JPH10215458A - 画像圧縮伸長装置および欠落フレーム補間方法 - Google Patents

画像圧縮伸長装置および欠落フレーム補間方法

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JPH10215458A
JPH10215458A JP1812697A JP1812697A JPH10215458A JP H10215458 A JPH10215458 A JP H10215458A JP 1812697 A JP1812697 A JP 1812697A JP 1812697 A JP1812697 A JP 1812697A JP H10215458 A JPH10215458 A JP H10215458A
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JP
Japan
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frame
moving object
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image
adjacent
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JP1812697A
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English (en)
Inventor
Masanori Hagiwara
雅典 萩原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路の許容レートが小さくても自然な動き
の再生画像が可能な画像圧縮伸長装置および欠落フレー
ム補間方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 符号器における符号化時に間引かれて欠
落した欠落フレームを挿入なし復号画像、動きベクト
ル、復号フレーム番号情報に基づいて演算処理により構
成する欠落フレーム構成・挿入器7を復号器に有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を圧縮して符
号化し、また復号化した画像を伸長する画像圧縮伸長装
置および欠落フレーム補間方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、NTSC方式などの動画を伝送す
る際にはテレビ電話やテレビ会議装置が使用されるが、
回線では動画をそのまま伝送することはできないので、
テレビ電話やテレビ会議装置内には、所定の回線レート
まで動画を符号化圧縮する画像圧縮伸長装置がある。し
かし、アナログ電話回線や基本レートのISDN回線等
の回線を使用した場合には、全てのフレーム画像を圧縮
してもそれらの回線レート内に収まらないため、それら
の回線レート内に収まるようにフレームを間引いた後に
符号化圧縮しており、このような符号化圧縮画像を伸長
側で再生しても、再生画像の動きがぎくしゃくしたり、
コマ送りの動画になって、再生側で自然な動きとなるよ
うな画像伝送ができなかった。
【0003】図7はDCTベースの従来の画像圧縮伸長
装置を示すブロック図である。図7において、701は
バッファ、702はエントロピー復号化器、703は逆
量子化器、704は逆DCT器、705は予測器、70
6は構成要素701〜705から成る復号器、707は
後述の各器708〜711から成る符号器、708はフ
レーム間引き器、709は符号化処理器、710は符号
量制御器、711はバッファである。
【0004】以上のように構成された従来の画像圧縮伸
長装置について、その動作を説明する。符号器707の
フレーム間引き器708に入力される画像viは符号化
処理器709、符号量制御器710、バッファ711を
通って伝送路へ送信される。
【0005】このとき、符号化処理器709で発生する
符号量は、伝送路の許容レート内に入るように、符号量
制御器710で符号量制御され、また、符号量制御器7
10からの間引き制御信号vcによりフレーム間引き器
708で間引き制御された後、符号化処理器709に入
力される。
【0006】復号器706では、伝送路から受信した圧
縮画像データは、バッファ701、エントロピー復号化
器702、逆量子化器703、逆DCT器704の経路
と、エントロピー復号化器702、エントロピー復号化
器702からの再生動きベクトルbが入力される予測器
705の経路とにより、復号画像出力信号aとして復号
化され、再生される。
【0007】図7から明らかなように、この画像圧縮伸
長装置では、フレーム間引き器708で間引かれ欠落し
たフレームの情報としては、間引いているという情報以
外は全く復号器706には伝送されず、符号器707・
復号器706間の伝送路の許容レートが小さくなると、
動きがぎくしゃくしたり、コマ送りの動画になって、再
生側で自然な動きとなるような画像伝送ができなかっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の画像圧縮伸長装置では、再生側つまり復号器706側
で自然な動きとなるような画像伝送ができないという問
題点を有していた。
【0009】この画像圧縮伸長装置では、伝送路の許容
レートが小さくても再生側の画像が自然な動きとなるこ
とが要求されている。
【0010】本発明は、伝送路の許容レートが小さくて
も自然な動きの再生画像が可能な画像圧縮伸長装置およ
び伝送路の許容レートが小さくても自然な動きの画像が
再生される欠落フレーム補間方法を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の画像圧縮伸長装置は、符号器における符号化
時に間引かれて欠落した欠落フレームを挿入なし復号画
像、動きベクトル、復号フレーム番号情報に基づいて演
算処理により構成する欠落フレーム構成・挿入器を復号
器に有する構成を備えている。
【0012】これにより、伝送路の許容レートが小さく
ても自然な動きの再生画像が可能な画像圧縮伸長装置が
得られる。
【0013】この課題を解決するための本発明の欠落フ
レーム補間方法は、符号器における符号化時に間引かれ
て欠落した欠落フレームを挿入なし復号画像、動きベク
トル、復号フレーム番号情報に基づいて復号器における
演算処理により構成する欠落フレーム補間方法であっ
て、欠落フレームの後方の隣接フレームから検出した移
動物体内に動きベクトルが所定値以上に含まれる場合に
移動物体の移動は平行移動であると判定する判定ステッ
プと、欠落フレームの前方および後方の隣接フレームと
挿入する挿入フレームとの時間間隔に比例して前方の隣
接フレームの移動物体を平行移動させて挿入フレーム内
の移動物体を作成し、欠落フレームを補間する補間ステ
ップとを有する構成を備えている。
【0014】これにより、伝送路の許容レートが小さく
ても自然な動きの画像が再生される欠落フレーム補間方
法が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、符号器における符号化時に間引かれて欠落した欠落
フレームを挿入なし復号画像、動きベクトル、復号フレ
ーム番号情報に基づいて演算処理により構成する欠落フ
レーム構成・挿入器を復号器に有することとしたもので
あり、欠落フレームが挿入なし復号画像、動きベクト
ル、復号フレーム番号情報により挿入フレームとして再
生されるという作用を有する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、欠落フレーム構成・挿入器は、欠落フ
レームの後方の隣接フレームから検出した移動物体内に
動きベクトルが所定値以上に含まれる場合に移動物体の
移動は平行移動であると判定する移動物体検出器と、欠
落フレームの前方および後方の隣接フレームと挿入する
挿入フレームとの時間間隔に比例して前方の隣接フレー
ムの移動物体を平行移動させて挿入フレーム内の移動物
体を作成し、欠落フレームを補間する挿入フレーム構成
器とを有することとしたものであり、移動物体の移動が
平行移動である場合には、前方および後方の隣接フレー
ムと挿入する挿入フレームとの時間間隔に比例して前方
の隣接フレームの移動物体を平行移動させて挿入フレー
ム内の移動物体が作成されるという作用を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、欠落フレーム構成・挿入器は、欠落フ
レームの前方および後方の隣接フレームから検出した移
動物体を拡大、縮小、回転、移動させて移動物体の相似
的変化情報を検出する移動物体検出器と、相似的変化情
報に基づき、欠落フレームの前方および後方の隣接フレ
ームと挿入する挿入フレームとの時間間隔に比例して前
方の隣接フレームの移動物体を拡大、縮小、回転、移動
させて挿入フレーム内の移動物体を作成し、欠落フレー
ムを補間する挿入フレーム構成器とを有することとした
ものであり、上記相似的変化情報に基づき、前方および
後方の隣接フレームと挿入する挿入フレームとの時間間
隔に比例して前方の隣接フレームの移動物体を拡大、縮
小、回転、移動させて挿入フレーム内の移動物体が作成
されるという作用を有する。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、欠落フレーム構成・挿入器は、欠落フ
レームの前方および後方の隣接フレームから移動物体を
検出する移動物体検出器と、検出した移動物体に基づき
挿入前フレーム移動体を抽出する挿入前フレーム移動体
抽出器と、検出した移動物体に基づき挿入後フレーム移
動体を抽出する挿入後フレーム移動体抽出器と、欠落フ
レームの前方および後方の隣接フレームと挿入する挿入
フレームとの時間間隔に比例して前方の隣接フレームの
移動物体から後方の隣接フレームの移動物体への変化を
示す移動物体としてモーフィング処理により挿入フレー
ム内の移動物体を作成し、欠落フレームを補間する挿入
フレーム構成器とを有することとしたものであり、上記
相似的変化情報に基づき、前方および後方の隣接フレー
ムと挿入する挿入フレームとの時間間隔に比例して前方
の隣接フレームの移動物体から後方の隣接フレームの移
動物体への変化を示す移動物体としてモーフィング処理
により挿入フレーム内の移動物体が作成されるという作
用を有する。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3又は4に記載の発明において、欠落フレーム構成・挿
入器は復号器内においてのみ欠落フレームを補間するこ
ととしたものであり、符号器側から補間のための情報は
必要とされず、復号器内の情報のみにより欠落フレーム
が補間されるという作用を有する。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1、2、
3、4又は5に記載の発明において、復号器は、欠落フ
レーム構成・挿入器から出力される挿入フレームを挿入
するか否かを制御するフレーム挿入オンオフスイッチを
有することとしたものであり、フレーム挿入の必要、不
必要に応じて復号化画像信号は欠落フレーム構成・挿入
器で処理、または欠落フレーム構成・挿入器をバイパス
するという作用を有する。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5又は6に記載の発明において、復号器は、予
め設定された時間内に挿入フレームが作成可能か否かを
判定する演算終了判定部を有することとしたものであ
り、予め設定された時間内に挿入フレームが作成不可の
場合には欠落フレームの挿入が中止されるという作用を
有する。
【0022】請求項8に記載の発明は、符号器における
符号化時に間引かれて欠落した欠落フレームを挿入なし
復号画像、動きベクトル、復号フレーム番号情報に基づ
いて復号器における演算処理により構成する欠落フレー
ム補間方法であって、欠落フレームの後方の隣接フレー
ムから検出した移動物体内に動きベクトルが所定値以上
に含まれる場合に移動物体の移動は平行移動であると判
定する判定ステップと、欠落フレームの前方および後方
の隣接フレームと挿入する挿入フレームとの時間間隔に
比例して前方の隣接フレームの移動物体を平行移動させ
て挿入フレーム内の移動物体を作成し、欠落フレームを
補間する補間ステップとを有することとしたものであ
り、移動物体の移動が平行移動である場合には、前方お
よび後方の隣接フレームと挿入する挿入フレームとの時
間間隔に比例して前方の隣接フレームの移動物体を平行
移動させて挿入フレーム内の移動物体が作成されるとい
う作用を有する。
【0023】請求項9に記載の発明は、符号器における
符号化時に間引かれて欠落した欠落フレームを挿入なし
復号画像、動きベクトル、復号フレーム番号情報に基づ
いて復号器における演算処理により構成する欠落フレー
ム補間方法であって、欠落フレームの前方および後方の
隣接フレームから検出した移動物体を拡大、縮小、回
転、移動させて移動物体の相似的変化情報を検出する移
動物体検出ステップと、相似的変化情報に基づき、欠落
フレームの前方および後方の隣接フレームと挿入する挿
入フレームとの時間間隔に比例して前方の隣接フレーム
の移動物体を拡大、縮小、回転、移動させて挿入フレー
ム内の移動物体を作成し、欠落フレームを補間する補間
ステップとを有することとしたものであり、上記相似的
変化情報に基づき、前方および後方の隣接フレームと挿
入する挿入フレームとの時間間隔に比例して前方の隣接
フレームの移動物体を拡大、縮小、回転、移動させて挿
入フレーム内の移動物体が作成されるという作用を有す
る。
【0024】請求項10に記載の発明は、符号器におけ
る符号化時に間引かれて欠落した欠落フレームを挿入な
し復号画像、動きベクトル、復号フレーム番号情報に基
づいて復号器における演算処理により構成する欠落フレ
ーム補間方法であって、欠落フレームの前方および後方
の隣接フレームから移動物体を検出する移動物体検出ス
テップと、検出した移動物体に基づき挿入前フレーム移
動体を抽出する挿入前フレーム移動体抽出ステップと、
検出した移動物体に基づき挿入後フレーム移動体を抽出
する挿入後フレーム移動体抽出ステップと、欠落フレー
ムの前方および後方の隣接フレームと挿入する挿入フレ
ームとの時間間隔に比例して前方の隣接フレームの移動
物体から後方の隣接フレームの移動物体への変化を示す
移動物体としてモーフィング処理により挿入フレーム内
の移動物体を作成し、欠落フレームを補間する補間ステ
ップとを有することとしたものであり、上記相似的変化
情報に基づき、前方および後方の隣接フレームと挿入す
る挿入フレームとの時間間隔に比例して前方の隣接フレ
ームの移動物体から後方の隣接フレームの移動物体への
変化を示す移動物体としてモーフィング処理により挿入
フレーム内の移動物体が作成されるという作用を有す
る。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による画
像圧縮伸長装置の復号器を示すブロック図である。図1
において、1はバッファ、2はエントロピー復号化器、
3は逆量子化器、4は逆DCT器、5は合成器、6は予
測器、7は欠陥フレーム構成・挿入器である。
【0026】以上のように構成された画像圧縮伸長装置
について、その動作を説明する。伝送路から受信した符
号化画像データは、バッファ1に入力され、エントロピ
ー復号化器2でエントロピー符号化を解凍し、逆量子化
器3で量子化変換を再生し、逆DCTでDCT符号化を
解凍し、合成器5に入力される。予測器6には解凍され
た画像データが蓄積され、エントロピー復号化器2で分
離された動きベクトルb、エントロピー復号化器2から
の復号フレーム番号情報cにより動き補償された一部の
画像が再生され、再生された画像は合成器5で次のフレ
ームの動き補償を伴わない復号画像と合成され、最終的
なフレームが復号化再生され、挿入なし復号画像aとし
て出力される。この挿入なし復号画像aは図7における
復号画像aと同じであるが、挿入なし復号画像aは更
に、動きベクトルbと復号フレーム番号情報cと共に欠
落フレーム構成・挿入器7に入力される。欠落フレーム
構成・挿入器7は、挿入なし復号画像a、動きベクトル
b、復号フレーム番号情報cを入力し、欠落しているフ
レームを演算処理により構成し、欠落フレームを挿入す
る。このようにして、符号器(図7参照)で間引かれた
フレームを欠落フレーム構成・挿入器7で構成して挿入
することが可能となる。
【0027】以上のように本実施の形態によれば、欠落
フレームが挿入なし復号画像a、動きベクトルb、復号
フレーム番号情報cにより挿入フレームとして再生され
るので、伝送路の許容レートが小さくても、自然な動き
の画像を再生することができる。
【0028】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2による画像圧縮伸長装置の復号器を構成する欠落フ
レーム構成・挿入器を示すブロック図である。図2にお
いて、7Aは欠落フレーム構成・挿入器、21は挿入後
部フレームメモリ、22は挿入前部フレームメモリ、2
3は輪郭検出器、24は移動物体検出器、25は復号フ
レーム間隔算出・欠陥フレーム数算出器、26は挿入フ
レーム構成器、27はフレーム挿入切換スイッチであ
る。
【0029】以上のように構成された画像圧縮伸長装置
について、その動作を説明する。欠落フレーム構成・挿
入器7Aに入力される伸長再生された画像である挿入な
し復号画像aは一旦、欠落フレームに隣接した前後のフ
レームの画像として、挿入後部フレームメモリ21と挿
入前部フレームメモリ22とに2フレーム分蓄積され
る。一方、移動物体検出器24は、挿入後部フレームメ
モリ21内の画像から輪郭検出器23で検出された物体
内にエントロピー復号化器2(図1)からの動きベクト
ルbが所定値以上含まれるか否かを判定する(判定ステ
ップ)。移動物体検出器24は、輪郭検出器23で検出
された物体内にエントロピー復号化器2からの動きベク
トルbが所定値以上含まれると判定したときには、その
移動物体の移動は平行移動であると認識し、その認識結
果を挿入フレーム構成器26に出力する。また、復号フ
レーム間隔算出・欠落フレーム数算出器25は、エント
ロピー復号化器2からの復号フレーム番号情報cを入力
し、符号化されたフレーム数と間引かれて欠落したフレ
ーム数とを算出し、算出結果を挿入フレーム構成器26
に出力する。
【0030】挿入フレーム構成器26は、挿入後部フレ
ームメモリ21および挿入前部フレームメモリ22から
の静止画像データと挿入フレーム数指定情報dとによ
り、平行移動物体の移動量を挿入後部フレームメモリ2
1内画像および挿入前部フレームメモリ22内画像と挿
入する欠落フレーム画像との時間間隔に比例して構成
し、挿入フレーム画像データeを作成する(補間ステッ
プ)。フレーム挿入切換スイッチ27は、挿入フレーム
構成器26からのフレーム挿入切換信号fのタイミング
で切り換えられ、挿入フレーム構成器26からの挿入フ
レーム画像データeをフレーム挿入切換スイッチ27に
入力される挿入前部フレームメモリ22内画像の時間的
後位置に挿入する。このようにして欠落したフレームを
挿入することができる。
【0031】以上のように本実施の形態によれば、欠落
フレーム画像を挿入後部フレームメモリ21および挿入
前部フレームメモリ22からの静止画像データと挿入フ
レーム数指定情報dにより挿入フレーム画像eとして再
生するので、伝送路の許容レートが小さくても、自然な
動きの画像を再生することができる。
【0032】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3による画像圧縮伸長装置の復号器を構成する欠落フ
レーム構成・挿入器を示すブロック図である。図3にお
いて、7Bは欠落フレーム構成・挿入器、31は挿入後
部フレームメモリ、32は挿入前部フレームメモリ、3
3は移動物体検出器、34は挿入前フレーム静止画検出
器、35は挿入前フレーム移動体抽出器、36は挿入フ
レーム構成器、37は復号フレーム間隔算出・欠陥フレ
ーム数算出器、38はフレーム挿入切換スイッチであ
る。
【0033】以上のように構成された画像圧縮伸長装置
について、その動作を説明する。欠落フレーム構成・挿
入器7Bに入力される伸長再生された画像である挿入な
し復号画像aは一旦、欠落フレームに隣接した前後のフ
レームの画像として、挿入後部フレームメモリ31と挿
入前部フレームメモリ32とに2フレーム分蓄積され
る。一方、移動物体検出器33は、挿入後部フレームメ
モリ31内の画像と挿入前部フレームメモリ32内の画
像とから移動物体を移動物体の相似的な移動状態を示す
相似的変化情報gとして検出し(移動物体検出ステッ
プ)、挿入前フレーム移動体抽出器35は、挿入前部フ
レームメモリ32内の画像の移動体データを抽出し、挿
入フレーム構成器36に出力する。また、移動体検出器
33は、挿入後部フレームメモリ31内の画像と挿入前
部フレームメモリ32内の画像との間の相似的変化情報
gを挿入フレーム構成器36に出力する。さらに、復号
フレーム間隔算出・欠落フレーム数算出器37は、エン
トロピー復号化器2(図1)からの復号フレーム番号情
報cを入力し、符号化されたフレーム数と間引かれて欠
落したフレーム数とを算出し、算出結果を挿入フレーム
構成器36に出力する。
【0034】さらに、挿入前フレーム静止画検出器34
は、挿入前部フレームメモリ32からの静止画像を検出
し、検出した静止画像を挿入フレーム構成器36に出力
する。
【0035】挿入フレーム構成器36は、挿入前フレー
ム静止画検出器34からの静止画像と挿入フレーム数指
定情報dとにより、上記相似的変化情報gに基づき、相
似的に移動する移動物体の移動状態である回転、拡大、
縮小、移動の情報を挿入後部フレームメモリ31内画像
および挿入前部フレームメモリ32内画像と挿入する欠
落フレーム画像との時間間隔に比例して算出することに
より、挿入するフレーム内の移動物体を構成し、挿入フ
レーム画像データe1を作成する(補間ステップ)。フ
レーム挿入切換スイッチ38は、挿入フレーム構成器3
6からのフレーム挿入切換信号f1のタイミングで切り
換えられ、挿入フレーム構成器36からの挿入フレーム
画像データe1をフレーム挿入切換スイッチ38に入力
される挿入前部フレームメモリ32内画像の時間的後位
置に挿入する。このようにして欠落したフレームを挿入
することができる。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、欠落
フレーム画像を挿入前フレーム静止画検出器34からの
静止画像と挿入フレーム数指定情報dにより挿入フレー
ム画像e1として再生するので、伝送路の許容レートが
小さくても、自然な動きの画像を再生することができ
る。
【0037】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4による画像圧縮伸長装置の復号器を構成する欠落フ
レーム構成・挿入器を示すブロック図である。図4にお
いて、7Cは欠落フレーム構成・挿入器、41は挿入後
部フレームメモリ、42は挿入前部フレームメモリ、4
3は移動物体検出器、44は挿入前フレーム静止画検出
器、45は挿入前フレーム移動体抽出器、46は挿入後
フレーム移動体抽出器、47は挿入フレーム構成器、4
8は復号フレーム間隔算出・欠陥フレーム数算出器、4
9はフレーム挿入切換スイッチである。
【0038】以上のように構成された画像圧縮伸長装置
について、その動作を説明する。欠落フレーム構成・挿
入器7Cに入力される伸長再生された画像である挿入な
し復号画像aは一旦、欠落フレームに隣接した前後のフ
レームの画像として、挿入後部フレームメモリ41と挿
入前部フレームメモリ42とに2フレーム分蓄積され
る。一方、移動物体検出器43は、挿入後部フレームメ
モリ41内の画像と挿入前部フレームメモリ42内の画
像とから移動物体を検出し(移動物体検出ステップ)、
挿入前フレーム移動体抽出器45は挿入前部フレームメ
モリ42内の画像の移動体データを抽出し(挿入前フレ
ーム移動体抽出ステップ)、また、挿入後フレーム移動
体抽出器46は挿入後部フレームメモリ41内の画像の
移動体データを抽出し(挿入後フレーム移動体抽出ステ
ップ)、それぞれの移動体データを挿入フレーム構成器
47に出力する。また、復号フレーム間隔算出・欠落フ
レーム数算出器48は、エントロピー復号化器2(図
1)からの復号フレーム番号情報cを入力し、符号化さ
れたフレーム数と間引かれて欠落したフレーム数とを算
出し、算出結果を挿入フレーム構成器47に出力する。
さらに、挿入前フレーム静止画検出器44は、挿入前部
フレームメモリ42からの静止画像を検出し、検出した
静止画像を挿入フレーム構成器47に出力する。
【0039】挿入フレーム構成器47は、挿入前フレー
ム静止画検出器44からの静止画像と挿入フレーム数指
定情報dとにより、挿入フレームメモリ41内画像およ
び挿入前部フレームメモリ42内画像と挿入する欠落フ
レーム画像との時間間隔に比例して算出するモーフィン
グ処理(形態の変化画像として、計算処理によって2つ
の画像間の中間画像を作り出す処理)により、挿入する
フレーム内の移動物体を構成し、この移動物体画像を挿
入前フレーム静止画検出器44からの挿入前フレーム静
止画像と合成して挿入フレーム画像データe2を作成す
る。フレーム挿入切換スイッチ49は、挿入フレーム構
成器47からのフレーム挿入切換信号f2のタイミング
で切り換えられ、挿入フレーム構成器47からの挿入フ
レーム画像データe2をフレーム挿入切換スイッチ49
に入力される挿入前部フレームメモリ42内画像の時間
的後位置に挿入する。このようにして欠落したフレーム
を挿入することができる。
【0040】以上のように本実施の形態によれば、挿入
前フレーム静止画検出器44からの静止画像と挿入フレ
ーム数指定情報dとによりモーフィング処理で挿入する
フレーム内の移動物体を構成し、構成した移動物体の画
像を挿入前フレーム静止画像と合成して欠落フレーム画
像を挿入フレーム画像e2として再生するので、伝送路
の許容レートが小さくても、自然な動きの画像を再生す
ることができる。
【0041】(実施の形態5)図5は本発明の実施の形
態5による画像圧縮伸長装置の復号器を示すブロック図
である。図5において、バッファ1、エントロピー復号
化器2、逆量子化器3、逆DCT器4、合成器5、予測
器6、欠陥フレーム構成・挿入器7は図1と同様のもの
なので、同一符号を付し、説明は省略する。8は合成器
5からの出力データと欠陥フレーム構成・挿入器7から
の出力データとを切り換えるフレーム挿入オンオフスイ
ッチである。
【0042】以上のように構成された画像圧縮伸長装置
の復号器について、その動作を説明する。なお、図5の
バッファ1から欠落フレーム構成・挿入器7までの動作
は図1における動作と同様であるので、その説明は省略
する。
【0043】欠落フレーム構成・挿入器7は、合成器5
からの挿入なし復号画像aとエントロピー復号化器2か
らの動きベクトルb、復号フレーム番号情報cとを入力
し、欠落フレームが挿入された画像voを出力する。挿
入なし復号画像aと欠落フレームが挿入された画像vo
とはフレーム挿入オンオフスイッチ8に入力される。
【0044】フレーム挿入オンオフスイッチ8は入力さ
れるフレーム挿入制御信号hにより切り換えられる。つ
まり、フレーム挿入オンオフスイッチ8から出力される
画像v1は、フレーム挿入制御信号hにより、挿入なし
復号画像aまたは欠落フレームが挿入された画像voに
切り換えられる。
【0045】以上のように本実施の形態によれば、フレ
ーム挿入オンオフスイッチ8により挿入なし復号画像a
または欠落フレームが挿入された画像voを復号器の出
力画像viとして出力するようにしたので、欠落フレー
ム挿入が必要か否かに応じて欠落フレームを挿入した
り、不挿入としたりすることができる。
【0046】(実施の形態6)図6は本発明の実施の形
態6による画像圧縮伸長装置の復号器を示すブロック図
である。図6において、バッファ1、エントロピー復号
化器2、逆量子化器3、逆DCT器4、合成器5、予測
器6は図1と同様のものなので、同一符号を付し、説明
は省略する。9は合成器5からの挿入なし復号画像aお
よびエントロピー復号化器2からの動きベクトルb、復
号フレーム番号情報cを入力し、欠落フレームが挿入さ
れた画像voおよび演算終了信号iを出力する欠陥フレ
ーム構成・挿入器、10はフレーム挿入間隔算出器、1
1は挿入フレーム作成演算最大時間算出器、12は演算
終了判定器、13はフレーム挿入オンオフスイッチであ
る。
【0047】以上のように構成された画像圧縮伸長装置
の復号器について、その動作を説明する。なお、図6の
バッファ1から予測器6までの動作は図1における動作
と同様であるので、その説明は省略する。
【0048】欠落フレーム構成・挿入器9は、合成器5
からの挿入なし復号画像aとエントロピー復号化器2か
らの動きベクトルb、復号フレーム番号情報cとを入力
し、欠落フレームが挿入された画像voを出力する。挿
入なし復号画像aと欠落フレームが挿入された画像vo
とはフレーム挿入オンオフスイッチ13に入力される。
【0049】また、欠落フレーム構成・挿入器9は、挿
入フレームを作成終了したかどうかを示す演算終了信号
iを演算終了判定器12に出力する。エントロピー復号
化器2で分離された復号フレーム番号情報cが入力され
たフレーム挿入間隔算出器10および挿入フレーム作成
演算最大時間算出器11はリアルタイムに挿入フレーム
を作り出す最大時間を算出し、この算出最大時間を演算
終了判定器12に出力する。演算終了判定器12は、上
記算出最大時間内に演算終了信号iが出力されなければ
挿入フレーム作成不能と判定し、フレーム挿入中止信号
jにより、フレーム挿入オンオフスイッチ13を挿入な
し復号画像aの入力側に接続し、欠落フレームの挿入を
中止する(欠落フレームが挿入された画像voの接続を
阻止する)。
【0050】以上のように本実施の形態によれば、挿入
フレーム作成演算最大時間算出器11で算出した最大時
間内に演算終了信号iが出力されなければ、挿入フレー
ム作成不能と判定し、演算終了判定器12からのフレー
ム挿入中止信号jにより欠落フレームの挿入を中止する
ようにしたので、上記算出最大時間を越え誤って作成さ
れた画像が挿入される可能性を無くすことができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の画像圧縮伸長装置
によれば、挿入なし復号画像、動きベクトル、復号フレ
ーム番号情報により、欠落フレームを挿入フレームとし
て再生することができるので、伝送路の許容レートが小
さくて欠落フレームが生じる場合でも自然な動きの画像
を復号器で再生することができるという有利な効果が得
られる。
【0052】また、欠落フレーム構成・挿入器は、欠落
フレームの後方の隣接フレームから検出した移動物体内
に動きベクトルが所定値以上に含まれる場合に移動物体
の移動は平行移動であると判定する移動物体検出器と、
欠落フレームの前方および後方の隣接フレームと挿入す
る挿入フレームとの時間間隔に比例して前方の隣接フレ
ームの移動物体を平行移動させて挿入フレーム内の移動
物体を作成し、欠落フレームを補間する挿入フレーム構
成器とを有することにより、移動物体の移動が平行移動
である場合には、前方および後方の隣接フレームと挿入
する挿入フレームとの時間間隔に比例して前方の隣接フ
レームの移動物体を平行移動させて挿入フレーム内の移
動物体を作成することができるので、伝送路の許容レー
トが小さくて欠落フレームが生じる場合でも、作成した
移動物体の画像を使用して自然な動きの画像を再生する
ことができるという有利な効果が得られる。
【0053】さらに、欠落フレーム構成・挿入器は、欠
落フレームの前方および後方の隣接フレームから検出し
た移動物体を拡大、縮小、回転、移動させて移動物体の
相似的変化情報を検出する移動物体検出器と、相似的変
化情報に基づき、欠落フレームの前方および後方の隣接
フレームと挿入する挿入フレームとの時間間隔に比例し
て前方の隣接フレームの移動物体を拡大、縮小、回転、
移動させて挿入フレーム内の移動物体を作成し、欠落フ
レームを補間する挿入フレーム構成器とを有することに
より、上記相似的変化情報に基づき、前方および後方の
隣接フレームと挿入する挿入フレームとの時間間隔に比
例して前方の隣接フレームの移動物体を拡大、縮小、回
転、移動させて挿入フレーム内の移動物体を作成するこ
とができるので、伝送路の許容レートが小さくて欠落フ
レームが生じる場合でも、作成した移動物体の画像を使
用して自然な動きの画像を再生することができるという
有利な効果が得られる。
【0054】さらに、欠落フレーム構成・挿入器は、欠
落フレームの前方および後方の隣接フレームから移動物
体を検出する移動物体検出器と、検出した移動物体に基
づき挿入前フレーム移動体を抽出する挿入前フレーム移
動体抽出器と、検出した移動物体に基づき挿入後フレー
ム移動体を抽出する挿入後フレーム移動体抽出器と、欠
落フレームの前方および後方の隣接フレームと挿入する
挿入フレームとの時間間隔に比例して前方の隣接フレー
ムの移動物体から後方の隣接フレームの移動物体への変
化を示す移動物体としてモーフィング処理により挿入フ
レーム内の移動物体を作成し、欠落フレームを補間する
挿入フレーム構成器とを有することにより、前方および
後方の隣接フレームと挿入する挿入フレームとの時間間
隔に比例して前方の隣接フレームの移動物体から後方の
隣接フレームの移動物体への変化を示す移動物体として
モーフィング処理により挿入フレーム内の移動物体を作
成することができるので、伝送路の許容レートが小さく
て欠落フレームが生じる場合でも、作成した移動物体の
画像を使用して自然な動きの画像を再生することができ
るという有利な効果が得られる。
【0055】さらに、欠落フレーム構成・挿入器は復号
器内においてのみ欠落フレームを補間することにより、
符号器側から補間のための情報は必要とされず、復号器
内の情報のみにより欠落フレームを補間することができ
るという有利な効果が得られる。
【0056】さらに、復号器は、欠落フレーム構成・挿
入器から出力される挿入フレームを挿入するか否かを制
御するフレーム挿入オンオフスイッチを有することによ
り、フレーム挿入の必要、不必要に応じて欠落フレーム
の挿入、不挿入を行うことができるという有利な効果が
得られる。
【0057】さらに、復号器は、予め設定された時間内
に挿入フレームが作成可能か否かを判定する演算終了判
定部を有することにより、予め設定された時間内に挿入
フレームが作成不可の場合には欠落フレームの挿入を中
止することができるので、予め設定された時間を越えて
誤って作成された画像が挿入する可能性を無くすことが
できるという有利な効果が得られる。
【0058】以上のように本発明の欠落フレーム補間方
法によれば、移動物体の移動が平行移動である場合に
は、前方および後方の隣接フレームと挿入する挿入フレ
ームとの時間間隔に比例して前方の隣接フレームの移動
物体を平行移動させて挿入フレーム内の移動物体を作成
することができるので、伝送路の許容レートが小さくて
欠落フレームが生じる場合でも、作成した移動物体の画
像を使用して自然な動きの画像を再生することができる
という有利な効果が得られる。
【0059】また、符号器における符号化時に間引かれ
て欠落した欠落フレームを挿入なし復号画像、動きベク
トル、復号フレーム番号情報に基づいて復号器における
演算処理により構成する欠落フレーム補間方法であっ
て、欠落フレームの前方および後方の隣接フレームから
検出した移動物体を拡大、縮小、回転、移動させて移動
物体の相似的変化情報を検出する移動物体検出ステップ
と、相似的変化情報に基づき、欠落フレームの前方およ
び後方の隣接フレームと挿入する挿入フレームとの時間
間隔に比例して前方の隣接フレームの移動物体を拡大、
縮小、回転、移動させて挿入フレーム内の移動物体を作
成し、欠落フレームを補間する補間ステップとを有する
ことにより、上記相似的変化情報に基づき、前方および
後方の隣接フレームと挿入する挿入フレームとの時間間
隔に比例して前方の隣接フレームの移動物体を拡大、縮
小、回転、移動させて挿入フレーム内の移動物体を作成
することができるので、伝送路の許容レートが小さくて
欠落フレームが生じる場合でも、作成した移動物体の画
像を使用して自然な動きの画像を再生することができる
という有利な効果が得られる。
【0060】さらに、符号器における符号化時に間引か
れて欠落した欠落フレームを挿入なし復号画像、動きベ
クトル、復号フレーム番号情報に基づいて復号器におけ
る演算処理により構成する欠落フレーム補間方法であっ
て、欠落フレームの前方および後方の隣接フレームから
移動物体を検出する移動物体検出ステップと、検出した
移動物体に基づき挿入前フレーム移動体を抽出する挿入
前フレーム移動体抽出ステップと、検出した移動物体に
基づき挿入後フレーム移動体を抽出する挿入後フレーム
移動体抽出ステップと、欠落フレームの前方および後方
の隣接フレームと挿入する挿入フレームとの時間間隔に
比例して前方の隣接フレームの移動物体から後方の隣接
フレームの移動物体への変化を示す移動物体としてモー
フィング処理により挿入フレーム内の移動物体を作成
し、欠落フレームを補間する補間ステップとを有するこ
とにより、前方および後方の隣接フレームと挿入する挿
入フレームとの時間間隔に比例して前方の隣接フレーム
の移動物体から後方の隣接フレームの移動物体への変化
を示す移動物体としてモーフィング処理により挿入フレ
ーム内の移動物体を作成することができるので、伝送路
の許容レートが小さくて欠落フレームが生じる場合で
も、作成した移動物体の画像を使用して自然な動きの画
像を再生することができるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による画像圧縮伸長装置
の復号器を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2による画像圧縮伸長装置
の復号器を構成する欠落フレーム構成・挿入器を示すブ
ロック図
【図3】本発明の実施の形態3による画像圧縮伸長装置
の復号器を構成する欠落フレーム構成・挿入器を示すブ
ロック図
【図4】本発明の実施の形態4による画像圧縮伸長装置
の復号器を構成する欠落フレーム構成・挿入器を示すブ
ロック図
【図5】本発明の実施の形態5による画像圧縮伸長装置
の復号器を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態6による画像圧縮伸長装置
の復号器を示すブロック図
【図7】従来の画像圧縮伸長装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 バッファ 2 エントロピー復号化器 3 逆量子化器 4 逆DCT器 5 合成器 6 予測器 7、7A、7B、7C、9 欠落フレーム構成・挿入器 8、13 フレーム挿入オンオフスイッチ 10 フレーム挿入間隔算出器 11 挿入フレーム作成演算最大時間算出器 12 演算終了判定器 21、31、41 挿入後部フレームメモリ 22、32、42 挿入前部フレームメモリ 23 輪郭検出器 24、33、43 移動物体検出器 25、37、48 復号フレーム間隔算出・欠落フレー
ム数算出器 26、36、47 挿入フレーム構成器 27、38、49 フレーム挿入切換スイッチ 34、44 挿入前フレーム静止画検出器 35、45 挿入前フレーム移動体抽出器 46 挿入後フレーム移動体抽出器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号器における符号化時に間引かれて欠落
    した欠落フレームを挿入なし復号画像、動きベクトル、
    復号フレーム番号情報に基づいて演算処理により構成す
    る欠落フレーム構成・挿入器を復号器に有することを特
    徴とする画像圧縮伸長装置。
  2. 【請求項2】前記欠落フレーム構成・挿入器は、前記欠
    落フレームの後方の隣接フレームから検出した移動物体
    内に動きベクトルが所定値以上に含まれる場合に前記移
    動物体の移動は平行移動であると判定する移動物体検出
    器と、前記欠落フレームの前方および後方の隣接フレー
    ムと挿入する挿入フレームとの時間間隔に比例して前記
    前方の隣接フレームの移動物体を平行移動させて前記挿
    入フレーム内の移動物体を作成し、前記欠落フレームを
    補間する挿入フレーム構成器とを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像圧縮伸長装置。
  3. 【請求項3】前記欠落フレーム構成・挿入器は、前記欠
    落フレームの前方および後方の隣接フレームから検出し
    た移動物体を拡大、縮小、回転、移動させて前記移動物
    体の相似的変化情報を検出する移動物体検出器と、前記
    相似的変化情報に基づき、前記欠落フレームの前方およ
    び後方の隣接フレームと挿入する挿入フレームとの時間
    間隔に比例して前記前方の隣接フレームの移動物体を拡
    大、縮小、回転、移動させて前記挿入フレーム内の移動
    物体を作成し、前記欠落フレームを補間する挿入フレー
    ム構成器とを有することを特徴とする請求項1に記載の
    画像圧縮伸長装置。
  4. 【請求項4】前記欠落フレーム構成・挿入器は、前記欠
    落フレームの前方および後方の隣接フレームから移動物
    体を検出する移動物体検出器と、前記検出した移動物体
    に基づき挿入前フレーム移動体を抽出する挿入前フレー
    ム移動体抽出器と、前記検出した移動物体に基づき挿入
    後フレーム移動体を抽出する挿入後フレーム移動体抽出
    器と、前記欠落フレームの前方および後方の隣接フレー
    ムと挿入する挿入フレームとの時間間隔に比例して前記
    前方の隣接フレームの移動物体から前記後方の隣接フレ
    ームの移動物体への変化を示す移動物体としてモーフィ
    ング処理により挿入フレーム内の移動物体を作成し、前
    記欠落フレームを補間する挿入フレーム構成器とを有す
    る請求項1に記載の画像圧縮伸長装置。
  5. 【請求項5】前記欠落フレーム構成・挿入器は前記復号
    器内においてのみ前記欠落フレームを補間することを特
    徴とする請求項1乃至4の内いずれか1に記載の画像圧
    縮伸長装置。
  6. 【請求項6】前記復号器は、前記欠落フレーム構成・挿
    入器から出力される挿入フレームを挿入するか否かを制
    御するフレーム挿入オンオフスイッチを有することを特
    徴とする請求項1乃至5の内いずれか1に記載の画像圧
    縮伸長装置。
  7. 【請求項7】前記復号器は、予め設定された時間内に挿
    入フレームが作成可能か否かを判定する演算終了判定部
    を有することを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか
    1に記載の画像圧縮伸長装置。
  8. 【請求項8】符号器における符号化時に間引かれて欠落
    した欠落フレームを挿入なし復号画像、動きベクトル、
    復号フレーム番号情報に基づいて復号器における演算処
    理により構成する欠落フレーム補間方法であって、前記
    欠落フレームの後方の隣接フレームから検出した移動物
    体内に動きベクトルが所定値以上に含まれる場合に前記
    移動物体の移動は平行移動であると判定する判定ステッ
    プと、前記欠落フレームの前方および後方の隣接フレー
    ムと挿入する挿入フレームとの時間間隔に比例して前記
    前方の隣接フレームの移動物体を平行移動させて前記挿
    入フレーム内の移動物体を作成し、前記欠落フレームを
    補間する補間ステップとを有することを特徴とする欠落
    フレーム補間方法。
  9. 【請求項9】符号器における符号化時に間引かれて欠落
    した欠落フレームを挿入なし復号画像、動きベクトル、
    復号フレーム番号情報に基づいて復号器における演算処
    理により構成する欠落フレーム補間方法であって、前記
    欠落フレームの前方および後方の隣接フレームから検出
    した移動物体を拡大、縮小、回転、移動させて前記移動
    物体の相似的変化情報を検出する移動物体検出ステップ
    と、前記相似的変化情報に基づき、前記欠落フレームの
    前方および後方の隣接フレームと挿入する挿入フレーム
    との時間間隔に比例して前記前方の隣接フレームの移動
    物体を拡大、縮小、回転、移動させて前記挿入フレーム
    内の移動物体を作成し、前記欠落フレームを補間する補
    間ステップとを有することを特徴とする欠落フレーム補
    間方法。
  10. 【請求項10】符号器における符号化時に間引かれて欠
    落した欠落フレームを挿入なし復号画像、動きベクト
    ル、復号フレーム番号情報に基づいて復号器における演
    算処理により構成する欠落フレーム補間方法であって、
    前記欠落フレームの前方および後方の隣接フレームから
    移動物体を検出する移動物体検出ステップと、前記検出
    した移動物体に基づき挿入前フレーム移動体を抽出する
    挿入前フレーム移動体抽出ステップと、前記検出した移
    動物体に基づき挿入後フレーム移動体を抽出する挿入後
    フレーム移動体抽出ステップと、前記欠落フレームの前
    方および後方の隣接フレームから検出した移動物体を拡
    大、縮小、回転、移動させて前記移動物体の相似的変化
    情報を検出する移動物体検出ステップと、前記欠落フレ
    ームの前方および後方の隣接フレームと挿入する挿入フ
    レームとの時間間隔に比例して前記前方の隣接フレーム
    の移動物体から前記後方の隣接フレームの移動物体への
    変化を示す移動物体としてモーフィング処理により挿入
    フレーム内の移動物体を作成し、前記欠落フレームを補
    間する補間ステップとを有することを特徴とする欠落フ
    レーム補間方法。
JP1812697A 1997-01-31 1997-01-31 画像圧縮伸長装置および欠落フレーム補間方法 Withdrawn JPH10215458A (ja)

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