の車両用表示装置1を上記した実施形態の構成にて例に挙げて説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、他の構成においても、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良、並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
本開示は、車両用表示装置に関し、例えば、自動車やオートバイ、あるいは農業機械や建設機械を備えた移動体に搭載される車両用計器に適用できる。
20 表示ユニット
21 表示器
21a 表示面
21b 突出部
211 シールド部材
22 表示板
221a 透光部(窓部)
31 回路基板
310 貫通穴
34 ケース体
347 位置決め部
347c 鍔部
35 接着部材
H 隙間

Claims (7)

  1. 車両情報を表示面に表示する表示器と金属製のシールド部材とを有する表示ユニットと、
    前記表示ユニットの前記表示面側に接着され前記表示面を視認可能とする透光部を有する表示板と、
    前記表示ユニットを制御する制御手段を実装し前記表示器に駆動信号を出力する回路基板と、
    前記回路基板上に配設され前記表示板を支持するケース体と、を備え、
    前記シールド部材と前記回路基板とは、初期的に流動性を有し、後に固化する接着部材により接着されることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 車両情報を表示面に表示する表示器と金属製のシールド部材とを有する表示ユニットと、
    前記表示ユニットの前記表示面側に接着され前記表示面を視認可能とする透光部を有する表示板と、
    前記表示ユニットを制御する制御手段を実装し前記表示器に駆動信号を出力する回路基板と、
    前記回路基板上に配設され前記表示板を支持するケース体と、を備え、
    前記回路基板と前記シールド部材の間に、前記シールド部材との間に隙間を有して前記回路基板の上に配設され、初期的に流動性を有し、後に固化する接着部材を収容する位置決め部を有し、
    前記シールド部材と前記位置決め部とは、前記接着部材により接着されることを特徴とする車両用表示装置。
  3. 前記接着部材は、電導性を有することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の車両用表示装置。
  4. 前記回路基板と前記シールド部材の間に、前記シールド部材との間に隙間を有して前記回路基板の上に配設され、前記接着部材を収容して位置決めする位置決め部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  5. 前記回路基板は、前記位置決め部と対向する位置に貫通穴を有することを特徴とする請求項4に記載の車両用表示装置。
  6. 前記位置決め部は、前記隙間部の側にフランジ状の鍔部を有することを特徴とする請求項4に記載の車両用表示装置。
  7. 前記シールド部材は、前記回路基板の方へ突出した突出部を有し、前記突出部は前記位置決め部に収容されることを特徴とする請求項4に記載の車両用表示装置。
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