JP2005181054A - 計器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 指針式表示部の前方に表示素子を配置する場合でも、表示品質を向上させることが可能な計器装置を提供する。
【解決手段】 指針4と、この指針4の指示する指標部51を有する指標板5と、この指標板5と指針4の前方に配置され所定情報を表示する表示部Dを有する表示素子6とを備え、表示素子6が前方から入射した光を反射することにより表示部Dの背景を形成する反射部65と、この反射部65の周囲に形成され指針4の少なくとも一部と指標部51を透視可能な透視部Tとを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば自動車を代表とする各種車両に搭載される計器装置に関する。
従来、この種の計器装置にあっては例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の計器装置は、駆動装置の回転軸によって軸回り回転する指針と、この指針が指示する指標部を有する表示板と、この表示板を照明する表示用光源と、指針の回転中心側を隠蔽し指針の先端側と表示板の指標部とを観察者側に露出するように指針の前方に配置される表示部材とを備えている。この表示部材は、表示窓部を有するフレーム体からなる枠体と、この枠体の表示窓部に臨む液晶パネルからなる表示素子と、この表示素子をバックライト照明する素子用光源と、この素子用光源から表示素子に至る照明経路中に配置される導光体とを有し、表示素子、素子用光源並びに導光体は枠体内に収納され、また枠体が表示素子の表示領域(表示部)を取り巻くように指標部の非形成領域となる表示板の底面から指標部側に向けて略半円板状に延在していた。そして、表示用光源、素子用光源の点灯により枠体を挟んでその外側周囲において指標部が照明され、その内側に表示素子の表示部がバックライト照明されるようになっていた。
特開2003−294499号公報
しかしながら、特許文献1に記載の計器装置の場合、観察者側から見たときに表示部材が表示板の底面から表示板の指標部側に向けて表示板とは前後差を有するように延在する枠体を有し、しかもこの枠体の略中央部に表示素子の表示部が臨む構成であった。従って、観察者側には単に表示板の前方に表示素子を有する表示部材が1つの表示ユニット体として配置されているかのように視認されるため、雑多な印象を与えてしまうだけでなく見栄え自体も面白みのないものとなっていた。また、表示素子の表示部周囲にフレーム体のごとき枠体が配置されていることで表示部や計器装置全体の表示範囲が制約を受けてしまうという問題があった。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、指針式表示部の前方に表示素子を配置する場合でも、表示品質を向上させることが可能な計器装置の提供を目的とするものである。
本発明は、指針と、この指針の指示する指標部を有する指標板と、この指標板と前記指針の前方に配置され所定情報を表示する表示部を有する表示素子とを備え、前記表示素子が前方から入射した光を反射することにより前記表示部の背景を形成する反射部と、前記指針の少なくとも一部と前記指標部を透視可能な透視部とを有することを特徴とする。
また本発明は、指針と、この指針の指示する指標部を有する指標板と、この指標板と前記指針の前方に配置され所定情報を表示する表示部を有する表示素子と、前記指標板と前記表示素子との間に形成される空間領域に光を供給する照明手段とを備え、前記表示素子が前方から入射した光を反射し前記空間領域に至った前記照明手段の光を透過することにより前記表示部の背景を形成する半透過反射性の反射部と、前記指針の少なくとも一部と前記指標部を透視可能な透視部とを有することを特徴とする。
また本発明は、指針と、この指針の前方に配置され所定情報を表示する表示部を有する表示素子と、前記指針の背後に配置される背景板とを備え、前記表示素子が前方から入射した光を反射することにより前記表示部の背景を形成する反射部と、前記指針の少なくとも一部を透視可能な透視部とを有し、前記透視部に前記指針の指示する指標部を設けたことを特徴とする。
また本発明は、指針と、この指針の前方に配置され所定情報を表示する表示部を有する表示素子と、前記指針の背後に配置される背景板と、この背景板と前記表示素子との間に形成される空間領域に光を供給する照明手段とを備え、前記表示素子が前方から入射した光を反射し前記空間領域に至った前記照明手段の光を透過することにより前記表示部の背景を形成する半透過反射性の反射部と、前記指針の少なくとも一部を透視可能な透視部とを有し、前記透視部に前記指針の指示する指標部を設けたことを特徴とする。
また本発明は、前記反射部の反射により形成される前記表示部の背景色が前記指標部の背景を形成する地色部とは異なることを特徴とする。
また本発明は、前記表示部が前記指針の回転中心領域上に形成され、前記反射部が前記指針の先端を視認できるように前記回転中心領域上に形成されることを特徴とする。
また本発明は、前記反射部が前記指標部に近接する円形に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、指針式表示部の前方に表示素子を配置する場合でも、表示品質を向上させることが可能な計器装置を提供できる。
(第1実施形態)以下、図面に基づいて本発明による計器装置の第1実施形態について説明する。図1〜図4は、本発明の第1実施形態を示すもので、図1は本発明の第1実施形態による計器装置の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図2中、一部を拡大して示す要部断面図、図4は同実施形態による指針の側面図である。
図1,図2において、本実施形態による計器装置は、回路基板1と、この回路基板1に導通装着され回転軸2が前方に延びる駆動装置3と、回転軸2にて回転駆動される指針4と、この指針4の背後に位置して回路基板1上に配置される指標板5と、この指標板5を覆うように指針4の前方側に配置される表示素子6と、指針4を照明する指針用光源7と、指標板5を照明する照明手段8と、回路基板1と指標板5との間に配置され指針用光源7を収納するケース体9と、指針4の後述する露出部や指標板5の後述する指標部を露出させるための見返し板10と、表示素子6の前方側に配置される透視パネル11とから構成される。
回路基板1は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、指針用光源7と、照明手段8の後述する光源と、駆動装置3を駆動・制御する駆動手段や抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)が前記配線パターンに導通接続されている。
駆動装置3は、可動磁石式計器またはステッピングモータからなり、回転軸2が回路基板1を貫通するように、その主要部が回路基板1の背後に装着され、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターン(前記駆動手段)に電気接続される。
指針4は、指示部41と、遮光性カバー42とを備えている。指示部41は、透光性合成樹脂からなり、回転軸2と略直交する方向に線状(細長棒状)に伸び、指標板5の後述する指標部を指示している。また、指示部41の回転中心領域Rには、図3に示すように背後に配置された指針用光源7から発せられる光を受光し、その光を指示部41の先端側に反射導光する受光部41aが形成されている。なお、41bは指示部41の背面に形成される橙色の透光性ホットスタンプ層であるが、この透光性ホットスタンプ層41bは指示部41の背面全体に形成する必要はなく、少なくとも遮光性カバー42から露出する指示部41の先端部41c背面のみに形成されていればよい。
遮光性カバー42は、例えば白色の合成樹脂からなり、受光部41aを含む指示部41の回転中心領域Rの外周を覆う第1のカバー42aと、指示部41の先端部41cを露出させそれ以外の領域の外周を覆う第2のカバー42bとを備えている(図4参照)。
第1のカバー42aは、その内部に空洞42cを有する略半球形状からなり、この空洞42cに受光部41aを含む指示部41の回転中心領域Rが収納されている。第2のカバー42bは、指示部41の先端部41c以外の領域を覆う略凹部形状からなり、図4に示すように先端部41cとの境界部41dから第1のカバー42aに至る指示部41の前面と側面を覆っている。なお、各カバー42a,42bは指針4の回転時に常時、表示素子6の後述する反射部の作用により観察者側からは視認されにくくなっており、前記反射部の周囲に延在する指示部41の先端部41cのみが表示素子6の後述する透視部を通じて観察者側から視認されるようになっている(図1参照)。
指標板5は、指針4の回転軌道に沿った円弧状の配列形状を有し指示部41(先端部41c)の指示対象となる目盛51a,数字51b並びにレッドゾーン領域に対応する着色部51cからなる指標部51と、この指標部51の背景を形成する地色部52とを有している。なお、指標部51の内側であって指針4の遮光性カバー42の回転領域に対応した地色部52の略中央部領域上方には表示素子6の前記反射板が位置しているため、地色部52の前記略中央部領域は遮光性カバー42と同様に前記反射板の作用により観察者側からは視認されにくくなっており、これにより地色部52は指標部51に対応した円環状を有するように視認される。なお、本実施形態における指標板5は自動車のエンジン回転計を示しており、着色部51cはエンジン回転数が8000〜9000r/min領域における各目盛51a内に設けられている。
また、これら指標部51、地色部52は透光性合成樹脂からなる薄板状の基材(図示せず)の前面に形成された印刷層からなり、指標部51の目盛51a,数字51bは例えば青色系の透光性インクにより形成され、指標部51の着色部51cは例えば赤色系の透光性インクにより形成され、地色部52は例えば白色系インクにより形成されている。なお、指標部51、地色部52の各印刷層はスクリーン印刷等の手段を用いて印刷形成されている。
表示素子6は、図示しないセンサ類からの検出信号(電気信号)に基づいて所定情報を表示する表示部Dを有しており、この場合、表示部Dは車両の速度を表示する速度表示部からなる第1の表示部D1と、車両の走行距離を表示する走行距離表示部である第2の表示部D2とを備えている。各表示部D1,D2は上下2段に並設され、上側には第1の表示部D1、下側には第2の表示部D2がそれぞれ所定桁数の「日」の字型セグメントからなるデジタル表示像として表示される。なお、表示部Dはドット型の表示部であってもよい。
また表示素子6は、例えば図3に示すように一対の透光性基板間に液晶を封入した液晶セル61の前後面に前面偏光膜62,背面偏光膜63をそれぞれ設けた液晶パネルからなる。前面偏光膜62は液晶セル61の表面に一様に貼り付けられ、また背面偏光膜63は液晶セル61の背面に部分的に貼り付けられいる。すなわち、この背面偏光膜63は指針4の遮光性カバー42の回転領域に対応した液晶セル61の背面中央領域に設けられており、その周囲には背面偏光膜63の形成されない抜き部64と後述する反射部が形成されない領域とで構成され、指針4の一部と指標部51を透視可能とする透視部Tが形成されている。
そして、背面偏光膜63の背面には反射部65が重ねて設けられており、この反射部65は、透視パネル11を通じて前方から入射した例えば自然光等の光を観察者側に反射し、また前記光源からの光を液晶セル61側に透過する例えばシルバー系の色調を有する半透過性印刷層からなる。また、反射部65は、指針4の回転中心領域Rを含む遮光性カバー42上に位置し、またその周囲には指針4の先端側である先端部41cが部分的に露出しており、この先端部41cが透視部Tを通じて観察者側に視認されるようになっている。つまり、本実施形態では透視部Tが反射部65の周囲に形成されている。なお、本実施形態では反射部65が自然光を反射する例を示したが、前方から光を入射することができれば人工光、すなわち専用の光源を用いてもよい。
また、液晶セル61は前記「日」の字型セグメントに対応して形成された電極への電圧印可により前記液晶の分子配列を変化させ、これにより各偏光膜62,63を通じて前記各「日」の字型セグメントの透過状態、不透過状態が切り換わるようになっている。例えば、本実施形態では前記透過状態のときには各表示部D1,D2を構成する所定のセグメントが観察者側に視認されず、前記不透過状態のときには所定のセグメントが観察者側に視認されるようになっており、車速センサ等の検出信号に応じて所定のセグメントが選択的に表示され、これにより観察者に前記検出信号に基づいて変動する数値表示を行っている。
指針用光源7は、例えば赤色光を発するチップ型発光ダイオードからなり、指針4の回転中心領域Rに対応する回路基板1上に複数個配置され、指示部41を発光させる発光体である。
照明手段8は、光源81と導光部材82とで構成され、光源81は見返し板10の背面側となる回路基板1上に複数個配置された例えば白色光を発するチップ型発光ダイオードからなる。導光部材82は、指標板5を取り巻く略筒状の透光性合成樹脂からなり、表示素子6と光源81との間に位置している。
導光部材82は、その底面を通じて各光源81からの光を導光部材82内に入射する入射部82aと、この入射部82aの上方に位置し入射部82aから採り入れた光を指標板5と表示素子6との間に位置する空間領域(照明室)S側に反射する傾斜面からなる反射部82bと、反射部82bの内側に位置し反射部82bからの光を空間領域S内に出射するための出射部82cとを有し、この場合、出射部82cは指標板5と表示素子6との間に位置する導光部材82の筒状内壁面によって形成され、指標板5の外周面に沿うように設けられている。
なお、82dは反射部82bを取り巻くように表示素子6の外周面に沿って延びる環状突出壁であり、この環状突出壁82dは、導光部材82に一体形成され、表示素子6の板面方向に対する位置ズレを防止するための位置決め部としての機能を有している。なお、表示素子6の板厚方向に対する保持は反射部82bの頂部にて行っている。
83は、導光部材82の前記筒状内壁面から内側に向けて略ドーナツ状に延長形成されると共に指標板5の外周部を保持する円環状導光板であり、この円環状導光板83は入射部82aを通じて導光部材82内に供給された光の一部を回転軸2側に拡散反射させるための反射壁83aを有している。83bは、円環状導光板83の背面において反射壁83aから回転軸2側に向かうに従って指標板5側に傾斜して延びる傾斜部であり、この傾斜部83bは表示素子6の抜き部64に対応するように設けられている。そして、反射壁83aを通じて円環状導光板83内に供給された光は傾斜部83bにより、指標板5側に導光され、この光が指標部51を透過することにより指標部51の目盛51a,数字51bが青色に発光し、指標部51の着色部51cが赤色に発光する。
ケース体9は、例えば白色系の合成樹脂からなり、略筒状に形成され、各指針用光源7を収納する収納部材としての機能、各指針用光源7から発せられた光を前方側(指針4の回転中心領域R側)に反射する反射部材としての機能、円環状導光板83と共に指標板5を保持する保持部材としての機能を有している。
見返し板10は、例えば黒色の合成樹脂からなり、指示部41、指標部51並びに各表示部D1,D2のそれぞれを露出する円環状の開口部10aを備えており、この開口部10aには透視パネル11を固定するための円環状の溝部10bが形成されている。
透視パネル11は、板状の透光性合成樹脂からなり、表示素子6の前方に配置されている。そして、透視パネル11の外周部が見返し板10の溝部10bに嵌合している。
このような構成において、自然光等の外光が透視パネル11を通じて前方から表示素子6側に入射する昼間等、周囲が明るい場合(指針用光源7、光源81の消灯時)においては、この入射光が表示素子6の前面偏光膜62、液晶セル61を透過する。さらに、この透過光は液晶セル61の背面に位置する背面偏光膜63側に向かう光と、透視部T(抜き部64)を通過して指針4や指標板5側に照射される光とに大別される。
背面偏光膜63に向かう光はこれを透過して反射部65に到達し、この反射部65に到達した光が反射部65を通じて前方に反射され、この反射光によって第1,第2の表示部D1,D2の背景となる背景部D3が反射部65自体の色調であるシルバー色により視認される。
一方、透視部Tを通じて指針4や指標板5側に照射される光のうち、背景部D3の周囲に露出する指示部41の先端部41cに照射される光は先端部41a内を透過して透光性ホットスタンプ層41bの前面で反射され、この反射光によって指示部41の先端部41cが橙色により視認される。また指標板5側に照射される光は指標部51並びに背景部D3を取り巻く地色部52の前面にで反射され、この反射光により目盛51a,数字51bが青色により視認されると共に着色部51cが赤色に視認され、また地色部52が白色により視認される。
従って、かかる外光反射の場合、特に指標板5と表示素子6との関係に着目すると、表示素子6における第1,第2の表示部D1,D2の背景部D3が指標板5の地色部52に対して前後差を有するように視認される。すなわち、この場合、表示素子6が所定間隔を有して指標板5の前方側に配置されていると共に、背景部D3を取り巻く環状の地色部52が背景部D3よりも明るく視認されるため、両者の色味の違いにより背景部D3が地色部52に対してこれよりも前方に突出するように前後差を有して見える。このため、各表示部D1,D2を含む背景部D3があたかも地色部52から浮かび上がっているかのように浮遊感を有して視認され、新規性のある見栄えを演出することができる。さらに、従来のように表示板の前方にフレーム体のごとき枠体が配置されていないことで、雑多感が払拭されると共に表示部の表示エリアを拡大することができるというメリットがある。
そして、外光が透視パネル11を通じて表示素子6側に入射しない夜間等、周囲が暗い場合において、指針用光源7、光源81が点灯すると、指針用光源7から発せられた光はケース体9を通じて前方側(指針4側)に反射されて指針4内にその回転中心領域Rの背後から入射する。この入射光は受光部41aを通じて指示部41の先端部41c側に反射導光され、透光性ホットスタンプ層41bによって着色されるが、この場合、透光性ホットスタンプ層41bの橙色は指示部41内に入射した入射光により吸収されるため、指示部41の先端部41cは指針用光源7の発光色である赤色に発光する。
また光源81から発せられた光は、これに対向する各入射部82aを通じて導光部材82内に入射され、この入射光は各入射部82aの真上に位置する導光部材82の反射部82bに向かう光と、円環状導光板83の反射壁83aに向かう光とに大別される。
導光部材82の反射部82bに向かう光は、この反射部82bによって出射部82c側に反射導光され出射部82cから出射する。さらに、この出射光は空間領域S内において指標板5の前面に向けて照射され、この光は指標板5の前面にあたって表示素子6側に反射される。なお、前記出射光の一部は第1のカバー42aの曲面にあたって表示素子6の中央領域側に反射されるようになっており、第1のカバー42a表面を曲面とすることで表示素子6の中央領域における光量不足を補っている。
このように指標板5の前面並びに遮光性カバー42を通じて表示素子6側に反射された光は、表示素子6、透視パネル11を透過して、観察者側に視認される。この際、表示素子6の反射部65を透過する透過光により第1,第2の表示部D1,D2の背景部D3が反射部65自体の色調であるシルバー色によって発光し、反射部65の非形成領域である透視部Tを透過する透過光により目盛51a,数字51bが青色に発光すると共に着色部51cが赤色に発光する、さらに地色部52が白色に発光する。
円環状導光板83の反射壁83aに向かう光は、反射壁83aによって指標板5に沿うように反射導光され、この反射光は傾斜部83bを通じて指標板5の背面側に導光される。そして、指標板5の背面側に導光された光は指標部51を透過することで、指標部51は前述した指標板5前方からの反射光並びに指標板5背後からの透過光によって、その目盛51a,数字51bが青色に発光すると共に着色部51cが赤色に発光する、さらに地色部52が白色に発光する。
従って、かかる光源81からの光供給によって指標板5と表示素子6が発光する場合であっても、表示素子6における第1,第2の表示部D1,D2の背景部D3が指標板5の地色部52に対して前後差を有するように照明される。すなわち、この場合、表示素子6が所定間隔を有して指標板5の前方側に配置されていると共に、背景部D3の周囲となる地色部52が背景部D3よりも明るく発光するため、両者の発光色の違いにより背景部D3が地色部52に対してこれよりも前方に突出するように前後差を有して見える。このため、各表示部D1,D2を含む背景部D3があたかも地色部52から浮かび上がっているかのように浮遊感を有して照明され、外光の有無(光源81の点灯、消灯)に関わらず新規性のある見栄えを演出することが可能となる。さらに、この場合においても、従来のように表示板の前方にフレーム体のごとき枠体が配置されていないことで、雑多感が払拭されると共に表示部の表示エリアを拡大することができるというメリットがある。
なお、このように本実施形態では、指標板5を発光させるための単一光源81を用いて指標板5の他に表示素子6をも同時に照明することが可能となるため、従来のように表示素子を照明するための専用の素子用光源が別途、不要となりコストダウンを達成することができる。
また本実施形態では、反射部65によって視認される背景部D3が指標部51に近接する円形に形成されていることにより、背景部D3を背景として表示される表示像の表示領域(表示面積)をより広く設定することができるという利点がある。なお、反射部65(背景部D3)の形状は円形に限らず矩形状や楕円形状等に設定してもよい。
また本実施形態では、円環状導光板83が導光部材82と一体形成され、指標部51を指標板5前方からの反射光と、円環状導光板83によって導光された指標板5背後からの透過光により照明する例について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば円環状導光板83を廃止して指標部51が指標板5前方側からの反射光のみにより照明されるようにしてもよい。
(第2実施形態)図5,図6は本発明の第2実施形態を示しており、本実施形態では、前記第1実施形態において指標板5に設けた指標部51が表示素子6の透視部T(抜き部64)に形成された例を示している。すなわち、透視部Tの背面には指針4の先端部41cの指示対象となる目盛66a,数字66b並びにレッドゾーン領域に対応する着色部66cからなる指標部66が形成されている。目盛66a,数字66bは例えば青色の印刷層により設けられ、着色部66cは例えば赤色の印刷層により設けられている。
このため、本第2実施形態では前記第1実施形態で採用した指標板5が指標部を有していないことから、この指標板5の替えて背景板100が採用されている。この背景板100には図示しない透光性合成樹脂からなる薄板状の基材上に例えば白色系インクからなる地色部102が形成されている。かかる実施形態においても、自然光等の外光が入射すると、各表示部D1,D2の背景部D3が反射部65自体の色調であるシルバー色で視認されると共に、背景部D3の周囲が指標部66の背景となる地色部102の色調である白色で視認されるため、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、光源81の点灯時においても、導光部材82を通じて空間領域S内に照射された光が指標板5の表面にあたって反射されることで、この反射光が反射部65と指標部66を有する透視部Tを透過するため、各表示部D1,D2の背景部D3が反射部65自体の色調であるシルバー色で発光すると共に、背景部D3の周囲が指標部66の背景となる地色部102の色調である白色で発光するため、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、この第2実施形態では、指標部66が表示素子6に形成されているため、前記第1実施形態にて指標板5の指標部51を透過照明する目的で採用した円環状導光板83を廃止することができる。
また前記各実施形態では、第1,第2の表示部D1,D2の背景部D3を形成する反射部65の色調がシルバー色に設定され、地色部52の色調が白色に設定された場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、反射部65並びに地色部52の色調は背景部D3の浮遊感を演出することができる色調であれば任意であり、例えば反射部65の色調を白色に設定し、地色部52の色調を青色、赤色、緑色等の明色系の色調に設定してもよい。
本発明の第1実施形態による計器装置の正面図である。 図1のA−A断面図である。 図2中、一部を拡大して示す要部断面図である。 同実施形態による指針の側面図である。 本発明の第2実施形態による計器装置の正面図である。 同実施形態による計器装置の要部断面図である。
符号の説明
1 回路基板
2 回転軸
3 駆動装置
4 指針
5 指標板
6 表示素子
8 照明手段
41 指示部
42 遮光性カバー
51,66 指標部
52 地色部
64 抜き部
65 反射部
81 光源
82 導光部材
82a 入射部
82b 反射部
82c 出射部
D 表示部
D1 第1の表示部
D2 第2の表示部
D3 背景部
R 回転中心領域
S 空間領域
T 透視部

Claims (7)

  1. 指針と、
    この指針の指示する指標部を有する指標板と、
    この指標板と前記指針の前方に配置され所定情報を表示する表示部を有する表示素子とを備え、
    前記表示素子が前方から入射した光を反射することにより前記表示部の背景を形成する反射部と、前記指針の少なくとも一部と前記指標部を透視可能な透視部とを有することを特徴とする計器装置。
  2. 指針と、
    この指針の指示する指標部を有する指標板と、
    この指標板と前記指針の前方に配置され所定情報を表示する表示部を有する表示素子と、
    前記指標板と前記表示素子との間に形成される空間領域に光を供給する照明手段とを備え、
    前記表示素子が前方から入射した光を反射し前記空間領域に至った前記照明手段の光を透過することにより前記表示部の背景を形成する半透過反射性の反射部と、前記指針の少なくとも一部と前記指標部を透視可能な透視部とを有することを特徴とする計器装置。
  3. 指針と、
    この指針の前方に配置され所定情報を表示する表示部を有する表示素子と、
    前記指針の背後に配置される背景板とを備え、
    前記表示素子が前方から入射した光を反射することにより前記表示部の背景を形成する反射部と、前記指針の少なくとも一部を透視可能な透視部とを有し、
    前記透視部に前記指針の指示する指標部を設けたことを特徴とする計器装置。
  4. 指針と、
    この指針の前方に配置され所定情報を表示する表示部を有する表示素子と、
    前記指針の背後に配置される背景板と、
    この背景板と前記表示素子との間に形成される空間領域に光を供給する照明手段とを備え、
    前記表示素子が前方から入射した光を反射し前記空間領域に至った前記照明手段の光を透過することにより前記表示部の背景を形成する半透過反射性の反射部と、前記指針の少なくとも一部を透視可能な透視部とを有し、
    前記透視部に前記指針の指示する指標部を設けたことを特徴とする計器装置。
  5. 前記反射部の反射により形成される前記表示部の背景色が前記指標部の背景を形成する地色部とは異なることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1つに記載の計器装置。
  6. 前記表示部が前記指針の回転中心領域上に形成され、前記反射部が前記指針の先端を視認できるように前記回転中心領域上に形成されることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1つに記載の計器装置。
  7. 前記反射部が前記指標部に近接する円形に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか1つに記載の計器装置。
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