JP6287287B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
画像を表示面に表示する表示器と、前記表示器の前記表示面側に光硬化型接着剤で接着され、前記表示面を視認可能とする透光部を有するカバープレートと、を備える表示ユニットと、
前記カバープレートよりも前記表示器側に位置するケース体であって、前記カバープレートとは反対側に向かって凹み、前記表示器を収める凹部を有するケース体と、
前記カバープレートよりも前記表示器側に位置して前記表示器及び前記ケース体を収容する収容体と、を備える表示装置であって、
前記表示面の法線方向において、前記表示器と前記凹部の間には隙間部が形成されており、前記表示器と前記凹部とは当接せず、
前記表示ユニットは、前記ケース体の前記凹部以外の所定部分に支持されている、
ことを特徴とする。
表示ユニット20は、図2、図3(b)に示すように、表示器21と、カバープレート22と、透光層23と、弾性部材24と、を備える。
回路基板ユニット30は、図2、図4(a)に示すように、第1の回路基板31と、第2の回路基板32と、第3の回路基板33と、これらの回路基板を保持するケース体34と、緩衝部材35と、を備える。
具体的には、第1の回路基板31は、図2に示すように、ネジS1などの固定手段によりケース体34に裏側から固定されている。第2の回路基板32は、ケース体34に形成され、裏側に向かって突出するボス部341に、ネジS2などの固定手段によりケース体34に固定されている。ボス部341は、第1の回路基板31の基板に形成された開口部310を通過して、第1の回路基板31の表側から裏側へと到っている。このようなボス部341に固定された第2の回路基板32は、第1の回路基板31の裏側に位置する。第3の回路基板33は、温度測定用窓部221bの裏側に設けられた、凹状の配設空間342内に位置し、表側からネジS3などの固定手段によりケース体34に固定されている。このようにして、第1〜第3の回路基板31〜33は、ケース体34に固定されている(保持されている)。
側壁部345は、図4(a)、図6などに示すように、底部343aから表側に向かって立ち、且つ、ケース体34の外周側に向かう面を有する壁部である。側壁部345には、図6に示すように、動作時の表示器21などから発生する熱を逃がすための放熱孔345aが複数、形成されている。
同様の理由から、第1の回路基板31と第2の回路基板32の図1における上端部側には、第1の切り欠き部31c及び第2の切り欠き部32aが形成されている(図6、図7参照)。特に、図7に示すように、第2の回路基板32に形成された第2の切り欠き部32aは、第1の回路基板31に実装されたコネクタ31aと表裏方向において(表示面21aの法線方向において)対向する部分に形成されていることで、可撓性基板50のコネクタ31aへの接続を容易にしている。
収容体40は、前述した底部41と、底部41の端部から表側に向かって立つ壁部42と、を有し、表側に向かって開口する箱状に形成されている。つまり、収容体40は、壁部42の表側端部に囲まれる開口部43を有する。このように形成された収容体40の内部に回路基板ユニット30は配置される。
また、壁部42の表側端部には、開口部43の外周側に突出する突出部44が設けられている。突出部44の開口部43側には、開口部43を囲む段部44aが形成されている。段部44aに前述したケース体34のフランジ部346が嵌まることで、ケース体34は収容体40に配置される。つまり、このようにして、回路基板ユニット30は収容体40の内部に位置する。
ここでは、組み付け順序について、枠体10を図3(a)に示す状態から裏返して、表示ユニット20、回路基板ユニット30、収容体40の順に積載するように組み付ける例を説明する。
このように、表示ユニット20に回路基板ユニット30が載置された状態では、回路基板ユニット30のうち、ケース体34のフランジ部346がカバープレート22の側周部を覆う弾性部材24と当接し、また、ケース体34のうちフランジ部346以外の表側端部が緩衝部材22aと当接するようになっており、ケース体34とカバープレート22とが直接的に触れないようになっている。
ここで、図5(a)に示すように、段部44aの深さdと、フランジ部346の厚さtとは略等しくなるように形成されている。これにより、突出部44とフランジ部346とは、カバープレート22側で、略同一平面上に位置し、弾性部材24が載置される載置面を構成する。このように載置面を構成したから、弾性部材24及びカバープレート22が安定して配置され、且つ、弾性部材24が突出部44(あるいは段部44a)とフランジ部346との間に位置して、良好に装置内部への水の侵入を防止することができる。
具体的には、図5(a)、(b)に示すように、収容体40内にケース体34が配設された状態では、収容体40の段部44aと、ケース体34のフランジ部346との間には、収容体40に対するケース体34の着脱を可能とするための若干のクリアランスが設けられている。つまり、フランジ部346は段部44aに丁度嵌め合わされるわけではなく、枠体10をかしめ固定する前では、ケース体34は収容体40に対して、表示面21aの面内方向において若干の遊びを持って配置されている。つまり、枠体10による固定前では、ケース体34に載置されるカバープレート22(ないしは表示ユニット20)も表示面21aの面内方向において若干の遊びを持って配置されることになる。
具体的には、突出部44の裏側には、図4(b)、図5(a)に示すように、表示面21aの法線方向に対して直交せずに傾斜する傾斜部45が形成されている。この傾斜部45は、収容体40の底部41から表示面21aの法線方向に概ね沿って立つ壁部42と、突出部44のうち枠体10の立壁部11と対向する側頂部44bと、を繋げる部分である。そして、側頂部44bと傾斜部45とによって形成される角部を支点として枠体10は折り曲げられ、収容体40に対し、かしめ固定される。
図1に示す範囲Dにおいては、突出部44の裏側には、図5(b)に示すように、表示面21aの法線方向に対して直交し、水平方向に沿った水平部46が形成されている。水平部46は、範囲D内において、収容体40の底部41から表示面21aの法線方向に概ね沿って立つ壁部42と、突出部44のうち枠体10の立壁部11と対向する側頂部44bと、を繋げる部分である。
このように、カバープレート22を、弾性部材24を介して、収容体40に固定したから、カバープレート22と収容体40との間から水が侵入することを防ぐことができる。このため、表示装置1は、表示面21a側(表示側)からの防水性が良好である。
このように、表側では凹部343で表示器21を収め、裏側で第1の回路基板31を固定するケース体34により、収容体40内における表示器21と第1の回路基板31との間に配設スペースを設けることができる。そのため、他の部品(電子部品)を配設するスペースを確保しやすくなり、設計自由度も良好となる。
このようにしたから、収容体40にケース体34を組み付けやすい。
このように載置面を構成したから、弾性部材24及びカバープレート22が安定して配置され、且つ、弾性部材24が突出部44(あるいは段部44a)とフランジ部346との間に位置して、良好に装置内部への水の侵入を防止することができる。
このようにしたから、前述したように、かしめられた際の枠体10に歪みを極力抑制することができる。
このようにしたから、前述したように、かしめられた際の枠体10に歪みを極力抑制しつつも、強固に、安定して、カバープレート22を収容体40に固定することができる。
このように、表示器21を収める凹部343が形成されたケース体34に、さらに配設空間342を設けることで、収容体40内のスペースを有効活用できる。
このように、表示器21をカバープレート22に宙吊り状に保持させ、且つ、凹部343と当接させないようにしたため、衝撃が与えられたときなどに表示器21に加わる振動を極力、抑制することができる。つまり、表示装置1は、耐振動性が良好である。
このようにしたから、表示装置1に予期せぬ振動が加わった際であっても、表示器21を保護することができる。なお、緩衝部材35は、その高さ(表裏方向の高さ)が、表示器21の裏面と凹部343の底部343aとの間隔(隙間部Gの高さ)と略同じ(丁度同じも含む)になるように設定する、あるいは、振動時などで表示器21が水平状態から傾いたときにのみ触れるように設定するのが好ましい。
このように、ケース体34が表示面21aの法線方向において(つまり、表示装置1の厚み方向において)、第1の回路基板31と第2の回路基板32とを積層状に保持しているため、表示装置1をコンパクトに構成することができる。
このように、枠体10でカバープレート22を収容体40に固定する前は、カバープレート22は表示面21aの面内方向においては、ある程度自由度を持っているため、枠体10をかしめる際に生じるおそれのある表示装置1の歪みを極力、抑制することができる。
このようにしたから、前述したように組み付けが用意である。
このようにしたから、前述したように組み付けが用意である。
10 …枠体
20 …表示ユニット
21 …表示器
21a…表示面
21b…ボス体
21c…コネクタ
22 …カバープレート
22a…緩衝部材
220 …透明板
221 …遮光部
221a…窓部
221b…温度測定用窓部
221c…警告表示部
23 …透光層(光硬化型接着剤)
24 …弾性部材
30 …回路基板ユニット
31 …第1の回路基板
31a…コネクタ
31b…光源
31c…第1の切り欠き部
310 …開口部
32 …第2の回路基板
32a…第2の切り欠き部
33 …第3の回路基板
33a…サーミスタ
34 …ケース体
341 …ボス部
342 …配設空間
343 …凹部
343a…底部
343b…貫通孔
344 …ライトガイド
345 …側壁部
345a…放熱孔
345b…導出部
346 …フランジ部
35 …緩衝部材
40 …収容体
41 …底部
42 …壁部
43 …開口部
44 …突出部
44a…段部
44b…側頂部
45 …傾斜部
46 …水平部
50 …可撓性基板
Claims (6)
- 画像を表示面に表示する表示器と、前記表示器の前記表示面側に光硬化型接着剤で接着され、前記表示面を視認可能とする透光部と一部が透光性を有し所定の警告情報を報知する警告表示部とを有するカバープレートと、を備える表示ユニットと、
前記表示器と電気的に接続されると共に、前記警告表示部を照明する光源が実装された第1の回路基板と、
前記第1の回路基板と電気的に接続され、前記第1の回路基板の前記カバープレートとは反対側に位置する第2の回路基板と、
前記カバープレートよりも前記表示器側に位置するケース体であって、前記カバープレートとは反対側に向かって凹み、前記表示器を収める凹部を有し、前記カバープレートとは反対側で、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板とを両者が積層されるように保持するケース体と、
前記カバープレートよりも前記表示器側に位置して前記表示器及び前記ケース体を収容する収容体と、を備え、
前記表示面の法線方向において、前記表示器と前記凹部の間には隙間部が形成されており、前記表示器と前記凹部とは当接せず、
前記表示ユニットは、前記ケース体の前記凹部以外の所定部分に支持されている、
ことを特徴とする表示装置。 - 前記隙間部には緩衝部材が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記収容体は、前記カバープレート側に向かって開口する開口部と、前記開口部を囲んで前記開口部の外周側に突出する突出部と、を有し、
前記収容体には、前記突出部の前記開口部側に、前記開口部を囲む段部が形成され、
前記ケース体には、前記段部に嵌るフランジ部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記表示ユニットは、前記カバープレートの側周部を覆うように設けられた弾性部材を有し、
前記カバープレートは、かしめられた金属の枠体によって、前記弾性部材を介して前記突出部に固定され、
前記カバープレートは、前記弾性部材を挟んで前記フランジ部に載置されることによって前記表示面の法線方向において位置決めされ、前記枠体で前記弾性部材を介して前記突出部に固定されることによって前記法線方向と直交する方向においても位置決めされる、
ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - 前記表示器と前記第1の回路基板とは、可撓性基板によって電気的に接続されており、
前記表示器を収める前記凹部のうち、前記表示面の法線方向に沿って立つ側壁部には、前記可撓性基板を通す、切り欠きからなる導出部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記第1の回路基板の前記第2の回路基板側には、前記可撓性基板と接続されるコネクタが実装されており、
前記第2の回路基板のうち、前記表示面の法線方向において前記コネクタと対向する部分には、切り欠き部が形成されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
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