JPH11334413A - 車両用計器装置 - Google Patents

車両用計器装置

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JPH11334413A
JPH11334413A JP10140323A JP14032398A JPH11334413A JP H11334413 A JPH11334413 A JP H11334413A JP 10140323 A JP10140323 A JP 10140323A JP 14032398 A JP14032398 A JP 14032398A JP H11334413 A JPH11334413 A JP H11334413A
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JP
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illumination
display unit
unit
liquid crystal
night
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JP10140323A
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English (en)
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Minoru Takebe
実 竹部
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明部材による照明レベルを調節することに
より、表示品位を向上し得る車両用計器装置の提供を目
的とする。 【解決手段】 車両用計器装置100は、照明の立上り
が緩やかな第1の照明部材により常時照明される情報表
示ユニットたる液晶表示ユニット600と、前記照明部
材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明部材
により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニットた
る補助計器ユニット700とを有する。イグニッション
スイッチのオン時t1から前記第1の照明部材の輝度が
一定の値に達する時t2までの間、液晶表示ユニット6
00を非表示状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報表示ユニット
と指針駆動ユニットとを有する車両用計器装置に関し、
特にその照明方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両を取り巻く環境変化に応じ
て、運転者へ提供される運転操作を補助する各種情報の
種類及び量が急激に増加している。例えば、走行速度,
走行距離及び任意区間距離,燃料残量,冷却水温度等の
車両情報に加えて、現在位置や目的地点を地図上に表示
するナビゲーション情報あるいは電波信号により送信さ
れる道路交通情報等がある。これらの多くの情報を運単
車へ効率良く伝えることを目的として、文字板上を指針
が回転移動して値を指示する指針駆動ユニットと共に液
晶パネル等の画像表示可能な情報表示ユニットを一体に
組み込んだ車両用計器装置が提案されている(例えば、
特開平9−226415号,同229720号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】斯かる車両用計器装置
においては、例えばTFT液晶パネル等の表示部材を用
いる情報表示ユニットは、背後から光を照射する例えば
冷陰極放電管(CCT)からなる照明部材により昼夜と
も照明されるが、例えばクロスコイル式やステッピング
モータ式等の指針駆動式の計器本体からなる指針駆動ユ
ニットは、背後から光りを商社する例えばフィラメント
を有するランプからなる照明部材により原則として夜間
のみ照明される。
【0004】このような構成に場合、夜間において、運
転者が車両に搭乗後イグニッションスイッチをオンにす
ると、後者は照明の立上りが急なため比較的短い時間の
経過後に所期の輝度まで達して通常の照明が可能となる
が、前者は照明の立上りが緩やかなため90%程度の輝
度に達するまでに常温下で数十秒、周囲温度が低い場合
にはそれ以上の長時間を要するため、前者に比べて照明
タイミングが大きくずれてしまい表示品位を損なうとい
う問題があった。
【0005】また、夜間においては、周囲の明るさを考
慮して、照明輝度を日中時に比べて自動的に下げる処理
がなされるが、この処理は運転者が行うイルミネーショ
ンスイッチの操作に連動して行われるのが一般的であ
る。
【0006】従って、運転者が車両に搭乗後イグニッシ
ョンスイッチをオンにすると、前者は日中時のレベルで
照明を行うため、夜間時においては極めて明るい(眩し
い)照明となり、表示品位に欠ける懸念があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、照明の立上りが緩やかな第1の照明部材に
より常時照明される情報表示ユニットと、前記照明部材
とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明部材に
より少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニットとを
有し、前記第1の照明部材の輝度が一定の値に達するま
での間、前記情報表示ユニットを非表示状態とするもの
である。
【0008】また、照明の立上りが緩やかな第1の照明
部材により常時照明される情報表示ユニットと、前記照
明部材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明
部材により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニッ
トとを有し、前記第1の照明部材の輝度が一定の値に達
するまでの間、前記指針駆動ユニットが特定の動作を行
うものである。
【0009】また、照明の立上りが緩やかな第1の照明
部材により常時照明される情報表示ユニットと、前記照
明部材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明
部材により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニッ
トとを有し、前記第1の照明部材の輝度が一定の値に達
するまでの間、前記情報表示ユニットを非表示状態と
し、かつ、前記指針駆動ユニットが特定の動作を行うも
のである。
【0010】また、照明の立上りが緩やかな第1の照明
部材により常時照明される情報表示ユニットと、前記照
明部材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明
部材により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニッ
トとを有し、前記第1の照明部材の輝度が一定の値に達
するまでの間で夜間であると認識した場合には、前記情
報表示ユニットを非表示状態とし、かつ、前記第2の照
明部材で照明しながら前記指針駆動ユニットが特定の動
作を行うものである。
【0011】また、照明の立上りが緩やかな第1の照明
部材により常時照明される情報表示ユニットと、前記照
明部材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明
部材により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニッ
トとを有し、前記第1の照明部材の輝度が一定の値に達
するまでの間で夜間であると認識した場合には、前記第
1の照明部材の照明レベルを夜間時のレベルに抑えなが
ら前記情報表示ユニットを非表示状態とし、かつ、前記
第2の照明部材で照明しながら前記指針駆動ユニットが
特定の動作を行うものである。
【0012】
【発明の実施の形態】車両用計器装置100は、照明の
立上りが緩やかな第1の照明部材により常時照明される
情報表示ユニットたる液晶表示ユニット600と、前記
照明部材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照
明部材により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニ
ット700,800とを有し、イグニッションスイッチ
のオン時t1から前記第1の照明部材の輝度が一定の値
に達する時t2までの間、液晶表示ユニット600を非
表示状態とする。
【0013】これにより、運転者が車両に搭乗後イグニ
ッションスイッチをオンにしても、照明タイミングが大
きくずれてしまうことがなくなり、運転者に違和感を与
えない。
【0014】あるいは、t1からt2の間、指針駆動ユ
ニット700,800が、文字板730,830の最小
目盛位置から最大目盛位置まで指針740,840を1
回以上往復回動するような特定の動作を行う。
【0015】これにより、運転者が車両に搭乗後イグニ
ッションスイッチをオンにしても、照明タイミングが大
きくずれてしまうことがなくなり、運転者に違和感を与
えない。
【0016】あるいは、t1からt2の間、液晶表示ユ
ニット600を非表示状態とし、かつ、指針駆動ユニッ
ト700,800が特定の動作を行う。
【0017】これにより、運転者が車両に搭乗後イグニ
ッションスイッチをオンにしても、照明タイミングが大
きくずれてしまうことがなくなり、運転者に違和感を与
えない。
【0018】あるいは、t1からt2の間で夜間である
と認識した場合には、液晶表示ユニット600を非表示
状態とし、かつ、前記第2の照明部材で照明しながら指
針駆動ユニット700,800が特定の動作を行う。
【0019】これにより、t1〜t2のように、液晶表
示ユニット600の照明部材の照明状態が十分な状態に
なって液晶表示ユニット600が表示状態となるため、
夜間において、運転者が車両に搭乗後イグニッションス
イッチをオンにしても、照明タイミングが大きくずれて
しまうことがなくなり、運転者に違和感を与えない。
【0020】あるいは、t1からt2の間で夜間である
と認識した場合には、前記第1の照明部材の照明レベル
を夜間時のレベルに抑えながら液晶表示ユニット600
を非表示状態とし、かつ、前記第2の照明部材で照明し
ながら指針駆動ユニット700,800が特定の動作を
行う。
【0021】これにより、t1〜t2のように、液晶表
示ユニット600の照明部材の照明状態が十分な状態に
なって液晶表示ユニット600が表示状態となるため、
夜間において、運転者が車両に搭乗後イグニッションス
イッチをオンにしても、照明タイミングが大きくずれて
しまうことがなくなり、運転者に違和感を与えない。
【0022】
【実施例】本発明を、図1〜図9に示した実施例に基づ
き説明するが、図1及び図2を中心としつつ必要に応じ
て他の図面を加えながら説明する。
【0023】車両用計器装置100は、ゴミ等の異物の
進入を防ぐ略透明(透光性)な樹脂製のフロントカバー
200、このフロントカバー200を前面に固定し、後
方の不要個所が前方から見えないように隠し、プリント
配線板400との間の空間に後述する各種構成部品を収
納する樹脂製のバイザ300、このバイザ300の後方
部に固定されて所定の電気回路を形成すると共に前記構
成部品の組み付け基準部品となる硬質基板製のプリント
配線板400、このプリント配線板400の後面であっ
て周囲から保護すべき個所のみを覆うようにプリント配
線板400を介してバイザ300側と固定される樹脂製
のリヤカバー500、プリント配線板400の略中央部
に設置されてバイザ300の表示窓部311から各種情
報を外部へ表示する情報表示ユニットたる液晶表示ユニ
ット600、この液晶表示ユニット600の正面視左側
に位置するようにプリント配線板400に固定されてバ
イザ300の表示窓部312から燃料残量と冷却水温度
を表示する指針駆動ユニットたる補助計器ユニット70
0、液晶表示ユニット600の正面視右側に位置するよ
うにプリント配線板400に固定されてバイザ300の
表示窓部313から走行速度等を表示する指針駆動ユニ
ットたる速度計ユニット800等の各種構成部品から成
り、液晶表示ユニット600が空間を構成するバイザ
と、このバイザ300とプリント配線板400とで構成
される空間における重量バランス上の略中央個所に位置
し、この液晶表示ユニット600を挟んで近接して補助
計器ユニット700と速度計ユニット800とが位置す
ることにより、車両用計器装置100の左右の重量バラ
ンスが略均等となるように考慮されている。なお、各構
成部品の取り付けを行うに当たっては、取付部材として
ビス900を用いているが、説明に必要な場合を除いて
図面では省略している。
【0024】バイザ300は、開口部である表示窓31
1〜314を有する平板上の見返部310と、この見返
部310の前方に位置して円筒形のボス321を有する
筒状のフード部320と、見返部310の後方に位置し
て液晶表示ユニット600,補助計器ユニット700及
び速度計ユニット800等の構成部品を収納する筒状の
収納部330とが一体に形成してある。また、フード部
320の上面には、ボス部321をフード部320の上
面に沿わせて前方へ突出形成するためにボス部321と
連結した断面袋状の袋部322が一体に設けてあり、ボ
ス部321の直径寸法と袋部322の高さ寸法とは略同
一であり、この袋部322は、ボス部321を補強する
と共にフード部320の歪み防止も行い得て、しかも、
車両側の取付部(図示しない)に固定されることで車両
用計器装置100を車両へ固定する硬質金属製の装着部
材340を取り付ける取付個所を兼ねている。すなわ
ち、車両側の取付部に固定される装着部材340を袋部
322に後方からフード部320の伸張方向に沿う挿入
方向にて配設し、前記挿入方向へ進むビス900の締め
付けにより装着部材340を袋部322に固定してい
る。
【0025】プリント配線板400は、抵抗,トランジ
スタ,コネクタ等の各種電子部品や印刷回路パターン
(何れも図示しない)を設けると共に、液晶表示ユニッ
ト600,補助計器ユニット700及び速度計ユニット
800の取り付け基準部品となってそれらをビス900
で固定するものである。前記印刷回路パターンの一部に
は小規模なフレキシブル配線部材410の一端側がコネ
クタ420に接続されており、その他端側は舌片部とな
ってプリント配線板400の後方に固定されたリヤカバ
ー500の後面側へ引き回された後、リヤカバー500
に設けた凹部510内へ配設される。このリヤカバー5
00の凹部510は、車両側から引き回し配線されるコ
ードに設けられた雄コネクタ(図示しない)が挿入され
る雌コネクタの役割を有し、その雄コネクタの端子とフ
レキシブル配線部材410の他端側で露出している配線
パターン411とが接触することにより電気的接続が行
われる。車両は、同一車種であってもグレードや仕向地
等の違いにより液晶表示ユニット600における表示項
目や速度計ユニット800の指示特性等に差異を有し、
これに対応するため、プリント配線板400の前記印刷
回路パターンを全ての車種に対応できる構成にて用意し
ておき、適用車種に応じた配線パターン411を有する
小規模なフレキシブル配線部材410を適宜選択して用
いることにより、プリント配線板400やリヤカバー5
00等の他の部品を共通使用することができ、しかもフ
レキシブル配線部材410が小規模で済むことで、コス
ト低減を図れる。
【0026】情報表示ユニットたる液晶表示ユニット6
00は、例えばTFT液晶パネル等の表示部材,駆動回
路を実装した基板及び前記表示部材のためのCCT等の
照明部材(何れも図示しない)等を内蔵した表示本体た
る箱型の液晶モジュール610と、この液晶モジュール
610の後端を支持して固定する液晶モジュール610
の後方が開放状態にある額縁形状の樹脂製のホルダ62
0と、液晶モジュール610を周囲の環境から保護する
ため、及び/又は、液晶モジュール610からの電波に
よるラジオ等の周囲装置への影響を押さえるために、液
晶モジュール610の側方や下方等の必要個所を覆うア
ルミ等の金属導電製の遮蔽板630とを有している。ま
た、ホルダ620は、各種警報や表示を行う筒状の小部
屋が一列(実施例では横方に一列配置)に連続してその
内部に照明部材たるランプ430,431を配置するワ
ーニングボックス621が一体形成されている。更に、
ホルダ620は、オドメータ及びトリップメータとなる
距離表示ユニット850の表示切換やリセットを行うた
めのトリップノブ641を支持する支持部622や車両
用計器装置100の照明輝度を調節するためのイルミノ
ブ642を支持する支持部623も一体形成されてい
る。このホルダ620は、傾斜状態で液晶モジュール6
10を配置することにより液晶モジュール610の表示
視認性が最適となるように配置して、かつ、液晶モジュ
ール610の後方が開放状態にあることから通気性を高
めて高温になりやすい液晶モジュール610を自然冷却
する働きを有する。なお、651は、ワーニングボック
ス621の前面に接着剤により固定される所定の意匠が
施されたカラーレンズであり、このワーニングボックス
621の表示は、バイザ300の見返部310に設けた
開口部である表示窓314から表示される。
【0027】また、液晶モジュール610から引き出さ
れた配線部材(図示しない)をプリント配線板400の
所定個所に接続することによりプリント配線板400と
液晶モジュール610との電気的接続を行う。また、ト
リップノブ641やイルミノブ642は、プリント配線
板400に設けられたスイッチやボリューム(何れも図
示しない)と連結されると共に、その先端はバイザ30
0の穴部315及びフロントカバー200の穴部241
を介して見返部310及びフロントカバー200を貫通
して車両用計器装置100の前方へ突出するようになっ
ており、トリップノブ641のプッシュ操作により前記
スイッチを介して距離表示ユニット850の表示を制御
し、イルミノブ642の回転操作により前記ボリューム
を介して車両用計器装置100のランプ430,431
の発光強度を制御できる。
【0028】なお、液晶モジュール610,遮蔽板63
0及びホルダ620全体をビスやクリップ等の固定手段
により固定することを排除するものではなく、併用する
ことが本発明の趣旨に反するものではないことは言うま
でもなく、本実施例によれば、それら固定手段の使用数
量を削減でき、やはり形状の簡素化と部品点数の削減を
可能とする。
【0029】補助計器ユニット700と速度計ユニット
800とは、夫々クロスコイル式やステッピングモータ
式等の指針駆動式の計器本体710,810と、その前
方に位置するアクリル樹脂等の樹脂からなる導光体72
0,820と、その前方に位置する薄いシート状の文字
板730,830と、計器本体710,810から導光
体720,820及び文字板730,830を貫通して
前方へ突出する回転軸711,811の先端に固定され
る指針740,840とから成る。斯かるユニット70
0(800)は、まず導光体720(820)に計器本
体710(810)をビス900で固定し、導光体72
0(820)に設けた位置決めピン721(821)を
文字板730(830)に設けた穴状の位置決め部73
1(831)に合わせた後に両面テープ等の接着部材に
て固定する。次に、回転軸711(811)の先端に指
針740(840)を固定する。次に、文字板730
(830)を貫通した導光体720(820)の位置決
めピン721(821)をバイザ300の見返部310
の後面に設けた窪み状の位置決め部315に合わせてユ
ニット700(800)を見返部310の後面に配置す
る。最後に、バイザ300の収納部330の後端にプリ
ント配線板400を固定すると同時にプリント配線板4
00の後方からビス900によりユニット700(80
0)をプリント配線板400に固定するもので、この
際、ビス900によりユニット700(800)とプリ
ント配線板400の回路パターンとの電気的接続が同時
に達成される。従って、導光体720(820)に設け
た位置決めピン721(821)により、文字板730
(830)だけでなく、補助計器ユニット700(速度
計ユニット800)全体の位置決めが可能となり、組み
付け作業性を向上させることができる。
【0030】補助計器ユニット700には、中央部にギ
ヤポジションを表示するべくATインジケータボックス
750が位置している。このATインジケータボックス
750は、筒状の小部屋751が縦列にて連続して内部
に照明部材752を配置する樹脂製であり、ビス900
にてプリント配線板400に固定される。そして、補助
計器ユニット700の文字板730には、ATインジケ
ータボックス750に対応した意匠が形成されている
が、その一部の表示、例えばローポジションを示す
「1」及びセカンドポジションを示す「2」の表示部分
は、通常時は見えにくく表示時のみ視認できるように他
の表示部分とは異なってスモーク印刷等の特別印刷処理
が施されている。従って、ATインジケータボックス7
50の表示は、導光体720及び文字板730を透過し
た照明部材752の光により行われるもので、導光体7
20に所定の着色を施すことにより、ATインジケータ
ボックス750の小部屋751毎に個別のカラーレンズ
を用意する必要がなく、部品点数の削減に伴う製造コス
トの低減を図れる。
【0031】速度計ユニット800には、下部に走行距
離や任意区間距離を表示する距離表示ユニット850が
位置している。この距離表示ユニット850は、樹脂製
の筒状ケース851内に液晶パネル852が収納され、
ケース851をプリント配線板400に固定すると共に
液晶パネル852に接続された配線部材(図示しない)
をプリント配線板400の所定個所に接続することによ
りプリント配線板400と液晶パネル852との電気的
接続を行うようになっている。そして、トリップノブ6
41の操作により、適宜表示を切換えることができ、こ
の表示は、文字板830に設けた窓部832から表示さ
れる。
【0032】車両用計器装置100の夜間時照明,距離
表示ユニット850の昼夜時照明及びATインジケータ
ボックスボックス750での選択表示、更に、ワーニン
グボックス621での表示用として、プリント配線板4
00の後方からバヨネット結合により装着された複数の
ランプ430,431にて行うが、このランプ430,
431は使用目的に応じてワット数が異なる。しかしな
がら、ランプ430,431のワット数は電球のフィラ
メントの変更のみで、外見状は区別がつきにくい。そこ
で、ワット数の異なるランプ430,431を複数近接
配置する場合、ワット数の同じランプ430,431を
見かけ上分かりやすい配置、例えば、直線的な一列配置
とし、例えばランプ430とランプ431とを区別しや
すいようにずらして配置している。これにより、取り付
けるランプ430,431を取り違える危険性が少なく
なり、製造に当たって便利である。
【0033】次に、この車両用計器装置100の照明方
法について説明する。
【0034】図9は、情報表示ユニットたる液晶表示ユ
ニット600と指針駆動ユニットたる補助計器ユニット
700(速度計ユニット800も同じだが、以下の説明
では省略)との各部における動作を示している。
【0035】従来においては、同図(A)で示すよう
に、液晶表示ユニット600は、イグニッションスイッ
チのオン時(t1)、液晶表示ユニット600のTFT
液晶パネル等の表示部材がウエルカムメッセージ(車両
の各種個所の状態や走行上の注意事項等の表示)のよう
な初期の表示を始めると共に、CCT等の照明部材(第
1の照明部材)も照明を始めるが、前述したように照明
部材は徐々にしか明るくならない。また、補助計器ユニ
ット700は、信号が入力されるまでは動作せず、ラン
プ430のような照明部材(第2の照明部材)はイルミ
ネーションスイッチのオン時(t3)まで点灯しない。
【0036】これに対して、同図(B)で示すように、
本発明の実施例では、t1から液晶表示ユニット600
の照明部材が十分な照明状態(例えば、常温において9
0%程度の輝度に達した状態)への到達時(t2)を予
め測定等にて設定し、t1〜t2においては、液晶表示
ユニット600の表示部材を非表示状態(例えば、前面
黒色のブランク表示)とする。一方、補助計器ユニット
700は、照明部材を点灯させると同時に計器本体71
0に初期チェック信号を供給してチェック動作(例え
ば、文字板730の最小目盛位置から最大目盛位置まで
指針740を1回以上往復回動させる)を行わせる。そ
して、t2以降は、同図(A)と同様の状態とする。
【0037】これにより、t1〜t2のように、液晶表
示ユニット600の照明部材の照明状態が十分な状態に
なって液晶表示ユニット600が表示状態となるため、
夜間において、運転者が車両に搭乗後イグニッションス
イッチをオンにしても、照明タイミングが大きくずれて
しまうことがなくなり、運転者に違和感を与えないもの
となる。
【0038】なお、周囲の明るさを検出して、あるい
は、運転者が行うイルミネーションスイッチの操作に連
動して、車両用計器装置100が夜間であることを認識
した場合にのみ、補助計器ユニット700の照明部材を
点灯させる構成としても良い。
【0039】また、同図(C)で示すように、本発明の
他の実施例では、では、t1〜t2においては、液晶表
示ユニット600の表示部材を非表示状態とするのでは
なく、同図(A)のように、初期の表示を始めるものと
しても良い。
【0040】この場合であっても、補助計器ユニット7
00は、照明部材を点灯させると同時に計器本体710
に初期チェック信号を供給してチェック動作を行わせる
ことにより、液晶表示ユニット600の照明部材の照明
状態が徐々に明るくなるにしても、運転者は計器本体7
10のチェック動作によりウォームアップ状態であるこ
とを容易に認識することができ、従来の技術に比べて、
運転者に違和感を与えないものとなる。
【0041】なお、この実施例において、前述のように
車両用計器装置100が夜間であることを認識した場合
においては、液晶表示ユニット600の照明部材のレベ
ルを同図(C)の点線のように夜間時のレベルに抑える
ことが望ましい。
【0042】また、前述のように車両用計器装置100
が夜間であることを認識した場合にのみ、補助計器ユニ
ット700の照明部材を点灯させる構成としても良い。
【0043】これにより、運転者が車両に搭乗後イグニ
ッションスイッチをオンにすると、夜間時における液晶
表示ユニット600の突出した照明を抑えることがで
き、運転者に違和感を与えないものとなる。
【0044】以上の如き処理は、プリント配線板400
に設けられた電子部品からなる車両用計器装置100の
制御回路により制御されるものである。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、照明の立上りが緩やか
な第1の照明部材により常時照明される情報表示ユニッ
トと、前記照明部材とは種類が異なり照明の立上りが急
な第2の照明部材により少なくとも夜間に照明される指
針駆動ユニットとを有する車両用計器装置において、照
明部材の種類の差による輝度のばらつきを目立たなくす
ることができることから、運転者が車両に搭乗後イグニ
ッションスイッチをオンにしても、照明タイミングが大
きくずれてしまうことがなくなって運転者に違和感を与
えないものとなり、車両用計器装置の表示品位を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の正面図。
【図2】 同上実施例の分解斜視図。
【図3】 同上実施例のプリント配線板とリヤカバーと
の要部背面図。
【図4】 同上実施例の液晶表示ユニットの分解斜視
図。
【図5】 同上実施例の液晶表示ユニットの分解斜視
図。
【図6】 同上実施例の補助計器ユニットと速度計ユニ
ットの分解斜視図。
【図7】 同上実施例の補助計器ユニットと速度計ユニ
ットの要部断面図。
【図8】 同上実施例の背面の要部拡大図。
【図9】 同上実施例の各部の動作説明図。
【符号の説明】
100 車両用計器装置 600 情報表示ユニットたる液晶表示ユニット 700 指針駆動ユニットたる補助計器ユニット 800 指針駆動ユニットたる速度計ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明の立上りが緩やかな第1の照明部材
    により常時照明される情報表示ユニットと、前記照明部
    材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明部材
    により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニットと
    を有し、前記第1の照明部材の輝度が一定の値に達する
    までの間、前記情報表示ユニットを非表示状態とするこ
    とを特徴とする車両用計器装置。
  2. 【請求項2】 照明の立上りが緩やかな第1の照明部材
    により常時照明される情報表示ユニットと、前記照明部
    材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明部材
    により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニットと
    を有し、前記第1の照明部材の輝度が一定の値に達する
    までの間、前記指針駆動ユニットが特定の動作を行うこ
    とを特徴とする車両用計器装置。
  3. 【請求項3】 照明の立上りが緩やかな第1の照明部材
    により常時照明される情報表示ユニットと、前記照明部
    材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明部材
    により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニットと
    を有し、前記第1の照明部材の輝度が一定の値に達する
    までの間、前記情報表示ユニットを非表示状態とし、か
    つ、前記指針駆動ユニットが特定の動作を行うことを特
    徴とする車両用計器装置。
  4. 【請求項4】 照明の立上りが緩やかな第1の照明部材
    により常時照明される情報表示ユニットと、前記照明部
    材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明部材
    により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニットと
    を有し、前記第1の照明部材の輝度が一定の値に達する
    までの間で夜間であると認識した場合には、前記情報表
    示ユニットを非表示状態とし、かつ、前記第2の照明部
    材で照明しながら前記指針駆動ユニットが特定の動作を
    行うことを特徴とする車両用計器装置。
  5. 【請求項5】 照明の立上りが緩やかな第1の照明部材
    により常時照明される情報表示ユニットと、前記照明部
    材とは種類が異なり照明の立上りが急な第2の照明部材
    により少なくとも夜間に照明される指針駆動ユニットと
    を有し、前記第1の照明部材の輝度が一定の値に達する
    までの間で夜間であると認識した場合には、前記第1の
    照明部材の照明レベルを夜間時のレベルに抑えながら前
    記情報表示ユニットを非表示状態とし、かつ、前記第2
    の照明部材で照明しながら前記指針駆動ユニットが特定
    の動作を行うことを特徴とする車両用計器装置。
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