JP3176046B2 - 動画像復号化装置 - Google Patents

動画像復号化装置

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JP3176046B2
JP3176046B2 JP894899A JP894899A JP3176046B2 JP 3176046 B2 JP3176046 B2 JP 3176046B2 JP 894899 A JP894899 A JP 894899A JP 894899 A JP894899 A JP 894899A JP 3176046 B2 JP3176046 B2 JP 3176046B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はテレビ電話等の動画
像伝送に用いられる動画像復号化装置に関する。 【0002】 【従来の技術】テレビ会議システム等における動画像信
号の符号化において、近年動領域に対して動き補償フレ
ーム間予測、背景に対して背景予測を使うといった、領
域の性質に対して適応的な予測方式を採用する符号化が
行われるようになってきている。 【0003】しかしこれらを行うための領域の判定は、
従来入力フレームを局所的に調べ、その輝度変化が大き
い場合と小さい場合とに分け、大きい場合には動領域、
小さい場合には背景というような単純な判定を行ってい
た、すなわち動領域と背景で適応的に予測方式を変える
というよりは輝度変化の大きい領域と小さい領域で予測
方式を変えているといった方が正しい。このことは例え
ば背景の様子が変化しなくても照明のゆらぎなどで背景
の輝度値が変化するような場合に、その領域を背景とし
て扱ってしまう。このため従来の方式では真の背景と動
領域の差別化は行われず、この点を解決せずには符号化
効率の向上は望めなかった。 【0004】一方、装置を使用する立場から見ると、輝
度変化の代償による差別化よりも、やはり背景と動領域
という概念に基づいた差別化の方が意味があると思われ
ることが多い。例えば、 (1)背景には受信側に必要な情報 が含まれていない
ことがある (2)送信側として自分の背景を相手に見せたくないこ
とがある という2点を考えれば明らかであろう。しかしこれらの
要求を満たそうとしたとき、従来の輝度変化に基づく背
景の判定規範を用いると、動領域においても誤って背景
と判定される領域が出てしまい、上述したような問題が
生ずることになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の方
式では背景輝度がゆらいだ時に情報量が増えてしまい、
又、背景をオペレータ自身が隠すという操作ができない
ため見せたくない背景も見られてしまうというテレビ電
話等の画像伝送装置において極めて不都合な問題を有し
ていた。 【0006】そこで本発明は伝送すべき情報量を提言で
き、しかも背景を相手に見せたくない時には別の背景を
表示することができるようにする動画像符号化装置に対
応した動画像復号化装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は動領域とそれ以
外の領域とを分離し、分離されたうちの動領域と別の背
景としての画像とを合成し、表示する動画像復号化装置
である。具体的には、単位時間に表示されるべき画面に
ついて動領域と背景領域とを区別するマップとこのマッ
プにより区別された動領域の画素値情報を分離する手段
(203)と、分離されたマップを復号する第一の復号
手段(206、207)と、分離された画素値情報を復
号する第二の復号手段(204、205)と、復号され
たマップと復号された画素値情報とから動領域の画像を
合成する手段(214)とを具備したことを特徴とする
動画像復号化装置を提供する。また本願発明は、単位時
間に表示されるべき画面について動領域と背景領域とを
区別するマップとこのマップにより区別された動領域の
画素値情報とを含む動領域信号と背景領域の画素値情報
を含む背景信号を選択する手段(202)と、選択され
た背景信号を復号する第一の復号手段(212)と、選
択された動領域信号をマップと動領域の画素値情報とに
分離する手段(203)と、分離されたマップを復号す
る第二の復号手段と(206、207)、分離された動
領域の画素値情報を復号する第三の復号手段(204、
205)と、復号された背景信号と復号されたマップと
復号された画素値情報とから背景領域と動領域の画像を
合成する手段(214)とを具備したことを特徴とする
動画像復号化装置を提供する。また本願発明において
は、複数の小ブロックに分割された動画像信号の単位時
間に表示されるべき画面について、過去に符号化された
画面を参照して動き補償予測符号化(102、104、
106、107、111)された動画像を復号する動画
像復号化装置において、前記動画像信号の単位時間に表
示されるべき画面について動領域と背景領域とを区別す
るマップを復号する(206、207)と共に、このマ
ップにより区別された動領域を含む小ブロック画面の画
素値情報を復号する(204、205)ことにより、復
号されたマップと復号された小ブロック画面の画素値情
報とから動領域の画像を合成する(214)ことを特徴
とする動画像復号化装置を提供する。 【0008】 【発明の実施の形態】この発明では、動領域と背景領域
とを区別するマップを用いて、送信側で動領域とその他
の領域(背景)とに分離し、背景に関する情報は捨てて
しまい、受信側で、別の背景と動領域とを合成して表示
するため、送信側にあっては照明状態に変化が起こった
場合であっても、そのことによる伝送のための情報量の
増加を招くことがないというメリットがある。また伝送
したくない真の背景を伝送する必要がなく、その代わり
任意に設定された別の背景を受信側で合成して表示させ
ることができる。 【0009】 【実施例】以下、本発明の動画像復号化装置の実施例を
図面を参照して説明する。まず動画像復号化装置の説明
に先立ち、復号化装置側で受信すべき動画像信号を生成
する動画像符号化装置の動作、原理を説明する。図1は
本発明にかかる送信側の画像伝送装置の基本ブロック図
である。入力される画像信号はフレーム毎にフレームメ
モリ101に順次蓄えられた後、ブロック化回路102
において符号化を行なうための単位ブロックに切り出さ
れ、有意ブロック判定回路103に送られる。フレーム
メモリ101の信号は後段で詳述するマップ作成回路1
13及び背景メモリ114にも送出される。この背景メ
モリ114は動領域の輪郭を検出し、その外側を背景と
見なすことにより入力フレームによって内容が変更され
る背景メモリである。 【0010】マップ作製回路113では、今までに背景
メモリ114に蓄積されていた背景と新しく入力された
フレームとを比較することによって入力フレームを背景
と動領域に分離し分離情報を示すマップを作成する。こ
こで作成されたマップは以後動き検出、有意ブロック判
定、条件付画素補充において利用されると共にこの情報
は輪郭符号化回路115において符号化され、図示しな
い受信側で復号の際に受信データを出力するか背景メモ
リの内容を出力するかを決定するために使われる。また
このマップを利用した符号化方式を符号化回路106で
用いることもできる。 【0011】さてマップ情報を受けた有意ブロック判定
回路103は入力されたブロックが輪郭の外にあるか、
内にあるか、あるいはブロックに輪郭がまたがっている
かを判定し、輪郭の外にある場合、そのブロックは無効
ブロックであると見なし、次段への送出を中止する。上
記以外の場合、このブロックは有意ブロックであると見
なされ、次の差分回路104及び動き検出回路107に
送出される。有意ブロックとマップを入力された動き検
出回路107は前フレームの内容を蓄えるフレームメモ
リ(1)111を探索して最適動きベクトルを検出する
が、この際に図5に示すように入力ブロックと探索先の
ブロックにおいて入力ブロックの背景部分に相当する画
素の画素値をともにゼロにクリアした後に誤差を評価し
てマッチングを行なう。このことにより検出される動き
ベクトルが背景に影響されることを防ぐことができる。 【0012】検出された動きベクトルは多重化回路11
9に送出されると共に可変遅延回路108に送出され
る。可変遅延回路108はフレームメモリ(1)111
より動きベクトルに相当するずれをもつブロックを差分
回路104及びブロックメモリ122に送出し、差分回
路104で入力ブロックと動き補償予測ブロックとの予
測誤差がとられる。この予測誤差のうち入力ブロックの
動領域に相当する位置の誤差が条件付画素補充判定回路
105で評価される。 【0013】この誤差が小さい場合このブロックは条件
付画素補充がなされるとみなされ、このことを示す信号
が多重化回路119及びブロックメモリ122に送出さ
れ、この信号によりブロックメモリの内容がフレームメ
モリ(2)112に移行されると共に予測誤差の次段へ
の送出は中止される。 【0014】誤差が大きい場合この予測誤差は符号化回
路106へ送られ符号化される。符号化されたデータは
多重化回路119に送出されると共に複合化回路109
で局部複合されてフレームメモリ(2)112に蓄えら
れる。フレームメモリ(2)112に蓄えられたフレー
ム画像はフレームタイミングでフレームメモリ(1)1
11に移行され、動き補償時に参照される。一方背景
は、通信開始又は送信側より背景送出要求があった場合
のみ送出される。背景メモリ114は先に述べたように
入力フレームの中から背景部分のみを選び出して常に更
新を続ける。外部記憶装置116はフロッピーディス
ク、カセットテープ、ICカード、VTR、DATなど
の書換え可能な記憶装置あるいは光カード、CD−RO
Mなどの書換え不可能な記憶装置等コンパクトで容易に
交換可能なメモリ及びそのハンドラよりなり、真の背景
の代わりとなる別の背景が蓄えられている。フロッピー
ディスクのような書換え可能なメモリの場合、パソコン
やビデオ機器を使ってユーザーが容易に内容を構成する
こともできる。これを利用すればかわりの背景として送
信側の人物が最もよく写っている画像や背景が最も整っ
ている時の画像を利用するなどの使用法も可能となる。
選択回路117は送信側の設定によって上記背景メモリ
114及び外部記憶装置116のいずれの内容を背景と
して送信するかを決定する。選択された背景情報は背景
符号化回路118で符号化される。この場合、予め背景
情報を符号化しておけばこの背景符号化回路118は不
要である。 【0015】そして多重化回路119からの動領域情報
及び背景符号化回路118からの背景情報は出力切替回
路120に送られる。出力切替回路120は通信開始時
及び送信側の背景送出要求時には背景出力に切替わり、
それ以外の時には動領域出力が接続状態となっている。
背景送出要求の使い方の例としては、着信側が着信時に
は外部記憶装置116よりの背景出力を選択し、相手を
確認した後に背景メモリ114よりの背景出力に選択を
切替えて背景送出要求を出して正常な通話に入るという
ような一種のセキュリティ機能が考えられる。この場
合、着信時より2回目の背景出力要求時までは動領域送
出も行わないよう制御することも容易に行うことができ
る。また以上の操作を自動的に行うことができるような
制御回路を設けることもできる。 【0016】このような操作は、電話がかかってきた相
手によっては、自分の背景を見せたくない、あるいはさ
らに画面全体を見せたくない場合に有効である。このよ
うな場合画像の送信をやめればよいのであるがそれでは
画面全体が黒くなってTV電話の意味がなくなってしま
う。また人物は是非送出したいのだが背景だけ隠したい
という要求にも応じられない。また、それとは別に呼出
し等のために会話を保留してその場を離れるような時
に、相手を待たせる時間に別の画像を表示したいという
要求もおこってくるであろう。このような場合、この実
施のものだと容易にこれらの要求に応え得るのである。 【0017】信号が動領域であるか背景領域であるかの
判断は、送信側がフレーム毎につけるフレームヘッダに
その情報を書き込む等の方法によって行なうことができ
る。この場合出力切り替え回路120は図6を参照して
背景出力要求が出力された際に動領域信号の読み取りを
開始し、次のフレームヘッダが来た時点で動領域送出選
択ビットを背景送出選択ビットに書き換え、その後に背
景情報を付加して送出すると共にフレームメモリ(2)
112に書き込み禁止情報を送る。背景送出終了後再び
動領域信号の次のフレームヘッダが来た段階で動領域送
出を再開する。この例では動領域情報2及び動領域情報
3は送出されないこととなる。 【0018】次に図7に図1の背景メモリの構成を示す
ブロック図を示す。701はフレーム間差分をとるため
に近接した2フレームを順にフレームメモリ(1)70
2及びフレームメモリ(2)703に導く制御及び2フ
レームの組の間隔を適当にとるために更新制御回路70
9からの演算終了信号によって駒落とし制御を行なう駒
落とし制御回路、702及び703はそれぞれ上記2フ
レームのうち、後から入力されたフレーム及び先に入力
されたフレーム画像を蓄えるためのフレームメモリ、7
04は上記2フレームのフレーム間差分をとる差分回
路、705は上記差分の絶対値をとる絶対値回路、70
6はフレーム間差分の絶対値を蓄えるためのフレームメ
モリ(3)、707は上記フレーム間差分がぞうより人
物等の大まかな離隔を検出する輪郭検出回路、708は
上記輪郭検出回路707の出力より図8に示されるよう
な更新位置を示すマップを作成するマップ作成回路、7
09は上記作成されたマップを参照して背景用フレーム
メモリの内容をフレームメモリ(2)703の内容によ
って更新するか、背景用フレームメモリ701の内容を
保存するかの制御を行なう更新制御回路、710は背景
を蓄えるためのフレームメモリ、711は演算時間分に
応じた遅延を行ない、更新制御回路の信号に示すマップ
を作成するマップ作成回路、709は上記作成されたマ
ップを参照して背景用フレームメモリの内容をフレーム
メモリ(2)703の内容によって更新するか、背景用
フレームメモリ701の内容を保存するかの制御を行な
う更新制御回路、710は背景を蓄えるためのフレーム
メモリ、711は演算時間分に応じた遅延を行ない、更
新制御回路の信号によって更新が許可された時のみ画素
単位で背景用フレームメモリ710に書き込みを行なう
遅延回路である。この背景メモリの動作原理を図9から
図11を用い簡単に説明する。 【0019】図9にフレーム間差分から求まる人物の輪
郭の一例を示す。図に示すようにこの輪郭の内部には現
入力フレームの動領域(斜線で示す)と、前入力フレー
ムと比較して新たに見えてきた背景部分とが含まれるた
め、1回の更新では隠れていた背景を更新することはで
きないが、人物等が動くことにより、1回目に更新され
なかった部分も2回目以降に更新される可能性があり、
図10に示すように新たにフレーム間差分の輪郭の外側
に含まれるようになった部分が更新されることによって
背景だけを上記背景メモリに蓄積していくことが可能と
なる。このため図11に示すように、フレーム間差分を
とるための2フレームは輪郭の内側の背景領域の面積が
小さくなるように時間的に接近した2フレームをとるこ
とが望ましいが、これら2フレームの組の間隔は希望す
る更新間隔と演算時間に応じて任意にとることができ
る。図11でt1+△1からt2までの間のフレームと
t1からt1+△1、t2からt2+△2までのフレー
ムは一般に駒落としされる。但し△1、△2はフレーム
間隔でもよい。フレーム(t1)とフレーム(t1+△
)との差分よりフレーム間差分画像1が、フレーム
(t2)とフレーム(t2+△2)との差分よりフレー
ム間差分画像2が得られ、その輪郭の外側が各々の回に
更新される。図10では右上がりの斜線部は(t1,t
1+△1)間で右下がりの斜線部は(t2,t2+△
2)間で更新された部分をそれぞれ示している。尚、上
述の説明では全てフレームあるいはフレームメモリとし
て説明したが、フィールドあるいはフィールドメモリと
してもよい。次に図12に図7の背景メモリの輪郭検出
回路の一構成例を示すブロック図を示す。801はフレ
ーム間差分の蓄積されているフレームメモリより図13
に示すようなL×H(Hはフレームの1辺の長さ)の短
冊状のブロックを縦方向及び横方向にとり出してくるブ
ロック化回路である。802は短冊の短辺方向にヒスト
グラムをとるヒストグラム作成回路である。803は上
記ヒストグラムを短冊の両端よりある閾値と比較しなが
ら検索し各々初めて閾値を超えた点を輪郭の端点として
その座標を出力する端点検出回路である。 【0020】次に図1で示した動画像符号化装置に対応
した本願発明の動画像復号化装置(受信側)の基本ブロ
ックを図2に示す。上記送信側からの信号は一旦バッフ
ァメモリ201で蓄えられ、選択回路202において到
着した信号が動画像信号であるか背景信号であるかに応
じてその出力先が選択される。 【0021】背景側が選択された場合、その信号は背景
復号化回路212により復号され、メモリ213に蓄え
られて、以後常に背景メモリ213の内容が合成回路2
14に出力されることになる。一方動領域側が選択され
た場合、その信号は分離回路203により輪郭情報,ブ
ロック単位の符号化情報,動きベクトル情報,条件付画
素補充判定情報に分離され、各々輪郭復号化回路20
6,復号化回路204,可変遅延回路210,書込み制
御回路211に送出される。符号化情報はブロックごと
に復号化回路204で復号化されて加算回路205に出
力される。一方動きベクトル情報は可変遅延回路210
に送出され、フレームメモリ(2)209より動きベク
トルに相当するブロックが選択されて加算回路205に
出力される。加算回路205はこの両者を加えて書込み
制御回路211に出力する。 【0022】輪郭情報は輪郭復号化回路206で復号化
された後マップ作成回路207に送られ、ここで送信側
と同じマップが作成される。このマップは書込み制御回
路211に送られ有意ブロックのアドレス計算に利用さ
れると共に合成回路214に送られて、ここで動領域部
分には加算回路205からの動領域情報が、背景部分に
は背景メモリ213からの背景情報が選択されフレーム
が合成される。この合成画像が出力となる。 【0023】書込み制御回路211マップ作成回路20
7より入力されたマップより有意ブロックのアドレスを
求め、条件付画素補充判定情報を参照して、そのブロッ
クが条件付画素補充される場合には可変遅延回路210
よりの入力を、条件付画素補充されない場合には加算回
路205よりの入力をフレームメモリ(1)208の内
容はフレームに同期してフレームメモリ(2)209に
移行されるというものである。 【0024】上述した実施例は、対になる送信側及び受
信側のブロック構成を示したが、次に本発明にかかる動
画像復号化装置(図4参照)の説明のために、送信側の
他の実施例を図3を用いて説明する。符号化部分に関し
ては基本的に図1の実施例と同じなので説明を省略す
る。本実施例ではTVカメラ(1)301、TVカメラ
(2)302の2台のTVカメラを有し、これらは同一
の水平座標を持ち、光軸が平行となるように設置されて
いる。この2つのTVカメラからの入力か測距回路30
5において対応点のマッチングがとられ、例えば「画像
処理ハンドブック(尾上守夫)」の第17章に示される
ような立体計測手法によって各点の測距がなされる。こ
の距離情報を用いてマップ作成回路306では動領域と
背景領域の情報を示すマップを作成する。また本実施例
では背景情報は一回も送られることがなく、受信側背景
は背景コード発生回路322によって指定された固定の
パターンが表示されることになる。 【0025】図4は本願発明の動画像復号化装置の他の
実施例を示す図であり、図3の送信側に対応する。送信
側より送られた背景コードは背景パターン発生回路41
に送られ、この背景パターン発生回路412は背景コ
ードに相当する背景をROM413より選択し背景パタ
ーンを発生して合成回路414に出力する。例えば、図
14に背景コードと背景の対応例を示すように背景コー
ド00に対しグレイ無地の背景、コード01に対し青無
地の背景、コード10に対し白黒ストライプの背景、コ
ード11に対し予め設定しておいた所定の風景の背景が
各々選択されるというものである。 【0026】以上2つの実施例(図1,図2及び図3,
図4)はマップ作成の方法と背景表示及びその指定方法
が異なっているが、この組合せについては自由に変更し
て実施できる。 【0027】又、符号化部分については、他の符号化方
式を用いることができる。例えば、図1の構成より動き
補償を取り除いても本発明の特徴部分は全く損なわれる
ものではない。 【0028】また図1の外部記憶装置116がない実施
例及びこの外部記憶装置に動画が記憶されている実施例
も可能である。さらに第3の実施例においてマップ作成
に使う方式はステレオ画像使用のかわりに超音波、赤外
線等のセンサを使う実施例も可能である。まとめると背
景と同領域を分離する手段としては (1)動領域の輪郭情報を利用して真の背景のみを蓄え
る背景メモリを構成し、入力フレームとこの背景メモリ
の内容を比較する方法 (2)超音波、赤外線等のセンサを用いる方法 (3)ステレオ画像を利用した測距を行う方法などが考
えられる。次に図15に送信側のその他の実施例を示
す。 【0029】この実施例では、図1の実施例と同様に、
フレームメモリ901に取り込まれた入力フレームはブ
ロック化回路902でブロック化されると共に背景メモ
リ904で背景の更新がなされ、この背景と入力フレー
ムの比較によりマップ作成回路903で動領域と背景領
域の分離情報を示すマップが作成される。これとは別に
フレームメモリ906には背景情報を蓄えた外部記憶装
置905より動画がフレーム毎に入力される。この外部
記憶装置905はフレームメモリ901の入力と同一形
式の入力を提供する外部記憶装置であって、例えばVT
Rのような記憶装置でよい。この入力もブロック化回路
907でブロック化される。ブロック化された2つの入
力とマップ作成回路903で作成されたマップは背景置
換回路908に送られる。背景置換回路914は送信側
が背景をカメラから入力するか外部記憶装置905から
入力するかまたは画面全体を外部記憶装置905から入
力するかを選択し、その制御情報を背景置換回路908
に送出するもので、この情報により背景が外部記憶装置
から出力されることが指定された場合には、背景置換回
路908により入力されたブロック化回路902からの
入力ブロックのうちマップによって背景であると指示さ
れた画素についてブロック化回路907からの入力ブロ
ックの同一位置の画素と置換されて符号化回路909に
出力される。以後の符号化操作については、図1で説明
した実施例の有意ブロック判定回路103からの操作と
同様であるので省略する。本実施例については、受信側
は従来より実施されている方式に変更を加える必要はな
い。 【0030】以上説明したように、上記実施例では (1)真の背景を送らないので、背景の輝度変化などに
よる余分な情報の発生がなく (2)真の背景を相手に見せたくない場合、この背景に
かわる別の背景を表示することによって画像を自然なも
のに保ったまま真の背景を表示することによって画像を
自然なものに保ったまま真の背景を隠すことができる。 (3)会話を保留している時点や相手を確認している時
点での別な画像表示を行うことができるといった性能向
上が図られる。 【0031】 【発明の効果】すなわち本発明によれば、送信側で伝送
すべき情報量が低減でき、しかも伝送したくない背景部
分をオペレータ自身が自由に隠したりあるいは変更した
りした動画像情報を受信、再生可能な動画像復号化装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の動画像復号化装置に対応した符号化装
置の基本ブロック図 【図2】本発明の動画像復号化装置の基本ブロック図 【図3】本発明の動画像復号化装置に対応した符号化装
置の他の基本ブロック図 【図4】本発明の動画像復号化装置の他の基本ブロック
図 【図5】動きベクトル検出において背景部分をゼロにク
リアしてからマッチングを行なうことを示す図 【図6】背景送出要求後のタイミングを示す図 【図7】図1における背景メモリの一実施例を示す図 【図8】図7におけるマップ作成回路において作成され
るマップの例を示す図 【図9】フレーム間差分の輪郭を示す図 【図10】図7で示した背景メモリにおいう背景の更新
される様子を示した図 【図11】図7で示した背景メモリにおけるフレームの
時間的位置関係を示す図 【図12】図7における輪郭検出回路の構成例を示す図 【図13】輪郭検出回路の作用を示す図 【図14】背景コードと背景との対応例を示す図 【図15】本発明の動画像復号化装置に対応した別の符
号化装置の基本ブロック図 【符号の説明】 101 フレ−ムメモリ 102 ブロック化回路 103 有意ブロック判定回路 104 減算器 105 条件付画素補充判定回路 106 符号化回路 107 動き検出回路 108 可変遅延回路 109 復号化回路 110 加算器 111 フレ−ムメモリ(1) 112 フレ−ムメモリ(2) 113 マップ作成回路 114 背景メモリ 115 輪郭符号化回路 116 外部記憶装置 117 選択回路 118 背景符号化回路 119 多重化回路 120 出力切替回路 121 バッファ 122 ブロックメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−80711(JP,A) 特開 昭51−146109(JP,A) 特開 昭53−78713(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.単位時間に表示されるべき画面について動領域と背
    景領域とを区別するマップとこのマップにより区別され
    た動領域の画素値情報を分離する手段と、分離されたマ
    ップを復号する第一の復号手段と、分離された画素値情
    報を復号する第二の復号手段と、復号されたマップと復
    号された画素値情報とから動領域の画像を合成する手段
    とを具備したことを特徴とする動画像復号化装置。 2.当該画面について動領域と背景領域とを区別するマ
    ップは、動領域を示す第1の画素値と背景領域を示す第
    2の画素値を含む画像からなることを特徴とする請求項
    1記載の動画像復号化装置。 3.単位時間に表示されるべき画面について動領域と背
    景領域とを区別するマップとこのマップにより区別され
    た動領域の画素値情報とを含む動領域信号と背景領域の
    画素値情報を含む背景信号を選択する手段と、選択され
    た背景信号を復号する第一の復号手段と、選択された動
    領域信号をマップと動領域の画素値情報とに分離する手
    段と、分離されたマップを復号する第二の復号手段と、
    分離された動領域の画素値情報を復号する第三の復号手
    段と、復号された背景信号と復号されたマップと復号さ
    れた画素値情報とから背景領域と動領域の画像を合成す
    る手段とを具備したことを特徴とする動画像復号化装
    置。 4.当該画面について動領域と背景領域とを区別するマ
    ップは、動領域を示す第1の画素値と背景領域を示す第
    2の画素値を含む画像からなることを特徴とする請求項
    3記載の動画像復号化装置。 5.前記選択手段は、信号が動領域信号であるか背景信
    号であるかを識別する情報に基づいて動領域信号と背景
    信号とを選択することを特徴とする請求項3記載の動画
    像復号化装置。 6.複数の小ブロックに分割された動画像信号の単位時
    間に表示されるべき画面について、過去に符号化された
    画面を参照して動き補償予測符号化された動画像を復号
    する動画像復号化装置において、前記動画像信号の単位
    時間に表示されるべき画面について動領域と背景領域と
    を区別するマップを復号すると共に、このマップにより
    区別された動領域を含む小ブロック画面の画素値情報を
    復号することにより、復号されたマップと復号された小
    ブロック画面の画素値情報とから動領域の画像を合成す
    ることを特徴とする動画像復号化装置。 7.当該画面について動領域と背景領域とを区別するマ
    ップは、動領域を示す第1の画素値と背景領域を示す第
    2の画素値を含む画像からなることを特徴とする請求項
    6記載の動画像復号化装置。
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