JPH11263195A - プリテンショナー用ガス発生器の取付け構造 - Google Patents

プリテンショナー用ガス発生器の取付け構造

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JPH11263195A
JPH11263195A JP10065511A JP6551198A JPH11263195A JP H11263195 A JPH11263195 A JP H11263195A JP 10065511 A JP10065511 A JP 10065511A JP 6551198 A JP6551198 A JP 6551198A JP H11263195 A JPH11263195 A JP H11263195A
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JP
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gas generator
pretensioner
storage case
propellant
housing
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JP10065511A
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Hiroyuki Saito
博幸 齋藤
Hiroshi Yamada
浩 山田
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NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 推進薬収納ケースの製造が容易で、推進薬収
容量を増加できる良好なプリテンショナー用ガス発生器
の取付け構造を提供する。 【解決手段】 車両衝突時にウェビングのたるみを除去
するプリテンショナー用ガス発生器1が、推進薬を収納
する推進薬収納ケース2と、該推進薬収納ケース2を封
止するハウジング部3とで構成される。前記ハウジング
部3の外周面には、係合突起6が突設される。前記ガス
発生器1を格納・保持する取付け孔5の開口端内周面に
は、前記係合突起6が係合する係合凹部7が凹設され
る。該係合凹部7は、前記係合突起6に対応した断面形
状を有しており、前記取付け孔5に対して前記ガス発生
器1の挿入を可能とすると共に、該ガス発生器1の挿入
方向の軸回りの回転を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両衝突時にウェ
ビングのたるみを除去するプリテンショナーに関し、特
にシリンダー内に移動可能に案内されるピストンをガス
圧で駆動してウェビングに張力を及ぼすプリテンショナ
ー用ガス発生器の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両緊急時にウェビングを引き込
んで緊張することによりシートベルトの遊びを除去すべ
く、リトラクターの巻取り軸を巻取り方向へ瞬時に回転
させるプリテンショナー(シートベルト引締め装置)や
バックル自体をウェビング緊張方向へ瞬間的に引き込む
プリテンショナーをシートベルト装置に組み込んだもの
がある。
【0003】前記プリテンショナーは、例えばリトラク
ターの巻取軸に軸着したプーリーに掛回した索条体の一
端にピストンを連結し、シリンダー内に摺動可能に受容
された前記ピストンに作用する気体の膨張圧力による推
力をもって、索条体に張力を及ぼし、該索条体がリトラ
クターのシャフトをウェビング巻取り方向へ引込み駆動
することにより、乗員に掛け渡された状態にあるウェビ
ングを緊急時に引き込むものである。
【0004】例えば、図11に示したプリテンショナー
付きシートベルト用リトラクター100は、ウェビング
を巻取り又は引出し自在に巻回する巻取りリール107
を備えており、該巻取りリール107はその巻取軸(図
示せず)に連結された巻取りバネ装置105により、ウ
ェビングが巻取られる方向に常時付勢されている。又、
ウェビングが所定大きさ以上の加速度で引き出されよう
とする時や、車両に所定以上の減速度が作用する時、緊
急ロック機構102により巻取軸の回転が阻止され、そ
れ以上ウェビングが引き出されないようになっている。
【0005】更に、前記リトラクター100の一方のベ
ース側壁(図11中、左側壁)には、車両衝突時に巻取
軸をシートベルトの弛みが除去される方向に回転させる
駆動手段を備えたプリテンショナー101が配設されて
いる。該プリテンショナー101の駆動手段は、図示し
ないシリンダー内のピストンに作用して索条体に張力を
及ぼすためのガス圧を供給するガス発生器61を有して
おり、該ガス発生器61は点火装置によって内蔵した推
進薬(火薬)66に点火される。
【0006】前記ガス発生器61は、図12に示すよう
に、略円筒形の外観形状を有しており、前記推進薬66
を収納する略円筒形の推進薬収納ケース62と、該推進
薬収納ケース62を封止するハウジング部63とで構成
されている。又、前記ハウジング部63には、前記推進
薬66の点火器として点火ヒータの発熱体67が組み込
まれており、該点火ヒータに供給源から点火電流が供給
されることによって、推進薬66が点火される。
【0007】更に、上述の如きガス発生器には、図13
に示すようにハウジング部63の後端に突設された電気
接続ピン8に専用コネクター10を接続し、前記点火ヒ
ータに供給源から点火電流を供給できるようにしたピン
タイプのガス発生器61や、図14に示すようにハウジ
ング部73の後端に突設された電気接続ピン(図示せ
ず)に直にハーネス74を接続し、前記点火ヒータに供
給源から点火電流を供給できるようにしたハーネスタイ
プのガス発生器71がある。
【0008】そして、前記ガス発生器61(71)は、
前記シリンダーに連通し、該ガス発生器61(71)を
格納・保持する為に前記ハウジングブロック等のケース
64に設けられた推進薬収納ケース取付け部である取付
け孔65の開口端に嵌挿された後、キャップ9がケース
64にねじ込まれることにより固定される。ところが、
前記取付け孔65は前記ガス発生器61(71)の外形
と略同形状の円柱形の開口であるので、前記推進薬収納
ケース62(72)の先端部に二面幅部62a(72
a)を設けると共に、これに対応する前記取付け孔65
の内壁にも二面幅部65aを設け、取付け孔65に対し
てガス発生器61(71)の挿入方向の軸回りの回転を
規制する方法が一般化している。
【0009】即ち、前記ハーネスタイプのガス発生器7
1の場合は、ケース64に挿入・固定される際にハーネ
ス74に捩れが生じるのを防止する為、取付け孔65に
対する取付け角度を規制しておく必要がある。又、前記
ピンタイプのガス発生器61の場合は、前記ハーネスタ
イプのガス発生器71と比較して取り回しが容易である
ものの、後から専用コネクタ10を接続しなければなら
ず、設計レイアウト上の問題(電流供給用ハーネスの這
い回し)との関連から前記専用コネクタ10の挿入向き
(角度)を指定しなければならない。そこで、前記ケー
ス64にガス発生器61を挿入・固定する段階で、前記
ピン8の取付け角度を規制しておく必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き二面幅部を用いた回転規制方法では、この二面幅部
を形成するための工程が複雑になる。又、単なる円筒形
のものに比べ、推進薬収容量が少なくなってしまう。そ
こで、本発明の目的は上記課題を解消することにあり、
推進薬収納ケースの製造が容易で、推進薬収容量を増加
できる良好なプリテンショナー用ガス発生器の取付け構
造を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、車
両衝突時にウェビングのたるみを除去するプリテンショ
ナー用ガス発生器の取付け構造であって、前記ガス発生
器が、推進薬を収納する略円筒形の推進薬収納ケース
と、該推進薬収納ケースを封止するハウジング部とを有
しており、前記ハウジング部には、前記ガス発生器が嵌
挿される推進薬収納ケース取付け部に対して該ガス発生
器の挿入方向の軸回りの回転を規制する回転規制手段が
設けられていることを特徴とするプリテンショナー用ガ
ス発生器の取付け構造により達成される。
【0012】上記構成によれば、推進薬収納ケース取付
け部に対してガス発生器の挿入方向の軸回りの回転を規
制する回転規制手段がハウジング部に設けられるので、
推進薬収納ケースに二面幅部を形成するための工程が必
要なくなって製造が容易となり、又、推進薬収容量を増
加できる。尚、好ましくは前記回転規制手段が、前記ハ
ウジング部の外周面に突設された係合突起と、前記推進
薬収納ケース取付け部の内周面に凹設された係合凹部と
から成る。又、好ましくは前記回転規制手段が、前記ハ
ウジング部の外周面に凹設された係合凹部と、前記推進
薬収納ケース取付け部の内周面に突設された係合突起と
から成る。
【0013】又、好ましくは前記回転規制手段が、非円
形開口断面を有する推進薬収納ケース取付け部と、該推
進薬収納ケース取付け部に嵌合する非円形断面を有する
ハウジング部とから成る。又、好ましくは前記回転規制
手段が、前記推進薬収納ケース取付け部と前記ハウジン
グ部との間に介装された回転規制部材から成る。又、好
ましくは前記回転規制手段が、前記ハウジング部に対し
て相対回転不能に嵌合すると共に、前記推進薬収納ケー
ス取付け部に対しても相対回転不能に固定され、前記ガ
ス発生器を該推進薬収納ケース取付け部に固定するキャ
ップから成る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1は本発明に基づく
プリテンショナー用ガス発生器の取付け構造を備えたプ
リテンショナーの要部拡大分解図であり、図2は図1に
示したプリテンショナー用ガス発生器を推進薬収納ケー
ス取付け部に嵌挿した状態の要部断面図である。尚、本
実施形態のプリテンショナーは、プリテンショナー用ガ
ス発生器1の取付け構造を除く他の構成部分は図9に示
した従来のプリテンショナー101と略同様の構成を有
するので、詳細な説明を省略する。
【0015】前記ガス発生器1は、図1及び図2に示す
ように、略円筒形の外観形状を有しており、推進薬を収
納する略円筒形の推進薬収納ケース2と、該推進薬収納
ケース2を封止するハウジング部3とで構成されてい
る。又、前記ハウジング部3には、図示しない点火器と
して点火ヒータの発熱体が組み込まれており、該点火ヒ
ータに供給源から点火電流を供給する為の電気接続ピン
8が、前記ハウジング部3の後端に突設されている。更
に、前記推進薬収納ケース2よりも大径の前記ハウジン
グ部3の外周面には、係合突起6が突設されている。
【0016】一方、図示しないシリンダーに連通し、前
記ガス発生器1を格納・保持する為にハウジングブロッ
ク等のケース4に設けられた推進薬収納ケース取付け部
である取付け孔5の開口端内周面には、前記係合突起6
が係合する係合凹部7が凹設されている。該係合凹部7
は、前記係合突起6に対応した断面形状を有しており、
前記取付け孔5に対して前記ガス発生器1の挿入を可能
とすると共に、該ガス発生器1の挿入方向の軸回りの回
転を規制する。
【0017】そして、前記取付け孔5に嵌挿された後、
前記ケース4に螺着されるキャップ9によって固定され
た前記ガス発生器1の後端には、電気接続ピン8を介し
て点火ヒータに供給源から点火電流を供給できるように
専用コネクター10が接続される。そこで、電流供給用
ハーネスの這い回しに応じて指定される前記専用コネク
タ10の挿入向き(挿入方向の軸回りの角度)によっ
て、前記係合突起6を突設する位置(又は、前記係合凹
部7を凹設する位置)と前記電気接続ピン8との位相
(挿入方向の軸回りの角度)を適宜設定すれば、所望の
専用コネクタ取付け角度を容易に得ることができる。
尚、前記取付け孔5の開口端内周面に複数の係合凹部7
を予め凹設し、係合突起6を選択的に係合させることに
より、ケース4に対する電気接続ピン8の位相を適宜設
定できるように構成しても良い。
【0018】即ち、前記係合突起6及び前記係合凹部7
とから成り、前記取付け孔5に対して前記ガス発生器1
の挿入方向の軸回りの回転を規制する回転規制手段が、
ガス発生器1のハウジング部3と取付け孔5との間に設
けられているので、前記ガス発生器1を前記取付け孔5
に嵌挿する際の推進薬収納ケース2と取付け孔5の内壁
との接触を回避することができる。従って、前記推進薬
収納ケース2にダメージを与えることなくガス発生器1
の挿入方向の軸回りの回転を規制することができる。
【0019】従って、前記推進薬収納ケース2は、その
先端部に二面幅部を形成するための工程が無くなり製造
を容易にできると共に、推進薬収容量を増加することも
できる。尚、本発明の回転規制手段は、前記係合突起6
及び前記係合凹部7とから成る上記実施形態の構成に限
定されるものではなく、種々の構成を採ることができる
のは言うまでもない。
【0020】例えば、図3に示したプリテンショナー用
ガス発生器11は、前記ガス発生器1と同様に略円筒形
の外観形状を有しており、推進薬を収納する略円筒形の
推進薬収納ケース12と、該推進薬収納ケース12を封
止するハウジング部13とで構成されている。又、前記
ハウジング部13は、略小判形の非円形断面を有してい
る。
【0021】一方、図示しないシリンダーに連通し、前
記ガス発生器11を格納・保持する為にハウジングブロ
ック等のケース14に設けられた推進薬収納ケース取付
け部である取付け孔15の開口端17は、前記ハウジン
グ部13に対応した略小判形の非円形開口断面を有して
いる。即ち、前記ガス発生器11は、前記取付け孔15
に対して挿入可能であると共に挿入方向の軸回りの回転
を規制される。
【0022】従って、電流供給用ハーネスの這い回しに
応じて指定される前記専用コネクタ10の挿入向きによ
って、前記ハウジング部13の非円形断面形状(又は、
前記開口端17の非円形開口断面形状)と前記電気接続
ピン8との位相を適宜設定すれば、所望の専用コネクタ
取付け角度を容易に得ることができる。尚、上述の如き
ハウジング部13の非円形断面形状、又は前記開口端1
7の非円形開口断面形状は、上記略小判形に限らず、楕
円、多角形等の種々の形状を採りえる。
【0023】図4に示したプリテンショナー用ガス発生
器21は、前記ガス発生器1と同様に略円筒形の外観形
状を有しており、推進薬を収納する略円筒形の推進薬収
納ケース22と、該推進薬収納ケース22を封止するハ
ウジング部23とで構成されている。又、前記推進薬収
納ケース22よりも大径の前記ハウジング部23の外周
面には、係合凹部としての断面半円状の係合溝26が挿
入方向に沿って凹設されている。
【0024】一方、図示しないシリンダーに連通し、前
記ガス発生器21を格納・保持する為にハウジングブロ
ック等のケース24に設けられた推進薬収納ケース取付
け部である取付け孔25の開口端内周面には、前記係合
溝26が係合する係合突起27が突設されている。該係
合突起27は、前記係合溝26の横断面形状に対応した
半円状の断面形状を有しており、前記取付け孔25に対
して前記ガス発生器21の挿入を可能とすると共に、該
ガス発生器21の挿入方向の軸回りの回転を規制する。
尚、前記ハウジング部23の外周面に複数の係合溝26
を予め凹設し、係合突起27を選択的に係合させること
により、前記ケース24に対する電気接続ピン8の位相
を適宜設定できるように構成しても良い。即ち、前記ガ
ス発生器21は、前記取付け孔25に対して挿入可能で
あると共に挿入方向の軸回りの回転を規制される。
【0025】又、図5に示したように、図示しないシリ
ンダーに連通し、前記ガス発生器21を格納・保持する
為にハウジングブロック等のケース34に設けられた推
進薬収納ケース取付け部である取付け孔35の開口端内
周面に、係合凹部としての断面半円状の係合溝37を挿
入方向に沿って凹設する。そして、該係合溝37と前記
係合溝26とを合わせるようにガス発生器21を嵌挿す
ると、前記ハウジング部23の外周面と前記取付け孔3
5の開口端内周面との間には円柱状の空間が構成され
る。
【0026】そこで、前記空間内に回転規制部材である
ピン31を嵌装し、前記ハウジング部23と前記取付け
孔35との間に該ピン31を介装することによっても、
前記取付け孔35に対して前記ガス発生器21の挿入方
向の軸回りの回転を規制することができる。尚、前記係
合溝37及び前記係合溝26の何れか一方を予め複数凹
設することにより、前記ケース34に対する電気接続ピ
ン8の位相を適宜設定できるように構成しても良い。
【0027】図6に示したプリテンショナー用ガス発生
器41は、前記ガス発生器1と同様に略円筒形の外観形
状を有しており、推進薬を収納する略円筒形の推進薬収
納ケース42と、該推進薬収納ケース42を封止するハ
ウジング部43とで構成されている。又、前記推進薬収
納ケース42よりも大径の前記ハウジング部43の外周
面には、半径方向に沿って断面円形の係合孔46が穿設
されている。一方、図示しないシリンダーに連通し、前
記ガス発生器41を格納・保持する為にハウジングブロ
ック等のケース44に設けられた推進薬収納ケース取付
け部である取付け孔45の開口端には、半径方向に沿っ
て断面円形の貫通孔47が穿設されている。
【0028】そして、前記係合孔46と前記貫通孔47
とを同一直線上に合わせるようにガス発生器41を嵌挿
した後、図7に示すように、これら係合孔46と貫通孔
47に回転規制部材であるピン49を嵌装し、前記ハウ
ジング部43と前記取付け孔45との間に該ピン49を
介装することによっても、前記取付け孔45に対して前
記ガス発生器41の挿入方向の軸回りの回転を規制する
ことができる。尚、前記係合孔46及び前記貫通孔47
の何れか一方を予め複数穿設することにより、前記ケー
ス44に対する電気接続ピン8の位相を適宜設定できる
ように構成しても良い。
【0029】又、図8に示したように、プリテンショナ
ー用ガス発生器51は、推進薬収納ケース52よりも大
径の前記ハウジング部53の外周面に、係合凹部として
の係合溝56が挿入方向に沿って凹設されている。そこ
で、前記ピン49を貫通孔47に嵌装した状態の前記取
付け孔45に前記ガス発生器51を嵌装すると、該ガス
発生器51は取付け孔45に対して挿入方向の軸回りの
回転を規制することができる。尚、前記ハウジング部2
3の外周面に複数の係合溝56を予め凹設し、前記ピン
49を選択的に係合させることにより、前記ケース44
に対する電気接続ピン8の位相を適宜設定できるように
構成しても良い。
【0030】又、図9及び図10に示したプリテンショ
ナー用ガス発生器59は、前記ガス発生器1と同様に略
円筒形の外観形状を有しており、推進薬を収納する略円
筒形の推進薬収納ケース32と、該推進薬収納ケース3
2を封止するハウジング部33とで構成されている。
又、前記推進薬収納ケース32よりも大径の前記ハウジ
ング部33の後端面には、係合突起36が形成されてい
る。該係合突起36は、ハウジング部33の後端面外周
縁を略全周に亘って切り欠き、一部を残すことによって
形成されている。
【0031】一方、図示しないシリンダーに連通し、前
記ガス発生器59を格納・保持する為にハウジングブロ
ック等のケース54に設けられた推進薬収納ケース取付
け部である取付け孔55の開口端外周面には、周方向に
沿って等間隔に爪受け部57が凹設されている。更に、
前記取付け孔55の開口端に嵌挿されたガス発生器59
を固定するキャップ39には、前記係合突起36に嵌合
してハウジング部33に対して該キャップ39を相対回
転不能に係合させる為の係合凹部38と、前記爪受け部
57に夫々係止されて推進薬収納ケース取付け部に対し
て該キャップ39を相対回転不能に固定させる為の複数
の爪部39aとを備えている。
【0032】そこで、前記係合突起36と前記係合凹部
38とを同一直線上に合わせるように前記取付け孔55
の開口端にキャップ39を被せ、図10に示すように、
各爪部39aをそれぞれ対応する爪受け部57に係止さ
せることによっても、前記取付け孔55に対して前記ガ
ス発生器31の挿入方向の軸回りの回転を規制すること
ができる。尚、各爪部39aと各爪受け部57との対応
を変更することにより、前記ケース54に対する電気接
続ピン8の位相を適宜設定することもできる。
【0033】尚、上記各実施形態においては、ピンタイ
プのガス発生器に基づいて説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、ハーネスタイプのガス発生器
にも適用できることは勿論である。又、本発明に係るガ
ス発生器は、リトラクターの巻取り軸を巻取り方向へ瞬
時に回転させるプリテンショナーの駆動手段に限らず、
バックル自体をウェビング緊張方向へ瞬間的に引き込む
プリテンショナー等の駆動手段にも応用できることは言
うまでもなく、公知のどの様な構成のプリテンショナー
にも適用できる。
【0034】
【発明の効果】本発明のプリテンショナー用ガス発生器
の取付け構造によれば、推進薬収納ケース取付け部に対
してガス発生器の挿入方向の軸回りの回転を規制する回
転規制手段がハウジング部に設けられるので、推進薬収
納ケースに二面幅部を形成するための工程が必要なくな
って製造が容易となり、又、推進薬収容量を増加でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくプリテンショナー用ガス発生器
の取付け構造を備えたプリテンショナーの要部拡大分解
図である。
【図2】図1に示したプリテンショナー用ガス発生器を
推進薬収納ケース取付け部に嵌挿した状態の要部断面図
である。
【図3】本発明の他の実施形態に基づくプリテンショナ
ー用ガス発生器の取付け構造を示す要部拡大分解図であ
る。
【図4】本発明の他の実施形態に基づくプリテンショナ
ー用ガス発生器の取付け構造を示す要部拡大分解図であ
る。
【図5】本発明の他の実施形態に基づくプリテンショナ
ー用ガス発生器の取付け構造を示す要部拡大分解図であ
る。
【図6】本発明の他の実施形態に基づくプリテンショナ
ー用ガス発生器の取付け構造を示す要部拡大分解図であ
る。
【図7】図6に示したプリテンショナー用ガス発生器を
推進薬収納ケース取付け部に嵌挿した状態の要部断面図
である。
【図8】図6に示したプリテンショナー用ガス発生器の
変形例を示す全体斜視図である。
【図9】本発明の他の実施形態に基づくプリテンショナ
ー用ガス発生器の取付け構造を示す要部拡大分解図であ
る。
【図10】図9に示したプリテンショナー用ガス発生器
を推進薬収納ケース取付け部に嵌挿した状態の要部断面
図である。
【図11】従来のプリテンショナー付きシートベルト用
リトラクターの要部破断正面図である。
【図12】図11に示したプリテンショナー用ガス発生
器の部分破断拡大図である。
【図13】図11に示したプリテンショナー用ガス発生
器の分解斜視図である。
【図14】図11に示したプリテンショナー用ガス発生
器の変形例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プリテンショナー用ガス発生器 2 推進薬収納ケース 3 ハウジング部 4 ケース 5 取付け孔 6 係合突起 7 係合凹部 8 電気接続ピン 9 キャップ 10 専用コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両衝突時にウェビングのたるみを除去
    するプリテンショナー用ガス発生器の取付け構造であっ
    て、 前記ガス発生器が、推進薬を収納する略円筒形の推進薬
    収納ケースと、該推進薬収納ケースを封止するハウジン
    グ部とを有しており、 前記ハウジング部には、前記ガス発生器が嵌挿される推
    進薬収納ケース取付け部に対して該ガス発生器の挿入方
    向の軸回りの回転を規制する回転規制手段が設けられて
    いることを特徴とするプリテンショナー用ガス発生器の
    取付け構造。
JP10065511A 1998-03-16 1998-03-16 プリテンショナー用ガス発生器の取付け構造 Pending JPH11263195A (ja)

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Cited By (7)

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