JP2001206103A - 車両用調光装置 - Google Patents

車両用調光装置

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JP2001206103A
JP2001206103A JP2000023260A JP2000023260A JP2001206103A JP 2001206103 A JP2001206103 A JP 2001206103A JP 2000023260 A JP2000023260 A JP 2000023260A JP 2000023260 A JP2000023260 A JP 2000023260A JP 2001206103 A JP2001206103 A JP 2001206103A
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JP
Japan
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illuminance
vehicle
light emitting
light
optical axis
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JP2000023260A
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English (en)
Inventor
Kazuo Fukushima
一夫 福島
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネルを出入りする時などであっても、適
切に輝度調整できる車両用調光装置を提供する。 【解決手段】 車両用調光装置は、照度検出素子15と
制御手段20とを有している。照度検出素子15は、車
両前方の照度を検出し、制御手段20に照度データ(照
度情報)を出力する。制御手段20は、照度検出素子1
5からの照度データに応じて、発光素子6,10の輝度
を調整する。照度検出素子15の光軸26を、水平より
も下向きにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用調光装置に
関するものであり、特に、発光素子(発光型表示器等)
の輝度を調整する車両用調光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車速等の車両情報は、アナログ計器,デ
ジタル計器等の車両用表示器で表示される。車両用表示
器には、調光装置が備えられており、車外が暗いときは
発光素子(デジタル計器や、アナログ計器の文字板を照
明する光源)の輝度を低く、車外が明るいときは発光素
子の輝度を高くして、運転者が見やすい状態になるよう
に、表示器の輝度を調整している。つまり、車両1のダ
ッシュボード上に、車外の明るさを検出する照度センサ
3を設け、この照度センサ3から出力される照度情報に
基づいて、発光素子の輝度を調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、調光装
置を備えた表示器であっても、車両1がトンネル2に出
入りする直前に、輝度が適切に調整されないという問題
を有していた。即ち、図6に示すように、車両1がトン
ネル2に進入する時、運転者の視線はトンネル2内の路
面Rに向けられているが、照度センサ3には太陽光Lが
入射し、照度センサ3で検出される照度は高くなり、発
光素子の輝度が低くならないため、運転者は表示器が眩
しく感じてしまう。一方、車両1がトンネル2から出る
時、運転者の視線はトンネル2の外に向けられている
が、トンネル2内は暗いため、照度センサ3で検出され
る照度は低く、発光素子の輝度が上がらないため、運転
者は表示器が暗いと感じる。この問題は、トンネル2に
出入りする時だけでなく、例えば高速道路の下をくぐる
時も同様である。本発明は、この問題に鑑みなされたも
のであり、トンネルを出入りする時などであっても、適
切に輝度調整できる車両用調光装置を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、車両前方の照度を検出する照度検出素子
と、前記照度検出素子からの照度情報に応じて発光素子
の輝度を調整する制御手段と、を有する車両用調光装置
であって、前記照度検出素子の光軸は水平よりも下向き
であることを有するものである。
【0005】また、本発明は、前記光軸の俯角は3度以
上30度以下であるものである。
【0006】また、本発明は、前記発光素子は透過型表
示素子を照明する光源であるものである。
【0007】また、本発明は、前記発光素子は発光型表
示器であるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】車両用調光装置は、照度検出素子
15と制御手段20とを有しており、アナログ計器5,
デジタル計器6a等の表示器の輝度を調整する。照度検
出素子15は、車両前方の照度を検出し、制御手段20
に照度データ(照度情報)を出力する。制御手段20
は、照度検出素子15からの照度データに応じて、発光
素子(アナログ計器の文字板を照明する光源10、また
は発光型表示器6)の輝度を調整する。照度検出素子1
5の光軸26を、水平よりも下向きにすることにより、
車両前方の路面輝度を検出することができ、トンネル2
を出入りする時などであっても、発光素子6,10の輝
度を適切に調整できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面に基い
て説明する。図1乃至図3は第一実施例を示す図であ
る。なお、図面が煩雑になることを防ぐため、断面の平
行斜線(ハッチング)は省略する。4はコンビネーショ
ンメータである。コンビネーションメータ4は、2つの
アナログ計器5と、蛍光表示管6(発光型表示器)から
なるデジタル計器6aとを有しており、インストルメン
トパネル7内に配設されている。アナログ計器5の一方
は車速を表示し、他方はエンジンの回転数を表示し、デ
ジタル計器6aは走行距離を数字で表示する。
【0010】アナログ計器5は、文字板8(透過性表示
板)と、文字板8を指示する指針9と、文字板8を透過
照明する発光ダイオード10(光源)と、指針9を回動
させるステッピングモータ等の指針駆動手段11と、発
光ダイオード10及び指針駆動手段11が配設される回
路板12とで構成されている。文字板8は、ポリカーボ
ネート等の透過性樹脂基板に半透過層及び遮光層を印刷
形成したものであり、半透過層からなる指標部(目盛
り,数字等)は、発光ダイオード10の光が透過し、発
光表示される。アナログ計器5及びデジタル計器6aは
ハウジング13内に収容され、ハウジング13には、半
透光性樹脂からなるスモークカバー14が係止爪(図示
しない)によって係止されている。
【0011】15はフォトダイオード等の照度センサ
(照度検出素子)であり、この照度センサ15はダッシ
ュボード16に配設されている。照度センサ15は、フ
ロントガラス17を通して車両前方の照度を検出し、後
述するマイコンに照度データを出力する。照度センサ1
5は、ケーブルCにより回路板12に接続されている。
18は筒状部材であり、この筒状部材18の内部に照度
センサ15が配置されている。筒状部材18は略円筒形
となっており、ダッシュボード16の開口部16aに嵌
入されている。筒状部材18の前面には、透過性樹脂か
らなる窓部材19が設けられており、筒状部材18の内
部に塵埃が入ることを防止している。照度センサ15の
最大感度方向、即ち光軸26は、所定の俯角αを有して
いる(図1参照)。つまり、照度センサ15の光軸26
は、水平線27に対して下向きになっている。
【0012】次に、図3に示すブロック図に基いて、制
御手段であるマイコン20について詳述する。マイコン
20は、CPU21,RAM22及びROM23からな
るものであり、ROM23は、照度センサ15から出力
される照度データに対応する調光データが記憶されたル
ックアップテーブル(参照テーブル)を有している。マ
イコン20は、発光ダイオード10及び蛍光表示管6の
駆動回路24,25に夫々調光データを出力し、発光ダ
イオード10及び蛍光表示管6の輝度を調整する。
【0013】次に、図4に基いて、第二実施例を説明す
る。第一実施例と同一の箇所には同一の符号を付しその
説明を省略する。コンビネーションメータ4のハウジン
グ13には、筒状体30が一体形成されており、この筒
状体30の内部に照度センサ15が配設されている。ダ
ッシュボード16の、照度センサ15と対向する箇所に
は開口部16aが形成されており、この開口部16aに
は、窓部材31が設けられている。照度センサ15は、
フロントガラス17と窓部材31とを通して、車両前方
の照度を検出する。
【0014】第一,第二実施例において、照度センサ1
5の光軸26は、水平よりも下向きになっている。従っ
て、照度センサ15は、車両前方の路面Rの明るさを検
出することができ、例えば、図5に示すように、車両1
がトンネル2から出る場合、車両1が未だトンネル2内
に居ても、照度センサ15は、運転者の視線が向けられ
ているトンネル外の路面輝度を検出するので、マイコン
20は各発光素子6,10を適切な輝度に調整できる。
車両1がトンネル2に進入する場合も同様に、車両1が
未だトンネル2外に居ても、照度センサ15は、運転者
の視線が向けられているトンネル内の路面輝度を検出す
るので、マイコン20は各発光素子6,10を適切な輝
度に調整できる。
【0015】また、普通に道路を走行している場合で
も、照度センサ15の光軸26を下向きにすると、適切
な輝度調整ができることが発明者の実験により確認され
た。つまり、運転者の視野領域Sの大部分は路面である
(図2参照)ので、車両前方の路面輝度を検出し、その
路面輝度に基づいて、発光素子6,10の輝度を調整す
れば、運転者の視野領域Sの明るさに応じた適切な輝度
調整ができる。光軸26の俯角αは、照度センサ15を
取付ける位置によって適宜設定されるものであるが、光
軸26の俯角αが3°よりも小さければ、路面輝度の検
出ポイントPが遠すぎる虞があり、30°よりも大きけ
れば、検出ポイントPが近すぎる虞があるため、3°〜
30°であることが望ましい。なお、検出ポイントP
は、照度検出素子15の光軸26と、路面Rとが交差す
る位置である。
【0016】なお、各実施例の光源は発光ダイオード1
0であったが、冷陰極管,バルブ,電界発光素子等であ
っても良い。また、透過性表示素子は文字板8であった
が、例えば透過性液晶表示素子であっても良い。また、
発光型表示器は蛍光表示管6であったが、例えば電界発
光素子であっても良い。また、照度センサ15は車両の
ルームミラー近傍に配置しても良い。
【0017】
【発明の効果】本発明は、車両前方の照度を検出する照
度検出素子と、前記照度検出素子からの照度情報に応じ
て発光素子の輝度を調整する制御手段と、を有する車両
用調光装置であって、前記照度検出素子の光軸は水平よ
りも下向きであるものであり、照度検出素子で車両前方
の路面輝度を検出することができ、トンネルを出入りす
る時などであっても、発光素子の輝度を適切に調整でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例を示す断面図。
【図2】 同上実施例を示す正面図。
【図3】 同上実施例を示すブロック図。
【図4】 同上実施例を示す検出ポイントの説明図。
【図5】 本発明の第二実施例を示す断面図。
【図6】 従来例を示す説明図。
【符号の説明】
6 蛍光表示管(発光型表示器) 8 文字板(透過性表示素子) 10 発光ダイオード(光源) 15 照度センサ(照度検出素子) 20 マイコン(制御手段) 31 手動調整手段 26 光軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前方の照度を検出する照度検出素子
    と、前記照度検出素子からの照度情報に応じて発光素子
    の輝度を調整する制御手段と、を有する車両用調光装置
    であって、前記照度検出素子の光軸は水平よりも下向き
    であることを有することを特徴とする車両用調光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用調光装置におい
    て、前記光軸の俯角は3度以上30度以下であることを
    特徴とする車両用調光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車両用
    調光装置において、前記発光素子は透過型表示素子を照
    明する光源であることを特徴とする車両用調光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2または請求項3に記
    載の車両用調光装置において、前記発光素子は発光型表
    示器であることを特徴とする車両用調光装置。
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