JP2004045214A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログ及びマルチ表示の組み合わせが低コストで実現可能でありながら、種々のバリエーションにも容易に対応可能な車両用表示装置を提供する。
【解決手段】文字盤21は、穴状もしくは透明のマルチ表示エリア21aとアナログ表示エリア21bとからなり平板状である。文字盤21の前面側には、指針16、ムーブメント12及び動力伝達機構部が配置されている。指針16は、動力伝達機構部を介してムーブメント12から動力が伝達されてアナログ表示エリア21bの所定の表示意匠を指示する。穴状もしくは透明のマルチ表示エリア21aを介して、マルチ表示デバイス22にて複数種の情報が表示出力される。このように、文字盤21の前面側に指針16、ムーブメント12及び動力伝達機構部が配置することにより、文字盤21が平板状になる。これにともない指針16も直線形状になる。また、表示デバイス22と指針16とが同一面になる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、指針による所定の表示意匠の指示を利用したアナログ表示と、所定の電気信号の変化により複数種の情報を表示するマルチ表示とを、組み合わせた車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カーナビゲーション装置等の普及にともない車両には表示情報量の多いモニタ装置が設置される傾向にある。このモニタ装置には、地図をはじめとして誘導経路や進行方向等の多くの情報が表示されるので、運転中のドライバは瞬時に必要な情報を得ることは困難である。そこで、従来の指針による所定の表示意匠の指示を利用したアナログ表示を基本とする車両用表示装置にマルチ表示が可能な表示器を組み込み、この表示器を利用して上記モニタ装置に表示される情報のうちで特に重要な情報をわかりやすく表示するようにした車両用表示装置が提案されている。
【0003】
図5及び図6はこの種の従来の車両用表示装置を示し、特に、図5は従来のこの種の車両用表示装置の分解斜視図であり、図6(A)及び図6(B)は、図5の車両用表示装置がマルチ表示をしている状態を示す正面図である。
【0004】
図5に示すように、従来の車両用表示装置は、表示意匠が形成された傾斜面を有するすり鉢状の文字盤91、この文字盤91の傾斜面に対応して折り曲げられた形状の指針92、所定の光源を含む導光部材93、複数種の情報を表示出力可能な例えばLCDにて構成される表示デバイス94、及び導光部材93、表示デバイス94等を収容して文字盤91の前面に取付けられるフロントカバー95から構成されている。フロントカバー95には、マルチ表示のための円形状の表示窓95aが形成されている。この例では、指針92は文字盤91の背面に配置されたムーブメントにて回動制御されて、エンジン回転数に応じた数字を指示する。すなわち、アナログ表示はタコメータに対応している。
【0005】
アナログ表示の状態では、例えば、図6(A)に示すように、通常、カーナビゲーション装置等のモニタ装置に表示される、ナビゲーション用のキャラクタ及びメッセージ表示98や、例えば、図6(B)に示すように、ワーニング意匠表示99が、フロントカバー95の表示窓95aを通して表れる。なお、メータケース96の前面には知られているように方向指示意匠97等も配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の車両用表示装置は、以下の問題点がある。すなわち、従来の車両用表示装置は、アナログ表示に加えてマルチ表示も可能にするために、アナログ表示用の指針92を折り曲げてできた空間を利用して、マルチ表示用の表示デバイス94が配置されている。これにともない文字盤91も上記のようにすり鉢状にならざるを得ず、本表示装置の外形設計に様々な制約が与えられる。したがって、車種やグレード等の多くのバリエーションに対して、小変更にて対応するのが困難である。また、指針の形状も複雑になるうえ、ホットスタンプ層の形成も容易ではなくなる。更に、クローズコントロース表示とよばれる、マルチ表示用の表示デバイス94と指針92との関連を持たせた表示をしようとした場合には、上記形状により、表示デバイス94と指針92とが同一面にならないうえ、これらの近接にも限界があるため、表示誤差が発生してしまう。表示デバイス94に穴をあけてそこに指針を通せばよいのだが、これは現実的でなくコスト高を招いてしまう。
【0007】
よって本発明は、上述した現状に鑑み、アナログ表示及びマルチ表示の組み合わせが低コストで実現可能でありながら、表示内容の視認性に優れ、コンパクトで、意匠的にも優れ、かつ種々のバリエーションにも容易に対応可能な車両用表示装置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の車両用表示装置は、指針による所定の表示意匠の指示を利用したアナログ表示と、所定の電気信号の変化により複数種の情報を表示するマルチ表示とを、組み合わせた車両用表示装置であって、前記マルチ表示用の表示窓としての穴状もしくは透明のマルチ表示エリア21aと、前記アナログ表示用の表示意匠が形成されたアナログ表示エリア21bとからなる平板状の文字盤21と、前記文字盤21の前面側を指針軸を中心にして所定の回動範囲内で回動する指針16と、前記文字盤21の前面側に配置されたムーブメント12と、前記文字盤21の前面側に配置され、前記ムーブメント12による動力を前記指針16に伝達する動力伝達機構部13、14、15と、前記マルチ表示エリア21aに対応した前記文字盤21の背面側に配置され、前記複数種の情報を表示出力するマルチ表示デバイス22と、を含むことを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、文字盤21は、穴状もしくは透明のマルチ表示エリア21aとアナログ表示エリア21bとからなり平板状である。文字盤21の前面側には、指針16、ムーブメント12及び動力伝達機構部が配置されている。指針16は、動力伝達機構部を介してムーブメント12から動力が伝達されてアナログ表示エリア21bの所定の表示意匠を指示する。また、穴状もしくは透明のマルチ表示エリア21aを介して、マルチ表示デバイス22にて複数種の情報が表示出力される。このように、文字盤21の前面側に指針16、ムーブメント12及び動力伝達機構部を配置することにより、文字盤21が平板状になる。これにともない指針16も直線形状になる。また、表示デバイス22と指針16とが同一面になる。
【0010】
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の車両用表示装置は、請求項1記載の車両用表示装置において、前記指針16及び前記ムーブメント12は共に、前記動力伝達機構部13、14、15に対して、同じ側に配置されている、ことを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、指針16及びムーブメント12は共に、前記動力伝達機構部13、14、15に対して、同じ側に配置されているので、指針16及びムーブメント12の高さが重なりあってこの部分が薄型化され、前方への出っ張りが抑えられる。
【0012】
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の車両用表示装置は、請求項1又は2記載の車両用表示装置において、前記指針16、前記ムーブメント12及び前記動力伝達機構部は、前記文字盤21の前面側に取付可能なフロントカバー11に収容されてユニット化されている、ことを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、指針16、ムーブメント12及び動力伝達機構部は、文字盤21の前面側に取付可能なフロントカバー11に収容されてユニット化されているので、この部分を取り替えるだけで、容易に車種やグレード等の多くのバリエーションに対応可能になる。
【0014】
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の車両用表示装置は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用表示装置において、前記マルチ表示エリア21aは円形状をしており、前記アナログ表示エリア21bはこの前記マルチ表示エリア21aを囲むような所定幅のリング状をしている、ことを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、マルチ表示エリア21aは円形状をしており、アナログ表示エリア21bはこのマルチ表示エリア21aを囲むような所定幅のリング状をしているので、表示デバイスの配置が容易になるうえ、アナログ表示及びマルチ表示共に視認性が向上する。
【0016】
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の車両用表示装置は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用表示装置において、前記マルチ表示デバイス22は透光性を有しており、前記指針16の光源はこのマルチ表示デバイス22の背面側に配置されて、前記マルチ表示デバイス22を介して、前記指針16に所定の光を供給する、ことを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、マルチ表示デバイス22は透光性を有しており、指針16の光源はこのマルチ表示デバイス22の背面側に配置されて、マルチ表示デバイス22を介して、指針16に所定の光を供給するので、文字盤21の前方がすっきりする。
【0018】
上記課題を解決するためになされた請求項6記載の車両用表示装置は、請求項2〜5のいずれか一項に記載の車両用表示装置において、前記フロントカバー11は、前記指針16の回動範囲外に対応した外形をしており、この回動範囲外に配置されている、ことを特徴とする。
【0019】
請求項6記載の発明によれば、フロントカバー11は、指針16の回動範囲外に対応した外形をしており、この回動範囲外に配置されているので、文字盤21の前方にムーブメント12及び動力伝達機構部を配置しつつも、コンパクトな車両用表示装置が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の車両用表示装置の一実施形態を示す概略斜視図である。本車両用表示装置は、例えば、車室内のフロント部のドライバ前方のインスツルメンツパネルに配置される。本車両用表示装置は、指針による所定の表示意匠の指示を基本とするアナログ表示と、所定の電気信号の変化により複数種の情報を表示するマルチ表示とが組み合わされた車載メータの一部として用いられる。
【0021】
図1に示すように、本車両用表示装置は、フロントカバー11、ムーブメント12、ムーブギア13(図2参照)、中継ギア14、指針ギア15、指針16、文字盤21、マルチ表示デバイス22(単に、表示デバイスともよぶ)、導光部材23等を含んで構成される。
【0022】
フロントカバー11は、例えば、樹脂製であり、指針16、ムーブメント12及び動力伝達機構部としてのムーブギア13、中継ギア14、指針ギア15等を収容する。このフロントカバー11は、指針16の回動範囲外に対応した外形をしており、この回動範囲外に配置されている。すなわち、指針16は、通常、最大270度程度しか回動することはないので、フロントカバー11の形状はこの回動範囲外に対応するように、文字盤21に被さるような三角形状部を有している。このフロントカバー11は、文字盤21の前面側に取付可能にユニット化されている。
【0023】
ムーブメント12は、ムーブギア13、中継ギア14及び指針ギア15を介して、指針16に動力を伝達する。ムーブメント12としては、例えば、公知のステッパモータが利用可能である。指針16は、ムーブメント12を動力源として、文字盤21の前面側を指針軸を中心にして所定の回動範囲内で回動しつつ、アナログ表示エリア21bに形成された所定の表示意匠を指示する。この表示意匠は、例えば、タコメータにおけるエンジン回転数を示す数字や目盛り、スピードメータにおける時速を示す数字や目盛りである。
【0024】
文字盤21は、例えば、ポリカーボネイト製であり、マルチ表示用の表示窓としての穴状もしくは透明のマルチ表示エリア21aと、アナログ表示用の表示意匠が形成されたアナログ表示エリア21bとからなる。特に、マルチ表示エリア21aは円形状をしており、アナログ表示エリア21bはこのマルチ表示エリア21aを囲むような所定幅のリング状をしている。
【0025】
表示デバイス22は、例えば、公知のLCD(液晶ディスプレイ)であり、文字盤21の背面側に配置されて、ナビゲーションに関する各種キャラクタやワーニング意匠を表示する。更に、その背面に配置された導光部材23は、所定の光源からの光を文字盤21等に導光する透明樹脂板である。
【0026】
本車両用表示装置の構造は、図2を参照することでより明らかになる。図2は、図1の車両用表示装置の中央部付近における断面図である。図2に示すように、フロントカバー11は、指針16、ムーブメント12及びムーブギア13、中継ギア14、指針ギア15等を収容する。ムーブメント12は、ムーブギア13、中継ギア14、指針ギア15を介してその動力を指針16に伝達する。ムーブギア13、中継ギア14、指針ギア15は、上下支持プレート17、18に支持されている。
【0027】
詳しくは、ムーブギア13は、上下支持プレート17、18に穿設された孔17a、18aを貫通したムーブメント12の回転軸13aに直結されている。中継ギア14は、その回転軸14aが上下支持プレート17、18に穿設された孔17b、18bを貫通して回転し、ムーブギア13の回転を指針ギア15に中継する。指針ギア15は、その回転軸15aが上下支持プレート17、18に穿設された孔17c、18cを貫通して回転し、中継ギア14の回転を指針16に伝達する。上下支持プレート17、18はフロントカバー11に固定されている。
【0028】
指針16は、その指針軸部16bが上記指針ギア15の回転軸15aに連結されている。この指針軸部16bは、下面が開口した略円筒形状の指針キャップ16aと一体化されている。指針キャップ16aは、指針16の基端上部と共に指針バランサ16cを挟持している。指針16は、導光性を有する先細りの透明樹脂製であり、その下面には指針を所定色で光輝させるためのホットスタンプ層(不図示)が形成されている。また、その基端部には、指針光源26からの光を受ける受光面が形成されている。
【0029】
このように配置された指針16、各ギア13、14、15及びムーブメント12の厚さ(又は高さ)に基づき、フロントカバー11は、高さ(又は厚さ)W1を有する。フロントカバー11は、ユニット化されており、適宜、取り替え可能な構造になっている。したがって、フロントカバー11と文字盤21側から取り外すことにより、これにともないムーブメント12、各ギア13、14、15、及び指針16も容易に文字盤21側から取り外すことができる。したがって、容易に車種やグレード等の差異による多くのバリエーションに対応可能である。
【0030】
一方、文字盤21は、図1では図示しなかったが、文字盤見返し28に支持されている。文字盤21の周縁部はやや持ち上げられたような形状になっている。文字盤21の背面には、マルチ表示用の表示デバイス22が取り付けられている。この表示デバイス22は、電源供給や表示制御のために、回路基盤24に搭載されたコネクタ部24aに電気的に接続されている。この背面側には、更に、表面に輝度アップフィルタ23aが形成された導光部材23が配置されている。導光部材23は、回路基盤24上に配設された、例えば、LED(発光ダイオード)からなる文字盤光源27a〜27eからの光を導光して、文字盤21や表示デバイス22を背面側から照明する。
【0031】
回路基盤24上には、指針光源26として、例えば、砲弾型LEDも配置されている。この指針光源26は、表示デバイス22を透過して、上記指針16の受光面に入射する。このために、表示デバイス22は、少なくとも、この部分が透光性を有している。なお、回路基盤24上には、各種電子部品を含む回路部25が搭載されている。上記マルチ表示デバイス22は透光性を有するので、指針光源26を文字盤21の前方に配置することなく指針16に所定の光を供給することができる。したがって、文字盤21の前方がすっきりするので、意匠的にも優れ、必要な情報の視認性も向上する。
【0032】
次に、図3を用いて、上記フロントカバー11のより好適な実施形態について説明する。図3は、フロントカバー及びこれに関連する部位の他の実施形態を示す断面図である。なお、図3において、図2と共通する部分には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0033】
図3に示すように、本実施形態においては、ムーブメント12の配置が図2の実施形態とは異なる。すなわち、ここでは、ムーブメント12が、上下プレート17、18に対して、指針16と同じ側に配置されている。換言すれば、指針16及びムーブメント12は共に、各ギア13、14、15に対して、同じ側に配置されている。したがって、指針16及びムーブメント12の厚さ(又は高さ)が重なりあってこの部分が薄型化され、前方への出っ張りが抑えられる。つまり、上記厚さ(又は高さ)W1よりも薄い厚さ(又は高さ)W2を有するフロントカバー11′が得られる。この結果、装置全体の薄型化及び小型化が促進されるうえ、意匠的にも優れたものとなる。また、出っ張りが抑えられるので、必要な情報の視認性も向上する。
【0034】
更に、図4を用いて、アナログ表示及びマルチ表示に係る光の進行のしかたを説明する。図4は、図2に示す実施形態における、アナログ表示及びマルチ表示に係る光の進行のしかたを示す図である。なお、図4において、図2と共通する部分には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0035】
図4の矢印付点線で示すように、指針光源26から出射した光は、表示デバイス22を透過し、指針16の基端部の受光面に入射する。この入射光は、指針16の基端上部の反射面で反射された後、指針16の内部で反射を繰り返しその先端方向に進行しつつ、R1で示すように装置前方に出射されて、ドライバ等のアイポイントEPに到達する。この際、指針16の下面に形成されたホットスタンプ層に基づく色で指針16が光輝しているように視認される。一方、図4の矢印付破線で示すように、マルチ表示用の表示デバイス22からの光(表示情報)は、穴状もしくは透明のマルチ表示エリア21aを透過して、R2で示すようにドライバ等のアイポイントEPに到達する。これらにより、ドライバ側からは、所定のアナログ表示及びマルチ表示の内容が視認される。なお、文字盤21が照明されている場合には、その光も直接ドライバ等のアイポイントEPに到達する。
【0036】
このように本実施形態によれば、アナログ表示及びマルチ表示の組み合わせが低コストで実現可能でありながら、表示内容の視認性に優れ、コンパクトで、意匠的にも優れ、かつ種々のバリエーションにも容易に対応可能な車両用表示装置を得ることができる。
【0037】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で適宜変更が可能である。例えば、本発明は、タコメータのみならず、他のメータにマルチ表示を組み合わせてもよい。また、マルチ表示の内容も、ナビゲーションやワーニングのみならず、その他の車両情報やパーソナルユースに関するものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、文字盤21は、穴状もしくは透明のマルチ表示エリア21aとアナログ表示エリア21bとからなり平板状である。文字盤21の前面側には、指針16、ムーブメント12及び動力伝達機構部が配置されている。指針16は、動力伝達機構部を介してムーブメント12から動力が伝達されてアナログ表示エリア21bの所定の表示意匠を指示する。また、穴状もしくは透明のマルチ表示エリア21aを介して、マルチ表示デバイス22にて複数種の情報が表示出力される。このように、文字盤21の前面側に指針16、ムーブメント12及び動力伝達機構部を配置することにより、文字盤21が平板状になる。これにともない指針16も直線形状になる。また、表示デバイス22と指針16とが同一面になる。したがって、クローズコントロース表示時に従来のような表示誤差が発生しない。また、各部の構造も簡素化されるため、コスト低減をもたらす。更に、形状がシンプルになるので、外形設計の自由度も広がる。
【0039】
請求項2記載の発明によれば、指針16及びムーブメント12は共に、前記動力伝達機構部13、14、15に対して、同じ側に配置されているので、指針16及びムーブメント12の高さが重なりあってこの部分が薄型化され、前方への出っ張りが抑えられる。したがって、小型化が促進されるうえ、意匠的にも優れたものとなる。また、出っ張りが抑えられるので、必要な情報の視認性も向上する。
【0040】
請求項3記載の発明によれば、指針16、ムーブメント12及び動力伝達機構部は、文字盤21の前面側に取付可能なフロントカバー11に収容されてユニット化されているので、この部分を取り替えるだけで、容易に車種やグレード等の多くのバリエーションに対応可能になる。
【0041】
請求項4記載の発明によれば、マルチ表示エリア21aは円形状をしており、アナログ表示エリア21bはこのマルチ表示エリア21aを囲むような所定幅のリング状をしているので、表示デバイスの配置が容易になるうえ、アナログ表示及びマルチ表示共に視認性が向上する。製造も容易になり、更にコスト低減をもたらす。
【0042】
請求項5記載の発明によれば、マルチ表示デバイス22は透光性を有しており、指針16の光源はこのマルチ表示デバイス22の背面側に配置されて、マルチ表示デバイス22を介して、指針16に所定の光を供給するので、文字盤21の前方がすっきりする。したがって、意匠的にも優れ、必要な情報の視認性も向上する。
【0043】
請求項6記載の発明によれば、フロントカバー11は、指針16の回動範囲外に対応した外形をしており、この回動範囲外に配置されているので、文字盤21の前方にムーブメント12及び動力伝達機構部を配置しつつも、コンパクトな車両用表示装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用表示装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】図1の車両用表示装置の中央部付近における断面図である。
【図3】フロントカバー及びこれに関連する部位の他の実施形態を示す断面図である。
【図4】図2に示す実施形態における、アナログ表示及びマルチ表示に係る光の進行のしかたを示す図である。
【図5】従来のこの種の車両用表示装置の分解斜視図である。
【図6】図6(A)及び図6(B)は、図5の車両用表示装置がマルチ表示をしている状態を示す正面図である。
【符号の説明】
11 フロントカバー
12 ムーブメント
13 ムーブギア(動力伝達機構部)
14 中継ギア(動力伝達機構部)
15 指針ギア(動力伝達機構部)
16 指針
21 文字盤
22 表示デバイス(マルチ表示デバイス)
23 導光部材
21a マルチ表示エリア
21b アナログ表示エリア

Claims (6)

  1. 指針による所定の表示意匠の指示を利用したアナログ表示と、所定の電気信号の変化により複数種の情報を表示するマルチ表示とを、組み合わせた車両用表示装置であって、
    前記マルチ表示用の表示窓としての穴状もしくは透明のマルチ表示エリアと、前記アナログ表示用の表示意匠が形成されたアナログ表示エリアとからなる平板状の文字盤と、
    前記文字盤の前面側を指針軸を中心にして所定の回動範囲内で回動する指針と、
    前記文字盤の前面側に配置されたムーブメントと、
    前記文字盤の前面側に配置され、前記ムーブメントによる動力を前記指針に伝達する動力伝達機構部と、
    前記マルチ表示エリアに対応した前記文字盤の背面側に配置され、前記複数種の情報を表示出力するマルチ表示デバイスと、
    を含むことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 請求項1記載の車両用表示装置において、
    前記指針及び前記ムーブメントは共に、前記動力伝達機構部に対して、同じ側に配置されている、
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両用表示装置において、
    前記指針、前記ムーブメント及び前記動力伝達機構部は、前記文字盤の前面側に取付可能なフロントカバーに収容されてユニット化されている、
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用表示装置において、
    前記マルチ表示エリアは円形状をしており、前記アナログ表示エリアはこの前記マルチ表示エリアを囲むような所定幅のリング状をしている、
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用表示装置において、
    前記マルチ表示デバイスは透光性を有しており、前記指針の光源はこのマルチ表示デバイスの背面側に配置されて、前記マルチ表示デバイスを介して、前記指針に所定の光を供給する、
    ことを特徴とする車両用表示装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか一項に記載の車両用表示装置において、
    前記フロントカバーは、前記指針の回動範囲外に対応した外形をしており、この回動範囲外に配置されている、
    ことを特徴とする車両用表示装置。
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