JP3238093B2 - 多心同軸ケーブル端末部 - Google Patents

多心同軸ケーブル端末部

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正俊 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の同軸ケーブル
線心を有した多心同軸ケーブル端末部に関し、特に、プ
リント基板等の第3部材の配線パターンへの接続を容易
にして量産化を図れるようにし、且つ、接続スペースの
狭小化を図れるようにした多心同軸ケーブル端末部に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、小型電子機器等においてプリント
基板相互間や、プリント基板と電子部品を接続する、所
謂、ジャンパ用リード線として多心同軸ケーブルが広く
用いられている。
【0003】図5は従来の多心同軸ケーブル端末部とプ
リント基板の接続構造を示し、多心同軸ケーブルを構成
する複数の同軸ケーブル線心(1本のみ図示)12のシ
ース14、及び絶縁体15がそれぞれ所定の長さ剥離さ
れており、絶縁体15から露出した内部導体17とプリ
ント基板30の配線パターン31がはんだ18によって
直接、接続されている。絶縁体15とシース14の間に
設けられた外部導体は別途処理されているが、説明を省
略する。
【0004】一方、図6は従来の他の多心同軸ケーブル
端末部とプリント基板の接続構造を示し、多心同軸ケー
ブルを構成する複数の同軸ケーブル線心(1本のみ図
示)12のシース14、及び絶縁体15がそれぞれ所定
の長さ剥離されており、絶縁体15から露出した内部導
体と接続された雄コネクタ40が、プリント基板30の
配線パターン31と接続された雌コネクタ41と嵌合す
ることによって内部導体と配線パターン31が接続され
ている。絶縁体15とシース14の間に設けられた外部
導体は別途処理されているが、説明を省略する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の多心同
軸ケーブル端末部によると、図5のものでは複数の同軸
ケーブル線心の内部導体を1本ずつ位置決め、及びはん
だ付けしなくてはならないため、作業能率が悪く、量産
化を図ることが困難であるという問題がある。また、図
6のものではプリント基板上に雌コネクタを配置する必
要があるため、コネクタを小型化しても、最低でも高さ
hが約2.5mm以上になってしまい、接続スペースが
大になるという問題がある。特に、近年になって電子機
器等の小型化に伴い多心同軸ケーブルとプリント基板の
接続スペースが狭小化されてきているため、このような
傾向に追従できない。
【0006】従って、本発明の目的はプリント基板等の
第3部材の配線パターンへの接続を容易にして量産化を
図ることができる多心同軸ケーブル端末部を提供するこ
とである。
【0007】本発明の他の目的は接続スペースの狭小化
を図ることができる多心同軸ケーブル端末部を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、プリント基板等の第3部材の配線パターンへの接続
を容易にして量産化を図れるようにし、且つ、接続スペ
ースの狭小化を図れるようにするため、配線パターンに
応じたピッチ、及び幅を有した内部導体用リード及び外
部導体用リードを含む複数のリードと、複数のリードの
端部を所定の長さにわたって露出しながら複数のリード
の内部導体用リードに個別に達する複数の開孔と複数の
リードの外部導体用リードに共通に達する共通の開孔を
形成されて残りの部分を被覆する絶縁テープを備え、複
数の同軸ケーブル線心のそれぞれの内部導体は、絶縁テ
ープの複数の開孔を通して複数のリードの内部導体用リ
ードに接続され、複数の同軸ケーブル線心のそれぞれの
外部導体は、絶縁テープの共通の開孔を通して複数のリ
ードの外部導体用リードに一括して接続された多心同軸
ケーブル端末部を提供するものである。
【0009】上記絶縁テープは、複数の同軸ケーブル線
心のそれぞれの内部導体に対応した複数の貫通孔を有
し、上記複数の同軸ケーブル線心のそれぞれの内部導体
は、複数の貫通孔を通って絶縁テープの第1の面から第
2の面に案内されている構成であることが好ましい。
【0010】上記複数の同軸ケーブル線心は、外周を包
囲する共通の編組シールドによって遮蔽されており、上
記編組シールドは、絶縁テープの共通の開孔を通して複
数のリードの外部導体用リードに複数の同軸ケーブル線
心のそれぞれの外部導体と一括して接続されている構成
であることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多心同軸ケーブル
端末部を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1の(a),(b) は本発明の第1の実施の形
態に係る多心同軸ケーブル端末部を示す。この多心同軸
ケーブル端末部は、多心同軸ケーブル10のシース11
が所定の長さ剥離されることにより9本の同軸ケーブル
線心12、及び編組シールド13が露出させられている
と共に、同軸ケーブル線心12のそれぞれのシース1
4、及び絶縁体15がそれぞれ所定の長さ剥離されるこ
とにより外部導体16、及び内部導体17が露出させら
れ、編組シールド13、9本の外部導体16、及び9本
の内部導体17に、10本のリード211 〜2110を有
したマルチフレームジョイナー(以下、単に「MFJ」
という)20が接続された構成を有している。
【0013】MFJ20は、外部導体取付部22によっ
て一端で連結された10本のリード211 〜2110と、
リード211 〜2110の先端を所定の長さlにわたって
露出しながら残りの部分を被覆する絶縁テープ23を有
し、絶縁テープ23に千鳥配列で両面を貫通するように
形成された9個の貫通孔24によってリード211 〜2
9 の内部導体取付部21Aと外部導体取付部22が絶
縁された構成を有している。絶縁テープ23から露出し
たリード211 〜2110の長さl、ピッチp、及び幅w
は、接続相手のプリント基板等の配線パターンに対応し
ており、長さlが2.0mm、ピッチpが1.0mm、
幅wが0.5mmとなっている。
【0014】絶縁テープ23は、前述した内部導体取付
部21Aを形成するために、リード211 〜219 に通
じる千鳥配列の9個の開孔25と、外部導体取付部22
を露出させる開孔26が一面に形成されている。
【0015】9本の同軸ケーブル線心12のそれぞれの
内部導体17は、それぞれの絶縁体15と共に絶縁テー
プ23に形成された対応する貫通孔24を通って第2の
面から第1の面に案内され、開孔25から露出した対応
するリード211 〜219 の内部導体取付部21Aには
んだ18で接続されている。
【0016】9本の同軸ケーブル線心12のそれぞれの
外部導体16、及び編組シールド13は、絶縁テープ2
3に形成された開孔26から露出した外部導体取付部2
2にはんだ18で一括して接続されている。
【0017】図2は図1の(a) のA−A線断面図を示
す。多心同軸ケーブル10は、内部導体17の外周に絶
縁体15、外部導体16、及びシース14を順次施して
構成された同軸ケーブル線心12を9本撚り合わせ、こ
れらの外周に編組シールド13、及びシース11を施し
て構成されている。
【0018】図3は図1の(a) のB−B線断面図を示
す。MFJ20は、前述した説明と一部重複するが、厚
さ80μmのはんだめっき銅合金より成るリード211
〜21 10と、絶縁テープ23によって構成される。この
絶縁テープ23は、リード21 1 〜2110の両面にラミ
ネートされたポリイミドフィルム27A、27B、及び
ポリイミドフィルム27Bにラミネートされたポリエス
テルフィルム28より構成され、全体として420μm
の厚さを有している。一方のポリイミドフィルム27A
は、部分的に除去されることにより開孔25、26が形
成され、そこから内部導体取付部21Aと外部導体取付
部22が露出している。同軸ケーブル線心12の内部導
体17は、絶縁体15と共に絶縁テープ23に形成され
た貫通孔24を通って第2の面から第1の面に案内さ
れ、開孔25から露出した内部導体取付部21Aにはん
だ18で接続され、同軸ケーブル線心12の外部導体1
6、及び編組シールド13は、開孔26から露出した外
部導体取付部22にはんだ18で一括して接続されてい
る。
【0019】以上の構成を有する多心同軸ケーブル端末
部とプリント基板の配線パターンを接続する場合には、
図4に示すように、MFJ20のリード211 〜2110
をプリント基板30の配線パターン31上に載せ、リー
ド211 〜2110と配線パターン31をはんだ18で接
続する。このとき、リード211 〜2110のピッチp、
及び幅wが配線パターン31のピッチ、及び幅と対応し
ているため、位置決めが容易となり、能率良く作業が行
える。また、プリント基板30上の接続部の高さhが1
mm以内となり、接続スペースの狭小化を図ることがで
きる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多心同軸
ケーブル端末部によると、配線パターンに応じたピッ
チ、及び幅を有した内部導体用リード及び外部導体用リ
ードを含む複数のリードの端部を所定の長さにわたって
露出しながら複数のリードの内部導体用リードに個別に
達する複数の開孔と複数のリードの外部導体用リードに
共通に達する共通の開孔を形成するように残りの部分を
絶縁テープで被覆し、複数の同軸ケーブル線心のそれぞ
れの内部導体を絶縁テープの複数の開孔を通して複数の
リードの内部導体用リードに接続し、複数の同軸ケーブ
ル線心のそれぞれの外部導体を絶縁テープの共通の開孔
を通して複数のリードの外部導体用リードに一括して接
続して構成されているため、プリント基板等の第3部材
の配線パターンへの接続を容易にして量産化が図れ、且
つ、接続スペースの狭小化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る多心同軸ケー
ブル端末部を示し、(a) は上面図、(b) は側面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】第1の実施の形態に係るプリント基板への接続
構造を示す側面図。
【図5】従来の多心同軸ケーブル端末部とプリント基板
の接続構造を示す説明図。
【図6】従来の他の多心同軸ケーブル端末部とプリント
基板の接続構造を示す説明図。
【符号の説明】
10 多心同軸ケーブル 11 シース 12 同軸ケーブル線心 13 編組シールド 14 シース 15 絶縁体 16 外部導体 17 内部導体 18 はんだ 20 マルチフレームジョイナー(MFJ) 211 〜2110 リード 21A 内部導体取付部 22 外部導体取付部 23 絶縁テープ 24 貫通孔 25、26 開孔 27 ポリイミドフィルム 28 ポリエステルフィルム 30 プリント基板 31 配線パターン
フロントページの続き (72)発明者 田山 昭彦 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日 立電線加工株式会社内 (72)発明者 高橋 正俊 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日 立電線加工株式会社内 (72)発明者 遠藤 勝雄 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日 立電線加工株式会社内 (72)発明者 国井 正史 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日 立電線加工株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−159840(JP,A) 特開 平2−103883(JP,A) 特開 平9−17473(JP,A) 特開 平9−180787(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/05

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板等の第3部材の配線パター
    ンに接続される複数の同軸ケーブル線心を有した多心同
    軸ケーブル端末部において、 前記配線パターンに応じたピッチ、及び幅を有した内部
    導体用リード及び外部導体用リードを含む複数のリード
    と、 前記複数のリードの端部を所定の長さにわたって露出し
    ながら前記複数のリードの前記内部導体用リードに個別
    に達する複数の開孔と前記複数のリードの前記外部導体
    用リードに共通に達する共通の開孔を形成されて残りの
    部分を被覆する絶縁テープを備え、 前記複数の同軸ケーブル線心のそれぞれの内部導体は、
    前記絶縁テープの前記複数の開孔を通して前記複数のリ
    ードの前記内部導体用リードに接続され、前記複数の同
    軸ケーブル線心のそれぞれの外部導体は、前記絶縁テー
    プの前記共通の開孔を通して前記複数のリードの前記外
    部導体用リードに一括して接続されていることを特徴と
    する多心同軸ケーブル端末部。
  2. 【請求項2】 前記絶縁テープは、前記複数の同軸ケー
    ブル線心のそれぞれの内部導体に対応した複数の貫通孔
    を有し、 前記複数の同軸ケーブル線心のそれぞれの内部導体は、
    前記複数の貫通孔を通って前記絶縁テープの第1の面か
    ら第2の面に案内されている構成の請求項1記載の多心
    同軸ケーブル端末部。
  3. 【請求項3】 前記複数の同軸ケーブル線心は、外周を
    包囲する共通の編組シールドによって遮蔽されており、 前記編組シールドは、前記絶縁テープの前記共通の開孔
    を通して前記複数のリードの前記外部導体用リードに前
    記複数の同軸ケーブル線心のそれぞれの外部導体と一括
    して接続されている構成の請求項1記載の多心同軸ケー
    ブル端末部。
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