JP2003344114A - 計器装置 - Google Patents
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Abstract
装置において、表示部を照明する発光手段に電力を供給
しなくとも、表示部を視認することが可能な計器装置を
提供するものである。 【解決手段】 発光手段である発光ダイオードを備えた
複数の表示器と、発光ダイオードの発光によって表示器
を視認することが可能な光透過率の低い低透過部24を
備えたカバー22にて表示器を覆った計器装置1におい
て、カバー22の一部に、発光ダイオードが発光しなく
とも表示器の一つである液晶表示部D5を視認すること
が可能な光透過率の高い高透過部25を設けたものであ
る。
Description
使用される計器装置に関するもので、特に、計測項目な
どの乗物の状態を表示する表示部を光透過率の低いカバ
ーで覆った計器装置に関するものである。
スピードメータ,タコメータ,ウォーニング表示部等の
車両情報を表示する複数の表示部を1つのケース内に収
納し、前記表示部の前面を透明なカバーにて覆ったいわ
ゆるコンビネーションメータと呼ばれるものがある。
ザイン設計上の見地からこのコンビネーションメータの
カバーに、暗色系の着色処理(スモーク処理)を施し光
透過率を下げたカバーを用い、表示部の非作動時、つま
り、表示部を照明する光源などの発光手段に電力が供給
されていない状態では、表示部をカバー外側から視認で
きないようにする一方、表示部の作動時、つまり、ここ
では、表示部を照明する光源などの発光手段に電力が供
給された状態では、表示部をカバー外側から視認できる
ようにし、表示部が暗やみから浮き出て見えるよう構成
した計器装置もよく用いられる技術となっている。
ように、複数の表示部の前面を光透過率の低い保護カバ
ーで覆った計器装置においては、表示部を表示させるた
めには、表示部を照明する光源などの発光手段に電力を
供給しなければならなかった。例えば、運転者が車両の
走行距離を確認したい場合は、一般的に、車両のキーシ
リンダーにキーを差し込み、ON位置までキーをひね
り、走行距離を表示する表示部の光源を点灯させなけれ
ばならなかった。この動作は大変煩わしかった。そこ
で、本発明は、表示部を光透過率の低い保護カバーで覆
った計器装置において、表示部を照明する発光手段に電
力を供給しなくとも、表示部を視認することが可能な計
器装置を提供するものである。
するため、発光手段を備えた複数の表示部と、前記発光
手段の発光によって前記表示部を視認することが可能な
光透過率の低い低透過部を備えたカバーにて前記表示部
を覆った計器装置において、前記カバーの一部に、前記
発光手段が発光しなくとも前記表示部を視認することが
可能な光透過率の高い高透過部を設けたものである。
体に形成したものである。
0%とし、前記高透過部の光透過率を略70%以上とし
たものである。
部は、走行距離を表示するものである。
部は、燃料残量を表示するものである。
部は、時刻を表示するものである。
ある発光ダイオードを備えた複数の表示器と、発光ダイ
オードの発光によって表示器を視認することが可能な光
透過率の低い低透過部24を備えたカバー22にて表示
器を覆った計器装置1において、カバー22の一部に、
発光ダイオードが発光しなくとも表示器の一つである液
晶表示部D5を視認することが可能な光透過率の高い高
透過部25を設けたものである。このように構成したこ
とにより、表示器の一つである液晶表示部D5を照明す
る発光ダイオード21に電力を供給しなくとも、液晶表
示部D5を視認することが可能な計器装置1を提供する
ことができる。
体に形成したものである。このように構成したことによ
り、前述した作用効果を満足するとともに、部品点数を
削減することが可能な計器装置1を提供することができ
る。
0%とし、高透過部25の光透過率を略70%以上とし
たものである。このように構成したことにより、表示器
の一つである液晶表示部D5を照明する発光ダイオード
21に電力を供給しなくとも、液晶表示部D5を視認す
ることが可能な計器装置1を提供することができる。
部D5は、走行距離を表示するものである。
部D5は、燃料残量を表示するものである。
部D5は、時刻を表示するものである。
る。なお、本実施例では、本発明を自動車などの車両の
計器装置に適用した場合を例にとって説明する。
示器を備えている。この表示器としては、車両の速度を
表示する速度計D1や、車両のエンジンの回転数を表示
するエンジン回転計D2や、エンジンの冷却水の温度を
表示する水温計D3や、車両の残燃料を表示する燃料計
D4や、車両の走行距離や時刻などを表示する液晶表示
部D5や、車両の異常などを警告表示するウォーニング
D6などがあり、計器装置1は、これら複数の表示器D
1〜D6を備えている。
ンジン回転計D2,水温計D3および燃料計D4は、同
一の構成である。よって、速度計D1を例にとってその
構造を説明する。速度計D1は指針2を用いた計器であ
る。指針2の背後(図3では、指針2の右側)に文字板
3、フレーム4、回路基板5を備えている。
材からなり、その指針2側の面には、速度計D1の目盛
6や文字(図示していない)の部分を除いて、遮光性の
塗料にて地7が印刷形成されている。なお、本実施例で
は地7の色は黒である。また、文字板3のフレーム4側
の面にも、速度計D1の目盛6や文字(図示していな
い)の部分を除いて、遮光性の塗料にて遮光層(図示し
ていない)が印刷形成されている。また、文字板3には
指針軸が貫通する孔8が設けられている。
その色は白色である。このフレーム4は、文字板3の孔
8に対応する円筒部9と、文字板3の目盛6に対応する
照明壁10とを備えている。図3中では、照明壁10
は、その断面形状が八の字であり、文字板3の目盛6の
配置に沿って、Cの字状に形成されている。
基板に銅の配線パターン(図示していない)を設けたも
のである。この回路基板5の指針2側の面には、指針2
と文字板3の目盛6を照明するための発光手段である光
源として、発光ダイオード11,12を備えている。こ
の発光ダイオード11,12は表面実装されるチップ型
である。発光ダイオード11は指針2を照明し、発光ダ
イオード12は文字板3の目盛6を照明するものであ
る。また、発光ダイオード11,12を設けた面とは反
対の面には、指針2を指針軸13にて回転駆動する計器
本体14が設けられている。この計器本体14として
は、交差コイル式計器本体やステッピングモータを用い
るのが一般的である。
示器である液晶表示部D5について説明する。液晶表示
部D5は、文字板3に設けた開口15から露出してい
る。液晶表示部D5は、液晶表示素子16と、半透過反
射部材17と、ホルダ18と、素子保持部材19と、電
気接続部材20及び発光手段である光源21とを備えて
いる。
り、本実施例ではポジティブ表示を行うものである。こ
の液晶表示素子16では、車両の走行距離と時刻を一緒
に表示している。半透過反射部材17は外からの光を反
射すると共に光源21からの光を外部に透過する機能を
備えた部材である。ホルダ18は遮光性の合成樹脂から
なり、金属製の素子保持部材19によって、液晶表示素
子16と半透過反射部材17とをホルダ18に保持す
る。電気接続部材20は弾性を有する導電性部材であ
り、液晶表示素子16と回路基板5とを電気的に接続す
るものである。光源21は、表面実装型の発光ダイオー
ドであり、液晶表示素子16を背後から照明するもので
ある。
D5とは異なる表示器であるウォーニングD6について
説明する。このウォーニングD6は、速度計D1などの
目盛6と同様に、文字板3に形成されている。本実施例
では、このウォーニングD6は、様々車両の状態を表示
するものであり、例えば、ターンシグナルやシートベル
ト警報などがある。そして、文字板3の背後には、図示
していないが、発光手段である光源として、発光ダイオ
ードを備えており、この発光ダイオードの点灯によっ
て、ウォーニングD6は透過照明される。
と背面ケース23にて形成されるケース内に収納されて
いる。カバー22は表示器の前面を覆い、背面ケース2
3は表示器の背後を覆っている。この背面ケース23
は、遮光性で白色の合成樹脂製でありカップ形状であ
る。
る。このカバー22は、そのほとんどが光透過率の低い
低透過部24であり、その一部に光透過率の高い高透過
部25を備えている。低透過部24は暗色、本実施例で
は黒色で、光透過率は20〜30%であり、高透過部2
5も低透過部24と同様に黒色で、その光透過率は70
%である。なお、高透過部25は透過率が略70%以上
であれば良く、例えば、透過率100%の無色透明であ
ってもよい。
されてカバー22を形成しており、高透過部25の周囲
の低透過部24には、黒色の遮光性の合成樹脂からなる
円筒形の仕切部材26が設けられている。これは、高透
過部25を介して、液晶表示部D5以外の表示器を視認
できないようにするためである。
応しており、低透過部24は、液晶表示部D5以外の表
示器に対応している。高透過部25に対応している液晶
表示部D5は発光ダイオード21が点灯していない状態
で視認可能である(図1参照)。他方、低透過部24に
対応している速度計D1などの表示器は、各表示器の発
光ダイオード11,12が点灯していない状態で視認す
ることは、通常では全く不可能か、わずかに視認できる
程度である(図1参照)。なお、強い外光(西日など)
が計器装置1に差し込んだ場合は視認されることがあ
る。
D1などの表示器は、各表示器の発光ダイオード11,
12が点灯した状態で視認することができる(図2参
照)。
1は、夜間などの周囲が暗く、外光反射で視認できない
場合に、液晶表示素子16を透過照明するものである。
る。第1に、運転者が車両に乗り込んだだけの(キーを
キーシリンダに挿入していない)状態では、計器装置1
は、液晶表示素子16にて、車両の走行距離と時刻を視
認することが可能であり、他の表示部Dは視認すること
ができない。
の位置にキーを回転操作すると、液晶表示部D5以外の
表示器の発光ダイオード11,12が点灯することで、
表示器Dが照明され、液晶表示部D5以外の表示器を視
認することが可能となる。なお、この時、液晶表示部D
5の発光ダイオード21は本実施例では点灯しないが、
他の表示器と同様に点灯してもよい。
作するなどの煩わしい操作を行わなくとも、液晶表示部
D5の表示内容を視認することができる。
われている液晶表示部D5は、走行距離と時刻を同時に
表示していたが、前記実施例に限定されるものではな
く、例えば、指針2を計器で表示していた燃料残量など
を表示しても良い。また、同時に2つの表示を行わなく
とも、単一の表示でも良い。
過部25は一体に形成されていたが、前記実施例に限定
されるものではなく、低透過部24と高透過部25とを
別々に設けたものであっても良い。
することができ、表示部を光透過率の低いカバーで覆っ
た計器装置において、表示部を照明する発光手段に電力
を供給しなくとも、表示部を視認することが可能な計器
装置を提供することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 発光手段を備えた複数の表示部と、前記
発光手段の発光によって前記表示部を視認することが可
能な光透過率の低い低透過部を備えたカバーにて前記表
示部を覆った計器装置において、前記カバーの一部に、
前記発光手段が発光しなくとも前記表示部を視認するこ
とが可能な光透過率の高い高透過部を設けたことを特徴
とする計器装置。 - 【請求項2】 前記低透過部と前記高透過部とを一体に
形成したことを特徴とする請求項1記載の計器装置。 - 【請求項3】 前記低透過部の光透過率を20〜30%
とし、前記高透過部の光透過率を略70%以上としたこ
とを特徴とする請求項1から請求項2のいずれかに記載
の計器装置。 - 【請求項4】 前記高透過部にて覆われる前記表示部
は、走行距離を表示することを特徴とする請求項1から
請求項3のいずれかに記載の計器装置。 - 【請求項5】 前記高透過部にて覆われる前記表示部
は、燃料残量を表示することを特徴とする請求項1から
請求項3のいずれかに記載の計器装置。 - 【請求項6】 前記高透過部にて覆われる前記表示部
は、時刻を表示することを特徴とする請求項1から請求
項3のいずれかに記載の計器装置。
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- 2002-05-30 JP JP2002156995A patent/JP3709989B2/ja not_active Expired - Fee Related
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