JPH1126814A - 発光ダイオード - Google Patents

発光ダイオード

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Publication number
JPH1126814A
JPH1126814A JP17270297A JP17270297A JPH1126814A JP H1126814 A JPH1126814 A JP H1126814A JP 17270297 A JP17270297 A JP 17270297A JP 17270297 A JP17270297 A JP 17270297A JP H1126814 A JPH1126814 A JP H1126814A
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JP
Japan
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electrode
light emitting
substrate
pattern
emitting diode
Prior art date
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Application number
JP17270297A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Koya
恵一 小屋
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to US09/055,986 priority patent/US6078061A/en
Publication of JPH1126814A publication Critical patent/JPH1126814A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/36Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the electrodes
    • H01L33/38Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof characterised by the electrodes with a particular shape
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/0004Devices characterised by their operation
    • H01L33/0008Devices characterised by their operation having p-n or hi-lo junctions

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光ダイオードの電極を形成する際のパター
ニングでは、基板の平坦性が良くないことから、電極と
発光部との接続部で合わせずれを生じていたため、電極
と発光部との接続が不十分となることがあった。 【解決手段】 基板11上に形成した絶縁膜12と、絶
縁膜12に形成した開口部31の基板表面側に設けた発
光部13と、開口部31を通して発光部13に接続する
電極(P電極)14とを備えた発光ダイオード10であ
って、基板11が露出される開口からなるパターンずれ
検出パターン15をP電極14に対して発光部13とは
反対側の絶縁膜12に設け、P電極14と発光部13と
の接触抵抗値が所定値以上になる状態にP電極14がパ
ターンずれ検出パターン15側にずれて形成された場合
にこのP電極14の一部がパターンずれ検出パターン1
5にかかるように、上記パターンずれ検出パターン15
が形成されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオードに
関し、詳しくはLED(Light Emitting Diode)プリン
タ等の光源として用いられる発光ダイオードアレイの発
光ダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の面発光ダイオードアレイの発光ダ
イオードは、以下のような構成を成している。発光ダイ
オードの基板はN型のガリウムヒ素リン(GaAsP)
/ガリウムヒ素(GaAs)基板からなる。その基板上
には選択拡散法に用いる拡散マスクとなる絶縁膜が形成
されている。その絶縁膜に形成されている開口部よりP
型不純物を基板中に拡散させることによって、上記基板
にはP+ 型の発光部が形成されている。さらに上記絶縁
膜を中間絶縁膜として用いて、上記発光部に接続する電
極が絶縁膜上に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
極を形成する際に、フォトリソグラフィー技術を用いて
電極形状にパターニングを行うが、基板の平坦性が良く
なく、例えば3インチウエハでは100μm〜200μ
m程度の反りを生じているものもあるため、電極と発光
部との接続部では合わせずれを生じることがある。その
ため、電極と発光部との接続が不十分となることがあっ
た。
【0004】上記課題の発生は、発光ダイオードの特性
に大きな影響を及ぼす。例えば、図9に示すように、絶
縁膜112に形成された開口部131より臨むP+ 型の
発光部113に電気的に接続される電極114がずれて
形成されて、発光部113と電極114との接続部11
5の面積が極端に小さくなった場合には、その接触抵抗
の増大による順電圧(VF )の上昇、さらには電流密度
の上昇によるマイグレーションの加速によって寿命の悪
化等が起こる。
【0005】これに対して光電特性選別(プロービン
グ)で、順電圧の上昇を検出して除去する方法がある
が、順電圧の上昇値は、プローブ針(図示省略)と電極
114との接触抵抗により変動するため、正確に判断す
ることができない。また順電圧のプロービング規格をパ
ターンずれ検出のために低く設定した場合には、プロー
ブ針の接触抵抗のために多数の不良判定(誤判定)をす
ることになるので実用的ではない。したがって、従来で
は、接続部115の面積の判定を顕微鏡を用いた目視検
査による外観選別に頼っていた。しかしながら、外観選
別は、多大な工数が必要なこと、官能検査であるために
不確実であること等の課題を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされた発光ダイオードである。すなわち、
第1の発光ダイオードは、基板上に形成されている絶縁
膜と、この絶縁膜に設けられている開口部より臨む基板
の表面側に形成されている発光部と、この開口部を通し
て発光部に接続されているもので絶縁膜上に形成されて
いる電極とが備えられているものであって、基板が露出
される開口からなるパターンずれ検出パターンが電極に
対して発光部とは反対側の絶縁膜に形成されている。し
かもこのパターンずれ検出パターンは、電極と発光部と
の接触抵抗値が所定値以上になる状態に電極がパターン
ずれ検出パターン側にずれて形成された場合にこの電極
の一部がパターンずれ検出パターンにかかる位置に、形
成されているものである。
【0007】第2の発光ダイオードは、基板上に形成さ
れている絶縁膜と、この絶縁膜に設けられている開口部
より臨む基板の表面側に形成されている発光部と、この
開口部を通して発光部に接続されているもので絶縁膜上
に形成されている電極とが備えられているものであっ
て、基板を露出する開口からなる基板開口部を電極に対
して発光部とは反対側の絶縁膜に設けたもので、電極
は、この電極と発光部との接触抵抗値が所定値以上にな
る状態に電極が基板開口部側にずれて形成された場合
に、電極の一部が基板開口部にかかる状態に形成されて
いるものである。
【0008】上記第1の発光ダイオードでは、電極と発
光部との接触抵抗値が所定値以上になる状態に電極がパ
ターンずれ検出パターン側にずれて形成された場合に、
この電極の一部がかかる位置にパターンずれ検出パター
ンが形成されていることから、電極がずれて形成される
と電極の一部がパターンずれ検出パターンにかかる。し
たがって、電極とパターンずれ検出パターン内の基板と
の導通を検査することにより、電極のずれ不良が電気的
に正確に検出される。
【0009】上記第2の発光ダイオードでは、基板を露
出する開口からなる基板開口部を電極に対して発光部と
は反対側の絶縁膜に設けて、電極と発光部との接触抵抗
値が所定値以上になる状態に電極が基板開口部側にずれ
て形成された場合に、電極の一部が基板開口部にかかる
状態に電極を形成していることから、電極がずれて形成
されると電極の一部と基板開口部に露出する基板とが導
通する状態になる。したがって、電極の一部と基板との
導通を検査することにより、電極のずれ不良が電気的に
正確に検出される。
【0010】
【発明の実施の形態】発光ダイオードの第1の発明に係
わる実施形態の一例を、図1の平面図および図2の要部
断面図によって説明する。
【0011】図1および図2に示すように、発光ダイオ
ードの基板11は、ガリウムヒ素(GaAs)基板上に
N型のガリウムヒ素リン(GaAsP)エピタキシャル
層を形成したGaAsP/GaAs基板からなる。その
基板11上には発光部を形成する領域上に開口部31を
設けた絶縁膜12が形成されている。この絶縁膜12
は、例えば酸化膜または窒化膜または酸化膜と窒化膜と
の積層膜からなる。上記開口部31より臨む基板11の
表面側にはP+ 型の発光部13が形成されている。この
発光部13は、P型の不純物となる例えば亜鉛を拡散し
た拡散層からなる。また上記絶縁膜12上には上記発光
部13に接続する電極(以下P電極という)14が形成
されている。このP電極14は、例えばアルミニウム系
金属または金系金属からなり、発光部14に接続する接
続電極部14Aとそれに連続してなるパッド電極部14
Bとからなる。
【0012】さらに上記絶縁膜12には、基板11を露
出する開口からなるもので上記P電極14に対して発光
部13とは反対側にパターンずれ検出パターン15およ
びこのパターンずれ検出パターン15に連続してスクラ
イブライン(基板開口部)16が形成されている。
【0013】上記パターンずれ検出パターン15は以下
に説明する位置に形成されている。すなわち、P電極1
4がパターンずれ検出パターン15側にずれて形成され
て、上記P電極14の接続電極部14Aと発光部13と
の接触抵抗値が所定値以上になる状態に、言い換えれば
上記接続電極部14Aと発光部13との接続部17の許
容最小面積が確保されなくなる位置にP電極14が形成
された場合に、P電極14のパッド電極部14Bの一部
がこのパターンずれ検出パターン15にかかるように、
上記パターンずれ検出パターン15は形成されている。
しかもこのパターンずれ検出パターン15の一端15a
はパッド電極部14B側に形成され、パターンずれ検出
パターン15の他端は上記スクライブライン16に連続
する状態に形成されている。そして、P電極14とパタ
ーンずれ検出パターン15とが接続される位置は、例え
ばP電極14の他端14bのほぼ中央部とする。上記許
容最小面積は、発光部13の面積によって適宜設計変更
されるものであり、例えば接続電極部14Aと発光部1
3との接触抵抗値が大きくなることによって電気的特性
不良とさせない最小面積とする。
【0014】さらに上記パターンずれ検出パターン15
および上記スクライブライン16における基板11の表
面側にはP+ 型の拡散部18が形成されている。上記ス
クライブライン16は基板11の端部まで形成されてい
るので、したがって、拡散部18は基板11の裏面に形
成される電極(以下N電極という)19に接続する状態
に形成される。そのため、P電極14がスクライブライ
ン16側にずれて形成された場合には、このP電極14
は、上記パターンずれ検出パターン15より上記拡散部
18に接続され、この拡散部18を介して基板11の端
部でN電極19と短絡する状態になる。なお、上記N電
極19は例えば金で形成されている。
【0015】一方、上記拡散部18が基板11に形成さ
れていない場合には、上記電極14がスクライブライン
16側にずれて形成されると、上記電極14がパターン
ずれ検出パターン15にかかる状態になる。そのため、
P電極14は、上記パターンずれ検出パターン15を介
して基板11に接続されることになり、基板11を介し
てN電極19と短絡する状態になる。
【0016】なお、図3に示すように、P電極14が正
常な位置、すなわち、P電極14の接続電極部14Aと
発光部13との接触抵抗値が所定値よりも小さくなる状
態に、言い換えれば接続電極部14Aと発光部13との
接続部17が許容最小面積以上になる位置にP電極14
が形成されている場合には、P電極14とパターンれ検
出パターン15とは重なることはない。
【0017】上記の如くに、発光ダイオード1が構成さ
れている。そして、上記発光ダイオード1により発光ダ
イオードアレイを構成するには、複数個の上記発光ダイ
オード1を基板11の表面側に配設すればよい。
【0018】次に上記パターンずれ検出パターン15の
形成位置と上記P電極14の形状の一例を、図4によっ
て説明する。
【0019】図4の(1)に示すように、P電極14は
従来と同様の形状に形成されている。一方、パターンず
れ検出パターン15は前記図1に示したものと同様の形
状に形成されている。ただし、P電極14とパターンず
れ検出パターン15との接続位置をP電極14の他端1
4bの側端部とするものである。
【0020】一方、図4の(2)に示すように、P電極
14はその他端14bの側端に接続パターン41を形成
したもので、パターンずれ検出パターン15は前記図1
に示したものと同様の形状に形成する。したがって、P
電極14とパターンずれ検出パターン15との接続位置
は、接続パターン41のスクライブライン16側の一端
部41aになっている。
【0021】上記説明した発光ダイオード1では、P電
極14と発光部13との接触抵抗値が所定値(発光ダイ
オード1が不良となる抵抗値)以上になる状態にP電極
14がパターンずれ検出パターン15側にずれて形成さ
れた場合にこのP電極14の一部がパターンずれ検出パ
ターン15にかかる位置に、パターンずれ検出パターン
15が形成されていることから、P電極14がずれて形
成されると、P電極14がパターンずれ検出パターン1
5にかかる状態になる。その結果、P電極14はパター
ンずれ検出パターン15に形成される拡散部18を介し
てN電極19と短絡状態になることから、プロービング
で順電圧(VF )の低下または逆電流(IR )等の特性
不良で、確実に不良にすることができる。
【0022】したがって、従来、実施していた外観選別
が不要になり、大幅な工数の削減と、信頼性の向上が図
れる。また、プロービングの順電圧もP電極14のパタ
ーンずれを検出するために規格を切り詰める必要がなく
なるため、誤判定による歩留りの低下も無くなる。
【0023】次に上記発光ダイオード1の形成方法を以
下に説明する。以下の説明文中では、前記図1および図
2によって説明した構成部品と同様のものには同一の符
号を付して説明する。
【0024】発光ダイオード1を形成する基板11に
は、例えば、ガリウムヒ素(GaAs)基板上にN型の
ガリウムヒ素リン(GaAsP)エピタキシャル層を形
成したGaAsP/GaAs基板を用いる。その基板1
1上に、選択拡散法のマスクに用いる絶縁膜12を、例
えば酸化膜または窒化膜または酸化膜と窒化膜との積層
膜で形成する。
【0025】その後、リソグラフィー技術とエッチング
技術とを用いて上記絶縁膜12に、発光部を形成する領
域上に開口部31を形成するとともに、同時にパターン
ずれ検出パターン15となる開口部を形成する。その
際、スクライブライン16も同時に形成することができ
る。したがって、開口部31、パターンずれ検出パター
ン15およびスクライブライン16は同一マスクで形成
することが可能になる。しかも、後に形成されるP電極
14の接続電極部14Aと発光部13とが接続する接続
部17の許容最小面積が確保されなくなる位置にP電極
14がずれて形成されたときに、P電極14のパッド電
極部14Bが接触する位置になるように、上記パターン
ずれ検出パターン15を、スクライブライン16に連続
する状態に形成する。
【0026】次いで上記絶縁膜12をマスクにした選択
拡散法によって、開口部31,パターンずれ検出パター
ン15より同時にP型不純物として、例えば亜鉛を基板
11中に拡散させることによって、上記基板11にP+
型の発光部13とP+ 型の拡散部18を形成する。
【0027】さらに絶縁膜12が形成されている側の全
面に電極形成用の導電性膜として、例えばアルミニウム
系金属膜を形成した後、リソグラフィー技術とエッチン
グ技術とを用いてこの導電性膜をパターニングして、上
記発光部13に接続するP電極14を絶縁膜12上に形
成する。
【0028】上記発光ダイオード1の製造方法では、パ
ターンずれ検出パターン15を開口部31と同時に形成
することから、しかもパターンずれ検出パターン15に
露出する基板11に形成する拡散部18を発光部13と
同時に形成することから、パターンずれ検出パターン1
5を形成するための工程増がない。この製造方法では、
マスク変更のみで従来技術に対応することが可能になる
ので、製造プロセス上の負荷がない。
【0029】次に第2の発明の発光ダイオードに係わる
実施形態の一例を、図5の平面図および図6の要部断面
図によって説明する。図5および図6では、前記図1お
よび図2によって接続した構成部品と同様のものには同
一に符号を付す。
【0030】図5および図6に示すように、、発光ダイ
オードの基板11は、ガリウムヒ素(GaAs)基板上
にN型のガリウムヒ素リン(GaAsP)エピタキシャ
ル層を形成したGaAsP/GaAs基板からなる。そ
の基板11上には発光部を形成する領域上に開口部31
を設けた絶縁膜12が形成されている。この絶縁膜12
は、例えば酸化膜または窒化膜または酸化膜と窒化膜と
の積層膜からなる。上記開口部31下の基板11の表面
側にはP+ 型の発光部13が形成されている。この発光
部13は、P型の不純物となる例えば亜鉛を拡散した拡
散層からなる。さらに上記絶縁膜12には、基板11が
露出される開口からなるスクライブライン16(基板開
口部)が以下に説明するP電極14に対して発光部13
とは反対側に形成されている。
【0031】また上記絶縁膜12上には上記発光部13
に接続する電極(以下P電極という)14とそれに連続
するパターンずれ検出パターン20とが形成されてい
る。このP電極14は、例えばアルミニウム系金属また
は金系金属からなり、発光部14に接続する接続電極部
14Aとそれに連続してなるパッド電極部14Bとから
なり、上記パターンずれ検出パターン20は、その一端
部20aがパッド電極部14B側の他端14bの中央に
形成され、他端部20bがスクライブライン16側にな
るように形成されている。しかも、P電極14がスクラ
イブライン16側にずれて形成されて、上記P電極14
の接続電極部14Aと発光部13との接触抵抗値が所定
値以上になる状態に、言い換えれば上記接続電極部14
Aと発光部13とが接続する接続部17の許容最小面積
が確保されなくなる位置にP電極14が形成された場合
に、上記パターンずれ検出パターン20はこの他端部2
0bがスクライブライン16にかかるように形成されて
いる。上記許容最小面積は、発光部13の面積によって
適宜設計変更されるものであり、例えば接続電極部14
Aと発光部13との接触抵抗値が大きくなることによっ
て電気的特性不良とさせない最小面積とする。
【0032】さらに上記スクライブライン16における
基板11の表面側にはP+ 型の拡散部18が形成されて
いる。上記スクライブライン16は基板11の端部まで
形成されているので、したがって、拡散部18は基板1
1の裏面に形成される電極(以下N電極という)19に
接続する状態に形成される。そのため、P電極14がス
クライブライン16側にずれて形成された場合には、こ
のP電極14は、上記パターンずれ検出パターン20を
介して上記拡散部18に接続されることになり、パター
ンずれ検出パターン20および拡散部18を介して基板
11の端部でN電極19と短絡する状態になる。なお、
上記N電極19は例えば金で形成されている。
【0033】一方、上記拡散部18が基板11に形成さ
れていない場合には、上記電極14がスクライブライン
16側にずれて形成されると、上記パターンずれ検出パ
ターン20がスクライブライン16にかかる状態にな
る。そのため、P電極14は、上記パターンずれ検出パ
ターン20を介して基板11に接続されることになり、
パターンずれ検出パターン20および基板11を介して
N電極19と短絡する状態になる。
【0034】なお、図7に示すように、P電極14が正
常な位置、すなわち、P電極14の接続電極部14Aと
発光部13との接触抵抗値が所定値よりも小さくなる状
態に、言い換えれば接続電極部14Aと発光部13との
接続部17の許容最小面積以上になる位置にP電極14
が形成されている場合には、パターンずれ検出パターン
20とスクライブライン16とは重なることはない。
【0035】上記の如くに、発光ダイオード2が構成さ
れている。そして、上記発光ダイオード2により発光ダ
イオードアレイを構成するには、複数個の上記発光ダイ
オード2を基板11の表面側に配設すればよい。
【0036】次に上記パターンずれ検出パターン20の
形成位置と形状の一例を、図8によって説明する。
【0037】図8の(1)に示すように、P電極14は
従来と同様の形状に形成されている。一方、パターンず
れ検出パターン20は前記図5に示したものと同様の形
状に形成されている。ただし、P電極14とパターンず
れ検出パターン20との接続位置をP電極14の他端1
4bの側端部とするものである。
【0038】一方、図8の(2)に示すように、P電極
14は従来と同様の形状に形成されている。パターンず
れ検出パターン20はP電極14の側部14sにL字型
のパターンで形成され、その一端部20aが電極14に
接続されその他端部20bがP電極14の他端14bよ
りもスクライブライン16側になるように形成されてい
る。
【0039】上記発光ダイオード2では、パターンずれ
検出パターン20が、P電極14と発光部13との接触
抵抗値が所定値(発光ダイオード2が不良となる抵抗
値)以上になる状態にP電極14がスクライブライン1
6側にずれて形成された場合にパターンずれ検出パター
ン20がスクライブライン16にかかるように形成され
ていることから、P電極14がずれて形成されると、パ
ターンずれ検出パターン20がスクライブライン16に
かかる状態になる。その結果、P電極14がパターンず
れ検出パターン20、スクライブライン16に形成され
る拡散部18を介してN電極19と短絡状態になること
から、プロービングで順電圧(VF )の低下または逆電
流(IR )等の特性不良で、確実に不良にすることがで
きる。
【0040】したがって、従来、実施していた外観選別
が不要になり、大幅な工数の削減と、信頼性の向上が図
れる。また、プロービングの順電圧もP電極14のパタ
ーンずれを検出するために規格を切り詰める必要がなく
なるため、誤判定による歩留りの低下も無くなる。
【0041】次に上記発光ダイオード2の形成方法を以
下に説明する。以下の説明文中では、前記図5および図
6によって説明した構成部品と同様のものには同一の符
号を付して説明する。
【0042】発光ダイオードを形成する基板11には、
例えば、ガリウムヒ素(GaAs)基板上にN型のガリ
ウムヒ素リン(GaAsP)エピタキシャル層を形成し
たGaAsP/GaAs基板を用いる。その基板11上
に、選択拡散法のマスクに用いる絶縁膜12を、例えば
酸化膜または窒化膜または酸化膜と窒化膜との積層膜で
形成する。その後、リソグラフィー技術とエッチング技
術とを用いて上記絶縁膜12に、発光部を形成する領域
上に開口部31を形成するとともに、同時にスクライブ
ライン16となる開口部を形成する。したがって、上記
開口部31およびスクライブライン16となる開口部は
同一マスクで形成することが可能になる。
【0043】そして、上記絶縁膜12をマスクにした選
択拡散法によって、開口部31,スクライブライン16
より同時にP型不純物として例えば亜鉛を基板11中に
拡散させることによって、上記基板11にP+ 型の発光
部13とP+ 型の拡散部18を形成する。
【0044】さらに絶縁膜12が形成されている側の全
面に電極形成用の導電性膜として例えばアルミニウム系
金属膜を形成した後、リソグラフィー技術とエッチング
技術とを用いてこの導電性膜をパターニングして、上記
発光部13に接続するP電極14とそれに連続するパタ
ーンずれ検出パターン20とを絶縁膜12上に形成す
る。このP電極14は、発光部14に接続する接続電極
部14Aとそれに連続してなるパッド電極部14Bとか
らなり、上記パターンずれ検出パターン20は、その一
端部20aがパッド電極部14B側の例えば他端14b
中央に形成され、他端部20bがスクライブライン16
側になるように形成される。そしてP電極14の接続電
極部14Aと発光部13とが接続する接続部17の許容
最小面積が確保されなくなる位置にP電極14がずれて
形成されたときに、パターンずれ検出パターン20がス
クライブライン16にかかる位置になるように、このパ
ターンずれ検出パターン20を形成する。しかもP電極
14とパターンずれ検出パターン20とを同時に形成す
る。
【0045】上記第2の発光ダイオードの製造方法で
は、パターンずれ検出パターン20をP電極14と同時
に形成することから、パターンずれ検出パターン20を
形成するための工程増がない。この製造方法では、マス
ク変更のみで従来技術に対応することが可能になり、製
造プロセス上の負荷がない。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように発光ダイオードの
第1の発明によれば、電極と発光部との接触抵抗値が所
定値以上になる状態に電極がパターンずれ検出パターン
側にずれて形成された場合にこの電極の一部がパターン
ずれ検出パターンにかかるように、パターンずれ検出パ
ターンが形成されているので、電極がずれて形成される
とその電極がパターンずれ検出パターンにかかる。その
ため、プロービングで順電圧(VF )の低下または逆電
流(IR )等の特性不良で、確実に不良にすることがで
きる。したがって、従来、実施していた外観選別が不要
になり、大幅な工数の削減と、信頼性の向上が図れる。
また、プロービングの順電圧も電極のパターンずれを検
出するために規格を切り詰める必要がなくなるため、誤
判定による歩留りの低下も無くなる。
【0047】第2の発明の発光ダイオードによれば、基
板が露出される開口からなる基板開口部を電極に対して
発光部とは反対側の絶縁膜に設けて、電極と発光部との
接触抵抗値が所定値以上になる状態に電極が基板開口部
側にずれて形成された場合に、電極の一部が基板開口部
にかかる状態に電極が形成されているので、電極がずれ
て形成されると、電極の一部と基板開口部に露出する基
板とが導通する状態になる。そのため、発光ダイオード
の第1の発明と同様なる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発光ダイオードの第1の発明に係わる実施形態
の平面図である。
【図2】発光ダイオードの第1の発明に係わる実施形態
の要部断面図である。
【図3】電極が正常位置に形成された発光ダイオードの
平面図である。
【図4】パターンずれ検出パターンの形成位置と電極形
状の説明図である。
【図5】発光ダイオードの第2の発明に係わる実施形態
の平面図である。
【図6】発光ダイオードの第2の発明に係わる実施形態
の要部断面図である。
【図7】電極が正常位置に形成された発光ダイオードの
平面図である。
【図8】パターンずれ検出パターンの形状と形成位置の
説明図である。
【図9】課題の説明図である。
【符号の説明】
1 発光ダイオード 11 基板 12 絶縁膜 13 発光部 14 電極(P電極) 15 パターンずれ検出パターン 31 開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されている絶縁膜と、 前記絶縁膜に設けられている開口部より臨む前記基板の
    表面側に形成されている発光部と、 前記開口部を通して前記発光部に接続されているもので
    前記絶縁膜上に形成されている電極とを備えた発光ダイ
    オードにおいて、 前記基板を露出する開口からなるパターンずれ検出パタ
    ーンが前記電極に対して前記発光部とは反対側の前記絶
    縁膜に設けられていて、 前記パターンずれ検出パターンは、前記電極と前記発光
    部との接触抵抗値が所定値以上になる状態に該電極が該
    パターンずれ検出パターン側にずれて形成された場合に
    該電極の一部が該パターンずれ検出パターンにかかる位
    置に、形成されていることを特徴とする発光ダイオー
    ド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発光ダイオードにおい
    て、 前記パターンずれ検出パターンは、前記電極に対して前
    記発光部とは反対側の前記絶縁膜に前記基板面が露出さ
    れる状態に設けられている基板開口部より該電極方向に
    連続して形成されていることを特徴とする発光ダイオー
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の発光ダイ
    オードにおいて、 前記基板開口部はスクライブラインであることを特徴と
    する発光ダイオード。
  4. 【請求項4】 基板上に形成されている絶縁膜と、 前記絶縁膜に設けられている開口部より臨む前記基板の
    表面側に形成されている発光部と、 前記開口部を通して前記発光部に接続されているもので
    前記絶縁膜上に形成されている電極とを備えた発光ダイ
    オードにおいて、 前記基板を露出する開口からなる基板開口部が前記電極
    に対して前記発光部とは反対側の前記絶縁膜に設けられ
    ていて、 前記電極は、該電極と前記発光部との接触抵抗値が所定
    値以上になる状態に該電極が前記基板開口部側にずれて
    形成された場合に、該電極の一部が該基板開口部にかか
    る状態に形成されていることを特徴とする発光ダイオー
    ド。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の発光ダイオードにおい
    て、 前記電極の一部は、該電極より前記基板開口部方向に延
    出させたパターンずれ検出パターンで形成されているこ
    とを特徴とする発光ダイオード。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載の発光ダイ
    オードにおいて、 前記基板開口部はスクライブラインであることを特徴と
    する発光ダイオード。
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