JP2011022050A - 計器装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の手を煩わせることなく視認性を向上させることが可能な計器装置を提供する。
【解決手段】
指標部を有する文字板5と、半透過反射型の液晶表示パネル7と、少なくとも前記液晶表示パネル7を背後から照明するため光源31と、前照灯スイッチに連動して前記光源31を点灯させる制御手段32とを備えた計器装置において、制御手段32は、前記前照灯スイッチのオン時に光源31を前記第1の所定輝度で点灯させ、前記前照灯スイッチのオフ時に光源31を前記第2の所定輝度で点灯させる。
【選択図】図1
【解決手段】
指標部を有する文字板5と、半透過反射型の液晶表示パネル7と、少なくとも前記液晶表示パネル7を背後から照明するため光源31と、前照灯スイッチに連動して前記光源31を点灯させる制御手段32とを備えた計器装置において、制御手段32は、前記前照灯スイッチのオン時に光源31を前記第1の所定輝度で点灯させ、前記前照灯スイッチのオフ時に光源31を前記第2の所定輝度で点灯させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば自動車やオートバイに搭載される計器装置に関し、特に半透過反射型の液晶表示パネルを用いた計器装置に関する。
この種の計器装置として例えば下記特許文献1に記載されたものが知られている。この計器装置は、指針に対応した指標部を有する文字板と、半透過反射型の液晶表示パネルと、この液晶表示パネルを背後から照明するための光源を備えている。液晶表示パネルは、一対の偏光板にてサンドイッチされる2枚のガラス基板間に液晶分子を封入してなる液晶セルと、この液晶セルの背後に重ね合わされる半透過反射板とを有している。半透過反射板は液晶セルを通して入射した外部光を反射すると共に光源からの光を液晶セル側に透過するものである。例えば昼間等、周囲が明るい場合は、液晶セルを通して入射した外部光を半透過反射板が反射し、その反射光が再び液晶セルを透過することにより情報表示を行い、夜間等、周囲が暗い場合は、光源の光を半透過反射板及び液晶セルが透過することにより情報表示を行うものである。
しかしながら、前記特許文献1の計器装置のように、半透過反射型の液晶表示パネルを用いた計器装置は、入射する外部光の強さによって、文字板の情報は読み取れても液晶表示パネルに表示される表示情報は読み取りにくくなる場合がある。これは文字板の場合は、外部光の表面反射で情報の読み取りが可能となるのに対して、液晶表示パネルの場合は、液晶セルを通して入射した外部光が半透過反射板で反射し、その反射光が再び液晶セルを透過することで情報が表示されるため、外部光の減衰により表示情報が読み取りにくくなるものであり、多くは夕暮れ時等、僅かに暗くなってきたが、ライトオンまでは必要ない時に発生することがある。
そこで、本発明は前述した問題点に着目し、利用者の手を煩わせることなく視認性を向上させることが可能な計器装置を提供することを目的とする。
本発明は、指標部を有する文字板と、半透過反射型の液晶表示パネルと、少なくとも前記液晶表示パネルを背後から照明するため光源と、前照灯スイッチに連動して前記光源を点灯させる制御手段とを備えた計器装置において、前記制御手段は、前記前照灯スイッチのオン時に前記光源を所定輝度で点灯させ、前記前照灯スイッチのオフ時に前記光源を前記所定輝度よりも低い輝度で点灯させることを特徴とする。
この構成によれば、前照灯スイッチのオフ時であっても前記光源が低輝度で点灯されるため、液晶表示パネルに入射する外部光の強度不足を補うことができ、これにより利用者の手を煩わせることなく視認性を向上させることができる。
この構成によれば、前照灯スイッチのオフ時であっても前記光源が低輝度で点灯されるため、液晶表示パネルに入射する外部光の強度不足を補うことができ、これにより利用者の手を煩わせることなく視認性を向上させることができる。
また本発明は、前記光源によって前記文字板の照明も行うことを特徴とする。
この構成によれば、文字板を照明する専用光源が不要となることから、コストダウンを達成することができる。
この構成によれば、文字板を照明する専用光源が不要となることから、コストダウンを達成することができる。
本発明によれば、利用者の手を煩わせることなく視認性を向上させることが可能な計器装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を図を用いて説明する。
本実施形態の計器装置は、例えば車両の速度を表示するものであり、裏カバー1と、表カバー2との間に、回路基板3と、反射体4と、文字板5と、指針6と、液晶表示パネル7を収納してなる。
本実施形態の計器装置は、例えば車両の速度を表示するものであり、裏カバー1と、表カバー2との間に、回路基板3と、反射体4と、文字板5と、指針6と、液晶表示パネル7を収納してなる。
裏カバー1と、表カバー2は、共に合成樹脂からなり、表カバー2は所要部が透明に形成されている。
回路基板3は、周知の硬質回路基板からなり、光源31と、制御手段32の他、必要な回路素子が実装されている。
光源31は、例えば発光ダイオードからなり、文字板5と指針6と液晶表示パネル7の三者を照明するために1個だけ設けられている。
制御手段32は、例えばマイクロコンピュータからなり、入力端子33を通じて受信した各種情報に応じて光源31を点灯させる。
反射体4は、例えば乳白色の合成樹脂からなり、光源31の光を文字板5と指針6と液晶表示パネル7に導くものである。
文字板5は、周知な印刷パネルからなり、指針6に対応した目盛、文字からなる指標部(図示しない)を有している。この場合、指標部は光源31の光を透過する光透過性に形成される。
指針6は、前記指標部を指示する透明な合成樹脂からなる指示部とこの指示部の所要部を覆う遮光性合成樹脂からなる指針カバーとで構成され、図示省略したステッピングモータによって回転駆動される。
液晶パネル7は、一対の偏光板にてサンドイッチされる2枚のガラス基板間に液晶分子を封入してなる液晶セル71と、この液晶セル71の背後に重ね合わされる半透過反射板72とを有している。
この液晶パネル7は、前記液晶分子によって光の透過を制御することで表示情報として、例えば走行距離や外気温等の車両情報を表示するものである。
半透過反射板72は、液晶セル71を通して入射した外部光を再び液晶セル71側に反射すると共に光源31からの光を液晶セル71側に透過するものである。
例えば昼間等、周囲が明るい場合は、液晶セル71を通して入射した外部光を半透過反射板72が反射し、その反射光が再び液晶セル71を透過することにより情報表示が行われ、夜間等、周囲が暗い場合は、光源31の光を半透過反射板72及び液晶セル71が透過することにより情報表示が行われる。
次に制御手段32によって実行される光源31の点灯制御について説明する。
制御手段32は、入力端子33を通じて例えば図示しないイグニッションスイッチ(起動スイッチ)と、前照灯スイッチ(イルミネーションスイッチ)からの情報を受信し、前照灯スイッチがオンであればイグニッションスイッチのオンオフとは無関係に光源31を最大輝度となる第1の所定輝度で点灯させる。これにより、文字板5、指針6、液晶表示パネル7が夜間時に適した輝度で照明される。またイグニッションスイッチがオンで前照灯スイッチがオフのとき、光源31を前記第1の所定輝度よりも低い第2の所定輝度で点灯させる。これにより、文字板5、指針6、液晶表示パネル7が低輝度で照明されるが、前記前照灯スイッチがオフとなる昼間等は、外光が強いため、光源31が点灯していることは認識されない。一方、夕方や明け方等、周囲が僅かに暗い状況では、文字板5と指針6は主として外光により、液晶表示パネル7は、光源31の光の補助を受けて認識される。
この場合、第2の所定輝度は、夕暮れ時等、周囲が暗くなり始めた状態で、液晶表示パネル7の表示情報を認識できるレベルとする。
以上のように本実施形態では、指標部を有する文字板5と、半透過反射型の液晶表示パネル7と、少なくとも液晶表示パネル7を背後から照明するため光源31と、前照灯スイッチに連動して光源31を点灯させる制御手段32とを備えた計器装置において、制御手段32は、前記前照灯スイッチのオン時に光源31を前記第1の所定輝度で点灯させ、前記前照灯スイッチのオフ時に光源31を前記第2の所定輝度で点灯させることにより、前記前照灯スイッチのオフ時であっても光源31が低輝度で点灯されるため、液晶表示パネル7に入射する外部光の強度不足を補うことができ、これにより利用者の手を煩わせることなく視認性を向上させることができる。
また本実施形態では、光源31によって文字板5と指針6と液晶表示パネル7を照明するようにしたことにより、コストダウンを達成することができる。
なお光源31によって、文字板5と液晶表示パネル7、指針6と液晶表示パネル7を照明するようにしてもよい。
1 裏カバー
2 表カバー
3 回路基板
4 反射体
5 文字板
6 指針
7 液晶表示パネル
31 光源
32 制御手段
33 入力端子
71 液晶セル
72 半透過反射板
2 表カバー
3 回路基板
4 反射体
5 文字板
6 指針
7 液晶表示パネル
31 光源
32 制御手段
33 入力端子
71 液晶セル
72 半透過反射板
Claims (2)
- 指標部を有する文字板と、半透過反射型の液晶表示パネルと、少なくとも前記液晶表示パネルを背後から照明するため光源と、前照灯スイッチに連動して前記光源を点灯させる制御手段とを備えた計器装置において、前記制御手段は、前記前照灯スイッチのオン時に前記光源を所定輝度で点灯させ、前記前照灯スイッチのオフ時に前記光源を前記所定輝度よりも低い輝度で点灯させることを特徴とする計器装置。
- 前記光源によって前記文字板の照明も行うことを特徴とする請求項1記載の計器装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009168373A JP2011022050A (ja) | 2009-07-17 | 2009-07-17 | 計器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009168373A JP2011022050A (ja) | 2009-07-17 | 2009-07-17 | 計器装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011022050A true JP2011022050A (ja) | 2011-02-03 |
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ID=43632258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009168373A Pending JP2011022050A (ja) | 2009-07-17 | 2009-07-17 | 計器装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011022050A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013107413A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-06-06 | Mitsubishi Motors Corp | 照度制御装置 |
-
2009
- 2009-07-17 JP JP2009168373A patent/JP2011022050A/ja active Pending
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JP2013107413A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-06-06 | Mitsubishi Motors Corp | 照度制御装置 |
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