JPH1126045A - 同軸ケーブル配線用治具 - Google Patents

同軸ケーブル配線用治具

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JPH1126045A
JPH1126045A JP18905997A JP18905997A JPH1126045A JP H1126045 A JPH1126045 A JP H1126045A JP 18905997 A JP18905997 A JP 18905997A JP 18905997 A JP18905997 A JP 18905997A JP H1126045 A JPH1126045 A JP H1126045A
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JP
Japan
Prior art keywords
coaxial cable
jig
wiring
circuit board
printed circuit
Prior art date
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Application number
JP18905997A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Teraoka
義弘 寺岡
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1126045A publication Critical patent/JPH1126045A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的特性と同軸配線の端末処理の作業効率
を向上させ、かつ、配線後の芯線が強固に保持する同軸
ケーブル配線用治具を提供する。 【解決手段】 同軸ケーブル2のシールド部2bの直径
と同径またはやや大きい半円弧状の湾曲部1aと、プリ
ント基板3のスルーホール3bに挿入して固定する固定
用脚部1bを備え、同軸ケーブル2のシールド部2bを
湾曲部1aに合わせてはんだ付けし、同軸ケーブル2を
プリント基板3に対して垂直方向に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同軸ケーブルを
プリント基板に接続する治具に関するものであり、特
に、複数の同軸ケーブルのシールド部をプリント基板に
対して垂直方向に一括接続するのに有効な同軸ケーブル
配線用治具についてのものである。
【0002】
【従来の技術】次に、従来技術による同軸ケーブルの配
線について、図5を参照して説明する。図5の20は同
軸ケーブル、3はプリント基板である。図5で、同軸ケ
ーブル20は配線前に芯線20a・シールド20bとも
必要な寸法だけ切断・被覆剥きをしておく。図5は、シ
ールド20bにドレイン線がない場合の配線を示したも
のであり、シールド20bをより合わせて絶縁チューブ
20cをかぶせ、同軸ケーブル20のむきしろ部分に
も、絶縁チューブ20cをかぶせる。そして、芯線20
aとシールド20bの2ヶ所をプリント基板3のスルー
ホール3aに挿入しはんだ付けをする。
【0003】図6は、図5のシールド20bがドレイン
線21dである場合の配線の説明図である。図6で、同
軸ケーブル21のシールド20bは適度な長さで切断
し、ドレイン線21dに絶縁チューブ21cをかぶせ
る。そして同軸ケーブル21のむきしろ部分にも、絶縁
チューブ21cをかぶせる。そして、芯線21aとドレ
イン線21dの2ヶ所を、図5と同様にプリント基板3
のスルーホール3aに挿入しはんだ付けをする。
【0004】図5・図6に示すような従来の方法では、
同軸配線が複数ある場合、それぞれについて絶縁チュー
ブをかぶせ、はんだ付けする処理を行わなければならな
いので、作業が複雑で時間もかかるという問題がある。
また、同軸ケーブルはプリント基板3のスルーホール3
aに挿入された芯線およびシールドまたはドレイン線の
はんだ付け部でしか固定されていないので、負荷が加え
られると芯線が断線する可能性がある。さらに、インピ
ーダンス不整合部分が長くなり、電気的特性も劣化して
しまう。
【0005】このような問題を解決するために、実開平
4−136875号公報では、図7に示すように、コネ
クタ内部にシールドケーブルの芯線を圧接する複数の芯
線用プレートと、シールド線を圧接する複数のシールド
線用プレートを備え、上記芯線用プレートに接続した芯
線出力端子と、シールド線用プレートに接続したシール
ド線出力端子をプリント基板に配線するコネクタが示さ
れている。
【0006】また、実開平6−80266号公報では、
図8に示すように、同軸ケーブルを固定するための同軸
ケーブル固定部と、回路基板に設けられた取付孔に挿入
されて当該金具を回路基板に固定する基板取付部とから
なり、同軸ケーブル固定部は、編組線と嵌合する同軸ケ
ーブル嵌合部と、開口部と、同軸ケーブル嵌合部より小
径に形成された同軸ケーブル脱落防止用の抜止め部を備
え、該脚部は、回路基板の取付孔裏面部分に係止される
抜止め部を有する構成が示されている。
【0007】しかし、図7のような構成では、構造が複
雑で、コネクタ自体の価格が高くなってしまう。また、
同軸ケーブルの芯線およびシールドは圧接されているの
で、負荷がかかった場合に、同軸ケーブルがはずれる可
能性がある。特に、細い同軸ケーブルを圧接する場合は
同軸ケーブルがはずれる可能性がさらに大きくなる。ま
た、図7の構成のコネクタでは、基板の占有面積が大き
いので高密度実装が難しいとともに、同軸ケーブルを基
板の垂直方向に取り出すことが困難である。さらに、シ
ールド部から編組線くずが発生し、他の信号線とショー
トする可能性がある。
【0008】また、図8の構成では、芯線を基板に取り
付けるためには芯線を90度曲げるという作業が必要と
なる。また、芯線が長くなり、インピーダンス不整合部
分が長くなって電気的特性が劣化してしまう問題があ
る。また、同軸ケーブルを基板の垂直方向に取り出すこ
とが難しい。さらに、図7の場合と同様に、細い同軸ケ
ーブルを固定する場合、同軸ケーブルがはずれる可能性
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、インピー
ダンス不整合部分を短くして電気的特性を向上させると
ともに、同軸配線の端末処理の作業効率を向上させ、か
つ、配線後の芯線が強固に保持する同軸ケーブル配線用
治具の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、同軸ケーブル2のシールド部2bの直
径と同径またはやや大きい半円弧状の湾曲部1aと、プ
リント基板3のスルーホール3bに挿入して固定する固
定用脚部1bを備え、同軸ケーブル2のシールド部2b
を湾曲部1aに合わせてはんだ付けし、同軸ケーブル2
をプリント基板3に対して垂直方向に接続する。また、
湾曲部1aを複数備え、複数の同軸ケーブル2を同時に
プリント基板3に垂直方向に接続する。固定用脚部1b
は、同軸ケーブル配線用治具1の任意の位置に、少なく
とも1つ以上設ける。さらに、湾曲部1aに摩擦加工を
施す。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明による実施例の構
成を図1に示す。図1の1aは湾曲部、1bは固定用脚
部であり、湾曲部1aと固定用脚部1bで同軸ケーブル
配線用治具1を構成する。図1で、同軸ケーブル配線用
治具1は導電部材である。湾曲部1aは、プリント基板
3に配線する同軸ケーブル2のシールド部2bの直径と
同径かあるいはそれよりやや大きい半円弧状のくぼみで
ある。図1では、同軸ケーブル接続用治具1に湾曲部1
aが3ヶ所設けられているが、湾曲部1aは、配線する
同軸ケーブル2の本数に応じて、同軸ケーブル配線用治
具1に任意個数設けられる。
【0012】次に、この発明による同軸ケーブルの接続
状態を図2を参照して説明する。図2の1は同軸ケーブ
ル配線用治具、2は同軸ケーブル、3はプリント基板で
ある。図2は3本の同軸ケーブルをプリント基板に接続
する状態図である。図2で、同軸ケーブル2は芯線2a
とシールド部2bを必要な寸法だけ切断・被覆剥ぎされ
ているが、シールド部2bの長さはプリント基板まで届
かせる必要がなく、同軸ケーブル配線用治具の幅と同じ
長さでよいので、図5の同軸ケーブル20と比較して、
短くなっている。
【0013】ここで、まず同軸ケーブル配線用治具1の
湾曲部1aに同軸ケーブル2のシールド部2bを位置合
わせしてはんだ付けし、固定する。接続する同軸ケーブ
ル2が複数本ある場合には、全ての同軸ケーブル2のシ
ールド部2bを湾曲部1aに位置合わせしてはんだ付け
する。
【0014】次に、プリント基板3のスルーホール3a
に同軸ケーブル2の芯線2aを挿入するとともに、同軸
ケーブル配線用治具1の両端の固定用脚部1bをプリン
ト基板1の治具固定用のスルーホール3bに挿入し、は
んだ付けして固定する。
【0015】この発明による同軸ケーブル配線用治1具
は、基本的に長方形の平面板に、プリント基板の配線す
る部分の位置に合わせて湾曲部1aをプレス等により加
工するとともに固定用脚部1bを設けたものである。
【0016】なお、固定用脚部1Bは、図1では同軸配
線用治具1の両端に設けられているが、図3に示すよう
に、接続する同軸ケーブルの本数あるいは同軸ケーブル
2の配線間隔などにより、任意の位置に設ける。また、
湾曲部1aは、同軸ケーブル2のシールド部2bとはん
だとの喰いつきをさらによくするために、単なる湾曲部
ではなく、表面が摩擦面となる加工を施しても良い。た
とえば、図4は湾曲部1aの部分拡大図であるが、図4
(ア)に示すように、同軸ケーブル配線用治具を成形す
る金型の湾曲部に相当する部分をとげ状あるいは凹凸状
にしておくとか、図4(イ)に示すように、成形後にや
すり等で湾曲部を加工するなど、湾曲部を摩擦面にする
手段はなんでもよい。
【0017】
【発明の効果】この発明による同軸ケーブル配線用治具
自体は、構成が簡単で、容易に作成することができ、さ
らに、同軸ケーブルをプリント基板に配線する場合に、
この発明による同軸ケーブル配線用治具を使用すること
により、絶縁チューブを取り付ける等、同軸ケーブルの
端末処理が不要となるので作業量が減少するとともに、
同軸ケーブルをプリント基板に実装する作業時間を短く
する事ができる。また、シールド部を半田付けするため
線くずがでないので他の信号とのショートも防止できる
とともに、同軸ケーブルがこの発明による治具により固
定されるため、プリント基板に対する芯線のはんだ付け
作業も容易になる。また、同軸ケーブルをプリント基板
に垂直に実装できるので、プリント基板上の占有面積も
最小にできる。さらに、同軸ケーブルはこの発明による
治具により強固にプリント基板に固定されるので、芯線
に負荷がかからず芯線の断線を防ぐことができる。ま
た、芯線およびシールド部を短くできるのでインピーダ
ンス不整合部分を短くし電気的特性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による同軸ケーブル配線用治具の実施
例の構成図である。
【図2】図1の治具を用いた配線状態の説明図である。
【図3】固定用脚部を任意の位置に設けた同軸ケーブル
配線用治具の実施例の構成図である。
【図4】図1の湾曲部1aの部分拡大図である。
【図5】同軸ケーブルをプリント基板に接続する従来技
術の説明図である。
【図6】同軸ケーブルをプリント基板に接続する従来技
術の他の説明図である。
【図7】同軸ケーブルをプリント基板に接続する従来技
術の他の説明図である。
【図8】同軸ケーブルをプリント基板に接続する従来技
術の他の説明図である。
【符号の説明】
1 同軸ケーブル配線用治具 1a 湾曲部 1b 固定用脚部 2,20,21 同軸ケーブル 2a,20a,21a 芯線 2b シールド部 20b,21b シールド 20c,21c 絶縁チューブ 21d ドレイン線 3 プリント基板 3a,3b スルーホール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブル(2) をプリント基板(3) へ
    接続する同軸ケーブル配線用治具において、 同軸ケーブル(2) のシールド部(2b)の直径と同径または
    直径よりもやや大きい半円弧状の湾曲部(1a)と、 プリント基板(3) のスルーホール(3b)に挿入して固定す
    る固定用脚部(1b)を備え、 同軸ケーブル(1) のシールド部(2b)を湾曲部(1a)に合わ
    せてはんだ付けし、同軸ケーブル(1) プリント基板(3)
    に対して垂直方向に接続することを特徴とする同軸ケー
    ブル配線用治具。
  2. 【請求項2】 湾曲部(1a)を複数備え、複数の同軸ケー
    ブル(2) を同時にプリント基板(3) に垂直方向に接続す
    ることを特徴とする請求項1記載の同軸ケーブル配線用
    治具。
  3. 【請求項3】 固定用脚部(1b)は、同軸ケーブル配線用
    治具(1) の任意の位置に、少なくとも1つ以上設けるこ
    とを特徴とする請求項1記載の同軸ケーブル配線用治
    具。
  4. 【請求項4】 湾曲部(1a)に摩擦加工を施すことを特徴
    とする請求項1記載の同軸ケーブル配線用治具。
JP18905997A 1997-06-30 1997-06-30 同軸ケーブル配線用治具 Pending JPH1126045A (ja)

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JP (1) JPH1126045A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011034858A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Nissei Electric Co Ltd 端末加工同軸ケーブル
US8115107B2 (en) * 2007-08-22 2012-02-14 Treadyne, Inc. System and method for mounting shielded cables to printed circuit board assemblies

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US8115107B2 (en) * 2007-08-22 2012-02-14 Treadyne, Inc. System and method for mounting shielded cables to printed circuit board assemblies
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