JPH11263108A - 車輪用スリップ止め具 - Google Patents

車輪用スリップ止め具

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JPH11263108A
JPH11263108A JP6567598A JP6567598A JPH11263108A JP H11263108 A JPH11263108 A JP H11263108A JP 6567598 A JP6567598 A JP 6567598A JP 6567598 A JP6567598 A JP 6567598A JP H11263108 A JPH11263108 A JP H11263108A
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JP
Japan
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slip
wheel
tightening
tightening member
stopper
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JP6567598A
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Masahiro Nakajima
政洋 中島
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Nakajima KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪用スリップ止め具の構造を簡略化して格
納時の形態をコンパクトにする。 【解決手段】 車輪の外周部に巻きつけられる滑り止め
部材1を曲げ変形可能に形成し、滑り止め部材1の内端
縁に形成した各内拘束部8には線条体の引締め部材12
のうちのル−プ部12aを連繋し、滑り止め部材1の外
端縁に形成した各外拘束部10には輪状で線条体の開き
止め部材13を連繋し、引締め部材12の外端にはル−
プ部12aが各内拘束部8を引締めた状態と解放した状
態とに切換え操作される切換え部材を連繋する。スリッ
プ止め具の格納時には引締め部材12,開き止め部材1
3を折り曲げて滑り止め部材1を折りたたみ、スリップ
止め具をコンパクトな形態に変形させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車の車輪にそ
のスリップを防止する目的で雪道走行時などに装着され
る車輪用スリップ止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では雪道などの走行に際し、例えば
タイヤチェ−ンを自動車の車輪に巻きつけて車輪のスリ
ップを防止していた。また、特公平4−55884号公
報には、車輪の外側面に添装されるベ−ス板に複数個の
接地片の各基端部を固定し、締め紐のル−プ部を各接地
片の自由端部に挿通し、締め紐の引揃え部の外端を、前
記ル−プ部が各接地片の自由端部を引締めた状態で繋止
部材によって繋止するようにした車輪用スリップ止め装
置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記車輪用スリップ止
め装置では、前記ベ−ス板等のために装置全体を小さく
折りたたむことができないので、スリップ止め装置を格
納するときにこのスリップ止め装置が占める格納スペ−
スが大きくなる問題点がある。本発明の課題は、車輪へ
の着脱の容易さを確保して全体構造を簡略化し、格納時
の形態がコンパクトになるようにした車輪用スリップ止
め具を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の車輪用スリップ
止め具は、周方向に並んだ複数個の内拘束部および複数
個の外拘束部が内端縁および外端縁に形成され、曲げ変
形可能で車輪の外周部に無端形状となって巻きつけられ
る滑り止め部材と、前記各内拘束部にそれぞれ連繋され
たル−プ部を有し、前記滑り止め部材の内側から外側へ
引出された線条体の引締め部材と、前記各外拘束部に輪
状となってそれぞれ連繋されて前記各外拘束部の拡開を
制限する線条体の開き止め部材と、前記滑り止め部材の
外側で前記引締め部材に連繋され、前記引締め部材を引
張って前記ル−プ部が前記各内拘束部を引締めた状態、
若しくは、前記引締め部材を緩めて前記ル−プ部が前記
各内拘束部を解放した状態に切換え操作される切換え部
材とを設けた構成を有する。
【0005】請求項1の車輪用スリップ止め具では、車
輪へのスリップ止め具の装着に際し、引締め部材を緩め
てル−プ部が滑り止め部材の各内拘束部を解放した状態
で、滑り止め部材のうち、下端部付近を除く部位を車輪
に被せ、次に車輪を若干転動させて車輪に被せられなか
った部位を上方へ旋回させ、滑り止め部材全体を車輪に
被せてから、切換え部材を車輪の外側で操作して引締め
部材を引張ると、各内拘束部が引締め部材のル−プ部に
よって引締められて滑り止め部材が車輪の外周部に巻き
つけられ、各外拘束部の拡開が開き止め部材によって阻
止され、滑り止め部材の巻きつけ形態が引締め部材およ
び開き止め部材によって固定された状態でスリップ止め
具が車輪に装着される。また、スリップ止め具の格納に
際し、引締め部材および開き止め部材を折り曲げて滑り
止め部材を折りたたみ、スリップ止め具をコンパクトな
形態に変形させる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の車輪用スリ
ップ止め具において、滑り止め部材を周方向へ離れて車
輪に外接する複数の接地片によって形成したことを特徴
とする。
【0007】請求項2の発明では、滑り止め部材は、周
方向に並んだ複数個の接地片に分割され、各接地片の内
端がそれぞれ引締め部材のル−プ部に連繋されて各接地
片の外端がそれぞれ開き止め部材に連繋される。滑り止
め部材を隣り合う2つの接地片間の位置で折りたたむこ
とによって滑り止め部材の折りたたみ形態が安定化す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の1形態につ
いて図面にしたがって説明する。自動車の車輪Wにその
スリップを防ぐ目的で雪道走行時などに装着される車輪
用スリップ止め具Aにおいて、車輪Wのタイヤの外周部
に無端形状となって巻きつけられて車輪に被せられる滑
り止め部材1は、この実施の形態では周方向に離れてタ
イヤに外接する複数個の接地片2,3に分割され、周方
向に並んで設置された複数個(図では6個)の主接地片
2〜2と、隣り合う2つの主接地片2間に挟まれた状態
で設置された1個の副接地片3とによって曲げ変形可能
に形成されている。
【0009】但し、滑り止め部材1を分割せずに各主接
地片2および副接地片3を一連状に連接して一体化した
形状に形成してもよい。
【0010】滑り止め部材1の各接地片2は、合成樹脂
材や合成ゴム材等によって弾性曲げ変形可能でネット状
に成形されて網目構造を有する本体部4と、この本体部
4の内端に周方向へ離れた状態でそれぞれ結合され、金
属線材を折り曲げて成形された各1対の締め金具5とに
よってそれぞれ形成されている。但し、本体部4を金属
チェ−ンによってはしご状に形成してもよい。
【0011】滑り止め部材1の副接地片3は、例えば主
接地片2と同様な成形材料によって弾性曲げ変形可能で
横長状に成形され、主接地片2の横幅とほぼ等しい長さ
を有する本体部6と、この本体部6の外端に結合されて
金属線材および金属板材を折り曲げて成形された締め金
具7とによって形成されている。
【0012】副接地片3の本体部6には、滑り止め部材
1の幅方向に沿って延びる1対の挿通孔6aが本体部6
の全長にわたって並行状に形成されている。
【0013】各主接地片2の本体部4には、滑り止め部
材1の内端縁1aから外端縁1bにわたって滑り止め部
材1の幅方向に沿って並行状に設置された1対の基片4
aと、この両基片4aに連接されて両基片4a間に網目
構造となるように設置されたネット片4bとがそれぞれ
形成されている。
【0014】各主接地片2の本体部4には路面に対する
滑り止め部材1の滑り止め効果を増大させる適数個のス
パイク23が結合されている。
【0015】各主接地片2の本体部4の両基片4aの内
端、および副接地片3の内端には、それぞれ通し孔9が
貫設されている。
【0016】各主接地片2の内端および副接地片3の内
端で滑り止め部材1の内端縁1aには、それぞれ通し孔
9が形成された構造を有し、周方向に並んだ状態で滑り
止め部材1の内端縁1aを周方向へ離れた複数位置で拘
束する複数個の内拘束部8が形成されている。
【0017】各主接地片2の各締め金具5および副接地
片3の締め金具7にはそれぞれ通し孔11が貫設されて
いる。
【0018】各主接地片2の外端および副接地片3の外
端で滑り止め部材1の外端縁1bには、それぞれ通し孔
11が形成された構造を有し、周方向に並んだ状態で滑
り止め部材1の外端縁1bを周方向に離れた複数位置で
拘束する複数個の外拘束部10が形成されている。
【0019】滑り止め部材1の各内拘束部8にそれぞれ
連繋されて各内拘束部8を緊締および解放する引締め部
材12は、ワイヤや、ワイヤに合成樹脂層を被覆したケ
−ブルや、紐体等の線条体によって曲げ変形可能に形成
されている。
【0020】引締め部材12には、各内拘束部8の各通
し孔9にそれぞれ挿通されてル−プ状に湾曲した形態で
滑り止め部材1の各内拘束部8にそれぞれ連繋されたル
−プ部12aと、このル−プ部12aの両外端に連接さ
れて副接地片3の両挿通孔6aに挿通され、滑り止め部
材1の内側と外側とにわたって設置されて滑り止め部材
1の内側から外側へ引揃え状態で引出された引出し部1
2bとが形成されている。
【0021】滑り止め部材1の各外拘束部10に輪状と
なってそれぞれ連繋されてこの外拘束部10の拡開を制
限する開き止め部材13は、この実施の形態では引締め
部材12と同様な構造の線条体で引締め部材12より太
く、曲げ剛性が大きい線条体によって曲げ変形可能に形
成されている。但し、開き止め部材13をロ−プ等の比
較的柔軟な線条体によって形成してもよい。
【0022】引締め部材12のル−プ部12aには、隣
り合う2つの主接地片2の内拘束部8間にそれぞれ挟み
込まれて引締め部材12が挿通された状態で周方向に配
列された複数個の図示しないパイプ体が主接地片2の内
拘束部8の配列状態を規正する目的で取付けられる。
【0023】開き止め部材13は、各外拘束部10の各
通し孔11にそれぞれ挿通されて締め金具5,7にかし
め止めされ、輪状となった状態で滑り止め部材1の各外
拘束部10にそれぞれ連繋され、滑り止め部材1の外端
縁1bの限度以上の拡径および各外拘束部10の限度以
上の拡開が開き止め部材13によって阻止される。
【0024】引締め部材12の引出し部12bを外方へ
引張って引締め部材12のル−プ部12aが滑り止め部
材1の各内拘束部8を向心状に引締めた状態、若しくは
引締め部材12を緩めてル−プ部12aが各内拘束部8
を解放し、各内拘束部8の引締めを解除した状態に切換
える切換え機構は開き止め部材13に連繋された状態で
滑り止め部材1の外側に設置されている。
【0025】切換え機構のベ−ス14は、横長で浅箱状
のケ−ス体15と、このケ−ス体15の開口部を覆った
状態でケ−ス体15に取外し可能に結合された蓋体16
とによって形成されている。
【0026】ケ−ス体15は、その両端部が開き止め部
材13にそれぞれ結合された状態で滑り止め部材1の外
側にその直径方向に沿って設置され、ケ−ス体15の両
端部が開き止め部材13に結合された状態では開き止め
部材13は輪状の形態で保持される。
【0027】ケ−ス体15の一端には、図6に示すよう
に開き止め部材13の一部が挿通されて挟持された外方
開放の溝部17を有し、副接地片3の外端を間に挟み込
んだ状態で開き止め部材13に結合された挟止部15a
が形成されている。
【0028】ケ−ス体15の他端には、開き止め部材1
3の一部がほぼ山型状に湾曲した状態となって挿脱され
る溝部18を有し、開き止め部材13に解離可能に結合
された着脱部15bが形成されている。
【0029】ケ−ス体15の着脱部15bが開き止め部
材13に結合された状態で、開き止め部材13の一部を
山型状に湾曲させて溝部18を通じて着脱部15bから
脱出させると、着脱部15bが開き止め部材13から離
脱し、ケ−ス体15をその挟止部15aに挿通された開
き止め部材13の挿通部位を回動支点として外方へ回動
させることができ、また、開き止め部材13を折り曲げ
た形態に変形させることができる。
【0030】ケ−ス体15の内部には着脱部15bの若
干内方に設置された掛止部15cと、ケ−ス体15の中
央部付近に設置された軸部15dとが形成されている。
【0031】引締め部材12の引出し部12bの両外端
に連繋されて引締め部材12を緩めた状態と引張った状
態とに切換え操作されるレバ−状の切換え部材20は、
その基端部に貫挿されたケ−ス体15の軸部15dによ
って起倒動作可能に支持されている。
【0032】切換え部材20にはその長手方向へ等間隔
で並んだ複数個の調整溝20aが切込み形成されるとと
もに、切換え部材20の先端にはケ−ス体15の掛止部
15cに掛脱される掛合部20bが形成されている。
【0033】切換え部材20を倒して掛合部20bを掛
止部15cに掛止すると、切換え部材20が倒れた状態
でロックされる。この状態で掛合部20bと掛止部15
cとの掛止状態を解離させると、切換え部材20を引起
して起立させることができる。
【0034】引締め部材12と切換え部材20とを連繋
する繋止部材24には引締め部材12の引出し部12b
が繋止されるとともに、繋止部材24は切換え部材20
の各調整溝20aのうちの何れかに択一的に係合された
状態で切換え部材20に繋止されている。
【0035】繋止部材24は、切換え部材20の調整溝
20aに嵌め込まれた軸棒24aと、この軸棒24aの
両端に結合された1対のリング片24bとによって形成
されている。
【0036】繋止部材24の両リング片24bには引締
め部材12の引出し部12bの両外端にそれぞれ固定さ
れた1対のフック片22がそれぞれ取外し可能に掛止さ
れている。
【0037】切換え部材20を引起した状態では繋止部
材24が引締め部材12のル−プ部12a側へ円弧移動
して引締め部材12が弛緩し、ル−プ部12aが滑り止
め部材1の各内拘束部8を解放した状態で保持される。
【0038】切換え部材20を倒した状態では繋止部材
24がル−プ部12aの反対側へ円弧移動して引締め部
材12が外方へ引張られ、ル−プ部12aが各内拘束部
8を向心状に引締めた状態で保持される。
【0039】繋止部材24が係合する切換え部材20の
調整溝20aの選定によって、切換え部材20が引締め
部材12を引張る引張り強さ、およびル−プ12aが各
内拘束部8を引締める引締め強さを調整することができ
る。
【0040】上記した構成を有する車輪用スリップ止め
具Aを車輪Wに装着するに際し、切換え機構の切換え部
材20を引起して引締め部材12を緩め、滑り止め部材
1の各内拘束部8を解放した状態で、滑り止め部材1の
うち、その下端部付近を除くほぼ全体の部位をその内端
縁1aが車輪Wの内側面に接するようにして車輪Wの外
側からタイヤの外周部に被せる。
【0041】この状態で、自動車を若干前進若しくは後
退させて車輪Wを若干転動させ、滑り止め部材1のう
ち、タイヤに被せられなかった部位を上方へ旋回移動さ
せてからタイヤに被せ、滑り止め部材1全体をタイヤの
外周部に巻きつける。
【0042】次に、切換え部材20を倒してロックする
と、引締め部材12は,引出し部12bが外方へ引張ら
れ、ル−プ部12aが滑り止め部材1の各内拘束部8を
引締めて滑り止め部材1の内端縁1aを最小径に縮径さ
せた状態で緊張し、スリップ止め具Aは滑り止め部材1
がタイヤの外周部に巻きつけられてその巻きつけ状態が
引締め部材12および開き止め部材13によって固定さ
れた状態で車輪Wに装着される。
【0043】また、上記した手順の逆の手順を順行する
と、スリップ止め具Aを車輪Wから取外すことができ
る。
【0044】スリップ止め装置Aを不使用時に格納する
に際し、ベ−ス14のケ−ス体15の着脱部15bを図
8(B)に示すように開さ止め部材13から脱離させ、
ベ−ス14を外方へ回動させた状態で、引締め部材12
および開き止め部材13を主接地片2間の部位で折り曲
げて滑り止め部材1を図8(C)に示すように主接地片
2が重なるようにして2つ折り状に折りたたみ、さら
に、ベ−ス14を前に倒して折りたたんだ滑り止め部材
1上に重ねる。
【0045】この状態で、引締め部材12および開き止
め部材13を折り曲げて滑り止め部材1を図8(D)に
示すように、さらに折りたたむと、スリップ止め具Aを
コンパクトな形態に変形させて格納することができる。
【0046】上記した実施の形態によれば、滑り止め部
材1を車輪Wの外側での操作によって車輪Wに無理なく
被せてスリップ止め具Aを車輪Wに簡単に装着すること
ができ、スリップ止め具Aを車輪Wに着脱する操作を簡
易化することができる。
【0047】また、滑り止め部材1の内端縁1aおよび
外端縁1bの形態を線条体の引締め部材12および開き
止め部材13によって規定するように構成してあるの
で、スリップ止め具Aの構造を簡略化してスリップ止め
具Aの取扱いを簡易化することができる。
【0048】とくに、引締め部材12および開き止め部
材13の折り曲げが可能となって滑り止め部材1の折り
たたみが可能となるので、スリップ止め具Aをコンパク
トな形態に折りたたんで格納することができ、スリップ
止め具Aの格納スペ−スを縮小することができる。
【0049】さらに、スリップ止め具Aの格納に際し、
滑り止め部材1を隣り合う両主接地片2間の位置で容易
に折りたたむことができ、滑り止め部材1の折りたたみ
形態を扁平化および安定化させることができる。
【0050】また、各接地片2,3を小さな成形型を使
用して製作することができるので、滑り止め部材1の製
作を簡易化して滑り止め部材1の製作コストを節減する
ことができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、滑り止め部材
を車輪の外側での操作によって車輪に無理なく被せてス
リップ止め具を車輪に簡単に装着することができ、スリ
ップ止め具を車輪に脱着する操作を簡易化することがで
きる。
【0052】また、滑り止め部材の内端縁および外端縁
の形態を線条体の引締め部材および開き止め部材によっ
て規定するように構成してあるので、スリップ止め具の
構造を簡略化してスリップ止め具の取扱いを簡易化する
ことができる。
【0053】とくに、引締め部材および開き止め部材の
折り曲げが可能となって滑り止め部材の折りたたみが可
能となるので、スリップ止め具をコンパクトな形態に折
りたたんで格納することができ、スリップ止め具の格納
スペ−スを縮小することができる。
【0054】請求項2の発明によれば、スリップ止め具
の格納に際し、滑り止め部材を隣り合う両接地片間の位
置で容易に折りたたむことができ、滑り止め部材の折り
たたみ形態を扁平化および安定化させることができる。
【0055】また、各接地片を合成樹脂成形品によって
製作する場合には、各接地片を小さな成形型を使用して
製作することができるので、滑り止め部材の製作を簡易
化して滑り止め部材の製作コストを節減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態を示すスリップ止め具の
正面図である。
【図2】スリップ止め具を内方から見た側面図である。
【図3】スリップ止め具を外方から見た側面図である。
【図4】滑り止め部材の主接地片の正面図である。
【図5】滑り止め部材の副接地片の正面図である。
【図6】切換え機構の側断面図である。
【図7】切換え機構の要部の正面図である。
【図8】スリップ止め具を格納する手順を示す略体斜視
図である。
【符号の説明】
1 滑り止め部材 2 主接地片 3 副接地片 8 内拘束部 10 外拘束部 12 引締め部材 12a ル−プ部 13 開き止め部材 20 切換え部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に並んだ複数個の内拘束部および
    複数個の外拘束部が内端縁および外端縁に形成され、曲
    げ変形可能で車輪の外周部に無端形状となって巻きつけ
    られる滑り止め部材と、前記各内拘束部にそれぞれ連繋
    されたル−プ部を有し、前記滑り止め部材の内側から外
    側へ引出された線条体の引締め部材と、前記各外拘束部
    に輪状となってそれぞれ連繋されて前記各外拘束部の拡
    開を制限する線条体の開き止め部材と、前記滑り止め部
    材の外側で前記引締め部材に連撃され、前記引締め部材
    を引張って前記ル−プが前記各内拘束部を引締めた状
    態、若しくは、前記引締め部材を緩めて前記ル−プ部が
    前記各内拘束部を解放した状態に切換え操作される切換
    え部材とを設けた車輪用スリップ止め具。
  2. 【請求項2】 滑り止め部材を周方向へ離れて車輪に外
    接する複数の接地片によって形成した請求項1記載の車
    輪用スリップ止め具。
JP6567598A 1998-03-16 1998-03-16 車輪用スリップ止め具 Pending JPH11263108A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012517930A (ja) * 2009-02-13 2012-08-09 コム2イ 車両車輪のタイヤ用の滑り止め装置
JP2017171279A (ja) * 2016-03-15 2017-09-28 ペヴァク・シュネーケッテン・ゲーエムベーハーPewag Schneeketten Gmbh 張力付与装置を備える滑り止めチェーン

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