JPH11261983A - 動画像復号化装置及び動画像符号化/復号化装置 - Google Patents

動画像復号化装置及び動画像符号化/復号化装置

Info

Publication number
JPH11261983A
JPH11261983A JP11008948A JP894899A JPH11261983A JP H11261983 A JPH11261983 A JP H11261983A JP 11008948 A JP11008948 A JP 11008948A JP 894899 A JP894899 A JP 894899A JP H11261983 A JPH11261983 A JP H11261983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
background
information
circuit
moving
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11008948A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3176046B2 (ja
Inventor
Hideyuki Ueno
秀幸 上野
Haruhiko Okumura
治彦 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP894899A priority Critical patent/JP3176046B2/ja
Publication of JPH11261983A publication Critical patent/JPH11261983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3176046B2 publication Critical patent/JP3176046B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】背景輝度がゆらいだ時であっても伝送すべき情
報量を低減できしかも背景を相手に見せたくない時には
自動的に別の背景を表示できるようにすることができる
動画像復号化装置及び動画像符号化/復号化装置を提供
する。 【解決手段】原動画像信号の単位時間に表示されるべき
画面について、動領域、背景領域を分離する情報を作成
する手段214と、前記画面の動領域の画像情報を復号
化する手段204と、前記画面の背景領域の画像情報を
復号化する手段212と、前記復号化された分離情報に
基づいて動領域の画像情報と背景領域の画像情報を合成
して再生動画像情報を生成する手段214とを具備した
ことを特徴とする動画像復号化装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビ電話等の動画
像伝送に用いられる動画像復号化装置及び動画像符号化
/復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ会議システム等における動画像信
号の符号化において、近年動領域に対して動き補償フレ
ーム間予測、背景に対して背景予測を使うといった、領
域の性質に対して適応的な予測方式を採用する符号化が
行われるようになってきている。
【0003】しかしこれらを行うための領域の判定は、
従来入力フレームを局所的に調べ、その輝度変化が大き
い場合と小さい場合とに分け、大きい場合には動領域、
小さい場合には背景というような単純な判定を行ってい
た、すなわち動領域と背景で適応的に予測方式を変える
というよりは輝度変化の大きい領域と小さい領域で予測
方式を変えているといった方が正しい。このことは例え
ば背景の様子が変化しなくても照明のゆらぎなどで背景
の輝度値が変化するような場合に、その領域を背景とし
て扱ってしまう。このため従来の方式では真の背景と動
領域の差別化は行われず、この点を解決せずには符号化
効率の向上は望めなかった。
【0004】一方、装置を使用する立場から見ると、輝
度変化の代償による差別化よりも、やはり背景と動領域
という概念に基づいた差別化の方が意味があると思われ
ることが多い。例えば、 (1)背景には受信側に必要な情報 が含まれていない
ことがある (2)送信側として自分の背景を相手に見せたくないこ
とがある という2点を考えれば明らかであろう。しかしこれらの
要求を満たそうとしたとき、従来の輝度変化に基づく背
景の判定規範を用いると、動領域においても誤って背景
と判定される領域が出てしまい、上述したような問題が
生ずることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の方
式では背景輝度がゆらいだ時に情報量が増えてしまい、
又、背景をオペレータ自身が隠すという操作ができない
ため見せたくない背景も見られてしまうというテレビ電
話等の画像伝送装置において極めて不都合な問題を有し
ていた。
【0006】そこで本発明は伝送すべき情報量を低減で
きしかも背景を相手に見せたくない時には自動的に別の
背景を表示できるようにすることができる動画像復号化
装置及び動画像符号化/復号化装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は動領域とそれ以
外の領域とを分離、分離された内の動領域と、予め記憶
された別の背景としての画像とを合成し表示する動画像
復号化装置及び動画像符号化/復号化装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明では動領域とその他の領
域(背景)とを分離し、背景に関する情報は捨ててしま
い、任意に設定された別の背景と、動領域とを合成する
ため、このような構成が送信側にあっては照明状態に変
化がおこってそのことによる伝送のための情報量の増加
を招くことがない。さらに、伝送したくない真の背景を
伝送しなくてすみ、その代わり送信側において任意に設
定された別の背景を合成して受信側に表示することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して詳述
する。図1 は本発明に係る送信側の画像伝送装置の基
本ブロック図である。入力される画像信号はフレームご
とにフレームメモリ101に順次蓄えられた後、ブロッ
ク化回路102において符号化を行うための単位ブロッ
クに切り出され、有意ブロック判定回路103に送られ
る。フレームメモリ1の信号はまた後段で詳述するマッ
プ作成回路113及び背景メモリ114にも送出され
る。この背景メモリ114は動領域の輪郭を検出しその
外側を背景とみなすことにより入力フレームによって内
容が更新される背景メモリである。
【0010】マップ作製回路13では、今までに背景メ
モリ114に蓄積されていた背景と新しく入力されたフ
レームとを比較することによって入力フレームを背景と
動領域に分離し分離情報を示すマップを作成する。ここ
で作成されたマップは以後動き検出、有意ブロック判
定、条件付画素補充において利用されると共にこの情報
は輪郭符号化回路115において符号化され、図示しな
い受信側で復号の際に受信データを出力するか背景メモ
リの内容を出力するかを決定するために使われる。また
このマップを利用した符号化方式を符号化回路106で
用いることもできる。
【0011】さて、マップ情報を受けた有意ブロック判
定回路103は入力されたブロックが輪郭の外にあるか
内にあるかブロックに輪郭がまたがっているかを判定
し、輪郭の外にある場合、そのブロックは無効ブロック
であるとみなし、次段への送出を中止する。上記以外の
場合、このブロックは有意ブロックとみなされ、次の差
分回路104及び動き検出回路107に送出される。有
意ブロックとマップを入力された動き検出回路107は
前フレームの内容を蓄えるフレームメモリ(1)111
を探索して最適動きベクトルを検出するが、この際に第
5図に示すように入力ブロックと探索先のブロックにお
いて入力ブロックの背景部分に相当する画素の画素値を
共に0にクリアした後に誤差を評価してマッチングを行
う。このことにより検出される動きベクトルが背景に影
響されることを防ぐことができる。
【0012】検出された動きベクトルは多重化回路11
9に送出されると共に可変遅延回路108に送出され
る。可変遅延回路108はフレームメモリ(1)111
より動きベクトルに相当するずれをもつブロックを差分
回路104及びブロックメモリ122に送出し、差分回
路104で入力ブロックと動き補償予測ブロックとの予
測誤差がとられる。この予測誤差のうち入力ブロックの
動領域に相当する位置の誤差が条件付画素補充判定回路
105で評価される。
【0013】この誤差が小さい場合このブロックは条件
付画素補充がなされるとみなされ、このことを示す信号
が多重化回路119及びブロックメモリ122に送出さ
れ、この信号によりブロックメモリの内容がフレームメ
モリ(2)112に移行されると共に予測誤差の次段へ
の送出は中止される。
【0014】誤差が大きい場合この予測誤差は符号化回
路106へ送られ符号化される。符号化されたデータは
多重化回路119に送出されると共に複合化回路109
で局部複合されてフレームメモリ(2)112に蓄えら
れる。フレームメモリ(2)112に蓄えられたフレー
ム画像はフレームタイミングでフレームメモリ(1)1
11に移行され、動き補償時に参照される。一方背景
は、通信開始又は送信側より背景送出要求があった場合
のみ送出される。背景メモリ114は先に述べたように
入力フレームの中から背景部分のみを選び出して常に更
新を続ける。外部記憶装置116はフロッピーディス
ク、カセットテープ、ICカード、VTR、DATなど
の書換え可能な記憶装置あるいは光カード、CD−RO
Mなどの書換え不可能な記憶装置等コンパクトで容易に
交換可能なメモリ及びそのハンドラよりなり、真の背景
の代わりとなる別の背景が蓄えられている。フロッピー
ディスクのような書換え可能なメモリの場合、パソコン
やビデオ機器を使ってユーザーが容易に内容を構成する
こともできる。これを利用すればかわりの背景として送
信側の人物が最もよく写っている画像や背景が最も整っ
ている時の画像を利用するなどの使用法も可能となる。
選択回路117は送信側の設定によって上記背景メモリ
114及び外部記憶装置116のいずれの内容を背景と
して送信するかを決定する。選択された背景情報は背景
符号化回路118で符号化される。この場合、予め背景
情報を符号化しておけばこの背景符号化回路118は不
要である。
【0015】そして多重化回路119からの動領域情報
及び背景符号化回路118からの背景情報は出力切替回
路120に送られる。出力切替回路120は通信開始時
及び送信側の背景送出要求時には背景出力に切替わり、
それ以外の時には動領域出力が接続状態となっている。
背景送出要求の使い方の例としては、着信側が着信時に
は外部記憶装置116よりの背景出力を選択し、相手を
確認した後に背景メモリ114よりの背景出力に選択を
切替えて背景送出要求を出して正常な通話に入るという
ような一種のセキュリティ機能が考えられる。この場
合、着信時より2回目の背景出力要求時までは動領域送
出も行わないよう制御することも容易に行うことができ
る。また以上の操作を自動的に行うことができるような
制御回路を設けることもできる。
【0016】このような操作は、電話がかかってきた相
手によっては、自分の背景を見せたくない、あるいはさ
らに画面全体を見せたくない場合に有効である。このよ
うな場合画像の送信をやめればよいのであるがそれでは
画面全体が黒くなってTV電話の意味がなくなってしま
う。また人物は是非送出したいのだが背景だけ隠したい
という要求にも応じられない。また、それとは別に呼出
し等のために会話を保留してその場を離れるような時
に、相手を待たせる時間に別の画像を表示したいという
要求もおこってくるであろう。このような場合、この実
施のものだと容易にこれらの要求に応え得るのである。
【0017】信号が動領域信号であるか背景信号である
かの判断は、送信側がフレームごとにつけるフレームヘ
ッダにその情報を書き込むなどの方法によって行うこと
ができる。この場合出力切替120は第6図を参照して
背景出力要求が出力された際に動領域信号の読みとりを
開始し、次のフレームヘッダが来た時点で動領域送出選
択ビットを背景送出選択ビットに書替え、その後に背景
情報を付加して送出すると共にフレームメモリ(2)1
12書き込み禁止情報を送る。背景送出終了後再び動領
域信号の次のフレームヘッダが来た段階で動領域送出を
再開する。この例では動領域情報2及び動領域情報3は
送出されないこととなる。
【0018】次に図7に図1の背景メモリの構成を示す
ブロック図を示す。701はフレーム間差分をとるため
の近接した2フレームを順にフレームメモリ(1)70
2及びフレームメモリ(2)703に導く制御及び2フ
レームの組の間隔を適当にとるために更新制御回路70
9からの演算終了信号によって駒おとし制御を行う駒お
とし制御回路、702及び703はそれぞれ上記2フレ
ームのうちあとから入力されたフレーム及び先に入力さ
れたフレーム画像を蓄えるためのフレームメモリ、70
4は上記2フレームのフレーム間差分をとる差分回路、
705は上記差分の絶対値をとる絶対値回路、706は
フレーム間差分の絶対値を蓄えるためのフレームメモリ
(3)、707は上記フレーム間差分画像より人物等の
おおまかな輪郭を検出する輪郭検出回路、708は上記
輪郭検出回路707の出力より第8図に示されるような
更新位置を示すマップを作成するマップ作成回路、70
9は上記作成されたマップを参照して背景用フレームメ
モリの内容をフレームメモリ(2)703の内容によっ
て更新するか、背景用フレームメモリ701の内容を保
存するかの制御を行う更新制御回路、710は背景を蓄
えるためのフレームメモリ、711は演算時間分に応じ
た遅延を行い、更新制御回路の信号によって更新が許可
された時のみ画素単位で背景用フレームメモリ710に
書込みを行う遅延回路である。この背景メモリの動作原
理を図9〜図11を用い簡単に説明する。
【0019】図9にフレーム間差分から求まる人物の輪
郭の一例を示す。図に示すようにこの輪郭の内部には現
入力フレームの動領域(斜線で示す)と、前入力フレー
ムと比較して新たに見えてきた背景部分とが含まれるた
め、1回の更新では隠れていた背景を更新することはで
きないが、人物等が動くことにより、1回目に更新され
なかった部分も2回目以降に更新される可能性があり、
図10に示すように新たにフレーム間差分の輪郭の外側
に含まれるようになった部分が更新されることによって
背景だけを上記背景メモリに蓄積していくことが可能と
なる。このため図11に示すように、フレーム間差分を
とるための2フレームは輪郭の内側の背景領域の面積が
小さくなるように時間的に接近した2フレームをとるこ
とが望ましいが、これら2フレームの組の間隔は希望す
る更新間隔と演算時間に応じて任意にとることができ
る。図11でt2+△1からt2までの間のフレームと
t1からt2+△2、t2からt2からt2+△2まで
のフレームは一般に駒落としされる。但し△1、△2は
フレーム間隔でもよい。フレーム(t1)とフレーム
(t2+△2)との差分よりフレーム間差分画像1が、
フレーム(t2)とフレーム(t2+△2)との差分よ
りフレーム間差分画像2が得られ、その輪郭の外側が各
々の回に更新される。図10では右上がりの斜線部は
(t2,t1+△2)間で右下がりの斜線部は(t2,
t1+△2)間で、右下がりの斜線部は(t2,t2+
△2)間で更新された部分をそれぞれ示している。尚、
上述の説明では全てフレームあるいはフレームメモリと
して説明したが、フィールドあるいはフィールドメモリ
としてもよい。次に図12に図7の背景メモリの輪郭検
出回路の一構成例を示すブロック図を示す。801はフ
レーム間差分の蓄積されているフレームメモリより図1
3に示すようなL×H(Hはフレームの1辺の長さ)の
短冊状のブロックを縦方向及び横方向にとり出してくる
ブロック化回路である。802は短冊の短辺方向にヒス
トグラムをとるヒストグラム作成回路である。803は
上記ヒストグラムを短冊の両端よりある閾値と比較しな
がら検索し各々初めて閾値を超えた点を輪郭の端点とし
てその座標を出力する端点検出回路である。
【0020】次に図2に図1で示した送信側に対応する
受信側の基本ブロック図を示す。上記送信側からの信号
は一旦バッファメモリ201で蓄えられ、選択回路20
2において致着した信号が動領域信号であるか背景信号
であるかに応じてその出力先が選択される。
【0021】背景側が選択された場合、その信号は背景
複合化回路212により復号され、メモリ213に蓄え
られて、以後常に背景メモリ213の内容が合成回路2
14に出力されることになる。一方動領域側が選択され
た場合、その信号は分離回路203により輪郭情報,ブ
ロック単位の符号化情報,動きベクトル情報,条件付画
素補充判定情報に分離され、各々輪郭復号化回路20
6,復号化回路204,可変遅延回路210,書込み制
御回路211に送出される。符号化情報はブロックごと
に復号化回路204で復号化されて加算回路205に出
力される。一方動きベクトル情報は可変遅延回路210
に送出され、フレームメモリ(2)209より動きベク
トルに相当するブロックが選択されて加算回路205に
出力される。加算回路205はこの両者を加えて書込み
制御回路211に出力する。
【0022】輪郭情報は輪郭復号化回路206で復号化
された後マップ作成回路207に送られ、ここで送信側
と同じマップが作成される。このマップは書込み制御回
路211に送られ有意ブロックのアドレス計算に利用さ
れると共に合成回路214に送られて、ここで動領域部
分には加算回路205からの動領域情報が、背景部分に
は背景メモリ213からの背景情報が選択されフレーム
が合成される。この合成画像が出力となる。
【0023】書込み制御回路211マップ作成回路20
7より入力されたマップより有意ブロックのアドレスを
求め、条件付画素補充判定情報を参照して、そのブロッ
クが条件付画素補充される場合には可変遅延回路210
よりの入力を、条件付画素補充されない場合には加算回
路205よりの入力をフレームメモリ(1)208の内
容はフレームに同期してフレームメモリ(2)209に
移行されるというものである。
【0024】上述した実施例は、対になる送信側及び受
信側のブロック構成を示したが、次に第3図を用いて本
発明に係る送信側の他の実施例を示す。符号化部分に関
しては基本的には第1図の実施例と同じなので説明は省
略する。本実施例ではTVカメラ(1)301,TVカ
メラ(2)302の2台のTVカメラを有し、これらは
同一の水平座標をもち光軸が平行となるように設置され
ている。この2つのTVカメラからの入力は測距回路3
05において対応点のマッチングがとられ、例えば「画
像処理ハンドブック(尾上守夫)」の第17章に示され
るような立体計測手法によって各点の測距がなされる。
この距離情報を用いてマップ作成回路306が動領域と
背景領域の情報を示すマップを作成する。また本実施例
では背景情報は1回も送られることがなく、受信側背景
は背景コード発生回路322によって指定された固定の
パターンが表示されることになる。
【0025】図4は図3の受信側に対応する受信側の一
実施例を示す図である。送信側より送られた背景コード
は背景パターン発生回路312に送られ、この背景パタ
ーン発生回路312は背景コードに相当する背景をRO
M313より選択し背景パターンを発生して合成回路3
14に出力する。例えば、第14図に背景コードと背景
の対応例を示すように背景コード00に対しグレイ無地
の背景、コード01に対し青無地の背景、コード10に
対し白黒ストライプの背景、コード11に対し予め設定
しておいた所定の風景の背景が各々選択されるというも
のである。
【0026】以上2つの実施例(図1,図2及び図3,
図4)はマップ作成の方法と背景表示及びその指定方法
が異なっているが、この組合せについては自由に変更し
て実施できる。
【0027】又、符号化部分については、他の符号化方
式を用いることができる。例えば、図1の構成より動き
補償を取り除いても本発明の特徴部分は全く損なわれる
ものではない。
【0028】また図1の外部記憶装置16がない実施例
及びこの外部記憶装置に動画が記憶されている実施例も
可能である。さらに第3の実施例においてマップ作成に
使う方式はステレオ画像使用のかわりに超音波、赤外線
等のセンサを使う実施例も可能である。まとめると背景
と同領域を分離する手段としては (1)動領域の輪郭情報を利用して真の背景のみを蓄え
る背景メモリを構成し、入力フレームとこの背景メモリ
の内容を比較する方法 (2)超音波、赤外線等のセンサを用いる方法 (3)ステレオ画像を利用した測距を行う方法などが考
えられる。 次に第15図に送信側のその他の実施例を示す。
【0029】この実施例は、図1の実施例と同様にフレ
ームメモリ901にとりこまれた入力フレームはブロッ
ク化回路902でブロック化されると共に背景メモリ9
04で背景の更新がなされ、この背景と入力フレームの
比較によりマップ作成回路903で動領域と背景領域の
分離情報を示すマップが作成される。これとは別にフレ
ームメモリ906には背景情報を蓄えた外部記憶装置9
05より動画がフレームごとに入力される。この外部記
憶装置905はフレームメモリ901の入力と同一形式
の入力を提供する外部記憶装置であって、例えばVTR
のような記憶装置でよい。この入力もブロック化回路9
07でブロック化される。ブロック化された2つの入力
とマップ作成回路903で作成されたマップは背景置換
回路908に送られる。背景置換制御回路914は送信
側が背景をカメラから入力するか外部記憶装置905か
ら入力するかまたは画面全体を外部記憶装置905から
入力するかを選択しその制御情報を背景置換908に送
出するもので、この情報により背景が外部記憶から出力
されることが指定された場合には、背景置換回路908
に入力されたブロック化回路902からの入力ブロック
のうちマップによって背景であると指示された画素につ
いてブロック化回路907からの入力ブロックの同一位
置の画素と置換されて符号化回路909に出力される。
以後の符号化操作については、第1図実施例の有意ブロ
ック判定回路103からの操作と同じであるので省略す
る。本実施例については受信側は従来より実施されてい
る方式に変更を加える必要はない。
【0030】以上説明したように、上記実施例では (1)真の背景を送らないので、背景の輝度変化などに
よる余分な情報の発生がなく (2)真の背景を相手に見せたくない場合、この背景に
かわる別の背景を表示することによって画像を自然なも
のに保ったまま真の背景を表示することによって画像を
自然なものに保ったまま真の背景を隠すことができる。 (3)会話を保留している時点や相手を確認している時
点での別な画像表示を行うことができるといった性能向
上が図られる。
【0031】
【発明の効果】すなわち本発明によれば、伝送すべき情
報量が低減でき、しかも、伝送したくない背景部分をオ
ペレータ自身が自由に隠したりあるいは変更することが
できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る送信側の基本ブロック図
【図2】 本発明に係る受信側の基本ブロック図
【図3】 本発明に係る他の送信側の基本ブロック図
【図4】 本発明に係る他の受信側の基本ブロック図
【図5】 動きベクトル検出において背景部分を0にク
リアしてからマッチングを行うことを示す図
【図6】 背景送出要求後のタイミングを示す図
【図7】 第1図における背景メモリの一実施例を示す
【図8】 第7図におけるマップ作成回路において作成
されるマップの一例を示す図
【図9】 フレーム間差分の輪郭を示す図
【図10】 第7図で示した背景メモリにおいて背景の
更新される様子を示した図
【図11】 第7図で示した背景メモリにおけるフレー
ムの時間的位置関係を示す図
【図12】 第7図における輪郭検出回路の一構成例を
示す図
【図13】 輪郭検出回路の作用を示す図
【図14】 背景コードと背景の対応例を示す図
【図15】 本発明に係るまた別の送信側の基本ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
101 フレームメモリ 102 ブロック化回路 103 有意ブロック判定回路 104 減算器 105 条件付画素補充判定回路 106 符号化回路 107 動き検出回路 108 可変遅延回路 109 復号化回路 110 加算器 111 フレームメモリ(1) 112 フレームメモリ(2) 113 マップ作成回路 114 背景メモリ 115 輪郭符号化回路 116 外部記憶装置 117 選択回路 118 背景符号化回路 119 多重化回路 120 出力切替回路 121 バッファ 122 ブロックメモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動画像信号の単位時間に表示されるべき
    画面について、動領域、背景領域を分離する情報を作成
    する手段と、前記画面の動領域の画像情報を復号化する
    手段と、前記画面の背景領域の画像情報を復号化する手
    段と、前記復号化された分離情報に基づいて動領域の画
    像情報と背景領域の画像情報を合成して再生動画像情報
    を生成する手段とを具備したことを特徴とする動画像復
    号化装置。
  2. 【請求項2】入力される動画像信号の単位時間に表示さ
    れるべき画面について動領域と背景領域とを分離する手
    段と、その画面について動領域、背景領域の分離情報を
    生成する手段と、その画面の動領域、背景領域の画像情
    報及び前記分離情報を符号化する手段と、これらの符号
    化された情報を出力する手段からなる符号化装置と、 符号化装置より出力された動領域、背景領域の分離情報
    を復号化する手段と、前記画面の動領域、背景領域の画
    像情報を復号化する手段と、前記復号化された分離情報
    に基づいて動領域の画像情報と背景領域の画像情報を合
    成して再生動画像情報を生成する手段からなる復号化装
    置とを具備したことを特徴とする動画像符号化/復号化
    装置。
JP894899A 1999-01-18 1999-01-18 動画像復号化装置 Expired - Lifetime JP3176046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP894899A JP3176046B2 (ja) 1999-01-18 1999-01-18 動画像復号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP894899A JP3176046B2 (ja) 1999-01-18 1999-01-18 動画像復号化装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25735587A Division JP2930114B2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14 動画像符号化装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001035040A Division JP2001313947A (ja) 2001-02-13 2001-02-13 動画像復号化装置
JP2001035041A Division JP2001313914A (ja) 2001-02-13 2001-02-13 動画像符号化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11261983A true JPH11261983A (ja) 1999-09-24
JP3176046B2 JP3176046B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=11706906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP894899A Expired - Lifetime JP3176046B2 (ja) 1999-01-18 1999-01-18 動画像復号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3176046B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2365241A (en) * 2000-07-19 2002-02-13 Nec Technologies Extraction and replacement of background signals in communication systems
JP2003018604A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像信号符号化方法、画像信号符号化装置および記録媒体
JP2006287482A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Nec Corp テレビジョン電話方法および携帯端末装置
JP2009071734A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Fujifilm Corp 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および画像処理システム
WO2022153834A1 (ja) * 2021-01-12 2022-07-21 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 情報処理装置および方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5453529B2 (ja) 2010-04-21 2014-03-26 ピュリタン・メディカル・プロダクツ・カンパニー・エルエルシー 採取デバイスおよび材料

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2365241A (en) * 2000-07-19 2002-02-13 Nec Technologies Extraction and replacement of background signals in communication systems
JP2002152698A (ja) * 2000-07-19 2002-05-24 Nec Corp 通信システム
GB2365241B (en) * 2000-07-19 2005-01-19 Nec Technologies Introducing background signals to communication systems
JP2003018604A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像信号符号化方法、画像信号符号化装置および記録媒体
JP2006287482A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Nec Corp テレビジョン電話方法および携帯端末装置
JP2009071734A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Fujifilm Corp 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および画像処理システム
WO2022153834A1 (ja) * 2021-01-12 2022-07-21 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 情報処理装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3176046B2 (ja) 2001-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0645933B1 (en) Image reproducing apparatus
US6195389B1 (en) Motion estimation system and methods
US8004565B2 (en) System and method for using motion vectors for object tracking
EP0921687A1 (en) Moving picture encoder and moving picture decoder
JP3176046B2 (ja) 動画像復号化装置
US7593463B2 (en) Video signal coding method and video signal encoder
JP2930114B2 (ja) 動画像符号化装置
JP2003333424A (ja) 原画像復元装置、及び原画像復元プログラム
JP2001313947A (ja) 動画像復号化装置
JP2001313914A (ja) 動画像符号化装置
JP2010028478A (ja) 動きベクトル補正装置、動きベクトル補正方法、画像補間装置、テレビジョン受像装置、映像再生装置、制御プログラム、および、コンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5141477B2 (ja) 動画像受信装置、動画像通信システム、動画像受信プログラム及び動画像通信プログラム
JPH0564172A (ja) 映像通信方式および映像送信装置および映像受信装置
JPH06133221A (ja) 撮像装置
JPH10233996A (ja) 映像信号再生装置および映像信号再生方法
JPH01198884A (ja) 画像伝送装置
JPH10257485A (ja) 繰り返し画像検出回路及び画像符号化装置
EP1262918A2 (en) Method and apparatus for coding and decoding image data synchronizing sound data
JPH11331851A (ja) 低ビットレート動画符号化装置
CN112437304B (zh) 视频解码方法、编码方法、装置、设备及可读存储介质
JPH10301556A (ja) 画像表示制御装置および方法
JP2934155B2 (ja) 動画像の動ベクトル検出方法と装置
JP3832362B2 (ja) 画像処理装置と画像処理方法および画像処理プログラム
JPH10215458A (ja) 画像圧縮伸長装置および欠落フレーム補間方法
JP3506634B2 (ja) 画像蓄積メモリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080406

Year of fee payment: 7