JPH11263779A - アクリル酸エステルの製造法 - Google Patents

アクリル酸エステルの製造法

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JPH11263779A
JPH11263779A JP6641698A JP6641698A JPH11263779A JP H11263779 A JPH11263779 A JP H11263779A JP 6641698 A JP6641698 A JP 6641698A JP 6641698 A JP6641698 A JP 6641698A JP H11263779 A JPH11263779 A JP H11263779A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高収率、高純度で着色の少ないトリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアクリル酸エス
テルを、工業的に煩雑な操作を経ることなく製造する方
法を提供する。 【解決手段】 トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシ
アヌレ−ト及びアクリル酸を、触媒としてパラトルエン
スルホン酸及び有機溶媒の存在下に反応させ、エステル
化反応液を中和洗浄後、生成するアクリル酸エステルに
対して0.05〜0.5重量%の弱塩基性塩を添加し、
分子状酸素を導入しながら減圧下で加熱して有機溶媒を
留去し、不要物を濾別することを特徴とするトリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアクリル酸エ
ステルの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高収率、高純度で
着色の少ないトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシア
ヌレ−トのアクリル酸エステルを、工業的に煩雑な操作
を経ることなく得ることができるトリス(2−ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレ−トのアクリル酸エステルの製
造法に関する。
【0002】
【従来の技術】トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシ
アヌレ−トのアクリル酸エステルの製造法としては、例
えば、特開昭52−128387号公報では、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トとアクリル
酸をトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−ト
誘導体を相溶性がなく、かつ水と共沸混合物を作る反応
溶媒中で、エステル化触媒及び重合禁止剤の存在下にエ
ステル化反応を行った後、反応溶媒を除去し、次いで反
応生成物と水との水性分散液を調製後、液温30〜90
℃でアルカリ性物質をpH5を超えない範囲で加え、冷
却時に析出するトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシ
アヌレ−ト誘導体を濾過、真空乾燥する方法が記載され
ている。
【0003】また、特開昭54−162784号公報で
は、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−ト
とアクリル酸をベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化
水素系の有機溶媒中でエステル化触媒、重合禁止剤の存
在下エステル化反応し、反応完了液をアンモニアと硫安
を含む水溶液で洗浄後、さらに水で洗浄し、洗浄後の反
応液より反応溶媒を減圧留去する方法が記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの製造方法のう
ち、特開昭52−128387号公報の方法では、生成
するトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−ト
誘導体に対する水の使用量が多いこと、真空乾燥による
水分除去に時間がかかること等の工業的に不利な点があ
った。また、特開昭54−162784号公報の方法で
は、アンモニアの臭気がきつく、取り扱いが難しいとい
う問題があった。さらに一般的にはトリス(2−ヒドロ
キシエチル)イソシアヌレ−トとアクリル酸を有機溶媒
中でエステル化触媒、重合禁止剤の存在下エステル化反
応し、反応完了液を水酸化ナトリウムで中和、水で洗浄
した後、反応溶媒を留去する製造法が考えられるが、中
和時にトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−
トのアクリル酸エステルが分解(ケン化)してしまい純
度及び収率の低下するとともに、有機溶媒の留去時にト
リス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアク
リル酸エステルが着色する等の問題点があった。
【0005】そこで本発明は、高収率、高純度で着色の
少ないトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−
トのアクリル酸エステルを、工業的に煩雑な操作を経る
ことなく製造する方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、トリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−ト及びアクリル酸
を、触媒としてパラトルエンスルホン酸及び有機溶媒の
存在下に反応させ、エステル化反応液を中和洗浄後、生
成するアクリル酸エステルに対して0.05〜0.5重
量%の弱塩基性塩を添加し、分子状酸素を導入しながら
減圧下で加熱して有機溶媒を留去し、不要物を濾別する
トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのア
クリル酸エステルの製造法に関する。
【0007】本発明においては、弱塩基性塩として、炭
酸水素ナトリウムを使用することが好ましい。
【0008】本発明においては、加熱減圧下に有機溶媒
を留去する際の液温を80℃以下に保つことが好まし
い。
【0009】本発明においては、エステル化反応液の中
和洗浄する際、まず水又は中性塩を含む水溶液で洗浄を
行った後、アルカリ水溶液を中和当量の1.01〜1.
5倍として用いて中和した後に再度、水又は中性塩を含
む水溶液で洗浄を行う製造法であることが好ましい。
【0010】本発明においては、有機溶媒を留去する
際、導入する分子状酸素として空気を、トリス(2−ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアクリル酸エステ
ル1モルに対して10〜1000ml/minの速度で
導入することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明のアクリル酸エステル
の製造法に関する実施の形態を具体的に説明する 本発明では、先ずトリス(2−ヒドロキシエチル)イソ
シアヌレ−トとアクリル酸をエステル化反応させる。こ
の反応に際しては、アクリル酸をトリス(2−ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレ−トに対して過剰に用いること
が、反応を短時間に終わらせ、反応転化率を向上させる
ために好ましい。通常、トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレ−ト1モルに対して、アクリル酸を3
〜5モルの範囲内で使用することが好ましい。アクリル
酸が3モル未満であると反応が遅くなり、未反応のトリ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−ト類が残り
やすい傾向がある。一方、アクリル酸が5モルを越える
と生産性が悪くなる傾向がある。
【0012】本発明のエステル化反応に使用される触媒
はパラトルエンスルホン酸とされる。一般にエステル化
反応に使用する触媒としては、硫酸、ベンゼンスルホン
酸、メタンスルホン酸、イオン交換樹脂等を挙げること
ができるが、これらは釜を腐食させたり、夾雑物の生成
させたりする点で、本化合物の合成触媒としては好まし
くない。
【0013】本発明における触媒の使用量は、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トとアクリル
酸の合計量に対して、0.01〜10.0重量%の範囲
であることが好ましい。0.01重量%未満であると反
応の進行が遅くなる傾向があり、また10.0重量%を
越えると、特に効果は向上せず不経済な傾向がある。
【0014】本発明で用いる有機溶媒としてはベンゼ
ン、トルエン、キシレンを単独でまたは二種以上を組合
せて用いることができるが、取扱いの点からトルエン単
独が好ましい。
【0015】本発明におけるエステル化反応に際して
は、アクリル酸エステルの製造で通常実施されているよ
うに重合防止剤を用いることが好ましい。重合防止剤と
しては、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテ
ル、tert−ブチルカテコール、t−ブチルヒドロキノ
ン、2,4-ジメチル-6-tertブチルフェノール、2,6-tert
ブチル−p−クレゾール、パラベンゾキノン、2,5-ジフ
ェニルパラベンゾキノン、フェノチアジン、ジフェニル
アミンなどが使用される。この中では、製品の貯蔵時、
及び使用時に着色の少ない重合禁止剤としてヒドロキノ
ンモノメチルエーテルが好適に使用される。
【0016】これらの重合防止剤の使用量は、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアクリル
酸エステルに対して、5〜2000ppmが好ましく、
10〜500ppmがより好ましい。重合防止剤の使用
量が5ppm未満であると重合防止効果が十分でない傾
向があり、また、2000ppmを越えるとポリマ化を
阻害するなどの悪影響を及ぼす傾向がある。
【0017】本発明においては、反応液の重合防止のた
めに、分子状酸素を吹き込んで反応させる。分子状酸素
としては、希釈された状態で使用するのが好ましく、好
適には空気が用いられる。また、分子状酸素の吹き込み
は、蒸発して蒸気として存在したり、上部の釜壁等に凝
縮したアクリル酸エステルの重合を防止する効果があ
る。分子状酸素は、トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレ−トのアクリル酸エステル1モルに対して1
0〜1000ml/minの速度で導入することが好ま
しい。
【0018】本発明におけるエステル化反応は、常圧又
は減圧下で60〜120℃で行うのが好ましく、製品品
質上などから70〜90℃がより好ましい。 また本発
明におけるエステル化反応は、アクリル酸と原料アルコ
−ルをエステル化反応によりアクリル酸エステルを製造
する方法を用いることができる。この方法では、原料ア
ルコールの転換率を高めるため、副生する水と反応溶媒
を共沸蒸留することにより、副生する水を系外に除去し
ながら合成を行うことが好ましい。
【0019】本発明において、エステル化反応が終了し
た反応液は、未反応のアクリル酸、触媒、不純物、着色
成分等を除去するために中和洗浄される。中和洗浄は公
知の方法を採用することができるが、本発明の化合物は
特に中和時のエステル分解(ケン価)が起こりやすい。
そこで、アルカリ水溶液で中和を行う前に、水又は中性
塩水溶液で洗浄を行うことが好ましい。
【0020】本発明において、中和の前に行う水洗には
食塩、硫安等の水溶液または水が用いられ、この中で食
塩水が好ましい。中和の前に行う水洗に用いられる水溶
液又は水の量はエステル化反応が終了した反応液に対し
て2〜30重量%で行うことが好ましく、5〜15重量
%がより好ましい。さらに、この洗浄用の水溶液の濃度
は0〜30重量%で行うことが好ましく、15〜20重
量%がより好ましい。
【0021】本発明における生成物の中和には例えば、
水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム等のアルカリ性の水溶液が用いられる。中
和に用いられるアルカリ性物質はエステル化反応が終了
した反応液の中和当量の1.01〜1.5倍として行う
ことが好ましい。アルカリ性物質が1.01倍未満であ
ると中和が不十分である傾向があり、1.5倍を越える
と廃水が増え、エステル分解(ケン価)が起こる傾向が
ある。ここで用いるアルカリ水溶液の濃度は1重量%以
上で行うことが好ましく、5〜15重量%がより好まし
い。
【0022】上記の生成物の中和後、さらに反応液を水
洗する。水洗の量はpHで管理し、pH8以下とするこ
とが好ましい。pHの管理を怠るとアクリル酸、触媒、
不純物、着色成分等が完全に除去できないことがある。
【0023】上記の水洗の終了した反応液は有機溶媒の
留去を行う。この際の加熱することによりトリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアクリル酸エス
テル自身の着色や、夾雑物の重合が起こりやすいこと
が、従来から問題であった。そこで本発明では、ある一
定の温度条件下に弱塩基性塩を添加することにより、着
色・重合を防止でき、高品位なトリス(2−ヒドロキシ
エチル)イソシアヌレ−トのアクリル酸エステルを高収
率で得られる。弱塩基性塩とは弱酸と強アルカリから得
られる塩であり、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸カリウム、酢
酸ナトリウム等が挙げられる。この中でも着色や重合を
防ぐ効果の高く、かつ溶媒除去後の濾過による除去の容
易さから炭酸水素ナトリウムが好ましい。炭酸水素ナト
リウムの濃度は0.01〜5重量%が好ましく、0.0
5〜0.5重量%がより好ましい。
【0024】本発明における有機溶媒の留去は減圧下
で、80℃以下に保つことが好ましく、60〜80℃に
保つことがより好ましい。これはトルエン、メタクリル
酸メチル等のエステル類に不溶な夾雑物ができるのを防
ぐためである。
【0025】上記の有機溶媒の留去が終了したトリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアクリル
酸エステルは、次に好ましくは60℃以上で濾過して不
要物が除かれる。以上のように、トリス(2−ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレ−トとアクリル酸とを反応溶媒
中でエステル化反応した後、反応完了液を中和・水洗し
た後、弱塩基性塩の存在下に濃縮することで得られるト
リス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアク
リル酸エステルは高収率、高純度で、かつ着色が少な
い。
【0026】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれらによって制限されるものではない。
【0027】実施例1 撹拌機、温度計、空気導入管、冷却管及び水抜き装置を
取り付けた1リットル筒型フラスコ(直径85mm)に、ト
リス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−ト160
g(0.61モル)、アクリル酸134.0g(1.8
6モル)、トルエン425g、パラトルエンスルホン酸
16.0g及びヒドロキノンモノメチルエーテル0.2
64gを仕込んだ。系内圧力を340mmHgに、空気
導入量を500ml/minに調節した。さらに攪拌回
転数を320rpmにした後、湯浴で昇温した。反応と
ともに生成する水を除去しながら、反応温度を80℃に
保つように圧力を調整し、1時間毎にサンプリングを行
い酸価を測定した。酸価が18±0.5になった時点で
反応終了し冷却した。反応液温度が40℃以下になった
ところで、16重量%食塩水を115g仕込み300r
pmで15分間攪拌し水洗を行った。15分静置後水層
を抜き出した。続いて25重量%水酸化ナトリウム水溶
液49g、16重量%食塩水69gを仕込み300rp
mで30分間攪拌した。攪拌後2時間静置し水層を抜き
出した。水層のpHは9であった。次に16重量%食塩
水115gを仕込み、300rpmで30分間攪拌し
た。攪拌後1時間静置し水層を抜き出した。水層のpH
は7〜8であった。次に炭酸水素ナトリウム0.5gを
洗浄完了した有機層に加えた後、反応器を攪拌回転数3
00rpm、空気導入量500ml/min、圧力20
0mmHgに調節し湯浴で昇温した。液温が50〜55
℃でトルエンが留出し始め、液温を見ながら80℃を越
えないように圧力を170mmHgまで下げた。その後
は、湯浴を上下させて液温を調節しフラスコ内液のトル
エン含有率が2%以下になったところで終了とし常圧に
戻した。液温が60℃以上のうちに減圧吸引濾過を行い
トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのア
クリル酸エステル249gを得た(収率95%)。生成
物の色相(APHA)は120と良好であり、メタノ−
ル及びトルエンの溶解性も良好であった。尚、APHA
はハーゼン色数法(JIS K 6901 4.2)で測定した。ま
た、メタノ−ル及びトルエンの溶解性は良好なことから
生成物の純度が高いことがわかった。
【0028】比較例1 炭酸水素ナトリウムを加えないこと以外は実施例1と同
様に行い、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌ
レ−トのアクリル酸エステル244g(収率94%)を
得た。トルエン溶解性は良好であったが、生成物の色相
(APHA)は500以上と高く、またメタノ−ル不溶
物が生成した。
【0029】実施例2 100℃でトルエンを留去した以外は、実施例1と同様
に行い、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ
−トのアクリル酸エステル249g(収率95%)を得
た。得られた生成物の色相(APHA)は120で良好
であったが、メタノ−ル不溶物及びトルエン不溶物が生
成した。
【0030】実施例3 中和洗浄の前に水洗を行わないこ以外は実施例1と同様
に行い、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ
−トのアクリル酸エステル185g(収率71%)を得
た。得られた生成物の色相(APHA)は120、メタ
ノ−ル溶解性及びトルエン溶解性は良好であった。
【0031】
【発明の効果】本発明により高収率、高純度で着色の少
ないトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−ト
のアクリル酸エステルを、工業的に煩雑な操作を経るこ
となく提供することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシ
    アヌレ−ト及びアクリル酸を、触媒としてパラトルエン
    スルホン酸及び有機溶媒の存在下に反応させ、エステル
    化反応液を中和洗浄後、生成するアクリル酸エステルに
    対して0.05〜0.5重量%の弱塩基性塩を添加し、
    分子状酸素を導入しながら減圧下で加熱して有機溶媒を
    留去し、不要物を濾別することを特徴とするトリス(2
    −ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアクリル酸エ
    ステルの製造法。
  2. 【請求項2】 弱塩基性塩として、炭酸水素ナトリウム
    を使用する請求項1記載のトリス(2−ヒドロキシエチ
    ル)イソシアヌレ−トのアクリル酸エステルの製造法。
  3. 【請求項3】 加熱減圧下に有機溶媒を留去する際の液
    温を80℃以下に保つ請求項1または2に記載のトリス
    (2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアクリル
    酸エステルの製造法。
  4. 【請求項4】 エステル化反応液の中和洗浄する際、ま
    ず水又は中性塩を含む水溶液で洗浄を行った後、アルカ
    リ水溶液を中和当量の1.01〜1.5倍として用いて
    中和を行い、中和の後に再度、水又は中性塩を含む水溶
    液で洗浄を行う請求項1〜3のいずれか1項に記載のト
    リス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ−トのアク
    リル酸エステルの製造法。
  5. 【請求項5】 有機溶媒を留去する際、導入する分子状
    酸素として空気を、トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
    ソシアヌレ−トのアクリル酸エステル1モルに対して1
    0〜1000ml/minの速度で導入する請求項1〜
    4のいずれか1項に記載のトリス(2−ヒドロキシエチ
    ル)イソシアヌレ−トのアクリル酸エステルの製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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