JP2001313947A - 動画像復号化装置 - Google Patents

動画像復号化装置

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JP2001313947A
JP2001313947A JP2001035040A JP2001035040A JP2001313947A JP 2001313947 A JP2001313947 A JP 2001313947A JP 2001035040 A JP2001035040 A JP 2001035040A JP 2001035040 A JP2001035040 A JP 2001035040A JP 2001313947 A JP2001313947 A JP 2001313947A
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Hideyuki Ueno
秀幸 上野
Haruhiko Okumura
治彦 奥村
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】背景輝度がゆらいだ時であっても伝送すべき情
報量を低減できしかも背景を相手に見せたくない時には
自動的に別の背景を表示できるようにすることができる
動画像復号化装置を提供する。 【解決手段】各画面について動領域と背景領域とを区別
するためのマップとこのマップにより区別された動領域
の画像情報を分離する手段403と、分離されたマップ
を復号する手段406と、分離された画像値情報を復号
する復号手段404と、復号されたマップと復号された
画像情報とから当該動領域の画像を合成する手段414
とを備えた動画像復号化装置において、真の背景の代わ
りとなる別の背景画像が蓄積された記憶手段から当該別
の背景画像を読み出す手段413を有することを特徴と
する動画像復号化装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビ電話等の動画
像伝送に用いられる動画像符号化装置に対応した動画像
復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ会議システム等における動画像信
号の符号化において、近年動領域に対して動き補償フレ
ーム間予測、背景に対して背景予測を使うといった、領
域の性質に対して適応的な予測方式を採用する符号化が
行われるようになってきている。
【0003】しかしこれらを行うための領域の判定は、
従来入力フレームを局所的に調べ、その輝度変化が大き
い場合と小さい場合とに分け、大きい場合には動領域、
小さい場合には背景というような単純な判定を行ってい
た、すなわち動領域と背景で適応的に予測方式を変える
というよりは輝度変化の大きい領域と小さい領域で予測
方式を変えているといった方が正しい。このことは例え
ば背景の様子が変化しなくても照明のゆらぎなどで背景
の輝度値が変化するような場合に、その領域を背景とし
て扱ってしまう。このため従来の方式では真の背景と動
領域の差別化は行われず、この点を解決せずには符号化
効率の向上は望めなかった。
【0004】一方、装置を使用する立場から見ると、輝
度変化の代償による差別化よりも、やはり背景と動領域
という概念に基づいた差別化の方が意味があると思われ
ることが多い。例えば、 (1)背景には受信側に必要な情報が含まれていないこ
とがある (2)送信側として自分の背景を相手に見せたくないこ
とがある という2点を考えれば明らかであろう。しかしこれらの
要求を満たそうとしたとき、従来の輝度変化に基づく背
景の判定規範を用いると、動領域においても誤って背景
と判定される領域が出てしまい、上述したような問題が
生ずることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の方
式では背景輝度がゆらいだ時に情報量が増えてしまい、
又、背景をオペレータ自身が隠すという操作ができない
ため見せたくない背景も見られてしまうというテレビ電
話等の画像伝送装置において極めて不都合な問題を有し
ていた。
【0006】そこで本発明は伝送すべき情報量を低減で
きしかも背景を相手に見せたくない時には自動的に別の
背景を表示できるようにすることができる動画像復号化
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、各画面につ
いて動領域と背景領域とを区別するため動領域を示す第
1の画素値及び背景領域を示す第2の画素値を含むマッ
プとこのマップにより区別された動領域の画像情報を分
離する手段(403)と、分離されたマップを復号する
第一の復号手段(406)と、分離された画像値情報を
復号する第二の復号手段(404)と、復号されたマッ
プと復号された画像情報とから当該動領域の画像を合成
する手段(414)とを備えた動画像復号化装置におい
て、真の背景の代わりとなる別の背景画像が蓄積された
記憶手段(413)から当該別の背景画像を読み出す手
段を有することを特徴とする動画像復号化装置を提供す
る。
【0008】また本願発明は、各画面について動領域の
輪郭情報を表わすため動領域を示す第1の画素値及び背
景領域を示す第2の画素値を含むマップとこのマップに
より区別された動領域の画像情報を分離する手段(40
3)と、分離されたマップを復号する第一の復号手段
(406)と、分離された画像情報を復号する第二の復
号手段(404)と、復号されたマップと復号された画
像情報とから当該動領域の画像を合成する手段(41
4)とを備えた動画像復号化装置において、真の背景の
代わりとなる別の背景画像が蓄積された記憶手段(41
3)から当該別の背景画像を読み出す手段を有すること
を特徴とする動画像復号化装置を提供する。
【0009】
【作用】この発明では動領域とその他の領域(背景)と
を分離し、背景に関する情報は捨ててしまい、任意に設
定された別の背景と、動領域とを合成するため、このよ
うな構成が送信側にあっては照明状態に変化がおこって
そのことによる伝送のための情報量の増加を招くことが
ない。さらに、伝送したくない真の背景を伝送しなくて
すみ、その代わり送信側において任意に設定された別の
背景を合成して受信側に表示することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して詳述
する。図1は本発明に対応する送信側の画像伝送装置の
基本ブロック図である。
【0011】入力される画像信号はフレームごとにフレ
ームメモリ101に順次蓄えられた後、ブロック化回路
102において符号化を行うための単位ブロックに切り
出され、有意ブロック判定回路103に送られる。フレ
ームメモリ101の信号はまた後段で詳述するマップ作
成回路113及び背景メモリ114にも送出される。こ
の背景メモリ114は動領域の輪郭を検出しその外側を
背景とみなすことにより入力フレームによって内容が更
新される背景メモリである。
【0012】マップ作製回路113では、今までに背景
メモリ114に蓄積されていた背景と新しく入力された
フレームとを比較することによって入力フレームを背景
と動領域に分離し分離情報を示すマップを作成する。こ
こで作成されたマップは以後動き検出、有意ブロック判
定、条件付画素補充において利用されると共にこの情報
は輪郭符号化回路115において符号化され、図示しな
い受信側で復号の際に受信データを出力するか背景メモ
リの内容を出力するかを決定するために使われる。また
このマップを利用した符号化方式を符号化回路106で
用いることもできる。
【0013】さて、マップ情報を受けた有意ブロック判
定回路103は入力されたブロックが輪郭の外にあるか
内にあるかブロックに輪郭がまたがっているかを判定
し、輪郭の外にある場合、そのブロックは無効ブロック
であるとみなし、次段への送出を中止する。上記以外の
場合、このブロックは有意ブロックとみなされ、次の差
分回路104及び動き検出回路107に送出される。有
意ブロックとマップを入力された動き検出回路107は
前フレームの内容を蓄えるフレームメモリ(1)111
を探索して最適動きベクトルを検出するが、この際に図
5に示すように入力ブロックと探索先のブロックにおい
て入力ブロックの背景部分に相当する画素の画素値を共
に0にクリアした後に誤差を評価してマッチングを行
う。このことにより検出される動きベクトルが背景に影
響されることを防ぐことができる。
【0014】検出された動きベクトルは多重化回路11
9に送出されると共に可変遅延回路108に送出され
る。可変遅延回路108はフレームメモリ(1)111
より動きベクトルに相当するずれをもつブロックを差分
回路104及びブロックメモリ122に送出し、差分回
路104で入力ブロックと動き補償予測ブロックとの予
測誤差がとられる。この予測誤差のうち入力ブロックの
動領域に相当する位置の誤差が条件付画素補充判定回路
105で評価される。
【0015】この誤差が小さい場合このブロックは条件
付画素補充がなされるとみなされ、このことを示す信号
が多重化回路119及びブロックメモリ122に送出さ
れ、この信号によりブロックメモリの内容がフレームメ
モリ(2)112に移行されると共に予測誤差の次段へ
の送出は中止される。
【0016】誤差が大きい場合この予測誤差は符号化回
路106へ送られ符号化される。符号化されたデータは
多重化回路119に送出されると共に複合化回路109
で局部複合されてフレームメモリ(2)112に蓄えら
れる。フレームメモリ(2)112に蓄えられたフレー
ム画像はフレームタイミングでフレームメモリ(1)1
11に移行され、動き補償時に参照される。
【0017】一方背景は、通信開始又は送信側より背景
送出要求があった場合のみ送出される。背景メモリ11
4は先に述べたように入力フレームの中から背景部分の
みを選び出して常に更新を続ける。外部記憶装置116
はフロッピー(登録商標)ディスク、カセットテープ、
ICカード、VTR、DATなどの書換え可能な記憶装
置あるいは光カード、CD−ROMなどの書換え不可能
な記憶装置等コンパクトで容易に交換可能なメモリ及び
そのハンドラよりなり、真の背景の代わりとなる別の背
景が蓄えられている。フロッピーディスクのような書換
え可能なメモリの場合、パソコンやビデオ機器を使って
ユーザーが容易に内容を構成することもできる。これを
利用すればかわりの背景として送信側の人物が最もよく
写っている画像や背景が最も整っている時の画像を利用
するなどの使用法も可能となる。
【0018】選択回路117は送信側の設定によって上
記背景メモリ114及び外部記憶装置116のいずれの
内容を背景として送信するかを決定する。選択された背
景情報は背景符号化回路118で符号化される。この場
合、予め背景情報を符号化しておけばこの背景符号化回
路118は不要である。
【0019】そして多重化回路119からの動領域情報
及び背景符号化回路118からの背景情報は出力切替回
路120に送られる。出力切替回路120は通信開始時
及び送信側の背景送出要求時には背景出力に切替わり、
それ以外の時には動領域出力が接続状態となっている。
【0020】背景送出要求の使い方の例としては、着信
側が着信時には外部記憶装置116よりの背景出力を選
択し、相手を確認した後に背景メモリ114よりの背景
出力に選択を切替えて背景送出要求を出して正常な通話
に入るというような一種のセキュリティ機能が考えられ
る。この場合、着信時より2回目の背景出力要求時まで
は動領域送出も行わないよう制御することも容易に行う
ことができる。また以上の操作を自動的に行うことがで
きるような制御回路を設けることもできる。
【0021】このような操作は、電話がかかってきた相
手によっては、自分の背景を見せたくない、あるいはさ
らに画面全体を見せたくない場合に有効である。このよ
うな場合画像の送信をやめればよいのであるがそれでは
画面全体が黒くなってTV電話の意味がなくなってしま
う。また人物は是非送出したいのだが背景だけ隠したい
という要求にも応じられない。また、それとは別に呼出
し等のために会話を保留してその場を離れるような時
に、相手を待たせる時間に別の画像を表示したいという
要求もおこってくるであろう。このような場合、この実
施のものだと容易にこれらの要求に応え得るのである。
【0022】信号が動領域信号であるか背景信号である
かの判断は、送信側がフレームごとにつけるフレームヘ
ッダにその情報を書き込むなどの方法によって行うこと
ができる。この場合出力切替120は図6を参照して背
景出力要求が出力された際に動領域信号の読みとりを開
始し、次のフレームヘッダが来た時点で動領域送出選択
ビットを背景送出選択ビットに書替え、その後に背景情
報を付加して送出すると共にフレームメモリ(2)11
2書き込み禁止情報を送る。背景送出終了後再び動領域
信号の次のフレームヘッダが来た段階で動領域送出を再
開する。この例では動領域情報2及び動領域情報3は送
出されないこととなる。
【0023】次に図7に図1の背景メモリの構成を示す
ブロック図を示す。701はフレーム間差分をとるため
の近接した2フレームを順にフレームメモリ(1)70
2及びフレームメモリ(2)703に導く制御及び2フ
レームの組の間隔を適当にとるために更新制御回路70
9からの演算終了信号によって駒おとし制御を行う駒お
とし制御回路、702及び703はそれぞれ上記2フレ
ームのうち後から入力されたフレーム及び先に入力され
たフレーム画像を蓄えるためのフレームメモリ、704
は上記2フレームのフレーム間差分をとる差分回路、7
05は上記差分の絶対値をとる絶対値回路、706はフ
レーム間差分の絶対値を蓄えるためのフレームメモリ
(3)、707は上記フレーム間差分画像より人物等の
おおまかな輪郭を検出する輪郭検出回路、708は上記
輪郭検出回路707の出力より図8に示されるような更
新位置を示すマップを作成するマップ作成回路、709
は上記作成されたマップを参照して背景用フレームメモ
リの内容をフレームメモリ(2)703の内容によって
更新するか、背景用フレームメモリ701の内容を保存
するかの制御を行う更新制御回路、710は背景を蓄え
るためのフレームメモリ、711は演算時間分に応じた
遅延を行い、更新制御回路の信号によって更新が許可さ
れた時のみ画素単位で背景用フレームメモリ710に書
込みを行う遅延回路である。この背景メモリの動作原理
を図9〜図11を用い簡単に説明する。
【0024】図9にフレーム間差分から求まる人物の輪
郭の一例を示す。図に示すようにこの輪郭の内部には現
入力フレームの動領域(斜線で示す)と、前入力フレー
ムと比較して新たに見えてきた背景部分とが含まれるた
め、1回の更新では隠れていた背景を更新することはで
きないが、人物等が動くことにより、1回目に更新され
なかった部分も2回目以降に更新される可能性があり、
図10に示すように新たにフレーム間差分の輪郭の外側
に含まれるようになった部分が更新されることによって
背景だけを上記背景メモリに蓄積していくことが可能と
なる。
【0025】このため図11に示すように、フレーム間
差分をとるための2フレームは輪郭の内側の背景領域の
面積が小さくなるように時間的に接近した2フレームを
とることが望ましいが、これら2フレームの組の間隔は
希望する更新間隔と演算時間に応じて任意にとることが
できる。第11図でt1+△1からt2までの間のフレ
ームとt1からt1+△1、t2からt2+△2までの
フレームは一般に駒落としされる。但し△1、△2はフ
レーム間隔でもよい。フレーム(t1)とフレーム(t
1+△1)との差分よりフレーム間差分画像1が、フレ
ーム(t2)とフレーム(t2+△2)との差分よりフ
レーム間差分画像2が得られ、その輪郭の外側が各々の
回に更新される。図10では右上がりの斜線部は(t
1,t1+△1)間で右下がりの斜線部は(t2,t2
+△2)間で更新された部分をそれぞれ示している。
尚、上述の説明では全てフレームあるいはフレームメモ
リとして説明したが、フィールドあるいはフィールドメ
モリとしてもよい。
【0026】次に図12に第7図の背景メモリの輪郭検
出回路の一構成例を示すブロック図を示す。801はフ
レーム間差分の蓄積されているフレームメモリより図1
3に示すようなL×H(Hはフレームの1辺の長さ)の
短冊状のブロックを縦方向及び横方向にとり出してくる
ブロック化回路である。802は短冊の短辺方向にヒス
トグラムをとるヒストグラム作成回路である。803は
上記ヒストグラムを短冊の両端よりある閾値と比較しな
がら検索し各々初めて閾値を超えた点を輪郭の端点とし
てその座標を出力する端点検出回路である。
【0027】次に図2に図1で示した送信側に対応する
受信側の基本ブロック図を示す。上記送信側からの信号
は一旦バッファメモリ201で蓄えられ、選択回路20
2において致着した信号が動領域信号であるか背景信号
であるかに応じてその出力先が選択される。
【0028】背景側が選択された場合、その信号は背景
復号化回路212により復号され、背景メモリ213に
蓄えられて、以後常に背景メモリ213の内容が合成回
路214に出力されることになる。一方動領域側が選択
された場合、その信号は分離回路203により輪郭情
報,ブロック単位の符号化情報,動きベクトル情報,条
件付画素補充判定情報に分離され、各々輪郭復号化回路
206,復号化回路204,可変遅延回路210,書込
み制御回路211に送出される。符号化情報はブロック
ごとに復号化回路204で復号化されて加算回路205
に出力される。一方動きベクトル情報は可変遅延回路2
10に送出され、フレームメモリ(2)209より動き
ベクトルに相当するブロックが選択されて加算回路20
5に出力される。加算回路205はこの両者を加えて書
込み制御回路211に出力する。
【0029】輪郭情報は輪郭復号化回路206で復号化
された後マップ作成回路207に送られ、ここで送信側
と同じマップが作成される。このマップは書込み制御回
路211に送られ有意ブロックのアドレス計算に利用さ
れると共に合成回路214に送られて、ここで動領域部
分には加算回路205からの動領域情報が、背景部分に
は背景メモリ213からの背景情報が選択されフレーム
が合成される。この合成画像が出力となる。
【0030】書込み制御回路211マップ作成回路20
7より入力されたマップより有意ブロックのアドレスを
求め、条件付画素補充判定情報を参照して、そのブロッ
クが条件付画素補充される場合には可変遅延回路210
よりの入力を、条件付画素補充されない場合には加算回
路205よりの入力をフレームメモリ(1)208の内
容はフレームに同期してフレームメモリ(2)209に
移行されるというものである。
【0031】上述した実施例は、対になる送信側及び受
信側のブロック構成を示したが、次に図3を用いて本発
明に係る送信側の他の実施例を示す。符号化部分に関し
ては基本的には図1の実施例と同じなので説明は省略す
る。本実施例ではTVカメラ(1)301,TVカメラ
(2)302の2台のTVカメラを有し、これらは同一
の水平座標をもち光軸が平行となるように設置されてい
る。この2つのTVカメラからの入力は測距回路305
において対応点のマッチングがとられ、例えば「画像処
理ハンドブック(尾上守夫)」の第17章に示されるよ
うな立体計測手法によって各点の測距がなされる。この
距離情報を用いてマップ作成回路306が動領域と背景
領域の情報を示すマップを作成する。また本実施例では
背景情報は1回も送られることがなく、受信側背景は背
景コード発生回路322によって指定された固定のパタ
ーンが表示されることになる。
【0032】図4は図3の受信側に対応する本願発明の
動画像復号化装置の一実施例を示す図である。送信側よ
り送られた背景コードは背景パターン発生回路412に
送られ、この背景パターン発生回路412は背景コード
に相当する背景をROM413より選択し背景パターン
を発生して合成回路414に出力する。例えば、図14
に背景コードと背景の対応例を示すように背景コード0
0に対しグレイ無地の背景、コード01に対し青無地の
背景、コード10に対し白黒ストライプの背景、コード
11に対し予め設定しておいた所定の風景の背景が各々
選択されるというものである。
【0033】以上2つの実施例(図1と図2、または図
3と図4)はマップ作成の方法と背景表示及びその指定
方法が異なっているが、この組合せについては自由に変
更して実施できる。
【0034】又、符号化部分については、他の符号化方
式を用いることができる。例えば、図1の構成より動き
補償を取り除いても本発明の特徴部分は全く損なわれる
ものではない。
【0035】また図1の外部記憶装置16がない実施例
及びこの外部記憶装置に動画が記憶されている実施例も
可能である。さらに第3の実施例においてマップ作成に
使う方式はステレオ画像使用のかわりに超音波、赤外線
等のセンサを使う実施例も可能である。まとめると背景
と同領域を分離する手段としては (1)動領域の輪郭情報を利用して真の背景のみを蓄え
る背景メモリを構成し、入力フレームとこの背景メモリ
の内容を比較する方法 (2)超音波、赤外線等のセンサを用いる方法 (3)ステレオ画像を利用した測距を行う方法などが考
えられる。
【0036】次に図15に送信側のその他の実施例を示
す。
【0037】この実施例は図1の実施例と同様にフレー
ムメモリ901にとりこまれた入力フレームはブロック
化回路902でブロック化されると共に背景メモリ90
4で背景の更新がなされ、この背景と入力フレームの比
較によりマップ作成回路903で動領域と背景領域の分
離情報を示すマップが作成される。これとは別にフレー
ムメモリ906には背景情報を蓄えた外部記憶装置90
5より動画がフレームごとに入力される。この外部記憶
装置905はフレームメモリ901の入力と同一形式の
入力を提供する外部記憶装置であって、例えばVTRの
ような記憶装置でよい。この入力もブロック化回路90
7でブロック化される。ブロック化された2つの入力と
マップ作成回路903で作成されたマップは背景置換回
路908に送られる。
【0038】背景置換制御回路914は送信側が背景を
カメラから入力するか外部記憶装置905から入力する
かまたは画面全体を外部記憶装置905から入力するか
を選択しその制御情報を背景置換908に送出するもの
で、この情報により背景が外部記憶から出力されること
が指定された場合には、背景置換回路908に入力され
たブロック化回路902からの入力ブロックのうちマッ
プによって背景であると指示された画素についてブロッ
ク化回路907からの入力ブロックの同一位置の画素と
置換されて符号化回路909に出力される。以後の符号
化操作については、図1の実施例の有意ブロック判定回
路103からの操作と同じであるので省略する。本実施
例については受信側は従来より実施されている方式に変
更を加える必要はない。
【0039】以上説明したように、上記実施例では、
(1)真の背景を送らないので、背景の輝度変化などに
よる余分な情報の発生がない、(2)真の背景を相手に
見せたくない場合、この背景にかわる別の背景を表示す
ることによって画像を自然なものに保ったまま真の背景
を表示することによって画像を自然なものに保ったまま
真の背景を隠すことができる、(3)会話を保留してい
る時点や相手を確認している時点での別な画像表示を行
うことができるといった性能向上が図られる。
【0040】
【発明の効果】すなわち本発明によれば、伝送すべき情
報量が低減でき、しかも、伝送したくない背景部分をオ
ペレータ自身が自由に隠したりあるいは変更することが
できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る送信側の基本ブロック図
【図2】 本発明に係る受信側の基本ブロック図
【図3】 本発明に係る他の送信側の基本ブロック図
【図4】 本発明に係る他の受信側の基本ブロック図
【図5】 動きベクトル検出において背景部分を0にク
リアしてからマッチングを行うことを示す図
【図6】 背景送出要求後のタイミングを示す図
【図7】 図1における背景メモリの一実施例を示す図
【図8】 図7におけるマップ作成回路において作成さ
れるマップの一例を示す図
【図9】 フレーム間差分の輪郭を示す図
【図10】 図7で示した背景メモリにおいて背景の更
新される様子を示した図
【図11】 図7で示した背景メモリにおけるフレーム
の時間的位置関係を示す図
【図12】 図7における輪郭検出回路の一構成例を示
す図
【図13】 輪郭検出回路の作用を示す図
【図14】 背景コードと背景の対応例を示す図
【図15】 本発明に係るまた別の送信側の基本ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
101 フレームメモリ 102 ブロック化回路 103 有意ブロック判定回路 104 減算器 105 条件付画素補充判定回路 106 符号化回路 107 動き検出回路 108 可変遅延回路 109 復号化回路 110 加算器 111 フレームメモリ(1) 112 フレームメモリ(2) 113 マップ作成回路 114 背景メモリ 115 輪郭符号化回路 116 外部記憶装置 117 選択回路 118 背景符号化回路 119 多重化回路 120 出力切替回路 121 バッファ 122 ブロックメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各画面について動領域と背景領域とを区別
    するため動領域を示す第1の画素値及び背景領域を示す
    第2の画素値を含むマップとこのマップにより区別され
    た動領域の画像情報を分離する手段と、分離されたマッ
    プを復号する第一の復号手段と、分離された画像値情報
    を復号する第二の復号手段と、復号されたマップと復号
    された画像情報とから当該動領域の画像を合成する手段
    とを備えた動画像復号化装置において、真の背景の代わ
    りとなる別の背景画像が蓄積された記憶手段から当該別
    の背景画像を読み出す手段を有することを特徴とする動
    画像復号化装置。
  2. 【請求項2】前記合成手段は、前記動領域の画像と前記
    読み出し手段により読み出された別の背景画像とを合成
    するすることを特徴とする請求項1記載の動画像復号化
    装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、別の背景画像が蓄積され
    た半導体メモリカードからなることを特徴とする請求項
    1記載の動画像復号化装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段は、別の背景画像が蓄積され
    たCD−ROMからなることを特徴とする請求項1記載
    の動画像復号化装置。
  5. 【請求項5】各画面について動領域の輪郭情報を表わす
    ため動領域を示す第1の画素値及び背景領域を示す第2
    の画素値を含むマップとこのマップにより区別された動
    領域の画像情報を分離する手段と、分離されたマップを
    復号する第一の復号手段と、分離された画像情報を復号
    する第二の復号手段と、復号されたマップと復号された
    画像情報とから当該動領域の画像を合成する手段とを備
    えた動画像復号化装置において、真の背景の代わりとな
    る別の背景画像が蓄積された記憶手段から当該別の背景
    画像を読み出す手段を有することを特徴とする動画像復
    号化装置。
  6. 【請求項6】前記合成手段は、前記動領域の画像と前記
    読み出し手段により読み出された別の背景画像とを合成
    するすることを特徴とする請求項5記載の動画像復号装
    置。
  7. 【請求項7】前記記憶手段は、別の背景画像が蓄積され
    た半導体メモリカードからなることを特徴とする請求項
    5記載の動画像復号化装置。
  8. 【請求項8】前記記憶手段は、別の背景画像が蓄積され
    たCD−ROMからなることを特徴とする請求項5記載
    の動画像復号化装置。
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