JP2589047B2 - タイヤ滑り止め具用締め付け装置 - Google Patents

タイヤ滑り止め具用締め付け装置

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JP2589047B2
JP2589047B2 JP5300434A JP30043493A JP2589047B2 JP 2589047 B2 JP2589047 B2 JP 2589047B2 JP 5300434 A JP5300434 A JP 5300434A JP 30043493 A JP30043493 A JP 30043493A JP 2589047 B2 JP2589047 B2 JP 2589047B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は装着が容易なタイヤ滑
べり止め具用締め付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤの外周に巻き付けて装着し
たタイヤ滑べり止め具の外側を締め付けるには、上記タ
イヤ滑べり止め具の外周縁部に沿ってリング状の締め付
けゴムを緊張状態で装着することにより行なっていた。
【0003】具体的には、タイヤの上部外周に帯状のタ
イヤ滑べり止め具を被せ、該滑べり止め具本体の外側縁
部に沿って多数設けた掛止部に締め付けゴムを3点掛け
するこにより、上記滑べり止め具がタイヤの外周から外
れないように仮止めした状態とする。次いで自動車を若
干移動させた後、タイヤ滑べり止め具をタイヤ全体に巻
回し、3点掛けして置いた締め付けを取り外してから、
滑べり止め具内側の締め付け紐を連結する。そして、上
記タイヤ滑べり止め具外側縁に沿って配置される掛止部
に対し、リング状の締め付けゴム2本とアタッチメント
1本を順番に掛止することにより、タイヤ滑べり止め具
の外側縁をタイヤ中心へ向けて締め付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した締め
付けゴムとアタッチメントによる締め付けは、リング状
のゴムを引き延ばしながらタイヤ滑べり止め具外周縁部
に取り付けた多数(15箇所程度)の掛止金具に対して
均等に掛止する必要がある。例えば従来の滑べり止め具
における締め付けゴムの掛止回数は、2本の締め付けゴ
ムとアタッチメントで45回行なうことになり、その掛
止装着作業を正確に行なうには若干の慣れと時間が必要
であり、更にゴムバンドとアタッチメントを引き伸ばす
のにかなりの力が必要であった。
【0005】本発明の目的は、タイヤ滑べり止め具の外
側縁の掛止金具に対する掛止作業の回数と労力を低減す
ることのできる締め付け装置を提供することにより、タ
イヤ滑べり止め具の装着を短時間に且つ容易に行なうこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために本発明は、タイヤの外周に巻き付けて装着するタ
イヤ滑べり止め具における外側縁部に沿って複数個掛止
する締付具と、これら各締付具に対してタイヤ中心側か
ら掛止して仮止め装着した後、各締付具をタイヤ中心へ
向けて引き込む締め付け機構とにより締め付け装置を構
成し、上記締付具は、硬質材を埋設した円弧形の基部
と、該基部の外周部から複数本延出する掛止腕部とから
構成し、上記基部に締め付け機構掛止用の掛止孔を開設
すると共に、各掛止腕部を円弧状基部によって構成され
る円の中心点から放射線状の延びる各々の延長線上に配
置し、それら各掛止腕部の先端にタイヤ滑べり止め具の
外側縁部に対して掛止する掛止部を設けて成り、且つ、
締め付け機構は、装着状態においてタイヤ中心に一致す
る締め付け機構本体の周囲に、上記各締付具の掛止孔に
掛止する複数のフック部材を設け、これらフック部材を
タイヤ中心へ向けて引き込み及び開放可能に保持する締
め付け機構を具備して成るものである。また、上記した
各締付具はタイヤ滑べり止め具の外側縁部に対して予め
掛止固定してもよい。
【0007】
【作用】以上の手段によれば、各締付具は、基部の外周
から延出する各掛止腕部の先端に設けた掛止部をタイヤ
滑べり止め具外側縁に対して掛止することにより装着さ
れる。尚、請求項2記載の締め付け装置においては、各
締付具の掛止部をタイヤ滑べり止め具外側縁に対して掛
止して固定することにより、各締め付け具がタイヤ滑べ
り止め具に対して予め取付固定された状態となってい
る。上記した締め付け機構は、締め付け機構本体の周囲
に上記各締付具の掛止孔に掛止するフック部材を備えて
おり、該フック部材は締め付け機構の作動によりタイヤ
中心へ向けて引き込み及び開放可能に保持されている。
【0008】よって、タイヤの外周に滑べり止め具を被
せる際において、各締付具掛止腕部先端の各掛止部を滑
べり止め具の外側縁部の掛止金具等に対して掛止すると
共に、締め付け機構のフック部材を上記締付具の基部に
開設される掛止孔に対してタイヤ中心側から掛止して仮
止めすることにより、締め付け機構はタイヤの中心部に
装着される。また上記滑べり止め具はタイヤの外周に被
された仮止め状態のままで保持されるため、自動車を移
動させタイヤの接地位置をずらすことにより、タイヤ滑
べり止め具をタイヤ全周にわたって巻回し、滑べり止め
具の内側締め付け機構の連結を行なうことが可能とな
る。
【0009】上記した仮止め状態にて内側締め付け機構
の連結を行なった後、締め付け機構の締め付け機構を作
動させて各フック部材をタイヤ中心方向へ引き込むと、
硬質材を埋設した円弧状の基部が引かれ、さらに各掛止
腕部がタイヤ滑べり止め具の外側縁部をタイヤ中心へ向
けて均等に締め付ける。また、上記締め付け機構による
締め付けを解除すると、上記した各フック部材が開放位
置まで戻り、締付具の掛止孔から無理なく外せる状態と
なる。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上説明したように締付具の各
フック部材を滑べり止め具外側に対して掛止してから、
締め付け機構の締め付け機構により各締付具を介して滑
べり止め具外側の締め付けを行なうように構成したもの
であるから、各締付具の掛止腕部を滑べり止め具外側縁
部の掛止金具等に対して1回掛止するだけで掛止作業を
済ませることができ、例えば2本の締め付けゴムとアタ
ッチメントとを引き伸ばしながら上記掛止金具等に1回
ずつ掛止していた従来の締め付け手段と比較すると、掛
止作業の回数が1/3に低減され、さらに上記したフッ
ク部材の掛止作業はゴムを引き伸ばす力を要しないので
大変容易に行なうことができる。
【0011】滑べり止め具をタイヤに装着する際、タイ
ヤ滑べり止め具の外側に装着した各締付具に対して、開
放状態の締め付け機構のフック部材を掛止して仮止めす
ることにより、タイヤの外周に被せたタイヤ滑べり止め
具を仮止め状態のまま保持することができるので、上記
状態から自動車を移動させてタイヤ滑べり止め具をタイ
ヤ全周に巻回し、滑べり止め具の内側締め付け紐等を連
結する装着行程を円滑に進行することができる。請求項
2の締め付け装置のように、各締付具をタイヤ滑べり止
め具の外側縁部に対して予め掛止固定することによれ
ば、装着時において各締付具をタイヤ滑べり止め具の外
側縁部に対して掛止装着する必要がなくなり、締め付け
装置の装着をより簡単に行なうことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施を図面に基づいて説明
する。図1にて示すタイヤ滑べり止め用締め付け装置a
は、タイヤcの外周に巻き付けて装着した滑べり止め具
bの外側縁部に沿って掛止する4個の締付具a1と、上
記各締付具a1に対してタイヤ中心側から掛止して装着
し、上記各締付具a1を介してタイヤ滑べり止め具bの
外側をタイヤ中心へ向けて締め付ける締め付け機構a2
とから構成される。
【0013】各締付具a1は、図8及び図9にて示すよ
うに円弧形基部11と該基部11の外周から延出する4
本の掛止腕部12とで構成される。基部11は、ゴムあ
るいは樹脂等でタイヤcと同心する円を形成する円弧形
に形成するものであり、本実施例では上記円周の略1/
4の円弧に形成し、その内部に沿って硬質板13を埋設
してなる。
【0014】上記硬質板13の略中央には、同硬質板1
3を貫通する掛止孔14を開設し、後述する締め付け機
構a2のフック部材を掛止部として構成してある。尚、
図中15にて示す丸孔は硬質板13を基部11本体と一
体成型する際に、硬質板13に予め設けられている孔を
金型内の保持ピンにて所望位置に保持せしめるために形
成される孔で、硬質板13と基部11本体とにわたって
連通している。また、上記基部11本体の円弧形状は任
意であり、タイヤcの側面円形状と同心円の円を形成す
るものであれば、本実施例に示す1/4円弧状のものに
限らず、1/3,1/5等適宜変更使用可能である。
【0015】上記基部11の外周から延出する掛止腕部
12は、ゴム,樹脂等で形成される杆12aの先端に膨
脹部12bを形成すると共に、該膨脹部12bの中心に
フック掛止孔16を開設して構成してあり、基部11の
外周に沿って4本ずつ基部11と一体に設けてある。ま
た、上記掛止腕部12は、上記円弧状基部11によって
構成されるタイヤ中心から外方に向けて放射線状に伸び
る夫々の延長直線上に設けられるように、基部11の外
周から延出してある。また隣接する各掛止腕部12間は
タイヤ滑止め具bの外側縁に取付られるフック金具b2
の間隔と略同程度の間隔とすることが要件とされる。
【0016】尚、一つの基部11に設けられる掛止腕部
12の数はタイヤ滑べり止め具bのフック金具b2の数
や基部11の円弧長さにも関係するが、上記した4本に
限らず2本,3本及び5本以上と任意に設定してよい。
また腕部12は、従来のゴムバンド3本掛け(ゴムリン
グ2本,アタッチメント1本)で締付けたときに各フッ
クb2…に掛かる締付け力と同等の締付け力を持たせる
ように調整するのが好ましい。また、締付け治具によっ
て締付けた時の12aの伸びは25%程度が好ましい。
【0017】上記した各締付具a1をタイヤc中心へ向
けて引き込む締め付け機構a2は、図2にて示すように
締め付け機構本体となる基板2aと該基板2aの周囲4
箇所に設けたクランプ機構2bとから構成される。基板
2aは樹脂成形により略正四角形状に形成され、各角部
には2枚ずつの耳片31を立設し、該耳片31の間に支
軸32を横通させることによりクランプ機構2bを回動
自在に支持してある。即ち、各クランプ機構2bは、上
記基板2aの周囲4箇所に回動自在な状態で軸支される
ことになる。尚、上記基板2aの中心部eは図8にて示
す装着状態においてタイヤ中心と一致することになる。
【0018】クランプ機構2bは、図3にて示すように
回動片21とフック部材22とからなる。回動片21は
樹脂成形により平面長方形、断面略L字型に形成すると
共に、その両側部に三角形の補強片21aを設けてな
り、両補強片21aの短辺側となる基端部に前記支軸2
3を挿通させることにより基板2aの角部に軸着し基板
2aに対して回動自在に取付支持してある。上記回動辺
2の先端よりの中間部にはフック部材22の基端部を挿
通させて回動自在に軸支してある。尚、上記したクラン
プ機構2bの数は締付具a1の数に合わせるものであ
り、例えば締付具a1が3個若しくは4個以上に変われ
ばクランプ機構2bの数もそれに対応する。さらに、上
記した基板2aは四角形に形成したが、基板2aの形状
はこれに限定されるものではなく、例えば多角形であっ
ても、または円形であってもよい。
【0019】フック部材22は、環状の鋼線材を屈曲成
形して平面略長方形に形成し、その先端部を折り曲げて
掛止部24を形成すると共に、同部材22基端を上記回
動片21の先端寄りの中間部に外側から挿通させて軸支
し、その軸支部25を支点として回動自在に支持してあ
る。即ち、上記したように構成した各クランプ機構2b
は、回動片21及びフック部材22が基板中心eからタ
イヤ外周へ向けて延びる基準線dに沿って直線的に展開
し、また、回動片21は上記基準線d上において基板中
心e側とタイヤ外周側との間を回動して移動するように
構成される。
【0020】図2にて示すように、クランプ機構2bの
フック部材22を締付具a1に掛止した状態から、回動
片21の先端を梃子状治具f等を用いて基板2a中心側
eへ回動させると(図4)、回動片21の先端寄りの中
間部に位置するフック部材22基端の軸支部25が回動
片21の軸着部23よりもタイヤ中心側に移動し、フッ
ク部材22自体がタイヤ中心へ向けて移動する(図
5)。
【0021】また、図5にて示すように回動片21を基
板2a中心側へ完全に回動させて折り返すと、フック部
材22基端の軸支部25とフック部材22先端の掛止部
24とを結ぶ線gが回動片21基端の軸着部23よりタ
イヤ側(図5中において下側)に位置するようになる。
この状態においては、フック部材22に加わる締め付け
の反力となる力が回動片21の軸着部23よりタイヤ側
に位置するフック部材22軸支部25に加わって、回動
片21を常時タイヤ側へ向けて回動させる付勢力として
作用するので、回動片21は基板2a中心側に折返され
た状態(図5の状態)のままロックされることになる。
【0022】上記したフック部材22の移動距離は、回
動片21の軸着部23からフック部材22軸支部25の
間の距離の略倍の距離となり、このフック部材22の移
動により締付具a1がタイヤ中心へ向けて引き込まれ、
同締付具a1を介してタイヤ滑べり止め具bの外側が締
め付けられることになる。
【0023】また、上記したロック状態から回動片21
を上記とは逆にタイヤ外周側へむけて回動させると、フ
ック部材22基端の軸支部25とフック部材22先端の
掛止部24とを結ぶ線gが回動片21基端の軸着部23
より外側に移行した時点で上記したロックは解除され、
回動片21はフック部材22からの張力によりタイヤ外
周へ向けて自然と移動し、締付具a1に掛止されるフッ
ク部材22を無理なく外せる状態となる(図3の状
態)。
【0024】次に、上記した如く構成した締め付け装置
aを用いて行なうタイヤ滑べり止め具bの締め付け作業
を行程順に説明する。まず、タイヤ滑べり止め具bをタ
イヤcの外周に被せる前に、タイヤ滑べり止め具bの外
側縁部に沿って設けた掛止部b1に取付固定される16
個のフック金具b2に対して、各締付具a1の掛止腕部
12先端のフック掛止孔16を端から順番に嵌合して掛
止し、4個の締付具a1をタイヤ滑べり止め具bの外側
縁に沿って装着しておく。尚、各締め付け具a1はタイ
ヤ滑べり止め具bの外側縁部に対して止着金具等を利用
して取付固定しておいてもよく、この場合、締め付け具
a1がタイヤ滑べり止め具bに対して取付られたままの
状態となるので、締め付け具a1を紛失してしまうよう
なことがない。
【0025】上記したように締付具a1を装着したタイ
ヤ用滑べり止め具bは、図10にて示すように自動車の
タイヤcの上部外周に被せ、略1/4程度を残して装着
する。上記状態において締め付け機構a2のフック部材
22を装着状態にある3個の締付具a1のフック掛止孔
14に掛止すると、締め付け機構a2はタイヤcの中心
部に装着され、また上記締め付け機構a2による仮止め
により、タイヤ滑べり止め具bはタイヤcの外周の略3
/4に被された状態で保持され、自動車の移動が可能と
なる。
【0026】次いで、自動車を若干移動させることによ
りタイヤcの未装着部分が地面から若干浮く状態になる
ように接地位置をずらしてからタイヤ滑べり止め具bを
タイヤcの全周に巻回させた状態とする。これにより、
タイヤ滑べり止め具bの内側縁に沿って設けた内側締め
付け具b3の連結を行なうことができる状態となる。
【0027】上記仮止め状態にて内側締め付け具b3の
連結と、締め付け機構a2の残るフック部材22を掛止
した後、各クランプ機構2bの回動片21の先端に梃子
状治具fの先端を差込み、前述したように回動片21を
タイヤ中心側へ向けて略180゜回動させ、図5にて示
すようなロック状態とする。4箇所のクランプ機構2b
の回動片21を全部タイヤ中心側に回動させて折り返す
と、各フック部材22の移動により締付具a1の基部1
1が引かれ、さらに円弧形の基部11外周から延出する
各掛止腕部12がタイヤ中心へ向けて引かれるため、タ
イヤ滑べり止め具bの外側の各フック金具b2をタイヤ
中心へ向けて均等に引き込むことができる。これにより
タイヤ滑べり止め具bの外側が均等に締め付けられる
(図1)。
【0028】また、滑べり止め装置aを取り外す際に
は、上記したようにロック状態ある各クランプ機構2b
の回動片21を反力に抗してタイヤ外周側へ向けて回動
させ、図11にて示す仮止め状態にすると、各クランプ
機構2bのフック部材22を各締付具a1から無理なく
外すことができるようになる。
【0029】上記したようにクランプ機構2bの回動片
21を折り返す作業は手作業によって行なうこともでき
るが、上記したように梃子状治具fを使用して行なうこ
とにより力の弱い女性でも簡単に行なうことができる。
また、クランプ機構2bの回動片21は、図7にて示す
もののように先端部をタイヤと反対側へ向けて反りを与
えることにより、回動片21の折り返し作業の際に梃子
状治具fの使用勝手がよくなる。また、反対に梃子状治
具fの先端部を屈曲させて置くことによっても上記した
と同様な効果を得ることができる。また、図12,図1
3にて示すように梃子状治具fの先端部を屈曲させて置
くことにより、ロック状態から回動片21を解除方向に
回動させる操作がやり易くなる。
【0030】また、本発明の主旨によれば、上記締め付
け機構は開放状態のフック部材を締付具に掛止して仮止
めした状態から、締め付け機構によりタイヤ中心へ向け
て引き込むことができる構成のものであればよく、例え
ば、実願平5−18162号公報にて記載されているタ
イヤ滑べり止め具の外側締め付け機構を使用してもよ
く、上記実施例と同様に装着作業の円滑化を図ることが
できる。さらに、上記した締め付け装置aにあっては、
各締付具a1をタイヤ滑べり止め具bに掛止して装着す
るように構成したが、各締め付け具a1は予めタイヤ滑
べり止め具bの各掛止部b1に対して掛止固定しておい
てもよい。この場合、各締付具a1はタイヤ滑べり止め
具bの外側縁部に沿って一体的に取付られた状態とな
り、装着時において各締付具a1を掛止装着する手間が
不要となるので、締め付け装置の装着をより短時間で行
なうことがで可能となる。
【0031】図14及び図15にて示す締め付け機構a
2’は、締め方向に回動させたクランプ機構2bの回動
片21を外れないようにロックする押え具41を具備し
たものである。上記押え具41は、基板1の外周縁部に
嵌合するように円形に形成すると共に、その外周部4箇
所に各回動片21を差し込んで嵌合せしめる嵌合溝41
aを切欠形成して成る。また、上記押え具41の中心部
には締めねじ42を挿通させる孔41bを穿設し、この
孔41bに外側から挿通させた締めねじ42を基板1の
中心に形成した雌ねじ43に螺合することにより、上記
押え具41を基板1外周に嵌合させた状態で取付固定
し、回動して締め状態にある各回動片21の先端を押え
ている。上記押え具41を装着することによれば、クラ
ンプ機構2bによる締め付けが走行中に外れるのを確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した締め付け装置の装着状態
を示す正面図。
【図2】 開放状態のクランプ機構を示す正面図。
【図3】 開放状態のクランプ機構を示すX−X線断
面図。
【図4】 梃子状治具を使用して回動片を回動した状
態のクランプ機構を示す縦断面図。
【図5】 ロック状態のクランプ機構を示す縦断面
図。
【図6】 梃子状治具を使用して回動片を折り返す状
態を示す斜視図。
【図7】 回動片に反りを設けたクランプ機構を示す
縦断面図。
【図8】 締付具を示す正面図。
【図9】 同締付具の縦断面図。
【図10】 滑べり止め具外側の締付具に締め付け機
構を仮止めした状態を示す斜視図。
【図11】 開放状態のタイヤ滑べり止め具及び締め
付け装置を示す斜視図。
【図12】 回動片の先端部を屈曲させたクランプ機
構を示す縦断面図。
【図13】 回動片の先端部を屈曲させたクランプ機
構を示す縦断面図。
【図14】 押え具を具備した締め付け装置の分解状
態を示す斜視図
【図15】 同締め付け装置の装着状態を示す斜視
図。
【符号の説明】
a・・・締め付け装置 a1・・・締付具 a2,a2’・・・締め付け機構 b・・・タイヤ滑べり止め具 c・・・締付具 11・・・基部 12・・・掛止腕 13・・・硬質板 16・・・フック掛止孔 2a・・・基板 2b・・・クランプ機構 21・・・回動片 22・・・フック部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤの外周に巻き付けて装着するタ
    イヤ滑べり止め具における外側縁部に沿って複数個掛止
    する締付具と、これら各締付具に対してタイヤ中心側か
    ら掛止して仮止め装着した後、各締付具をタイヤ中心へ
    向けて引き込む締め付け機構とにより締め付け装置を構
    成し、上記締付具は、硬質材を埋設した円弧形の基部
    と、該基部の外周部から複数本延出する掛止腕部とから
    構成し、上記基部に締め付け機構掛止用の掛止孔を開設
    すると共に、各掛止腕部を円弧状基部によって構成され
    る円の中心点から放射線状の延びる各々の延長線上に配
    置し、それら各掛止腕部の先端にタイヤ滑べり止め具の
    外側縁部に対して掛止する掛止部を設けて成り、且つ、
    締め付け機構は、装着状態においてタイヤ中心に一致す
    る締め付け機構本体の周囲に、上記各締付具の掛止孔に
    掛止する複数のフック部材を設け、これらフック部材を
    タイヤ中心へ向けて引き込み及び開放可能に保持する締
    め付け機構を具備して成るタイヤ滑べり止め具用締め付
    け装置。
  2. 【請求項2】 各締付具をタイヤ滑べり止め具の外側
    縁部に対して予め掛止固定したことを特徴とする請求項
    1記載のタイヤ滑べり止め具用締め付け装置。
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