JP2007033268A - 車両用指針計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光学的擬似指針の形成方法に工夫を凝らして、コストを抑制しつつ斬新な見映えの車両用指針計器を提供する。
【解決手段】 指針形成板3を円錐面として形成するとともに、指針形成板3上に複数の溝31を互いに同心円状に且つ指針形成板3と同軸上に設けている。そして、光源である発光ダイオード4、7を、指針形成板3の外周側に配置している。これにより、各溝31の発光ダイオード4、7からの光が入射する壁面32は発光ダイオード4、7に対して凸面鏡として作用し、指針形成板3の裏側に縮小正立虚像が形成され、これらの縮小正立虚像の集合が線状を成して指針T1、T2として視認される。従来の指針計器おいて光源からの光を2回反射させて光学的擬似指針を形成する構成と比較して構造を単純化し組付け工数を低減できる。したがって、コストを抑制しつつ斬新な見映えのコンビネーションメータ1を実現することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、たとえば自動車等に搭載される車両用指針計器に係わり、特に光学的に表示される擬似指針を有する車両用指針計器に関するものである。
従来、たとえば、自動車に搭載される速度計等に適用される車両用指針計器であって、特に光学的に表示される擬似指針を有する車両用指針計器としては、ムーブメントの出力軸端に光源である光ビーム投射手段を取り付け、光ビーム投射手段からの光を表示部およびミラーで反射させ、その反射像、つまり反射虚像により光学的擬似指針を形成している。検出される物理量の変化に連動してムーブメントの出力軸が回転すると、この光学的擬似指針も回転する(特許文献1参照)。
特許番号第2907261号
しかし、上述の特許文献1に開示される指針計器においては、光ビーム投射手段からの光を2回反射させて光学的擬似指針を形成するので反射による光量損失が多く、光学的擬似指針の良好な視認性を確保するためには、光源の発光輝度を高める必要がある。
また、光ビーム投射手段からの光を2回反射させる構成のため、2つの反射手段である表示部とミラーとの位置関係精度を高くする必要があり、そのために、指針計器の組立工程における作業工数が増大し車両用指針計器のコストが増大するという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、光学的擬似指針の形成方法に工夫を凝らして、コストを抑制しつつ斬新な見映えの車両用指針計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の車両用指針計器は、複数の溝が互いに同心円状に形成された基板と、基板に光を照射可能に配置された光源と、基板の外周側に配置された文字盤とを備え、基板は溝と同軸上の回転面状の凸面として形成され、光源は基板の外周側または基板の中心側に配置され、光源から発せられた光が基板で反射して基板上に結像される反射像を指針としたことを特徴としている。
この構成において、光源からの光は、基板に形成された各溝の内壁面で反射されて反射像が結像される。各溝が互いに同心円状且つ回転面状の凸面である基板と同軸上に形成されているため、これらの反射像の集合は、視認者から見ると、回転面を形成する回転要素を回転面の回転軸方向から見た時の投影線である直線として視認される。言い換えるとこれらの反射像の集合は、基板の稜線を成すように見える。つまり、これらの反射像の集合は基板の中心軸を通る直線として視認される。
したがって、光源の位置が基板の周方向に沿って変化しても、各溝による光源の反射像の集合である直線は、常に基板の中心軸を通る直線として形成される。すなわち、光源の位置が基板の周方向に沿って変化すると、反射像の集合である直線は、基板の中心軸回りに回転するように視認される。
これにより、各溝による光源の反射像の集合である直線は、光学的擬似指針としての機能を果たすことができる。
光源が基板の外周側に配置された場合、基板の各溝における光源からの光が入射する壁面は、光源側に向かって凸である曲面となるので、各壁面は、光源に対して凸面鏡相当の機能を果たすことになる。すなわち、各壁面の裏側(視認者から見て基板の向こう側)に、光源の反射像としての、大きさが縮小された正立虚像が形成される。視認者がこれらを見ると、同心円状に並んだ各壁面の裏側に光源の正立虚像が結像して見える。
すなわち、これらの正立虚像は、その大きさは光源の大きさより縮小され、且つその位置は基板の裏側(視認者から見て基板の向こう側)に結像されるため、指針としての見映えがシャープなものとなりしたがって、指針計器の指針として最適なものとなる。
一方、光源が基板の中心側に配置された場合、基板の各溝における光源からの光が入射する壁面は、光源側に向かって凹である曲面となるので、各壁面は、光源に対して凹面鏡相当の機能を果たすことになる。すなわち、各壁面上(視認者から見て基板の手前側)に、光源の反射像としての、大きさが縮小された倒立実像が形成される。視認者がこれらを見ると、同心円状に並んだ各壁面上に光源の倒立実像が結像して見える。
すなわち、これらの倒立実像は、その大きさは光源の大きさより縮小され、且つその位置は基板上(視認者から見て基板の手前側)に結像されるため、指針としての見映えがシャープなものとなりしたがって、指針計器の指針として最適なものとなる。
なお、光源が基板の外周側に配置された場合、基板の各溝の壁面に形成される光源の倒立実像の結像位置が基板上(視認者から見て基板の手前側)であるため、光学的擬似指針が基板から浮き上がって視認される。これにより、光源が基板の外周側に配置された場合とは全く異なる見映えの光学的擬似指針を形成することができる。
上述の構成によれば、光源からの光を一つの部品である基盤に入射させ、その反射光により基板上に結像される反射像を光学的光学的擬似指針として利用することができる。したがって、本発明の請求項1に記載の車両用指針計器における光学的擬似指針形成手段は、従来の指針計器おいて光源からの光を2回反射させて光学的擬似指針を形成する構成と比較して構造が単純であり、それにより、組付け工数を低減できる。
また、本発明の請求項1に記載の車両用指針計器では、基板に設けられた各溝が光源に対して凸面鏡あるいは凹面鏡に相当する機能を果たすため、反射像(正立虚像あるいは倒立実像)の大きさは実際の光源の大きさよりも縮小される。したがって、一般的な光放射角度の光源、たとえば一般的な発光ダイオードや電球等を用いても、細く高輝度の擬似指針を形成することができる。したがって、高価なレーザ光源、あるいは帯状の光線を生成するための光学的部材等が不要となる。
以上により、コストを抑制しつつ斬新な見映えの車両用指針計器を実現することができる。
本発明の請求項2に記載の車両用指針計器は、基板は溝と同軸上の円錐面として形成されることを特徴としている。
この場合、基板上に、計器の指針としての反射像を確実に結像することができる。
本発明の請求項3に記載の車両用指針計器は、複数の溝が互いに同心円状に形成された基板と、基板に光を照射可能に配置された光源と、基板の外周側に配置された文字盤とを備え、基板は溝と同軸上の円板状に形成され、光源は基板の外周側または基板の中心側に配置され、光源から発せられた光が基板で反射して基板上に結像される反射像を指針としたことを特徴としている。
この構成において、光源からの光は、基板に形成された各溝の内壁面で反射されて反射像が結像される。各溝が互いに同心円状且つ円板状の基板と同軸上に形成されているため、これらの反射像の集合は、視認者から見ると、基板を形成する円板の半径として視認される。すなわち、これらの反射像の集合は、基板の中心を通る直線として視認される。
したがって、光源の位置が基板の周方向に沿って変化しても、各溝による光源の反射像の集合である直線は、常に基板の中心を通る直線として形成される。すなわち、光源の位置が基板の周方向に沿って変化すると、反射像の集合である直線は、基板の中心回りに回転するように視認される。
これにより、各溝による光源の反射像の集合である直線は、光学的擬似指針としての機能を果たすことができる。
光源が基板の外周側に配置された場合、基板の各溝における光源からの光が入射する壁面は、光源側に向かって凸である曲面となるので、各壁面は、光源に対して凸面鏡相当の機能を果たすことになる。すなわち、各壁面の裏側(視認者から見て基板の向こう側)に、光源の反射像としての、大きさが縮小された正立虚像が形成される。視認者がこれらを見ると、同心円状に並んだ各壁面の裏側に光源の正立虚像が結像して見える。
すなわち、これらの正立虚像は、その大きさは光源の大きさより縮小され、且つその位置は基板の裏側(視認者から見て基板の向こう側)に結像されるため、指針としての見映えがシャープなものとなりしたがって、指針計器の指針として最適なものとなる。
一方、光源が基板の外周側に配置された場合、基板の各溝における光源からの光が入射する壁面は、光源側に向かって凹である曲面となるので、各壁面は、光源に対して凹面鏡相当の機能を果たすことになる。すなわち、各壁面上(視認者から見て基板の手前側)に、光源の反射像としての、大きさが縮小された倒立実像が形成される。視認者がこれらを見ると、同心円状に並んだ各壁面上に光源の倒立実像が結像して見える。
すなわち、こえらの倒立実像は、その大きさは光源の大きさより縮小され、且つその位置は基板上(視認者から見て基板の手前側)に結像されるため、指針としての見映えがシャープなものとなりしたがって、指針計器の指針として最適なものとなる。
なお、光源が基板の外周側に配置された場合、基板の各溝の壁面に形成される光源の倒立実像の結像位置が基板上(視認者から見て基板の手前側)であるため、光学的擬似指針が基板から浮き上がって視認される。これにより、光源が基板の外周側に配置された場合とは全く異なる見映えの光学的擬似指針を形成することができる。
上述の構成によれば、光源からの光を一つの部品である基盤に入射させ、その反射光により基板上に結像される反射像を光学的光学的擬似指針として利用することができる。したがって、本発明の請求項3に記載の車両用指針計器における光学的擬似指針形成手段は、従来の指針計器おいて光源からの光を2回反射させて光学的擬似指針を形成する構成と比較して構造が単純であり、それにより、組付け工数を低減できる。
また、本発明の請求項3に記載の車両用指針計器では、基板に設けられた各溝が光源に対して凸面鏡あるいは凹面鏡に相当する機能を果たすため、反射像(正立虚像あるいは倒立実像)の大きさは実際の光源の大きさよりも縮小される。したがって、一般的な光放射角度の光源、たとえば一般的な発光ダイオードや電球等を用いても、細く高輝度の擬似指針を形成することができる。したがって、高価なレーザ光源、あるいは帯状の光線を生成するための光学的部材等が不要となる。
以上により、コストを抑制しつつ斬新な見映えの車両用指針計器を実現することができる。
本発明の請求項4に記載の車両用指針計器は、複数の溝が互いに同心円状に形成された基板と、基板に光を照射可能に配置された光源と、基板の外周側に配置された文字盤とを備え、基板は溝と同軸上の回転面状の凹面として形成され、光源は基板の外周側に配置され、光源から発せられた光が基板で反射して基板上に結像される反射像を指針としたことを特徴としている。
この構成において、光源からの光は、基板に形成された各溝の内壁面で反射されて反射像が結像される。各溝が互いに同心円状且つ回転面状の凹面である基板と同軸上に形成されているため、これらの反射像の集合は、視認者から見ると、回転面を形成する回転要素を回転面の回転軸方向から見た時の投影線である直線として視認される。言い換えるとこれらの反射像の集合は、基板の稜線を成すように見える。つまり、これらの反射像の集合は基板の中心軸を通る直線として視認される。
したがって、光源の位置が基板の周方向に沿って変化しても、各溝による光源の反射像の集合である直線は、常に基板の中心軸を通る直線として形成される。すなわち、光源の位置が基板の周方向に沿って変化すると、反射像の集合である直線は、基板の中心軸回りに回転するように視認される。
これにより、各溝による光源の反射像の集合である直線は、光学的擬似指針としての機能を果たすことができる。
この場合、光源が基板の外周側に配置されているので、基板の各溝における光源からの光が入射する壁面は、光源側に向かって凸である曲面となるので、各壁面は、光源に対して凸面鏡相当の機能を果たすことになる。すなわち、各壁面の裏側(視認者から見て基板の向こう側)に、光源の反射像としての、大きさが縮小された正立虚像が形成される。視認者がこれらを見ると、同心円状に並んだ各壁面の裏側に光源の正立虚像が結像して見える。
すなわち、これらの正立虚像は、その大きさは光源の大きさより縮小され、且つその位置は基板の裏側(視認者から見て基板の向こう側)に結像されるため、指針としての見映えがシャープなものとなりしたがって、指針計器の指針として最適なものとなる。
上述の構成によれば、光源からの光を一つの部品である基盤に入射させ、その反射光により基板上に結像される反射像を光学的光学的擬似指針として利用することができる。したがって、本発明の請求項4に記載の車両用指針計器における光学的擬似指針形成手段は、従来の指針計器おいて光源からの光を2回反射させて光学的擬似指針を形成する構成と比較して構造が単純であり、それにより、組付け工数を低減できる。
また、本発明の請求項4に記載の車両用指針計器では、基板に設けられた各溝が光源に対して凸面鏡に相当する機能を果たすため、反射像である正立虚像の大きさは実際の光源の大きさよりも縮小される。したがって、一般的な光放射角度の光源、たとえば一般的な発光ダイオードや電球等を用いても、細く高輝度の擬似指針を形成することができる。したがって、高価なレーザ光源、あるいは帯状の光線を生成するための光学的部材等が不要となる。
以上により、コストを抑制しつつ斬新な見映えの車両用指針計器を実現することができる。
本発明の請求項5に記載の車両用指針計器は、光源は基板の溝の中心軸を回転軸として回転自在に保持されることを特徴としている。
このような構成によれば、通常の実体指針を用いる指針計器の場合と同様に、測定した物理量の変動に連動させて光学的擬似指針を回転させることができる。特に、測定対象となる物理量の変動度合いの大きい場合、たとえば、車両の走行速度あるいはエンジン回転速度等を指示するための車両用指針計器には好適となる。さらに、光源を回転駆動するための動力装置として通常の実体指針を用いた指針計器で使用されるムーブメントを流用できるので、安価なメカニズムにより光学的擬似指針を回転させることができる。
本発明の請求項6に記載の車両用指針計器は、複数個の光源が基板の溝と同軸の円弧に沿って配列され、点灯される光源が順次切り替えられることを特徴としている。
このような構成によれば、光源等の電子素子と比べて体格が大きく且つ高価なムーブメント等の回転駆動装置を用いずに光学的擬似指針を回転表示させることができる。したがって、光学的擬似指針を用いた車両用指針計器の内部スペースを有効利用するとともに、製作コストを低減することができる。特に、測定対象となる物理量の変動度合いの大きい場合、たとえば、車両の燃料タンク内残存燃料量あるいはエンジンの冷却水温度等を指示するための車両用指針計器には好適となる。
本発明の請求項7に記載の車両用指針計器は、光源は発光ダイオードであることを特徴としている。
この場合、発光ダイオードは各種機器において光源として大量に使用されて安価であり、さらに発光ダイオードを点灯させる電気回路も安価であるので、車両用指針計器の製作コストを低減することができる。
以下、本発明による車両用指針計器を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に、図面に基づいて説明する。なお、各図において、同一構成部分には同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の正面図である。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3は、図2中のIII−III線断面図である。
図4は、図2中のIII−III線断面図である。
図5は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
コンビネーションメータ1は、当該自動車の車室内の運転席前方に設けられ、当該自動車の作動状態に関わる情報、たとえば走行速度等を指針の回動等により運転者が視認可能に表示するものである。本発明による車両用指針計器としての当該自動車の走行速度を指示する速度計S、および燃料タンク内の残存燃料量を指示する燃料計Fを示す。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1は、図1に示すように、当該自動車の走行速度を指示する指針計器としての速度計S、当該自動車の燃料タンク内残存燃料量を指示する指針計器としての燃料計F、および当該自動車の累積走行距離を指示するデジタル計器としての距離計Dを備えている。
以下に、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の構成について説明する。
文字板2は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から円環状に形成されている。文字板2は、図2に示すように、速度計Sおよび燃料計Fを構成する目盛21、数字22、文字23および図形24を備えている。これらの目盛21、数字22、文字23および図形24は、印刷あるいはホットスタンプ等を施して形成されている。すなわち、文字板2の表面(図2において右側の面)に、目盛21、数字22、文字23および図形24を包含するようにたとえば白色または黄色の透光性着色層を設け、続いて文字板2の表面の目盛21、数字22、文字23および図形24を除いた部分へ、たとえば濃灰色の遮光性着色層を設けて形成している。文字盤2の裏面(図2において左側の面)には、遮光性の明色(白色、銀色等)着色層が設けられている。また、文字板2の外周側端面には、図2に示すように、発光ダイオード9が、文字板2内に光を入射可能に、つまり円環状の中心へ向けて光を入射するように配置されている。これにより、目盛21、数字22、文字23および図形24は、発光ダイオード9からの光により透過照明されて、白色または黄色により発光表示される。
文字板2は、図2に示すように、その外周部において、見返し板13に保持固定されている。
文字板2の背面側(図2において左側)には、基板である指針形成板3が配置されている。指針形成板3は、図2に示すように、回転面状の凸面である円錐面として形成されている。指針形成板3は、図2に示すように、文字板2と同軸上に配置され且つ指針形成板3の外周は視認方向(図2の左右方向)において文字板2と重ねて配置されている。
指針形成板3の表面(図2において右側の面)には、図1に示すように、互いに同心円状の複数の溝31が設けられている。これらの溝31は、指針形成板3を成す円錐面の軸と同軸上に形成されている。指針形成板3は樹脂材料から型成形により形成され、溝31も型転写により形成されている。本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の指針形成板3においては、光反射率を高めるために、樹脂の表面にクローム等の金属めっきを施している。溝31は、図3に示すように、断面略V字上に形成されている。すなわち、溝31は、円錐の中心側の壁面32および円錐の外周側の壁面33とから構成されている。壁面32は、円錐の外周側に向かって凸の凸面状を成し、一方へ壁面33は円錐の中心側に向かって凹の凹面状を成している。
指針形成板3の円錐の中心側には、図2に示すように、後述する液晶表示器10を視認させるための開口窓34が設けられている。開口窓34は、指針形成板3を成す円錐面の軸と同軸上の円形に形成されている。
指針形成板3は、図2に示すように、ブラケット11に保持固定され、このブラケット11がケーシング12に固定されている。つまり、指針形成板3は、ブラケット11を介してケーシング12に固定されている。一方、ケーシング12には、図2に示すように、文字板2を保持している見返し板13が固定されている。これにより、文字板2および指針形成板3は高い位置関係精度を維持しつつケーシング11に固定されている。
なお、ケーシング12および見返し板13は、樹脂材料から形成されている。
指針形成板3の外周側には、図2に示すように、光源である発光ダイオード4が配置されている。発光ダイオード4は、図2に示すように、指針形成板3の表面に光を入射可能且つ指針形成板3の外周と隙間を隔てて配置されている。発光ダイオード4は、図2に示すように、指示アーム5の端部に固定されている。
指針形成板3の背面側(図2において左側)には、指示アーム5を回転させる、すなわち発光ダイオード4を指針形成板3の外周に沿って回転させるためのムーブメント6が配置されている。ムーブメント6は、たとえばステッピングモータあるいは交差コイル式駆動装置等からなり、外部からの電気信号、すなわち本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては車速信号、に基づいて後述する制御回路14により回転軸であるシャフト61を所定角度だけ回転させる。すなわち、発光ダイオード4が発する光により指針形成板3上に光学的擬似指針T1を形成するとともに、ムーブメント6により、発光ダイオード4を回転させて光学的擬似指針T1を回転させることにより、速度計Sが当該自動車の走行速度を指示する。
シャフト61は、図2に示すように、指針形成板3の円錐面と同軸上に配置されるとともに、その先端に指示アーム5が固定されている。したがって、制御回路14によりムーブメント6が駆動されてシャフト61が回転すると、発光ダイオード4は、指針形成板3の外周を指針形成板3と同軸上に回転することになる。
ここで、指示アーム5に固定された発光ダイオード4への給電手段として、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、フレキシブルプリント基板(図示せず)を用いている。これは、帯状のフレキシブルプリント基板をムーブメント6のシャフト61の回りに渦巻き状に配置し、例えば渦巻きの内側端部を指示アーム5に固定し且つ発光ダイオード4に電機的に接続するとともに、渦巻きの外側端部をムーブメント6に固定し、ムーブメント6を介して後述するプリント基板8に電気的に接続している。これにより、シャフト61の回転による指示アーム5とムーブメント6との相対角度変化を、渦巻き状のフレキシブルプリント基板の曲率変化により吸収して、シャフト61の滑らかな回転を妨げずに、指示アーム5に固定された発光ダイオード4に給電することができる。なお、この、フレキシブルプリント基板を用いた回転指針に固定された光源への給電方法は、特許第2526467号公報に記載の方法と同じである。
ムーブメント6は、図2に示すように、指針形成板3の裏面側(図2において左側)に配置されたプリント基板8に実装・固定されている。
プリント基板8は、たとえば、ガラスエポキシ基板等からなり、コンビネーションメータ1の電気回路部を構成している。また、プリント基板8には、ムーブメント6の駆動制御、発光ダイオード4の点灯・消灯制御、文字板2照明用の発光ダイオード9の点灯・消灯制御を行う制御回路14が実装されている。制御回路14は、たとえば、マイクロコンピュータ等から構成されている。
一方、ブラケット11には、図2に示すように、燃料計Fとしての光学的擬似指針T2を形成するための光源である発光ダイオード7が固定されている。発光ダイオード7は、図3に示すように、複数個、詳しくは燃料計Fに係る目盛21の本数と同数、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては17個設けられている。17個の発光ダイオード7は、指針形成板3の溝31と同軸の円弧に沿うように且つ指針形成板3の表面に光を入射可能に配置されている。また、各発光ダイオード7の光軸は対応する目盛と平行且つ指針形成板3の中心に向かうようにして配置されている。
17個の発光ダイオード7の点灯駆動制御は、後述する制御回路14により行われる。すなわち、制御回路14は、燃料タンク(図示せず)内の燃料液面位置を検出する液面検出センサ18からの検出信号に基づいて燃料タンク内残存燃料量を算出し、算出した残存燃料量に相当する目盛21に対応した発光ダイオード7を点灯させ、残りの16個の発光ダイオード7を消灯させる。点灯された発光ダイオード7により、図1に示すように、指針形成板3上に指針T2が形成される。当該自動車の走行に伴い燃料タンク内残存燃料量が減少すると、それに応じて、制御回路14は、発光させる発光ダイオード7を切替え、燃料計Fにおける指針T2の角度が燃料量減少側に一目盛分回転する。
指針形成板3の中央部には、図2に示すように、指針形成板3の開口窓34に望んで距離計Dとしての液晶表示器10が配置されている。液晶表示器10としてはセグメントタイプあるいはドットマトリクスタイプの液晶表示器が用いられ、当該自動車の累積走行距離を、図1に示すように、数字で表示している。液晶表示器10は、図2に示すように、ブラケット11に保持固定されている。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成、およびその作動について、図5の電気回路構成図に基づき説明する。
図5に示すように、制御回路14には、バッテリ16から電力が常時供給されている。また、制御回路14には、イグニッションスイッチ15が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。制御回路14には、その制御対象としての、発光ダイオード4、7、9、およびムーブメント6が接続されている。また、制御回路14には、車速センサ17および液面検出センサ18が接続されている。
なお、車速センサ17は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、当該自動車の変速機の出力軸、つまりプロペラシャフトの回転数を検出している。したがって、車速センサ17の検出信号に基づいて、走行速度および走行距離の両方を算出することができる。
(1)イグニッションスイッチ15がONされた場合。
運転者によりイグニッションスイッチ15がONされると、制御回路14はイグニッションスイッチ15がONされたことを検知して、発光ダイオード4、7、9を点灯させる。発光ダイオード9からの光により、文字板2が透過照明されて目盛21、数字22、文字23および図形24が発光表示される。また、発光ダイオード4、7からの光が指針形成板3を照射して、光学的擬似指針としての指針T1およびT2が速度計Sおよび燃料計F上に形成される。同時に制御回路14は、液晶表示器10を駆動して累積走行距離を表示させる。続いて、制御回路14は、車速センサ17からの検出信号を基に当該自動車の走行速度を算出し、それによりムーブメント6を駆動してシャフト61を当該自動車の走行速度に対応する角度に回転させる。これにより、指針T1が回転して速度計S上で当該自動車の走行速度を指示する。同時に制御回路14は、液面検出センサ18からの検出信号を基に燃料タンク内残存燃料量を算出し、この残存燃料量に相当する目盛21に対応した発光ダイオード7を点灯させ、残りの16個の発光ダイオード7を消灯させる。点灯された発光ダイオード7により指針T2が形成され燃料計F上で残存燃料量を指示する。同時に制御回路14は、車速センサ17からの検出信号を基に当該自動車の走行距離を算出し、それにより液晶表示器10を駆動して走行距離をデジタル表示する。
(2)イグニッションスイッチ15がOFFされた場合。
運転者によりイグニッションスイッチ15がOFFされると、制御回路14は、イグニッションスイッチ15がOFFされたことを検知して、発光ダイオード4、7、9への通電を停止してこれらを消灯させる。これにより、文字板2上の目盛21、数字22、文字23および図形24の表示が消えると同時に、指針形成板3上の指針T1、T2が消える。
次に、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の特徴である、擬似指針形成手段である指針形成板3の構成の作用・効果について説明する。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1では、基板である指針形成板3を回転面状の凸面としての円錐面として形成するとともに、指針形成板3上に複数の溝31を互いに同心円状に且つ指針形成板3と同軸上に設けている。そして、光源である発光ダイオード4、7を、指針形成板3の外周側に配置している。
この構成によれば、指針形成板3の各溝31における発光ダイオード4、7からの光が入射する壁面32は、指針形成板3の外周側、すなわち発光ダイオード4、7側に向かって凸である曲面となるので、各壁面32は、発光ダイオード4、7源に対して凸面鏡相当の機能を果たすことになる。すなわち、各壁面32の裏側(視認者から見て指針形成板3の向こう側)に、発光ダイオード4、7の反射像としての、大きさが縮小された正立虚像が形成される。視認者がこれらを見ると、同心円状に並んだ各壁面32の裏側に発光ダイオード4、7の正立虚像が結像して見える。
これらの正立虚像の集合は、視認者から見ると、指針形成板3を形成する円錐面の中心軸方向から見た時の投影線である直線として視認される。言い換えるとこれらの正立虚像の集合は、指針形成板3の稜線を成すように見える。つまり、これらの正立虚像の集合は指針形成板3の中心軸を通る直線として視認される。このため、発光ダイオード4、7の位置が指針形成板3の周方向に沿って変化しても、各溝31の壁面32に結像される発光ダイオード4、7の正立虚像の集合である直線は、常に指針形成板3の中心軸を通る直線として形成される。すなわち、発光ダイオード4、7の正立虚像の集合である直線、つまり図1における指針T1、T2は、指針形成板3の中心軸回りに回転するように視認されるので、将に光学的擬似指針としての機能を果たすことができる。
また、各溝31の壁面32に結像される正立虚像は、その大きさは発光ダイオード4、7の大きさより縮小され、且つその位置は指針形成板3の裏側(視認者から見て基板の向こう側)に結像されるため、指針としての見映えがシャープなものとなり、したがって、指針計器の指針として最適なものとなる。
さらに、指針形成板3に設けられた各溝31の壁面32が発光ダイオード4、7に対して凸面鏡に相当する機能を果たし正立虚像の大きさが実際の発光ダイオード4、7の大きさよりも縮小される。したがって、発光ダイオード4、7として、一般的な光放射角度の汎用発光ダイオードや電球等を用いても、細く高輝度の指針T1、T2を形成することができる。したがって、高価なレーザ光源、あるいは帯状の光線を生成するための光学的部材等が不要となる。
以上により、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1では、従来の指針計器おいて光源からの光を2回反射させて光学的擬似指針を形成する構成と比較して構造を単純化することができ、それにより、組付け工数を低減できる。したがって、コストを抑制しつつ斬新な見映えのコンビネーションメータ1を実現することができる。
この場合、各溝31の壁面32の傾斜角度は、発光ダイオード4、7からの光が運転者の視認方向に向けて反射されるような角度に設定すれば、指針T1、T2の見映えを、よりシャープ且つ高輝度とすることができる。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1では、速度計Sの指針T1を回転表示させるために、回動内機であるムーブメント6により、発光ダイオード4を指針形成板3の外周に沿って回転させている。
これにより、通常の実体指針を用いた指針計器としての速度計と同等の応答性を有する速度計Sを実現できる。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1では、燃料計Fの指針T2を回転表示させるために、発光ダイオード7を複数個、つまり図3に示すように、燃料計Fに係る目盛21の本数と同数、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては17個設けている。制御回路14は、算出された残存燃料量に相当する目盛21に対応した発光ダイオード7のみを点灯させ、残りの16個の発光ダイオード7を消灯させている。そして、制御回路14は、残存燃料量の変化に応じて点灯させる発光ダイオード7を切替える。それにより、指針T2が回転するように見える。燃料計Fにおいては、指示される物理量である残存燃料量の変化度合いが緩やかであるため、このような方法で指針T2を回転表示しても実用上全く問題がない。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、指針T1、T2の回転機構として上述した2種類の機構を採用したことにより、速度計Sおよび燃料計Fの目盛21および数字22等を同一円弧上に配置し、且つ指針T1、T2の回転中心を一致させて表示することができる。これにより、斬新な見映えを有するコンビネーションメータ1を容易に実現することができる。
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、速度計Sおよび燃料計Fを指針計器として構成したが、これらの組み合わせに限定する必要はなく、速度計Sを当該自動車のエンジン回転速度を指示するタコメータ等に置換えたり、燃料計Fを当該自動車のエンジン冷却水温度を指示する水温計等に置換えたりしてもよい。あるいは、ムーブメント6を用いた指針計器一つと、複数の発光ダイオードを用いた指針計器複数個を同一円弧上に配置してもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、液晶表示器10を走行距離を表示する距離計Dとして用いているが、液晶表示器10に表示させる対象を走行距離に限定する必要はなく、自動車に係る他の情報、たとえば室内温度、バッテリ電圧、各種警告表示を表示してもよい。あるいは、液晶表示器10を装着しない構成としてもよい。
(第2実施形態)
図6に、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図を示す。
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1に対して、速度計Sの指針T1を形成するための光源である発光ダイオード4の位置を変更している。すなわち、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1では、図6に示すように、指示アーム5の形状を変更して指針形成板3の開口窓34内に発光ダイオード4を配置して、開口窓34の周縁から指針形成板3の外周側へ向けて光を照射させている。
なお、発光ダイオード4を開口窓34内に配置したことにより、液晶表示器10はとりはずされている。
指針形成板3の中心部には、指針形成板3の開口窓34を覆うように遮光キャップ19が取り付けられている。遮光キャップ19は、たとえば樹脂材料等から形成され、開口窓34を通してコンビネーションメータ1の内部が視認者に見えること、および発光ダイオード4からの光が直接視認者の目に入射して眩しく感じることを防止している。
ここで、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1における速度計Sの指針T1の見映えについて説明する。
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1では、発光ダイオード4が指針形成板3の中心側に配置されているので、指針形成板3の各溝31における壁面33は、発光ダイオード4側に向かって凹である曲面となるので、各壁面33は、発光ダイオード4に対して凹面鏡としての機能を果たすことになる。すなわち、各壁面33上(運転者から見て指針形成板3の手前側)に、発光ダイオード4の反射像としての、大きさが縮小された倒立実像が形成される。
このため、指針T1は、シャープで高輝度な見映えとなるとともに、指針形成板3の手前側に浮き上がって見える。したがって、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の速度計Sの指針T1とは異なる見映えを得ることができる。
なお、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1では、燃料計Fの指針T2は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の燃料計Fの場合と同様に、凸面鏡による正立虚像として指針形成板3の向こう側に視認される。したがって、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1では、各指針T1、T2の見映えを互いに異なるものとして、より斬新な見映えを得ることができる。
(第3実施形態)
図7に、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図を示す。
本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1に対して、指針形成板3の形状を変更したものである。すなわち、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1では、指針形成板3の形状を、図7に示すように、平板の円板状としている。指針形成板3に形成される同心円状の各溝31は、指針形成板3を成す円板と同軸上に配置されている。
本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1においても、本発明の第1実施形態の場合と同様に、指針T1、T2を円板状の指針形成板3上に光学的擬似指針として形成することができる。
(第4実施形態)
図8に、本発明の第4実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図を示す。
本発明の第4実施形態によるコンビネーションメータ1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1に対して、指針形成板3の形状を変更したものである。すなわち、本発明の第4実施形態によるコンビネーションメータ1では、指針形成板3の形状を、図8に示すように、回転面状の凹面としている。指針形成板3に形成される同心円状の各溝31は、指針形成板3を成す回転面状の凹面と同軸上に配置されている。
本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1においても、本発明の第1実施形態の場合と同様に、指針T1、T2を円板状の指針形成板3上に光学的擬似指針として形成することができる。
なお、以上説明した、本発明の第1〜第4実施形態によるコンビネーションメータ1においては、指針形成板3を樹脂成型により形成しさらに金属めっきを施しているが、このような構成に限定されるものではなく、他の材質から形成してもよい。たとえば、アルミニウム等の金属材料から形成し、溝31を機械加工を施して形成してもよい。あるいは、金属材料から形成した上にめっきを施してもよい。
本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図2中のIII−III線断面図である。 図2中のIV部拡大図である。 本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図である。 本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図である。 本発明の第4実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用指針計器)
2 文字板
21 目盛
22 数字
23 文字
24 図形
3 指針形成板(基板)
31 溝
32 壁面
33 壁面
34 開口窓
4 発光ダイオード(光源)
5 指示アーム
6 ムーブメント
61 シャフト
7 発光ダイオード(光源)
8 プリント基板
9 発光ダイオード
10 液晶表示器
11 ブラケット
12 ケーシング
13 見返し板
14 制御回路
15 イグニッションスイッチ
16 バッテリ
17 速度センサ
18 液面検出センサ
19 遮光キャップ
D 距離計
F 燃料計(車両用指針計器)
S 速度計(車両用指針計器)
T1 指針(反射像)
T2 指針(反射像)

Claims (7)

  1. 複数の溝が互いに同心円状に形成された基板と、
    前記基板に光を照射可能に配置された光源と、
    前記基板の外周側に配置された文字盤とを備え、
    前記基板は前記溝と同軸上の回転面状の凸面として形成され、
    前記光源は前記基板の外周側または前記基板の中心側に配置され、
    前記光源から発せられた光が前記基板で反射して前記基板上に結像される反射像を指針としたことを特徴とする車両用指針計器。
  2. 前記基板は前記溝と同軸上の円錐面として形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用指針計器。
  3. 複数の溝が互いに同心円状に形成された基板と、
    前記基板に光を照射可能に配置された光源と、
    前記基板の外周側に配置された文字盤とを備え、
    前記基板は前記溝と同軸上の円板状に形成され、
    前記光源は前記基板の外周側または前記基板の中心側に配置され、
    前記光源から発せられた光が前記基板で反射して前記基板上に結像される反射像を指針としたことを特徴とする車両用指針計器。
  4. 複数の溝が互いに同心円状に形成された基板と、
    前記基板に光を照射可能に配置された光源と、
    前記基板の外周側に配置された文字盤とを備え、
    前記基板は前記溝と同軸上の回転面状の凹面として形成され、
    前記光源は前記基板の外周側に配置され、
    前記光源から発せられた光が前記基板で反射して前記基板上に結像される反射像を指針としたことを特徴とする車両用指針計器。
  5. 前記光源は前記基板の前記溝の中心軸を回転軸として回転自在に保持されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両用指針計器。
  6. 複数個の前記光源が前記基板の前記溝と同軸の円弧に沿って配列され、
    点灯される前記光源が順次切り替えられることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両用指針計器。
  7. 前記光源は発光ダイオードであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の車両用指針計器。
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